ホテル業界のインターンシップとは?合格に必要な対策や志望動機

ホテル業界のインターンシップとは?合格に必要な対策や志望動機

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録
伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

ホテル業界への就職に興味がある人は、実際に就活に力を入れる前にインターンシップへの参加を検討してみると良いでしょう。

就活前に参加できるインターンシップでは、実際に業務を経験したりグループワークを実践したりとさまざまなことが学べます。

社会人としてホテル業界で働くこととはどういうことなのか、ある程度身をもって実感できるチャンスなので、インターンシップへの参加はおすすめです。

そこで本記事では、ホテル業界のインターンシップについて詳しく解説していきます。

最初にホテル業界とはどのような業界なのか概要を解説したうえで、インターンシップの内容や、選考に受かる志望動機の書き方などもあわせて紹介していくので、ホテル業界に興味関心のある人はぜひ参考にしてみてください。

目次目次を全て表示する

【ホテル業界インターンの志望動機】ホテル業界とは

ホテル業界のインターンシップに参加するなら、最初に理解を深めておきたいポイントとして、ホテル業界の概要があります。

興味関心自体はあるものの、ホテル業界とはどのような業界なのか、具体的なことを知らない人は意外と多いのではないでしょうか。

インターンシップ参加を検討する段階では、業界に対する理解も実際にはそこまで深まっていないことが多いです。

しかしせっかくインターンシップに参加するなら、ホテル業界については詳しく知っておくに越したことはありません。

そのためここからは、ホテル業界の仕事内容をまず見たうえで、就職するメリットなどを解説していきます。

ホテル業界の仕事内容

ホテル業界の仕事内容は、原則としてホテルの運営にかかわる仕事になります。

施設に宿泊するお客様に対して、快適に滞在してもらえるようにさまざまなサービスを提供するのがホテル業界の主な仕事です。

なお、具体的にいうとホテル業界の仕事は以下の3部門に分かれるのが特徴です。

ホテル業界の仕事の3部門

・サービス部門

・営業・販売促進部門

・管理部門

いずれもホテルの運営に関わる重要な部門のため、どの部門も大きな役割を持っているといえるでしょう。

しかし実際にホテルを利用する側から見ると、気づかないような業務もあります。

そのためホテル業界に就職する際は、そういった見えない仕事があることも理解しておきましょう。

では、それぞれの部門について具体的な業務内容を紹介していきます。

①サービス部門

サービス部門は、主にお客様と直接的に関わるサービス提供部門です。

サービス提供部の仕事

・フロント対応

・清掃

・レストラン運営

・ドアマン

主に上記の業務を行い、宿泊客に快適なサービスを提供していきます。

また、ホテルは結婚式場を備えていることも珍しくありません。

その場合はホテルスタッフ兼ウエディングプランナーとして働くこともあり、ホテルの運営形態や規模によってさまざまな仕事があることを認識しておきましょう。

サービス部門はお客様と接する機会が多いため、ホテルの顔として親切丁寧にふるまうことが絶対とされます。

そのため基本的には接客が好きで、コミュニケーションや気遣いに長けていると、特にサービス部門には適性があるといえます。

また、直接お客様とコミュニケーションを取るからこそ、直接感謝される機会も多いでしょう。

②営業・販売促進部門

ホテルには営業・販売促進部門もあり、まず営業部門は、ホテルのサービスを旅行代理店・予約サイト・法人などに提案するのが大きな仕事です。

ホテルの顧客獲得のために奔走し、いかに自社サービスの良さをプレゼンし、納得してもらえるかが鍵になってくるでしょう。

販売促進には主に企画と広報の仕事があり、企画は顧客の分析を行ったうえでさまざまなプランやキャンペーンの立案をしていきます。

ホテル業界には非常に多くの競合他社があり、特に観光地や中心地などは周りはライバルホテルばかりです。

単純に門戸を開けているだけでは効果的に集客できないため、その時々でさまざまなプランやキャンペーンが必要になるということです。

一方で広報はメディアでの紹介を打診したり、SNSや公式サイトを活用してプロモーションを行ったりするのが特徴です。

③管理部門

ホテルの管理部門は、人事・総務・経理など事務的な業務を担当する部門です。

ホテル経営にかかわることを事務業務で支える部門にあたるため、基本的に直接的にお客様と接することはありません。

具体的には次のような仕事が挙げられるでしょう。

管理部門の仕事

・ホテルの人員配置

・新しい人材の採用活動

・従業員の福利厚生・勤怠管理

・顧客データ管理

・予約管理

・伝票管理

・備品の発注・整理

・各種電話・メール対応

・各種書類整理・ファイリング

ホテルでは数多くの顧客データを扱いますし、大手ホテルなら管理する従業員の数も非常に非常に多いでしょう。

書類や伝票の数もたくさんあるため、事務仕事もホテルを支える大切な仕事です。

人員配置はホテルの業績に大きく影響を与えるため、経営状況を大きく左右しうる部門といえるでしょう。

ホテル業界に就職するメリット

ホテル業界に就職すれば、さまざまなメリットを感じられます。

ホテル業界のメリット

・人々の特別な瞬間に携われる

・コミュニケーション能力を伸ばせる

・日本にいながら語学力を活かせる

・社割で施設を利用できる

このようにホテル業界で働くメリットはたくさんあり、やりがいを感じられる瞬間も多いといえます。

特に人と接することが好きな人にはぴったりの業界です。

では、それぞれのメリットについて重要なポイントを解説していきます。

人々の特別な瞬間に携われる

ホテルに就職すれば、ホテルを利用するお客様の特別な瞬間に携わることになります。

ホテルを利用する人の多くは、旅行・結婚式・記念日など特別な日のために滞在します。

非日常的な空間を楽しみ、ホテルの快適なサービスやラグジュアリーさに魅力を見いだすものです。

そのため自分自身がその瞬間に関われば、自然とお客様の喜びや幸せに多く触れることになるでしょう。

ホテルのホスピタリティに対して感謝されることも多いため、やりがいにつながるはずです。

コミュニケーション能力を伸ばせる

ホテルに就職すれば、コミュニケーション能力を伸ばしながら働くことができます。

ホテル業界のなかでも特にサービス部門の場合、顧客と直接かかわる機会が多いため、コミュニケーション能力が必要になります。

そのため「人と接することが好き」「人から直接感謝される仕事がしたい」「コミュニケーション能力を磨きたい」という人は、ホテル業界の仕事はよりやりがいを持って取り組めるでしょう。

ホテルでは老若男女問わずさまざまなタイプのお客様と接するため、状況に応じた判断能力や配慮する力、広い視野で物事を見る力なども鍛えられます。

積極的にコミュニケーション能力アップを目指したい人は、ホテル業界には高い適性があるといえるでしょう。

すでにコミュニケーション能力や気遣い、傾聴力に自信がある人は、インターンシップの志望動機でも積極的にアピールしたいところです。

日本にいながら語学力を活かせる

ホテル業界に就職すれば、日本にいながら語学力を活かせます。

ホテルには数多くの外国人観光客が宿泊するため、海外勤務でなくても、ホテル業界なら語学力を活かして活躍できます。

そのため留学や語学系の学校などで学んだことを仕事に活かしたい人は、ホテル業界も大きな選択肢になってくるでしょう。

外国人と普段から接することが多ければ、異文化・多様性に対する理解もさらに深まるでしょう。

その結果、見聞を広げたり、柔軟性を高めたりすることにもつながるはずです。

「語学力を活かしたいが、海外勤務は少しハードルが高い」という人にも、ホテル業界への就職はおすすめといえます。

社割で施設を利用できる

ホテル業界で働けば、社割を利用できるため旅行の際にお得になる可能性があります。

ホテルでは、自社のホテルはもちろんのこと、系列店に対しても社割が適用されることが多いです。

そのため社割をうまく活用すれば、お得に宿泊や食事、その他のレジャー・エンターテインメントなどが楽しめます。

普段から旅行やホテル宿泊を趣味とする人には、ホテル業界の社割は非常にメリットがあるでしょう。

家族やパートナー、友人と宿泊する際にも、社割は適用される可能性があるため、宿泊費や食事代を大幅に抑えられる可能性があります。

社割などの福利厚生をメインとして志望動機にするのはあまり好ましくありませんが、ホテル業界を目指すうえでは大きなモチベーションになるでしょう。

ホテル業界に就職するデメリット

ホテル業界に就職するメリットはたくさんありますが、就職で自分自身の適性を確かめる際は、就職するデメリットにも目を向けておく必要があります。

ホテル業界に就職するデメリットは以下のとおりです。

注意

・私生活に影響が出る場合がある

・精神的に負担がかかる場合もある

・給料が低い傾向にある

このように、ホテル業界には魅力的な部分がある反面、注意点として事前にチェックしておきたいデメリットがさまざまあります。

一つひとつのデメリットを整理していきましょう。

私生活に影響が出る場合がある

ホテル業界に就職すると、人によっては私生活に大きく影響が出る恐れがあります。

というのもホテルには24時間365日宿泊客がいるため、多くのホテル業務は不規則なシフト勤務になります。

深夜や早朝に出勤しなければならないことも多く、生活リズムが不安定になる可能性があります。

仮眠を取りながらの夜勤・長時間勤務になるケースも少なくなく、生活が不規則なせいで人によっては体調を崩してしまうこともあります。

さらにホテル業界は、一般的に多くの人が休みを取るときほど忙しいのが特徴です。

土日祝日、大型連休、年末年始などのタイミングはホテルにおいて多くの稼働が見込まれるため、休みを取ることは困難といえます。

私生活に負担をかけながらの仕事になることも多いため、ワークライフバランスをしっかり整えられる仕事に就きたい人には、やや不向きの可能性があります。

精神的に負担がかかる場合もある

ホテル業界は、精神的に負担がかかる場合もあるため注意が必要です。

特にサービス部門では多くのお客様と接することになるため、感謝されることもあれば、場合によってはクレームやお叱りを受けることもあります。

クレームを受け取らない場合でも、常にお客様が快適に過ごせるように気を張っていなければならないことは、人によってはストレスに感じるかもしれません。

快適なサービスを提供するために、従業員に対する教育も厳しいでしょう。

そのため精神的な負担を感じ、最初こそやりがいを持って業務に尽力していたものの、結果として離職を選んでしまう人も少なくありません。

ストレス耐性がない人やメンタルの強さに自信がない人などは、ホテル業務への就職は慎重に検討すべきといえるでしょう。

給料が低い傾向にある

ホテル業界に就職すると、会社によっては給料が低い可能性があるため十分に注意が必要です。

もちろん一概にいえることではありませんが、傾向としてホテル業界は、仕事内容に対して給料が低いことが多いとされています。

より良いサービスを提供するためにさまざまな業務を行わなければならないこと、そのために負う精神的な負担も少なくないこと、これらを加味すると、給料はある程度高くなければ気持ち良く仕事を続けていけません。

ホテル業界の離職率が比較的高いのは、激務であることに加えて、給料の水準が低いことも関係しているとされています。

給料が低い傾向にある業界は、最終的に出世を重ねても、一般的な水準よりも低い給料になってしまう可能性があります。

やりがいのみで仕事を続けていくことは難しいため、ホテル業界に就職する際は、給料が低い可能性があることに注意しましょう。

ホテル業界に向いている人

次に、ホテル業界で働くことのメリット・デメリットを踏まえたうえで、ホテル業界に向いている人の特徴を整理していきます。

ホテル業界のインターンシップに参加する際にも、ホテル業界に向いている人の特徴はしっかり押さえておきたいところです。

ホテル業界に向いている人は、具体的には次のような特徴を持っている人です。

ホテル業界に向いている人

・ホスピタリティのある人

・コミュニケーション能力が高くて明るい人

・てきぱきと臨機応変に動ける人

このような特徴を持っている人は、ホテル業界に就職すれば、やりがいを持って仕事に誠心誠意取り組んでいけるでしょう。

成長スピードも早いと期待できるため、ますます一つひとつの業務を楽しめるはずです。

しかし上記の特徴について疑問がある人は、ホテル業界を目指すうえで注意が必要といえます。

それぞれの特徴について詳細を整理していきましょう。

ホスピタリティのある人

ホテル業界に向いている人は、まず、ホスピタリティのある人です。

ホスピタリティとはおもてなしの心を指しています。

ホテルで働く際には、深夜や早朝もお客様が快適に過ごせるように努める必要があるため、一定のホスピタリティは必要と考えられます。

人をもてなしたい気持ちや親切心、サービス精神が欠けていると、ホテル業界で働く際にはストレスを覚えることが増える場合があります。

人のために動くことを心から楽しい、やりがいがあると思えれば、ホテル業界の仕事は素晴らしい仕事といえるでしょう。

やりがいを感じながらホテルスタッフとして成長していけるため、自分自身の人間性もそれによって成長するはずです。

一方でホスピタリティに自信がなく、どちらかといえばサービス精神旺盛とはいえない…という人は、ホテル業界で働くのは難しい可能性があります。

もちろんどのような業種・職種でも周囲に対する気遣いや思いやりは必要ですが、ホテル業界はホテルというもてなしの場が職場だからこそ、他業種よりもホスピタリティが強く求められるのです。

コミュニケーション能力が高くて明るい人

ホテル業界で働く際は、コミュニケーション能力が必要です。

特にサービス部門では、コミュニケーション能力は必須スキルといえるため、ホテル業界には基本的にコミュニケーション能力が高く明るい人が向いています。

ホテルは飲食店などのほかのサービス業と比較すると、滞在時間が長いのが特徴です。

そのため従業員の接客態度などの印象は強くなりやすく、ホテルの評判や顧客満足度に大きく影響する傾向にあります。

だからこそホテル業界のサービス部門で働く際は、ホテルの顔としての自覚を持ち、明るく丁寧に接客できることが重要となります。

コミュニケーション能力に自信がない人、人とあまり関わらない仕事を求めている人などは、残念ながらホテル業界に適性があるとはいえないでしょう。

ホテル業界に就職するなら、コミュニケーション能力や明るさは積極的に磨いておきたいスキルといえます。

てきぱきと臨機応変に動ける人

ホテル業界には、てきぱきと臨機応変に動ける人も向いています。

ホテルで働く際は基本的に多忙を極めることが多く、常に何らかの業務に追われていることも少なくありません。

チェックイン・チェックアウトや食事の時間は特に業務が集中するため、てきぱきとした行動や状況判断能力は重要になります。

連休などの繁忙期ではより一層忙しくなるため、効率的かつスピーディーに多くの仕事をこなすスキルも求められるでしょう。

さらにいえば、ホテルで対応するお客様は老若男女問わずさまざまで、それぞれがホテルスタッフに求めることも多種多様です。

どのようにふるまえば快適に過ごしてもらえるかは人によって異なるため、臨機応変な対応は必須となります。

【ホテル業界インターンの志望動機】ホテル業界のインターンシップとは?

ホテル業界への就職を考えている場合、まずはその業界について知る必要があります。

ホテルの外観やコンセプトなどは該当のサイトなどから知ることができますが、経営戦略、その企業ならではの強みなど情報収集は難しいため、ホテル業界を知るにはインターンシップへの参加がおすすめです。

しかし「ホテル業界のインターンシップってどんなことをするんだろう」「インターンシップに合格するためにはどうすれば良いんだろう」と感じている学生も少なくないのではないでしょうか。

そこで本記事ではホテル業界のインターンシップの特徴や、インターンシップに合格するための対策などをご紹介します。

外国人観光客の数が増加している今大注目のホテル業界で選考に勝ち抜くために、今のうちから対策を練っておきましょう。

【ホテル業界インターンの志望動機】インターンシップの特徴

企業や業種によって異なりますが、インターンシップは一般的に1日~数日間で行われます。

しかし、 ホテル業界のインターンシップは長期にわたって行われることが多いとされています。

また短期インターンでは無給で実施されるのが一般的ですが、 長期のインターンシップでは給料が支払われる場合があるのも特徴の一つです。

給料を支払われることによって「責任感」が生まれるため、有意義な時間を過ごすことができるでしょう。

【ホテル業界インターンの志望動機】インターンシップの内容

先述の通りホテルによってインターンシップの内容は異なりますが、一般的にホテル業界のインターンシップは以下のような内容であることが多いとされています。

ホテル業界のインターンシップの内容

・会社概要の説明や施設内の見学 部屋の様子や外観などはWebサイトを見れば分かる情報ですが、インターンでは一般客が立ち入ることができないホテルの内部まで知ることができます。

・社員による講話・懇談会 実際にホテルで働いている社員の話を聞いたり質問をしたりすることができます。

・事業戦略の講習・事業戦略立案などのグループワーク ホテルの経営部分に関わることができる貴重な場です。

・商品やサービスの企画提案・プレゼンテーション 季節ごとのイベントやホテルと企業のコラボ商品の提案など、企画に関する仕事を体験することができます。

・ホテルサービス・接客マナーの講習 ホテル業界は接客業の代表格。

基本的なマナーやお客様へのホスピタリティ精神を学ぶことで、接客業において大切なポイントを知ることができます。

・お客様対応 ホテルの「顔」であるフロントで、一般のお客様への接客業務を実際に行います。実際に接客を行うことで仕事内容がより鮮明に見えてくるでしょう。

・キーピング体験 「ホテルの部屋に戻ったら部屋が綺麗になっていた」そんな経験はありませんか? ホテルにおいて大切なことは「清潔感」です。

ベッドメイキングや清掃などの業務は清潔感を保つために必要な仕事であり、重要なポイントでもあります。

キーピング体験を通し、お客様が心地よく過ごせるような環境づくりを学ぶことができます。

【ホテル業界インターンの志望動機】インターンシップに参加するメリット

「インターンシップに参加しなければ希望するホテルに就職することができない」というわけではありません。

しかし、インターンシップに参加することで得られるものは大きいでしょう。

ホテル業界のインターンシップに参加するメリットを3点紹介します。

ホテル業界のインターンシップに参加するメリットを3点

・企業について知ることができる 就活の際は事前に企業のホームページを閲覧したり企業説明会などに参加したりすることで、その企業の情報を得るのが一般的です。

一方、 インターンシップでは自ら企業に赴き、実際の現場で話を聞き仕事を体験できるほか、ホームページなどでは分からないホテルの内部情報を知ることができるのが最大のメリットです。

・自分がやりたい仕事が見えてくる 「憧れていた業界だけど、自分の思い描いていた仕事と違った」「華やかな仕事がしたいと思っていたけど、コツコツと積み上げる仕事の方が自分に向いているかもしれない」

有名企業や華やかなイメージのある仕事は誰しもが憧れを抱くもの。

しかし、実際に仕事をしてみるとギャップを感じてしまったという人は少なくありません。

インターンシップではその企業の情報や仕事内容などが明確になるため「自分が本当にしたいことは何か」を知るきっかけになり得ます。

・志望動機がより明確になる 例えばインターンシップ先のホテルに就職を希望する場合、そのホテルの魅力や理念、インターン中に感じたことなどがより提示しやすくなります。

志望動機が明確になると自信をもって面接に臨むことができるでしょう。

【ホテル業界インターンの志望動機】海外ホテルのインターンシップ

今や海外企業への就職は珍しいものではありません。

大手のホテル会社では海外ホテルでのインターンシップも開催しているため、ホテル業界を志望している人はぜひとも参加してみてはいかがでしょうか。

【海外ホテルインターンシップの平均参加期間】

インターン先によって異なりますが、海外ホテルのインターンシップは比較的長期間行われる傾向にあります。

中には12ヵ月もの間インターンが行われるケースがあるほか「この日からこの日まで滞在できる人対象」のように、参加条件として日時が指定されることも。

長期間のインターンに参加する場合は、学校を休学したり会社を休職したりとスケジュールを調整する必要があるため、注意が必要です。

【海外ホテルインターンシップによくある参加条件】

接客経験者優遇、職歴・学歴不問など、求められるスキルはホテルによって異なります。

海外のホテルの場合に語学力をみられる機会が多い傾向にありますが、日常会話ができる・中級程度・上級程度などのように、語学に関するスキルもそれぞれです。

中には現地の語学学校での勉強がセットになっているプログラムもあるため、語学力を鍛えたい方は語学学校での勉強もプログラムに組み込まれているインターンを受けてみると良いでしょう。

もちろん中には英語ができなくてもOKなホテルもあるほか、語学力に応じて配属先が決まるホテルもあるので「英語に自信がない」という人も勇気をもって挑戦してみてはいかがでしょうか。

【ホテル業界インターンの志望動機】インターンシップに参加する際の注意点

ホテル業界のインターンシップに参加する際には、以下のことに注意しましょう。

注意

・従業員の一人としての責任感を持つ お客様にとってホテルで働いている人は皆「従業員」です。

インターン生だからといって学生気分のまま働いていると、自分のミスによってお客様に迷惑をかけてしまうことも考えられます。

仕事に取り組む際はホテル従業員の一人であるという自覚と責任感を持つことが大切です。

・身だしなみを整える 接客業にとって身だしなみは第一にみられる部分でもあります。

ヘアスタイルや髪色、爪の長さ、メイクなどに注意し、清潔感のある身だしなみを心がけましょう。

接客体験ではホテルの制服が支給されるため、決められた通りの正しい着こなしをすることも忘れずに。

ホテルのインターンシップに応募する際に準備しておくことホテルのインターンシップに応募する前に、以下の準備をしておきましょう。

・自己分析 これまでの自分の経験から「接客が好き」「人のために行動することが好き」のように、興味のある職種や自分に向いていそうな仕事などを割り出すための自己分析をしておきましょう。

ホテル業界は接客だけでなく、事業戦略など経営に関わる部分にも関与する業種です。

そのため業務の中でどのような仕事に携わりたいと思うか、またその理由を詳しく考えておくことで面接にも役に立つかもしれません。

このほか自分の長所・短所を整理して自己PRの際に自分自身を分かりやすく伝えられるようにしておくことも大切です。

その際は部活やボランティア、アルバイトの経験など、これまでに頑張った経験を振り返ると良いでしょう。

・業界・企業分析 ホテル業界についてや応募先のホテルについては事前に勉強しておきましょう。

応募先のホームページや採用情報、OB・OG訪問などで情報を集めることで業界や企業への理解が深まり、インターン応募時だけでなく就活にも役立ちます。

・最低限の接客マナーを予習する 即戦力が求められるわけではありませんがインターン中は従業員の立場で働くため、お客様の迷惑にならないよう最低限のマナーを勉強しておくのも大切です。

特にアルバイト等で接客経験が少ない場合は一通り予習してておくと良いでしょう。

【ホテル業界インターンの志望動機】本選考とインターンの志望動機の違いは何?

本選考とインターンの志望動機には、求められる内容に違いがあります。

本選考では、企業は志望者が自社とどれだけマッチしているか、人柄や志望度の高さを重視します。

そのため、企業理念や具体的な業務内容に共感し、自分の強みやキャリアビジョンがどのように企業に貢献できるかを明確に伝えることが求められます。

一方で、インターンの志望動機では、志望者がどのような目的を持ってインターンに参加しようとしているのか、そして何を学びたいのかが重視されます。

【ホテル業界インターンの志望動機】選考に合格するための志望動機の書き方

ここでインターンシップ選考に合格するための志望動機の書き方をご紹介します。

志望動機の書き方

・なぜホテル業界で働きたいのかを明確にする まずはホテル業界を選んだ理由を、その根拠となる経験などを説明できるようにしておきましょう。

その際は志望先のホテルのインターンシップに興味を持った理由も併せて説明できるようにしておくことも大切です。

・応募先のホテルが求める人材を調べておく 「英語が堪能な人」「接客が好きな人」「裏方として支えられる人」など、応募先のホテルが求める人材が事前に分かっていれば、そこをアピールすることができます。

「接客体験の有無」や「日常会話レベルの英語力」などのように参加条件がある場合は早めにリサーチしておくことで、参加条件クリアに向けての準備や勉強もできるでしょう。

・インターンシップの内容を理解しておく インターン選考に進むにあたり、どのような内容でインターンシップが行われるのかを理解しておくことが大切です。

まずは応募先のホテルの独自の特徴やインターン内容などをあらかじめ研究しておきましょう。

「中でもこれに興味がある」「◯◯があるからこのホテルのインターンシップに参加したい」などのように、インターンのどのような内容に興味があるのかをアピールできると良いかもしれません。

《志望動機の構成例》 (1)そのホテルのインターンシップに応募した理由 (2)インターンシップを通じてそのホテルで何を学びたいか (3)参加したらインターンシップで何を成し遂げたいか(意気込みなど)

以上の3つについて、自分の経験や得意なことを踏まえて正直に書きましょう。

【ホテル業界のインターンの志望動機】選考に合格するための志望動機のポイント

ホテル業界のインターンに参加するうえで選考が行われる場合は、まず選考をパスしなければなりません。

そして選考に受かるために重要なものの一つに、志望動機があります。

ホテル業界のインターンで、選考の際にどのような志望動機を伝えれば良いのかわからない…と悩んでいる人は多いでしょう。

そのためここからは、ホテル業界のインターンにおける、志望動機のポイントを解説していきます。

具体的に注意したい志望動機のポイントは、次の4つです。

・ホテル業界に興味をもった経緯を明確にする

・応募先の求める人材を調べる

・インターンから得たいものを明確にする

・志望動機の構成を知る

せっかくインターン参加を決めたのなら、選考はしっかりとパスしたいところです。

一つひとつの志望動機のポイントをチェックして、担当者からの高評価を獲得しましょう。

ホテル業界に興味をもった経緯を明確にする

まずは、あなたがホテル業界に興味を持った経緯を明らかにしましょう。

ホテル業界を目指すにあたって、興味関心を持ったきっかけは人それぞれで、そこに一人ひとりのモチベーションの源泉があるといえます。

目指したきっかけの例

・旅行が趣味で、ホテルに泊まるたびにホスピタリティに感動していた

・ホテルでトラブルがあったとき、スタッフが親身になって助けてくれた

・高級感のあるホテルに泊まると背筋が伸びるので、そこで働くことで自分自身を高めたいと思った

など、それぞれさまざまな背景があるでしょう。

ホテル業界に興味を持ったきっかけを伝えたうえで志望動機をまとめれば、選考担当者はあなたの人柄に触れることになります。

そこで好印象を持ってもらえれば、選考通過のきっかけになると期待できます。

単純に「興味があったから応募した」だけでなく、なぜ興味を持ったのか詳しく触れるようにしましょう。

応募先の求める人材を調べる

ホテル業界のインターンに応募するときは、応募先のホテルが求めている人材について詳しく調べることも大切です。

公式ホームページで公開されている情報を見たり、説明会で先輩社員に聞いてみたりすると、リサーチはより効率的にはかどります。

基本的にホテル業界では、人と関わることが好きな人・コミュニケーション能力に自信がある人などが条件になることが多いです。

条件に当てはまるのかよく考えたうえで、インターンの志望動機を作成しましょう。

応募先が求める人材・人物像とマッチしていれば、そのことをアピールすることで、インターンの選考では良い評価を獲得しやすくなります。

インターンから得たいものを明確にする

ホテル業界のインターンに応募するときは、インターンから得たいこと・学びたいことを明確に示す必要があります。

そのためまずは、事前に、可能な限りインターンの内容を調べておくことが望ましいです。

そしてインターンの内容や経験できることから、自分がそれを学ぶことによって今後どう活かしたいのか志望動機でアピールすると良いでしょう。

インターンの内容から特徴が把握できると、同じ業界で複数企業があるなかでなぜその企業のインターンに応募するのか、スムーズに理由を述べやすくなります。

多くの企業は、インターン生を募集するにあたって、なぜ自社を選んだのか気になるはずです。

より深みのある志望動機として選考担当者には響きやすくなるため、インターンの内容を調べたうえで、何を学びたいのかアピールすることは非常に重要です。

志望動機の構成を知る

ホテル業界のインターン選考で志望動機を作成するときは、志望動機の構成をチェックしておくと良いでしょう。

上記のポイントを理解したら、以下の王道の構成に沿って志望動機を作成してみてください。

志望動機の王道の構成

1.一言で志望動機

2.志望動機の根拠(きっかけ)

3.何を得たいのか

上記の構成なら、最初に志望動機を簡潔に述べることで、なぜ応募したのかという根本的な部分が非常に伝わりやすくなります。

この構成は基本的に、ホテル業界問わずさまざまなインターンの選考で活かせるため、選考に備えるときは積極的にチェックしておきたいところです。

【ホテル業界インターンの志望動機】ホテル業界インターンの志望動機の例文

ホテル業界のインターンの志望動機の良い例文をいくつか紹介します。

志望職種に分けて紹介しているので、自分が志望するものと近い職種の例文の書き方を是非参考にしてみてください。

サービス部門の志望動機

私は貴館のサービスを通じて、日本文化の魅力を多くの外国人観光客に伝えたいと考えております。

大学時代、私は地域のボランティア団体に参加し、外国人観光客へのガイドを担当しました。

観光地を案内しながら、伝統的な祭りや神社仏閣の歴史を説明する機会が多く、その中で、日本文化に深い関心を持つ観光客が多いことを実感しました。

特に、ある観光客から「日本の文化は美しいが、言葉や習慣が難しい」と言われたことが印象に残り、日本文化をより分かりやすく伝えることの重要性を痛感しました。

貴館は日本の伝統美を取り入れた建築とサービスが魅力であり、訪れるお客様に日本文化を身近に感じていただける点に強く惹かれています。

大学で培ったコミュニケーションスキルを活かし、フロントスタッフとしてお客様に日本文化を丁寧に紹介し、貴館での滞在が忘れられない体験になるよう努めたいと考えています。

営業の志望動機

私はセールス担当として、貴館の魅力を広める一翼を担いたいと考えています。

大学のゼミ活動で、私は地域商店街の活性化プロジェクトに参加し、商店街の各店舗への訪問を通じて、地域住民に店舗の魅力を伝える活動を行いました。

しかし、当初は集客が思うように伸びず、課題に直面しました。

そこで、商店ごとの特徴やサービスをより詳細にヒアリングし、顧客ニーズに応じた提案を行うことに注力しました。

その結果、徐々に来店者数が増加し、特にイベント時には多くの来客を得ることができ、地域活性化に貢献する喜びを感じました。

貴社は法人営業を積極的に行い、企業ニーズに応じた提案力を強みにしています。

私は、ゼミ活動で培ったヒアリング力と提案力を活かし、貴館の魅力を法人顧客に伝え、さらなる集客を実現することに貢献したいと考えています。

入社後は、ゼミでの経験を活かし、営業職として提案力を磨きながら貴館の価値を広め、成長に貢献していきたいと考えています。

管理部門の志望動機

私は、世界に展開する貴社のホテル事業の経営を支える一員として貢献したいと考えています。

私は大学で学生自治会に所属し、広報担当を務めていました。

自治会活動の中で、学内イベントの運営資金の調整が必要になった際、予算内で最大限の効果を上げるため、地元の企業に協賛を依頼し、資金調達を成功させました。

また、その際、協賛企業との交渉や契約において、細やかな確認作業を行い、誠実に対応した結果、企業から信頼を得ることができました。

この経験から、資金調達や経費管理の重要性を学び、組織の経営を支えることにやりがいを感じるようになりました。

貴社は、海外展開を積極的に進めるホテル事業を展開しており、財務管理や経営戦略の面でも非常に優れていると感じています。

私自身、広報担当として培った調整力と交渉力を活かし、経理部門で貴社のグローバルな経営基盤を支え、さらに成長させる役割を担いたいと考えています。

【ホテル業界インターン】ホテル業界への就職に一歩前進

近年はホテルビュッフェなど趣向を凝らしたイベントを開催したり、海外からの旅行客をターゲットにした客室を提供したりと、様々な戦略で利益を生み出すホテルが増加しています。

また大手ホテル会社では海外に進出するなど、活躍の場が広がっています。

そのためホテル業界は人気が高く、倍率も高いといわれているのです。

さて、今回はホテル業界のインターンシップについて合格に必要な対策や志望動機の書き方を説明しました。

人気の高いホテル業界の選考に合格できるように上記のポイントをチェックし、早速ホテル業界のインターンシップに応募してみましょう。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます