【例文あり】金融業界の志望動機を徹底解説!ポイントや例文を紹介!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

金融業界と一言でいっても、その中には様々な業種が含まれています。

それぞれの業種によって、エントリーシートや面接で問われる「志望動機」の評価基準が異なるため、その特徴を把握した上で志望動機を選んで臨むことが大切です。

この記事では、それぞれの業種で評価される志望動機のポイントを詳しく解説していきます。

この記事を読んでわかること
  • 金融業界とは
  • 金融業界の志望動機の書き方
  • 受かりやすい志望動機の要素
  • 金融業界の志望動機の例文
この記事をおすすめしたい人
  • 金融業界に就職したい人
  • 選考を通過する志望動機を作成したい人
  • 志望動機を妥協したくない人
  • キーワード

目次目次を全て表示する

【金融業界の志望動機】金融業界とは

金融業界とは、基本的にお金にまつわる事業を展開する企業や機関が属する業界のことを指します。

お金の貸付や投資保険などのサービスを提供している業界です。

個人や企業から集められたお金を、さらに貸付投資保険に回すことで経済を回しているのが特徴です。

【金融業界の志望動機】金融業界の概要

ここからは金融業界の概要について詳しく紹介していきたいと思います。

下記の2点を抑えておけば金融業界についてかなり理解が深まることでしょう。

現状

まず現状として金融業界は苦しい状況を迎えています。

金融業界への就職を目指している人にとっては非常に重要なことなので、一緒に確認していきましょう。

まず、金融業界の国内市場規模は115兆537億円と言われています。

非常にマイナス傾向で、特に銀行や保険が苦戦しています。

これは少子高齢化による人口減少はもちろんのこと、新型コロナウイルスの感染拡大が大きな影響を与えています。

また、日本銀行の低金利政策により収益が圧迫されているのも大きな影響を与えています。

一昔前の、「銀行にお金を預けておけば増える」という認識はなくなり、つみたてNISAなどを利用する人が増えているのも理由の1つでしょう。

こういった苦しい状況を打破するために、金融業界は海外事業に注力しているのです。

もちろん、安定している業界ではあるので将来的に仕事がなくなる心配はありませんが、業界が伸び悩んでいることは就活の際に聞かれる可能性があります。

出典:https://service.xenobrain.jp/forecastresults/market-size/finance

将来性

金融業界のこれからを考えるにあたって念頭に置かなければならないことは「AIを中心としたテクノロジーの台頭」です。

多くの仕事がAIにより代替されていますが、金融業界で働く人にとってもこれは他人事ではありません。

AIにより、これまで私たち人間が担っていた事務的な作業やルーチンワークが次々と機械やソフトウェアに置き換えられ、業務プロセスの効率化が図られ、経済的なコストの大幅な削減が可能となりつつあります。

また、ネット銀行の台頭が顕著となり、物理的な店舗を持つ従来型の銀行の数が徐々に減少しているという現象も見受けられます。

この流れは今後も継続し、ネット銀行の影響力がより一層増していくことが予想されます。

また、フィンテックの登場と普及により、多くの新しいビジネスモデルやサービスが生み出され、顧客体験の向上や、新しい価値提供が金融業界においても次々と実現されています。

含まれる業種

安定しているイメージや給料水準が高いことから、金融業界を志望している就活生は多いです。

そもそも金融業界とは、資金を融資する業界のことを指しています。

つまり、 資金が余っている人や企業から資金を必要としている人や企業にお金を融資することで経済を回している、なくてはならない業界です。

最も身近な銀行、預金者から資金を集め資金を必要としている人や企業に融資して、その利息から利益を生み出しています。

  金融業界は「銀行」の他に「証券会社」や「保険会社」を含む3つの業種に大きく分けられます。

また、上の3つに比べて就活生にとって身近ではないため見落とされがちですが、賃金業やクレジットカード業なども含めて金融業界です。

それぞれの業種によって、 ビジネスモデルや仕事内容が異なるため求められる人材像や志望動機に違いが生まれます。

  それでは、それぞれの業種の特徴や評価される志望動機を見ていきましょう。

【金融業界の志望動機】金融業界の動向

まずはじめに金融業界の動向について解説していきます。

書類選考に突破しやすい志望動機を書くためにはまず、業界に関する動向を知ることが大切です。

今回は「銀行」「証券」「保険」の3つの業種に分けて詳しく説明していきます。

銀行

銀行業界全体の規模としては2019年まで増加傾向でしたが、新型コロナウィルスの影響で2020年には減少に転じています。

しかし、2021年には再び増加しています。

2021年でメガバンク3行(三菱・三井住友・みずほ)の純利益は増加しました。

しかし、円安やインフレなどの情勢を顧みると行く末は不透明であり、いつ減少傾向になってもおかしくない状況が続いていると言えます。

2021年の地方銀行の純利益は、メガバンクと同じく増加しました。

しかし、2016年から2020年までの減少幅が非常に大きく、収益性の低下が深刻であることが伺えます。

証券

証券業界全体の規模は年ごとで増減がまちまちであり、全体としては横ばいだと言えます。

近年では楽天証券やSBIHDなどのネット証券が増加傾向にありますが、一方で店頭型の証券会社の伸びは緩やかになっています。

インフレを懸念した各国の銀行が金融引き締めの動きを見せ、株価が下落しました。

株安は手数料の減少を意味し、証券会社にとっては打撃です。

また、ネット証券の競争は激しくなり、店舗維持費がかからないことから手数料の引き下げが焦点になっています。

保険

まず生命保険業界から見ていきましょう。

生命保険業界全体は長期的に減少傾向にあります。

大手4社(第一生命・日本生命・明治安田生命・かんぽ生命)を見ても全体的に減少傾向です。

2020年には新型コロナウイルスの感染拡大、そして平均寿命が延びたことによる保険料の値下げが大打撃になりました。

また、運用事業においても低金利に苦しめられている背景があります。

高齢化が進み、団塊世代が75歳以上を迎える2025年問題が差し迫っています。

次に損害保険です。

損害保険業界全体では年々増加傾向にあります。

特に3メガ損保(東京海上日動・MS&AD・SOMPO)は業績を伸ばしており、2021-2022年は保険料の値上げや円安、海外事業の成功が要因と考えられます。

これからの課題としては国内需要の縮小と脱自動車保険が挙げられます。

クレジットカード

クレジットカード業界はデジタル化の波に乗り、スマートフォンやモバイル決済の普及によって大きく変化しています

また、持続可能性への関心も高まっており、環境への配慮や持続可能なビジネスへのシフトが業界全体で進んでいます。

その反面、クレジットカード情報の盗難や不正利用のリスクも増加しており、企業はサイバーセキュリティに対する強化策を取らざるを得ない状況になってきています。

これらの動向は、クレジットカード業界における将来の展望に大きな影響を与える可能性があります。

理系の大学生として、このようなトピックに関心を持ち、技術や専門知識を活かすことは、将来のキャリアにおいて重要な要素となるでしょう。

フィンテック

フィンテック業界は急速に進化しており、デジタル決済の拡大やブロックチェーン技術の採用などが注目されています。

さらに、AIとデータ分析の活用により、顧客ニーズに合わせた個別の金融サービスが提供されています。

また、オープンバンキングの普及により、ユーザーは複数の金融サービスを一元管理できるようになりました。

これらの動向は、フィンテック業界の将来に大きな影響を与えました。

これらの技術を活かし、新たな金融サービスやビジネスモデルを創造する可能性があります

将来のキャリア選択において、フィンテック業界の動向に敏感であることは有利に働くでしょう。

【金融業界の志望動機】金融業界の業種

金融業界には、営業職、ファイナンシャルプランナー、ファンドマネージャー、アクチュアリー、エンジニアの5つの主要な職種が存在します。

以下では、より詳しくこれらの業種について説明していきます。

営業職

まず営業には個人営業と法人営業が存在します。

営業担当者は、金融商品やサービスを顧客に提案し、新規顧客の開拓や既存顧客の関係構築を行います

そのため、営業職はコミュニケーション能力や交渉力が求められるため、人間関係構築やセールステクニックの習得が重要です。

営業職はノルマ達成や売上の増加に責任を持ち、成果によって報酬が評価されることもあります。

営業職は金融業界におけるビジネスの成長や競争力の向上に貢献する役割を果たし、積極的で自己モチベーションが高い人材が求められるでしょう。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、個人や法人の資産運用や財務計画のアドバイスを専門とする職種です。

顧客の現状や将来の目標などを確認し、適切な投資戦略や保険プラン、退職計画などの提案を行います。

さらに顧客のニーズに基づいて顧客にあった答えを提供し、資産の最適化やリスク管理のサポートを行うことも重要な業務です。

これに伴い、コミュニケーション能力や分析力が重要であり、顧客との信頼関係を構築することが求められる場合が多いです。

ファイナンシャルプランナーは顧客の経済的な安定や将来の目標達成に貢献し、個人や法人の財務戦略の成功に欠かせない存在です。

ファンドマネージャー

ファンドマネージャーは、投資ファンドの運用を担当する専門家です。

彼らは顧客から集められた資金を、株式、債券、商品などの投資対象に適切に配分し、ポートフォリオを管理します。

さらに市場動向や投資機会を分析し、リスクとリターンのバランスを考慮して投資戦略を決定します。

そして運用成績やリスクの報告を行い、投資家に対して透明性と信頼性を提供することが主な業務となります。

このことからファンドマネージャーは金融市場や投資商品に関する深い知識と経験を持ち、市場の変化に素早く対応する能力が求められるでしょう。

アクチュアリー

アクチュアリーは、保険業界において数理的手法を用いてリスク評価や保険商品の設計を行う専門家です。

主な業務内容は統計データや数理モデルを活用し、将来のリスクや損害の予測を行います。

そして保険商品の価格設定や保険契約のアクチュアリー要素の評価を行い、リスクとリターンのバランスを考慮して保険料や保証内容を設計します。

アクチュアリーになるためには数学や統計学、金融工学などの専門知識を持ち、データ分析やモデリング能力が求められるでしょう。

アクチュアリーは保険業界において信頼性の高いリスク評価や資金管理を提供し、保険会社の持続的な成長と顧客の保護を支える重要な役割を果たしているのです。

エンジニア

エンジニアは、金融業界においてシステムやソフトウェアの開発・保守を担当する専門家です。

主な業務内容は金融機関や金融サービス企業のニーズに応じて、効率的で信頼性の高いシステムを設計・開発を行います。

特に金融業界のエンジニアは金融取引の処理やデータの保護、セキュリティの強化などが最も求められる要素になります。

エンジニアはプログラミングスキルやテクノロジーに対する深い知識を持ち、新しい技術やトレンドに対応する柔軟性が求められます。

さらにエンジニアはプロジェクト単位でチームと協力しながら仕事をするため、協調性やコミュニケーション能力などの対人スキルも重要になります。

今やエンジニアはITによる技術の発展で、金融業界問わず重要な職種となっています。

そのため、十分なスキルを身に付ければ市場価値を高めることができ、転職には困らないため人気な職種といえます。

エンジニアについては以下の記事も参考にしてください。

【金融業界の志望動機】金融業界で評価される能力

ここからは金融業界で高く評価される能力を紹介していきます。

これから紹介する能力を兼ね備えていることをアピールすることで、金融業界に向いている人材であることをアピールすることが出来ます。

コミュニケーション能力

第一に、ビジネスの場におけるスキルセットの中心にあるのが「コミュニケーション能力」です。

金融業界で働くにあたって、コミュニケーション能力は不可欠です。

コミュニケーション力があるかどうかが、金融業界で活躍できるか否かを左右すると言っても過言ではないでしょう。

個人顧客に対する営業活動はもちろん、企業や法人クライアントとの交渉においても異なるニーズや背景を持つクライアント層と多岐にわたる状況でコミュニケーションをとる場合が非常に多いです。

金融業界は、「お金」に直結した非常にデリケートであり、かつ、特有の専門知識を必要とする業界であります。

顧客に対して複雑な金融商品やサービスに関する情報を明確かつ理解しやすい形で伝える能力、すなわち情報を適切に整理し、伝える能力は極めて重要です。

また、クライアントの信頼を獲得し、長期的な関係を構築する上でも、このコミュニケーション能力は有用です。

数的能力

金融業界において「数的能力」は業界における多様なタスクの遂行に不可欠であると言えるでしょう。

お金を主軸としたこの業界においては取引の全てのステージで無数の数字とデータが絶え間なく交錯し、それらの正確な把握と分析が要求されるからです。

金融商品などの過去の実績を的確に分析し、そのデータから市場の動向や、どのような金融商品が成長のポテンシャルを秘めているかを先読みする能力が重要です。

また、数値分析に基づき、投資戦略を策定し、またクライアントに対してその戦略の合理性や安全性を説明する際も、高度な数的能力が前提となります

金融市場は常に変動し、その動きは多くの要素に影響を受けながら、複雑に絡み合っています。

よって、この動きを理解し、適切なタイミングでの投資や資産の分配を行うためにも、数的能力が極めて強く求められます。

情報収集能力

金融業界における「情報収集能力」は、極めて本質的かつ基礎的なスキルとなります。

この業界はその特性上、絶えず日々刻々と変動し、変化していく経済の状況や市場の動きを密接に把握し、かつ理解を深める必要があります

プロフェッショナルとしての責任を全うし、クライアントの資産を守り、増やすという目標を達成することは非常に難しいです。

情報を効果的に収集し、整理し、分析する力は、個別のプロフェッショナルから組織全体までのあらゆるレベルで求められます。

また、情報を効率的かつ効果的にリサーチし、自分の知識として確固たるものにすることで、その情報をビジネスの舞台で実践的かつ戦略的な形で活かすことができるようになります。

つまり、新しい情報を迅速にキャッチし、適切な形で自身の知識や経験と結びつけ、またクライアントに対して的確なアドバイスや提案を行うことができる力が必要なのです。

英語力

現代の金融業界では、国境を越えた複雑かつ多様な取引が日常的に行われており、英語力は非常に重要です。

経済のグローバルな舞台において、海外のクライアントと円滑なコミュニケーションを図るため、業界の最新情報、国際的なニュースを正確に把握・分析するためには、英語力は極めて重要な役割を果たします。

単に英語での「読み書きができる」というレベルを超えて、金融ビジネスにおいては、電話会議や直接の会話を通じたリアルタイムでのコミュニケーションが頻繁に発生します。

よって、ネイティブスピーカーともスムーズに英語で対話し、情報の交換や意見の共有ができる「話す力」が非常に重要です。

なので、TOEICなどの英語の資格に焦点を置くと同時に、実践的なビジネス英語のコミュニケーションスキルを磨くことも国際的な金融業界で成功を収めるうえでの大切なポイントとなるでしょう。

【金融業界の志望動機】志望動機を作成する前の準備

金融業界の志望動機の作成を開始する前に、必ず準備しておいて欲しいことがいくつかあるので、それを解説していきます。

これらの準備を怠ってしまうと中身が薄い志望動機になってしまい、結果的に企業からの評価も下がってしまうので注意しておきましょう。

業界研究

志望動機を作成する前に、業界研究は非常に重要です。

したがって、金融業界について、その特性、動向、課題を深く理解することが求められます。

自分がなぜその業界を目指すのかを明確に説明するためには、当然具体的な業界知識が必要で、金融業界の深い理解がなければ、表面的で説得力に欠けるものになりかねません。

したがって、応募前にはしっかりとした業界研究を行いましょう。

更に詳しく知りたい方は以下の記事で金融業界の動向について紹介しているので参考にしてみてください。

企業研究

業界研究だけではなく、個別の企業研究は志望動機を考える上で不可欠です。

その際、志望理由やその企業特有の魅力を深く理解し、説明できるようになることが重要です。

企業の社風、取り組み、強み、独自性に詳しくなることで、なぜその企業で働きたいのかを具体的に伝えることが可能になり、説得力が増す内容になります。

具体的なやり方ですが、その企業のホームページを調べたり、社員に話を聞くのもいいでしょう。

企業研究についてさらに具体的に知りたい人は、以下の記事も見てみてください。

自己分析

業界や企業のみではなく、自己分析も志望動機を考える際に欠かせないステップです。

これは自己PRや学生時代のチャレンジ(ガクチカ)を作成するときにも重要ですが、自分の強みやこれからのキャリアを明確にするためにも役立ちます。

なぜなら、自分の考え方ややりたいことがはっきりし、それを活かせる企業を見つけることができるからです。

自己分析の具体的な方法については以下の記事でもっと詳しく解説しているので、時間があればチェックしておきましょう。

【金融業界の志望動機】志望動機を作成する前に意識すること

ここからは金融業界の志望動機を作成する前に意識することを3つ紹介しておきます。

これらを意識することで、企業側が欲する人材であることを暗に示すことができ、より良い志望動機を作成することが出来ます。

タイトル

・志望企業の求める人物像を把握する

・志望企業の強みを把握する

・就活の軸を言語化する

志望企業の求める人物像を把握する

まずは志望企業が求める人物像を把握しておくことが非常に大切です。

求められる人物像を把握してから志望動機を作成していきましょう。

求められる人物像から外れたようなことを述べてしまうと、いくら志望動機単体で見ると完成度が高かろうが、落とされる対象となってしまいます。

ではどのように企業の求める人物像を探すのかというと、インターンや企業説明会への参加が重要です。

もちろん、志望する企業の全てのインターンと説明会に参加するには体がいくつあっても足りませんが、可能な限り多く参加しましょう。

参加できなかった企業の選考を受ける際は、公式サイトに記載されているビジョンや理念を通して、求める人材を推測しましょう。

志望企業の強みを把握する

志望企業の強みを把握しておくのも非常に重要なことです。

志望企業がどのような点をストロングポイントとしているのかについて把握しておきましょう。

強みから志望動機にする材料を見つけられる可能性は非常に高いです。

また、自身の経験と強みを掛け合わせて差別化した志望動機を作成することができるようにもなり、他の志望者に差をつけられる可能性が高いので、志望企業の強みを把握しておくことは非常に大切であると言えるでしょう。

企業の強みを確認するにあたっても、会社説明会やインターンへの参加がおすすめです。

とはいえ、全てに参加するのは不可能なので、せめて公式サイトだけでもチェックしておきましょう。

基本的に企業の強みとされているものと、企業のビジョンなどは一致している可能性が高いです。

就活の軸を言語化する

自分が就活の軸としているものを言語化するのも非常に大切なことです。

就活の軸を言語化することで、自分がどのような価値観を持って志望しているのかを明確にできるでしょう。

これは自己分析の一貫でもあり、志望動機だけでなく、自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)の作成にも役立つはずです。

就活の軸は自分の軸でもあるので、今後のキャリアの方向性も固まるはずです。

また、軸を持って企業選びをすることで、上辺ではない本質的な価値観の部分をアピールすることもできます。

就活の軸の定め方や、面接で聞かれた際の答え方についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。

ぜひ確認してみてください。

【金融業界の志望動機】志望動機を考える4step

ここまで金融業界の中で、それぞれの業種の動向について解説していきました。

これらを踏まえて、次に志望動機を一緒に考えていきましょう。

志望動機を考える段階としては4つあります。

志望動機を考えるステップ

1.「なぜ金融業界なのかを明確にする

2.「どんなことを成し遂げたいかイメージする」

3.「どうして成し遂げたいかを考える」

4.「企業を選んだ妥当性を見つける」

以下でそれぞれ詳しく見ていきましょう。

step1:なぜ金融業界なのかを明確にする

志望動機を考える際のコツは、「なぜ金融業界で働きたいのか」を自問自答し、その答えを明確にすることです。

金融業界を志望する具体的な理由を把握し、整理することで、自分自身のキャリアビジョンやその企業を選ぶ理由がはっきりします。

この過程では、業界に対する理解を深め、自己の興味や価値観がどのように業界や企業の目標と合致するかを考察することが重要です。

これにより、面接などで自分の志望動機を説得力を持って伝えることが可能になります。

step2:どんなことを成し遂げたいかイメージする

なぜ禁輸業界なのか明確にした後は、働く上でどんなことを成し遂げたいかをイメージしましょう。

志望動機では働く目的の意識が非常に大切になります。

なぜなら、企業にとって入社することが目的の就活生よりも、入社後に何かを成し遂げる勢いで働いて会社に利益をもたらす就活生の方が求められます。

そのため、大きな目的として、成し遂げたいことをイメージしましょう。

この段階では「ポジティブな社会を作りたい」「埋もれた魅力に光を当てたい」など抽象的な理由で大丈夫です。

また、ここで考えた成し遂げたいことが就活の軸とも言えます。

step3:成し遂げたいことから逆算して考える

次に成し遂げたいことから逆算して考えていきましょう。

成し遂げたいことをイメージする際には、原体験が土台になっていると思います。

そこで感じた課題を解決できれば、成し遂げたいことに近づきます。

例えば、「ポジティブな社会を作りたい」とイメージして、その原体験に「上京したばかりで見た電車の光景」があるとしましょう。

大学で上京し、満員電車に揺られながら会社に向かうサラリーマンをたくさん見た。

表情は暗く、「今日も1日頑張って働こう!」というモチベーションの高いサラリーマンはほとんどいない。

そんな人たちも目的意識を持って仕事を楽しみ、充実した毎日を送ることができれば、ポジティブな社会が作れるのでは?

この場合、「ポジティブな社会」を作るために「日本の社会人が充実した毎日を送れるようにする」ことが必要だとわかりました。

これは一例ですが、成し遂げたいことを逆算して考えましょう、

step4:企業を選んだ妥当性を見つける

次に企業を選んだ妥当性を見つけましょう。

「目的を達成するための手段として企業を使う」と聞くと悪い印象を抱きがちですが、実際このように考えている就活生の方が内定を勝ち取れる傾向にあります。

企業の強みや影響力などを利用して、目的を達成したいという形に持っていけるとベストです。

一例として、「日本の社会人が充実した毎日を送れるようにする」を達成するためにどんなアプローチができるか考えてみましょう。

1つにはDX化があります。

創造的な仕事をしたいと思っているが、データ管理などに追われている会社があります。

そこで働く従業員も単調な作業ばかりで、楽しめる働き方ができていません。

そんな企業に対してDX化支援を行ってデータ管理の負担が軽くなり、従業員がクリエイティブな仕事ができるようになった。

単調な作業から解放され、自分の個性や強みが発揮できる仕事に取り組めるようになり、仕事が楽しくなった。

この場合、DX化を支援する会社が妥当ということが導き出されます。

しかし、DXに取り組む会社はいくつもあるため、もっと細かく妥当性を見つけなくてはいけません。

ここまでできると志望動機は完成です。

【金融業界の志望動機】金融業界で避けるべき志望動機

ここまで一般的な志望動機の考え方について説明していきました。

考え方は自由ですが、金融業界ではウケが悪いという志望動機も存在します。

以下で詳しく説明するので、確認してみましょう。

経済を活性化させたいから

1つ目は「経済を活性化させたいから」です。

金融の役割の1つに経済を活性化させることがあります。

そのため、「経済を活性化させたい」は志望動機として理にかなっている印象を抱くと思います。

しかし、この志望動機はNGです。

その理由は全ての企業に当てはまるからです。

どの業界・企業も価値を創造しているので、金融業でないといけないという理由が希薄だからです。

そのため、「経済を活性化させたい」はできるだけ避けましょう。

待遇が良いから

2つ目は「待遇が良いから」です。

金融業界は他の業界よりも給料や福利厚生が良いという特徴があります。

そのため、待遇に惹かれて金融業界を選んだという人も多いのではないでしょうか?

しかし、待遇の良さを挙げるのは不適切です。

業務内容に一切関心がないこと、他に待遇の良い企業があったらすぐ転職してしまうなどの懸念が生まれ、選考を突破することはできません。

このことから待遇の良さを志望動機にすることはやめましょう。

〇〇を学びたいから

3つ目は「〇〇を学びたいから」です。

金融業界に進めば、お金に関する様々な知識を得ることができます。

それらの知識は日常の中で役に立つことが多いでしょう。

本心でそのように思う分には大丈夫ですが、志望動機で「〇〇を学びたいから」という理由は避けるべきです。

どの業界にも共通しますが、業界の知識が全くない学生を取りたがりません。

「〇〇を学びたいから」を押し出すと、暗に業界の知識が全くないことを示してしまいます。

こんな志望動機ならOK!

NGな志望動機を聞くと、「どんな志望動機ならいいの?」と考える人は多いと思います。

そこで、成し遂げたいことの例を以下に紹介します。

使えるなと感じたら、原体験を加えてオリジナルな志望動機を作ってみてください。

OK例

「中小企業の活動を資金面から支援し、日本をさらに活性化させたい」

「金融という影響の大きい業界から社会問題の解決をしたい」

「顧客が不安を抱えない、安心のできる社会を作りたい」

【金融業界の志望動機】志望動機の構成

これまで金融業界の志望動機の考え方について解説してきました。

ここからは実際に志望動機を書いてみましょう。

まずはじめに志望動機の構成について説明します。

志望動機の構成は「結論」「根拠」「展望」の順番です。

以下で詳しく解説していきます。

結論

伝わりやすい志望動機を書くためには、まずはじめに結論から書くことがポイントです。

なぜなら、いくつもの志望動機を確認しなくてはいけない採用担当者にとって、結論が先に来ている文章は読みやすいからです。

ここでの結論とは、志望理由そのものになりますが、先に行った自己分析での就活の軸を関係させて書くと良いでしょう。

そうすることにより、自身のバックグラウンドや熱意、気持ちが読み手に伝わりやすくなります。

根拠

根拠では冒頭で述べた結論の深掘りをします。

ここでは、就活の軸を形成するに至った原体験などのエピソードを述べていきましょう。

エピソードが抽象的な言葉で並べられると具体性が一気になくなってしまいます。

また、志望動機では文字のみで相手を納得させる必要があるため、漏れなくダブりなく、具体的にエピソードを述べていきましょう。

展望

最後に展望では、「入社後にどのように貢献したいか」「どのようなことを実現したいか」について述べていきましょう。

その業界・企業に入って何がしたいかという点が志望度に直結します。

展望の部分でも具体性を意識し、入社後の具体的なビジョンを持っていることをアピールしましょう。

また、この企業ではないといけない必然性や企業の独自性を絡めると、採用担当者に対して企業研究をしていることをアピールできておすすめです。

【金融業界の志望動機】受かりやすい志望動機の要素3選!

志望動機の構成について説明していきました。

次に金融業界に受かりやすい志望動機に含まれる要素について説明していきます。

「金融市場に関する知識」や「業界が抱える課題に対する高い視座」、「テクノロジーへの関心」が入っていると評価されやすい志望動機になります。

書き始める前に必ず確認しましょう。

金融市場に関する知識

1つ目は「金融市場に関する知識」です。

金融の知識は入社後にも学ぶことはできます。

しかし、あなたが採用担当者だとして、知識がある学生とない学生のどちらを採用したいでしょうか。

もちろん、前者の学生になるでしょう。

金融の知識は一朝一夕に身につくものではありません。

「学生時代から金融に関する勉強を続け、学んだことを活かすために金融業界を志望した」という理由であれば意欲や学ぶ姿勢も評価されます。

そのため、志望動機では金融に関する知識や経済の動向に関する知見があることアピールできると良いです。

業界が抱える課題に対する高い視座

2つ目は「業界が抱える課題に対する高い視座」です。

上記で説明した通り、銀行では業界の不透明性、証券では店頭型の伸び悩みや手数料の減少、保険では国内需要の減少や脱自動車保険があります。

企業は課題に対して解決の一手を打てる思考力と問題意識を持つ学生を必要としているので、課題を見据えていることや解決の意欲があることを伝えましょう。

テクノロジーへの関心

3つ目はテクノロジーへの関心です。

金融に関する知識をまだ蓄えていない人は「なんでテクノロジー?」となるかもしれません。

しかし、FinTechと呼ばれる、金融と情報技術が結びついた動きによって、仕組み自体が大きく変わると言われています。

テクノロジーへの関心がなく、時代の流れに適応できない人材は入社後に活躍できないため、採用を控えられる可能性があります。

未来の流れを見据え、特にFinTechへの関心をアピールした方が良いです。

【金融業界の志望動機】銀行の志望動機のポイント

金融業界の中でも就活生にとって最も身近なのが「銀行」です。

銀行は「メガバンク」「地方銀行」「信託銀行」「信用金庫」の4つに分けることができ、それぞれの特徴を押さえた上で志望動機を書いていきましょう。

前提として、いずれの銀行であっても志望動機には「なぜ金融業界を志望したのか」「なぜ銀行業界を志望したのか」の要素が必要です。

その上で、それぞれの銀行によって加えていく要素を見ていきましょう。

メガバンク

メガバンクは、他の銀行に比べて規模が大きく全国に展開していることが大きな特徴となります。

また、取引している企業の規模も大きく、中小企業はもちろん大企業とも幅広く取引しているため、動くお金の額も大きいです。

しかし、メガバンクの三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行などは、規模が大きく全国展開しているという点は共通しているため、 志望するメガバンクでなくてはならないポイントをアピールすることが大切です。

そのため、しっかりとした企業研究を行い、その銀行だけの持ち味を探し出すことが重要になります。

各行の具体的な特徴は、それぞれのメガバンクの解説記事でチェックしてみましょう。

地方銀行

全国展開するメガバンクと違い、地方銀行は地域に根ざした金融機関です。

特徴として、店舗を展開している地域の中堅中小企業と長く付き合っていることから、深いつながりがあります。

地方銀行への志望動機には 「銀行業界の中でもメガバンクではなく地方銀行を選んだ理由」をアピールすることが必要です。

具体的には、地元などの特定のエリアの経済を支えたい思いがある場合は、そこをアピールすることで地方銀行を志望する動機を伝えることができるでしょう。

信託銀行

信託銀行は、他の銀行と同じように銀行業務も行いますが、それに加えて信託業務を行う銀行です。

信託業務とは、顧客に任された資金を目的に沿って管理・運用する業務のことで、そこで発生した利益を受益者に還元しています。

資金を管理・運用して顧客の豊かな生活をサポートするために、他の金融業界の会社よりも幅広い商品を取り扱っている魅力がある一方で、高度な専門性と幅広い知識が必要になる業種です。

信託銀行を志望する場合は、 通常の銀行ではなく信託銀行を選んだ理由と、数ある信託銀行の中でもその銀行を選んだ理由を、志望動機として明確に示すことが重要です。

信託銀行を選ぶ理由としては具体的に、顧客と長期的な信頼関係を構築することへ魅力を感じることや、幅広い知識を身につけることに自分の適性を発見することができることなどがあげられます。

信用金庫

信用金庫とは、個人や法人から資金を預かり資金を必要としている人や法人に融資する銀行です。

ここまでは一般の銀行業と同じですが、他の銀行と信用金庫では組織の成り立ちが異なります。

株主の出資の上に成り立つ株式会社である銀行と違って、 信用金庫は相互扶助を目的とした金融機関のため株主はいません。

銀行業から発生した利益は、信用金庫が管轄する地域に還元されるということが大きな特徴です。

また、全国展開しているメガバンクと異なり、信用金庫は地域に貢献することが目的のため、サービスを提供するのは店舗が置かれているエリアに限られています。

信用金庫を志望する場合は 「銀行ではなく信用金庫を選ぶ理由」と「信用金庫の中でもその信用金庫でなければならない理由」の2点をはっきりとアピールすることが重要です。

例えば、自分が生まれ育った地域に役立つためにその地域の信用金庫を志望するなど、地域の特徴と絡めて志望動機を書くことで、その信用金庫でなくてはならない理由が生まれます。

【金融業界の志望動機】証券会社の志望動機のポイント

金融業界の中でも、特に証券会社についてはしっかりと理解できている就活生は多くありません。

そもそも、 証券とは「有価証券」のことを指し、国籍や株式などの紙幣と同等の価値を持つもののことです。

銀行が資金の借り手と貸し手を仲介する金融機関であるのに対し、証券会社は投資家から預かった資金を運用して、有価証券の売買などの業務を行います。

金融業界の中でも、 特に証券会社を希望する場合は「証券会社を選ぶ理由」と「証券会社の中でもその会社を選んだ理由」について明確に示すことが重要です。

証券会社について研究し理解を深めた上で、就職後にどのような業務を希望するかを理由を添えて説明することで志望動機の説得力が強くなります。

証券会社の志望動機のポイントは以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

【金融業界の志望動機】保険会社の志望動機のポイント

保険会社には「営業」のイメージを持つ学生が多いです。

しかし、保険会社も金融業界の一つであり、主に生命保険や損害保険などの契約を提案することが業務となります。

他にも保険商品を販売することも含まれます。

保険会社の志望動機として押さえておきたいポイントは、保険は相互扶助の精神によって成り立っているということです。

金融業界の中でも「特に保険会社を選んだ理由」と「その中でもその保険会社を選んだ理由」について明確にしておき、志望動機に加えましょう。

また、保険会社も「生命保険」と「損害保険」の2つに分けられます。

その保険の種類を選んだ理由についても触れるようにしましょう。

例えば生命保険を志望する場合「なぜ損害保険ではなく生命保険なのか」について志望動機に含めてください。

生命保険と損害保険の差別化について触れるときは、両者の給付形態や販売形態などを意識すると書きやすくなります。

【金融業界の志望動機】クレジットカード会社の志望動機のポイント

まずは、ファイナンシャルテクノロジーの革新に興味を持ち、その発展に貢献したいということを明確に書くことが大切です。

また、イシュア、アクワイアラ、国際ブランドなどの立ち位置の違いを理解した上で書いていくと良いでしょう。

なかでも、クレジットカード会社と銀行は密接に関わっているため、なぜクレジットカード会社なのか明確にすることが重要になります。

そして今後、クレジットカード業界のどのようなことに貢献していきたいかをプラスで書くと採用担当者側も意欲があると感じてくれるでしょう。

これらのポイントを念頭に志望動機を書いてみましょう。

【金融業界の志望動機】フィンテック金業の志望動機のポイント

デジタル革新に興味を持ち、金融業界に新たな価値を創造したい、使いやすいサービスやパーソナライズされた解決策を提供していきたいということを明確にしましょう。

例えば、エンジニア志望の場合は、その技術や経験があることをアピールすることが大切です。

デジタル革新が起こっている中で、今後新しいアイディアやビジネスモデルの創造に取り組みたい、貢献していきたいもしくはフィンテックを利用してどんな課題解決をしたいのか明記することで他の人と差別化をはかることができます。

これらのポイントを念頭に志望動機を書いてみましょう。

【金融業界の志望動機】志望動機の例文

最後に金融業界の志望動機の例文を紹介します。

これまでの解説を意識しながら、書く際には参考にしてみてください。

金融業界×メガバンクの志望動機

私は企業の挑戦をサポートしたいと考え、貴行を志望しております。

長期インターンでは実際に中小企業の支援をしていた経験から「企業の挑戦を支える仕事」に興味があります。

また、アパレルのアルバイトの経験から「顧客のニーズを捉えて、ソリューションを提供する仕事」をしたいと考えています。

この2つを実現できる業界を考えた結果、銀行業界になりました。

他行よりも広いネットワークの活用で、より詳細な企業のニーズを把握し、サポートできると考えているため貴行を志望しております。

入社後には証券代行や不動産業務などを経験し、最終的には信託銀行の業務で企業の挑戦をサポートしたいと考えています。

金融業界×地方銀行の志望動機

私は生まれ育った地元を経済面でサポートしていきたいという強い思いから、貴行に志望させていただきました。

子供の頃、両親が経営する工場に貴社の行員が頻繁に訪れていました。

そして貴行が融資をしてくれたおかげで、経営難だった両親の工場も立て直すことができ、地元の取引先のメーカー等の業績の安定にも繋がりました。

また、貴行が意識的に地域の活性化に積極的に取り組んでいることを知り、私もその一端を担いたいと感じました。

私は、学生時代にカフェでアルバイトをしていた経験があり、多様なお客様とのコミュニケーションに自信を持っています。

この経験を生かし、お客様一人ひとりに寄り添ったサービスを提供する行員として、地元経済のサポートに貢献したいと考えています。

金融業界×信託銀行の志望動機

私は銀行業に長い間興味を持っており、特に信託銀行の多岐にわたる業務に魅力を感じています。

例えば、信託銀行の業務は融資などだけにとどまらず、資産管理や投資顧問など幅広いサービスを提供していると認識しています。

また、私は大学時代には海外での留学経験もあり、様々な背景を持つクラスメイトと協力し合い、多文化環境での協調性を身につけました。

この経験から、異なるニーズを持つ顧客に対しても柔軟に対応できる自信があります。

さらに、海外での生活によって自分の力で問題を解決する力もつき、この力も信託銀行の業務に活かすことができると確信しています。

貴行での仕事を通じて、顧客の資産形成を支え、その信頼に応えていきたいです。

金融業界×信用金庫の志望動機

私は日本の企業の大多数を占める中小企業が地域経済に与える影響の大きさに魅力を感じ、貴庫の中小企業向けのサービスに興味を持ちました。

大学在学中にこの地域に移り住んだ際、初めは戻ることを考えていましたが、地元の活気と地域社会の連携の重要性を実感し、地域で役立つ仕事をしたいと思うようになりました。

地方の多くが過疎化や商店街の衰退に直面している中、中小企業はその核となる存在であり、それらの企業を支えることが、地域全体の活性化に繋がると確信しています。

貴庫が提供する中小企業への多様な支援は、このような企業にとって不可欠であり、私もその一員として力を尽くしたいです。

また、在学中に取得したファイナンシャルプランナーの資格も活用していけると考えています。

金融業界×証券会社の志望動機

私は個人のお客様の投資に寄り添っていきたいと考えるため、貴社を志望します。

私は経済学部に所属しており、現在の日本で豊かな生活をするためには運用による個人資産の増加が必要なことを学びました。

私自身も今後の行く末が不透明な世の中であるからこそ、個人資産の運用で資金を集めることは非常に大切だと考え、証券会社が果たす役割は大きいと推測します。

証券業界の中でも貴社は長年のノウハウを蓄積しており、お客様のニーズに向き合う手法も確立されています。

そんな貴社に入社して今後増えるであろう個人資産の運用に携わり、豊かな生活を目指すお客様に真摯に寄り添って成功へ導きたいと考えています。

金融業界×保険会社(損害保険)の志望動機

私は日常に潜むリスクの懸念を無くし、不安のない生活を提供したいと考え、貴社を志望しております。

私自身相談役となることが多く、相談を通して誰かの悩みや不安を無くし感謝されたときに一番やりがいを感じると考えています。

この経験から「不安」に対して寄り添えるような仕事をしたいと考え、損害保険業界を志望しています。

業界内でも最大手である貴社は既に多くのお客様の信頼を勝ち取っており、選ばれている理由の1つだと考えています。

そんな貴社に入社し、多くの人から信頼を勝ち取り、不安のない生活を提供したいと考えています。

金融業界×保険会社(生命保険)の志望動機

私が生命保険業界を志望する理由は、人々の安心と安全を金融の力で守り、社会全体の福祉向上に寄与したいという強い願望があるからです。

貴社は業界内で高い信頼と実績を誇り、革新的な保険商品と顧客に寄り添ったサービス提供で知られています。

特に、貴社が展開する多様なライフステージに合わせた保険プランや、顧客一人ひとりのニーズに応じたきめ細やかなコンサルティングに魅力を感じています。

それは他社と差別化されたオンリーワンの価値を提供していると感じました。

入社後は、これまで培ったコミュニケーション能力と問題解決スキルを活かし、お客様一人ひとりに合った最適な保険プランを提案していきたいです。

そして、その人生を支えるサポートをしていきたいと考えています。

また、貴社の一員として、保険業界の新たな価値を創造し、より多くの人々の生活に貢献できるよう尽力したいと思っています。

金融業界×クレジットカード会社の志望動機

私は貴社の技術への情熱と新しいテクノロジーの研究に興味を抱いたことからエンジニアを志望します。

学生時代には説明会などの案内のボランティアに参加しました。

このボランティアでは、フロア内やエレベーターなどが混雑しないように受付係の人と連携をとりながら案内人としての業務を行いました。

初めて顔を合わせる人たちと協力して働くことで、自分のコミュニケーション能力や臨機応変に問題を解決する能力を培えました。

これらの経験は、エンジニアの技術力という部分を補える能力だと考えています。

将来的には、最新の技術を活用しながらクレジットカードサービスの拡充や革新に貢献したいと考えています。

これらの経験を活かし、クレジットカード会社でのエンジニアとしての役割に貢献したいと考えております。

金融業界×フィンテック企業(Saas)の志望動機

私は貴社の会計ソリューションの開発や金融業界のデジタル化に貢献できることに魅力を感じ志望しています。

学生時代には、インターフェースをテーマとした、「世界一使いやすいクラウド会計ソフト」の開発の研究に注力いたしました。

きっかけは、私の父が自営業でこれまで紙で帳簿をつけていたからです。

そこで少しでも楽にしてあげたいと考え、実用性のあるものを開発したいと考えました。

始めは、AIを用いて目線の動きから開発してみましたが、非常に使いにくいものとなってしまいました。

そこで、父にインタビューをしたり、研究仲間や教授にアドバイスをもらいながら、AIの利用と実際のユーザーの感覚を分析し取り入れることにしました。

その結果、父にとって「世界一使いやすいクラウド会計ソフト」の開発に成功しました。

このことから、ただ単に教科書に載っている法則やAIの利用だけでは、最適なインターフェースを開発することは難しいという事が分かりました。

そしてユーザーの潜在ニーズにアプローチすることが大切であるということを学びました。

将来的には、実際の利用者と何度も相談をしながらより快適に利用できるようなソフトを開発していきたいと考えております。

また、貴社でフィンテックを推進させ、業界の発展に貢献したいと考えております。

【金融業界の志望動機】志望動機を作成した後は

志望動機を作成しても本当にこれでいいのか不安に感じる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな時には第三者目線で添削をしてもらうことをおすすめします。

そうすることで、1人で考えるよりも良い志望動機を作成することができます。

友人や親でもいいですが、おすすめは就活のプロである就活エージェントに相談することが最も効果的でしょう。

特にDigmediaというサービスはLINEで添削等もしてくれておすすめなので、興味がある人は是非以下のURLからチェックしてみてください。

【金融業界の志望動機】面接での話し方

志望動機を作成したら面接に向けて練習をする必要がありますが、具体的に何をすればいいかわからないという人もいるのではないでしょうか。

そもそも人見知りで面接のような対面の場だと緊張してしまい、上手く話せないという人もいるかと思います。

そんな方のために志望動機を面接でどう話したらいいのか理解するための準備や方法について以下の方法を参考にしてみるといいでしょう。

言葉遣い

面接では、言葉遣いが非常に重要です。

日頃から丁寧な言葉遣いを心がけることで、面接時の緊張している状況でも、スムーズかつ適切に自分の意見や考えを伝えることが可能になります。

このように意識的に言葉遣いを練習することは、面接官に対する敬意を示すことに繋がります。

同時に、自己管理能力や社会人としての基本的なマナーを持っていることをアピールできるため、非常に有効です。

面接では、自分の資質や能力だけでなく、社会人としての立ち振る舞いも評価されるため、日常生活での言葉遣いにも注意を払いましょう。

言葉遣いについてもっと知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

目線

面接時には自分の目線を適切にコントロールすることが重要です。

特に緊張して直接目を見るのが難しい場合、面接官の顔の特定の部分に目を向けると良いでしょう。

また、複数の面接官がいる場面では、全員に均等に目線を配分することが求められます。

そして、目線のコントロールは練習によって向上させることができます。

友人や家族、就活エージェントなどに協力してもらいながら、面接のパフォーマンスを高める準備をしておきましょう。

まとめ

就活生から人気の高い金融業界。

今回の記事では、金融業界のそれぞれの業種によって志望動機の評価基準が違うことを解説し、ポイントをご紹介しました。

digmeeでは、業界研究やESについての情報はもちろん、インターンや企業説明会についての紹介を行なっております。

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