HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
インターンシップへの参加が決まったら、後悔のないインターンシップになるよう事前の準備が重要です。
貴重な就活の時間を使って参加するインターンシップ。
充実した時間を過ごすためにはどのような準備が必要か、インターンシップへ参加する前に知っておきましょう。
インターンシップは事前準備が重要
インターンシップは申し込んで、ただ参加すればいいわけではありません。
より良い就活を実現させるためには、インターンシップで得られるスキルや知識をきちんと吸収し、次のステップに繋げることが大切です。
そのためインターンシップ当日はもちろん、事前の準備が重要になります。
またインターンシップの中では、企業側も「自社に適した人材かどうか」を見ていることでしょう。
インターンシップ中の言動は、選考のひとつの要素になる可能性があります。
希望する会社の内部に入ることは、誰しもが緊張するものでしょう。
このため事前準備なしに参加すると、緊張で普段の自分を出せずに終わってしまう可能性もあります。
インターンシップの準備は持ち物などの実質的な準備はもちろんのこと、心構えや考えなど頭の中を整理しておくことも必要なのです。
インターンシシップはチャンスであると同時に、失敗するとダメージになるリスクを抱えています。
事前の準備をしっかりと行い、後悔のないものにしましょう。
インターンシップ参加前に準備しておくべきもの
インターンシップを就活に生かすためには、インターンシップの情報を収集して満足してはいけません。
インターンシップ参加後のことも考え、参加前にいくつかの準備をしておきましょう。
【インターンシップ前にしておくべき準備】
■インターンシップに参加する企業について事前に調べる
■参加するインターンシップのプログラムに備えて準備する
■インターンシップ開催場所までの交通機関や道のりを確認する
■インターンシッ当日の持ち物や服装を用意する
インターンシップ前に用意しておくべき準備【企業・業界研究】
インターンシップに参加する企業について調べることは最低限の項目です。
まずホームページは隅々まで読みこみましょう。
特に企業理念、事業内容、沿革、IR情報などは確認してください。
これらの情報が入っていると、インターンシップに参加した際に見聞きする内容をより深く理解できます。
また企業の社員に有意義な質問ができたり、逆に社員から質問された場合もしっかりと返答できたりするでしょう。
さらに、その企業の事業内容だけでなく広く業界研究をしておくことも必要です。
企業はひとつの会社で完結しているわけではなく、様々な企業が関わって成り立っています。
主要な取引先や競合企業はどこか。
それぞれの業績はどうか。
業界の変遷の中でその企業はどういう位置づけにあるのかなど、インターンシップへ参加する企業の業界研究をしておくこともおすすめです。
インターンシップ前に用意しておくべき準備【参加プログラム】
インターンシップのプログラムには様々なものがあることを説明しましたが、自分が参加する企業のプログラムは事前に確認しましょう。
例えばディスカッションがある場合は、業界研究を行って、自分の意見についてまとめておくことができます。
また、プログラムの内容をもとに達成すべき目標も決めましょう。
目標を定めることでインターンシップを能動的に受ける姿勢となり、得るものも多くなります。
目標は具体的に。
「グループワークで〇〇についての理解を深める」「3人以上の社員と話をして、その企業で働く意義について聴く」「就労体験で、5件以上のアポを取る」などプログラムの内容にあわせた目標設定をしましょう。
インターンシップ前に用意しておくべき準備【交通機関・道のり】
インターンシップ開催場所までの道のりは事前に確認しておきましょう。
特に交通機関についてはいくつかのルートを事前に検索しておくと安心です。
最近ではスマホで検索すればリアルタイムの最適なルートや交通情報が出てくるため、当日でよいと考えている人もいるかもしれません。
しかし交通機関だけでなく、最寄り駅からビルまでの所要時間なども含めて、出発時間を事前に確認しておくことは大切です。
また実際に交通機関の情報は最新でも、最寄り駅から企業までのルートに予期せぬ事態が起こる可能性もあります。
複合ビルに会社が入っている場合、その入口がわかりづらいことも少なくありません。
事前にインターンシップ開催場所までの経路を確認すること。
また余裕をもった時間で交通機関を調べておき、早めの到着を心がけるようにしましょう。
インターンシップ前に用意しておくべき準備【持ち物・服装】
持ち物や服装は事前に揃えておきます。
企業からインターンシップに必要な持ち物を提示されたら、必ず事前に用意、確認しておきましょう。
「家にあったはず」「コンビニで買っていけばいい」など曖昧な準備は危険です。
また特に指定されなかった場合でも、筆記用具やノート、ハンカチなどはしっかり用意しましょう。
筆記用具は黒のボールペンだけでなく、色ペンやシャーペン、消しごむなども入れておくと安心です。
また、ノートは小さなメモとA4サイズのものを用意し、状況に応じて使いわけましょう。
クリアファイルを持っておくと、書類などをもらった場合、折れずに持ち帰ることができます。
インターンシップに参加する場合の服装は、基本的にリクルートスーツです。
しかし軽作業があったり、私服でかまわないといわれたりするケースもあります。
さらにプログラムによってはインターンシップ先の企業が指定するものがある場合もあるでしょう。
私服の場合はジャケットが理想的です。
指定された場合は事前に調達し、直前になって慌てることがないようにしてください。
知っておきたい! インターンシップの内容とは
インターンシップと一言でいっても、そこで具体的にどのようなことが行われるのか、就活を始めたばかりの人はわからないかもしれません。
インターンシップには企業による違いがありますが、予備知識があるだけでも不安を解消して臨むことができるでしょう。
ここでは一般的なインターンシップで行われる内容を、短期・長期それぞれの項目に分けてお伝えします。
【短期インターンシップの場合】
・セミナーや企業説明、交流会
・体験型グループワーク
・グループディスカッション など
短期のインターンシップには、1日や3日以内のものなどがあります。
短期の場合、多くは企業説明がメインとなることがおおいでしょう。
実際に就業中の社内を案内してもらい、部署の配置やそれぞれの仕事内容について担当者が説明してくれるのです。
これは個人個人に行われる場合と、複数人で行われる場合もあります。
プラスしてグループでのディスカッションやグループワーク、交流会などを行う企業もあります。
グループワークは模擬的なものとなりますが、実際の仕事を疑似体験できる貴重な機会です。
また交流会やディスカッションを通して、他の学校の就活生と知り合い、考えなどを知る機会にもなります。
同じ世代のライバルがどのような考えを持っているのか知ることは刺激になると同時に、今後の就活に生かすこともできるでしょう。
【長期インターンシップの場合】
・実践的な業務 など
長期のインターンシップでは、もっと実践的に企業の業務に関わる機会が多くあります。
実務につき、社会人として就労体験できるのです。
企業によってインターンシップ中ずっと特定の業務を行うこともあれば、いくつかの部署を少しずつ経験させてもらえる場合もあります。
いずれの場合も社員の方と深く知り合うことができ、仕事についても理解を深めることができるでしょう。
実務に就くため責任も発生し、大変なことも伴うかもしれません。
しかし、リアルな現場を知ることで就活の参考になるだけでなく、社会人としての考えを身につける機会にもなります。
インターンシップの申込方法も事前に調査しておこう
インターンシップの開催時期や申込期限は、企業によって違います。
このためインターンシップへの申込方法も、事前に調査・準備しておくとよいでしょう。
【インターンシップの主な申込方法】
・大学のキャリアセンターを通じて申し込む
・インターンシップ参加中の友人の紹介を受ける
・就活支援サービスを利用してイベントに申し込む
・志望する企業のWebサイトを検索してインターンシップに応募する
インターンシップは申込方法についても企業による違いがあります。
どこで応募しているのか。
申込期限はいつか。
申込で必要な書類や審査は何があるのかなどをチェックし、しっかり準備しましょう。
インターンシップに申し込んだからといって、必ず参加できるとは言い切れません。
中には申し込んでも通らないことがあるのです。
例えば、実践型ワークや人気企業のワークなどは、応募者が多く高倍率になることがあります。
万が一、インターンシップに応募して落ちたとしても、基本的に採用とは直接関係ありません。
このためインターンシップ選考に落ちたとしても、その企業の本選考に応募できます。
ただしインターンシップへの参加を選考基準のひとつと考えている外資系企業もありますので、インターンシップの情報は早めに収集し、しっかり準備をして臨むことが大切です。
就活を充実させるためにもインターンシップの準備は万全に
インターンシップは、就活を成功させるためによい判断材料や経験になります。
インターンシップを成功させるには、事前の準備がかかせません。
まずは情報収集です。
それから申込をしっかり行うこと。
さらに参加に向けての物理的な準備と心の準備を行うことも大切です。