【就活生必見】ガクチカって何?その書き方は?

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

「ガクチカ」とは学生時代に力を入れたことの略であり、能力や人柄など様々な面で自社に合うかどうかを判断するために面接で頻繁に聞かれます。

自身がこれまでに経験したエピソードであれば、何を話しても問題はないですが、実績などを伴うエピソードとその過程の努力を伝えていけるといいでしょう。

エントリーシートに記載するときも面接で伝えるときも、結論から始まり、問題発見~解決のプロセスを伝えるという文章構成をすることで伝わりやすくなります。

はじめに

ガクチカはどこの企業の面接に行っても聞かれる王道な質問になりますので、しっかりと伝わるように言えるようになっていなければなりません。

準備をしておかないと自分でも何を言いたいのかわからなくなってしまいますし、面接官にも結局何をアピールしたかったのかわからないまま終わってしまいます。

急に質問されたとしても落ち着いて自分の良さをアピールできるように、しっかりとガクチカについては考えておきましょう。

ガクチカって何?

そもそもガクチカとは何か、よくわかっていない方もいるかもしれません。

就職活動のことを意識してはじめて聞く言葉ですので、よくわからないという方がいるでしょう。

ガクチカはどんな意味を持っているのかを、まずはしっかりと覚えておきましょう。

ここではガクチカの意味について説明していきます。

学生時代に力を入れたこと

ガクチカというのは、学生時代力を入れたことという意味で、学生のガクと力の読みの上2文字のチカを合わせています。

意味を見るとそんなに難しいものではなく、これならエピソードを作りやすいと感じる方も多いのではないでしょうか。

面接のときには志望動機や自己PRは必ずと言って良い程聞かれますが、それらと同じ頻度でこのガクチカも聞かれます。

「ガクチカはありますか?」とは聞かれませんが、「学生時代に最も頑張ったこと、力を入れたことはありますか?」というような感じで質問されます。

このときにハッキリと堂々と答えられると面接官にも伝わりやすく、 どんなことをしてきて入社後どのようにその経験を活かせるのかがわかるのです。

逆に曖昧なまま答えてしまうと、何を学生時代に頑張ったのか伝わりにくくなってしまいます。

エピソードを話そう

どんなことが学生時代にあって、どのように頑張ってきたのかエピソードを伝えましょう。

このとき自分だけが理解していても相手に伝わらなければ意味がないので、面接担当者の方が話を聞いてその情景が頭の中に浮かぶように話しましょう。

話すときにはどのくらいの経験をしているのか、そこからどう学んで自社ではどのように活かしてくれるのかを見ています。

さらに考えや雰囲気なども加味しながら、自社に合う人材かどうかというのもチェックしています。

どんなに立派な話を聞いても、 自社との関わりがほとんどないエピソードではあればあまり意味のないアピールになってしまうのです。

話から今後どのように経験を活かせるのかがリアルに想像できるよう、話すようにしましょう。

アルバイト

何を話すか考えたときに、アルバイトでのエピソードは利用できる場合が多いです。

アルバイトで売上を伸ばしたことなども話せると、特に営業など直接的に売上に直結する部門などで活躍してくれると印象を付けられます。

たとえば 「ケーキの販売時期に個人の目標金額があり、上位の成績に入るために友人や知人に声をかけ、ケーキの良さをアピールすることで購入してもらい、結果店内の中で1位の売上になった」 など具体的に頑張ったことを伝えてください。

サークル

学校生活では学業のほかに部活やサークルで頑張る方も多いと思いますが、部活やサークルなどでの頑張りも評価されやすいです。

何か県大会、全国大会に入賞したことがある方はその結果を話してどのように頑張ってきたのかを伝えても良いですし、 輝かしい結果があったわけではなくても粘り強く頑張ったことをアピールしても良いでしょう。

たとえば粘り強さをアピールする場合、 「中学生のときから吹奏楽を始め、高校、大学とほぼ10年近く続けていること」 を話し、長時間の練習も乗り越え、体力もついているエピソードなどを盛り込んでも良いです。

インターン

特に長期的なインターンでは、そこにいる社員の方と同じように働くケースも多く、アルバイトより負荷もかかりやすいです。

だからこそインターンも頑張ったことをアピールすると、好印象を持ってもらえます。

たとえば営業の仕事を頑張った場合など、 「社員以上の成果を得られるように努力をしたエピソード」 「電話での営業やコミュニケーションを取るのは難しかったこと」 を話し、最後には「どんな結果を残したのか」「入社後、どのようにその力を活かしていくのか」を話せると良いでしょう。

苦労をしたけれどそこからどのように頑張るのかを考えて、どんな成果を残したのかが上手に伝わると、好印象を持ってもらいやすくなります。

学業

アルバイトでのエピソードももちろん魅力的ではあるのですが、 学生の本来のしなければならないことは勉強ですので、ここでガクチカのエピソードがあれば伝えてみましょう。

特に大学に入ると上手に授業をさぼって遊んでしまう方もいますが、その中真面目に学業に励んできたエピソードなども好印象を与えられます。

「大学では毎回自分の受けている授業は出席し、わからない部分は自宅でしっかりと自分のものにするまで繰り返し覚えた」 ということも立派なガクチカです。

たとえば「そのおかげで単位を落とさなかった」「卒業に必要な単位も3年次ですべて取り終えた」 など努力が伝わるエピソードを伝えると良いでしょう。

ガクチカの書き方は?

相手に上手に伝える書き方をするときには、どのように話を組み立てていくのかが重要です。

上手に組み立てられないと、どんなに良い話をしていても何を言いたいのかがわからないまま終わってしまいます。

せっかく良いエピソードを伝えるので、まず話す順番を考えていきましょう。

そこに自分のガクチカのエピソードを思い出して書き出し、文章をつなげていくとわかりやすい話になります。

ここからは文章の書き方を詳しく説明していきます。

概要(何をしたか)

まずは自分が学生時代、何に力を入れてきたのかというのを、簡潔にわかりやすく伝えていきます。

ここの始まりで何の話をするのか伝えないと、何の過程の話をしているのかわからなくなります。

「部活で優勝を目指し部長として部員をまとめてきた」ということでも良いですし、 「アルバイトでは夜勤勤務が多かったが一度も休んだことがない」 など、これから話す内容は何についてなのかを書くのです。

そうすることで面接官からしても、これからどのような話が始めるのか大変わかりやすくなります。

もしほかの人がやったことのないエピソードがあればインパクトも大きいので、ガクチカを聞かれたときには伝えるようにしましょう。

課題(どんな問題が起きたか)

頑張ったことがあったということは、そこに対して何か課題があったと想定されます。

どんな問題があったのかを思い出して書き出していきます。

人生においてもですが、順調にいくときもあれば問題に直面してそこを克服しないと次へ進めないときがあります。

面接官もどんなことを問題して、そこに対して力を発揮したのか気になっていますのでわかりやすく説明しましょう。

「夜勤のアルバイトをしたての頃は、疲れやすく上手に時間が使えなかった」 「もっと簡単に売上が出ると思っていたがなかなか出なかった」 など問題を具体的に挙げて次へと話を進めていきましょう。

過程(問題への取り組み)

ここは面接官が一番聞きたい部分ですので、問題があってもそのままにせずどのように頑張ったのか、その過程を上手にアピールしていきましょう。

たとえば 「売上を出すためにまずは身近な人に商品の良さを伝え、さらには電話営業やチラシを配って頑張った」 「夜勤でも体調を崩さないように体力をつけ、食事の栄養バランスにもこだわった」 などでも良いです。

問題に対して具体的にどのように頑張ったのかを、わかりやすく書いてこんなことに取り組んだとわかるように伝えてみてください。

結果(それによりどうなったか)

具体的な問題への取り組みの結果、どんな風になったのかも伝えましょう。

その結果が輝かしいものである必要はないのですが、会社で働いたら頑張りとともに結果は求められますので、 少しでも自慢できるような結果があるものをアピールしたほうが有利です。

部活でも「努力をして頑張った結果、全国大会で第2位になった」と結果を聞くと、何も賞に入っていないよりもよっぽどの努力をしたのだろうと思ってもらえます。

まず全国大会に行くだけでも市や県の大会を突破しなければならないと予想されるので、面接官に容易には残せない結果だと伝わります。

自慢できるような結果ではなくても、忍耐力が身についたなどでも問題はありません

それに対する自分の分析

ここまでどのようなガクチカがあるのか書き、伝わりやすい文章を作ったら、 そのガクチカをどのように会社で活かしていけるかを考えましょう。

自慢のできるガクチカがあっても、それを次に活かせるわけではなかったりあまり会社に関係なかったりしてしまうと、アピールにはならずに終わってしまいます。

会社側としても現時点での実力だけでなく、会社ではその力を活かしてどのように頑張ってくれるのかを見たいと思っています。

粘り強さや体力があり今までアルバイトを休まないというアピールを活かし、どのように会社では発揮するのかも最後に文章として伝えるようにしましょう。

まとめ

ガクチカではよりインパクトのあるエピソードを、面接担当者にわかりやすく伝えるのがポイントです。

何をどのように頑張り結果を残したのか、ここで話を終わらせずに会社では今後どのように活かしていくのか自分の伸びしろを見せる話し方にしましょう。

話が伝わる書き方の基本は、概要→課題→過程→結果を伝え、それをどのように会社で活かすのかの順番です。

始めに過程の話からしてしまっても何の話をしているのかわからないので、ガクチカを伝えるときには順番も気を付けましょう。

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