【3種の例文あり】自動車工学の研究をテーマにした自己PR作成法

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はじめに

自動車工学の研究をテーマにして自己PRを作成するには、どうすれば内定獲得につながるのでしょうか。

企業がほしい人材と感じる自己PRを作成するためには、自己PRの書き方を踏まえるとともに、自動車工学の研究から得た強みをわかりやすく伝えることが大切です。

そのうえで、自己PR作成にあたっての注意点を理解して作成しなくてはなりません。

ここでは、自動車工学の研究を強みにした自己PRの書き方やアピールポイント、注意点と例文をご紹介していきます。

自己PRの作り方

内定を得るための自己PRを作るには、内容面だけでなく、どう伝えれば、強みがわかりやすくアピールできるかを考えなくてはなりません。

そのためには、伝わる構成がカギを握ります。

おすすめの方法が PREP法です。

PREP法はPoint(結論)→Reason(理由)→Example(具体例・具体的なエピソード)→Point(まとめの結論)の順序で、自己PRを作成する方法です。

まずは、自己PRしたい強みを一言で明確に結論づけます。

次に、なぜアピールポイントとして選んだのか、理由を述べましょう。

続いて、自分の強みであることを説得するための具体的なエピソードを述べます。

最後に、その強みを活かして志望企業にアピールするという流れです。

自動車工学の研究で強調できる特徴

自己PRでアピールできる自動車工学の研究で強調できる特徴とは、どんな点でしょうか。

もちろん、これまで自動車工学の研究において習得してきた強みはさまざまあると思います。

自己PRは個性や独自性を押し出して、ほかの就活生との 差別化を図ることも大切です。

一方で、何を自己PRにすべきか悩んだときや落ちない自己PRを作成したい際は、次のような特徴に注目してみましょう。

チャレンジ精神がある

試行錯誤をすることやさまざまなことに挑戦するチャレンジ精神は志望する業界や業種、職種を問わず、 これからの時代に必須な精神力です。

時代や環境の変化が激しく、想定外の災害やトラブルが世界規模で巻き起こる時代にあって、企業の事業が突然としてうまくいかなくなるリスクが増大しています。

常に上昇し続け、企業が安定成長をしていくために、時代の変化や将来を先読みしてのチャレンジは欠かせません。

特に自動車業界ではEUや東京でもディーゼル車やガソリン車の排除を打ち出しており、これまでのモノづくりが通用しなくなります。

世界的に自動運転の推進も取り組まれており、業界を取り巻く環境が大きく変わる転換期です。

チャレンジ精神を活かして、これからの時代を生き抜くために企業への貢献をアピールしましょう。

論理的な考え方ができる

自動車工学の研究をしてきた人をはじめ、理系の方は論理的に考えることが得意なはずです。

科学的な根拠に基づく知識と因果関係が証明された法則などを学び、新たに実験に取り組む際にもやみくもに実験するわけではありません。

まずは、 どういう結果が出そうか仮説を立て、条件を設定したうえで、手順や工程を準備して実験を行います。

結果が出たら、それを検証し、分析して、どうしてそうなったかを秩序立てて説明するというプロセスを何度も行ってきたことでしょう。

当たり前に思える考え方のプロセスが、企業で仕事をしていくうえで重要な強みになります。

研究や開発の現場だけでなく、企画職などとしてプレゼンする際や営業職としてクライアントに説明を行う際にも役立つ能力です。

知的好奇心がある

知的好奇心が旺盛なことも、これからの自動車業界にとってはチャレンジ精神と並んで持っていてほしい特徴です。

環境保護のために従来のガソリン車が否定され、安全や人手不足解消のために自動運転が推進される転換期が到来しています。

まだまだ開発途上の自動運転技術や環境性能に優れた車の開発のためには、新しいことを貪欲に取り入れていく知的好奇心は欠かせません。

他社に先駆けた新しい技術の開発や新しい車の開発に 知的好奇心を活かすことがアピールできます。

さまざまな規制や時代の変化により、従来のように車が世界規模で売れなくなる可能性があるとして、スマートシティづくりなど、新たな事業に乗り出した自動車メーカーも登場しました。

こうした新たな取り組みに柔軟に対応できる人材として、知的好奇心がアピールできます。

自己PR作成の注意点

自動車工学の研究をテーマに自己PR作成するうえで、注意したい点をご案内します。

NGな点、ぜひとも入れるべき点を踏まえないと、内定につながる自己PRが作成できないので注意しましょう。

専門用語は使わない

自己PRをするうえで大切なことは、専門用語はできる限り使わず、 誰にでもわかるような言葉に言い換えることです。

自動車工学の研究をしている方が、自動車関連業界や機械関連など理系分野の業界の理系職種を志望する場合など面接官は専門用語に長けていると思い込んでいませんか。

確かに専門性に長けている方もいますが、人事担当者などにはそこまで詳しくない方も多いです。

仮に専門分野の面接官であっても、専門用語を並べ立てるのではなく、誰もが理解できる言葉にかみ砕いて説明をすることで、専門的なことを深く理解していると判断してもらえます。

エピソードを述べる

自己PRにおいて、単に「私は自動車工学の研究をしたので論理的な考え方ができます。

知的好奇心があります。

チャレンジ精神があります。

」とアピールしても、実際にそういう人だと思ってもらえるでしょうか。

面接官はあなたと初めて会い、話したわけで、これまでの様子を何一つ見てきたわけではありません。

口で言うだけなら、誰にでも言えます。

チャレンジ精神なんてなくても、チャレンジ精神があると言えるわけです。

そこで、あなたに本当にその強みがあることを説得するために、 その強みを発揮できた具体的なエピソードを紹介することが大切です。

どのように貢献するかを述べる

最後の〆として、自己PRしたものをどのように仕事に活かしていくかをアピールしましょう。

PREP法における、最後のPoint(まとめの結論)の部分です。

自己PRを紹介しただけで満足してはいけません。

この場は、 あくまでも就活であり、自分を企業に売り込むための場です。

自己PRで述べた強みを、入社後にどう活かして、企業に貢献できるかをアピールすることで、採りたい人物と認識してもらうことができます。

自己PR例文

では、実際にどのように構成していけば良いのか、3つの例文をご紹介します。

PREP法に基づくこと、自己PR作成上の注意点を踏まえることを基本に、自動車工学の研究で強調できる特徴で作成した例文です。

実際にどのように書けば良いのか、参考にしてみましょう。

例文①

私のアピールポイントはチャレンジ精神が旺盛なことです。

大学の研究室に企業と自治体から、巡回バスの自動運転の実証実験の共同研究依頼が入りました。

2年にわたり研究を行い、実際に自治体の地域内で自動走行を行う際には、一番に手を挙げ、学生代表として車両内での検証担当に抜擢していただく経験を得ました。

ですが、走行開始からわずか30分経たずに縁石に衝突するという事故が起こり、実証実験は中止に追い込まれたのです。

安全が確保できない以上致し方ないことですが、地域の方の期待もあっただけに残念な結果が発生しました。

企業の試乗コースでは万全の結果が出ての実証実験であったため、非常に難しい技術だと痛感させられました。

企業の担当者にとっても想定外だったようで、学生時代にこうした現実に直面したことは、社会に出てから、より慎重かつ徹底した検証を行い、リスクを抑えるための良い経験を得たと考えています。

この経験を活かし、チャレンジ精神と慎重かつ十分な検証を両立させ、御社での次世代自動車開発に貢献していきたいです。

例文②

私の強みは論理的な考えができることです。

実は高校時代までは場当たり的に考える傾向にあり、授業で発表しても言っている意味がわからないと指摘されてばかりでした。

ですが、長年興味を抱いてきた自動車工学を大学で学ぶようになり、その魅力をしっかり伝えたいと説明の仕方を工夫するようになりました。

工夫を重ねた結果、論理的に筋道を立てて話すことができるようになったのです。

大学3年次にゼミ生を募るためのプレゼン担当をしたのですが、図表を用いながら筋道を立てた解説をしたところ、質疑応答も活発になり、盛況に終わりました。

その結果、40名ほどの聴講生の中から、募集定員の15名を上回る22名の応募があったのです。

これまでの実績は、15名の定員を前後する応募しかなかったので、大きな成果が出せました。

私は御社の製品開発部門を志望していますが、なぜ、その開発が必要か、その技術を使うのか論理的に道筋を立てて説明し、スムーズな仕事に取り組めるよう貢献していきたいです。

例文③

私の強みは知的好奇心があることです。

研究室で実車実験からステア特性を計測する方法を学ぶために、実験に取り組む際、テストドライバーを買って出ました。

車の運転が好きで、研究室のメンバーの中でも運転技術の高さに自信があったのですが、テストドライバーとしての運転はとても苦労しました。

実験の条件に沿って運転することが、通常運転よりはるかに難しいと考えもしなかったのです。

条件に沿って運転しているつもりが速すぎたり、遅すぎたりするうえ、何度も同じ場所を旋回し続けるので飽きが来て、気分も悪くなっていったのです。

仕事として毎日のようにデータを取るためにテストドライバーをされている方が、どれほど技術が高く、正確な運転をされているか思い知らされました。

同時に製品としてリリースされるまでには、多くの苦労や労力が費やされ、安全性や性能を高めていることに気付けたのは良い経験でした。

私は知的好奇心とたゆまぬ努力を重ねることを大切にして、御社で自動運転技術の開発、実験部門において貢献したいと考えております。

まとめ

自動車工学の研究をテーマに、内定獲得を目指した自己PRを作成するには、PREP法に基づいて構成していくこと、自動車工学の研究で強調できる特徴を具体的なエピソードに基づいてアピールすること、専門用語は使わずわかりやすい言葉で伝えること、最後に企業への貢献をアピールすることが大切です。

3つの例文を参考にしてイメージを膨らませ、実際に自己PR作成にチャレンジしてみましょう。

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