【3種の例文あり】ナノテクノロジーの研究をテーマにしたガクチカ作成法

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

ガクチカは大学時代に力を入れて取り組んだことで、文系の学生は部活やサークル、アルバイトなどをテーマにする方が少なくありません。

理系の学生の場合は、せっかくの大学での研究成果をぜひアピールしてください。

ナノテクノロジーはこれからの時代に求められるニーズの高い技術です。

無機材料、有機材料、金属など多種多様な材料に対する三次元加工をはじめ、機械システムの超小型化・超集積化に役立つマイクロ・ナノシステム技術など大学で学び、研究してきたことを活かすチャンスです。

ガクチカの作り方・流れ

ガクチカはただ、大学時代に力を入れたことを語ればいいのではありません

ひとつのテーマに絞り込み、順序立てて話を組み立てることで、企業の選考者に伝わるガクチカが作成できます。

アピールしたいエピソード例

ナノテクノロジーを研究してきた学生さんが、アピールしたいエピソード例はどのようなものがあるでしょうか。

今をときめくナノテクノロジー分野の中でも、期待される三次元加工、ナノマイクロシステムの開発をはじめ、大手企業との共同研究もアピール材料になります。

多種多様な材料に三次元加工を行った経験

三次元加工に力を入れている企業や今後その分野に取り組んでいきたい企業などでは、特殊な装置を使用して有機材料、無機材料、金属などさまざまな材料に対して三次元加工を行い、問題解決のための研究を行ったことがある点は、大きなアピール材料です。

三次元マイクロ構造加工用金型やプレス技術の開発に取り組んでいる企業は多く、順送プレス加工やリチウムイオン電池、半導体パッケージ、微細凹凸加工などに関連する企業を中心に取り上げたいエピソード例です。

大手企業との共同研究

大手企業との共同研究は、技術力が高く日本の産業を支えている中小企業への就活をはじめ、大手企業の競合他社への就活でもアピール材料になります。

企業の研究ノウハウや企業の研究スピードを経験したことがアピールポイントになるためです。

大学の研究室にて学生同士で研究する枠を超え、企業の研究開発職とより高性能な設備や機器を実際に操作しながら課題を解決するというミッションをこなしています。

そこから得たことをアピールしましょう。

ナノマイクロシステムの開発を行った

地球環境保護に役立つ技術や、高齢者をはじめあらゆる方に優しい技術が強く求められる時代には機械システムの超小型化・超集積化に役立つマイクロ・ナノシステム技術の発展と確立が欠かせません。

微量での計測やバイオ系薬品、酵素の高効率化学合成などを可能にするナノマイクロシステムを開発した経験は、技術革新に貢献したとしてアピールできます。

小型軽量化ニーズが高い宇宙マイクロ・ナノ技術や、小型高機能化のニーズが強い生体医療マイクロ・ナノシステム技術など、集積化、高度化、知能化が図れる新しい機械システムの開発研究を行った点をアピールしましょう。

ガクチカ作成の注意点

ナノテクノロジーの研究開発をテーマにガクチカを作成する場合、どのような点に気を付ければいいのでしょうか。

特に気を付けたいのは次の2つです。

どう気を付ければいいか、見ていきましょう。

研究の目的を明確に

ナノテクノロジー分野も幅広く、ナノテクノロジーで解決が期待されるさまざまな課題やニーズがある中で、なぜ、その研究を選んだのか、その目的を明確にしなくてはなりません。

研究においてもそうですが、ガクチカを語るうえでも目的とプロセス、結果を明らかにすることが大切です。

話の構成としてもメリハリがついてわかりやすくなり、あなたの興味がどこにあるかも伝わります。

なぜそのような研究を行おうと考えたのかを明確に述べましょう。

どのような工夫をして結果を出したかを具体的に

研究をしたことでどんな結果や成果が得られたかも大切ですが、そこに至るプロセスを伝えることも大切です。

あなたが、その研究にどのように取り組み、どんな経験をしたかが伝わるからです。

どのようにして課題を克服して、結果を導き出したかを具体的に伝えましょう。

難しい課題をどう克服したのか、その工夫の仕方や乗り越え方に企業の選考者は着目します。

入社後に仕事や研究課題に取り組む際の姿勢が見えるからです。

ガクチカ例文

「研究の目的を明確にすること」、「どのような工夫をして結果を出したかを具体的に書くこと」の注意点を踏まえ、エピソード例も含めて構成した例文を見ていきましょう。

どのような流れで作成するか参考にしてください。

多種多様な材料に三次元加工を行った経験

私が学生時代の研究テーマとして力を入れたのは、金属表面へ精密な三次元マイクロ構造加工を施す革新的技術を開発することです。

三次元マイクロ構造加工精密微細金型と高速プレス加工技術によって、リチウムイオン電池の性能と安全性をさらに高めたいと考えたからです。

リチウムイオン電池は他の種類の電池に比べて大きな電力を蓄えられる分、使い方によって発火や発煙のリスクがあります。

同じ大学生が電車内で携帯電話のバッテリーが燃えて、通勤時間帯の電車を一時停止させてしまうトラブルがあり、安全に利用できるようにしたいと考えました。

研究においては、金属界面と樹脂材料との接着強度を高める点に苦労しました。

3DM加工用プレス金型の開発に成功したことで、精密微細順送金型とリールツーリール高速プレスによる微細加工が可能となり、電池ケースと絶縁材料の接着強度が向上し、リチウム電池の高い安全性確保につながったのです。

あくまでも研究開発段階ですが、この経験を活かし、リチウムイオン電池やLEDや高周波トランジスタなどの半導体パッケージをよりいっそう小型化することや高性能化に取り組みたいです。

大手企業との共同研究

私が学生時代に最も力を入れたのは、大手企業との共同研究です。

マイクロ流体デバイスを用いた多彩な流体制御技術を、高機能ファイバー作製に応用できる道を開くことが研究目的です。

高機能ファイバー作製への応用を目指した○○社との共同研究に、大学のゼミの教授と学生メンバー5名とともに参加できました。

複雑な形の流体断面を作り出すことが難関でした。

マイクロ流体デバイスのファブリケーションを工夫することで、簡単な構造のデバイスで複雑な流体断面の形状制御が実現できたのです。

マイクロ流体デバイスにより、流路内の流れを制御することに成功したことで、今後の開発として高機能ファイバーへの応用の道が開けました。

企業との共同研究では高機能ファイバー作製という明確な目的を掲げ、そこに取り組むプロセス管理やノウハウを学ぶことができました。

この経験を活かし、入社後も実用化に結び付く研究開発を行っていきたいです。

ナノマイクロシステムの開発を行った

私が学生時代に力を入れて取り組んだ研究は、マイクロ化学チップの開発です。

ナノ化ニーズの高い燃料電池の電極や、医薬品開発への応用ができるからです。

そのための目的と課題は、マイクロ化学チップ内で金属錯体含有蛋白質を合成させることでした。

従来の方法で行うと金属錯体の合成に徹底した温度管理や雰囲気制御、長時間の撹拌が必要でした。

マイクロ化学チップの研究開発を通じて、室温、大気中、1秒以下での高効率合成に成功しました。

これによってマイクロ化学チップ内で金属錯体含有蛋白質を合成させることに成功し、従来の方法に比べると、3倍以上、効率的に目的生成物を得ることができるようになったのです。

この経験を活かし、マイクロ化学チップ内で金属錯体含有蛋白質を結晶化、単離させることができれば、御社で医薬のナノ化に適用でき、より浸透性が高く効果が発揮できる医薬品の開発につながると考えています。

まとめ

ナノテクノロジーを研究した方がガクチカでアピールしたいエピソード例は、「多種多様な材料に三次元加工を行った経験」、「大手企業との共同研究」、「ナノマイクロシステムの開発を行った経験」です。

「研究の目的を明確にすること」、「どのような工夫をして結果を出したかを具体的に書くこと」の注意点を踏まえ、自分が大学時代に力を入れたことをわかりやすく説明し、入社後にどう貢献したいか具体的にアピールしましょう。

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