HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
理系学生のなかには、大学卒業後の進路として大学院への進学を考えている方も多いことでしょう。
特に、研究実績と英語力を武器にグローバルな働き方をしてみたい場合には、海外での大学院進学が視野に入ってきます。
しかし、海外の大学院といっても、その特徴は国によってもさまざまです。
自分の求めるものとその国で受けられる教育にギャップがあると、海外留学自体を失敗しかねません。
そこで今回は、人気の高い英語圏のなかでもおすすめの「イギリスの理系大学院への進学」について詳しく紹介します。
【イギリスの理系大学院進学の実態】イギリスの大学院の特徴
イギリスの大学院には、ほかの国とは異なる特徴がいくつかあります。
特に、修士課程に必要な期間の短さや、目的別の講義タイプ、進学する年齢の幅広さといった特徴は、日本からの留学生にとっても魅力的なものでしょう。
これらは、チャレンジのしやすさや得られる知識・経験に大きく関与するため、重視したいポイントでもあります。
まずは、イギリスならではの大学院の特徴を把握して、自分の理想とする進学先となるかどうか見てみましょう。
修士課程が1年で終わる!
修士課程は1年で終わる点が、イギリスの理系大学院における最大の特徴です。
日本の修士課程にあたるイギリスのマスターコースでは、MBA(Master of Business Administration)や MA(Master of Arts)、MSc(Master of Science)などの修士号(Masters’ Degree)を取得できます。
日本やアメリカでは、この修士号取得に必要となる修士課程に2年かかるのが一般的です。
しかしイギリスでは、修士課程が1年で修了するのが一般的です。
そのため留学期間が短く済み、留学に必要となるさまざまな負担を減らせるでしょう。
また1年ですぐに就職へ進めるため、学部卒での就職と比べてもそれほど時間的なロスを感じません。
学位の種類
イギリスのマスターコースで取得できる学位にはさまざまな種類があります。
のちほど詳しく解説する講義タイプによってもカリキュラムが異なってくるため、複雑だと感じる人も少なくないでしょう。
今回はすべてを網羅するのではなく、主要なものをピックアップして紹介します。
それぞれどんな分野を学ぶのか、どんなカリキュラムが用意されているのか、どんな人に向いているのかなどを中心に紹介しますので、大学院に進学する目的や学びたいテーマが何なのかを意識しながら読んでみてください。
Master of Arts(MA)
Master of Arts(MA)は、文系科目を中心とした修士課程です。
コミュニケーションをはじめ、教育・言語・言語学・文学・地理・歴史のほか、芸術や音楽といったアートや社会科学の分野で授与されます。
一般的なプログラムの内容は、質的研究を中心とした授業をはじめ、ディスカッションや論文作成などが含まれることが多く、試験もしくは論文の提出を通して修士号が取得できるか否かが決まります。
卒業要綱の一例として、約2万字の修士論文と約5000字の小論文を2ヶ月に一度提出することが求められるケースもあるため、修士課程を1年で終えるためにはかなりハードなスケジュールをこなす必要があるといえるでしょう。
文系学問の理論の中でも特に西洋の理論を深く学びたい学生にはオススメです。
Master of Science(MSc)
Master of Science(MSc)は、ある特定の分野について専門的に学ぶことのできるスタンダードな修士課程です。
こちらは、大学で高度な学問的知識を身に付けた学生が卒業後すぐに進学することを想定してカリキュラムが組まれています。
通常は技術・工学・数学といったSTEMの分野のプログラムを総称していますが、社会科学・ビジネス・マネジメント・コンサルティングといった分野もMScの領域に含まれているため、「MSc in Management」や「MSc in Finance」など専門的に扱う領域に応じて名称が異なっています。
一般的に、生物学や化学、工学といった科学の分野で授与されるため、理系の学問を学びたい学生にはオススメです。
Master of Business Administration(MBA)
Master of Business Administration(MBA)は、ビジネスやマネジメント分野を専門に扱う修士課程で、ビジネス界でのキャリアアップを目指すにあたって必要なスキルや知識を身に付けるためのプログラムを提供しています。
特にイギリスではトップレベルのMBAプログラムが用意されていることが多く、上述した2つの学位と同様に良質なプログラムを1年で学ぶことができます。
基本的には管理職などの実務経験を数年以上積んでいないと出願することができないため、年齢も20代半ば以上がほとんどであり、30代、40代の学生も珍しくありません。
プログラムの内容は実践型のものが多く、実際の現場を体験する機会もあるため、将来的に起業やマネジメントをしたいと考えている人にはオススメです。
講義タイプが分かれている
イギリスの大学院は、その講義の内容にも大きな特徴があります。
講義は異なる2つのタイプに分かれていて、講義中心のコースと研究中心のコースからなるカリキュラムが特徴的です。
講義中心のコース(Taught Course)では、毎週講義に出席して、学期ごとに実施される期末試験を受けながら修士論文を執筆することになります。
一方、研究中心のコース(Research Course)は、日本の修士課程に近く、定期的なレポート提出やプレゼンテーション・ディスカッションを重視するスタイルです。
コースによって知識習得の方法に違いはありますが、どちらにも共通するのは、学ぶ目的や研究テーマを見据えて積極的にカリキュラムをこなしていく必要があるという点でしょう。
何歳からでも講義を受けられる環境がある
日本とイギリスの大学院の違いとして、その年齢層の幅広さも特徴的です。
日本では、学部を卒業してからそのまま進学することの多い大学院ですが、イギリスでは、大学院進学時の平均年齢は29歳となっています。
これは社会人経験を経てから、キャリアアップや学び直しのために大学院の門を叩く人の多さを示しているといえるでしょう。
明確な将来の目的をもっているならば、1年間というわずかな離職期間で知識を得られるイギリスの大学院は、魅力的です。
また、さまざまな年齢層・国の学生が集まるイギリスの理系大学院には、どんなバックグラウンドをもつ学生でもなじみやすい風土があります。
多様性あふれる仲間と過ごす学生生活では、広い視野・高いコミュニケーション能力といった、日本ではなかなか手に入れることのできない視点を獲得できるでしょう。
【イギリスの理系大学院進学の実態】イギリスの大学院の年間スケジュール
イギリスの大学院には1年間に3つのセメスター(学期)で構成されています。
まず1学期は入学時期である9月にオリエンテーションがあり、10月から12月にかけては基礎科目を勉強するのが一般的です。
そして冬休みを挟んだ後、1~2月にあるテストを終えると2学期が始まり、専門科目の勉強や修士論文に向けた研究計画書の作成を行います。
また、就職活動も1月頃からスタートします。
4月には日本語・英語のバイリンガルを対象としたジョブフェアである「ロンドンキャリアフォーラム」が開催され、学生と企業のニーズが合致すればその場で内定が出るケースもあるようです。
4月の休暇を挟んだ後に5月にあるテストを終えると3学期が始まり、約3ヶ月かけて教授と議論しながら修士論文を仕上げます。
進級制度
イギリスの大学院では進学制度が取り入れられているため、各学期の終わりに進学テストを受ける必要があります。
それらに合格しなければ落第となってしまい、その学期をやり直さなければなりません。
修士論文についてはほぼすべてのコースで必修となっており、提出した論文が9月までに認められなかった場合、修士号は授与されません。
また、イギリスの大学院の評価制度は日本と比べると比較的厳しめですが、採点基準は明確になっているため、真面目に勉強すれば単位を落とすことはほとんどないでしょう。
ただし、英語力の乏しさゆえに少々難しい表現を多用してしまい、テストやレポートで自分の意図をうまく伝えられない留学生も少なくありませんので、なるべく簡潔な表現を意識することが重要です。
【イギリスの理系大学院進学の実態】イギリスの大学院に進学するメリット
自分が希望する研究内容を存分に学べるかどうかも大切ですが、海外に住む以上、研究以外の部分にも目を向けなければなりません。
イギリスの大学院には、必要な期間の短さや異なる講義タイプ、学生の年齢の幅広さといった特徴以外にも、魅力あるメリットがたくさんあります。
国内外を含めてどこの大学院がよいか悩んでいる方にとって、実際にイギリスで学生生活を送るうえでの住環境・教育水準の高さなどは、進学の決め手となる大きなメリットです。
限られた時間で最大の恩恵を得たいならば、イギリスの大学院のメリットをチェックしてみましょう。
住居が保証されている
海外への大学院進学で心配になりやすいのは、住む場所についてでしょう。
しかし、イギリスの大学院に留学する場合、留学生は提携アパートである大学の寮への入居が保証されています。
そしてそのなかに希望物件が見つかれば、優先的に住めるというメリットがあります。
希望のアパートをいくつか申し込んでおけば、そのどれかには割り当てられる仕組みの大学がほとんどです。
一般的に身元保証なども心配な賃貸住宅探しですが、イギリスでは学校が責任をもって住宅を探してくれるため、住む場所で悩まされることはないでしょう。
もし、希望のアパートがない場合には、学生だけでなく社会人も利用するフラットシェア(シェアハウス)を借りることもできます。
どの物件に住むかについては、自分に合った家賃や大学までの距離はもちろん、買い物のしやすさや図書館の場所などについてもチェックしてみましょう。
教育水準が高い
イギリスの大学院が1年で修了するからといって、その内容が薄いということはありません。
むしろ、1年で効率よく専門知識を吸収できるため、イギリスの大学院教育の水準は高いのです。
教育水準の高さを示す具体例として、チュートリアルという文化があげられるでしょう。
イギリスの大学院では、レクチャー(講義)・セミナー(議論)のほかに、チュートリアル(個人指導)という形の指導があります。
これは、チューターと呼ばれる教授などの指導教員と1対1、または少人数でディスカッションを進めるものです。
イギリスの多くの大学院で実施されている重要かつ伝統的な手法です。
大学院生活では、このチュートリアルを通して講義内容の補足や専門知識の深い理解を目指し、修士号取得に必要な思考力やプレゼンテーション力を磨いていくことになります。
修士課程の期間が短い
1年で終わる修士課程期間の短さはイギリス大学院の特徴でもあります。
そしてその特徴がもたらすメリットはとても大きなものです。
まず、日本では2年間の修士課程生活でかかる費用は高額となりますが、イギリスの修士課程ならば、その費用は1年分のため単純計算で半分となります。
留学するために、アルバイトなどで資金を貯めなければならないと思われがちですが、イギリスの大学院ならば、想定よりも低予算で進学がかなうでしょう。
また、日本で修士課程に進んだ場合、学部卒の就職組と比べて就職までに2年間の差が生まれてしまいます。
そのため、2年間の実務経験の差をキャリア上のリスクととらえて、大学院進学をあきらめてしまう方もいるかもしれません。
しかし、1年間で終わるイギリスの修士課程への進学ならば、学部卒就職組と比べてもそれほどの差は生まれないうえに、英語力の向上という大きなメリットも与えてくれるでしょう。
【イギリスの理系大学院進学の実態】イギリスの大学院に進学するデメリット
魅力やメリットの多いイギリスの大学院進学ですが、もちろん、デメリットといえる部分もあります。
イギリスでは、物価の高さや研究スタイルにおける日本との違いに悩まされることもあるかもしれません。
特に学費の高さや、1年間でやるべきことが多いなど、学生生活上のデメリットは、イギリスの大学院進学を検討するうえで大きな問題です。
いざ現地で暮らし始めてから、こんなはずではなかったと後悔する前に、デメリットについても詳しくチェックしておきましょう。
学費が高い
イギリスの大学院進学を考えるうえで大きなネックとなるのが、学費の高さでしょう。
日本では、国立で82万円程度、私立(理系)で100~180万円程度といわれる1年間の学費ですが、イギリスでは、1万~2万ポンド(約130~260万円)ほどかかるのが一般的です。
1年で修了するとはいえ、日本の大学院と比べれば割高となる点は否めません。
学生ビザ(Tier4)を取得するイギリスの大学院留学では現地でのアルバイトが許されています。
しかし、研究を優先しなければならないため、労働は週20時間までに制限されています。
日本と比べると割高に感じられるイギリス大学院ですが、アメリカの大学院よりも大幅に学費を抑えられるのです。
そのため、語圏の大学院進学を考えているならば、イギリスの大学院は学費面でも魅力的な選択肢となるでしょう。
日本の大学院よりも忙しい!
イギリスの修士課程では、日本の大学院よりも忙しくなることを覚悟しなくてはなりません。
イギリスの大学院は履修期間が1年間であるため、入学してすぐに修士論文に取りかからなければ修士号取得は難しいでしょう。
また、1年間で学ぶのは、専門性の高い科目ばかりです。
修士論文のための研究や調査と並行して、レベルの高い講義内容やプレゼンテーションについていくためには、計画を立てるのはもちろん限られた時間の使い方をよく考える必要があるでしょう。
さらに、学期ごとに提出するレポート課題やエッセイにも高いクオリティが求められます。
講義・課題・修士論文それぞれに全力で取り組まなければならないため、日本の大学院生活よりも格段に多忙であることは間違いないでしょう。
【イギリスの理系大学院進学の実態】イギリスの大学院進学のために準備すること
イギリスの大学院進学における、メリットとデメリットをよく見極めたうえで進学を希望するならば、早めに準備しなければならないことがあります。
すべて自分で情報を調べて準備しなければなりませんが、出願締め切りに間に合うよう、着実に進めることが大切です。
出願には、英語力を示すIELTSスコア・成績証明・推薦状・在学証明・論文といった書類が必要となります。
すべてをそろえるためのスケジュール調整を万全にしなければなりません。
出願締め切りから逆算し早めの着手を心がけて、合格までの道筋を整えましょう。
IELTSを受ける
イギリスの大学院に進学するということは、講義や研究のすべてを英語で行うことを意味します。
そのため、内容を理解するためにある程度の英語力が必須です。
アメリカの大学院ではTOEFLが使われます。
しかし、イギリスの大学院に出願するためには、IELTS(アイエルツ)という英語力テストを受けなければなりません。
IELTSのなかでも、留学に必要な英語力を証明するアカデミック・モジュールには、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの科目があり、この成績が入学の判断基準となります。
入学に必要となるスコアは、大学院によってさまざまですが、7.0以上を求められるケースがほとんどでしょう。
またIELTS受験には、パスポートが必要となるため、余裕をもって取得しなければなりません。
成績証明など
イギリス大学院の出願には、英語力の証明以外にも学力を証明する書類や自己PRの書類が必要です。
まずは、大学の成績証明書と学位証明書を準備しましょう。
自分が在籍した大学で、英文の証明書を発行してもらうことになりますが、その際には自分の名前ローマ字がパスポートと同じつづりであることをよく確認してください。
つぎに、推薦状を必要数準備します。
推薦状は、学部生時代に卒業研究などの指導を受けた教授に依頼するのが一般的でしょう。
そのほかにも、学部の在学証明・卒業証明も必要です。
英文で書く志望動機は、イギリス英語ネイティブの方にチェックしてもらうとよいでしょう。
また、MBAなど一部の課程では、一定の職歴が必要となる場合がありますので、英文の職務経歴書が必要です。
さらに、1年以上の滞在となるため、Tier 4ビザも取らなくてはなりません。
【イギリスの理系大学院進学の実態】他の国との比較
同じ英国圏でも、大学院の制度は国によって大きく異なります。
これまでは、留学先として特に人気の高いイギリスに焦点を当てて解説をしてきましたが、自分に合った留学先を選ぶにあたって、他の国の大学院制度についてもきちんと把握しておきましょう。
せっかく高い費用と時間をかけて海外留学をするのですから、なるべく自分の理想に近い教育を受けられる国で勉強したいと思うのが心情です。
イギリスの大学院への留学が本当に自分に合っているのかどうか、他の国の大学院と比較しながらたしかめてみてください。
アメリカ
アメリカの大学院はイギリスとは異なり、修士課程を取得するのに2年必要です。
1年目は基礎科目、2年目は専門科目を学びます。
履修期間が長いこともあって、必修科目以外の選択科目や修士論文の有無を自由に選択することができ、専門学校などへのダブルスクールやインターンへの参加を並行して行う学生も多くいます。
長期休暇もイギリスと比べると長いため、自分の行動次第で多種多様な経験を積むことが可能であり、国柄と同じく自由な学生生活を送れることが特徴です。
ただし、入学時点で求められている英語力も高く、世界中からハイレベルな学生が集結するため、留学の難易度は非常に高いといえます。
学費に関しては、2年間ある分留学費用が高くなるのは当然ですが、1年単位で見てもイギリスと比べると比較的高めに設定されています。
オーストラリア
オーストラリアの大学院は基本的に1年半で修士課程を取得するため、アメリカとイギリスの中間というイメージです。
1年目の1学期に基礎科目、2学期に専門科目を学び、2年目の1学期に修士論文を作成します。
ただしアメリカと同様、修士論文を書かない選択も可能です。
最たる特徴は、ほとんどの大学には英語学校が併設されている点です。
入学前の英語学習に加え、TOEFLやIELTSなどの各種テスト対策も可能なため、効率よく語学力を高めることができます。
また留学生を積極的に受け入れていることから、留学生の悩み相談を受け付ける留学生オフィスも併設されており、安心して勉強できる環境が整っています。
学費に関しては、ほとんどの大学が国立のためそこまで高くありません。
カナダ
カナダの大学院は基本的にアメリカと同じ教育制度が採用されていますが、2年目をリサーチ(研究)主体で進めるコースが多くあるため、大学時代に基礎知識を学んでおく必要があります。
最たる特徴は、入学難易度の高さと学費の安さの2点です。
カナダには州立の大学が多いことに加えて、アメリカなどと比べると物価が低いことから、世界のトップスクールに引けを取らないハイレベルな教育が受けられるにも関わらず学費を安く抑えることができます。
さらに少人数授業がメインということも相まって人気が高く、世界中から優秀な学生が集まってくることから、合格の難易度は非常に高いといえるでしょう。
そもそも学校の数が少ないことも難易度の高さに拍車をかけています。
中国
中国はその国土の広大さから、地方ごとに文化や気候が異なっています。
カリキュラムの内容も重要ですが、日々の食生活に馴染めずつらい思いをする留学生も少なくないため、事前調査を念入りに行いましょう。
留学の難易度に関しては、言語の壁にぶつかる学生が非常に多いです。
特に、修士論文についてはネイティブの学生と同じレベルの完成度が求められます。
大学院によっては、口頭試問を一度で通過する外国人留学生がほとんどいないところもありますが、その分高い中国語スキルを身に付けることができるでしょう。
なお、1年間の留学費用や生活費などは比較的安い傾向にありますが、修士課程を取得するには最大で3年間留学する必要があるため、トータルで見ると留学費用は高くなります。
【イギリスの理系大学院進学の実態】まとめ
理系専攻ならば、英語力や思考力を必要とするイギリスの大学院への進学は、就職に向けた大きなアドバンテージとなります。
費用や忙しさといった面で不安を抱いていても、質が高く世界的に評価の高いイギリスの大学院教育を受けられるメリットの大きさは、はかり知れません
自分の今後のキャリアにおいて、イギリスの大学院で学んだことを存分に活かせるならば、イギリス大学院への進学は現実的な選択肢です。
日本では経験できない多くのものを学べる機会ですので、メリット・デメリットもよく検討したうえで挑戦してみましょう。