理系で儲かる仕事11選|平均年収や就くための方法もあわせて紹介

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

「理系の仕事ってどのくらいの年収なの?」
「理系で儲かる仕事には何があるの?」
「儲かる仕事に就くためにはどんな方法がある?」

このように、理系の仕事に就いて稼ぎたいと考えている方の中には、理系の仕事の年収などについてさまざまな疑問を抱えているという方もいるのではないでしょうか。

本記事では、理系の仕事の平均年収や理系の儲かる仕事について紹介しています。この記事を読むことで、特に年収が高いと言われている理系の仕事について把握できるようになるでしょう。

また、理系と文系の平均年収の差なども紹介していきますので、理系の仕事に就くかどうか迷っている方も、ぜひ参考にしてみてください。

理系で儲かる仕事を知りたいと考えている方は、ぜひこの記事をチェックしてみてはいかがでしょうか。

理系の仕事の平均年収はどのくらい?

ある調査によると、理系大卒の平均年収は男性で約600万円、女性で約260万円とされています。日本全体での平均年収は433万円となっているため、労働人口全体での平均年収よりも理系の平均年収は高いと言えるでしょう。

出典:令和2年分 民間給与実態調査統計|国税庁
参照:https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2020.htm

理系と文系の平均年収の差

理系と文系では理系の方が年収が高い傾向があり、平均年収で見ると理系の方が約10%高いと言われています。前述の調査では、文系の平均値は男性でおよそ559万円、理系は前述のとおり約600万円とされていました。

そのため、文系と理系という違いによって生涯年収にも大きな差が出るでしょう。

理系で儲かる仕事11選

理系の仕事は専門的な知識や技術が必要とされるものが多いため、文系よりも平均年収は高いといわれています。特に理系の中でも年収の高い仕事としては、「医師」「一級建築士」「アナリスト」などがあります。

ここでは理系で儲かる仕事11選を紹介していきますので、参考にしてみてください。

1:医師

医師はさまざまな理系の職業の中でも特に高い年収を得られる職業です。年収1,000万円以上の年収を得られる職業はごく一部に限られていますが、医師は1,400~1,600万円程度の年収を得ている層が多いとされ、理系で儲かる仕事の代表格となっています。

2:一級建築士

一級建築士とは、設計する建物に関する制限がない建築士です。

二級建築士の場合、戸建住宅程度の規模の建物しか設計することができませんが、一級建築士であれば小規模な建築物からショッピングモールなどの大規模な建築物の設計まで行えます。

一級建築士になるためには、資格取得だけでなく設計事務所などで勤務した経験が必要になります。

3:アナリスト

アナリストとは、銀行や証券会社といった金融機関に所属し、株価や金融の予測などを行う職種です。アナリストは経済や政治、企業の経営状況など幅広いデータを総合的に調査分析し、株式売買の戦略などを立てることが仕事です。

金融機関に勤務する以外に、独立して仕事をしている人もいます。フリーランスのアナリストとして仕事をする場合は、十分な実務経験を積む必要があります。

4:研究者

研究者とは、メーカーや公的機関、大学などに設けられた研究所や研究部門で特定分野の研究開発を行う職種です。既存の製品の改良や新しい製品の開発を行うことが主な仕事となります。

企業の場合、食品や日用品、化粧品、半導体などさまざまな分野の研究部門に勤務して研究開発を行います。なお、研究者は大学院を卒業した人材がその多くを占めているといわれています。

5:データサイエンティスト

データサイエンティストとは、ビッグデータの収集、分析を行う職種です。データの分析結果に基づき、企業が抱える課題の解決策の提案や意思決定のサポートを行うことが仕事です。

近年では、多くの企業でデータの利活用が進んでいることもあり、データサイエンティストの需要が高くなってきています。データサイエンティストになるには、統計学などの数学的な知識が必要とされるでしょう。

6:大学教授

大学教授の中でもアカデミックな研究を行っている専任の大学教授は年収が高いといわれています。大学教授は理系などの専門的な知識を持っていなくても就くことができますが、年収1,000万円を超える大学教授は社会的地位も高いでしょう。

7:高校教員

高校教員も理系の中で年収が高い職種です。理系の科目には普通科の科目である「数学」「化学」「物理」「生物」「地学」の他、農業高校や工業高校では「農業」や「工業」などの科目を教えるケースもあります。

高校教員になるには大学の教職課程を経て教員免許を取得する必要があります。また、公立高校の教員になるためには、さらに都道府県の教員採用試験に合格しなければいけません。

8:ITアーキテクト

ITアーキテクトとは、クライアントのニーズに合ったシステムの設計や構築を行う仕事です。企業のビジネス戦略において、最適なシステムの企画や立案を行う役割を持ちます。

また、システム全体の方向性を決定し、保守運用まで提示する技術者をITアーキテクトと呼びます。工学部の出身者などに向いた職種となっており、ITアーキテクトになるためにはエンジニアなどの実務経験が必要になるでしょう。

9:技術士

技術士とは、科学技術に関する技術的な知識や応用能力が求められる職種です。技術士はエネルギーや上下水道、素材、半導体といったさまざまな科学技術の分野で活躍しています。

技術士には独占業務がほとんどないため、企業に所属して働いている技術士が多いといわれています。また、技術士になればAPEC加盟国間でも技術士として働けるAPECエンジニアになることも可能でしょう。

10:アクチュアリー

アクチュアリーとは、ビジネスでの将来のリスクの分析や評価などを行う職種です。日本語では「保険数理士」と呼ばれることもあり、保険料の計算などを行うことが主な仕事となります。

保険の掛け金を算出する場合、事故の確率やリスクなどを考慮して計算する必要があります。そのため、アクチュアリーには統計学などの専門的な知識や数学的な知識、計算力などが必要とされます。

11:医薬情報担当者

医薬情報担当者とは、医療従事者に対して自社の医薬品の情報を正しく伝え、処方につなげる職種です。医薬情報担当者は「MR(Medical Representative)」と呼ばれるケースも多く、製薬会社に勤務するパターンとCSO(医薬品販売業務受託機関)に所属するパターンがあります。

医療品は薬価が決まっているため、値引きなどの対応を行うことはできません。そのため、医薬情報担当者は正しい情報を伝えることで、医療従事者に医薬品の有用性を理解してもらうことが大切です。

理系で儲かる仕事に就くための3つの方法

ここまで紹介したような理系の仕事は他の仕事と比べて年収が高いため、このような仕事に就きたいと考えている方も多いでしょう。

しかし、本記事で紹介したような仕事は専門的な知識や技術を要求されるため、特定の資格を取得する必要があるものも多いです。

それでは、理系で儲かる仕事に就きたい場合、具体的にどのような対策を行えば良いのでしょうか。最後に、理系で儲かる仕事に就くための方法について解説していきます。

  • 特定の資格を取る
  • 儲かる仕事に就くための必要情報を得る
  • 企業研究を念入りに行う
  • ステップアップできる会社に入る

1:特定の資格を取る

世の中には資格が必要ない仕事と資格がなければ就くことができない仕事があります。理系で儲かる仕事として紹介した仕事の中にも、特定の資格がなければ就くことができない仕事も多いです。

たとえば、医師になるためには医師免許を取得する必要があり、一級建築士になるためには建築士の資格や実務経験が求められます。高校教員になるためにも教員免許を取得する必要があるでしょう。

自分が目指したい職業に資格が必要な場合、まずは勉強をして資格を取ることが大切です。

2:儲かる仕事に就くための必要な情報を得る

理系で儲かる仕事に就きたい場合は、その仕事に就くための情報を収集しましょう。前述のとおり、特定の資格がなければ仕事に就くことができないケースや、資格だけでなく数年の実務経験が求められるようなケースもあります。

このように、仕事に就くための条件がある場合、事前に情報を得ていなければすぐに仕事に就くことはできません。事前にその仕事をするために必要な情報を収集し、スキルを身につけるなどの準備を行っておくようにしましょう。

3:企業研究を念入りに行う

年収の高い企業は就活生に人気のある大企業が多いため、倍率が高く就職活動のハードルが高いといえるでしょう。特に本記事でも紹介した研究職は、もともと募集が少ない上にライバルも多いです。

そのため、企業がどのような人材を求めているのか十分に調査し、早い段階から対策を行う必要があります。理系で大学院を卒業しているような方の場合、食品メーカーや化粧品メーカーの研究者として働きたいという方も多いため、企業研究は念入りに行うようにしましょう。

4:ステップアップできる会社に入る

社内でステップアップすることで年収をアップできる会社に入るのもおすすめです。たとえば、IT系の技術者であれば、上流工程の業務やマネジメントなどに携わる人材ほど年収も上がっていく傾向があります。

また、業務独占資格などを取得した場合は、企業で数年経験を積んだのちに独立起業し、フリーランスとしてステップアップするのも良いでしょう。

理系で儲かる仕事について知ろう

理系の仕事は文系と比べて年収が高い傾向にあります。特に年収が高い仕事であれば、年収1,000万円を超えることも難しくはないでしょう。

本記事で紹介した、理系で儲かる仕事や理系で儲かる仕事に就くための方法などを参考に、事前に仕事に就くための情報収集を行い、資格やスキルを取得して儲かる仕事への就職を目指してみてはいかがでしょうか。

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