5月に内定なしはやばい!手遅れになる前に就活のやり方を見直すべし

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

【5月に内定ない】5月に内定のない就活生は危機感を持った方がいい

就職活動を進める中で、5月に入ってもまだ内定をもらえていないという状況に、不安や焦りを感じている方も少なく有りません。

実際、5月までに内定がない就活生の方は、少し危機感を持った方が良いでしょう。

現状を正しく理解し、次の一手を早めに講じることがとても大切です。

就活は、内定の数を競うものではありませんが、内定をまずは1つ獲得しておかなければ、安心して就活を進めることができません。

5月という時期は、企業の選考も本格化しており、学生の間でも内定獲得に明確な差が出始めるタイミングです。

つまり、今こそ就活の進め方を見直す絶好の機会とも言えるのです。

5月の内定率

2025年4月時点での26卒学生の内定率は、各種調査によるとおおよそ60〜70%程度とされています。

たとえば、リクルート就職みらい研究所のデータによると、大学4年生の4月1日時点での内定率は年々上昇傾向にあり、早期に内定を得る学生が増えてきていることがわかります。

こういった調査結果を踏まえると、内定なしの学生の数は決して少なくないものの、やや遅れを取っている状態といえるでしょう。

ただし、今からの行動次第で状況は大きく変えられます。

5月以降も積極的に採用を行っている企業は多くありますし、またこれから採用活動を本格化させる企業もあります。

ここで大切なのは、「内定がない」ことに落ち込むのではなく、これまでのやり方を客観的に見直し、軌道修正を図ることです。

小さな改善でも、一歩ずつ前進すれば結果に結びつく可能性が十分にあります。

本記事で説明する正しい就活のやり方を頭に入れて、自分の就活のやり方を見直して内定獲得に向けた就活を進めていきましょう。

【5月に内定ない】就活のやり方が間違っているかも

内定が出ない理由は人それぞれですが、その背景には就活の進め方に何かしらの問題点がある場合も少なくありません。

確認すべき点
  • 漠然と大手を志望していないか
  • 将来のビジョンから逆算できているか

これまで頑張ってきた努力を無駄にしないためにも、今の自分の就活のやり方を冷静に振り返ってみることをおすすめします。

企業選びの仕方や就活スケジュールの立て方、選考対策の方法などをひとつずつ見直していくことで道が開けることもあります。

まずは、よくある就活のやり方の間違いを2つ紹介します。

漠然と大手を志望していないか

「大手企業=安心」というイメージを持つ方は多く、それ自体は悪いことではありませんし、間違ってはいません。

しかし、その志望動機が曖昧だったり、世間的なイメージだけに頼っていたりする場合は要注意です。

たとえば、「なんとなく有名だから」「安定していそうだから」といった理由で入社した企業が実はとても稼働時間、残業時間が長かった、なんてことはよくある話です。

実際に、大手企業から内定を得ている学生ほど、ベンチャー企業や中小企業も視野に入れて受けています。

ベンチャーや中小企業の中にも、高待遇や充実した教育制度、若手が活躍できる環境を整えている企業はたくさんあるため、大手企業に落ちたとしても十分に安定した環境で仕事ができることも少なくありません。

企業の規模だけで判断せず、自分が本当に成長できる環境かどうかを見極めることが、納得のいく就活への第一歩になります。

将来のビジョンから逆算できているか

今やりたいことや、興味のある業界で就活を進めている方も多いと思いますが、長期的な視点でキャリアを考えることも非常に大切です。

たとえば、「10年後に自分はどんな働き方をしていたいか」「どんな人材になっていたいか」といったビジョンを描いてみることで、必要な経験やスキルが明確になってきます。

そこから逆算して企業を選ぶことで、目先の条件に左右されず、本当に自分の未来に必要なステージを見つけやすくなります。

また、こうした将来のビジョンをもとに志望動機を語ることで、面接でも一貫性のある説得力のある志望理由を伝えることができるようになります。

【5月に内定ない】内定に繋がる就活のやり方を徹底解説

5月に入っても内定が得られていない方は、就活の流れそのものが間違っている可能性があります。

また、やるべきことが全てできていない、ということも少なく有りません。

内定に繋がる就活のやり方
  • 自己分析をして就活の軸を作る
  • 業界を1つに絞る
  • 決めた業界の企業を15社程度見る
  • 10社前後にエントリーする
  • ESをつくる
  • Webテストを受ける
  • グループディスカッションの対策をする
  • 面接の対策をする

内定に繋がる就活のコツは、自己分析、企業選び、選考対策のひとつひとつを丁寧にこなしていくことです。

漫然と応募を重ねるのではなく、明確な就活の軸を定め、その軸に沿って企業を選び、準備を進めることが内定への最短ルートです。

ここでは、自己分析から始まり、業界選定、企業研究、エントリー、選考対策まで、今からでも内定獲得に近づくことができる就活のやり方を徹底解説していきますので、ぜひ参考にして自分の就活のやり方にたりない部分を取り入れてみてください。

自己分析をして就活の軸を作る

自己分析は就職活動の原点にして、あらゆる就活対策のベースとなるものです。

自分がどんな価値観を持ち、どんな環境で力を発揮できるのかを理解することで自分に合った企業選びをすることができるようになりますし、将来のビジョンを描くことで、自分が何を目指したいのかが明確になります。

たとえば、「誰かの役に立つ仕事がしたい」「専門スキルを活かしてキャリアを積みたい」といったビジョンを考えることで、自然と進むべき方向が見えてくるのではないでしょうか。

そのうえで、自分にとって大切な働き方や職場環境を洗い出し、「就活の軸」を言語化しておくことで、志望動機の対策にも繋がります。

就活の軸が定まると、企業選びにもブレがなくなり、志望動機や自己PRにも一貫性が出て、選考通過率も上がるため、選考対策のベースにもなりうるというわけです。

将来のビジョンを描く

将来のビジョンを描くことは、就活の軸を作るための第一歩です。

自分が10年後、どのような社会人になっていたいか、どのような働き方をしていたいかをイメージすることで、今何をすべきかが見えてきます。

たとえば、マネジメント職として活躍したいのか、専門性を深めてスペシャリストを目指したいのかによって、選ぶ企業や職種は大きく変わってきますよね。

将来の理想像が定まることで、それに必要な経験やスキルが手に入る企業、というのが企業選びの軸になりますし、決めた将来像から企業を選んでいくことでミスマッチの可能性も小さくすることができます。

曖昧なまま就活を進めるのではなく、自分なりの「こうなりたい姿」を明確にしておくことが、納得のいく就活への第一歩となるため、将来のビジョンは必ず考えましょう。

就活の軸を作る

将来のビジョンを描いたら、それをもとに就活の軸を言語化しておきましょう。

就活の軸とは、「どのような価値観を持ち、何を大切にして働きたいか」を明文化したものです。

たとえば、「チームで協力し合える風土」「成長できる環境」「社会課題に貢献できる仕事」など、働くうえで譲れないポイントをいくつか定めることが大切です。

この軸があることで、企業選びや志望動機の作成に一貫性が生まれ、面接でも説得力ある受け答えができるようになります。

また、選考中に迷いやブレが生じた際も、自分の軸に立ち返ることで、意思決定がしやすくなるでしょう。

業界を1つに絞る

就活初期は複数の業界に興味を持つことも大切ですが、内定獲得を狙うなら、最終的に業界を一つに絞るのが得策です。

自己分析をもとに、自分が最も活躍できそうな業界を選定しましょう。

業界を絞るメリットは、対策の精度が格段に上がることです。

たとえば、Webテストの出題傾向や面接でよく聞かれる質問は業界によって大きく異なります。

そのため早めに業界を1つに絞ることで、業界研究や模擬面接などの準備を集中的に行え、結果として選考に通過しやすくなります。

また、企業理解が深まることで、志望動機の説得力も高まります。

業界を絞るメリット

業界を広げてエントリーした方が、内定獲得の可能性を広げれるのではないか、と思った方もいらっしゃるかと思います。

しかし、業界を早めに一つに絞ることには、複数のメリットがあります。

まず、選考対策の精度が上がる点が挙げられます。

業界ごとに求められる人材像や、面接でよく聞かれる質問、Webテストの傾向には特徴があります。

業界を絞ることで、これらに対して集中的かつ深掘りした準備ができ、選考通過率が高まるため、選考対策がグッとしやすくなるのです。

また、企業理解も深まり、志望動機に具体性が出てくるため、面接官にも入社に対する熱意が伝わりやすくなります。

広く浅くではなく、狭く深く掘り下げることが、内定獲得の近道となるということを覚えておきましょう。

決めた業界の企業を15社程度見る

業界を絞ったら、その中から15社程度の企業をリストアップして、徹底的に企業研究を行いましょう。

この際、大手企業だけでなく、中堅・中小企業や成長中のベンチャー企業も視野に入れることが重要です。

企業の知名度だけで判断せず、自分のキャリアビジョンを実現できそうかどうかという視点で比較検討していきましょう。

社風や育成制度、働き方などもチェックし、自分との相性を見極めることが、納得感のある就活につながります。

また、志望度の高い企業から優先的にエントリー準備を進めると、効率よく就活が進みます。

10社前後にエントリーする

企業研究が終わったら、実際に10社前後にエントリーしていきましょう。

数を増やしすぎると1社ごとの対策が薄くなってしまうため、幅を持たせつつも絞り込むことが大切です。

大手からベンチャーまでバランスよく選ぶことで、さまざまなタイプの選考に慣れ、結果的に選考通過率が上がります。

この段階では、企業ごとの優先順位も明確にしておきましょう。

第1志望の企業に向けた準備に時間を割けるよう、日程管理や選考スケジュールも意識して進めてください。

ESをつくる

エントリーシート(ES)は選考の第一フェーズであり、ESを通過できなければ面接に進むことはできないため、徹底的な対策が必要です。

だからこそ、読む側の立場に立った、わかりやすく、具体性のある内容が求められます。

志望動機では、将来どのような人材になりたいのかというビジョンを明確にし、そのビジョンと企業の強みや価値観がどう一致しているかを伝えましょう。

たとえば、「将来、〇〇の分野で活躍するために、御社の△△な環境が必要だ」といった形で結びつけると、納得感が高まります。

また、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)や自己PRでは、業界や職種に求められる能力を踏まえてアピールすることが重要です。

コンサルなら論理的思考力、営業職なら粘り強さや対人スキルなど、職種に合わせて自分の強みを表現しましょう。

志望動機は企業とのマッチ度を述べる

志望動機を作成する際は、自分と企業がどれだけマッチしているのか、ということを意識的に伝えましょう。

たとえば、「私は将来〇〇な社会人になりたいというビジョンがあり、そのためには御社の△△という環境が最適であると考えています」といった構成であれば、うまく伝えられていると言えます。

また、企業が掲げる理念や提供しているサービス、働く環境と、自分のビジョンや価値観がどう重なるかを伝えることで、企業側にも「この人はうちで活躍できそうだ」と思ってもらえます。

単なる「憧れ」や「有名だから」といった理由ではなく、自分なりの言葉で「だからこの企業を選んだ」と語れることが差別化に繋がるので、必ず自分の志望動機に取り入れましょう。

企業に合わせてガクチカと強みも作成する

ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)や自己PRを作成する際には、企業や職種ごとの特性を意識することが重要です。

たとえば、コンサルティング業界であれば論理的思考力や課題解決力、営業職であれば粘り強さや対人コミュニケーション能力などといったように、企業が求める能力に即したエピソードを選びましょう。

同じエピソードでも、強調するポイントを変えることで複数企業に対応することができます。

企業の求める人物像に自分の経験がどうマッチしているかを明確に示すことで、「この人なら現場で活躍してくれそうだ」と思ってもらえるようなESになるため、必ず募集要項やHPなどを事前に確認しておきましょう。

Webテストを受ける

Webテストは多くの企業で導入されており、事前に対策しておかなければなかなか突破できない難関だといえるでしょう。

まずは、エントリー予定企業のテスト形式を事前に調べておくことが大切です。

企業の採用ページやエージェント、口コミサイトなどから使用されているテストの種類(SPI、玉手箱、TG-WEBなど)を把握しましょう。

そのうえで、問題集や対策アプリを活用し、繰り返し演習を行うことで、少しづつ問題が溶けるようになっていきます。

得意な分野をさらに伸ばすことも重要ですが、まずは苦手分野を重点的に対策することで、全体の点数を底上げし、合格ラインにのることが大切です。

特に非言語や英語、図表の読み取りといった分野は苦手意識を持つ方が多いため、毎日少しずつでも取り組む習慣を作りましょう。

事前に問題の種類を調べておく

WebテストにはSPI、玉手箱、TG-WEBなど様々な形式があり、企業によって採用している形式が異なります。

そのため、エントリー前に対象企業のテスト形式を調べておくことは必須です。

企業の採用ページや就活エージェント、クチコミサイトなどを活用すれば、ある程度の情報は手に入ります。

形式がわかれば、適切な問題集や練習サイトを選んで対策することができ、効率的に得点力を高めることができます。

形式を間違えると、せっかくの練習も無駄になってしまう恐れがあるため、正しい情報収集から始めることがWebテスト対策の第一歩です。

繰り返し問題を解く

Webテストの得点力を上げるためには、とにかく繰り返し問題に取り組むことが効果的です。

一度解いた問題でも、繰り返し復習することで、解法のパターンが自然と身につき、初見の問題にも対応できる応用力が養われます。

特にSPIや玉手箱では、出題傾向に一定のパターンがあるため、頻出問題に慣れておくことで自信を持って本番に臨むことができるようになるでしょう。

また、繰り返すことで解答スピードも上がり、時間制限があるテストでも落ち着いて取り組めるようになるため、必ず何度か模擬テストなどを利用して問題を解いておきましょう。

1日10分でも継続することが成果に繋がりますので、毎日の習慣として取り入れることをおすすめします。

苦手から潰しておく

Webテストでは、得意な分野よりもむしろ苦手分野を重点的に対策する方が全体の点数を引き上げる近道になります。

得意な分野はある程度解けるため、苦手を残したままにしておくとバランスの悪い結果になってしまい、総合点で足を引っ張る可能性があるからです。

たとえば非言語分野が苦手な方は、基礎計算や割合、推論の問題を重点的に練習しましょう。

また、英語が苦手な場合は、単語や長文読解の頻出パターンに慣れておくことが重要です。

最初は時間がかかっても、苦手を克服することで自信がつき、問題全体を解くスピードも上がっていくでしょう。

グループディスカッションの対策をする

グループディスカッション(GD)は、チーム内での協調性やリーダーシップ、論理的な思考力が評価される場です。

GD対策では、まず全体の流れや役割(進行、書記、発表など)を理解することが大切です。

GDでは限られた時間内で結論を導く必要があるため、事前に役職ごとの立ち回りや話し合いの進め方を学んでおくことでスムーズに話し合いが進むようになります。

また、企業によっては自社の事業に関するテーマが出題されることも多いため、事前に企業研究をしっかりと行っておくことが対策になることもあります。

過去の出題テーマや業界動向を調べ、自分なりの意見を持って臨むなど、より議論に貢献できるような状態にしておきましょう。

模擬GDに参加して実践経験を積むのも非常に効果的な対策になるので、イベントなどがあれば積極的に参加してみてください。

GDの知識をつける

グループディスカッション(GD)を成功させるには、まずGDの基本的な流れと役割を理解することが不可欠です。

GDでは、話し合いの進行役(ファシリテーター)、書記、発表者、議論に積極的に参加するメンバーなど、役割分担が自然と発生します。

それぞれの役割に求められる振る舞いを知っておくことで、無理なくチームに貢献できる立ち回りが可能になるため、どんな役割があるのかを必ず事前に学んでおきましょう。

また、議論の進め方や時間配分、意見の整理方法なども事前に知識として身につけておくと安心です。

GDに苦手意識を持っている方も、形式を理解することで落ち着いて取り組むことができるようになるため、まずは実際のGDのテーマ例などを眺めてみるのがおすすめです。

企業の事業内容を理解しておく

グループディスカッションでは、企業に関連したテーマが出されることが多いため、事前に企業の事業内容をしっかり理解しておくことが対策になります。

たとえば、メーカーなら新製品の企画や販売戦略、IT企業なら新サービスの開発提案といった具体的なお題が出ることもあります。

事業内容を把握していないと、現実離れした発言をしてしまったり、的外れな議論に進んでしまい、和を乱す人物だとして選考通過に至らない可能性も出てくるでしょう。

企業のホームページやIR資料、プレスリリースなどを通じて情報を集め、自分なりの視点で理解を深めておくことが大切です。

面接の対策をする

面接は、就活の中でも最も自分の言葉で思いを伝える場であり、準備の差が結果に大きく表れます。

まずは頻出質問に対する答えをあらかじめ整理しておくことが基本です。

「自己紹介」「志望動機」「ガクチカ」「逆質問」などは、どの企業でも聞かれる可能性が高いため、自分の言葉で一貫性を持って答えられるようにしましょう。

また、一次・二次・最終と進むにつれて、見られるポイントや質問の内容が変わるため、それぞれの段階に応じた対策が必要です。

たとえば一次面接は人柄、最終面接では志望度や価値観の一致などが見られる傾向があります。

面接対策では、キャリアセンターや就活エージェントを活用して壁打ちを行い、模擬面接などを利用してのようにアウトプットの練習を重ね、自信をもって回答できるようにしていきましょう。

頻出質問に対する答えを作っておく

面接で必ず聞かれる「自己紹介」「志望動機」「学生時代に力を入れたこと」「強み・弱み」「逆質問」などの頻出質問には、事前に答えを用意しておくことが重要です。

あらかじめ自分の言葉で整理しておくことで、本番でも落ち着いて回答できるようになります。

特に志望動機では、企業研究や自分の軸との関連性を明確に示し、一貫性を持たせることが大切です。

ただし、事前に用意した答えをそのまま話すのはやめましょう。

模範解答を丸暗記するのではなく、自分らしさを伝える表現を意識すると、面接官の印象にも残りやすくなります。

回答を「考える」段階から、「話す」練習に移すことで、より実践的な対策となります。

一次・二次・最終面接ごとに対策をする

面接は段階ごとに評価ポイントが異なるため、一次・二次・最終それぞれに応じた対策が必要です。

一次面接では主に人柄や基本的な受け答えが見られ、緊張せずに自分を伝えることが重視されます。

二次面接では、自社の仕事や社風への適正や志望度の高さが評価されることが多く、具体的なエピソードを交えた深い話が求められます。

そして最終面接では、会社の価値観との一致や長期的な視点での人材評価がなされることが多いため、自分のビジョンや将来像をしっかり伝えましょう。

各段階での目的を理解して準備を進めることが、面接突破への鍵となります。

壁打ちをする

面接対策では、壁打ちが非常に重要になってきます。

壁打ちとは、自分の考えや志望動機を誰かに話してフィードバックをもらう練習のことです。

キャリアセンターのスタッフや、就活エージェント、信頼できる先輩などに協力してもらい、模擬面接のような形で実践しましょう。

自分だけで準備していると見落としがちな「わかりにくい説明」や「説得力の弱い部分」に気づくことができます。

また、頻出質問を想定して用意した回答も声に出して話すことで、話す内容が自然と整理され、自信を持って面接に臨めるようになります。

自分の考えを人に話す練習は、面接本番での安心感にもつながるため、必ず模擬面接などを使った壁打ちを面接対策に取り入れましょう。

【5月に内定ない】内定を取るためのコツ

5月に入り、内定がまだ出ていないと不安になることもあるかもしれません。

しかし、ここからの動き方次第で状況は十分に変えられます。

内定を取るためのコツ
  • 就活スケジュールを立てる
  • 持ち駒の管理を徹底する
  • 選考の振り返りを行う
  • 就活のプロに頼る

焦るよりも、今の自分の状態を整理し、戦略的に動くことが大切です。

ここでは、今からでも実践できる内定獲得のためのコツをご紹介しますので、ぜひ日々の就活に取り入れてみてください。

就活スケジュールを立てる

就職活動が長期化している方は、もう一度就活スケジュールを立て直しましょう。

特に5月以降は選考のペースも業界・企業ごとにばらつきが出てくるため、自分自身でスケジュール管理をしっかり行うことが大切です。

いつまでに就活を終わりたいのか、そのためにはいつまでに何社のエントリーをして、どの期間で選考対策をすべきなのか、などを可視化することで、準備不足による取りこぼしを防ぐことができます。

1週間単位、あるいは月ごとの目標を立てて進めていくと、目の前のことに集中しやすくなり、就活のストレスも軽減されるのでおすすめです。

持ち駒の管理を徹底する

就活において持ち駒(現在選考が進んでいる企業)の管理は非常に重要です。

持ち駒ゼロになってしまうとそこから企業探しを再開するのはなかなか大変ですし、何より不安が大きくなってしまいます。

そのため、常に5社前後の企業と選考が進んでいる状態を保つことを意識しましょう。

企業ごとの選考フェーズや連絡日、次回の準備内容などをスプレッドシートや手帳で管理しておくと、次に何をすべきかが明確になります。

持ち駒が少なくなってきた場合は、早めに追加エントリーをしておくと安心です。

選考の振り返りを行う

選考に進んだあとは、必ず振り返りを行いましょう。

面接で聞かれた質問と自分の回答を記録しておくことで、頭の整理ができ、次の面接に活かすことができます。

また、なぜ落ちたのか、なぜ通過したのかを自分なりに分析することが、選考精度の向上につながるため、必ず落ちた理由を自分なりに分析するようにしましょう。

改善点を明確にすることで、次回の面接ではより自信を持って答えることができ、結果にも良い影響が出てきます。

なかなか続かない人は、振り返りノートを作成するなど、自分に合った形で習慣化していくと、成長を実感しながら前向きに進めるようになるためぜひ実践してみてください。

就活のプロに頼る

自分一人で悩まず、キャリアセンターや就活エージェントといった就活のプロの力を借りることもとてもおすすめです。

大学のキャリアセンターでは、履歴書の添削や面接練習をしてくれるところも多く、また多くの学生が相談にくるため仲間がいる安心感も得られます。

また、就活エージェントは、非公開求人の紹介や個別の進路相談にも対応してくれて、客観的な視点で自分の強みを引き出してくれる存在になるため自信にも繋がります。

困ったときは、ぜひ一人で抱え込まずに相談してみてください。

【5月に内定ない】内定を取るためにしてはいけない行動

焦りや不安が強くなってくる5月以降、内定を取るために頑張ろうとする気持ちはとても大切です。

ただし、間違った行動を取ってしまうと、かえって遠回りになってしまうこともあります。

そこで、ここでは、就活を前に進めるために避けるべき行動をご紹介します。

就活を前に進めるために避けるべき行動
  • 周りと比較しない
  • 一人で進めない
  • 焦って選考に進まない

いま自分がやってしまっていないか、落ち着いて一つひとつ見直してみることで、これからの就活を内定に近づく方向に修正できるかと思います。

周りと比較しない

「友達が内定をもらった」「SNSで内定報告を見た」など、周囲と比較して落ち込んでしまう方も多い時期です。

しかし、就活には人それぞれのペースがあり、内定の早さや企業の知名度がすべてではありません。

自分の将来にとって最も良い選択ができることが、何よりも大切です。

周囲に左右されるのではなく、自分の軸に立ち返り、自分に合った企業を見つけていきましょう。

就活は「ゴール」ではなく「社会人生活のスタート」です。

周りの就活状況によって自分の軸をブラすのではなく、自分なりの軸を大切して、自分のペースで就活を続けていきましょう。

一人で進めない

悩んだときやうまくいかないときに、すべてを一人で抱え込んでしまうと、モチベーションが下がったり、非効率な就活になってしまうことがあります。

就活は時に、人に頼ることが大きな力になります。

たとえば大学のキャリアセンター、就活仲間、OB・OG、就活エージェントなど、話を聞いてくれる人やアドバイスをくれる人が周りにはいるはずです。

また自分の考えを言葉にすることで頭が整理され、新たな視点が得られることもあります。

一人で頑張りすぎず、時には相談しながら進めることが成功への近道になるので、遠慮せずに誰かに話してみるのがおすすめです。

焦って選考に進まない

「とにかく早く内定がほしい」という焦りから、準備が不十分なまま選考に進んでしまうのは避けましょう。

対策ができていない状態では、本来の力を発揮できず、結果として選考落ちが続くことになりかねません。

まずは自己分析や企業研究を丁寧に行い、面接の準備を整えたうえで臨むようにしましょう。

また、焦って「とりあえずエントリー」を繰り返すと、軸がぶれてしまい、志望動機も弱くなってしまいます。

自信を持って選考に臨めるよう、準備と心構えをしっかり整えることが大切です。

【5月に内定ない】最短内定獲得方法

5月に入り、そろそろ内定がほしいと強く感じている方も多いのではないでしょうか。

「なるべく早く内定を取りたい」「今の状況を変えたい」という方は、就活の進め方を少し工夫することで、最短ルートでの内定獲得が見えてくるかもしれません。

ここでは、特に早めに内定が獲得しやすい方法を2つ紹介します。

特に早めに内定が獲得しやすい方法
  • ベンチャー企業や中小企業を狙う
  • 就活エージェントを使う

今まで大手ばかり狙っていたり、1人で就活を進めてきた方にとってはとても有益な情報になるかと思いますので、ぜひ実践してみてください。

ベンチャー企業や中小企業を狙う

内定獲得までのスピードを重視するなら、ベンチャー企業や中小企業へのエントリーを積極的に進めていきましょう。

ベンチャー企業や中小企業は、大手企業に比べて選考期間が短く、エントリーから内定までの期間が短縮できる傾向にあります。

企業にもよりますが、最短では1〜2週間で内定に至るケースも少なくありません。

さらに、若いうちから多くの経験を積める環境が整っている企業も多いため、自分の成長を重視する方には大手企業よりもおすすめできる場合もあります。

「まずは内定がほしい」という方は、ぜひ視野を広げてチャレンジしてみましょう。

おすすめの探し方は就活エージェント

「とにかく早く内定がほしいけど、自分に合っている企業が良い」という方は、就活エージェントの利用がおすすめです。

就活エージェントは学生一人ひとりに専属のアドバイザーがつき、マンツーマンで自己分析から企業紹介、選考対策などを一貫して手伝ってくれる就活支援サービスです。

自分の強みや希望に合った企業を紹介してくれるため、企業選びの手間も省けますし、選考通過のためのポイントも事前に教えてもらえるため、選考通過率も上げていくことができます。

また、非公開求人や特別選考枠など、エージェント経由でしか知ることができないチャンスもあるため、短期間での内定獲得を目指す方はぜひ積極的に利用してみてください。

まとめ

5月まで内定が獲得できなかった方は、確かに少し焦った方がよいかもしれません。

しかし、決して手遅れではありません。

これまでのやり方を見直し、就活スケジュールを見直して進めていくことで、まだまだ良い企業からの内定を狙うことが可能です。

自己分析をやり直し、就活の軸を定め、効率的なスケジュールで動いていくことが鍵になります。

大切なのは、今この時期に行動を起こすことです。

内定が出ていないことを焦って行動を止めてしまうのではなく、そこからどう動くかが未来を左右します。

一歩一歩、自分に合った選択を積み重ねて、納得のいく就職活動にしていきましょう。

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