金融企業の適性検査の傾向と対策|SPI・GAB・IMAGESの対策方法を紹介

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はじめに

「金融企業に興味はあるけれど、どうやって適性検査の対策をすれば分からない。」 「金融企業のSPIを勉強するにはどうすればいいの?」 このように金融企業への就職を希望しているものの、対策方法が分からずに悩んでいる方も多くいるでしょう。

本記事では金融企業が採用する主な適性検査の種類やその対策方法、おすすめの問題集について紹介しています。

この記事を読むことで、金融企業がどのような適性検査を採用しているのかを知り、また適切な対策方法の知識を得られます。

金融企業への就職を希望している方はぜひこの記事を参考に、就職活動を有利に進めてください。

金融企業の適性検査に傾向はある?

適性検査とは、職務に適性があるか客観的に判断するために実施される試験です。就職後のミスマッチを防ぐ目的で、就職時に限らず転職時に採用する企業も増えています。

メガバンクや地方銀行などの金融企業の多くが適性検査を採用しており、実施される適性検査には傾向があります。傾向・対策をしっかりと行うことで、就職の可能性は大きく高まるでしょう。

金融企業の採用する主な適性検査【SPI】

数多く存在する適性検査の中で大きなシェアを占めるとされているのがSPIです。能力検査と性格検査の2つに大別され、さらに能力検査は非言語分野と言語分野に分かれます。

非言語分野では推論、 順列・組み合わせ、 割合と比、 損益算、 料金割引、仕事算、代金精算、速度算、集合という項目の中から出題されます。その一方言語分野では、二語の関係、語句の意味、複数の意味、文の並び替え、空欄補充、長文読解といった単元からの出題です。

また、性格検査は受検者がどのような性格なのか、どのような組織・職種に向いているのかという点の判断材料として利用されます。

ここからは、SPIの具体的な対策方法について3点紹介しますので参考にしてください。

対策1:問題集を繰り返し解く

SPIの出題形式はある程度決まっています。そのため、1冊の問題集を何度も繰り返し解き、出題形式に慣れることがとても大切です。

あらかじめ出題パターンを把握しておくことで、短時間で解答できるようになるでしょう。

対策2:時間を計りながら練習する

SPIの難しさの一つに時間制限が厳しいことがあります。特にパソコンで受験する際は、1問ごとに時間制限が設けられ、時間内に解答しないと自動的に次の問題に進んでしまいます。

対策として、練習の段階から常に時間を計ることが重要です。日頃から時間を意識することで、1問あたりにかけるべき時間の感覚を身に付けられます。

ダラダラと解くのではなく、時間を考慮して緊張感を持ちながら解く意識を持ちましょう。

対策3:受けるSPIの形式を調べておく

SPIと一口に言っても、4種類の受験形式が存在するため、自分が受験するSPIがどの形式なのかを事前に知っておくことで、試験本番に焦らず落ち着いて取り組むことができます。受験形式には以下の4つがあります。

・SPIを主催するリクルートマネジメントソリューションズが準備する会場でパソコン受験をするテストセンター ・自宅や学校などからパソコンで受験するWebテスティング ・応募先企業に出向いてパソコンで受験するインハウスCBT ・応募先企業が準備する会場においてマークシートで解答するペーパーテスティング

SPIの練習におすすめの本

SPIの対策には専用の問題集を使うのが望ましいです。また、最新の年度のものを使うことも重要です。

ここからはSPIの練習におすすめの本を3冊紹介します。SPIの練習をしたいと考えている方は、参考にしてください。

「1日10分」から始めるSPI基本問題集 '24年版

タイトルにある通り、基礎知識がなくても1日10分から始められるというとっつきやすさが特徴の問題集です。また解答の「目安時間」も記載されているため、時間感覚を磨くにも役立つでしょう。

最新最強のSPIクリア問題集 '24年版

非言語分野と言語分野の解き方のポイントや、性格検査の出題ポイントが詳しく掲載されています。また、2回分の模擬試験が収録されていることも大きな特徴です。

模擬試験をうまく活用することで、本番の試験に慣れるでしょう。

2024年度版 内定ナビ SPI直前テキスト&問題集

これから対策する人、やり直しをしたい人のどちらにもおすすめできる問題集です。各単元のまとめが5分で読めるように工夫されているため、時間がない人にもぴったりでしょう。

金融企業の採用する主な適性検査【CAB・GAB】

金融企業が採用する適性検査には、SPIの他にもCAB(キャブ)やGAB(ギャブ)などいくつかの種類があります。

CABはITやコンピュータ職に対する適性を測るもので、事務処理能力に重点が置かれているのが特徴です。GABは総合職としての適性判断に用いられ、出題傾向としてはやはり事務処理能力が重視されます。

ここからはCAB、GABの対策方法について紹介します。

対策1:非言語問題を中心に練習する

CAB・GABの共通点として、問題の難易度の高さが挙げられます。加えて解答時間の時間制限が厳しく設定されているため、非言語問題(計数問題)にしっかりと時間をかけて対策することが必要です。

CABでは暗算、法則性、命令表、暗号、GABでは表やグラフから数値を読み取る「計数理解」がそれぞれ出題されます。いずれも初見で容易に解ける問題ではないため、事前に入念な準備・対策を取りましょう。

対策2:時間をかけて対策する必要がある

CAB・GABともに初見では歯が立たないような難問が多く出題されます。そのため、試験直前の「その場しのぎ」のような対策で乗り切ることは難しいでしょう。しっかりと計画を立てて、余裕を持った準備をすることが大切です。

また、短時間で素早く解答する能力が求められるため、同じ問題を繰り返し解くことが有効です。そのためにも、まとまった時間を確保するようにしましょう。

CAB・GABの練習におすすめの本

一般的な能力が求められるSPIと違って、CAB・GABでは特定の能力や適性が問われるため、専用の試験対策本にじっくり時間をかけて取り組む必要があります。

ここからは、CAB・GAB対策としておすすめの問題集を紹介します。

CAB・GAB完全対策 2024年度

高得点を獲得するためのテクニックを「カンタン攻略法」として掲載しているのが大きなポイントです。実際の難易度で問題を再現しているため、繰り返しとくことで大きな力になります。

最新最強のCAB・GAB超速解法 '24年版

実際の問題の難易度、問題数を再現しているため、どれくらいの解答スピードで解けばよいのかを実感できる内容となっています。単元ごとに出題パターン分析、攻略テクニック、問題例、問題という構成になっており、段階を追って理解することが可能です。

これが本当のCAB・GABだ 2024年度版

高難易度であるCAB・GABの中でも難問を選りすぐって掲載している点が大きな特徴です。この問題集のレベルに慣れておくことで、試験本番では問題がやさしく感じられ、余裕を持って問題に臨むことができます。

金融企業の試験はIMAGES対策もしておくとよい

金融企業の試験で課される適性検査には、SPI・CAB・GABに加えて、IMAGES(イメジス)もあります。企業によってはIMAGESを課すこともあるので同様に対策が必要です。

IMAGESはGABと比べてより基礎的な能力を測定する点が特徴です。具体的には言語(24問、10分)、暗算(50問、10分)、英語(20問、10分)、性格(68問、30分)という構成になっています。

言語では長文を読んで設問に答える方式で、長文の中における筆者の主張を正確に捉えることがポイントです。

暗算では、四則演算(足し算、引き算、掛け算、割り算)について5択で答えます。選択肢が示されているため正確な計算をする必要はなく、概算値で計算することで適当な選択肢を選ぶことができます。

英語では言語と同様に長文を読んで設問に答える方式で、短時間での解答が求められるため、重要なキーワードを探しながら読むことが必要です。

性格テストで問われるのは、受験者がその企業風土や職種にマッチしているかという点です。そのため、あらかじめ受験する企業がどのような企業風土なのか、どのような人材を求めているのかといったことをリサーチしておくと良いでしょう。

IMAGESの攻略には付け焼き刃ではなく、腰を据えてじっくりと取り組むことが肝要です。

適性検査の対策をしっかり行って本番に挑もう

金融企業の就職試験で課される適性検査の傾向と対策方法、おすすめの本について紹介しました。まずは自分が受ける適性検査の形式と出題傾向を把握すること、そして時間をかけてじっくりと勉強することが合格の秘訣です。

また、適性検査の種類によって問題の難易度や時間配分などが大きく変わります。適性検査ごとに専用の問題集を使って個別に対策する必要があることを理解できたでしょうか。

試験日程から逆算して綿密なスケジュールを立て、十分な準備時間を確保して対策していきましょう。

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