HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
数多くの就活イベントでのグループディスカッションに参加し、今まで一度も落ちたことがない就活生にインタビューを行い、その対策をアドバイスをしてもらいました。
グループディスカッションに不安や課題を感じている人はもちろん、これからグループディスカッション・面接を受けようとしている人もぜひ参考にしてください。
グループディスカッション無敗男の就活とは
今日はグループディスカッションについてお伺いします。
邊さんはグループディスカッションは、就活を通じてどれくらいの数を受けてきましたか?
グループディスカッションは、企業の選考過程というよりも、いろんな就活サービスのイベントで受けてきました。
受けた回数はだいたい30回以上ですかね。
30回以上も!それはかなり多いですね。
ちなみに、意図的に数多くグループディスカッションを受けようと思っていたのですか?
そうでもないですね。
就活のイベントに参加するとグループディスカッションが行われるので、必然的に回数が増えてました。
ただ、「グループディスカッションは慣れ」というアドバイスを先輩から聞いたことがあったので、ある程度の回数はこなした方がいいのかなと気に留めてはいました。
実際に、参加したグループディスカッションの数が増えていけばいくほど、上手くなっていくのを実感した記憶がありますね。
なるほど。
やはり、参加の数が増えていけばいくほどグループディスカッションは上手くなっていくんですね。
実際、自分ではグループディスカッションが得意だと思いますか?
そうですね。
「得意=選考通過+適正に合っている」と定義するのであれば、僕はきっと得意ですね。
なるほど。
ちなみにその根拠とは?
そもそも僕はグループディスカッション選考で落ちたことがないのが根拠ですね。
それから僕の適正に合っているなと思うからです。
物事を考えることが好きで、それをチームで進めることも好きで、分からないことを追求する事も好きで…という性格からは合ってたのかなと。
なるほど!
確かに一度も落ちていないというのは、説得力がありますね!
それでは次に、今までで参加したグループディスカッションを例に、グループディスカッションの内容・流れを教えてもらえますか?
そうですね。
グループディスカッションは、ジャンルによってテーマがバラバラです。
抽象的なテーマで面白かったのは、「無人島に1つ持っていけるとしたら、何を持っていくのか?」というもの。
このテーマの場合、そこで生き続けるのか、あるいは逃げ出すのかによって、選ぶ物や観点の捉え方が変わってきます。
それが面白いなと思いながら取り組んだ記憶があります。
今思えば、企業の人事の方々は判断しにくかっただろうなとは思いますが。
なるほど。
テーマはグループディスカッションごとにバラバラということですね。
グループディスカッションの攻略のコツは「妥協しないこと」
それでは、邊さんがグループディスカッションで気をつけていた点は何ですか?
明確にいえば、「妥協しないこと」ですね。
「妥協」というと、具体的にはどんな感じですか?
そうですね。
グループディスカッションの場合、20〜30分という短い時間で、答えのない問いに対して考えます。
そのため、時間内でどれだけのクオリティのアウトプットが出せるかは、どれだけ集中して考える事を諦めなかったか、という点に尽きると思うので、最後の一秒まで脳を振り絞っていました。
取り組む姿勢は、意外とグループディスカッションの結果に影響を与えているのだと感じましたね。
グループディスカッションにおけるアドバイスはありますか?
先ほど述べた通り「妥協しないこと」、そして「遠慮しないこと」ですね。
「遠慮しないこと」について説明すると、互いが遠慮の塊のままディスカッションをしても何を生まれないからです。
少しでも高い水準でアウトプットを出すには、必ず意見の衝突が必要になってきます。
そもそも遠慮なんてしていては、ただ円滑に進むだけでつまらないアウトプットが出ます。
例えば、登山もそうですよね。
滑らかな歩きやすい道で頂上まで登るのと、険しい道を必死に進みながら辿り着く頂上では、同じ頂上でも中身が違いすぎます。
そういうグループディスカッションにこだわってほしいですね。
就活生の疑問を本音で回答!
ここからは、就活生からの疑問を邊さんにお答えいただきます。
Q:グループディスカッションってしゃべりすぎたら、落ちるって本当ですか?
うーん。
質問が曖昧だけど、ただ喋りすぎという理由で落とす企業になんて、ぶっちゃけ行かなくていいですよ。
考えるべき点は、「建設的なディスカッション」が行なわれているかどうかです。
不必要な発言や、無駄な発言、ストレスを与える発言で、チームの進むべき道を逸らしているのであれば、それは落ちる理由になります。
Q:グループディスカッションでほとんどしゃべるチャンスがない場合はどうすればいいと思いますか?
有効的な手段があります。
それはディスカッションが始まる前のコミュニケーション。
チームでほとんど喋れない人って、どうして喋れないと思いますか?
あらかじめ積極的に話していなかったから、始まった途端、他のメンバーに圧倒されるんです。
だから、スタート前からメンバーとコミュニケーションを取ることを意識してみてください。
あとは、自分の発言に自信を持ってください。
間違っていても特に問題はないので、発言することに価値を感じてくださいね。
Q:コミュ障なので、グループディスカッションが怖い。
何か対策は?
"コミュ障で怖い"と"夏インターン参加"を天秤にかけてみてください!
コミュ障で怖いのは恐らく一時的なものですが、その機を逃せば夏インターンは一生手に入りません。
少しの勇気と言動で、一生モノを手にすることに価値を感じましょう!
Q:グループディスカッションは意見をどんどん言うのではなくて、オブザーバー的なポジションで意見を言っていない人に話を振っていけば受かるって聞いたけど本当ですか?
ぶっちゃけ、ポジションなんてどうでもいいです。
「話を振れば受かる」というのも、一つの例でしかないです。
グループディスカッションで大切なのは、「時間内にテーマに沿ったアウトプットを出すこと」です。
いいアウトプットを出すことに対してあらゆる手段で貢献をしていればそれで良いです。
ただファシリテーターやプレゼンテーター、オブザーバーが受かる理由はどこにあると思いますか?
それはシンプル。
目立つからです。
受かることだけが念頭にあるなら、本質的かどうかはさて置き、少ない発言でも目立つように立ち振る舞うのも一つの勝ち方ではあると僕は考えています。
Q:自分は人目を気にするタイプなので、周りがあまり発言しないときは積極的に発言できるけれど、周りががんがん意見を言うタイプだとビビってしまいます。
どうすればいいでしょうか。
そのクセを直しましょう。
常に自分の都合のいい人とだけ議論をするわけではありません。
実際の仕事もそうですよね?
価値観の合う人や合わない人、リア充や陰キャ、高学歴や低学歴などなど。
共創相手は常に変動的です。
どんな人を相手にしても、常に自分らしく戦えるようにするべきではないでしょうか。
Q:グループディスカッションって選考官はどのような観点で評価しているのですか?
企業によって割と大きく異なります。
・グループディスカッション中のロジカルさ
・コミュニケーションが一方的ではないか
・価値観が自社とマッチしているか
・周りを活かそうとしているか
・施策の観点が短期的なもので止まっていないか
・あらゆるリスクに対して施策を用意できているか、数字やデータを基に分析できているか
などなど。
気にしてもどうにもならないので、気にしない事をオススメします。
Q:グループディスカッションってぶっちゃけ、落ちる人っているんですか?落ちるとしたらどんな理由ですか?
落ちる人はいますよ!!
先ほどの質問における観点からぶれる人は、当然ながら落ちます。
それから人間性、態度がダメと判断される人も落とされますね。
例えばフィードバック時に話を聞いているようで聞いていない学生などは、遠慮なく落とされるのではないでしょうか。
それでもグループディスカッションで落ちる人をあまり見ないのは、ぶっちゃけ今の就活市場が売り手市場だからですね。
採らざるを得ない状況下なので、グループディスカッションで落とさないだけです。
なるほど。
ありがとうございます!
それでは、最後に後輩へのメッセージをどうぞ。
グループディスカッションに関しては、場数を踏んだ経験と、誰にフィードバックしてもらうかが大切になります。
そのため、ディスカッション後にフィードバックが得られるイベントに積極的に参加して経験を得ることがおすすめですね。
グループディスカッションは妥協なく、遠慮せずでやり抜いてくださいね!
まとめ
以上がグループディスカッションで無敗の先輩へのインタビューでした。
特にあらゆる角度での解説やアドバイスもあったので、参考になった学生も多いのではないでしょうか。
グループディスカッション攻略するためには、数多くの経験を積んで、フィードバックをもらうことが重要です。
そこで、digmeeでもグループディスカッションセミナーを開催していますので、ぜひこちらにもご参加ください。