客員教授の年収は高い?将来の選択肢としての客員教授を分析

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

これから先、教授として働いてみたいと考えている人は、客員教授という職業を見つけるでしょう。

もしくは、実際に客員教授から講義を受けたことがあるという人もいるのではないでしょうか。

実際のところ、客員教授として生計を立てていけるのかは、将来を考える際にとくに重要なポイントです。

年収はどれくらいなのか、どんなライフスタイルが描けるのかなど気になる点は多いでしょう。

では、客員教授の職業について詳しく解説していきます。

客員教授とは

客員教授という職業は、非常勤講師として大学に一定期間だけ雇われる教授を指します。

非常勤であるため、大学運営に携わるなど大学との直接的な関わりはありません。

主に、ある特定の分野に優れている人材を客員教授として招くことが多いです。

タレントや文化人などが客員教授として就任することが多く、大学名の宣伝にも一役買います。

実は客員教授という役割は、国からの基準などが設けられていないため、文部科学省がその基準を設ける必要があると考えています。

客員教授は大学の非正規雇用の教員となるので、期間限定の仕事です。

そのため、大学内にゼミや研究室などを持つことはありません。

必要なときにだけ、大学に通って授業を行います。

客員教授の年収

客員教授の一般的な平均年収は、300から500万程度と言われています。

基本的に単年契約であることが多く、その年によって年収は変化するでしょう。

大学給与システムの多くは、大学のコマ数に応じて単価が決められています。

よって、客員教授として講義を行うコマ数によって年収は変化します。

場合によっては、無償で頼まれる可能性もあるでしょう。

客員教授の収入はその契約の内容によって異なるので、今回はおおまかに300から500万程度としています。

大学によってさまざまな形態があるのと、その人の専門性やスキル、技術によって金額は変わってくるので、明確な金額はわかりません。

客員教授の年収は、人それぞれであるという認識でいた方が良いでしょう。

客員教授だけで生計を立てている人は少ない

収入が一定でない客員教授だけで、生計を立てる人は非常に少ないです。

毎年収入が変わるうえに、いつなくなるかわからない職業なのでこればかりは仕方ないです。

とくに優れた貴重な能力や知識を持っている人は、一か所だけではなく複数ヶ所で教員をやっている場合もあります。

客員教授だけでは安定しないため、客員教授と副業を合わせて生計を立てている人はいます。

国から客員教授についての法令がまだ定められていないため、生涯客員教授だけで生計を立てるのは難しいかもしれません。

客員教授のメリット

非常勤講師として大学の教員となる客員教授ですが、この仕事のメリットを考えてみましょう。

必要なタイミングでだけ授業を行い、それ以外の時間で大学と関わることはありません。

ただし、まずこの仕事だけで生計を立てるのは厳しいことを頭に入れておきましょう。

副業をしたり、客員教授以外からの収入を得たりしなければ、安定した収入にはならないと思います。

客員教授は一定の収入ではなく、授業コマごとの収入となるため仕方ありません。

そのうえで、どのようなメリットが考えられるのかを紹介していきます。

副業が可能

客員教授は非常勤講師であるため、一定の時間に縛られることはありません。

そのため、とくに制限なく副業をすることができます。

副業ができないという契約体制は、ないと思っていていいでしょう。

客員教授を副業として、メインの仕事は別に持つという方法も取れます。

ライフスタイルとしてさまざまなパターンが考えられるので、幅広い生き方に対応できる可能性を秘めています。

客員教授のメリットのひとつは、自分の得意分野を活かした講義をすることで収入を得て、さらに別の仕事で生計を立てられる点です。

社会人として生計を立てながら、ときどき時給の高いアルバイトとして客員教授をすることは、金銭的・時間的にも魅力的なのではないでしょうか。

多くの大学に関われる

客員教授は一か所だけでなく、さまざまな大学から客員教授として招かれる可能性があります。

それによって、多くの大学との関わりが生まれるかもしれません。

とくに専門性の高い分野になってくると、その知識を持って講義できる人が限られてくるので、客員教授は貴重な存在です。

多くの大学との関わりを持つことで、何か新しいことを始めるきっかけや、さらに自分のスキルや知識を磨くきっかけになることもあるでしょう。

客員教授のメリットは、多くの大学と関わる可能性があり、それによって新しい発見や出会いが得られるかもしれない点です。

変化の多い仕事となるので、そのような環境の変化が好きな方には良い刺激になる仕事と言えるでしょう。

客員教授のデメリット

では、客員教授をする場合のデメリットについて考えていきます。

あくまでも非常勤講師であり、必要なときだけの出勤であることがまずひとつです。

そして、その分しか収入を得られないということが客員教授のデメリットであるでしょう。

契約の際には、しっかり条件を確認してください。

また、大学の教授らしく、自分専用の研究室やゼミを持つことはありません。

このような点から、客員教授のデメリットが明確になってきます。

それぞれの項目を確認していきましょう。

年収が低い

ここまでの記事を読んでわかるように、基本的に一定の収入を得るのには向いていません。

非常勤講師は必要なときだけ働き、その分の収入を得ます。

客員教授自体がまだ国から法律で定められていない職業であるため、仕方がありません。

客員教授の収入は授業コマ数や契約形態によって変化するため、これだけで生計を立てるのは難しいです。

このシステムによって、毎年のコマ数や契約による収入の変化が激しく、将来的な収入の予測がつきません。

客員教授自体は非常勤であるため、基本的に年収が低く、その収入のみで生活していくのは難しいという点がもっとも大きなデメリットでしょう。

教授として収入を得たいのであれば、客員教授のような非常勤講師では成し遂げられないと思います。

研究に関われない

客員教授は非常勤講師であるため、直接的に大学に関わることがありません。

運営や研究に携わることなく、研究室やゼミなどももちろん持つことはできません。

つまり、大学が行っている研究に携わることはほぼ不可能ということになります。

教授として研究や論文執筆をしたい場合、客員教授では実践できないでしょう。

あくまでも非常勤として講義を行う機会が得られ、それに見合った収入や契約時に提示した金額が得られるだけです。

研究したい場合や自身の論文執筆がしたいという場合、客員教授ではその目標が達成できないことを覚えておきましょう。

学業面としての魅力はあまりなく、教授らしい研究ができないというのが客員教授のデメリットです。

客員教授になるためには

メリット・デメリットを理解したうえで、客員教授をやりたいと思った場合はどのようにして就職すべきなのでしょうか。

求人自体をあまり見かけない案件であるため、なり方がわからないという人も多いでしょう。

客員教授になりたいと考える人のために、客員教授になるための方法を解説していきます。

求人から探すのも手ですが、人や大学から誘われる方がよっぽど確実で早いです。

その際には契約内容をしっかり確認し、自分にとって損がないように考えておきましょう。

スカウトされる

自分が実際に卒業した大学である場合、客員教授としてスカウトされる可能性が高いです。

また、注目度の高い活躍をした場合も、大学からスカウトされる可能性は高いです。

特定の分野で活躍し、世間からの注目度が高い場合もスカウトされる可能性は高くなります。

客員教授の求人自体がそれほど多くないので、大学からスカウトされるのはよくある話です。

有名人や著名人である場合、大学の名前アピールを目的としてスカウトされることもあります。

自分の望んだタイミングによって、就職することがなかなか難しいというのは覚えておいて損はないでしょう。

基本的には、大学からのスカウトによって就職していくのが客員教授のあり方です。

それ以外の場合は、自分を売り込んでいかなければ厳しいでしょう。

卒業したら客員教授になるというのはほとんどない

何度も申し上げた通り、客員教授はスカウトが主流のため、大学を博士課程で卒業した後にそこの客員教授として働くということはほとんどありません。

もし客員教授になるためには、卒業してから今まで以上に経験を積む必要があります。

一定の分野に特化して、それを講義していく立場になるため、非常に重要なことです。

エスカレーター式に、大学を卒業したからそのまま客員教授になるということはまずありません。

あくまでも一定の知識を極め、それを生徒に教えられるような人が客員教授として働くことができます。

その性質から、大学卒業後すぐに客員教授になれる人はほぼおらず、卒業後にある程度の経験を得た人でないとスカウトは来ないでしょう。

公募に申し込む

どこでもやっているわけではありませんが、一部の大学では公募で客員教授を募集している場合もあります。

もちろんその数自体があまり多くはありませんが、公募に申し込んで自分を売り込んだ結果、客員教授になれる場合もあります。

もしも自分の行きたい大学があり、そこの学科を狙っているのであれば、公募のタイミングを逃さないようにしっかりチェックしておきましょう。

ただし、倍率も相当高くなる可能性があるので、しっかりそれに備えて挑まなければなりません。

ほかにも客員教授を狙っている人がいたとしても、自分に自信を持ってしっかり売り込んでいきましょう。

公募がない場合は、スカウトくらいしか就職方法がありません。

諦めず根気よく自分を磨いていきましょう。

客員教授は将来の選択肢としては不向き

ここまで記事を読んでいればわかると思いますが、客員教授を将来の選択肢として考えるのは不向きと言えるでしょう。

客員教授は収入が一定でなく、生活スタイルにばらつきが生まれる可能性も高いです。

安定した生活がしたいのであれば、客員教授ではなく普通に教授を目指すか、副業などで収入を補っていきましょう。

そして、客員教授になれるかはあなた自身の運も関わってきます。

例えば、人とのつながりや公募があるかどうかのタイミングなど、これらは運だと思います。

将来の選択肢としては、客員教授を目指すのではなく、博士号を取得し教授を目指していくのが無難と言えるでしょう。

その方が勉学的にも、充実した生活が送れる可能性は高いです。

まとめ

客員教授は社会人として働きながら、副収入を得るための仕事としては非常に良い仕事だと思います。

逆を言うと、客員教授のみで生計を立てようとするのはかなり厳しいというのが事実です。

結論としては、将来の進路として客員教授を目指すのはおすすめできません。

教授として活躍したいのであれば、博士号取得を経て、研究室やゼミを持てる教授になりましょう。

客員教授は、あくまでも高収入の副業程度の仕事であるという認識が良いと思います。

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