【4種の例文あり】材料力学を研究した人の長所・短所とは

【4種の例文あり】材料力学を研究した人の長所・短所とは

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はじめに

材料力学を研究した人がエントリーシートや面接で長所・短所を問われた場合、どんな点を答えれば、内定獲得につながるのでしょうか。

長所・短所は人それぞれですし、複数あって迷われる方もいるかもしれません。

個性だからなんでも良いではなく、ここはあくまでも就活の場です。

企業が採用したいと思わせる長所・短所をアピールする必要があります。

材料力学を研究した人が内定を得るためにおすすめの長所・短所について、ポイントや例文をご紹介します。

企業が求める能力とは?

長所を述べるには、 企業がどのような能力や強みを求めているかを知ることが必要です。

企業が求める人材に即した長所と材料力学を研究した人に共通する長所をご紹介します。

自分に当てはまるか確認していきましょう。

①チャレンジ精神がある

企業がグローバルな時代を駆け抜け、環境変化が激しい中で生き残り、継続的な成長を遂げていくうえでは、常に新しいことにチャレンジし続けなくてはなりません。

その担い手となる人材を求めているため、常に新しいことを生み出そうというチャレンジ精神のある人が必要です。

材料力学を研究した人は、常に 新しいものの強度設計を考えることやより品質を良くするための改良に目を向けられる人です。

チャレンジ精神旺盛なところを長所としてアピールできます。

②好奇心旺盛

製品の開発や製造の現場はもとより、技術営業など職種を問わず、好奇心旺盛な人が企業に求められています。

現状に満足せず、新しいことや興味を持ったことに積極的に取り組みたくなる精神を持った人は、時代の変化が激しく、業務効率や生産性アップ、コストダウンなどさまざまな課題を抱えている企業に欠かせません。

さまざまなことに興味を持ち、 仕事に活かせることはないかとアンテナを張っている人が求められるており、材料力学を研究した人に共通する長所の一つです。

③学び続ける姿勢

学び続ける姿勢も業界や職種を問わず、求められる長所です。

早いスピードで変わっていく時代に合わせて、 常に新しいことを学び続けようという姿勢が求められます。

製品開発や製造の現場では、時代の変化やユーザーのニーズを捉えて、常に新しい製品や既存製品の改良の工夫が求められます。

これまでの知識や技術だけに囚われず、新たな技術を習得することやこれまでにない方法での制作、新しい機械を導入してのチャレンジなどをしていける人材が求められているのです。

④素直である

個性が求められる時代、自分の意見を言えることが大切などと言われますが、自己主張をすることと素直に人の意見を聞けることは分けて考える必要があります。

先輩や同僚からのアドバイスを素直に聞いて、それを次に活かすことができる人材が、いつの時代も求められています。

特に製品開発や製造の現場では、適切なアドバイスを受け入れずに突っ走ることは、大きなリスクです。

開発や製造工程における事故やユーザーの事故や品質不良につながるおそれもあるため、 大切なことを素直に聞ける人材が求められます。

材料力学を研究した人の長所とは?

企業が求める人材に即した能力を長所としてアピールするのも一つですが、材料力学を研究した人がそれを一層押し出してアピールしたい場合、どのような長所に着目すれば良いか見ていきましょう。

論理的な考え方ができる

材料力学を研究した人をはじめ、理系の方に多い長所が「論理的な考え方ができる」ことです。

研究を行ううえでは仕組みを理解し、仮説を立て、実験を行い、その結果を分析して結論を導くといった秩序立てた流れでの考え方が求められます。

大学時代も日々の実験をはじめ、課題の提出や研究発表、卒論などを書くにあたり、こうした作業を繰り返してきたはずです。

秩序立てて論理的に考える思考回路が身についており、 就職後の開発や企画の現場、プレゼンや営業の現場などさまざまな場面で役立てられる長所です。

物の製造に関する知識が豊富

材料力学はあらゆる機械要素の設計における基礎となる学問であり、すべてのものに必要とされる力学の計算、科学的な根拠や理論に基づく正確な材料評価ができるのが強みです。

開発する製品やすでに販売されている製品について、どれくらいの力に耐えられるか、どのような材料を使えばより求める性能が出せるかなどを評価できます。

材料評価ができるので、 物の製造に対する知識が豊富である点を、志望企業の業務内容などに即してアピールしましょう。

長所の例文

材料力学を研究した人が 長所をどうアピールすれば良いか、「論理的な考え方ができる」という長所と、「物の製造に関する知識が豊富」という長所のそれぞれにつき、例文をご紹介しますので、イメージを膨らませて参考にしてください。

論理的な考え方ができるの例文

私の長所は論理的な考え方ができることです。

材料力学を学び、モノが動くメカニズムを研究することで、論理的な考え方が身につきました。

パラスポーツに利用する競技用車いすの改良にあたり、車輪の直径や車軸の材料や直径の工夫などを行う実験を繰り返したときのことです。

安定性を高めると速さや小回りが利かなくなる問題に直面し、条件や材質を幾通りにも組み合わせ直すことで最適な条件を導き出すことができました。

最適な組み合わせを導き出すためには、無秩序ではなく、論理的に一つひとつ仮説と検証をし、結果を明確に説明できなくてはなりません。

この経験を通じて論理的に考える力を高めることができました。

入社後も、ユーザーに求められる製品開発のため、論理的思考力を駆使してわかりやすく、正確性の高い製品づくりに貢献したいです。

物の製造に関する知識が豊富の例文

私の長所は物の製造に関する知識が豊富なことです。

大学の研究室では企業からの依頼を受けて、実機製造のための耐久性の計算や材料評価などを行う経験を重ねてきました。

12回の経験の中でも、ベビーカーの耐久性の実験はほかにはない難しさでした。

強風など自然の影響で倒れる、ベビーカーを押す人の動作で倒れる、乗車している乳幼児の動きで倒れる、いたずらなど外部刺激で倒されるなど、100通り以上のパターンで実証実験や計算、材料評価を求められたためです。

この経験を乗り越えたことで、多様なパターンの想定ができるようになり、ユーザーの立場に寄り添った製品開発や品質向上をすることの大切さが学べました。

入社後も、開発や改良が求められるものの性質に即した、ものの製造に関する知識を駆使して貢献していきたいです。

材料力学を研究した人の短所とは?

エントリーシートや面接で短所を問われると、短所で落とされたらどうしようと不安になる方が少なくありません。

材料力学を研究した人が短所として伝えても、 落ちない短所とはどのようなものがあるでしょうか。

こだわりが強いことがある

こだわりが強いことは、長所のようにも見えますが、短所にもなります。

中には自分の理想のものを作るために強いこだわりを持ち、ほか人の意見には耳を貸さない傾向がある方もいます。

1人で工房を構えて、職人としてモノづくりをするなら別ですが、 組織の中では、独りよがりは通用しません。

前例を踏襲することや上司や先輩の指示に素直に従うこと、同僚と話し合いをして1つのモノを作り上げていくことが求められるため、こだわりが強すぎるのは1つの短所になります。

研究内容の説明が専門的になってしまう

材料力学を研究した人は研究内容を説明するときや面接における各種のエピソードを紹介する際にどうしても専門的用語を使いがちです。

理系の業界や職種を目指しているのだから、面接官にも問題なく通じる、むしろ、専門用語を使ったほうが、知識が高いと評価してもらえると思われるかもしれません。

ですが、実際には専門外の人事担当者もいますし、文系の面接官もいます。

中には他業界から転職したばかりの人が人事を担当するケースもあるので、 誰でもわかる平易な言葉に転換して話す必要があります。

短所の例文

材料力学を研究した人が 短所をどう伝えれば良いのか、「こだわりが強いことがある」という短所と、「研究内容の説明が専門的になってしまう」という短所のそれぞれにつき、例文をご紹介しますので、イメージを膨らませて参考にしてください。

こだわりが強いことがあるの例文

私の短所はこだわりが強すぎる点です。

研究室で、実験的な試作品を作る機会が多くありましたが、こだわりを通すため、課題の提出時期に間に合わないことが幾度もありました。

中でも一番反省しているのが、3名のチームで課題作品を作ったときのことです。

2人の仲間は、その方法では動かしたときに壊れると指摘したのに、自分のこだわりを通してしまいました。

その結果、すぐに損傷する結果となり、別の方法を考えて作り直さざるを得ず、やはり提出時期に間に合わなかったのです。

この経験から人のアドバイスを聞き、素直に受け入れることの大切さを知りました。

組織の中では協働してのモノづくりが求められるため、自分本位にならずに、お互いの意見を適切な形で反映してチームプレーをしたいです。

研究内容の説明が専門的になってしまうの例文

私の短所は、研究内容の説明が専門的になってしまう点です。

大学受験を控えた高校生向けのオープンスクールがあり、研究室の内容を説明する講師役を引き受けました。

意気揚々と説明を行ったのですが、高校生がポカンとした顔をしてしまい、中には途中でほかの教室に移動してしまう人も出てしまったのです。

質疑応答の時間も手が挙がらず、質問も浮かばないほど理解できなかったと言われてしまいました。

日頃の研究室では専門用語が飛び交っていたので当たり前に理解してもらえると、思い込んでいたのです。

その経験を反省し、状況に応じてかみ砕いた説明ができるよう努力しています。

就職すれば、知識のないクライアントやデザイナーなどと話すこともあると思いますので、平易な言葉でわかりやすい説明を目指します。

まとめ

材料力学を研究した人がアピールするのにおすすめの長所には、「論理的な考え方ができる」ことや「物の製造に関する知識が豊富」なことが挙げられます。

それぞれ長所を発揮したエピソードを添えて、説得力のあるアピールにつなげましょう。

材料力学を研究した人の代表的な短所としては「こだわりが強いことがある」点や「研究内容の説明が専門的になってしまう」点が挙げられます。

改善のための努力も踏まえて、 企業が求める人材になれるようアピールしましょう。

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