専修大学の理系について知りたい!合格のために必須の入試情報を解説! 

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はじめに

中堅私立大学について調べていく中で、いわゆる「日東駒専」に興味を持つ方は多いでしょう。

この記事では、日東駒専のうちのひとつである専修大学の特徴、理系学部の種類、入試の形式といった情報について詳しく解説します。

【専修大学の理系】専修大学の特徴

専修大学は、令和2年に創立140年を迎えた伝統ある私立の総合大学です。

日本で初めて独立した経済学部を設置したことでも有名ですが、具体的にはどのような点が他の大学と異なるのか、その特徴を詳しく見ていきましょう。

日東駒専の一角をなす

日東駒専とは、関東に本部をおく日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学をまとめたグループの名称です。

準難関私立大学とされているため、GMARCHを目指す受験生の多くが併願先として検討します。

そういった理由から、専修大学は、中堅私立の代表校として名前が知られています。

入試問題は基礎〜標準レベルがほとんどで、難易度はそれほど高いわけではありません。

しかし知名度はあるため、多くの学生が受験する大学と言われています。

幅広いサポートがある

専修大学は、就職や海外留学のサポートが手厚いことも特徴です。

キャリア形成支援課では、就活基礎講座、学内企業説明会、面接対策・攻略セミナーなどの各種就職支援プログラムや就職相談などを実施しています。

また、留学を目指して語学力を鍛えるための留学支援講座や、経済的負担を軽減できる奨学金や補助金などの制度が充実しています。

さまざまな支援を受けることができるため、学生のうちに挑戦したいことが多い方におすすめです。

【専修大学の理系】専修大学の理系学部

専修大学はいったいどんな大学なのか、入学することでどんなメリットがあるのか、大まかに理解できたかと思います。

では、専修大学に設置されている理系の学部にはどんなものがあるのか、次項の内容を見ていきましょう。

ネットワーク情報学部

文系がメインの専修大学で、唯一設置されている理系の学部がネットワーク情報学部です。

学科はネットワーク情報学科のみで、コンピュータの基礎的な理論について学べるだけでなく、情報の表現力、コミュニケーション能力などのスキルを磨くことができます。

卒業後の就職先については、情報・通信業の割合が高いです。

システムエンジニアやITコンサルティングといった職種のほか、コンテンツ・ビジネス企画に携わる方も多く、将来の選択肢が幅広くある学科と言えます。

【専修大学の理系】専修大学の理系キャンパス

専修大学には2つのキャンパスがあります。

東京都千代田区の神田キャンパスと、神奈川県川崎市の生田キャンパスです。

先ほどご紹介したネットワーク情報学部はどちらに属しているのか、キャンパスの特徴やアクセス情報とともに詳しく解説していきます。

生田キャンパス

ネットワーク情報学部は生田キャンパスに設置されています。

生田緑地に隣接しており、非常に自然豊かな環境です。

敷地内には教室・ゼミ室のほか、教育研究施設・スポーツ施設・学食・情報科学センター・図書館などの設備が充実しています。

アクセスは小田急小田原線「向ヶ丘遊園駅」よりバスで10分程度、東急田園都市・横浜市営地下鉄「あざみ野駅」よりバスで30分程度となっています。

なお、各最寄り駅から距離があるので、バスを使って通うのが一般的です。

【専修大学の理系】専修大学の理系の学費

ネットワーク情報学部の学費(初年度納入金)は約142万円で、専修大学のほかの学部よりも金額が高くなっています。

経済的な不安のある方は、奨学金の利用を検討してみましょう。

専修大学が独自に設けている制度としては、4年間の授業料と施設費相当額が給付されるスカラシップ入試奨学生、4年間の授業料の半額相当額が給付される専修大学進学サポート奨学生(予約採用型)などがあります。

対象者や要件など、詳細については大学のホームページなどで確認してください。

【専修大学の理系】専修大学の理系偏差値

ネットワーク情報学部の偏差値は47.5~50.0と、さほど高くはありません。

共通テスト利用の場合の得点率は60〜70%程度なので、比較的出願しやすいでしょう。

塾や予備校などで公表されている大学の偏差値は、その大学の合格者が模試で獲得した点数から算出された偏差値の平均です。

実際の入試では、受験生の人数や、その年の試験の難易度によって結果が左右される場合もあります。

偏差値はあくまでも目安で、自分の実力や大学のレベルを判断する参考数値だということを忘れないようにしましょう。

【専修大学の理系】専修大学の理系学部の入試方式

ネットワーク情報学部で採用されている入試方式は、個別入試(一般選抜)と共通テスト利用入試の2つに分けられます。

さらに個別入試には5種類、共通テスト利用入試には2種類の方式があります。

では、それぞれの内容を1つずつ確認していきましょう。

個別入試

個別入試の方式は、前期全学部入試・全国入試・前期個別A方式(3教科同一配点)・前期個別F方式(2教科数学重視)・後期入試の5種類です。

そのうち前期全学部入試・前期個別A方式・後期入試は、共通テストの数学Ⅰ・数Aの受験が必須となり、基準点が設けられます。

また、前期全学部入試・前期個別A方式・前期個別F方式については、英語外部試験の利用が可能です。

この場合、出願の際に対象となる英語外部試験のスコアを登録・提出します。

その後、基準スコアに応じて試験科目「英語」の得点を80点・90点・100点のいずれかに換算し、判定に利用するという流れです。

なお、試験科目「英語」の受験は免除されますが、受験した場合はどちらか得点の高い方が使用されます。

共通テスト利用入試

共通テスト利用入試は、共通テスト単独利用の場合と、併用型の場合の2つがあります。

単独利用の場合は、さらに前期数学基準型・前期数学重視型・前期数学得点型の3種類に分けられます。

数学基準型は数Ⅰ・数Aの受験が必須ですが、得点は合計点に含まれません。

大学側で決定された基準点以上が合格判定の対象となります。 

一方、数学重視型は数Ⅰ・数A及び数Ⅱ・数B、数学得点型は数Ⅰ・数Aが必須科目となり、得点が判定に使用されます。 

併用型の場合は学部別AS方式となり、個別入試と同様に英語外部試験の利用が可能です。

【専修大学の理系】専修大学の理系入試科目

ネットワーク情報学部の入試方式は多岐にわたり、どれを選んだらいいのかわからないと感じたかもしれません。

ここからは、それぞれの入試科目を紹介していきますので、自分の成績と照らし合わせながらチェックしてみてください。

 個別入試

前述したように、個別入試は、前期全学部入試・全国入試・前期個別A方式(3教科同一配点)・前期個別F方式(2教科数学重視)・後期入試の5種類からなります。

科目や配点など、異なる点を詳しく見ていきましょう。

前期全学部入試・前期個別A方式・後期入試

前期全学部入試・前期個別A方式・後期入試は、3教科の合計点で選考されます。

科目については国語と英語が必須で、残りの1科目は日B・世B・地理B・政経・数Ⅰ・数Ⅱ・数A・数B(数列・ベクトル)のいずれかから選択して受験することになります。

英語と選択科目は100点満点ですが、国語は60点満点で、判定に使用されるのは現代文のみです。

古文の問題は解答する必要はありませんが、同一試験日に他の学科を併願する場合には、すべての問題に解答しなくてはいけません。

全国入試・前期個別F方式

全国入試では英語、国語、数学の3科目を受験します。

前期全学部入試・前期個別A方式・後期入試と同じく、国語は現代文のみが判定に使用され、さらに60点満点となるため、合計点は260点です。

前期個別F方式の場合は、 前期個別A方式と共通の英語(100点)、独自の数学(200点)の合計300点満点で選考されます。

英語には基準点が設けられ、英語受験者における得点が上位85%以内の場合に合格判定対象となりますが、英語外部試験を利用する場合は英語の受験は免除されます。

共通テスト利用入試

共通テスト利用入試には、前期入試(数学基準型・数学得点型・数学重視型)、後期入試、前期個別AS方式(共通テスト併用型)があります。

特に前期入試の3種類は名前が似ているので、間違わないように内容をしっかりとチェックしておきましょう。

前期数学基準型

前期数学基準型・前期数学得点型は、4科目を受験します。

必須科目は数Ⅰ・数A及び外国語(英・独・仏・中・韓)です。 

残り2科目は国語(古文・漢文を除く)、地理歴史(世A・世B・日A・日B・地理A・地理B)、公民(現社・倫、政経・「倫・政経」)、数学(数Ⅱ・「数Ⅱ・数B」・簿・情報)、理科(「物基・化基・生基・地学基」・物・化・生・地学)から選択します。

外国語で英語を選択した場合は、リスニングも含まれます。

また、理科の基礎が付された科目は、2科目が1科目として扱われるので注意しましょう。

前期数学重視型

前期数学重視型の必須科目は、数Ⅰ・数A及び数Ⅱ・数Bの2つです。

残り2科目は国語(古文・漢文を除く)、理科(「物基・化基・生基・地学基」・物・化・生・地学)、英語(リスニングを含む)から選択し、高得点の2科目が判定に使用されます。

また、前期数学基準型・前期数学得点型と同じく、理科の基礎が付された科目は2科目が1科目として扱われます。

英語に関しては、リーディングの100点が150点、リスニングの100点が50点に換算され、計200点が100点に圧縮される点に注意が必要です。

後期入試

後期入試は5科目を受験します。

必須科目は数Ⅰ・数Aのみで、残り4科目は国語(古文・漢文を除く)、地理歴史(世A・世B・日A・日B・地理A・地理B)、公民(現社・倫・政経・「倫・政経」)、数学(数Ⅱ・「数Ⅱ・数B」・簿・情報)、理科(「物基・化基・生基・地学基」・物・化・生・地学)、外国語(英・独・仏・中・韓)から選択します。

前期と同様、理科の基礎が付された科目は2科目が1科目として扱われ、また外国語で英語を選択した場合、リーディングのほかにリスニングの問題もあるため対策が必要です。

前期個別AS方式 

前期個別AS方式では、共通テストの数Ⅰ・数Aの受験が必須となります。

その後は個別入試で、前期個別A方式と同様に、国語・英語・選択科目(日B・世B・地理B・政経・「数Ⅰ・数Ⅱ・数A・ 数B」のいずれか)を受験します。

国語は60点満点となり、現代文のみが判定に使用されるため注意しましょう。

古文の問題は解答不要ですが、同一試験日に他の学科を併願する場合には、すべての問題に解答しなくてはなりません。

また、英語外部試験を利用する場合は、英語の受験は免除されます。

【専修大学の理系】専修大学の理系学部の入試日程 

ネットワーク情報学部の個別入試は、まず2月1日~2日にかけて全国入試が行われます。

そして2月10日に前期個別A方式及びAS方式、2月12日に前期全学部入試、2月13日に前期個別F方式、3月3日に後期入試が行われます。

全国入試では、 同一試験日にスカラシップ入試との併願が可能です。

この場合、併願受験料は免除されます。

前期全学部入試と、前期個別A方式及びAS方式も、ほかの入試方式と併願することができます。

ただし、前期個別F方式のみ、同一試験日のほかの試験との併願はできないので注意しましょう。

【専修大学の理系】専修大学の理系学部の入試会場

全国入試については、札幌・仙台・郡山・宇都宮・高崎・新潟・金沢・甲府・長野・静岡・名古屋・大阪・広島・福岡・那覇・専修大学神田キャンパス及び生田キャンパスで受験することができます。

また、前期個別A方式及びAS方式の入試会場は、水戸・大宮・津田沼・横浜・新潟・長野・静岡・専修大学神田キャンパス及び生田キャンパスです。

前期全学部入試は、仙台・郡山・水戸・大宮・津田沼・横浜・新潟・長野・静岡・名古屋・専修大学神田キャンパス及び生田キャンパスで実施されます。

ただし、後期入試の会場は仙台・新潟・長野・静岡・専修大学神田キャンパス及び生田キャンパスと範囲が少し狭まり、また前期個別F方式は専修大学神田キャンパス・生田キャンパスの2つでのみ実施されるため注意が必要です。

【専修大学の理系】合格するために

ここまで、専修大学ネットワーク情報学部の魅力についてお伝えしてきました。

では、実際に合格を勝ち取るためには、試験当日に向けてどのような準備をしていけば良いのでしょうか。

ここからは、合格をつかむために押さえておくべきポイントを紹介していきます。

過去問を解く

まずは赤本などで過去の入試問題を解き、出題傾向を把握しましょう。

受験勉強において大切なのは、傾向に合わせた学習計画を立て、限られた時間を有効に使うことです。

最寄りの書店に行って赤本を購入し、自分の苦手分野はどこなのか確認しておきましょう。

また、専修大学の公式サイトでは、長年同大学の出題傾向を分析している予備校トップ講師による「入試直前対策講座(英語・国語のみ)」も開催されているので、気になる方は活用してみてはいかがでしょうか。

弱点を分析する 

志望校の合格率を上げるために重要なのは、弱点の克服です。

「そもそも自分の弱点を把握できていないかも」「弱点ってどうしたら見つけられるの?」と思った方は、模試や定期テストの見直しから始めてみましょう。

特に模試は解答解説が丁寧だったり、ポイントがしっかりとまとめられていたりすることが多いため、復習の材料としては最適です。

弱点を見つけることができたら、なぜそれが苦手なのか、どうしたら克服できるのか分析してみましょう。

スケジュールを立てる

弱点の分析ができたら、それらを克服し入試に臨むためのスケジュールを立てましょう。

まず、入試までにやるべきことをすべて書き出します。

次に、入試までに残された時間を計算し、各科目に配分します。

伸びしろのある科目は時間を多めにするなど、比率を工夫することで合格に近づくことができるでしょう。

もし予定通りに勉強が進まないのであれば、計画そのものに無理がある可能性が高いので、定期的に内容の見直しを行うようにしましょう。

まとめ

今回は、専修大学ネットワーク情報学部の概要や入試情報について解説しました。

志望校がはっきりと決まっておらず、「将来どのような道に進めばいいの?」と悩んでいる方は、ほかの大学の情報と比べながら検討してみてください。

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