HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
「理系大学の授業がみんなどうやってついていってるの?」
「授業の内容が分からないまま進んでいってしまう、対策はどうしたらいいんだろう」
「専門分野の内容は理解が追い付かず、問題の内容から分からない」
このように、理系大学の授業についていけない悩みを抱えている学生は多いのではないでしょうか。本記事では、理系大学の授業についていけない原因とは何か、授業についていくための対応策や理系学生の就職先についてなど紹介します。
この記事を読むことで、自分が授業についていけない原因を考え直すきっかけりなり、理系の授業に対しての向き合い方も掴めてくるでしょう。理系の授業が難しすぎて挫折している方は、ぜひ現状を打開する手がかりにしてください。
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理系大学の授業は難しい?
理系大学の授業は難しいかは、人によって回答が変わる部分です。しかし、文系の授業に比べると理系授業は、専門的要素が強い傾向にあります。そのため、難易度が高く「内容が分からない、授業についていけない」などの悩みを抱える学生が出てくるケースは多いでしょう。
理系大学の授業についていけない4つの原因
理系大学の授業についていけない原因について把握していきましょう。頭を悩ませている問題をするためには、原因から見ていくことが解決の近道です。
理系大学の授業についていけない理由には、教授の授業が理解できないことや、学んでいない内容ばかり出てきてしまったこと、などがあります。
1:教授の授業の教え方が分かりづらい
高校や塾の先生とは違い、大学の教授は専門分野を極めている人であり、教えることが上手な人というわけではありません。そのため、教授によっては授業の教え方が分かりづらい場合があります。
説明下手な教授にあたってしまうと苦労することになります。また、こちらが知らない専門用語を容赦なく使い、理解できない間にどんどん話を進める教授もいるでしょう。
2:高校で学んでいない内容が多い
中学校から高校に入るときは、それほど難易度が変わるイメージはありませんが、大学は違います。理系大学の授業では、高校で学んでいない内容が多く出てきます。
高校で習っていない範囲が出てくるのは、理系に限った話ではありませんが、高校在学中に習ったことや大学受験で勉強した知識が活かせないため、どうしてもつまずきやすいポイントです。
3:専門分野の内容が難しい
大学によって学部名が変わることがありますが、理系の学部には、医学部や薬学部、工学部、理学部、農学部、などがあります。どの学部でも、専門分野を扱う内容の授業がスタートしてしまうため、難易度が高くついていけなくなってしまうことがあるでしょう。
4:自己管理ができていない
大学では高校生活とは違い、授業に出席しなくても怒られることはありません。また、予習するように、復習するように、などと言ってくれる先生も少ないです。
授業にきちんと出席する、予習復習をするなど、高校までできていたことを大学に入ってしなくなってしまうと、授業についていけなくなる可能性が出てきます。自己管理ができなければ、最悪単位を落とし留年してしまう可能性もあります。
理系大学の授業についていけない人の4つの対応策
ここからは、理系大学の授業についていけない人の対応策を紹介します。授業についていけない原因が分かったところで、自分の行動をどう見直していくか、考えていきましょう。
何も行動を変えなければ、現状は何も変わりません。どれか1つからでも良いので、できることから対応策を実践してください。
1:授業の組み方を工夫する
理系大学の授業についていく対応策として、授業の組み方を工夫することが大切です。専門的な分野を学ぶ場合、関連している内容の授業を連続して組んでみてください。
内容が関連している授業であれば、予習復習で内容が重なってくることもあります。「この内容はあの授業でも出た」というようなことが出てきて、相乗効果を生み出せるでしょう。
全く別の専門的な学問を、授業ごとにしっかり覚えていくのは大変なことです。授業の組み方で乗り切りましょう。
2:教えてくれる友達をつくる
大学の授業についていけない人は、勉強を教えてくれる頭の良い友達をつくりましょう。1人で抱え込むより、理解できている人に聞いたほうが、つまずいている時間が短くなり効率が良いです。
同じ学科に入った者同士であっても、学力の差が開いていることもあります。勉強のコツについても教えてもらえると良いでしょう。
3:授業の予習復習をきちんと行う
授業の予習復習をきちんと行うことで、授業の理解度が上がり、知識が定着します。授業の内容もスムーズに頭に入ってくることにつながるでしょう。
予習に関しては、授業で使う本は、授業で習うよりも先に目を通します。知らない用語、公式が出ていれば必ず調べておきましょう。
復習も知識の定着に必要です。数式は必ず暗記して、解けるようにしておくことをおすすめします。暗記できてないにうちに次々新しい公式が出てくると、その科目が嫌になりやすいでしょう。
その日のうちに復習できなければ、週末などにまとめて行う形でも大丈夫です。分からないことや曖昧な状態になっている部分をそのままにしないように徹底しましょう。
4:基礎から勉強する
大学についていけない状況を打開するには、シンプルに基礎から勉強することを徹底しましょう。どんなに難しい専門的な分野だとしても、基礎はあります。基礎が分かれば土台が完成していくので、そこから先の応用の領域に進んでいけるでしょう。
頭の良い友達や授業を担当している教授に、分からないところを質問しても、基礎ができていなければ、「教えてもらったけど理解できない」という状況が出てくる可能性もあります。
理系は就職先の選択肢が文系よりも広い
研究職や技術職の場合一部の専門的知識を用いる職種は、理系出身者を採用条件としているケースがあります。
それでいて、理系の学生は全学科対象の営業職や事務職などの職種にも就職も可能なため、文系の学生より、就職先の選択肢が広い利点があるでしょう。
理系大学の授業についていけない原因を知って対策しよう
理系授業の対応策も紹介しましたが、それでも理系大学の授業についていけないなと落ち込んだままの方もいるでしょう。すぐに結果が出る人もいれば、出ない人もいます。
まずは、理系大学の授業についていけない原因を知って対策することからはじめましょう。予習や復習、分からないところを友人に聞いたり、基礎から勉強したり、コツコツと努力を積み重ねれば今より授業を理解していけるでしょう。
理系大学を卒業しているとそれだけで就職の選択肢も文系より広くなるため、将来のことを見据えて、粘り強く勉強していきましょう。