HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
アメリカの理系大学院は、それぞれに特色があり、人気の理由や学習内容も大きく分かれているのが特徴です。
地域や難易度によっても特徴が異なるため、入学を希望する際はそれぞれをきちんと事前に理解しておくことがとても大切です。
この記事では、アメリカ理系大学院の工学部門、コンピューターサイエンス部門の人気ランキングから、規模や費用などを詳しく解説していきます。
これらのポイントをしっかり押さえて、ぴったりの大学院を探すようにしましょう。
【アメリカ大学院ランキング】どんな大学院が人気？
実際にアメリカの理系大学院で人気があるのは、どのような点が優れている大学院なのか、あまり詳しくご存知でない方も多いかと思います。
最近の大学院選びにおいて、重要視されている点は主に大きく分けて3つの点があげられます。
1つ目は、研究力が高い大学院であるという点です。
理系ならではの、研究に力を注げる大学院は、やはり人気のポイントの1つになります。
2つ目は、立ち上げベンチャーが多いかどうかという点があげられます。
近年のアメリカでは、ベンチャーの力を重要視する若者も多いのが特徴です。
そして3つ目は、大学院が位置する地域の特色が人気を左右しています。
これらの3つの点から、アメリカの理系大学院の人気が分かれています。
研究力が高い大学院
理系の大学院においては、研究は学業のメインともいえます。
大学院が人気になる要素の1つとしては、やはりこの研究力は高いかどうかという点が重要視されるのです。
アメリカの理系大学院では、その大学院の研究に費やすことのできる資金や、教員から見て研究力が高いと評価されている大学院であるかが、大学院選びにおいてもとても重要になります。
これらの点に優れていて、研究力が高いと称されている大学院は、やはり全米のなかでも人気な大学院であるのが事実です。
研究に注力できる大学院を選ぶためには、この点をしっかりふまえて、調べておくことが必要になります。
事前にどの大学院が研究に費やしている資金が多いかや、教員から研究力の評価を受けているのかを確認しておきましょう。
立ち上げベンチャーが多い大学院
立ち上げベンチャーが多い理系大学院は、アメリカの学生にとても人気のある要素の1つになります。
近年、アメリカの理系学生からは、ベンチャーに対する熱意や視線が熱く注がれています。
なぜなら、理系大学院から発足したベンチャーが成し遂げる成果や、画期的なアイデアが世界中で注目されている事実が、その人気の背景にあるのです。
そのため各理系大学院においても、立ち上げベンチャーの数が多い大学院が人気となっています。
理系学生にとって、将来目指しているものを見据えて、その理想をかなえられるような環境が整っている大学院を選べるかどうかは、その後のライフプランに大きく影響を与えます。
ベンチャー数が多い大学院は、学生たちにとって有利であり、人気がある理由の1つなのです。
地域の特色
アメリカの理系大学院は、その位置する地域によって特色が大きく異なるのも、ポイントの1つです。
国土の広いアメリカでは、特に日本と比べて地域の特色が出やすく、大学院の特徴も変わってきます。
理系大学院としてレベルが高いとされているのは、主に頭部から北東部に位置していることが多いのです。
その地域の大学院は人気が高く、入学を志す学生も多いのが特徴です。
また地域によって風土や交通の便も異なるため、入学する際はこれらの点について下調べが必要になります。
事前に卒業後のライフプランを見据えて、大学院のレベルや内容だけでなく、自身のビジネスにつながりそうなチャンスがある地域を選択することが大切です。
そのため地域の特色は、大学院の人気を左右する要素の1つになります。
【アメリカ大学院ランキング】工学部のランキング
1.Massachusetts Institute of Technology マサチューセッツ州
2.Stanford University カリフォルニア州
3.University of California, Berkeley カリフォルニア州
4.California Institute of Technology カリフォルニア州
5.Carnegie Mellon University ペンシルベニア州
5.University of Michigan, Ann Arbor ミシガン州
7.Georgia Institute of Technology ジョージア州
8.Purdue University インディアナ州
9.University of Illinois, Urbana-Champaign イリノイ州
9.University of Texas, Austin テキサス州
【アメリカ大学院ランキング】コンピューターサイエンスのランキング
1.Carnegie Mellon University ペンシルベニア州
1.Massachusetts Institute of Technology マサチューセッツ州
1.Stanford University カリフォルニア州
1.University of California, Berkeley カリフォルニア州
5.University of Illinois, Urbana-Champaign イリノイ州
6.Cornell University ニューヨーク州
6.University of Washington ワシントン州
8.Princeton University ニュージャージー州
9Georgia Institute of Technology ジョージア州
9.University of Texas, Austin テキサス州
【アメリカ大学院ランキング】ランキング以外の選び方
上記で紹介した人気ランキング以外の大学院においても、その大学院の特徴をさまざまな分野に分けてチェックしておくことが大切です。
事前にきちんと確認しておくべき主なポイントとしては、その大学院のカリキュラムや、難易度、規模、費用の4点があげられます。
また上記ランキング内の大学院においても、この4点を確認しておくことが重要な点といえます。
知名度や印象のみで選んでしまうと、自分の学習したい内容や方向性と違った大学院を選んでしまったり、入学後の学習内容についていけなくなってしまったりといった事例がよく見られるケースの1つです。
これらの事態を防ぐためにも、この4点をしっかり確認して、自分に適した大学院であるかどうかをしっかり確認しておくようにしましょう。
カリキュラム
進学する大学院を選ぶにあたって、そのカリキュラムの中身を理解しておくことは、とても重要なポイントといえます。
カリキュラムの内容は、そのあと実際に学習する内容をそのまま表しています。
その大学院のカリキュラムに対して、入学する本人が十分に納得できるものや、興味をもてるものでないと、入学後の学習が合わず方向性は分かれてしまい、ライフプランに大きく影響が出てしまうのです。
本来自分のやりたいことができない大学院では、せっかく進学しても本末転倒になってしまいます。
大学院を選ぶ際は、実際にどのようなカリキュラムで学習が行われているのかをよく調べ、自分の学びたい内容や将来のライフプランから外れていないかを必ずたしかめるようにしましょう。
難易度
また学習内容やカリキュラムだけでなく、難易度も重要視するべき点といえます。
自身の学習能力より、はるかにレベルが高い大学院を選んでしまうと、入学後の学習内容についていけず、挫折を経験してしまう学生も多くいるのが事実です。
入学したのはいいものの、その後の学校生活に集中できなくなり、途中であきらめて退学してしまうケースもあります。
特に理系の大学院は、研究やその学習に対して、膨大な時間と熱量を要するのが特徴であるため、自身のレベルにあった大学院を選ばないと、卒業は比較的難しいとされています。
理系の大学院を選ぶ際は、入学後の自分が勉強に費やせる時間や、熱量、意欲をきちんと把握し、難易度のレベルも考慮するようにしましょう。
規模
大学院の規模も、必ず確認しておきたい点の1つです。
なぜなら、大学院に在籍している教員の数や、学生の数、研究に費やせる資金を確認すれば、その大学院で経験できる学習の質がわかるようになります。
特に教員の数や学生数などに関しては、その規模次第で教員と学生間においての関係の深さをはかる材料にもなるので、事前に確認しておくようにしましょう。
教員との関わりが多く、アドバイスを受けやすい学校であるのかどうかや、学生数が多く学生同士のコミュニティーが盛んな学校であるのかどうかを知っておくと、自分に合った再学院を選ぶことができます。
特に研究や課題が多くある理系大学院では、希望する学習スタイルが整っている大学院を選べるかどうかがとても大切なのです。
費用
大学院への進学において発生する費用は、自分が納められる範囲であるかどうかを必ず確認しておく必要があります。
アメリカでは、さまざまな奨学金制度やスカラーシップ制度も用意されていますが、いくらこのような支援金制度があっても、膨大な費用がかかる大学院では、現実的に返済が難しくなるケースも多くあります。
実際に近年のアメリカでは、学費返済に悩まされる若者が多いのも事実です。
学費返済のためのアルバイトが忙しく、学業に集中できない学生や、卒業後の返済額が高く、収入の多くが学費の返済にあてられ、生活が苦しくなってしまうといったケースがあります。
このような事態を避けられるよう、大学院を選ぶ際はそのかかる費用も、きちんと現実的な額であるところを選ぶようにしましょう。
【アメリカ大学院ランキング】まとめ
今回は、アメリカの理系大学院の人気ランキングや、大学院選びのポイントについて、詳しくご紹介いたしました。
大学院を選ぶ際は、知名度や人気度だけでなく、細かくその大学院の特徴をチェックして選ぶことが大切になります。
学習カリキュラムが自分に合っているかどうかや、自分が学習したい内容の研究ができるかどうか、卒業後のライフプランにとってよい環境が整っているかどうかを事前に確認しておきましょう。
この記事をぜひ参考にして、ぴったりな大学院選びに役立てていただけるとうれしいです。
