
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
情報工学は今や、あらゆる業界、業種で活かすことができる花形の学問です。
専攻している学生が多いことから、就活で競争に勝てるのかと少し不安になっている方もいるかもしれません。
ですが、情報工学の知識やスキルを持つ人材を求めている企業や機関は幅広く存在しているため心配は無用です。
むしろ、引く手あまたで需要が高いからこそ、 どんな業界にターゲットをあてて就活するかが内定をスムーズに獲得していくために大切です。
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【情報工学専攻の就職】情報工学系の学生は様々な業界で市場価値が高い
今の時代、ありとあらゆる場面でIT技術が使われており、世界的に情報化の動きが加速しています。
日本はモノづくり大国として、自動車や機械、半導体をはじめ、パソコンや携帯電話などの開発や製造でも世界をリードしてきました。
ですが、情報化やデジタル化の流れの中では後れをとっています。
いまだに印鑑文化が残され、ペーパーレス化は進まず、対面によるビジネスや授業が当たり前に行われてきました。
経済後進国にも後れをとる中で、ようやくデジタル化促進の動きが本格化しようとしています。
印鑑の廃止やデジタル申請や電子契約の推進、学校教育におけるIoT化やオンライン授業の導入、企業におけるテレワークやAIやRPAによる業務効率化や人手不足の解消などが求められます。
その推進人材として、情報工学系卒は引く手あまたなのです。
専門性と技術力がある
情報工学は、プログラミング、データベース、ネットワーク、人工知能など、IT業界で求められる基礎技術を体系的に学べる分野です。
特に、ソフトウェア開発やシステム構築、データ分析など、現場で求められるスキルを大学の講義や研究を通じて実践的に学ぶことができます。
また、卒業研究やインターンシップを通じて、実際の開発現場での経験を積む機会があり、理論だけでなく実践的な知識も身につけられます。
これにより、即戦力として企業で活躍できる素地を持つ人材として高く評価されます。
論理的思考力と問題解決能力が備わっている
情報工学の学習では、複雑な問題を分析し、論理的な手法で解決策を導き出す力が養われます。
特にプログラミングの学習を通じて、エラーが発生した際にその原因を特定し、適切な修正を行う過程で、論理的思考力と問題解決能力が向上します。
このスキルは、ソフトウェア開発やシステム設計だけでなく、IT×ビジネスの領域でも重要視されており、企業のDX推進やデータドリブンな経営戦略の策定においても活かされます。
また、アルゴリズムやデータ構造の学習を通じて、より効率的な解決策を考え出す力が身につきます。
情報技術の重要性が高まっている
現代社会では、情報技術があらゆる分野で不可欠な存在となっています。
スマートフォンやインターネット、クラウドコンピューティングの発展により、企業活動や日常生活におけるITの活用が急速に進んでいます。
特に、AIやIoT、ビッグデータ、ブロックチェーンなどの先端技術は、金融(フィンテック)、医療(ヘルステック)、教育(エドテック)など、多様な分野で活用が進められています。
また、多くの企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しており、情報技術を活用した業務の効率化や新たなビジネスモデルの創出が求められています。
【情報工学専攻の就職】卒業後の就職先
情報工学の知識とスキルは、社会の様々な分野で活用されており、それぞれの進路においても高い専門性が求められています。
一般企業への就職は、情報工学専攻の学生にとって最も一般的な進路で、IT企業やメーカー、金融、コンサルティングなど、幅広い業界で活躍することができます。
また、IT企業だけでなく、DXを推進する一般企業でも、システムエンジニアやデータサイエンティストとしての需要が高まっています。
大学院への進学を選択する学生も少なくありません。
特に、より高度な研究を行いたい場合や、最先端の技術に触れながら専門性を高めたい場合には、大学院進学が有力な選択肢となります。
公務員としてのキャリアを選択することも可能で、地方自治体や中央官庁の情報システム部門では、行政のデジタル化や情報セキュリティ対策を担当する技術者が必要とされています。
教員としてのキャリアを選ぶ道もあり、大学や高等専門学校で情報工学を教える教員として勤務するほか、高等学校の情報科の教員として働くことも可能です。
情報技術の発展に伴い、これからも情報工学の専門知識を持つ人材の需要は高まり続けるでしょう。
【情報工学を学んだ人へ】おすすめの業界-ITー
IT業界は技術革新が著しく、常に新しい技術やサービスが生まれているため、専門知識を持つ人材の需要が高く、人材不足の状態が続いています。
そのため、情報工学専攻の学生は即戦力となり得る人材として、様々な企業から求められています。
IT業界の職種は多岐にわたり、開発エンジニア、インフラエンジニア、データサイエンティスト、セキュリティエンジニアなど、情報工学の知識を活かせる幅広いキャリアパスを選択することが可能です。
IT業界は大きく5つの分野に分けることができ、それぞれが異なる役割を持っています。
以下では代表的なものをそれぞれ解説します。
Webサービス業界
Webサービス業界は、インターネットを活用した情報提供やコミュニケーションの場を提供する業界です。
代表的なサービスには、検索エンジン、SNS、動画配信、ECサイト、クラウドストレージなどがあり、多様なビジネスモデルが展開されています。
この業界は個人利用だけでなく、企業の業務効率化やマーケティングの場としても活用され、成長が続いています。
主な企業として、Google、Amazon、Meta(Facebook)などがあり、各分野で独自の強みを持っています。
通信インフラ業界
通信インフラ業界は、情報の伝達を支える基盤を提供する業界で、固定通信やモバイル通信、データセンター運営などを行います。
主な業務として、光ファイバーや無線基地局の整備、ネットワークの管理、通信技術の研究開発などが挙げられます。
5Gの普及やIoTの拡大により、より高速で安定した通信インフラの構築が求められ、業界全体の需要が増加しています。
主要な企業には、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクなどがあり、国内外で広範な通信サービスを展開しています。
ソフトウェア業界
ソフトウェア業界は、コンピュータの動作を制御するプログラムの開発を行う業界です。
OS、業務用アプリケーション、クラウドサービス、セキュリティソフトなど、多岐にわたる製品が提供されています。
特に、クラウドコンピューティングの普及により、SaaS(Software as a Service)やPaaS(Platform as a Service)などの提供が増えています。
代表的な企業として、Microsoft(Windows)、Adobe(Photoshop)、Oracle(データベース管理)、Salesforce(CRMソフト)などが挙げられます。
ハードウェア業界
ハードウェア業界は、コンピュータやスマートフォンなどのIT機器を製造・販売する業界です。
製品分野は広く、PC、サーバー、通信機器、家電、産業機器、医療機器など、多岐にわたります。
また、AIやIoTの発展により、エッジコンピューティングやスマートデバイス市場も拡大しています。
主な企業には、DELL(PC)、Samsung(スマートフォン)、Intel(半導体)、東京エレクトロン(製造装置)などがあり、世界市場で競争が激化しています。
SIer業界
SIer業界は、企業のシステム設計・開発・運用を行う業界であり、情報システムの構築を支援する役割を担っています。
近年では、クラウド化の進展やデジタルトランスフォーメーションの推進により、業務効率化やデータ活用の支援が求められています。
また、SIerはコンサルティング業界とも関係が深まり、システム導入だけでなく、戦略的なIT活用の提案を行うことも増えています。
代表的な企業として、NTTデータ、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)、SCSK、大塚商会、富士ソフトなどが挙げられます。
プログラマ・システムエンジニアなど多岐にわたり活躍可能
情報化社会やデジタル化の推進に欠かせないシステムやソフトウェアを開発するIT業界では、社会のニーズやクライアントの要望に添ってシステムエンジニアが企画を立て、プログラマーがプログラミング言語を使って開発を行い、運用、保守点検をしていくことになります。
プログラミング、ハードウェア、ソフトウェア、データベース、Webやネットワークなどさまざまな部門でのエンジニアが活躍しています。
大学や大学院で学んでいる中ではオールマイティに才能を発揮して、興味の赴くままに、さまざまな分野の開発にチャレンジしてきた方も多いかもしれません。
ですが、就活のうえでは職種の絞り込みも求められます。
ITベンチャーなど小さな企業ではシステムエンジニア兼プログラマーなど何でもこなす人材も活躍していますが、大手になるほど専門化されているため、自分の得意分野の棚卸や取り組みたいことを明確にしていきましょう。
富士通やNTT、楽天やヤフー、サイバーエージェントやGMO、DeNAなど有名企業は枚挙に暇がありません。
外資系ではAppleやGoogle、FacebookやTwitter社、Amazonなどガーファと呼ばれて、圧倒的な競争力で怖れられている企業も多いです。
IT企業はほかの業界の企業に比べて歴史は浅いですが、その成長スピードと社会や経済への影響力は群を抜くものがあります。
IT業界といっても、そのジャンルは幅広く、ハードウェアやソフトウェア開発企業から、モバイルアプリやオンラインゲームの開発企業、ECサイトをはじめとしたオンラインサービスのプラットフォーム、ブログやSNS運営企業、クラウドサービス企業まで一言では言い尽くせません。
【情報工学専攻の就職】おすすめの業界ーコンサルティングー
コンサル業界は近年、情報工学専攻者に人気がある就職先の一つです。
ITコンサルタントといった職種を中心に、企業のIT化や業務改革、デジタル化の推進などをコンサルティングしていく仕事です。
ITコンサルティングで有名な企業としては、 アクセンチュア、NEC、IBMなどが挙げられます。
アクセンチュアのコンサルティングチームはデジタル技術やAIの知見を有する専門家をはじめ、多面的な専門ノウハウを持つコンサルタントがクライアントの業務変革をサポートしています。
NECは企業や行政機関、教育機関などのIT化や業務改革の推進をはじめ、中小企業などのコンサルティングでも実績が豊富です。
IBMもコンサルティング分野では実績が豊富で、社会や企業が抱えるさまざまな課題を解決している企業です。
メーカーのシステム部門
今でこそシステム開発や保守運用はIT企業にアウトソーシングするのが一般化していますが、かつては大手企業を中心に自社でシステムを開発し、運用していくのが当然でした。
社内SEとも呼ばれる、メーカーのシステム部門の一翼を担うのもおすすめです。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、企業のIT戦略を策定し、システム導入や業務プロセスの最適化を支援する職種です。
主な業務には、IT戦略の立案、システム要件の定義、ITベンダーの選定、プロジェクトマネジメント(PM)などが含まれます。
企業の業務効率化やコスト削減を目的に、最新の技術を活用しながら最適なソリューションを提案することが求められます。
特に、クラウド技術、データ分析、AIなどを活用したIT基盤の構築が近年のトレンドとなっています。
この職種では、情報工学の知識に加え、ビジネスモデルの理解やプロジェクト管理能力、クライアントとのコミュニケーション力が重要です。
DXコンサルタント
DXコンサルタントは、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する役割を担い、単なるITシステムの導入ではなく、企業全体のデジタル変革や新たな成長戦略の策定を支援します。
AI、IoT、ビッグデータなどの最新技術を活用し、ビジネスモデルの変革や新規事業の開発を支援することが特徴です。
具体的な業務には、デジタル戦略の策定、データドリブン経営の導入、新規サービスの開発、顧客体験(CX)の設計などが含まれます。
ITコンサルタントとの違いは、DXコンサルタントが企業の事業変革に重点を置く点であり、デジタル技術を用いた競争力の強化や市場開拓をサポートします。
セキュリティコンサルタント
セキュリティコンサルタントは、企業のサイバーセキュリティ対策を支援し、情報資産の保護やリスク管理を行う専門職です。
主な業務には、セキュリティ診断、脆弱性対策、セキュリティポリシーの策定、インシデント対応の訓練などが含まれます。
企業のシステムやネットワークのセキュリティリスクを分析し、適切な対策を提案することが求められます。
特に、クラウドセキュリティ、ゼロトラスト、エンドポイントセキュリティなどの分野での知識が必要とされ、常に最新の脅威動向を把握することが重要です。
AIコンサルタント
AIコンサルタントは、企業のAI導入を支援し、AI技術を活用した業務改善や新規事業開発をサポートする職種です。
AIモデルの構築、データ分析、機械学習アルゴリズムの選定など、技術的な専門知識が必要とされる領域です。
主な業務には、AI導入戦略の策定、機械学習モデルの設計・開発、データ収集・処理、AIシステムの運用支援などが含まれます。
近年、AI技術の発展により、多くの企業がAIを活用したビジネスの拡大を目指しており、AIコンサルタントの需要が高まっています。
一方で、AI技術は日進月歩で進化しているため、常に最新の知識を習得する必要があり、学習負担が大きい点も特徴です。
【情報工学専攻の就職】おすすめの業界ーハードウェアー
情報工学専攻の学生は、ソフトウェア開発だけでなく、ハードウェアに関わる分野でも活躍する機会があります。
ハードウェア業界では、組み込みソフトウェア開発やシステム開発が重要な役割を果たし、IT技術と電子工学の知識を組み合わせた技術力が求められます。
ここでは、それぞれの職種について詳しく解説していきます。
組み込みソフトウェア開発
組み込みソフトウェア開発は、家電製品、自動車、産業機器などに搭載されるソフトウェアの設計・開発を担当する職種です。
一般的なアプリケーションソフトウェアとは異なり、特定のハードウェアに最適化されたプログラムを開発するため、C言語やC++を中心とした低レイヤーのプログラミングスキルが求められます。
また、リアルタイム処理や省電力設計といったハードウェア特有の制約を考慮しながらソフトウェアを設計する必要があります。
例えば、自動車の制御システムでは、高速で正確な処理が求められるため、リアルタイムOS(RTOS)の知識が重要になります。
システム開発
システム開発の分野では、サーバーやネットワーク機器などの大規模なシステムの設計・構築を行います。
情報工学専攻の学生にとって、ソフトウェアだけでなくハードウェアの知識も活かせる分野であり、特にネットワークプロトコルや分散処理の知識が重要になります。
例えば、データセンターのインフラ構築やクラウド環境の最適化には、LinuxなどのOSに関するスキルが不可欠です。
さらに、近年ではエッジコンピューティングや5Gネットワークの発展により、クラウドとオンプレミスを組み合わせたハイブリッド環境の構築が進んでいます。
情報システム部門で働くというキャリアもある
自社での独自のシステム開発や管理をはじめ、システムを通じたマネジメントなど企業を支える役割を担えるとともに、二次請けでのシステム設計を担当するなど、情報工学の知識やスキルをはじめ、幅広い能力を活用、伸ばしていくことができます。
ITの知識やスキルだけでなく、メーカーの手がける製品やサービスの知識もあり、社内の事業部門の希望をシステムに反映させ、より利便性に優れたシステムへと更新していく役割を担います。
メーカーの製品やサービスなどを理解するだけでなく、会計や流通、生産管理など基幹システムに関する業務知識とシステム設計・開発のノウハウ、社内折衝や調整、ベンダー管理など高いコミュニケーション力も求められる職種です。
メーカーのシステム部門に属する社内SEは、IT戦略・システム企画の立案などマネジメント的な業務から、基幹システムの構築や運用、保守、ネットワークやサーバー運用や監視、障害対応やセキュリティ対策、データ保全などを行います。
また、社内ユーザーのための日常的なヘルプデスク機能をはじめ、システム導入時のマニュアル作成や研修、パソコンやソフトウェアの資産管理など幅広い業務を担うのが特徴です。
【情報工学専攻の就職】企業にアピールできる強み
情報工学専攻の学生が企業にアピールできる強みとして、プログラミングスキルは、情報工学の基礎となる重要な要素です。
C言語、Java、Pythonなどの言語に加え、フレームワークを用いた開発経験があると、より実践的なスキルを示せます。
次に、情報セキュリティの知識も強みになります。
サイバー攻撃対策や暗号化技術の理解があると、セキュリティの高いシステム構築に貢献できます。
また、SQLインジェクションやXSSなどの脆弱性を理解し、対策できる知識があると高く評価されます。
さらに、卒業研究やインターンシップでの開発経験をポートフォリオとして示すことも有効です。
例えば、機械学習を用いたデータ分析やWebアプリ開発の経験を具体的に伝えることで、技術力や課題解決能力を証明できます。
最後に、資格取得も重要です。
ITパスポートや基本情報技術者試験を取得することで、ITの基礎知識を証明できます。
また、AWS認定資格やG検定などの専門資格を取得することで、より高度なスキルをアピールできます。
【情報工学を学んだ人へ】まとめ
情報工学を専攻した人は、あらゆる業界、業種から求められる市場価値の高い人材です。
世界的な情報化やデジタル化の流れの中で後れをとってしまった日本が、国を挙げてIT化やデジタル化を推進していくために欠かせません。
デジタル化推進の流れの中で大きな役割を果たすIT企業をはじめ、行政機関や企業、教育機関などの業務改革やIT化、デジタル化をサポートするコンサル業界、企業のニーズを捉えながらIT化、システム化を担っていくメーカーのシステム部門は特に持続的成長が期待でき、専門性を活かして活躍できるおすすめの業界です。
就活コンサルタント木下より
プログラミングといった黙々とコツコツ行う業務にとどまらず、経営層の経営支援や新たな環境へのスピーディな対応、社員の教育やサポートに至るまで、多彩なニーズに応えていく存在となれます。