HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就職活動の際、志望動機の作成に頭を悩ませる人は少なくないでしょう。
志望動機は企業の選考において非常に重要な項目のひとつであり、最終面接まで進んだ場合にも聞かれることがほとんどです。
今回は、そんな志望動機の書き方について、Web業界に絞って解説していきます。
Web業界は、ほかの業界と比べて社風などが自由なことも多く、志望動機をどのように考えれば良いか戸惑ってしまうことも多いので、お困りの方はぜひ参考にしてください。
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【Web業界の志望動機】そもそも企業が志望動機を聞く理由
Web業界の仕事についての理解を深められたら、次はWeb業界に入る志望動機について考えてみましょう。
志望動機は、就職活動の鍵となる重要な項目と言われますが、そもそも企業はなぜそれを聞くのでしょうか。
入社意欲の高さを図るため
社風・会社のビジョンにマッチするかをたしかめるため
採用につながる志望動機を書くためには、その理由を明確にしておく必要があるでしょう。
ここからは、企業が選考の際に志望動機を聞く理由について解説していきます。
企業側の意図を知り、企業が求める志望動機を作成しましょう。
入社意欲の高さを測るため
応募者がどれくらいの入社意欲を持って自社を志望しているか、それをチェックするためというのが志望動機を聞くひとつの理由でしょう。
数ある業界の中でなぜその業界なのか、また業界内に無数に存在する企業の中で、どうしてその企業に入社したいのかを聞くことで入社意欲や熱意を見ているのです。
書類選考など選考の序盤でも重要視されますが、選考が進むに従い、志望動機の重要性はさらに増していきます。
多くの場合、最終面接には企業の求める人物像により近い応募者が残ることになります。
そのため、入社意欲や熱意の高さが見られるのは当然のことと言えるでしょう。
どんなに入社意欲が高くても、それが企業に伝わらないようでは意味がないため、自分の熱意をアピールできるような志望動機を書く必要があるのです。
社風・会社のビジョンにマッチするかをたしかめるため
企業は、いったいどのような人を採用しようと考えて選考を行っているのでしょうか。
採用したい人物像は企業によってさまざまですが、一般的にどの企業も「長く貢献してくれる人」を求めています。
そのため、より優秀な人物を採用したいと考える以上に、自社の社風に合っている人物を採用するために注意を払っていると言えるでしょう。
志望動機にやりたいことや成し遂げたいことを明確に記しても、その企業の社風と合わないと感じられる場合や、企業の目指す方向性とずれていると判断された場合、採用してもすぐに辞めてしまう人物であると見なされてしまいます。
企業研究をしっかり行い、ミスマッチのないことが明確にわかる志望動機を作ることが必要です。
【Web業界の志望動機】面接官が見ているポイント
志望動機を書く際には、企業が志望動機を聞く理由を踏まえて書くことが大切ですが、具体的にどんなことを書けば良いのでしょうか。
志望動機は選考の序盤だけでなく、その後の面接においても重ねて尋ねられる項目です。
面接の際には、書類に記入した志望動機について改めて質問されることになりますので、それも踏まえて志望動機を書くことが必要です。
ここからは、面接の際に企業が見ているポイントについて詳しく見ていきましょう。
やりたいこと・成し遂げたいことは何か?
どの企業でも、前向きな姿勢で仕事に取り組み、継続して自社に貢献してくれる人を求めています。
そのため、自分のやりたいことや、成し遂げたいことは何かなど、将来の目標を明確に持っている人物を高く評価します。
ただし、どんなに素晴らしい目標を語れたとしても、描いたキャリアパスがその企業で叶えられないものであるとすれば逆効果です。
志望動機を書き始める前に、企業研究をしっかりと行い、自分の目指すものと企業の方向性がマッチしているのかを見極める必要があります。
何がやりたくてその企業を志望するのか、その企業で何を成し遂げたいのかを一度確認し、誰が見ても納得のいくような一貫性のある志望動機を作るようにしましょう。
なぜweb業界なのか?
企業は、応募者がどんな気持ちを持っているのか、どのような目的を持ってその業界を志望したのかを見ています。
そのため、面接の際にはなぜその業界を志望するのか明確な理由を語れるようにしておく必要があるでしょう。
このとき、ほかの業界で使い回すことのできない理由になっているか確認が必要です。
また、企業の志望動機だけを用意し、Web業界全体に対する志望理由は考えていないという人は決して少なくありません。
実際に聞かれたとき、しどろもどろに答えてしまうとマイナス評価につながってしまいます。
しっかりと業界研究を行って、なぜほかの業界ではなくてWeb業界を目指すのかを自分の言葉で語れるよう、事前に準備しておきましょう。
Web業界の中でもなぜその会社なのか?
一言でWeb業界と言っても、その中にはさまざまな企業が存在しています。
数多くある企業からなぜその会社を選んだのかは、志望動機で一番強調しなければならないポイントです。
熱意がうまく伝わらないと、仕事に対するモチベーションも疑問視される可能性があります。
綿密な企業研究を行い、他社にも使えるような志望動機にならないようにしましょう。
また、企業研究が十分でない印象を持たれてしまうと、入社意欲が低いと判断されてしまうため注意が必要です。
自分の志望する企業が、どのようなWebサービスを行う企業であるかを調べ、同種のサービスを提供している競合他社についても調べてみましょう。
このような作業の中で、志望する企業の特徴や、その企業にしかない魅力や強みを見つけてください。
【Web業界の志望動機】Web業界の概要
ここまで志望動機の概要や面接官が見ているポイントについて説明してきました。
次にWeb業界の概要について解説します。
志望動機を書く上で、IT業界との違いやWeb業界が何をしているかなどを知っておくことは非常に重要です。
以下で確認していきましょう!
IT業界と何が違うの?!
Web業界とIT業界を混同している方も多いので、まずはIT業界との違いを整理しておきましょう。
IT業界のITは情報技術(Information Technology)のことで、「IT業界」はインターネットやコンピューターを活用した情報技術を提供する産業を広く指す言葉として用いられています。
IT業界は、「情報通信・情報処理サービス」「ソフトウェア」「ハードウェア」「Web・インターネット」の4つの業界に分類されており、主にインターネット関連のサービスを提供しているのが「Web業界」になります。
具体的にどんなことをしている?
IT業界とWeb業界の違いが理解できたでしょうか?
しかし、抽象的な説明だったので具体的なイメージは掴めなかったと思うので、具体的な事業内容について説明します。
企業ごとに活動は異なりますが、代表的な事業内容は以下になります。
Webサイトの制作と運営
Web広告・マーケティング
ゲーム開発
Webサービスの開発と運営
アプリケーションの制作
代表的な企業としてはリクルートやサイバーエージェント、楽天グループやヤフーがあります。
Web業界の主な職種紹介と求められる能力
Web業界の職種として、主に「Webプロデューサー」「Webプランナー」「Webディレクター」「Webデザイナー」「Webプログラマー」「Webエンジニア」「Webマーケター」の7つが挙げられます。
これらの職種の仕事内容は、企業によりそれぞれが独立している場合もあれば、一人が何役も兼任していることも珍しくありません。
業界を知る最初の一歩として、これらの職種の仕事内容や求められる資質を把握しておきましょう。
これらの職種につながる強みが1つでもあれば、内定の可能性は十分にあると言えます。
Webプランナー
Webプランナーの主な仕事は、一言で言えばWebサイトの企画立案です。
顧客から要望を聞き取り、顧客の求めているイメージを掴んだうえで、どのようなWebサイトを作るか、またどのようなWebサービスを提供したら良いかプランを考えます。
顧客のニーズをうまく引き出し、それを的確に把握するためには、高いコミュニケーション能力とヒアリング能力が求められます。
また、把握したニーズを形にするためには、Web関連の幅広い専門知識が必要です。
Webプロデューサー
Webプロデューサーは、Webサイト制作やWebサービスに関してのプロジェクトの全体統括者です。
顧客の要望を聞き取ったり、制作の企画を考えて顧客に提案したりするなどに加え、予算管理など企業が収益を上げるための経営的な視点で全体を統括することが主な仕事です。
Webプランナーに必要な能力のほか、営業力・交渉力・統率力・全体の管理能力などさまざまな能力が求められます。
また、企業やプロジェクトによって、Webプランナーの仕事を兼任する場合や、webディレクターの仕事を行うこともあります。
Webディレクター
Webディレクターは、Webサイトの企画立案や制作、運用においての責任者です。
いわば、現場監督のような立場であり、Webディレクターの考えに一貫性がないと仕事が回りません。
企画に沿ってメンバーを選定し、スケジュールを策定するなどプロジェクト全体の管理を行います。
Webに関する幅広い専門知識はもちろんですが、チームメンバーを動かすためにコミュニケーション能力やヒアリング力、論路的思考力などが求められます。
Webデザイナー
Webデザイナーは、WebサイトやWebサービスのデザインを担当する人のことです。
デザインは主にAdobeなどのグラフィックソフトを使用して行うため、デザインの知識のほか、グラフィックソフトの操作技術が求められます。
また、作成したデザインをサイトに反映させたり、考えたデザインを正確に実現したりするためのコーディングを行うことも珍しくありません。
そのため、HTMLやCSSなどのフロントエンドのコーディングスキルも必要のほか、関係部署とのコミュニケーション能力も求められます。
おすすめの資格とスキル
Webデザイナーとして仕事をするためには当然ですが、デザインについての知識とデザインツールを使いこなすスキルは最低限必要となります。
また自分でコーディングすることができなかったとしても、最低限のWebの知識は求められます。
おすすめの資格は、「アドビ認定プロフェッショナル」「ウェブデザイン技能検定」「Webクリエイター能力認定試験」
おすすめのスキルは、「HTML・CSS・JavaScript」「レスポンシブデザイン」「UI/UXデザイン」などです。
特にWebデザイナーはWebサイトやLPなどを作ることが多いので、Adobeデザインツールとして最も代表的であるAdobeの認定プロフェッショナル系の試験が非常におすすめです。
スキルとしてはHTMLやCSS、JavaScriptといったフロントエンド言語を学んでおくことでホームページを作成する際に活用できます。
また、自分でイチからサイトを作って、完全にコーディングできる必要は必ずしもありません。
例えばプログラマーが行っていることが理解でき、「自分の要望を的確に伝えることができる」というだけでも十分に有用なスキルと言えるのです。
Webプログラマー
Webサイトに特化した言語を使ってプログラミングを行い、Webシステムの開発をするのがWebプログラマーです。
一般的に、HTMLやJavaScriptなどを使ってユーザーに見える部分を構築する方と、PHPやRubyなどを使ってサーバー側のプログラムを構築する方の2つに分かれます。
どんなものを作るのかによって必要となるプログラミング言語は異なりますが、Webプログラマーとして仕事をするためには、基本的なプログラミング言語の知識は必須です。
Webエンジニア
Webエンジニアは、プログラミングやコーディングを行ってシステムを構築し、より良いサイトやサービスを実現するのが主な仕事です。
RubyやPHPを用いたサーバーサイドの開発や、Webサービス開発用の言語を使ったフロント開発など、業務範囲は企業によってそれぞれ異なります。
Webプログラマーと重複する部分も多いですが、業務範囲はより広く、プログラミング言語のほか、サーバーOS・データベース・セキュリティなどに関する基本的なスキルが求められます。
おすすめの資格とスキル
Webエンジニアとして仕事をするにはプログラミング言語はもちろんのこと、フレームワークデータベースなどの知識とスキルが必要になります。
また、webサービスの仕組み、セキュリティ、パフォーマンスなどについても理解しておく必要があります。
おすすめの資格は「基本情報技術者試験」、「応用情報技術者試験」、「Oracle認定資格」などです。
おすすめのスキルは、「PHP・Ruby・Python・Javaなどのサーバーサイド言語」「HTML・CSS・JavaScriptなどのフロントエンド言語」「MySQL・PostgreSQL・MongoDBなどのデータベース」「Git・GitHub・Dockerなどの開発環境・ツール」などです。
特にWebエンジニアはwebサイトを作ることはもちろん、アプリケーションの開発やサーバーの保守などさまざまな業務が求められます。
HTML、CSS、JavaScriptなどのフロント言語はもちろんのこと、MySQLなどデータベース言語を扱う必要があります。
特に、バックエンドとフロントエンドの両方を扱える人材は重宝されることでしょう。
Webマーケター
Webマーケターの仕事は、商品やサービスを売るためにマーケティングを行うことです。
Web上では、サイトの訪問者数やページ滞在時間などをはじめ、さまざまな状態を数字で計測することができます。
その数字を分析・検証し、改善につなげることがWebマーケターの仕事です。
検索エンジンの上位に表示されるためのSEOは、代表的なWebマーケティングの施策です。
Webに関する知識をはじめ、情報収集能力や情報分析能力・企画力・コミュニケーション能力・論理的思考などが求められます。
【Web業界の志望動機】Web業界の動向
次にWeb業界の動向について説明していきます。
あなたが面接官だとして、業界に理解がある人とない人のどちらを採用したいでしょうか?
もちろん、業界の理解がある人を採用したいと思います。
ここではWeb業界の将来性や課題について解説していくので、しっかりと業界理解を深めていきましょう。
将来性
まずはWeb業界の将来性について説明します。
Web業界はテクノロジーの進歩やビジネスや日常生活でのインターネットへの依存度の高まりに伴い、成長を続けています。
そのため、将来性のある業界だと言えるでしょう。
通信や商業、エンターテイメントがWeb業界に依存し続ける限りは、Web 開発、デザイン、および関連する仕事に対する需要は高いままになります。
このことに加え、AIやIoT、5Gネットワークなどの技術の発展は業界全体の追い風となり、更なるイノベーションを促進させるでしょう。
課題
成長が期待されるWeb業界には課題がいくつもあります。
全体として、サイバーセキュリティや情報取得時のプライバシーに関する規制、全世界でのWebの普及率の拡大などが挙げられます。
しかし、最も大きな課題は人材不足です。
日本ではデジタル人材の不足が懸念されており、新技術が発明されても利用できない人が多数になります。
このことから、ITのスキルセットが兼ね備えられた人材が求められます。
また、企業単位では世界の有名企業との競争力で課題があります。
日本の企業が生存競争を勝ち抜くにはテクノロジーとユーザー エクスペリエンスの面で一歩先を行く必要があります。
【Web業界の志望動機】Web業界に向いている人の特徴
興味のある業界を見つけたら、必ず自分が働くことに向いているかどうかを確認することが必要です。
就活活動では、企業・業界研究はもちろん、自己分析に時間をかけなければなりません。
企業・業界分析と自己分析をセットで行わなければ、仮に入社できたとしても、ミスマッチに悩んでしまう可能性が高いです。
ここからは、Web業界に向いている人の特徴について解説していきます。
自己分析をしっかり行ったうえで、Web業界で働くことに適性があるかどうかを見極めましょう。
論理的に物事を考えられる人
論理的思考とは、物事の因果関係を明らかにして筋道を立てて考える力のことです。
主に、問題の解決策を出す際や、目標を達成するための施策を作る際に必要となります。
特にWebマーケターの場合、膨大な情報やデータを客観的に分析し、そこから得た結果をチームメンバー全員にわかりやすく伝えなくてはなりません。
また、導き出した改善案や施策を顧客に提案をする場合もあるでしょう。
改善の方法を考える際には、情報やデータを的確に分析し、必要な情報を取捨選択しつつ、論理的に組み立てていくことが必要です。
また、改善策や施策の提案の際には、わかりやすく筋道を立てて顧客に伝えることが必要になってきます。
日々の仕事を円滑に進ませるためにも、物事を論理的に考えられる人が求められるのです。
地道なことも集中力を持って継続的に続けられる人
Web業界は、パソコンに向かって地道な作業を行う仕事が多いです。
特にWebプログラマーは、仕様書に従ってコーディングを行います。
またWebエンジニアの場合、思うようにプログラムが動かないときは、その原因を調査してエラーを解消しなければなりません。
このように、細かい作業を積み重ねていくことが求められるのです。
Web業界は、地道な作業は苦にならないという人であれば適性があると言えるでしょう。
もちろん、パソコンに向かうことが好きな人や、何かを作ることに喜びを感じられる人も向いています。
一方で、体を動かすことが好きな人や、長時間黙々と作業するのが苦手な人、細かい作業に抵抗がある人などは向いていません。
コミュニケーション能力がある人
Web業界の仕事は、パソコンに向かって黙々と作業するというイメージを持っている方も多いでしょう。
しかし、実際にはチームで仕事をすることも多く、どの職種であってもコミュニケーション能力が求められます。
顧客と直接対面するような職種ではもちろん、ほかの職種であっても一人だけで完結する仕事はほとんどなく、コミュニケーションは非常に大切な要素となっています。
クライアントの要望を的確に汲み取るためには、高いコミュニケーション能力が必要であり、さらにその内容を関連部署やチームメンバーに的確に伝えなければなりません。
スムーズな意思疎通ができないと、確認作業の回数が増えるほか、チームの士気が下がってしまうおそれがあります。
円滑なコミュニケーションが取れていなければ、高いパフォーマンスを発揮することは難しいと言えるでしょう。
常に自分をアップデートできる人
Web業界を含むIT業界は、めまぐるしいスピードで変化し、進化し続けています。
先日まで当たり前だった常識が、あっという間に過去のものとなってしまうことも少なくありません。
そのため、新しいことに敏感な人や、気になることがあったらすぐに調べる習慣のある人はWeb業界に向いていると言えます。
また、学ぶべき専門知識も多いため、さまざまなことを学び吸収できることに喜びを感じる人も適性があると言えるでしょう。
このように、常に自分のことをアップデートできる人は、特にデザインの分野で重宝されます。
紙媒体のデザインと比べると、Webデザインは要求される業務が多く、学ぶべきことが数多くあります。
同じデザインの仕事でも、さまざまな新しい学びを求める人はWeb業界の企業に入ってみると良いでしょう。
【Web業界の志望動機】アクションプランを考えよう
Web業界の志望動機を作成するにあたって、アクションプランを考えることは非常に重要です。
アクションプランとは目標達成のための計画で、具体的なタスクと担当者、実施時期をリスト化するものです。
アクションプランを作ることで仕事の管理が効率的に行えるのはもちろん、PDCAサイクルを活用して計画を改善できます。
事業の目標には中期と短期のものがあり、それに合わせてアクションプランを設定することができます。
アクションプランは目標達成の支援ツールとして「計画的な行動を促進する」という点でも非常に重要なポイントとなってきます。
自分の興味や適性に合ったWeb業界の職種を見つける。
自分の趣味や適正にあったWeb業界の職種を見つけるというのも大きなポイントです。
Web業界にはデザインやコーディングマーケティングなどさまざまな職種があるので、自分がどのような仕事をしたいかについて考えることが非常に大切です。
また、自分がどのようなスキルや知識を持っているかについてもあらかじめ整理しておくことも併せて重要と言えます。
ホームページを作るのが好きなのに、データの保守を担当していてもあまり楽しいとは思わないでしょう。
仕事は、転職しない限り定年まで何十年も続けるものです。
可能な限り自分が興味のあるものを選ぶようにすることが大切です。
Web業界の動向や求人情報を調べる。
Web業界の動向や求人情報について調べるのも非常に重要です。
Web業界は常に変化しているので、最新のトレンドやニーズを把握することが非常に重要と言えます。
また、自分が希望する職種や企業の求人情報を常にチェックし、応募条件や採用プロセスを確認しておくのも非常に大切なことです。
Web協会は他の業界とは大きく異なり、常に変化しており、需要がすぐに入れ替わります。特に最近はAIの台頭もあり、職を失った人も多いので、必ず自分が希望する職種はAIに奪われることがないかなどについても考えておきましょう。
志望動機やポートフォリオを作成する。
志望動機はポートフォリオを作成するのも非常に重要です。
Web業界に就職するためには自分の強みや特性をもちろん、目標やビジョンを明確に伝えることが大切です。
志望動機においては自分がWeb業界で働きたい理由や、その企業に興味を持ったきっかけ、自分が貢献できることなどを具体的に書くようにしましょう。
ポートフォリオでは自分が制作したWebサイトやコンテンツなどを見せることで、自分のスキルやセンスをアピールすることも求められます。
【Webの志望動機】志望動機を考える3step
ここまでWeb業界の中で、向いている人について解説していきました。
これらを踏まえて、次に志望動機を一緒に考えていきましょう。
志望動機を考える段階としては3つあります。
1つ目は働く目的として、「どんなことを成し遂げたいかイメージする」。
2つ目は「どうして成し遂げたいかを考える」。
3つ目は「企業を選んだ妥当性を見つける」になります。
以下でそれぞれ詳しく見ていきましょう。
step1:どんなことを成し遂げたいかイメージする
まずはじめに、働く上でどんなことを成し遂げたいかをイメージしましょう。
志望動機では働く目的の意識が非常に大切になります。
なぜなら、企業にとって入社することが目的の就活生よりも、入社後に何かを成し遂げる勢いで働いて会社に利益をもたらす就活生の方が求められます。
そのため、大きな目的として、成し遂げたいことをイメージしましょう。
この段階では「ポジティブな社会を作りたい」「埋もれた魅力に光を当てたい」など抽象的な理由で大丈夫です。
また、ここで考えた成し遂げたいことが就活の軸とも言えます。
step2:成し遂げたいことから逆算して考える
次に成し遂げたいことから逆算して考えていきましょう。
成し遂げたいことをイメージする際には、原体験が土台になっていると思います。
そこで感じた課題を解決できれば、成し遂げたいことに近づきます。
例えば、「ポジティブな社会を作りたい」とイメージして、その原体験に「上京したばかりで見た電車の光景」があるとしましょう。
大学で上京し、満員電車に揺られながら会社に向かうサラリーマンをたくさん見た。
表情は暗く、「今日も1日頑張って働こう!」というモチベーションの高いサラリーマンはほとんどいない。
そんな人たちも目的意識を持って仕事を楽しみ、充実した毎日を送ることができれば、ポジティブな社会が作れるのでは?
この場合、「ポジティブな社会」を作るために「日本の社会人が充実した毎日を送れるようにする」ことが必要だとわかりました。
これは一例ですが、成し遂げたいことを逆算して考えましょう、
step3:企業を選んだ妥当性を見つける
次に企業を選んだ妥当性を見つけましょう。
「目的を達成するための手段として企業を使う」と聞くと悪い印象を抱きがちですが、実際このように考えている就活生の方が内定を勝ち取れる傾向にあります。
企業の強みや影響力などを利用して、目的を達成したいという形に持っていけるとベストです。
一例として、「日本の社会人が充実した毎日を送れるようにする」を達成するためにどんなアプローチができるか考えてみましょう。
1つにはDX化があります。
創造的な仕事をしたいと思っているが、データ管理などに追われている会社があります。
そこで働く従業員も単調な作業ばかりで、楽しめる働き方ができていません。
そんな企業に対してDX化支援を行ってデータ管理の負担が軽くなり、従業員がクリエイティブな仕事ができるようになった。
単調な作業から解放され、自分の個性や強みが発揮できる仕事に取り組めるようになり、仕事が楽しくなった。
この場合、DX化を支援する会社が妥当ということが導き出されます。
しかし、DXに取り組む会社はいくつもあるため、もっと細かく妥当性を見つけなくてはいけません。
ここまでできると志望動機は完成です。
こんな志望動機はNG
オリジナルの志望動機は作れましたでしょうか?
ここではNGな志望動機について説明します。
まずはじめに「福利厚生がいいから」や「給料が高いから」など待遇を志望動機にすることは絶対にやめましょう。
また、Web業界特有の志望動機として「将来性があるから」や「Webについて学ぶことができるから」と書く人は一定数いると思います。
しかし、これらの志望動機はできるだけ避けた方がいいです。
志望動機を考える際には、「入社して何をしたいか」というstep1を重視して考えましょう!
【Web業界の志望動機】志望動機のおすすめの内容・構成
志望動機を書く際には、内容だけでなくその構成にも気を配る必要があります。
志望動機は構成によって、それを読む企業側に与える印象が大きく異なってきます。
企業は多くの応募者の志望動機に目を通すため、内容がわかりやすいことが第一です。
そのうえで、論理的に筋道を立てて、入社意欲と熱意が伝わるように書かなければなりません。
ここからは、志望動機を書く際のおすすめの構成を、盛り込むべき内容とともに紹介していきます。
結論
最初に、結論として志望動機を簡潔に書きましょう。
その企業に入社することで、自分のやりたいことや成し遂げたいことが叶い、将来のビジョンを実現できるのだという内容に仕上げるのがおすすめです。
やりたいことや、成し遂げたいことは人によって異なりますし、理想の未来も人それぞれでしょう。
志望動機は他の人と同じようなものではなく、その人なりの独自性のあるものでなければなりません。
自分自身の未来について書くことで自分の個性を伝えることができ、他の就活生との差別化が叶います。
また、入社意欲や仕事に対するモチベーションの高さをアピールすることもできます。
読み手の負担を減らすことにもつながるので、志望動機の冒頭には結論を書くことを忘れないようにしてください。
なぜWeb業界なのか?
次に、なぜWeb業界を目指そうと思ったのかそのきっかけを述べましょう。
冒頭で自身の望む未来像について書いているので、その未来を描くにいたるまでの具体的な過去のエピソードを伝えることで、より独自性のある説得力を持った志望動機になります。
なぜほかの業界ではなくWeb業界なのか、具体的なエピソードを交えて示すことで、業界に対する理解度を示すことができます。
また、業界研究を行ったうえで志望していることを企業側に伝えるよう工夫し、ミスマッチの可能性が低いことを示すことも重要です。
また、志望する業界や企業と自分がマッチしているかどうかは、業界・企業研究だけでなく、自己分析も行ってたしかめる必要があります。
Web業界と自分の個性がマッチしていることを語れるように、自己分析もしっかり行っておきましょう。
Web業界の中でも、なぜその企業なのか?
Web業界の中でも、なぜその企業を志望するのかは非常に重要な要素です。
これがうまく語れないようでは、面接官の心に残る志望動機とは言えません。
志望する企業の魅力を語るためには、ほかの企業についても調べる必要があります。
複数の企業と比較して、志望する企業だけに感じられる魅力を1つでなく2〜3つほど述べると良いでしょう。
たとえば、企業の規模感・裁量・人の3つが自分にとって理想だと伝えられると、その企業でなくてはならない理由が強く印象付けられます。
数多くある企業の中で、自分の求めるものがすべて満たされる企業はなかなかありません。
企業に何を求めるかは人それぞれですから、なぜ魅力に感じたのかについて、自分なりの価値観を語れるようにしておきましょう。
補足
面接の際、自分がエントリーシートに書いた志望動機はほぼ必ず聞かれることになります。
「なぜそれをやりたいのか」「なぜそれを成し遂げたいのか」「それを成し遂げるためのスキルや経験はどの程度持ち合わせているのか」など、深掘りした質問がされた場合の答えを用意しておくと良いでしょう。
特に、企業が注目するのはその人が企業の中でどのように貢献してくれるかです。
内定をいただいて入社した後、自分がどのように活躍し貢献できるか語れるようにしておく必要があると言えるでしょう。
また、貴社の事業規模や仕事の裁量についても、私の価値観に合っていると考えており、この度志望しました。
【Web業界の志望動機】Web業界の志望動機の例文
最後にWeb業界の志望動機の例文を2つ紹介します。
どちらも総合職向けの志望動機の例文などで、募集する職種に合わせてアレンジしてみてください!
総合職向けの例文①
私は、貴社に入社し、埋もれている地方の魅力に光を当てる仕事をしたいと考えています。
Web業界に興味を持ったきっかけは、1年前から始めている地方の魅力を発信するサイト制作にあります。
サイト制作を通じて、地方には多くの魅力があると知りましたが、そのほとんどが埋もれたままになっており、本当にもったいないことだと感じました。
同時に、その魅力に光を当てられるのはITの力だと思い、Web業界に大きな可能性を感じたのです。
その中でも、「地方の魅力に光を当てる」ことが実現できる貴社の「地域観光DX事業」は、競合他社に比べてサービスの質が高く、大きな魅力を感じています。
また、貴社の事業規模や仕事の裁量についても、私の価値観に合っていると考えており、この度志望しました。
総合職向けの例文②
私は貴社に入社し、誰もが仕事を楽しめる社会の実現をしたいと考えています。
人材を扱うIT業界に興味を持ったきっかけは、長期インターンでの経験があります。
私は社会人としての基礎を身につけたいと考え、参加しました。
インターン先では学生ながら人事を任され、組織作りに携わってきました。
応募してきたインターン生と面接して採用してきましたが、「自分のやりたいことと違った」などミスマッチが理由で退職する人が多くいました。
この経験から、採用時のミスマッチを無くし、誰もが仕事を楽しめる社会を実現したいと考えるようになりました。
このことを成し遂げるための最適な手段は貴社の求職者マッチングアプリでした。
競合他社と比較し、選考に関係なく職場体験できる仕組みがミスマッチを防げる方法として魅力を感じています。
また、事業内容の幅の広さや企業理念が合致しているため、志望しました。
まとめ
志望動機に何を書くかは、就職活動において合否を分ける重要なポイントです。
企業は、志望動機を通じて応募者をさまざまな面からチェックします。
また志望動機は、書類選考など就職活動の序盤から、企業の社長や役員が行う最終面接まで関わってきます。
そのため、面接を見据えた志望動機を作成するよう心がけなければなりません。
Web業界の志望動機作成は比較的難しく、悩むことも多いと思いますが、しっかりと向き合い志望する会社からの内定を勝ち取りましょう。