自己PRで「思いやり」を伝える時のポイント|見つけ方や例文も紹介

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はじめに

「自己PRってどうPRしたらいいの?」 「思いやりをアピールしたいけれど、どうアピールしたらいいのか分からない」 就活の自己PRの仕方に疑問や不安があるという人は、多いのではないでしょうか。

本記事では自己PRで「思いやり」をアピールするメリットや、思いやりを伝える時のポイント、実際に自己PRで思いやりを使った例文などを紹介します。また自己PRでアピールしたいエピソードの見つけ方についても紹介しています。

この記事を読むことで、思いやりを自己PRできることや伝えるメリット、伝え方が分かるでしょう。自己PRでエピソードが見つからない場合も、どう見つけたらいいのか分かるようになります。

自己PRでアピールするエピソードが見つからない場合や、思いやりの自己PR方法が分からない場合は、ぜひこちらをチェックしてみてください。

自己PRでアピールできる「思いやり」とは?

自己PRを考える時に「思いやり」で何がアピールできるのかと、疑問に思うことはないでしょうか。実は仕事をする上でも思いやりは大切であるため、自己PRでは思いやりをアピールすることができます。

思いやりがある人は円滑に仕事を進める上でも社内に欠かせない人材であることから、積極的に採用される傾向にあります。

自己PRで「思いやり」を伝えるメリット

自己PRとは、自分の良さをアピールしていくことです。面接で自己PRで思いやりをアピールする人は少なくないものの、そうすることでどんなメリットがあるのか分かっていない人が多いのではないでしょうか。

ここからは実際に自己PRで思いやりをアピールすることにどんなメリットがあるのか、具体的なメリットを紹介していきます。思いやりを自己PRする時は、それがどんな風に評価されるのかを知っておきましょう。

  • 協調性があり集団行動に向いていると評価される
  • 会社に貢献できる人材だと思われる
  • 相手の立場で物事を考えられると評価される
  • 細かい所まで気配りできる人材だと思われる

協調性があり集団行動に向いていると評価される

思いやりがある人は自分のことだけでなく他の人のことも考えられるため、協調性があり集団行動に向いていると評価されています。

仕事する際には自分1人だけでする仕事というのは少なく、基本的に同僚や上司と関わることになります。また、プロジェクトチームの一員になることもあるでしょう。

そのような場面でも、思いやりのある人なら周囲と歩調を合わせられるため、思いやりがある人は集団行動に向いていると考えられています。

会社に貢献できる人材だと思われる

思いやりがある人は他の人のために動ける人でもあるため、会社にも尽くし貢献してくれる人材だと思われています。

入社させても思いやりのない人であれば、仕事をしていても自分勝手に行動し、問題を起こしてしまい、会社に貢献どころかマイナスになってしまうこともあるでしょう。

しかし思いやりがある人であれば、会社のことを思って行動することが多く、仕事にも全力で打ち込む人材と考えられています。

相手の立場で物事を考えられると評価される

思いやりがある人は相手のことをよく観察していて理解でき、その上で相手の立場で考え行動できる人であるため、会社からは客観的な視点を持っていると評価されます。

相手のことを理解していなければ相手のためを思って行動したことも、余計なお世話だったり、逆に嫌なことだったりする可能性があります。

相手の立場で考え行動することは相手のことをよく理解していなければできないことなので、思いやりがある人は会社から重宝されることが多いでしょう。

細かい所まで気配りできる人材だと思われる

思いやりをアピールすることで、細かいことにも気づける気配りできる人材だと思われるメリットもあります。

思いやりのある人は相手の立場に立ち物事を考えたり、相手のために行動したりすることが得意です。しかしそういった行動は、周囲をよく観察していなければできないことでしょう。

思いやりがある人はよく観察していることから細かいことにも気づけて、どんな助けが必要なのかすぐに判断し、気遣いができる人材であると考えられているのです。

自己PRで「思いやり」を伝える時のポイント

思いやりは自己PRできると紹介してきましたが、いきなり「私は思いやりがあります」とアピールするのは難しいのではないでしょうか。

思いやりを自己PRで効果的にアピールするには、自分がどんな人間なのかをエピソードで伝えたり、仕事での活かし方などを具体的に伝えたりする必要があります。

ここでは、自己PRで思いやりを伝える時はどういうことに気をつければいいのか、ポイントを紹介します。

  • 具体的なエピソードを盛り込む
  • 思いやりを具体的に定義する
  • 仕事に活かせることをアピールする
  • 「思いやり」を自分らしく言い換える
  • 面接時の態度にも気を遣う

具体的なエピソードを盛り込む

思いやりを自己PRで伝えるにはそのまま思いやりがあることを伝えるだけでなく、具体的なエピソードを盛り込んで伝えることが大切です。

ただ思いやりがあることを伝えても、どう思いやりがあるのか本当に思いやりがあるのか分からず、説得力に欠けてしまいます。どういう経験をしてどういうことをしてきたのか、具体的なエピソードで思いやりを伝えていきましょう。

思いやりを具体的に定義する

思いやりを伝える際は、自分の中で具体的に定義してからアピールしましょう。

思いやりの定義には色々なものがあります。たとえば自分のことよりも他人のことを思って行動する人や、周囲の変化に気づいてすぐに気遣いできる人は思いやりがあると言えるのではないでしょうか。

ただ、自分自身の行動と自分の考えた思いやりの定義がかけ離れていた場合、思いやりをアピールしても説得力が足りないと感じさせてしまうので、事前に思いやりの定義を考えておく必要があります。

仕事に活かせることをアピールする

思いやりを伝える際には、これからの仕事にどう活かしていけるのかアピールすることも大切です。

会社は入社後活躍してくれる人材を求めています。思いやりのある人材であることをアピールするだけに終始しては、入社した後どうなるのかが不明です。

思いやりがあることでどう活かすことができるのか、どんな貢献ができると考えているのかを具体的にアピールすることで会社側もあなたの活躍をイメージしやすくなるでしょう。

「思いやり」を自分らしく言い換える

具体的な思いやりのエピソードを伝える際に、言い換え表現を使って伝えてみましょう。

思いやりの言い換え表現としては、気遣いができる、気配り、心配りができるということや、配慮といった言葉があります。ホスピタリティやホスピタリティマインドといった言葉も使えるでしょう。

面接時の態度にも気を遣う

面接時は、思いやりに欠けた態度にならないように注意が必要です。

緊張してしまうと、態度がおかしくなってしまうことがありますので、思いやりのあるエピソードに安心せず態度に注意しながら伝えましょう。

自己PRでアピールできるエピソードの見つけ方

就活の際に求められる自己PRですが、いざアピールしようとしても何も思いつかない、という就活生も少なくありません。自己PRを意識して動いている人は少なく、いざ必要になると困ってしまうことがあるのです。

ここからは、自己PRしたくてもアピールできるエピソードが見つからない場合にどうしたらいいのか紹介します。

自己PRが見つからないという人はエピソードの見つけ方が分かっていないだけの可能性が高いので、こちらを参考に探してみましょう。

主体的に行動したエピソード

思いやりのある人は主体的に動くことが多いため、まずは主体的に行動したエピソードがないかを友人に相談して聞いてみたり、自己分析したりしてみましょう。

友人にエピソードを相談するのは、主体的なエピソードは自分自身では気づきにくいためです。自分自身では気づいていないエピソードを、友人なら知っている可能性があります。自己分析する際には自発的に行動したことはなかったかを思い出して、エピソードを探しましょう。

他者を動かしたエピソード

自分が動いたことで相手から感謝されたことはなかったか思い出して、エピソードを探しましょう。

もし自分が主体的に思いやりのある行動をとったと思っていても、相手から感謝がなければそれは相手にとって見当違いの思いやりであった可能性があります。なので、自分が行動したことよりも相手が感謝してくれたことはなかったかを思い出すと良いでしょう。

集団で過ごしたエピソード

思いやりのある人は協調性があり、集団で過ごす中で潤滑剤的な存在となっていることが多いため、集団で過ごした中でエピソードがなかったか思い出してみましょう。

たとえば集団でスムーズに行動するために気を配ったことはなかったか、どんな気遣いをしていたのか、集団で行動していた時のことを思い出してみてください。

自己PRでアピールできる「思いやり」を使った例文

自己PRできるエピソードが見つかっても、どうアピールしていけばいいのか不安な場合もあるでしょう。ここからは、自己PRで思いやりをアピールするための例文をいくつか紹介していきます。

部活動の時の経験やボランティアの経験、アルバイトでの経験などの例文があります。実際に自己PRするにあたって、どういう風にアピールしていけばいいのかぜひチェックしてみてください。

部活で部員をサポートした経験の場合

ここでは部活で部員をサポートした経験から、思いやりを伝える例文を紹介します。

「私の長所は、周囲の人のことをよく見ていて気遣いができることです。高校時代の部活では野球部のマネージャーをしていました。最初はよく分かりませんでしたが、選手たちの様子を観察するうちに体の不調に気づけたり、怪我をしたらすぐに手当したりできるようになりました。

本人が気づけていなかった不調にも気づけたことから、本人や監督から「よく気づいてくれた」と言ってもらえたこともありました。

このような周囲のことをよく見て対処できるという強みは、仕事をする上でも重要になると考えています。この気遣い力で、貴社に貢献していきます。」

部活で相手のために行動した経験の場合

部活で思いやりから相手のために行動した経験の場合は、こちらの例文になります。

「私は相手のことを思って動ける、思いやりがあるのが強みです。私は部活でテニス部に所属していました。

同学年の人とダブルスを組むことになったのですが、相手の不調からミスが起きることが多かったです。励ましていたのですが、ある時、彼女の部活がない日にも練習していることに気が付き、私が参加できる日は、私も練習したいからと一緒に練習するようになりました。

その結果、彼女と私はテニス部で良い結果を残せました。最初はとくに親しくなかった彼女とも仲良くなり、テニス部を引退する時にはこっそり一緒に練習したことを感謝してくれました。

貴社に入社した後も他の人への思いやりや、相手のために行動することを心掛けていきたいと考えています。」

ボランティアで感謝された経験の場合

就活生の中には、ボランティア経験のある人も多いでしょう。ボランティア関係で思いやりをアピールする例文はこちらです。

「私は高齢者施設でのボランティアを通じて、相手に合わせることや相手に対する心遣いがとても大切なものであることを学びました。

施設では初め、あまり上手くコミュニケーションをとることができませんでした。しかし諦めずに通ううち、高齢者の方が何を言いたいのか、何をしたいのか察して動けるようになっていきました。

入居者の方とも親しくなり、私と話すことで気分転換ができたと喜んで頂けたことは良い経験です。貴社に入社した後も相手に配慮したコミュニケーションをしていくことで、会社に貢献できると考えています。」

アルバイト先で相手の立場になって考え行動した経験の場合

学生時代にアルバイトをしていた人も多いでしょう。アルバイト経験で相手の立場になれることをアピールする例文は、こちらです。

私の強みは、相手に配慮し相手の立場になって考え、行動できることです。私は高校時代3年間スーパーでアルバイトをしてきました。

スーパーではお客様から様々なご意見を頂くことがあり、その内容の改善策を自分なりに考えお店に提案してきました。

また、同じアルバイト仲間の中には体調が悪かったり、精神的に不安定になったりしている人もいましたが、そういう人にはあまり無理をさせないようシフトを変わったり、声を掛けたりしてきました。

その結果アルバイトとしての働きぶりを、店長や仲間から評価してもらえました。貴社に入社後も相手の立場になることを忘れず、仕事がスムーズにいくように尽力します。

アルバイト先で周囲のために行動した経験の場合

こちらは、アルバイト先で周囲のために思いやりを持って行動した経験をアピールする例文です。

私の強みは困っている人を放っておけず、手助けをする思いやりがあることです。私は大学時代、居酒屋でアルバイトをしていました。

アルバイトの最中に同じアルバイト仲間がちょっと失敗してしまったことがあり、私の担当ではありませんでしたが、その人のところだけ回らなくなっていたので自主的に手伝い、問題なく過ごすことができました。

その後、その人や店長から褒められ、感謝されました。貴社で仕事をする際も周囲に気を配り、積極的に行動し、貢献していきます。

自己PRで「思いやり」を伝える時の注意点

思いやりを自己PRしても、伝え方によっては思いやりと受け取ってもらえず、面接官にマイナスの心証を与えてしまうこともあります。

思いやりを自己PRする際にはいくつか気をつけておかなければならない注意点があるため、こちらを参考にしてみてください。

当たり前と思われる内容は避ける

思いやりを自己PRするにしても、面接官に当たり前だと思われてしまう内容では、面接でアピールするほどのエピソードではないと受け取られる可能性があります。

たとえば迷子や困っている人を助けたという話は、むしろ助けるのが当たり前と受け取られてしまう可能性が高いです。

そんな当たり前のことをアピールするほど、他に思い当たるエピソードがないのかと面接官に思われかねません。

自己満足の押し付けな内容は避ける

自己満足の押し付けな自己PRは、面接官に良い印象を与えないでしょう。

自己満足の押し付けとは、本人は良いことをしたと思っていても相手から感謝してもらえないことです。

思いやりをアピールする際に自分はこのようにした、あのようにしたと言うだけでは、相手が本当に感謝していたのか本当に思いやりになっていたのかと疑問を持たれてしまう可能性があります。

流されやすく気弱な性格だと思われないようにする

思いやりがある人は相手のことに気を配り、相手のために動ける人という意味合いもありますが、それが過剰と判断された場合、人に流されやすく気弱な性格なのではと思われてしまう可能性があります。

思いやりのエピソードを伝える際には、相手にただ流されているエピソードになっていないか内容に注意して伝えましょう。

例文を参考にして自己PRで「思いやり」をアピールしよう

自己PRで思いやりをアピールするメリットや伝え方などについて紹介してきました。思いやりは自己PRに向いていますが、エピソードの内容や伝え方に気をつける必要があります。

この記事で紹介した、いくつかの注意点と思いやりを使った例文を参考に、思いやりをアピールしてみましょう。

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