【完全保存版】医療機器メーカーへの志望動機の書き方を徹底解説!職種別例文掲載

【完全保存版】医療機器メーカーへの志望動機の書き方を徹底解説!職種別例文掲載

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

はじめに

「どんな志望動機が高評価に繋がるのだろう?」

「そもそも志望動機ってどうやって書くの?」

「正直、大学で学んだから医療機器業界見てるんだよな、、、」

と感じている就活生も多いのではないでしょうか。この記事では基礎的な志望動機の書き方から医療機器メーカーの志望動機に特化したものをお伝えします。

特に理系学生の場合、大学で学んだ分野の業界・企業を志望する人も多いと思います。

本記事で、医療機器業界の概要を含め、医療機器メーカーの特色や課題を改めて把握して、評価される志望動機を作成しましょう。

この記事を読んで分かること

・医療機器業界の概要と医療機器メーカーの立ち位置
・志望動機の書き方+例文
・医療機器メーカーの企業(国内/国外主要6社)

【医療機器メーカーへの志望動機】医療機器メーカーの概要

医療機器業界は主に3つの種類の企業/機関から構成されています。

医療機器業界の構成

・医療機器メーカー
・医療機器商社
・医療機関

1つ目は医療機器メーカー、2つ目は医療機器商社、3つ目は医療機関です。

医療機器メーカーと医療機器商社は、医療機関に医療現場で使用される製品を販売しています。

医療製品を営業して販売している医療機器メーカーと医療機器商社ですが、大きな違いは、自社製品を医療機関に直接販売するのか、他社の製品を医療機関に販売するのか、です。

医療機器メーカーが自社製品を直接医療機関に販売しているのに対して、医療機器商社が扱う製品は多岐にわたります。

医療機器メーカーとは?

医療機器メーカーとは、医療現場で使用される機器や器具、装置や材料などを開発・製造する企業を指します。

具体的には、心臓カテーテル・人工透析装置・血糖測定器などが挙げられます。

これらは非常に重要なものであり、もし故障があれば生命維持が難しくなることも珍しくありません。

高度な技術を使って作られている器具や装置は、万が一誤動作があれば人命に関わる事故につながるおそれがあります。

また、医療機器には高額な製品も多いため、安全性や有効性を保証する必要があります。

このため、国や機関が定める厳しい規制を守り、製造する際の品質管理体制を確立・維持しなくてはいけません。

また、医療分野に関しては日々新しい発見があり、医療ニーズはその都度変化します。

新しい技術の導入によって、医療現場がより改善する可能性も十分にあるでしょう。

こういった新技術の研究開発にも各医療機器メーカーは積極的に取り組んでおり、多大な投資を行っています。

医療機器メーカーのやりがいは?

医療機器メーカーのやりがいにはどのようなものがあるのでしょうか。

詳しく理解しておくことでモチベーションも高まることでしょうから、下記の2点を一緒に確認していきましょう。

人々の健康に貢献できる

これは皆さんの多くが想像できていることでしょうし、医療機器メーカーを目指す理由であるという方も多いことでしょう。

人々の健康に貢献できるということは医療機器メーカーの大きなやりがいの一つです。

医療機器メーカーで働けば、人々の健康を改善し、生活を支援することができます。

自分の仕事が医療現場や患者の生活に直接影響を与えるだけでなく、健康に貢献できる喜びを感じることができるのは、医療機器メーカーの仕事における大きな理解の一つであると言えるでしょう。

成長し続ける

成長し続けるというのも、医療機器メーカーのやりがいの大きな特徴の一つであると言えるでしょう。

医療機器の分野は常に人間の健康を守るために進化し続けています。

新しい技術や規制の変更に対応しながら問題解決に取り組むことで、自己成長や専門知識の獲得をすることもできます。

この過程で自分の能力やスキルを向上させることもできるため、達成感や満足感を得ることもできるでしょう。

【医療機器メーカーへの志望動機】医療機器メーカーに向いている人の特徴

医療機器メーカーに向いている人の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。

これも理解しておくことで、自分が本当に医療機器メーカーに向いているかどうかについて確認することもできます。

責任感と正確性

責任感と正確性のある人こそ医療機器メーカーに向いていると言えるでしょう。

医療機器は患者の健康や安全に直接関わる非常に重要な役割を担っている機器です。

製品の品質管理は当然のことながら、安全性に対する責任感なども強く求められる仕事であると言えるでしょう。

正確かつ慎重に作業を行うことができる人物に向いている仕事であると言えます。

柔軟性と適応性

柔軟性と適応性が高い人も医療機器メーカーで働くにあたってはぴったりであるといえることでしょう。

医療機器の分野は常に変化し続けており、成長を続けています。

つまり、新しい技術や規制の変更に柔軟に対応することが求められているのです。

柔軟性を持ち、状況に応じて適用できる能力があるということをアピールすることができれば、企業の採用担当者に良い印象を与えることができるでしょう。

コミュニケーション能力

医療機器メーカーで働くに当たっては、コミュニケーション能力も非常に重要であると言えるでしょう。

医療機器の開発においては1人で行うというものではありません。

多くの場合、複数の部門や専門家との協力が必要になってきます。

効果的なコミュニケーションスキルを持っており、チームでの協力や情報共有ができるということをアピールすることができれば良い印象を与える可能性が高まるはずです。

問題解決能力

問題解決能力も、医療機器メーカーで働くにあたって非常に重要なスキルの一つなので、自分が当てはまっているかについて確認していく必要があると言えるでしょう。

医療機器の製造や改良にはさまざまな技術的な課題や制約が存在しています。

よって、このような課題に対して論理的に分析することができ、解決策を見つけられる人物こそ向いていると言えます。

医療機器メーカーの職種

「学部卒でエンジニア就職はできない?」

「学部卒だと医療機器メーカーのエンジニアにはなれない」

と就活を進めて行く中で聞いたことがある方も多いでしょう。

医療分野は専門性の高い業界のため、ハードルが高く感じられがちです。

実際のところ、研究職に限れば理系学部卒で就職するのは非常に難しいと言えるでしょう。

しかし、開発職やエンジニアなら採用の可能性は高く、実際に多くの学部卒の就活生が採用されています。

就職四季報をチェックすれば、各企業の採用実績のある大学が確認できます。

しかし、それでも理系修士卒の方が採用されやすい傾向にあることは間違いありません。

このため、学部卒で医療機器メーカーのエンジニアになるには綿密な自己分析企業研究が必要になると言えるでしょう。

修士卒の応募者と比べても見劣りしないよう、志望動機もきちんと仕上げなくてはいけません。

志望動機を作成するうえで、医療機器メーカー会社の職種を知っておくことは必須です。

以下の情報を参考に自分に合う職種を検討してみましょう。

医療機器メーカーでの職種

・営業
・開発
・サービスエンジニア
・マーケティング
・プロダクトマネージャー
・バックオフィス

営業

医療機器メーカー企業での営業担当者は、医療施設を訪問し、医師や他の医療従事者に対して自社の医療機器の特徴や利点、使い方を説明/提案します。

特に医療機器メーカーでの営業は以下の力が必要とされています。

・医療現場の動向や患者のニーズに合わせてベストな提案をする力
・多忙な医療従事者のスケジュール感にも合わせられる柔軟さ
・自社の医療機器に関する専門知識
・提案する過程で得られる製品の改善点を医療機器開発部門に伝える力

開発

医療機器メーカーでの開発担当者は、最先端の医療を実現するために電子・機械工学やソフトウェア開発の知識・技術を活用し、医療機器を開発する仕事です。

通常、研究者エンジニアと呼ばれることがあります。

開発の過程では、新しい医療技術を反映させたり、医療従事者の声を取り入れて既存の製品を改善したりして、医療の技術的な課題を解決し、患者の命や健康を守ることが目指されます。

医療機器メーカーの開発担当者の仕事は、高い難易度を伴う職であり、電子・機械工学やソフトウェア開発などの専門的な知識に加えて、医学的な知識も必要とされます。

サービスエンジニア

この職種は、自社が販売した医療機器の設置やメンテナンスを担当する役割です。

医療機器の安全な使用には、トラブル対応点検修理などが欠かせません。

特に手術や治療に使用される医療機器は、故障が発生すると患者の命に関わる可能性があるため、小さな異変も見逃さず、的確に対応するスキルが重要です。

また、医療従事者に対して医療機器の使用方法を伝えるためのコミュニケーション能力や、製品開発部門に対してより適した製品を開発するための的確なフィードバック能力も求められます。

マーケティング

マーケティング職には、プロダクト・マネージャーとマーケティング・コミュニケーションの2つの役割があります。

これらの役割は、各医療機器メーカー会社によって異なる役割分担があり、一部の場合では両方の役割を兼任することもあります。

プロダクト・マネージャー

プロダクトマネージャーは自社製品の責任者であり、以下の業務を担当します。

・最新製品の導入
・市場/顧客分析
・販売戦略の策定
・営業担当の教育/研修
・医療機器のブランド戦略
・ワークショップの開催
・展示ブースの設置
マーケティング・コミュニケーション

マーケティング・コミュニケーション担当者は社内外の関係者と密にコミュニケーションをとりながら以下の業務を担います。

・PR(パブリックリレーション)
・広告戦略の計画
・コンセプト/アイデアの立案
・実行
・成果の確認
・ブランド戦略の構築

これらの職種には、マーケティングスキルだけでなく、医療機器にまつわる広く深い知識社内外の関係者との対話能力や交渉力などが求められます。

バックオフィス

医療機器メーカー会社も他の業界の会社と同じように、人事や経理、事務などの職種があります。

医療機器メーカーは海外からの輸入や、自社から海外への輸出なども行うため、ビジネス場面で運用できる英語力があるとアピールポイントになります。

【医療機器メーカーへの志望動機】主要企業

ではここで、医療機器メーカーの主要企業をいくつかご紹介します。

国内の治療機器や診断機器では、オリンパス株式会社やテルモ株式会社、富士フイルムホールディングス株式会社が代表的な企業です。海外勢としては、日本メドトロニック株式会社やジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社、GEヘルスケア・ジャパン株式会社などが非常に高い売上を誇っています。

オリンパス株式会社

オリンパス株式会社は、一眼カメラなどの映像事業で有名ですが、世界的な医療機器メーカーでもあります。

特に消化器内視鏡の世界シェアは70%と、国内医療機器メーカーをリードする存在です。

上場市場は、東京証券取引所プライム市場で、売上高も年々挙げており、事業も安定しています。

テルモ株式会社

テルモ株式会社は体温計が有名ですが、カテーテルや心臓手術のための医療機器など、幅広い製品・サービスを取り扱っています。

世界160以上の国と地域に医療貢献しているメーカー会社です。

上場市場は、東京証券取引所プライム市場で、売り上げも安定しています。

富士フイルムホールディングス株式会社

富士フイルムホールディングス株式会社は画像処理技術を活かした診断機器や、AI技術を活用した技術開発に力を入れていることが特徴です。また、クリニックを開業するためのセミナー開催や情報発信も行っています。

日本メドトロニック株式会社

フィンランドに本社を構える本社があるメドトロニック株式会社は、世界150以上の国で活動し、製造施設75か所以上、研究施設19か所以上、教育施設などを展開しています。

1949年にアメリカのミネアポリスで創業し、修理業からスタートしました。

1959年には世界初のペースメーカーを開発し、その後も生体工学技術を活用した先進的な医療技術を提供してきました。

慢性疾患に苦しむ患者の健康回復と生活の質向上に貢献しています。

現在では、世界中で医療技術、サービス、ソリューションを提供するグローバル企業となっており、心臓疾患をはじめとするさまざまな疾患や領域に対応しています。

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社

アメリカに本社を構えるジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社は、世界で初めて滅菌の概念を製品に導入しました。

彼らは家庭用の製品(バンドエイド、綿棒、ベビーオイル)から医療機関で使用される医療機器、薬剤、薬、そしてアキュビューというコンタクトレンズまで幅広い製品を製造・販売しています。

また、ジョンソン・エンド・ジョンソンの社訓である「Our Credo」(「企業活動を通して、顧客、従業員、地域社会/株主に対する責任を果たしていくべき」と述べているもの)は36の言語に翻訳され、世界中で知られています。

「顧客」を第一に考えているジョンソン・エンド・ジョンソンは50年以上にわたり10%の成長を続けています。

GEヘルスケア・ジャパン株式会社

GEヘルスケア・ジャパンは、日本の医療の課題解決に取り組むヘルスケアカンパニーです。

GEヘルスケア・ジャパンは、CTやMRIなどの開発を自社で行っており、医療画像処理や医療診断システムが得意領域です。

1982年に設立されたGEヘルスケア・ジャパンは、グローバル企業の強みと国内における開発、製造、販売、サービスの一貫した機能を活かして、高品質な持続的な医療を日本に提供することを目指しています。

また、近年は手術支援ロボットの主要特許が切れたため、川崎重工業株式会社や朝日サージカルロボティクス株式会社なども参入してきています。

【医療機器メーカーの志望動機】医療機器メーカーの動向

志望動機を書く際、将来のビジョンや入社後の姿を描けているか、という部分が評価されます。

そのうえで、業界の動向を把握しておくのは必須です。

動向に加えて、業界の課題まで理解しておくと、より志望動機の質があがるため改めて医療機器メーカーの現状・将来性・課題を理解しておきましょう。

医療機器メーカーの将来性

まずは、医療機器メーカーの、業界全体としての将来性について解説します。

日本を含む先進国では、高齢化の進行と医療技術の進歩により、医療機器の需要は今後も増加すると予想されます。

高齢者の生命維持に欠かせない機器などは、今まで以上に信頼性・安全性が重要視されるでしょう。

また、今後は先進医療技術の発展により、より高度な医療機器が求められると考えられます。

たとえば、インプラントや人工臓器、AIなどを活用して作られた医療機器などです。

また、新型コロナウイルスやそれに続く感染症の流行の経験から、感染対策に必要な医療機器の需要も増えるでしょう。

さらに近年では、医療機器メーカー各社はIoTやデータ分析技術を活用した製品開発にも注力しています。

このような取り組みにより、医療機器メーカーの市場は今後も拡大していくでしょう。

各医療機器メーカーは、開発競争に取り残されないよう、常に人的資本に投資をしなくてはいけません。

医療機器メーカーの課題

次に、医療機器メーカーの代表的な課題を2つ解説します。

業界の仕事内容や魅力をしておくことももちろん重要ですが、業界全体の課題も理解しておくことで、自身の長所や経験を伝える際に「自分はその課題を解決に導ける人材」であることを主張できます。

この業界の課題も念頭に入れながら志望動機の作成を行いましょう。

安全性の確保

1つ目の課題は、新技術を導入するに伴って、安全性を確保しなくてはいけないことです。

医療機器メーカーは医療技術の進歩に伴い、最新技術の導入や改良が求められます。

しかし同時に、命に関わる医療機器は、安全性信頼性も重要です。

このため、企業には厳格な品質管理と、規制に従った取り組みが求められるでしょう。

海外医療機器メーカーとの競争

2つ目の課題は、海外の医療機器メーカーとの競争に打ち勝つということです。

海外の医療機器メーカーは巨大な資本力を持ち、日本でも大きなシェアを獲得しています。

しかし、海外医療機器メーカーへの依存度が高まると、有事の際に医療機器が不足するかもしれません。

そのため、日系の医療機器メーカーは技術力を高めて国際的な競争力をつける必要があると言えます。

【医療機器メーカーの志望動機】志望動機を考える3STEP

志望動機を作成するとき、「何から考えたら良いのかわからない」と悩んでしまう方も少なくありません。

そのようなときには、以下で紹介する3STEPを意識してみましょう。

Step1:業界分析をする
Step2:どんなことを成し遂げたいかイメージする
Step3:どうして成し遂げたいかを考える

step1:業界分析をする

まず業界分析をすることが非常に重要であると言えるでしょう。

業界分析をしっかりとすることができれば、次にどのような分析をすればよいのかステップ作業が分かりやすくなります。

業界研究とは、ある業界の特徴や動向について詳しく分析することです。

志望動機を考える上で非常に重要な作業の一つであると言えるでしょう。

詳しいやり方については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

step2:どんなことを成し遂げたいかイメージする

未来について考えた後は、どうしてその目標を成し遂げたいのか、自分の過去を振り返って考えましょう。

自分が目標を抱くようになった体験をもとに、その理由を探していきます。

人間の思考や思想を形成する裏側には、過去の体験が裏付けになっていることが多いです。

当時は何でもなかったような出来事でも、「振り返ってみれば○○が今の自分の目標になっているのか」と気づくことも多々あります。

自分の人生を振り返ってみて、ターニングポイントになったような経験を探してみましょう。

step3:どうして成し遂げたいかを考える

最後に、目標を達成するための環境として、その企業を選んだ妥当性を考えます。

志望動機では、その企業でなくてはいけない理由を説明する必要があるからです。

ここが曖昧だと、別の企業でも使い回せるものになってしまい、印象が悪くなります。

基本的には、その企業にしかない事業や、独自の技術開発に注目しましょう。

また、企業風土企業理念・ビジョンなどに注目することもおすすめです。

これらの情報は、企業ホームページや説明会、インターンシップなどで集めるようにしてください。

【医療機器メーカーの志望動機】志望動機の構成

次に、志望動機を書くときの文章構成を紹介します。

たとえ内容が良かったとしても、文章の書き方が良くないと伝わりません。

志望動機には、ある程度決まった「型」があります。

構成の各ポイントを守り、相手が読みやすい志望動機を作成しましょう。

・志望動機の構成
結論→根拠→展望

結論

まずは、「私は○○という動機で貴社を志望しました」というふうに、結論ファーストを必ず守りましょう。

先に結論を示さずに書き始めてしまうと、相手に内容が伝わりにくくなるからです。

先に結論を示すことで、その後の根拠や展望も伝わりやすくなります。

志望動機の結論部分は、先ほどのSTEP1で考えた、「自分が成し遂げたいこと」から書いていきましょう。

過去経験を踏まえたOKな書き出し文

・「幼少期に病気がちで何度も病院に通った経験から、医療機器から現場の改善に取り組みたいと考えています。そのため、AIを用いた診療支援サービスを提供している貴社に魅力を感じ、志望しました」
・「ボランティアとして発展途上国に行った経験から、安価で高品質な医療機器を広めたいと考えています。そのため、高い品質と、世界的に高いシェアを誇る貴社に魅力を感じ、志望しました」
・「遠く離れて住む祖父母が苦労していた経験から、遠隔医療の実現に貢献したいと思っています。そのため、IoTなどの新技術を積極的に取り入れている貴社に魅力を感じ、志望しました。」

こうすると、何のためにその企業を志望しているのかがわかりやすく、さらに非常に書きやすくなるためおすすめです。

根拠

次に、結論に対する根拠を書きましょう。

志望動機における根拠とは、就活の軸を形成したエピソードなどです。

これは前述のSTEP2で考えた、「どうして成し遂げたいか」という理由にあたります。

企業は志望動機において、根拠の部分を非常に重視しています。

今までどのような体験をしてきたかの部分に、応募者の個性が出るからです。

このため、人柄がわかるエピソードを用意しなくてはいけません。

また、なるべく説得力が出るよう、数字などを交えながら具体的に話すように心がけましょう。

展望

最後に、入社後の展望について述べます。

入社後にどのような業務に取り組みたいか、どのように企業に貢献できるかなどを具体的に書きましょう。

入社することがゴールではなく、その先も見据えていることをアピールできます。

また、冒頭に示した結論を再度提示することで、聞き手にそれを印象付ける効果もあります。

そして展望を述べる際は、自分の強みをどう理解していて、それをどう活かしたいのかを意識することが重要です。

このとき、企業の強みまで言及できると、企業研究の深さが面接官に伝わりやすくなります。

【医療機器メーカーの志望動機】志望動機の例文

書き方のポイントや構成を踏まえた上で、具体的な医療機器メーカーの志望動機の例文を紹介していきます。

ここでは研究・開発職と営業職の例文を紹介します。

先ほど紹介した「結論→根拠→展望」という構成になっているため、志望動機の作成に困っている方はぜひ参考にしてみてください。

研究・開発職の志望動機

例文①

私は貴社の研究・開発職として、新技術を積極的に取り入れ、遠隔医療の実現に貢献したいと考えています。
これは、医療設備が整備されていない地域に暮らす人々の負担や、不安を軽減したいと考えているからです。
私がこのように思うようになったのは、離れて暮らす祖父母の事情が関係しています。祖父母が暮らす地域では、充実した医療を受けるためには県に1つしかない総合病院に行かなくてはいけません。
月に1回持病の薬を処方してもらう際には、車で1時間半かけて通院しており、大きな負担がかかっています。
また、もし急に容態が急変しても、すぐには救急隊が駆けつけられないため、不安な生活を送っていることも懸念点です。
貴社はIoTなどの新しい技術を積極的に導入し、遠隔医療の開発に注力しているとお聞きしました。
私は情報通信の研究室に所属し、さまざまな技術を取り入れて課題解決を図る力を磨いてきました。
自身の強みを活かし、どのような場所でも質の高い治療が受けられる遠隔医療の実現に向けて努めていこうと考えています。(440文字)

志望動機作成のヒント①

【具体的な達成例の追加】

過去の経験やプロジェクトを挙げて、自身がどのように技術の取り入れや課題解決に貢献してきたか具体的に示すと良いでしょう。

これにより、貴社での活躍の可能性をより具体的にアピールすることができます。

営業職の志望動機

例文②

私は貴社において、世界中に安価で高品質な医療機器を提供したいと考えております。
これは、恵まれない環境に生まれ育った子どもたちにも、高品質な治療を受けて安心して暮らしてほしいと考えているからです。
こう思ったきっかけは、学生時代に所属していたNGO団体で、発展途上国に赴いた体験がもとになっています。
私は、ある発展途上国の病院で、診察の補助や受付業務を行いました。
そこでは医師が不足しているうえに設備も充実しておらず、十分な治療が受けられない状況でした。
私はそのような、国や地域による医療環境の格差をできる限り減らしていきたいと考えています。
貴社は製造工程や原材料の仕入れにこだわり、他社よりもコストを抑えているとお聞きしました。
貴社に入社した際には、強みである英語力を活かして海外進出に貢献したいと考えています。
そしていずれは、自身が訪れた発展途上国においても、安価で高品質な医療機器を提供できるように尽力したいと考えています。(413文字)

志望動機作成のヒント②

【志望する企業の特徴への言及】

志望動機の中で、志望する企業の具体的な特徴や取り組みについてより具体的に触れることが望ましいです。

例えば、過去の成果やイノベーション、業界でのリーダーシップなど、志望する企業が医療機器分野でどのような存在であるかを強調しましょう。

志望動機作成のヒント③

【結びつけと展望】

志望動機の最後に、自身の志望と貴社の将来展望を結びつけて述べることが重要です。

貴社の遠隔医療の開発にどのように貢献したいのか、自身の強みや目標を明確に示すことで、将来のビジョンや貴社への熱意を伝えることができます。

オリンパス株式会社への志望動機

例文③

私が貴社への入社を志望する理由は、独自の技術力と世界的な評価を持つブランド価値に惹かれるからです。独自の技術力による画像処理技術や医療機器分野での優れた開発実績に魅了され、私もその技術の一端に携わりたいと思っています。貴社の革新的な製品開発に参加することで、自身の専門知識とスキルを高めながら、世界に先駆けた製品を提供する喜びを得られると考えています。また、貴社は世界的なブランド価値を持っており、その製品は信頼性と品質において高い評価を受けています。私は品質へのこだわりを持ち、お客様に最高水準の製品を提供することを心がけています。貴社のブランドの一員となり、その価値を更に高めるために貢献したいと思っています。(307文字)

志望動機作成のヒント④

【志望する企業の強みを添える】

「なぜ他社ではなくうちなの?」と思わせないためには、提出する企業の強みや他社にはない魅力を追加しましょう。

そうすることにより、「貴社に入社したい!」という思いに説得力が増します。

テルモ株式会社への志望動機

例文④

私は貴社への入社を希望しています。貴社は医療機器メーカーとして世界的に信頼されており、高品質な製品の開発と医療の進歩に貢献している点に魅力を感じます。私は科学と技術に強い関心を持ち、革新的なソリューションを提供することに情熱を抱いています。貴社のビジョンである「人々の健康と幸せに貢献する」という目標に共感し、私の能力や知識を活かして医療の質を向上させたいと考えています。また、貴社はグローバルな企業であり、国際的な環境で働く機会を提供してくれると期待しています。チームで協力し、革新的な医療ソリューションの開発に取り組むことで、多くの人々の健康と生活の質を向上させることができると信じています。私は貴社でのキャリアを通じて、医療業界に貢献することを熱望しています。(332文字)

志望動機作成のヒント⑤

【ビジョンのすり合わせ】

企業分析の際にMMVと自分自身の将来のビジョンとのすり合わせを行いましょう。

注意点として、「ビジョンに共感した」系は説得力に欠ける場合、志望度が低いんだろうな、という印象を与えかねません。本当に共感したのであれば自分のビジョンも提示して、貴社の重いと一致していることを伝えましょう。

【医療機器メーカーの志望動機】おわりに

医療機器業界・医療機器メーカーへの就職は、学部卒の方でも可能ですが、綿密な自己分析と企業分析、精度の高い志望動機が必要です。

本記事を参考にして業界の課題などを把握し、志望先の企業の内定を勝ち取りましょう。

また、一度志望動機を書き上げて満足してしまう就活性も多いですが、できれば第三者に添削してもらいましょう。

自分では気がつけない改善点が見つかり、より良い志望動機に仕上がります。

特に、就活のプロである就活エージェントに添削してもらうのがおすすめです。

専属のアドバイザーがあなたのESを添削するため、より精度の高い志望動機が作れるようになります。

一人ひとりの就活スタイルに合わせたサポートが魅力なので、ぜひ利用してみてください。

以下のサイトがおすすめなので、気になる方は一度アクセスしてみてはいかがでしょうか。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます