HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
将来、Webマーケティングの分野で仕事をしたい。
しかし、実際の業務が具体的に想像できなくて困っている方も少なくないのではないでしょうか。
なかには、就活前にWebマーケティングの業務をぜひとも体験してみたいと思っている方もいるかもしれません。
Webマーケティングは、社会で日常的に業務を体験する機会はほとんどなく、具体的に内容をイメージしにくいものです。
しかし、就活でWebマーケティング業務の具体的な内容がわからない、Webマーケティングのスキルをまったくもっていない、では困ります。
そこで今回は、Webマーケティングのインターンシップについて業務内容やメリット、志望動機の書き方をご紹介します。
Webマーケティング業務の種類やインターンシップに参加する学生に有利なポイント、志望動機の考え方についてもしっかりと解説します。
ぜひこの記事を参考に、インターンシップへの参加を目指しましょう。
【Webマーケティングインターン】マーケティングについて
経営や企業でビジネスをするときによく聞く言葉にマーケティングがあります。
マーケティングとは、顧客のニーズを分析して、それらに基づく、商品企画、開発、広告活動をすることです。
例えば、顔のニキビができた女性が、見た目に悩んでいるとします。
そのときの顧客ニーズは、ニキビを隠したり薄くしたりすることです。
つまり、化粧品の企業担当者は顧客の悩みを汲み取って、それを解決するような商品を企画・提供します。
市場で販売された商品は、売上や利益によって企業が対価を受け取ります。
以上のプロセスで発生する活動をまとめてマーケティングと企業は呼んでいるわけです。
マーケティングを実施するときは、まずニーズを調べて、顧客が欲しているものを「予想する」ところから始まります。
「将来はマーケティングに関わる仕事がしたい」と漠然と考えている人もいるでしょう。
その際、実際にインターンでマーケティングの仕事を理解する上で、以上の定義を参考にニーズや商品企画を前提に職を体験するのがおすすめです。
【Webマーケティングインターン】Webマーケティングについて
マーケティングと似た言葉にWebマーケティングがあります。
Webマーケティングとは、マーケティングの手法をWeb上のサービスやサイト運営にも活用した方法のことです。
ようするに、運用しているサイト等で何か実績を得るために行う活動です。
具体的には、商品を販売することや記事の閲覧数を増やすことなどがWebマーケティングの役割として挙げられます。
例えばニュースサイトなら、Webマーケティングを通じて、どんなテーマや内容の記事が読まれやすいのかを把握します。
ユーザーが求めている情報を推測して、それにあったコンテンツを用意し、アクセスやコンバージョン(会員登録や商品購入)を得るわけです。
ECサイトなら、顧客がネット通販で購入したい商品をリサーチして、Web上に開設したショップでインターネット販売します。
Webマーケティングを実施することにより、顧客のニーズにあった商品やサービスを提供できるため、効果的な集客ができます。
【Webマーケティングインターン】Webマーケティングの主な業務内容
Webマーケティングは、企業やブランドの認知を強化し、商品やサービスの販売促進や顧客獲得を目指す集客の役割を担っています。
そして、Webマーケティングの業務はWebサイト運用からSEO、広告運用、SNS運用まで多岐にわたるのです。
ここでは、Webマーケティングの主な業務内容について解説します。
Webサイト運用
Webサイト運用は、端的に述べればサイトの更新や改善、保守メンテナンスなどを行う業務です。
例えば、ECサイトを運営している企業では、担当者がサイトの更新や保守を外部に依頼したり、自ら更新作業したりしています。
Webサイトを活用している企業の目的はさまざまですが、主な目的としては、商品やサービスの購入を促すことが多いでしょう。
商品のカゴ落ち(カートに入れたまま買われない状態)が多いならそれを改善し、サイトのデザインや機能性にまで目を光らせます。
顧客の求める使いやすさやユーザビリティを備えるためにも必要な業務です。
ユーザーの視点に立って、ニーズを把握し、Webサイトを改善します。
これにより、商品やサービスを購入してもらうことがWebサイト運用の主要な目的です。
SEO
SEOは日本語で「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」を意味するWebマーケティング用語です。
いまでは、検索エンジンのランキングで上位表示をするために「どのような対策をしたら良いのか」を考える指標となっています。
特に、SEOの業務は、顧客の理解と検索エンジンの性質を理解することが重要となっているのです。
例えば、「地震 防災グッズ」なら防災バッグ(リュック)の中身や防災対策に必要なグッズについて書かれたコンテンツや関連商品が顧客のニーズとなります。
上記の内容に関連性が高く、SEOに優れたコンテンツのあるサイトが上位表示される仕組みです。
つまり、SEOのキーワード選定やサイト対策をするSEOコンサルや自社の担当者が担う業務ともいえるのです。
Web広告
世の中にある広告とは別に、スマホやパソコンからネットに繋いだ際に閲覧できる広告は、「Web広告」と呼ばれています。
ちなみに、Web広告とはインターネット上のメディアに掲載される広告のことです。
普段SNSを利用する方は、SNSのタイムラインに流れている商用広告をイメージするとわかりやすいかもしれません。
ブログやニュースサイトの横にディスプレイ広告(Web広告の一種)が掲載されていることもよく知られているでしょう。
Web広告は、多くの人に広告を見てもらい、商品やサービスを認知してもらうことが目的です。
繰り返し画面上に表示されれば、商品やサービス、企業名を覚えるきっかけとなります。
その中から商品に興味が出た閲覧ユーザーは、クリックして商品購入やサービス登録につながるというわけです。
SNS運用
近年「TikTok」や「instagram」で企業をアピールするインターンが増えています。
これはインターンに限らず、インフルエンサーなどのSNSで活躍する人物によって日々行われていることが増加の背景となっているのです。
企業の商品・サービスのアピールをしながら、顧客とのコミュニケーションをとる事ができます。
つまり、SNS運用は、企業のイメージアップやファンの獲得、ブランディングを図れます。
SNSのユーザーを集めて自社のSNS運用で育てることにより、ファンを生み出せるため、通常の商用広告では得られない特別な顧客を獲得・育成することが可能です。
【Webマーケティングインターン】インターンシップについて
インターンシップとは、一言で述べれば「職場体験」のことです。
学生が興味のある職種の企業で実際に働いたり、職務の疑似体験をして仕事についての理解を深めたりすることが目的となります。
インターンシップは、1日という短い期間から数か月、数年単位の長期のものまでさまざまなものがあります。
ホームページや採用サイトの募集要項を閲覧するだけでは見えてこない企業の実体験ができることは大きなメリットです。
企業の中には、インターンシップを通じて優秀な学生を採用する機会を設けている場合もあります。
ここでは、インターンシップとアルバイトとの違いや短期・長期の種類について簡潔に説明します。
インターンシップとアルバイトの違い
インターンシップとアルバイトは、目的や求められる責任感において大きな違いがあります。
アルバイトは、主に収入を得るために行う仕事です。
一方、インターンシップは、在学中の学生が一定期間企業内で就業体験を行い、実務経験を積むことを目的としています。
インターンシップでは、単にマニュアル通りの仕事をこなすだけでなく、自分で考えて会社の利益になるような業務遂行が求められます。
そのため、成果を出すことが不可欠です。
しかし、普通のアルバイトよりも大変であるがゆえに、実際の業務に近く、インターンシップは将来の就職活動に役立つ情報や実体験を得られるのです。
この経験は必ず就活にとってメリットとなるでしょう。
短期インターンシップの目的
短期インターンシップは、企業や業界について知りたいと考えている就活生にとって非常に便利で、さまざまな業界・職種から絞り込みたい場合に役立ちます。
短期インターンシップの主な目的は、企業の業務を理解することです。
短期間ではありますが、実際に企業で働くことで、その業界や職種ならでは特徴をより深く知ることができます。
また、短期インターンシップは、企業の選考過程の一部として機能しているのです。
インターンシップを経験することで、企業から選考に進むチャンスを得られることもあります。
そのため、積極的に参加することがおすすめです。
さらに、短期インターンシップでも、給与が支払われることがあります。
長期インターンシップの目的
長期インターンシップは、数か月から数年という長い期間、その企業に勤めることが特徴です。
参加する学生は、実際に働きながら経験を積み重ねられます。
そのため、インターンシップが終わる頃には、社会人として即戦力となる能力を得ることが期待できます。
学生のうちから、社会人と遜色のない業務をこなすことで、ビジネススキルを身につけられるのです。
これにより、ビジネススキルを学びながら、自分に合った仕事かどうかを判断しやすくなります。
また、卒業後には即戦力としてすぐに働けるようになり、企業にとっても魅力的な人材となるのです。
インターンシップをするメリット
学生にとって業務を体験できる数少ない機会がインターンシップです。
インターンシップには短期と長期があり、それぞれで目的も異なっています。
しかし、上手く利用することで自身が得られるメリットがたくさんあります。
ここでは、インターンシップをする2つのメリットを取り上げます。
業種・職業研究になる
インターンシップをするメリットは、業種・職業研究になることです。
実際に働くことで、その業界がどのような業務を行っているのかを体感して分かります。
そして、自分に合った業務であるかどうか、将来も働きたいと思える職場環境や業務内容かどうかを確かめることもできるのです。
業務が楽しいかどうかは、働くうえで重要です。
楽しくない仕事はこの先、働くことが辛くなってしまう可能性があります。
以上を踏まえて、インターンシップは自分の適性を確かめるためにも、実際に働いてみるという経験がとても大事です。
入社して即戦力で働ける(長期)
インターンシップを経験することで、入社後すぐに即戦力で働けるメリットがあります。
特に長期インターンシップでは、実際の業務をこなす経験が得られるのです。
全ての新卒が実務経験を持っているわけではないため、インターンシップを経験した学生は企業で有利に働けるでしょう。
また、自分のスキルや適性を周囲にアピールする際、実際に働いた経験を伝えることができるのは大きな強みです。
インターンシップは、自分のキャリアを考えるうえで有益な選択肢の1つといえます。
【Webマーケティングインターン】インターンシップで注意すること
Webマーケティングのインターンシップでは、アルバイトや説明会などとは大きく異なり、会社の一員として行動する必要があります。
しかし、アルバイトを除けばそのような場に参加する機会がほとんどない人もいるでしょう。
そこで、インターンシップに参加するときは、学生として社会人の中に混ざることを意識します。
ここでは、3つの注意点について解説します。
積極的に行動する
インターンシップでは、積極的に行動することが重要です。
就活を有利に進めるためには、結果を残さなければなりません。
結果が残せなければ、実質的にアルバイトと同じ様な扱いになってしまうことがあります。
そのため、インターンシップでは自ら進んで仕事に取り組み、成果を出すよう積極的に行動しましょう。
もちろん、完全な成果を短期のインターンシップに期待する企業は少ないため、もっと勤続すれば成果を出してくれるような学生であるという認識を会社に持たせることが必要です。
インターンシップに参加する目的を明確にする
インターンシップに参加する際は、目的を明確にすることが大切です。
目的がなく参加すると、大変なだけで成果が出ずに終わってしまうことがあります。
自分が何を学びたいのか、どんな能力を身につけたいのかを事前に明確化しておきましょう。
自分が得たい経験やスキルを明確にすることで、インターンシップを最大限に活用できます。
そうすることで、インターンシップが有益な経験となり、近い将来のキャリアに繋がるでしょう。
ビジネスマナーを守る
インターンシップでは、ビジネスマナーを守ることが不可欠です。
ビジネスマナーは、礼儀や作法のことを指しており、職場で円滑に行うために必要となります。
華美すぎない身だしなみや丁寧な言葉遣い、職場への気遣いなど、働く上で企業の不利益とならない行動を心掛けましょう。
ビジネスマナーを守って行動することで、社員さんとの信頼関係や円滑なコミュニケーションや信頼関係が築けます。
大抵の場合、インターンシップや入社時には採用担当者がビジネスマナーについて説明してくれるとは思いますが、面接の際には意識して身につけておいた方がよいでしょう。
【Webマーケティングインターン】インターンシップの募集時期について
インターンシップは、基本的に年間を通じて募集が行われています。
しかし、短期インターンシップの場合は、長期休暇に集中して開催されることが多いため、募集時期には注意が必要です。
特に夏(8月)や冬(2月)など学生が休みの期間は、多くの企業が短期インターンシップを実施しています。
その数ヶ月前に申し込みが始まるのです。
その際、特に長期インターンシップは、学生が働くことができる時間が限られていることから、週に数日の勤務や休学期間中に行われることが一般的です。
インターンシップの募集情報は、企業の公式ウェブサイトやインターンシップ情報サイト、就職支援センターなどで確認できます。
募集時期に注意し、早めに情報収集を始めましょう。
【Webマーケティングインターン】インターンシップの応募方法について
インターンシップの応募方法は、求人サイトや就活エージェントの紹介など、さまざまな窓口で受け付けています。
企業の採用サイトや大学の支援課(キャリアセンター)などでも応募を受け付けているケースはありますが、インターン先を個別に探す必要があるなど、学生にとって採用サイトを個別チェックするのは大変な部分もあるでしょう。
ここでは、まとめてインターンシップ先をチェックできる求人サイトや就活エージェントについて、2つの方法を解説します。
求人サイトから見つける
インターンシップは、求人サイトから応募先を見つける方法があります。
インターンを募集している企業を取り扱っている主な求人サイトには、Wantedly(ウォンテッドリー)、JEEKインターン、Indeed(インディード)などが挙げられます。
これらのサイトを活用することで、自分の希望する業界や職種に関連したインターンシップ情報を見つけることができます。
求人サイトを利用することで、さまざまな業界や企業のインターンシップ情報を手軽に調べることができます。
自分に合ったインターンシップを見つけ、積極的に応募してみましょう。
就活エージェントに紹介してもらう
インターンシップの応募方法について、就活エージェントに紹介してもらう方法があります。
1人でインターンシップを探すのは大変ですが、就活エージェントに相談することで、自分に合ったインターンシップ情報の紹介を受けられます。
また、情報提供だけでなく、面接対策までサポートしてもらえるのも嬉しい点です。
ジョブコミットでは、就活エージェントとして誰でも無料で相談を受け付けているため、ぜひ気軽に質問してみてください。
【Webマーケティングインターン】Webマーケティングのインターンシップについて
Webマーケティングのインターンシップは、現在多くの企業で募集が行われています。
しかし、一口にWebマーケティングといってもさまざまな業界があるため、興味のあるインターン先としてイメージに近い企業を探すことが大切です。
例えば、Web広告会社やWebコンサルティング会社、EC事業運営会社などです。
それぞれで運用方法やWebサイト運営の中身も違ってきます。
技術寄り(エンジニアやWebデザインが多い)か否かでも業務内容に大きな違いが出るでしょう。
そのため、自分にあったインターン先を見つけて応募してみましょう。
【Webマーケティングインターン】実際の業務内容
Webマーケティングのインターン先では、企業で働く人たちが多くの業務をこなしています。
なかでも、実際の業務内容としてよくあるのが「Web記事の作成」「Web記事のリライト」「広告運用」「動画編集・クリエイティブの作成」「分析やMAツールの導入・構築」の5つです。
ここでは、上記5つの業務に関する内容について紹介します。
Web記事の作成
Webサイト制作会社や代行会社、オウンドメディア運営をする会社などでよくある業務として、Web記事の作成が挙げられます。
Web記事の作成は、インターン生が行う業務として一番多いのです。
具体的な業務内容としては、Web記事の企画から執筆までを担当します。
Web記事の作成をするには、記事のテーマやペルソナを決めて、構成を作成し、本文を執筆・校正するのが大まかな流れです。
このとき、全体を通じてSEOを意識したWeb記事を作成することが求められるでしょう。
そのため、Web記事の作成を経験することで、Webマーケティングの基本的な知識やスキルを学ぶことができます。
Web記事のリライト
Web記事のリライトは、Web記事の作成がオリジナル記事であるのに対し、リライトは書いた記事をより閲覧数などを増やすために編集する作業のことです。
リライト業務を経験することで、文章の改善や効果的なSEOコンテンツ作成の方法を学ぶことができます。
リライト業務は企業によっても方針が異なることがあるのです。
例えば、複数のサイトに類似のコンテンツを投稿してサイトを増やし、あるキーワードの検索上位を埋めさせる目的や被リンクを送るサイト構築のために使われたりもします。
広告運用
Web広告の代理店や広告運用代行会社に多い業務として「広告運用」が挙げられます。
通常は、サービス紹介ページ(LP)を作成し、お金を支払って、さまざまな媒体に広告を出すことを目的としています。
例えば、Googleの検索エンジンに表示されるリスティング広告やYahooの広告出稿などが有名です。
他にもYouTubeやブログ・ポータルサイトの広告枠運用なども同様です。
広告運用は結果が出るまで大変な作業です。
しかし、良い結果が出た場合は、同時に数値も明確に出ます。
そのため、それを使って就活でアピールしやすいというメリットがあります。
動画編集・クリエイティブの作成
動画編集・クリエイティブの作成は、動画を投稿するための動画編集や企画の立案などを行う業務です。
そのため、YouTubeやTikTokなど、動画マーケティングやSNSマーケティングに力を入れている企業には特に多い業務です。
学生が趣味などで動画編集などをしていれば、さらに発展的な動画編集技術を業務の中で磨くことができます。
特に昨今は、インフルエンサーの活躍により、動画を用いたマーケティング戦略が重要視されているのです。
そのため、インターンでもこれらの業務が増えているのです。
分析やMAツールの導入・構築
Webマーケティングでは、制作や編集と同じくらい大事な業務の1つに分析作業があります。
そこで、インターンの業務内容には、分析やMAツールの導入・構築をすることがあるのです。
MAツールの「MA」とは、「マーケティングオートメーション(Marketing Automation)」の略で、集客や営業活動などに使われるツールです。
例えば、顧客に送る営業メールを顧客リストから呼び出す際にサポートし、営業活動(集客アプローチ)を自動化できます。
当然、MAツールには分析機能もあります。
分析ツールを導入することで、数値分析を効率的に行えます。
ようするに、Webマーケティング業務で重要な仮説を立て、数値を出し、施策をどのように実行していくかを考えるポジションです。
インターンシップは、分析作業を通じて、集客や営業に関連した分析のスキルを高められるのです。
【Webマーケティングインターン】Webマーケティングのインターンをするメリット
インターンシップに参加するメリットはすでに挙げましたが、前述したのはあくまでも一般的なインターンシップへの参加メリットです。
インターンシップで参加できる業界・職種の中でもWebマーケティングに関わる業務を体験できるのがWebマーケティングのインターンシップです。
ここでは、Webマーケティングのインターンシップをするメリットについて解説します。
マーケティングのスキルを身につけられる
Webマーケティングは、SNSが発達した近年、とても重要視されています。
マーケティングは商品やサービスの購買に直接的に関わる業務のため、会社の売上を上げるためにはなくてはならない業務です。
そのため、Webマーケティングの業務が経験できるインターンシップのメリットは、マーケティングスキルを身につけられることです。
マーケティングを個人で経験する機会はなかなかないため、インターンシップの体験がスキル獲得の絶好の機会となります。
社会人と同じ経験を積める
インターンシップには、社会人と同じ経験が積めるというメリットがあります。
学生にとって、アルバイトやただのお手伝いでは、社会人と同じ経験を積める機会はほとんど得られません。
しかし、インターンシップは社会人と同じ職場で業務を実体験できます。
これにより、社会人とほぼ変わらない業務を行えるのです。
そのため、他の大学生よりも一歩リードできることがメリットとして挙げられます。
また、自分が行った施策によって、商品の売上が上がったり下がったりする経験というのはアルバイトではできないものです。
業務の中で失敗や成功を通じて、自分の成長に繋がるでしょう。
就活で活かすことができる
Webマーケティング業界の企業に就職する場合、関連のインターンシップを体験することにより、就活で活かすことができます。
Webマーケティングで成果を出すことは、なかなか難しいことですが、培った能力や経験をアピールすることは可能です。
学生にとっては、インターンシップを経験しないと語れないような体験談をリアルに語れるのは大きな強みです。
特に、面接などで聞かれたときには、履歴書だけでなく、経験談としても詳しく話せるでしょう。
【Webマーケティングインターン】Webマーケティングのインターンをする際の注意点
Webマーケティングのインターンシップには多くのメリットがありました。
しかし、自分にとってのメリットがたくさんあるからといって、漠然とインターンシップに参加するのはよくありません。
「参加してみたらイメージしていた業務と違った」、「学生生活との両立が難しくなって、日々のスケジュールが厳しくなった」など参加する際には気をつけるべき事柄もあります。
そこで、インターンシップをする際の注意点について、ここでは説明します。
インターンの内容をしっかりと確かめる
インターンシップに参加する際は、業務内容の確認が重要です。
マーケティングのインターンは思い描いていた業務と実際の業務にギャップがあることも珍しくありません。
そのため、業務内容の詳細をしっかりチェックしておく必要があります。
期待していた業務と違った際に、モチベーションが下がりますし、スキルや経験として得られるものも大きく違ってくるのです。
そういった齟齬のないように、事前に企業のインターンシップにおける業務内容を調べておきましょう。
働く環境を確認しておく
インターン中は大学生活と両立して業務をこなすことになります。
そのため、働く環境を確認しておくことです。
一般的に、大学生活とインターンの両立は難しいと言われます。
そこで、実際に企業に赴いて働くのか、テレワークなのか、週に何回以上勤務する必要があるのかなどをチェックしましょう。
出勤の頻度によってはインターンシップの参加を見送る必要も出てきます。
もちろん、大きな休みで短期のインターンシップであれば問題ありません。
ですが、長期の場合は休み明けの労働環境のことも考慮しておくことです。
特に、「社員とほとんど変わらない体制で業務して欲しい」という企業もあるので注意しましょう。
【Webマーケティングインターン】志望動機を考える際のコツ
インターンシップは希望すれば誰でも参加できる企業ばかりではありません。
優良な企業の数少ない制限枠も存在します。
その中でインターンシップに選ばれるには、エントリーシートや履歴書の志望動機を通じて枠に選ばれる必要があります。
ここでは、志望動機を考える際のコツについて解説します。
何を学びたいのか明確にする
志望動機を考えるときはまず、インターンシップで何を学びたいのか明確にすることです。
そこで、インターンに参加する前に、学びたいことを明確化し、目標を立てておくのです。
するとインターンの参加先と希望がマッチする可能性が高いのです。
さらに、「この会社であるから参加したいんだ」という理念や業務の特徴についてもマッチしているかをあらかじめ考えておきましょう。
学びたいことが明確化していれば、志望動機も自然に納得のいく答えが出てくるはずです。
それに、インターンシップで得られる経験が漠然としたものではなくなり、就活時のキャリアを考えるときにもプラスになるのです。
自分の経験を深堀する
志望動機を考える際は、自分の経験を深堀することです。
多くの人は志望動機に興味や関心を書きますが、「~したい」というばかりで、自分の経験を下地にしていません。
そこで、自分は「なぜこのインターンに参加したいのか」という理由を知るには、過去の自分の経験を深堀させる必要があるのです。
自分が「将来こうなりたいと思ったのは、この経験があったからだ」といった、エピソードをまずは探してみましょう。
その後、「なぜそう思ったのか」、「何をしたのか」といった行動や心理を深堀することで、志望動機が相手により明確に伝わりやすくなるのです。
【Webマーケティングインターン】志望動機の書き方
Webマーケティングのインターンシップに参加する志望動機の考え方についてこれまで説明してきました。
次に、重要となるのは、その考えた志望動機を文章にして書くことです。
しかし、頭に思いついたことをただ書くだけではいけません。
ここでは、志望動機の書き方についてご紹介します。
結論から書く
日本では文章を起承転結で結論が最後になる習慣があるため、志望動機の結論も文章の最後になりがちです。
しかし、インターンシップの志望動機は相手に分かりやすく伝えることが最も重要です。
自分は「なぜこのインターンに参加したいのか」を最初に述べることで、その後の具体的なエピソードを交えて説明することでが分かりやすくなります。
最初に結論を持ってきて、「なぜそうなったのか」を相手に読ませることで、普通の文章よりも納得する読ませ方ができます。
具体的なエピソードを書く
志望動機の書き方でもう1つ重要な点として、エピソードをなるべく具体的に書くことです。
興味や関心のみではなく、なぜその興味を持ったのかという自身の具体的な経験を語ります。
また、数字を使って定量的に表わせるところは、なるべく具体的な数値で書くようにします。
そうすることで、客観的にも志望動機の根拠が増し、採用担当者により自身の人柄を伝えることができるのです。
また、具体的なエピソードを書く際は、できるだけ簡潔に分かりやすく書くように心掛けましょう。
そうすることで、企業の担当者にとっても納得しやすい志望動機の内容となります。
【Webマーケティングインターン】志望動機の例文
Webマーケティングのインターンを希望する際に必要な志望動機の例文について、ここでは考えてみましょう。
例えば、大学の専攻でマーケティングについて学んでいる学生がインターンシップに参加したいと考えている人という設定で書いた志望動機の例文が以下です。
大学の授業で学んだ理論や知識を、実際の社会でどれくらい活用できるのかを知りたいと考えています。
そんな中で、今回のインターン募集に出会い、まさに自分が求めていた機会だと感じました。
インターンシップでは、広告やSNSを活用したデジタルマーケティングの技術を学ぶことができると聞き、大変興味を持っています。
特に、SNSを活用したプロモーションが今後のマーケティングにおいて重要になると考えております。
未経験ではありますが、このインターンシップで培った経験を将来のキャリアに役立てたいと思い、志望いたしました。」
志望動機の例文は、その人の過去の経験を踏まえるので、いくらでもバリエーションが作れるでしょう。
まとめ
今回は大学生が社会人と同じ経験のできる機会として参加しやすいインターンシップについて、業務内容やメリット、志望動機の書き方を紹介しました。
インターンシップはアルバイトと違い、実際の業務を通じて実務経験を詰めることや経験・スキルを身につけられるのが大きな強みです。
ただし、注意点として業務内容の事前チェックや学生生活との兼ね合い(働く環境の確認)が不可欠です。
また、志望動機には、自分の過去を深堀りしたエピソードを用意して具体的に書くことが求められます。
この記事を参考にして、インターンシップに参加して、就活を有利に進めましょう。