HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
エントリーシートはインターンシップや就活で書く機会が多く、その中でも定番の質問「自己PR」「志望動機」などがあります。
しかし、「挑戦したこと」について聞いてくる企業も非常に多く、その対策が必要です。
この記事ではこの「挑戦したこと」や「人生で一番挑戦したこと」について「聞く企業は意外と多い」「なぜ挑戦したことをESで?」「エピソードの選ぶポイント」「構成」の順番で詳しく説明していきます。
目次[目次を全て表示する]
【ESで挑戦したことをアピール】挑戦したことの種類
「挑戦したこと」とは、現状に甘んじず、自ら成長のために選んだ行動や、あえて困難に立ち向かう経験を指します。
就職活動では、挑戦を通じて得た経験やスキルを明確に伝えることで、企業が求める人物像とのマッチングを図ることができます。
挑戦の種類はさまざまであり、それぞれが異なる力や姿勢を示します。以下に、「挑戦したこと」の具体例を紹介します。
苦手分野にもあきらめず取り組む
「苦手分野にもあきらめず取り組む」ことは、自分にとって不得手な分野や課題に対しても逃げずに向き合う姿勢を示します。
特に総合職など、幅広い業務が求められる職種においては、この資質が重要です。
例えば、苦手な教科や不得意な役割においても、時間をかけて克服しようと努力した経験は、自分の限界を超えて成長しようとする姿勢の証です。
企業は、このような「苦手分野への挑戦」を通じて得た忍耐力や成長力に注目し、困難な場面でも継続して努力できる人材を評価します。
未知の領域への挑戦
「未知の領域への挑戦」とは、これまで経験のない分野や未開拓の業務に対して積極的に挑むことを指します。
変化が激しいビジネスの現場では、状況に応じて柔軟に新しいことに取り組む姿勢が求められるため、このような姿勢が特に重視されます。
例えば、新たな分野の勉強を始めたり、これまでにないプロジェクトに参加した経験は、順応性や意欲をアピールする材料となります。
このような挑戦ができる人は、変わりゆく業務環境においても臨機応変に対応し、企業の成長を支える存在として期待されます。
高い目標に向けて前向きに挑む
「高い目標に向けて前向きに挑む」ことは、達成が困難な課題や大きなプレッシャーの中でも、くじけずに挑戦し続ける力を示します。
企業は、会社の発展や新しい目標を達成するために、このような挑戦心のある人材を求めています。
たとえば、タイトなスケジュールや難しい目標を抱える中でやり遂げた経験は、強い意志と課題解決力を証明するものです。
この姿勢を持つ人材は、企業から「どんな環境でも前向きに取り組める力を持っている」として高く評価されるでしょう。
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【ESで挑戦したことをアピール】なぜ多くの企業が挑戦経験を重視するのか
就職活動やインターンシップの際、ESや面接の場において「自己PR」や「志望動機」と並んで頻繁に聞かれる質問に、「挑戦したこと」または「人生で一番挑戦したこと」があります。
企業の採用担当者は、学生時代にどのような困難に直面し、それをどのように乗り越えたかを知りたいと考えています。
例えば、インターンシップでは大手企業のニトリ、日本航空がこの質問をエントリーシートで必須項目としており、就活の本選考でも大手飲料メーカーのサントリーなどが同様の質問をしています。
これら人気企業の選考を通過するためには、「挑戦したこと」に対する適切な準備が必須です。
- ニトリ
- 三菱商事
- 日本航空(JAL)
- ソニー
- リクルート
- トヨタ自動車
困難を乗り越える力
企業が「挑戦したこと」を重視する理由の一つは、あなたの困難を乗り越える力を評価するためです。
社会では、常に予期せぬ問題や課題が発生します。採用担当者は、そのような状況において、あなたがどのように対応し、解決策を見つけたかを知りたがっています。
特に、挑戦を通じて得た経験や教訓、どのように周囲と協力しながら解決に導いたのかといった具体的なエピソードが重要です。
これにより、あなたの粘り強さや問題解決能力が浮き彫りとなり、困難に直面した際でも諦めずに取り組む姿勢が評価されるポイントとなります。
成長意欲のアピール
挑戦経験を通じて、自分がどれだけ成長してきたかをアピールすることは非常に重要です。
企業は、従業員の成長が企業全体の発展につながると考えており、成長意欲のある人材を求めています。
あなたが挑戦した結果、どのようなスキルを身につけ、どのような教訓を得たのかを具体的に示すことで、入社後の成長ポテンシャルを強くアピールすることができます。
特に、失敗を乗り越えた経験や、新しい視点を得たエピソードは、あなたの自己改善能力を証明する好材料です。
また、挑戦を通じて得た成長は、自分自身だけでなく、今後の会社への貢献を裏付ける力となるため、面接やESでのアピールポイントとして強力です。
企業のイノベーション推進に貢献
多くの企業がイノベーションを推進し、変化に対応する柔軟な人材を求めています。
挑戦を通じて得た経験は、あなたがその企業の変革や革新にどう貢献できるかを示す重要な要素です。
特に、新しいアイデアや解決策を生み出す能力があることを示せば、企業はあなたを将来の革新的なリーダー候補として評価するでしょう。
挑戦の中でリスクを恐れず、積極的に取り組んだ姿勢や、自ら新しい手法を試みた経験は、企業の中でイノベーションを推進する際に大いに役立つ力とみなされます。
このような姿勢は、企業が求める価値観と一致し、より多くのチャンスを得るための大きな武器となるでしょう。
今までになかった新しいアイデアや方法を取り入れて、製品やサービス、仕事のやり方を改善することです。企業が成長し、競争力を保つためにとても大切で、変化を起こす力を意味します。簡単に言えば、より良いものを生み出すための「革新」です。
【ESで挑戦したことをアピール】なぜ挑戦経験を評価するのか?
この「挑戦したこと」について質問する企業が多いことが分かったところで次のステップ「なぜ挑戦したことをESで?」の説明に移りましょう。
よく質問されるということは採用担当者が知りたい情報がこの「挑戦したこと」に詰まってるということです。
ここでは「チャレンジ精神があるかを判断するため」「価値観を把握するため」の2点に絞って説明していきます。
チャレンジ精神があるかを判断するため
企業の採用担当者は当然ですが企業にとって良い人材を探しています。
そのため仕事に対してチャレンジできる性格の学生を好む採用担当者が多く、この「チャレンジ精神があるかを判断するため」に周りくどい質問ではなく直球の「挑戦したこと」について質問し、学生の反応を見ています。
学生時代に何か大きなことに挑戦した経験がある学生は、社会人になってからも仕事で大きな目標をもち日々努力できると判断しているからです。
困難に立ち向かう力が、社会人としての成長に直結すると考えているためです。大きな挑戦をした経験がある学生は、仕事でも高い目標を持ち、日々努力できると判断されやすくなります。
価値観を把握するため
インターンシップや就活で選考に受かる人と受からない人の最大の違いはその企業と価値観が合っているかどうかです。
決して基本的な能力だけで判断している訳ではありません。
採用担当者は「価値観を把握するため」にあえてその人の人間性がでやすい「挑戦している時」の状況を聞き、その挑戦中に感じていたこと、考えていたこと、なぜそうしたのかなどの価値観が自分の会社にマッチしているかを判断しようとしています。
そういう理由からもこの「挑戦したこと」で嘘をつくことはないようにして下さい。
バレた時にあなたの評価はどん底まで落ちることになります。
【ESで挑戦したことをアピール】エピソードを選ぶ3つのポイント
ここからはエントリーシートで実際「挑戦したこと」や「人生で一番挑戦したこと」を書く時の「エピソードを選ぶポイント」を詳しく説明していきましょう。
この記事では特に重要な「指定がなければいつのエピソードでもOK」「工夫したことがある」「チームで取り組んだ経験があると良い」の3つを順番に説明していきます。
指定がなければいつのエピソードでもOK
エントリーシートで「大学時代に挑戦した」「最近挑戦した」などの文言がなく「指定がなければいつのエピソードでもOK」です。
しかし、注意したいのはあまりにも昔のエピソードでは信憑性が低くなるということです。
例えば「私は幼稚園の時に〜」や「小学1年生の時に〜」のエピソードは採用担当者も「本当にそうだったの?」と少し首を傾げながらあなたの話を聞くことになります。
話しているあなたも少しずつ不安になってくるかもしれませんので、できれば中学生以上のエピソードを用意する方が良いでしょう。
ベストなのはやはり話の鮮度がある大学生時代の話です。
よく思い出してみて下さい。
工夫したことがある
この「工夫したことがある」というのは非常に重要です。
もしあなたが何かしらの問題に直面し、それを解決したエピソードを二つ用意したとします。
一つは「解決方法を自分で一旦考えて実行し、困難を乗り越えたエピソード」、二つ目は「解決方法が全然把握できていないけどがむしゃらに行動したら自然と困難を乗り越えていたエピソード」だとします。
あなたが採用担当者だったらどっちの学生を採用しますか?ということです。
きちんと困難に対しての対策や工夫があって乗り越えた場合と、偶然乗り越えていた場合では「乗り越えた価値」が違ってきます。
「挑戦したこと」のエピソードは「工夫したことがある」ものをきちんと選ぶようにして下さい。
チームで取り組んだ経験があると良い
特に指定がない場合はこの「挑戦したこと」については「1人で挑戦したこと」でも「チームで挑戦したこと」のどちらでも問題はありません。
しかし、もしあなたにどちらのエピソードもある場合は「チームで挑戦したこと」を選んだ方が賢明な判断です。
その理由は「チャレンジ精神」と「プラスα」のアピールができるようになるからです。
例えば「チームのリーダーを務めプレゼン大会に優勝できた」のエピソードがあるとすれば「チャレンジ精神+リーダーシップ」のアピールに成功します。
また企業は会社で重要な「コミュニケーション能力」や「協調性」を持っている学生を好みますので、「チームで挑戦したこと」経験は非常に大きな武器になります。
【ESで挑戦したことをアピール】ESで「挑戦したこと」を書く時のポイント
エントリーシートで「人生で一番挑戦したこと」を書く際には、ただの成功体験ではなく、困難を乗り越える過程で得た学びや自己成長を具体的に示すことが求められます。
企業が注目するポイントを理解し、効果的にアピールするための方法を詳しく解説します。
自己成長と価値観の変化を示す
エントリーシートで「人生で一番挑戦したこと」を書く際には、まずこの挑戦があなたの自己成長や価値観の変化にどう結びついたかを明確に示すことが大切です。
企業は、あなたがどのように成長し、その経験を通じてどのような価値観を形成したのかを知りたいと考えています。
例えば、困難を乗り越える過程で得た新しい視点や、信念が強化されたエピソードを具体的に説明しましょう。
他者への影響を強調する
次に、この挑戦が他者にどのような影響を与えたかも重要です。
自分自身の成長だけでなく、その経験がチームや周囲の人々にどのようなポジティブな影響を与えたのかを示すことで、あなたのリーダーシップや協調性をアピールできます。
具体的には、挑戦を通じてどのように周囲を巻き込み、結果的にどんな成功を収めたのかを強調しましょう。
エピソードのスケールとインパクトを考慮する
さらに、「人生で一番挑戦したこと」を選ぶ際には、エピソードのスケールやインパクトにも気を配りましょう。
ただの成功体験ではなく、困難を乗り越える過程で得た学びや、自分にとって非常に重要なターニングポイントとなった経験を選ぶことがポイントです。
【ESで挑戦したことをアピール】ESで「挑戦したこと」を書く時の注意点
エントリーシートにおいて、「挑戦したこと」を書く際には、いくつかの注意点を意識する必要があります。
まず、過度な自己アピールや誇張は避けましょう。
大きな挑戦をアピールしたい気持ちは分かりますが、誇張しすぎると逆効果です。
採用担当者は経験を過度に美化したり、大げさに表現したりすることに敏感です。
具体的な事実に基づいて話を展開し、リアリティを持たせることが大切です。
次に、具体的なエピソードを使って真実味を持たせることが重要です。
抽象的な表現ではなく、具体的な状況や行動、結果を詳細に記述しましょう。
これにより、読者はあなたの経験をよりリアルに感じ、信頼性が高まります。
また、謙虚さと自己評価のバランスも大切です。
大きな挑戦をアピールする際は、自分の努力や成果を正当に評価しつつも、謙虚な姿勢を忘れないようにしましょう。
自分の成功を強調する一方で、周囲の支えやチームでの協力があったことも忘れずに記載することで、バランスの取れた自己評価を示すことができます。
最後に、エピソードの選択においては、結果だけでなくプロセスを重視しましょう。結果が成功であっても、そこに至るまでの過程や、その過程での学びを丁寧に描くことで、あなたの成長と挑戦の本質を伝えることができます。
【ESで挑戦したことをアピール】構成
エントリーシートを書く際の「挑戦したこと」のエピソードが決まったところで、実際に書いていく上で必要な「構成」について見ていきます。
基本的には「ガクチカ」と一緒ですが「挑戦したこと」には「どうして挑戦と感じたのか」という項目があります。
「ガクチカ」と全く同じでは文字数の制限に引っかかることもありますので、しっかりと構成を理解し、文章を組みたてていきましょう。
①結論
エントリーシートでは端的に読む採用担当者にあなたの「挑戦したこと」を伝える必要があります。
そのためまず最初に「結論」から書いていくようにして下さい。
ここでいう「結論」とは「あなたが挑戦したこと」になります。
つまりは「私が大学生活で挑戦したことは〇〇です」から文章をスタートさせましょう。
エントリーシートの段階では面接と違って採用担当者はあなたに質問ができません。
そういう理由により、伝わりやすい文章かつ具体的に挑戦したことについてまず書いて下さい。
②どうして挑戦と感じたのか
「結論」の次に書くのは「どうして挑戦と感じたのか」です。
ここはこの記事でも説明しましたが重要な「価値観」の部分になります。
なぜあなたは挑戦と感じたのかを主観的に分かりやすく伝えるようにして下さい。
例えば「私はずっと〇〇することが苦手だったので、〇〇を自分からすることは挑戦でした」「私にとって〇〇をすることは今まで前例がなかったため、挑戦することに決めました」などの文章になります。
チームでの挑戦の場合は客観的に挑戦だと思われていることでも問題ありません。
「地方大会優勝」「プレゼン大会決勝進出」などは誰が見ても挑戦であると分かるためです。
③挑戦に至った経緯や動機
「結論」「どうして挑戦と感じたのか」の次は「挑戦に至った経緯や動機」を書いていきます。
これはあなたの状況であったり、心境の変化などを伝えると分かりやすく文章にしやすいです。
「〇〇に挑戦したいと思ったのは、今の現状を打破して成長したかったためです」「〇〇は私とチームにとって悲願です。そのためチーム全員で達成するために挑戦しました」といった文章になります。
動機の部分もあなたの「価値観」を表す部分になります。
しっかりと経緯や動機を明確にし端的に伝えるようにしましょう。
④挑戦する上での困難
「結論」「どうして挑戦と感じたのか」「挑戦に至った経緯や動機」の次は「挑戦する上での困難」です。
挑戦に困難はつきものです。
しかしこの「挑戦する上での困難」の部分を簡略化しすぎると次に書くべき「工夫と結果」に上手く繋ぐことができなくなってしまいます。
上手く繋ぐことができなかった場合、話に一貫性が出せずにツギハギの文章になってしまいます。
そうならないためにも「挑戦する上での困難」は「困難」と「その原因」の二つを書くように心掛けて下さい。
そうすれば簡略化されることもなく、話に一貫性が生まれることになります。
⑤工夫と結果
「挑戦する上での困難」とのセットでこの「工夫と結果」を考えていきましょう。
あなたが直面した困難、そしてその原因をどのような工夫をして状況を改善し、どのような結果が生まれたのかまで書いて下さい。
ここまでをセットで考えるからこそ一貫性が生まれ、説得力が増すことに繋がります。
また、ここで書く結果に関しては挑戦すると決めた目標に届いている必要はありません。
もちろん目標を達成することは素晴らしいことで、努力が実を結ぶことは誇らしいことですが、目標に向かって挑戦すること自体が素晴らしいことです。
目標達成したことがインターンシップや就活のエントリーシートで有利になることはありません。
その過程を採用担当者は重視しています。
⑥学び
「工夫と結果」を書き終えたら最後は「学び」で締めます。
この「学び」とは何かというと「この挑戦の経験からあなたが学んだこと」です。
結果、目標を達成できた場合は「努力は裏切らないということを学んだ」となり、惜しくも達成できていない場合でも「目標に向かって努力しスキルアップすることは、他の場面でも活かせることを学んだ」となるでしょう。
インターンシップや就活の場面ではもう少し仕事にフォーカスした「学び」であるとより大きなアピールができます。
「努力は裏切らないので仕事でも努力を続けたい」「目標を達成できなかったとしても、その過程で得たスキルや経験、粘り強く続けることを仕事に活かしたい」などより仕事に繋がる「学び」で書くと採用担当者も、入社後などに貢献してくれるイメージが浮かびやすく選考でも有利に働くことに間違いありません。
【ESで挑戦したことをアピール】「挑戦したこと」の例文
ESで『挑戦したこと』や『人生で一番挑戦したこと』をアピールすることは、自己PRの重要な要素です。
どのような困難に直面し、それをどのように克服したのかを具体的に説明することで、企業はあなたの課題解決能力や成長意欲を評価します。
ここでは、大学生に馴染み深いアルバイト、留学、研究の挑戦例をいくつか紹介します。
部活動での挑戦
高校のバスケットボール部でキャプテンを務めた私は、チームを全国大会に導くという目標を掲げました。しかし、チーム内には技術の差や練習に対する意識の違いから、メンバー間のコミュニケーションが不足し、士気が低下していました。そこで私は、キャプテンとしての責任を果たすため、まずは部員一人ひとりと対話を重ね、個々の課題や悩みを把握することに注力しました。
その上で、定期的なミーティングを設け、全員で目標を再確認し合う機会を作りました。また、練習メニューも見直し、チーム全体の強化だけでなく、個人のスキルアップを図るための個別指導も積極的に行いました。これにより、メンバー間の信頼関係が深まり、チームの結束力が大きく向上しました。結果として、私たちは県大会で優勝し、目標であった全国大会への出場を果たしました。この経験は、リーダーシップやチームワークの重要性を深く理解する貴重なものとなりました。
サッカー部では、レギュラー獲得に向けて、技術向上とチームプレーに挑戦しました。特に、自分のポジションで求められる持久力に課題を感じていたため、部活以外の時間にも個別にスタミナ強化のトレーニングを実施しました。また、チーム内でのコミュニケーション不足を解消するため、自ら積極的に意見を発信し、メンバーと戦術についての話し合いを行いました。結果的に、試合でスタメンとして出場し、重要な場面でアシストを決め、チームの勝利に貢献しました。この経験から、個人の努力だけでなく、チーム全体の連携が重要であることを学びました。
サークル活動での挑戦
大学のサークルで、毎年恒例の文化祭イベントの運営責任者を任されました。過去数年間、参加者数が減少傾向にあったため、今年は大きな改革が必要だと考えました。私はまず、過去のイベントの問題点を分析し、サークルメンバーと一緒に新たな企画を立ち上げることを提案しました。
具体的には、イベントのテーマを一新し、参加者が楽しめる体験型のアクティビティを増やすことで、幅広い層の興味を引くことを目指しました。また、広報活動にも力を入れ、SNSを活用した宣伝や、地域メディアとの連携を図ることで、より多くの人々にイベントを知ってもらう工夫をしました。当日は、サークルメンバー全員が一丸となって運営に当たり、結果として前年の2倍以上の来場者を集めることに成功しました。この経験から、企画力やチームマネジメントの重要性を学ぶとともに、周囲と協力して目標を達成する喜びを実感しました。
サークルでの新入生歓迎イベントでは、初めてリーダーを任されました。限られた予算と時間の中で、前年を超える参加者を集めることが目標でした。チームをまとめ、役割分担を決め、イベント当日までに準備を整えるため、スケジュール管理に力を入れました。また、SNSや学内掲示板を活用した効果的な広報戦略を立て、新入生の興味を引く工夫を凝らしました。当日は予定通りにイベントが進行し、前年を大幅に上回る参加者を集めることに成功しました。責任感やリーダーシップを身につけたこの経験は、今後の活動にも活かせる貴重なものとなりました。
キャリアアドバイザー 木下
「挑戦したこと」の具体的な取り組みが明確に記述されており、企画力やチームマネジメントがうまくアピールできています。さらに、メンバー全体への影響や反応を少し補足すると、より説得力が増すでしょう。
ゼミでの挑戦
大学のゼミで取り組んだ卒業研究では、「地域社会における高齢者の孤立問題」をテーマに設定しました。これは、少子高齢化が進む日本において、非常に重要な社会問題であり、研究を通じて具体的な解決策を模索することが私の目標でした。しかし、初めてのフィールドワークやデータ分析に直面し、研究の進め方に多くの課題がありました。
ゼミ内でのディスカッションを重ねる中で、私は地域住民や行政との連携が必要だと考え、地元のコミュニティセンターや市役所に協力を依頼しました。その結果、住民から直接話を聞く機会を得て、リアルなデータを集めることができました。また、分析したデータを基に、孤立を防ぐための地域ネットワークの強化策を提案し、それが市の施策として採用されるという成果を上げることができました。この経験は、社会問題に対する実践的なアプローチの重要性を学ぶ機会となり、私の研究者としての視野を広げました。
ゼミのグループ研究では、リーダーとして全体をまとめる役割を担いました。メンバーそれぞれの意見が異なる中で、全員の意見を尊重しつつ、プロジェクトをスムーズに進めることが課題でした。定期的なミーティングを通じて各自の進捗を確認し、困難に直面した際には一緒に解決策を考えるよう心掛けました。特に、データ収集において新しいアプローチを提案し、プロジェクトの精度を向上させました。最終的に、発表の場で高い評価を得ることができ、チーム全員で達成感を共有することができました。
キャリアアドバイザー 木下
「挑戦したこと」が具体的に描かれており、ゼミ内での成果が明確です。さらに、チームとしての協力や工夫を補足すると、研究の進行がより立体的に伝わるでしょう。
アルバイトでの挑戦
大学生活の一環として働いていた飲食店では、売上が低迷しており、経営陣からも危機感が漂っていました。私はアルバイトながらも、店を支えたいという思いから、売上向上のための施策を提案しました。まず、顧客アンケートを実施して、メニューやサービスに関するフィードバックを集め、メニュー改善の参考にしました。
次に、スタッフ全員に向けて、接客マニュアルを作成し、サービスの統一性と質の向上を図りました。さらに、SNSを活用したプロモーション活動を行い、新規顧客の獲得に努めました。これらの取り組みの結果、売上が前年比20%増加し、店舗の業績改善に貢献することができました。この経験を通じて、問題解決力やマーケティングの知識を深めることができました。
コンビニエンスストアでのアルバイトでは、品出しやレジ対応、清掃といった多岐にわたる業務に取り組みました。特に、繁忙時間帯には作業が滞りやすく、店舗全体の運営に支障をきたす場面もありました。この問題を解決するため、スタッフ同士で業務分担を見直し、シフトスケジュールや品出しの時間帯を工夫しました。さらに、新しく導入されたセルフレジの運用を円滑に進めるため、スタッフ間でのトレーニングを提案・実施。結果として、業務が効率化され、顧客満足度の向上にも繋がりました。
キャリアアドバイザー 木下
「挑戦したこと」が具体的に書かれており、売上向上や業務改善の成果が伝わります。学んだスキルなどを意識して書きましょう。
インターンシップでの挑戦
大学3年生の夏、IT企業でのインターンシップに参加し、マーケティングチームに配属されました。新商品のプロモーション計画を立案するという大きな課題を任され、私は業界知識の不足を痛感しました。そこで、社内の勉強会に積極的に参加し、先輩社員からのアドバイスを受けながら、自主的にマーケティングの基礎を学び直しました。
さらに、ターゲット市場の徹底的な調査を行い、その結果を基にプロモーション戦略を提案しました。この戦略は、SNSを中心としたデジタルマーケティングを強化するもので、若年層の購買意欲を喚起する内容でした。提案は上司に評価され、実際のキャンペーンに採用されました。その結果、キャンペーン期間中に商品の売上が大幅に増加し、会社の目標達成に貢献することができました。この経験は、ビジネスの現場で求められる柔軟な対応力や提案力を身につける貴重な機会となりました。
ベンチャー企業でのインターンシップでは、社内の業務改善プロジェクトに取り組みました。現場の社員からヒアリングを行い、日常業務の中で発生している問題点を洗い出しました。その結果、業務の無駄を削減するための具体的な提案をまとめ、プロジェクトチームと協力して実行に移しました。新しいツールの導入やフロー改善により、業務効率が大幅に向上しました。この経験を通じて、問題解決力や提案力を養うことができました。
キャリアアドバイザー 木下
「挑戦したこと」が具体的に記述され、IT企業での自主的な学びや提案が実際に成果につながっている点が評価できます。学んだことや成長した部分をもう少し補足すると、さらに魅力的なアピールになるので頑張りましょう。
留学での挑戦
大学2年生の時、1年間アメリカに留学し、現地の大学で学びました。最初は言語や文化の違いに戸惑い、授業についていくのがやっとの状態でした。しかし、現地の学生たちと積極的に交流することで、次第にコミュニケーション能力が向上し、異文化に対する理解も深まりました。特に、グループプロジェクトではリーダーを務め、メンバー全員が活躍できるよう調整役としての役割を果たしました。
文化や価値観の異なるメンバーをまとめるのは容易ではありませんでしたが、全員の意見を尊重しつつ、プロジェクトの方向性を明確にすることで、チームとしての結束を強めることができました。最終的に、私たちのプロジェクトはクラスで最高評価を受け、教授からも高い評価を得ることができました。この留学経験は、異文化適応力だけでなく、リーダーシップやチームワークの大切さを学ぶ貴重な時間となりました。
フランスへの留学中、現地の文化や価値観の違いに直面しました。特に、フランス語での日常会話や大学の授業に慣れるまでには時間がかかり、最初はなかなかクラスメイトとのコミュニケーションがうまく取れませんでした。そこで、自らフランス語の会話クラブに参加し、現地の学生と積極的に交流する機会を増やしました。また、現地の文化や歴史に興味を持ち、ホストファミリーとの生活を通じて深く学ぶことができました。この経験を通じて、異文化に対する柔軟な対応力と語学力を大幅に向上させることができました。
キャリアアドバイザー 木下
この留学での「挑戦したこと」は、言語や文化の壁を克服し、リーダーシップを発揮した点が具体的に伝わります。異文化適応力やチームワークを学んだエピソードが、留学経験をしっかりアピールしていきましょう。
研究プロジェクトでの挑戦
大学院での研究プロジェクトでは、最先端の技術を活用した新しい実験手法を開発することに挑戦しました。しかし、初期段階では多くの失敗が続き、データが思うように集まらないことが課題となりました。私は、データ分析を見直し、仮説を再検討することで問題解決に取り組みました。
また、他の研究者や指導教官からのアドバイスを取り入れ、新たな実験手法を提案しました。チーム全体でこの手法を採用し、再び実験を行った結果、ようやく成功に至りました。成果は学会で発表され、研究論文としても高い評価を受けました。この経験を通じて、粘り強さと創造力の大切さを学びました。
ロボット工学の研究室では、ロボットの動きをより精密に制御するアルゴリズムの開発に挑戦しました。初めてのプログラミング言語に取り組む必要があり、エラーが頻発する中で試行錯誤の日々が続きましたが、オンラインリソースや文献を活用しながら自ら学びを深めました。さらに、同僚や教授と意見交換を行い、効率的なアルゴリズム構築を目指しました。最終的には、ロボットの動作精度を向上させることができ、実用化に向けた大きな一歩となりました。
キャリアアドバイザー 木下
新しい実験手法の開発に挑戦し、試行錯誤を経て成果を上げた点が具体的に描かれています。失敗から学び、問題解決に取り組んだプロセスがよく伝わるので意識しましょう。
おわりに
インターンシップや就活のエントリーシートでよく質問される「挑戦したこと」や「人生で一番挑戦したこと」はあなたの「価値観」や「チャレンジ精神」の有無を判断するための重要な質問です。
エピソードはより具体的な工夫をした内容で、チームで何か挑戦したエピソードがあればそれを深掘りし「挑戦したこと」を組み立てていきましょう。
その際は「構成」に気をつけ、相手に伝わりやすい文章で書くようにして下さいね。
キャリアアドバイザー 木下
「挑戦したこと」の過程が具体的で、リーダーシップやチームワークがよく伝わります。さらに、自分の行動がメンバーにどう影響したかを補足すると、説得力が増すでしょう。