
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

エントリーシート(ES)の「挑戦したこと」という設問で、「大した実績がない」「何を書けばいいのかわからない」と悩んでいませんか?
実は、採用担当者がES「挑戦したこと」の設問で見ているのは、輝かしい成果ではありません。「現状をより良くしたい」と感じ、自ら動いた経験——その姿勢こそが評価の対象です。
部活のルールを見直した経験、アルバイトの業務フローを改善した経験など、日常の中で「変えよう」と行動したすべての瞬間が、ESに書ける挑戦になります。
本記事では、ES「挑戦したこと」の書き方・構成・例文を就活生向けに徹底解説します。業界別の評価ポイントやNG例文まで網羅しているので、これ一本で対策が完結します。
「自分には挑戦と呼べる経験がない」と思っている人ほど、この記事を読むことで書けるエピソードが必ず見つかります。
ES「挑戦したこと」で他の就活生と差をつけるための言語化技術を、今すぐ身につけましょう。
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【ES 挑戦したこと】なぜ多くの企業がこの設問を重視するのか
就職活動において、エントリーシートや面接で頻繁に問われる「挑戦したこと」。「自己PR」や「志望動機」と並ぶ頻出設問であり、ES「挑戦したこと」への準備が選考通過のカギを握ります。
採用担当者がこの設問を通じて知りたいのは、学生時代にどんな困難に直面し、それをどう乗り越えたかというプロセスです。
たとえば、インターンシップではニトリ、日本航空がエントリーシートの必須項目に設定しており、本選考ではサントリーをはじめとする大手企業が同様の質問を出しています。
これらの企業の選考を突破するには、ES「挑戦したこと」に対する明確な戦略が不可欠です。
- ニトリ
- 三菱商事
- 日本航空(JAL)
- ソニー
- リクルート
- トヨタ自動車
困難を乗り越える力の確認
企業がES「挑戦したこと」を設問に設ける大きな理由の一つが、あなたの逆境を突破する力を見極めるためです。
ビジネスの現場では、予期せぬ問題や障壁が日常的に発生します。採用担当者は「この学生なら、壁にぶつかったときにどう動くか」をESの挑戦エピソードから読み取ろうとしています。
とりわけ、困難に直面した際の思考プロセスや、周囲を巻き込みながら解決に向かった具体的なエピソードが重視されます。
ES「挑戦したこと」を通じて粘り強さと問題解決能力を伝えられる学生は、どんな環境でも活躍できる人材として高く評価されます。
成長意欲の高さの確認
ES「挑戦したこと」では、経験そのものだけでなく、その経験を通じてどれだけ成長できたかを示すことが重要です。
採用企業は「入社後も成長し続けられる人材か」を常に見ており、成長意欲はその最も重要な判断材料の一つです。
挑戦の結果として身についたスキルや得た教訓を具体的に語れると、入社後のポテンシャルを強く印象づけることができます。
特に、失敗から立ち直った経験や視点が変わった瞬間を描くエピソードは、自己改善能力の高さを証明する強力な材料になります。
挑戦を通じた成長のストーリーは、会社への貢献可能性を裏付けるものとして、ESでも面接でも大きな武器になります。
企業のイノベーション推進に貢献できるかの確認
変化のスピードが増す現代において、多くの企業がイノベーションを推進できる柔軟な人材を必要としています。
ES「挑戦したこと」は、あなたが企業の変革や革新にどう貢献できるかを示す重要な証拠になります。
前例のない課題に取り組んだ経験や、自分なりの解決策を生み出した経験は、企業から「将来のイノベーションを牽引できる人材」として期待される根拠になります。
リスクを恐れずに挑んだ姿勢や、試行錯誤の中で新しい手法を生み出した経験は、組織のイノベーションを推進する力として高く評価されます。
ES「挑戦したこと」でこうした姿勢が伝わると、企業文化との相性が良いと判断され、選考を有利に進めることができます。
今までになかった新しいアイデアや方法を取り入れて、製品やサービス、仕事のやり方を改善することです。企業が成長し、競争力を保つためにとても大切で、変化を起こす力を意味します。簡単に言えば、より良いものを生み出すための「革新」です。
【重要】ガクチカとの違い
ES「挑戦したこと」とよく混同されるのが「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」です。しかし、企業が評価するポイントはまったく異なります。
ガクチカは「何をして、どんな成果を出したか」という行動と結果が中心です。
一方でES「挑戦したこと」は、困難にどう向き合い、どのような思考と行動で乗り越えたかという“姿勢”と“成長のプロセス”を問う設問です。
たとえば「チームをまとめて大会で優勝した(ガクチカ)」に対して、「メンバーの意見が対立するたびに共通目標を確認し、対話で合意を形成した(挑戦したこと)」というように、書く視点が変わります。
企業はこの違いを通じて、あなたの価値観や行動の根拠を読み解こうとしています。
ESで高評価を得るには、ガクチカと「挑戦したこと」を明確に書き分け、挑戦を通じて得た成長と学びを誠実に言語化することが不可欠です。
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【ES 挑戦したこと】エントリーシートに書ける挑戦の4つの種類
ES「挑戦したこと」を書こうとしたとき、「どんな経験が挑戦に当たるのか」と迷う就活生は多くいます。挑戦にはいくつかのパターンがあり、自分の経験に合ったタイプを選ぶことが、説得力あるESへの近道です。
大きな実績がなくても構いません。目の前の「当たり前」を疑い、変化をもたらした経験も、企業にとっては十分な挑戦エピソードになります。
企業が見ているのは、あなたがどの対象にエネルギーを注ぎ、どのような姿勢で行動したかという点です。
自分の経験がどの「挑戦タイプ」に当てはまるかを整理することで、ESの構成に一貫性が生まれます。
「現状で十分」と思わず、一歩踏み出した瞬間を思い出すことが、ES「挑戦したこと」のエピソード発掘の出発点です。
自分の価値観に最も近い挑戦タイプを選び、あなた自身の言葉で言語化しましょう。
苦手分野にもあきらめず取り組む
「苦手なことでも逃げずに向き合った」という経験は、ES「挑戦したこと」として非常に評価されやすいタイプです。自分にとって不得意な分野や役割にあえて挑んだ姿勢が、企業に刺さります。
幅広い業務が求められる総合職では特に、この資質を重視する企業が多くあります。
苦手科目の克服、不得意なポジションへの挑戦、慣れない環境での業務など——継続して取り組んだ過程を丁寧に描くことで、あなたの成長可能性が伝わります。
企業はこのような「苦手分野への挑戦」を通じて得た忍耐力や成長力に注目し、困難な場面でも継続して努力できる人材を評価します。
未知の領域への挑戦
「未知の領域への挑戦」とは、これまで経験のない分野や未開拓の業務に対して積極的に挑むことを指します。
変化の激しい現代のビジネス環境では、新しいことに柔軟に取り組む姿勢が不可欠です。ES「挑戦したこと」でこのタイプを選ぶと、適応力と行動力の高さをアピールできます。
ゼロから新しい分野を学んだ経験、未経験のプロジェクトに飛び込んだ経験などは、就活生の中でも差別化しやすいエピソードです。
こうした姿勢を持つ人材は、変化する業務環境でも臨機応変に対応し、企業の成長を長期的に支える存在として期待されます。
高い目標に向けて前向きに挑む
「困難な目標でも諦めずに挑み続けた」という経験は、ES「挑戦したこと」の王道パターンです。達成が難しい課題やプレッシャーの中でも折れずに行動し続ける力は、どの業界でも必要とされます。
企業は常に高い目標に向かって動ける人材を求めており、挑戦心のある学生を積極的に採用します。
タイトなスケジュールの中でやり遂げた経験、数値目標を設定して達成した経験など、具体的な目標と行動が描けると説得力が増します。
この姿勢を持つ人材は、企業から「どんな環境でも前向きに取り組める力を持っている」として高く評価されるでしょう。
何かを変えるために挑戦したこと
ES「挑戦したこと」の中でも特に企業が注目するのが、現状を変えるために主体的に動いた経験です。組織の非効率を改善した、停滞したチームを立て直した——こうした「変革型の挑戦」は、採用担当者の目に強く残ります。
サークルの運営体制をデジタル化した、チームの練習方法を科学的な根拠でアップデートしたなど、身近な改善活動で十分です。
企業が最終的に求めているのは、課題を発見し、周囲を巻き込みながら改善を実現できる人材です。
「なぜ変える必要があったのか」という問題意識の鋭さは、ビジネス的な課題解決能力の証明になります。
反対意見をどう乗り越え、どのように合意を形成したかというプロセスを具体的に記述しましょう。
既存の枠組みを疑い、新しい価値を生み出した経験は、企業の変革を推進する資質として高く評価されます。
【ES 挑戦したこと】採用担当者が本当に見ているポイント
ES「挑戦したこと」の設問では、挑戦の種類や規模よりも、その過程でどう考え、どう動いたかが評価の核心です。
どんな挑戦エピソードを選んでも、採用担当者が見ているのはあなたの価値観・思考プロセス・成長の軌跡です。
「何に挑戦したか」はあなたの個性を示す入り口に過ぎず、そこから見える人間性と行動力こそが評価の本質です。
以下では、採用担当者がES「挑戦したこと」を読む際に注目している3つの評価軸を解説します。

現状に対する問題意識と主体性
ES「挑戦したこと」で採用担当者が真っ先に確認するのが、「現状を疑い、自ら動けるかどうか」という主体性です。
「もっと良くしたい」「この課題を解決したい」という問題意識を持ち、指示を待たずに行動に移せる人材は、どの企業でも重宝されます。
自ら課題を発見し、当事者意識を持って改善に取り組んだ経験は、変化が激しいビジネスの現場で即戦力になれる証拠です。
ES「挑戦したこと」では、何に問題意識を感じ、どんな最初の一歩を踏み出したのか、その主体的な行動の起点を明確に書きましょう。
計画性と実行力、そして創意工夫
目標を掲げるだけでなく、それを着実に実行する力があるかどうか——ES「挑戦したこと」ではこの「計画性と実行力のセット」が問われています。
採用担当者は、目標達成に向けてどんな戦略を立て、どのように具体的な行動に落とし込んだかを見ています。
しかし、計画だけでは不十分です。
その計画を最後までやり遂げる「実行力」があってこそ、成果に繋がります。
目標設定→計画→実行というプロセスを説明できる就活生は、仕事においても同じサイクルで成果を出せると判断されます。
さらに、想定外の困難が生じた際に諦めず工夫した経験は高く評価されます。
既存の方法にこだわらず、新しい視点やアイデアで壁を乗り越えた経験は、あなたの問題解決能力を証明する最良の素材です。
結果から学ぶ内省力と成長力
成功でも失敗でも、ES「挑戦したこと」で最も重要なのは「その経験から何を学び、次にどう活かすか」です。企業はここに「内省力と成長力」を見ています。
なぜその結果になったのかを客観的に分析し、成功・失敗の要因を言語化できる人材は、自律的に成長し続けることができます。
学びを入社後の業務でどう活かしたいかまで言及できると、ビジネスへの再現性が伝わり、ESの評価が一段上がります。
この「経験→内省→成長」のサイクルを回せる人材こそ、企業が長期的に信頼して任せられると判断する人材像です。
【ES 挑戦したこと】「変えた経験」の具体的な見つけ方
ES「挑戦したこと」を書くとき、「自分にはそんな大きな経験がない」と思ってしまいがちです。しかし、企業が求めているのは世界を変えるような出来事ではありません。
「当たり前」とされていた何かを疑い、自分なりに行動を起こした経験——それがどんなに小さなものでも、ESの「挑戦したこと」として成立します。
大切なのは、自分の過去を「変えようとした瞬間」という視点で見直すことです。
「現状を良くしようと動いたプロセス」こそが、ビジネスにおける変革の原動力として評価されます。
「何を変え、その結果どんな価値が生まれたか」という切り口で、自分の過去を棚卸ししてみましょう。
小さな違和感に気づき、行動に移した瞬間の中に、あなただけのES「挑戦したこと」が必ず眠っています。
非効率な「慣習・ルール」をアップデートした経験
「昔からそう決まっているから」という理由だけで続いている非効率な慣習——アルバイトやサークルの中にそんな場面はなかったでしょうか?
その慣習に疑問を持ち、新しい仕組みを提案・実行した経験は、ES「挑戦したこと」として企業に強く響きます。
紙の伝達をSNSやクラウドに移行してタイムラグをなくした、毎年同じ方法で行っていたイベント運営の手順を見直したなど——規模は問いません。
「なぜこのルールが必要なのか」という本質的な問いを立てた姿勢は、業務改善能力の証明として評価されます。
反対意見をどう説得し、合意をどう形成したかというプロセスを丁寧に記述しましょう。
当たり前を疑い、アップデートした経験は、組織に変化をもたらす資質の証です。
停滞していた「チームの雰囲気・意欲」を活性化した経験
目標を見失いモチベーションが下がったチームを、あなたの働きかけで再び動かした経験は、ES「挑戦したこと」として特に説得力があります。
制度やルールを変えるより、人の「意識」や「やる気」を変えることの方が難易度は高く、それだけに評価も大きくなります。
個別の対話、目標の再設定、練習方法の改革——チームのエネルギーを引き出すために取った具体的な行動を振り返ってみましょう。
人を動かし、集団の力を最大化したリーダーシップは、どの業界でも必要とされる能力です。
停滞の原因をどう分析し、どんな言葉で人々の心を動かしたかという具体的なエピソードが、ESの読み手に響きます。
チームのムードを変えた挑戦は、現代のチーム型業務においてまさに求められる能力です。
自身の「弱点や固定観念」を根底から変えた経験
「挑戦したこと」の対象は、外の組織だけではありません。自分自身の内面に向き合い、固定観念を打ち破った経験もES「挑戦したこと」として高く評価されます。
「自分には無理」と思い込んでいた分野にあえて飛び込み、その限界を超えた経験は、入社後も環境に関係なく成長し続けられる人材の証明です。
人前で話すのが苦手だったのにプレゼン大会のリーダーを買って出た、内向的だったのに営業インターンに挑んだ——そうした内側への挑戦が当てはまります。
固定観念を壊し、新しい自分にアップデートしようとした姿勢は、成長意欲の高さとしてESに刻まれます。
自分の弱さとどう向き合い、どんなステップで変化を遂げたかという自己研鑽のプロセスを丁寧に言語化しましょう。
過去の自分を越えようとした内面の挑戦は、新しい環境への適応力やリスキリング意欲の高さを示す強いエビデンスになります。
【ES 挑戦したこと】書けるエピソードの見つけ方3ステップ
「ES「挑戦したこと」に何を書けばいいかわからない」——これは多くの就活生が抱える悩みです。
企業は経験の大小よりも、あなたがどんな環境でどんな意図を持って行動したかを重視します。
だからこそ、まずは過去の経験を幅広く棚卸しして、「主体的に動いた場面」を丁寧に掘り起こすことが先決です。
その上で志望企業の求める人物像と照らし合わせることで、どんな経験でも説得力あるESの「挑戦したこと」に変えられます。
以下の3ステップで進めてみましょう。
大学生活の経験をジャンル別に整理する
まず、大学生活の中で「頑張った」「工夫した」「悩んだ」と思える経験をすべて書き出してみましょう。
部活・アルバイト・ゼミ・ボランティア・インターン・趣味——ジャンルは問いません。ES「挑戦したこと」のネタになるかどうかは、後で考えれば十分です。
重要なのは成果の大小ではなく、自分が主体的に考えて動いた瞬間があるかどうかです。
まず量を出し切ることで、自分の行動パターンや価値観の傾向が見えてきます。
一覧化したら「挑戦した背景」「どんな壁があったか」「どう乗り越えたか」を整理すると、ESで語るべきエピソードの核が明確になります。
この棚卸し作業が、平凡な「出来事」を意味ある「挑戦」へと変えるESライティングの第一歩です。
「3つの挑戦タイプ」に当てはめてみる(高い目標/苦手克服/未知の領域)
書き出した経験を「高い目標への挑戦」「苦手分野の克服」「未知の領域への挑戦」という3タイプに分類してみましょう。
タイプが決まることでESの文章に方向性と一貫性が生まれ、採用担当者に伝わりやすくなります。
一つの経験が複数のタイプに該当することもありますが、どの切り口が最も自分らしく伝わるかを基準に選びましょう。
たとえばアルバイトでの売上改善は「高い目標」にも「苦手克服」にもなり得ます。語る角度を決めると、挑戦の意図が鮮明になります。
タイプを決めてから書くことで、単なる経験談ではなく「目的と意志のある挑戦」としてESに表現できます。
この分類が、あなたの強みをESで最も効果的に伝える土台になります。
企業の求める人物像に結び付ける
エピソードが固まったら、志望企業の求める人物像や価値観と結び付けて整理しましょう。
同じ経験でも、課題解決を重視する企業には「問題を分析し解決策を立案した力」を、チームワークを重視する企業には「周囲を巻き込みながら目標を達成した力」を前面に出すと刺さります。
企業理念や業界特性を踏まえてESを書くことで、あなたの経験が「入社後も再現できる強み」として受け取られます。
企業ごとに表現を微調整するひと手間が、ES「挑戦したこと」を採用担当者に「この人と一緒に働きたい」と思わせる説得力ある物語に変えます。
【ES 挑戦したこと】人事に響く書き方・構成(PREP法)
ES「挑戦したこと」の内容がどれだけ良くても、構成が乱れていると魅力が伝わりません。読み手の人事に一瞬で理解させる構成で書くことが合否を分けます。
そこで活用したいのが、PREP法(Point・Reason・Example・Point)です。
PREP法を使うことで、ES「挑戦したこと」の意図・過程・学びを論理的かつ簡潔に伝えることができ、採用担当者に一貫した印象を残せます。
以下の4ステップで、実際の書き方を確認しましょう。
PREP法とは、「Point(結論)→ Reason(理由)→ Example(具体例)→ Point(再主張)」の順で伝えるフレームワークです。
ES「挑戦したこと」にPREP法を使うと、文章に論理性と説得力が生まれ、限られた文字数の中でも伝えたいことを明確に表現できます。
採用担当者は多くのESを短時間で読みます。冒頭で結論を伝えることが、印象に残る第一歩です。
理由と具体例を加えることで内容に深みが出て、最後の再主張で読み手の記憶にしっかりと残ります。
PREP法はESだけでなく、面接・グループディスカッション・プレゼンでも使える汎用的なスキルです。
次の4ステップで、PREP法を使ったES「挑戦したこと」の具体的な書き方を見ていきましょう。
① 結論:私が挑戦したことは〇〇です
ES「挑戦したこと」は、冒頭の一文で結論を示すことが鉄則です。
「私が挑戦したことは〇〇です」と宣言することで、採用担当者はテーマを瞬時に把握でき、その後の文章が格段に読みやすくなります。
この一文では、単に何をしたかを述べるだけでなく、なぜそれに取り組んだのかという目的意識も一言で添えると深みが出ます。
「アルバイトで売上改善に挑戦しました」より「顧客満足度の向上を目的に、売上改善の仕組みづくりに挑戦しました」の方が、ES全体への期待感が高まります。
「目的+挑戦内容」を一文で示すだけで、ES「挑戦したこと」の説得力は格段に上がります。
② 経緯・動機:なぜ、それを「挑戦」だと感じたのか
次に、なぜその経験をあなたが「挑戦」と感じたのかを説明します。
ここはあなたの価値観・行動原理・思考の背景が最も表れるパートです。
「苦手なことにあえて踏み込んだ」「反対意見がある中で動いた」「誰もやらなかったことを始めた」など、あなたにとってハードルだった理由を具体的に描きましょう。
動機が明確になるほど、採用担当者はあなたの人間性に共感しやすくなります。
挑戦の背景をしっかり語ることで、ES「挑戦したこと」全体のトーンが定まり、読み手を引き込む力が生まれます。
③ 困難と工夫:課題に対して、どう考え行動したか
ES「挑戦したこと」の核心はここです。直面した壁と、それに対してどう考え行動したかを具体的に書きましょう。
採用担当者が見たいのは、結果よりも困難な局面での思考力・行動力・粘り強さです。
「何が問題だったか」「原因をどう分析したか」「どんな工夫をしたか」の3点を論理的に整理して書くと、プロセスが明確に伝わります。
「ただ頑張った」ではなく「こう考えて、この方法を選んだ」という主体的な判断を描くことで、あなたの思考の深さが際立ちます。
ES「挑戦したこと」でここを具体的に書ける学生は、採用担当者に強い印象を残すことができます。
④ 結果と学び:経験から何を得て、どう活かすか
最後に、挑戦の結果とそこから得た学びを述べて締めましょう。
結果が成功でも失敗でも評価には影響しません。大切なのは「何を学び、今後どう活かすか」という視点です。
「挑戦して諦めない力を実感した」「チームワークの本質を学んだ」など、学びを具体的な言葉で表現してください。
さらに「入社後はこの経験を〇〇に活かしたい」と結ぶと、ビジネスへの再現性が伝わり、ES「挑戦したこと」の評価が大きく上がります。
「この経験を糧に、さらに困難な挑戦を続けたい」という前向きな締めくくりが、採用担当者に好印象を与えます。
【ES 挑戦したこと】業界別の評価ポイントと書き方
ES「挑戦したこと」の設問は、業界によって評価されるポイントが大きく異なります。
ここでは、大手企業で実際に出題された設問をもとに、業界別のES「挑戦したこと」の書き方と評価ポイントを解説します。
志望業界の設問ニュアンスを理解し、何が求められているかを把握した上でESを書くことで、選考通過率は大きく変わります。
また、業界を問わず共通して評価される観点もあるので、まずはこちらを押さえましょう。
共通の評価ポイント
| 評価観点 | 説明 |
|---|---|
| 課題設定力 | 「何に挑戦したか」が具体的かつ他人に伝わるように整理されているか。 |
| 主体性 | 他人に言われたのではなく、自分の意思で課題に取り組んでいるか。 |
| 工夫・改善力 | ただ行動するだけでなく、課題に対して自ら工夫・改善を試みているか。 |
| 再現性(伸び代) | 社会人になっても同じように課題に向き合い、成長できそうか。 |
コンサル
例:アクセンチュア、デロイト、野村総合研究所
- 論理性(課題の把握と行動の整合性)
- 実行力・改善力(PDCA回せているか)
- チームワークと責任感
コンサル業界のES「挑戦したこと」では、困難をどう乗り越えたかというプロセスが最も重視されます。
単に結果を出した経験ではなく、どのように課題を発見し、仮説を立て、実行し、改善していったかという一連の思考プロセスが評価の核心です。
さらに、変化に柔軟に対応できるか、自ら情報を収集し状況を打開する主体性も問われます。
チームでの立ち位置や周囲との協働性も重要視され、個人プレーよりも「組織を動かした」経験が好印象です。
したがって、ES「挑戦したこと」では「何をやったか」よりも「なぜそれに挑戦したのか」「どう考えて動いたのか」のロジカルな説明ができることが求められます。
総合商社
例:三菱商事、伊藤忠商事、住友商事
- 大きなスケールの経験(部活・留学・組織運営など)
- 困難の本質理解とタフネスリーダーシップ or 全体最適視点
総合商社では、ES「挑戦したこと」に「スケール感」と「影響力」が求められます。大規模なステークホルダーを巻き込むビジネスを展開するだけに、組織を動かした経験が重視されます。
単なる成果報告ではなく、自らがどのように組織や周囲を巻き込み、困難な局面を打開していったのかが重視されます。
学生団体、留学、長期インターン、体育会活動など、長期かつ複雑な目標に挑戦した経験が評価されやすく、「挫折→学び→工夫→再挑戦」といった成長の軌跡が見えるエピソードが好まれます。
また、目標達成のために行動を選択し、リーダーシップや統率力を発揮した経験は特に高評価につながります。
広告・マスコミ
例:電通、博報堂、NHK
- 独自性と企画性(自分ならではの視点があるか)
- 表現力と熱意物事への没頭経験(本気度)
広告・マスコミ業界のESでは、「誰かの心を動かすこと」に挑んだ経験が評価されます。
重視されるのは成果や数字よりも「想い」と「独自の視点」。自ら何を感じ、どう行動し、どんな工夫をしたかというストーリー性が評価の軸です。
人と違う視点で課題を見つけ、表現・発信した経験や、情熱を持って取り組んだ活動は評価されやすい傾向があります。
イベント企画、映像制作、SNS運用など、何かを「つくり・伝え・広めた」経験が説得力を持ちます。
感性や表現力に加え、「共感を得る力」や「継続的な熱量」もES「挑戦したこと」の評価に影響します。
IT・インフラ
例:NTTデータ、楽天、富士通
- 論理性(課題の把握と行動の整合性)
- 実行力・改善力(PDCA回せているか)
- チームワークと責任感
IT・インフラ業界では、「論理的な問題解決」と「地道な改善の積み重ね」がES「挑戦したこと」で評価されます。
計画性と論理性をもって行動し、途中の課題にも柔軟に対応したかどうかが見られます。
技術系の経験でなくても、サークルやバイトでの業務改善・イベント効率化など、工夫を重ねた経験が評価対象になります。
「なぜ改善が必要だったか」「どうアプローチしたか」を明確に説明し、PDCAが回っているかを示すことが重要です。
メーカー
例:トヨタ、味の素、パナソニック
- 継続力・粘り強さ
- 課題解決力と工夫
- 組織の中での役割理解
メーカー業界のES「挑戦したこと」では、「粘り強さ」と「試行錯誤の過程」が最も評価されます。
ものづくりの現場は一度で成果が出ることは少なく、繰り返しトライ&エラーを続ける力が求められるため、短期間の成功体験よりも継続的な努力が見える経験が刺さります。
研究・部活・地域活動などで時間をかけて課題に向き合い、小さな改善を積み重ねた経験が高評価につながります。
周囲との連携や組織内での自分の役割への理解を示せると、実際の職場に置き換えやすくなり、評価が上がります。
金融
例:三菱UFJ銀行、東京海上日動、野村證券
- 数値目標に向けた粘り強さ
- 顧客志向・誠実さ
- プレッシャー耐性と責任感
金融業界では、「目標への執着心」と「誠実さに裏打ちされた行動」がES「挑戦したこと」で求められます。
厳格なルールとノルマのある業界だからこそ、「目標をどう設定し、どう達成に近づいたか」を明確に語れることが重要です。
数字へのこだわり、プレッシャーの中での粘り強い努力は特に評価されます。
営業目標の達成、部活のレギュラー争い、資格取得など、明確なゴールに向けて継続的に努力したエピソードを選びましょう。
組織や相手に信頼されるための行動・姿勢を示せると、ES「挑戦したこと」の説得力がさらに増します。
【ES 挑戦したこと】参考例文集(大手企業別)
ここでは、大手企業のESで実際に出題された「挑戦したこと」に関する質問をもとに、内定レベルの参考例文を紹介します。
企業ごとに求められる「挑戦」の定義や評価の視点が異なるため、各例文がどのポイントを押さえているかに注目しながら読んでください。
自分の経験を当てはめる際は、構成・表現の流れを参考にしながら、あなた自身の挑戦ストーリーに置き換えてみましょう。
ES「挑戦したこと」の例文を「型」として活用することが、高品質なエントリーシートへの近道です。
三菱商事①
大学の学園祭実行委員として、前年比2倍となる来場者数1万人という目標を掲げ挑戦しました。
SNS広報を中心に活動していましたが、学生以外の層への認知不足で集客は伸び悩んでいました。
地域住民の参加が鍵と考え、商店街との協働イベントを企画しました。
反対意見もある中で、顧客層データや地域イベントの参加者推移を元に説得を続け、協賛を獲得しました。
スタンプラリー企画を実施し、当日は1万2千人が来場。
地域全体を巻き込む成功につながりました。
困難な状況でも分析と周囲を巻き込む行動が成果を生むと実感しました。
三菱商事②
ゼミの企業研究プロジェクトでチームを率い、発表会で最優秀賞を獲得した経験です。
当初は意見が発散し、議論の方向性が定まりませんでした。
私はまず個別面談でメンバーの考えや得意分野をヒアリングしました。
目的と手段を整理し、全員の認識を統一しました。
Trelloやクラウド共有を導入し作業効率も大幅に改善。
進捗共有会では相互評価を行い責任感を引き出しました。
結果、論理的で説得力ある発表として最優秀賞を受賞しました。
三井物産
1年間の英国留学中、多国籍チームのリーダーとしてプロジェクトを成功させた経験です。
議論の進め方や価値観の違いにより衝突が頻発し、プロジェクトは停滞しました。
私はまず個々の文化的背景を理解するため1対1の対話を重ねました。
文化紹介会を企画し相互理解を深めた上で、強みに応じた役割分担を提案しました。
最終発表では多様な視点を融合した提案として最高評価を獲得しました。
異文化環境でのリーダーシップと協働の重要性を学びました。
伊藤忠商事
大学バスケットボールサークルのキャプテンとして、大会初優勝に導いた経験です。
当初は連携不足や意欲低下が課題でした。
私は「勝つ喜びを共有したい」という情熱から練習体系の改革を行いました。
試合動画の分析から戦術と練習を紐付け、早朝トレーニングも率先して実施しました。
次第にメンバーも主体的に取り組み、創部以来初の優勝を達成しました。
情熱と率先垂範がチームを動かすと確信した経験です。
アクセンチュア
飲食店のアルバイト時代、コロナ禍で売上が半減した店舗の再建に挑戦しました。
過去データ分析から、常連客の来店頻度減が根本原因と特定しました。
LINE公式アカウントを活用したクーポン施策を提案しましたが、当初は抵抗もありました。
売上回復シミュレーションを提示し粘り強く説得し導入を実現。
運用後は効果測定と改善を継続し、リピーター率は30%→55%に上昇しました。
データ分析と周囲を巻き込む力を学んだ経験です。
野村総合研究所(NRI)
市場分析プロジェクトで、100人規模のアンケート調査を企画・実行した経験です。
仮説を裏付ける公開データがなく議論は停滞していました。
私は一次データ収集が必要と判断し、調査を提案しました。
設問設計からフォーム作成、SNS募集、統計分析まで主体的に行いました。
得られたデータで仮説を深く再検証し、実務的価値が高いと評価されました。
課題発見と行動の重要性を学びました。
トヨタ自動車
半年でTOEICを300点伸ばし800点を達成した経験です。
英語が苦手でしたが、キャリアのため必要と痛感し挑戦を決意しました。
自己分析でリスニングが弱点と特定し、毎日シャドーイングを行いました。
聞き取れない箇所を分析し改善を継続しました。
友人とオンライン勉強会を開き互いに励まし合いました。
最終的に820点を取得し、分析と継続の重要性を学びました。
サントリーホールディングス
コロナ禍で前例のない「完全オンライン文化祭」を成功させた経験です。
中止ムードの中、「学生生活の思い出を守りたい」という思いでオンライン開催を提案しました。
配信機材や著作権、企画設計など課題が山積みでした。
専門チームを組織し進捗管理を徹底しました。
当日の回線トラブルにも代替プランで対応し全企画を完遂しました。
満足度90%以上を達成し、挑戦を恐れない実行力を学びました。
味の素
陸上部で大怪我を乗り越え自己ベストを更新した経験です。
肉離れにより長期離脱し精神的にも大きく落ち込みました。
それでも基礎トレーニングを地道に継続しました。
復帰後はフォーム分析アプリを活用して課題を特定し修正しました。
仲間の支えもあり、復帰戦で自己ベストを0.4秒更新しました。
逆境でも諦めず努力する粘り強さを得ました。
東京海上日動火災保険
ボランティア団体で清掃イベントの再建を主導した経験です。
マンネリ化し参加者が減少していました。
私は地域との連携不足が課題と考え、関係強化を提案しました。
中学校や自治会に協力を依頼し地域一体の体制を築きました。
意見衝突もありましたが、共通目的を粘り強く伝え続けました。
当日は前年の2倍以上の参加者が集まり成功を収めました。
リクルート
飲食店のアルバイトで、学生スタッフの離職率改善に取り組んだ経験です。
新人が孤立しやすい点が定着率低下の根本原因と特定しました。
教育体制が属人化している実態をヒアリングで把握しました。
チェックリスト型OJT制度と新人マニュアルを提案しました。
メンター制度も導入し心理的支援体制を構築しました。
結果、3ヶ月以内の離職率が半減しチームワークも向上しました。
【ES 挑戦したこと】文字数別例文(200字・400字・600字)
エントリーシートの「挑戦したこと」は、企業によって指定文字数が異なります。
200字で簡潔にまとめるパターンもあれば、600字で詳述するパターンもあります。どの文字数でも、「結論→経緯→工夫→学び」の流れは変わりません。
以下では、同じエピソードを文字数別に書き分けたES「挑戦したこと」の例文を紹介します。
各字数で「何を残し、何を削るか」の感覚をつかみ、自分の挑戦エピソードに応用しましょう。
400字
私は大学1年から続けているカフェのアルバイトで、ピーク時の提供遅れを改善するために体制改革に挑戦しました。
当時は案内担当が厨房の進捗を把握せずに入店案内を続けることで、20分以上の遅延やミスが発生していました。
私は原因を「現場間の情報共有不足」と分析し、ホールと厨房の連携方法を見直すことを提案。
具体的には、案内時に厨房の状況を確認し、混雑時は案内間隔を調整するルールを導入しました。
最初は「回転率が下がる」と反対もありましたが、自ら率先して実行し、結果として提供時間を平均4分短縮。
この経験を通して、課題を可視化し、現場を巻き込みながら改善を進める力を身につけました。
600字
私は大学1年から続けているカフェのアルバイトで、週末の提供遅れを改善するために業務体制を改革した経験があります。
当時は、ホールが厨房の状況を把握せずに案内を進めてしまうことで、ピーク時には20分以上の提供遅延やミスが多発していました。
私はその原因を「情報共有不足」にあると分析し、ホールと厨房の連携を強化する仕組みづくりに挑戦しました。
具体的には、案内前に厨房の提供状況を確認するルールを設け、混雑度に応じて案内間隔を調整する運用を導入。
また、スタッフ間で進捗を共有できる簡易ボードを設置し、状況を可視化することで連携ミスを防ぎました。
当初は「回転率が下がる」との懸念もありましたが、実際に運用してみると提供スピードが安定し、ミスも減少。
結果、ピーク時の提供時間は平均4分短縮され、顧客満足度アンケートでも高評価を得ました。
この経験から、課題を数値で捉え、現場全体を巻き込みながら改善策を形にする実行力の重要性を学びました。
今後も現状に満足せず、自ら課題を発見し、行動で変化を生み出せる人材を目指していきます。
200字
私はカフェのアルバイトで、ピーク時の提供遅れを改善する体制づくりに挑戦しました。
ホールが厨房の進捗を把握できず案内を進めていたことが原因だったため、状況に応じて案内間隔を調整する運用を提案しました。
反対意見もありましたが、自ら実践して効果を可視化した結果、提供時間を平均4分短縮。
この経験を通じて、課題を分析し、周囲を巻き込みながら改善を実現する行動力を身につけました。
【ES 挑戦したこと】避けるべきNG例文と改善ポイント
ES「挑戦したこと」では、どれだけ良い経験を持っていても、書き方を誤ると評価を下げてしまうことがあります。
特に多いのが「抽象的すぎる」「協調性が感じられない」「成果の自慢になっている」という3つのパターンです。
いずれも「読み手があなたの姿をリアルにイメージできない」という共通の問題を抱えています。
以下のNG例文と改善ポイントを確認し、同じ失敗を避けましょう。
書き方を変えるだけで、同じ経験でも採用担当者への刺さり方が大きく変わります。
①具体性がなく抽象的な例文
私は、大学生活の中で多くの挑戦を経験しました。
困難な状況でも諦めずに取り組む姿勢を大切にし、常に前向きに努力を続けてきました。
特に、グループ活動やアルバイトでは、チームの一員として目標達成に貢献できるよう意識して行動しました。
失敗もありましたが、そこから多くの学びを得て、どんな環境でも柔軟に対応できる力を身につけたと思います。
私は、挑戦を通して人とのつながりの大切さを学び、困難を乗り越える粘り強さを得ることができました。
今後もこの経験を活かし、社会人として成長していきたいと考えています。
②協調性がなく自己中心的な例文
私は、ゼミ活動で自分の意見を貫き通した経験があります。
研究テーマを決める際に、他のメンバーは賛成しませんでしたが、私の案が最も効果的であると考え、強く主張しました。
最終的には私の提案が採用され、結果的に良い成果を得ることができました。
この経験から、どんな状況でも自分の意見を曲げず、信念を持って行動することの大切さを学びました。
グループワークや議論では周囲の意見に流されず、自分の考えを貫く姿勢を常に意識しています。
私は、リーダーとして自分の意見を正しいと信じて最後までやり抜くことが挑戦の本質だと思っています。
就活コンサルタント木下より

この例文の問題点は、「協調性の欠如」が強く伝わってしまう点です。
挑戦した内容自体は悪くありませんが、他者の意見を尊重せずに自分の主張を通しただけでは、組織で働く資質が疑われます。
改善するには、「他者の意見も踏まえたうえで、自分の考えを論理的に説明し、納得してもらった」といった協働の姿勢を入れることが大切です。
また、「最終的にメンバーの協力で成果が出た」と結ぶことで、チーム意識のある人物として印象を良くできます。
「主張の強さ」ではなく「柔軟なリーダーシップ」を意識した表現に変えましょう。
③成果の自慢話になっている例文
私は、アルバイト先で売上を前年比150%まで伸ばすことに成功しました。
自分の提案したキャンペーンが採用され、実施初月から売上が大幅に上がりました。
社員からも高く評価され、表彰も受けました。
その後も、自分のアイデアを次々に実践し、店舗の中心的な存在として活躍しました。
私はどんな環境でも結果を出す自信があります。
挑戦を通じて、行動力と実行力を証明することができたと思います。
どの職場においても同様に成果を出せると確信しています。
就活コンサルタント木下より

この例文の問題は、「成果」に偏りすぎて過程や周囲との関わりが見えない点です。
数字や表彰を強調しすぎると、自慢話のような印象を与えやすくなります。
改善のポイントは、「なぜその成果を出せたのか」「どう工夫したのか」を中心に据えることです。
また、「チームと連携しながら改善を進めた」「顧客の声を反映して提案した」など、周囲との協働を描くことで謙虚さと実行力が両立します。
成果は最後に“結果としてついてきた”とする構成に変えると、より好印象な挑戦エピソードになります。
【ES 挑戦したこと】よく聞かれる質問
「人生で一番挑戦したこと」は、エントリーシートや面接で頻出の質問です。
企業はこの質問を通じて、あなたがどんな価値観で行動し、困難にどう向き合ってきたかを見極めようとしています。
ES「挑戦したこと」では、挑戦の内容だけでなく、動機・工夫・学びを一本の線で語ることが求められます。
ここでは、就活の場でよく問われる質問とその答え方のポイントを紹介します。
これまで最も挑戦したことは何ですか?
この問いではあなた自身が直面した課題に対してどのように取り組み乗り越えたのかを聞きたい質問になっています。
大学のグループプロジェクトで、チーム内の意見がまとまらず、進行が遅れていたことがありました。私は積極的に意見を聞き、全員が意見を出しやすい環境を作るように心がけました。具体的には、定期的にミーティングを開き、進行状況を共有し、メンバーそれぞれが責任を持つような役割分担を行いました。その結果、プロジェクトは予定通りに進み、チーム全体が協力して成果を出すことができました。この経験から、コミュニケーションとリーダーシップの重要性を学びました。
困難な直面に直面した時に都のように対処し乗り越えましたか?
この問いでは問題解決能力やトラブルでの冷静な対処スキルを知りたい問いとなっています。
アルバイトで予期しないトラブルが発生し、急遽業務の改善を求められる場面がありました。スタッフが足りない中で、通常業務をこなすだけでなく、新たな対応方法を考えなければならなかったため、冷静に業務を優先順位ごとに整理し、最も重要な問題から解決策を講じました。また、上司と相談しながら、チーム全員で協力して進めるよう呼びかけました。その結果、トラブルは早期に解決し、業務が円滑に進むようになりました。この経験を通じて、問題解決能力とチームワークの重要性を学びました。
自分が挑戦したことで、予想以上の成果を出せた経験はありますか?
この問いでは、あなたの努力や工夫が知りたい問いとなっています。
大学のサークルで、年度末のイベントを担当した際、当初は予算が限られており、集客に不安がありました。そこで、SNSを活用してイベントの魅力を伝えたり、スポンサーを募ったりすることを提案しました。SNSでの積極的な告知や、イベントの内容をより魅力的にアピールした結果、予想以上の来場者数を達成しました。この経験を通じて、限られた資源でも工夫次第で大きな成果を上げられることを実感しました
【ES 挑戦したこと】書く際の3つの注意点
ES「挑戦したこと」では、経験の質だけでなく、伝え方・姿勢・表現にも注意が必要です。
誇張した表現や他責的な言葉が入ると、信頼性や人間性に疑問を持たれてしまうリスクがあります。
また、専門用語の多用も採用担当者の理解を妨げ、印象を薄める原因になります。
企業はES「挑戦したこと」の派手さよりも、その経験から何を学び、どう行動したかを重視します。
以下の3点を意識するだけで、ESの信頼性と説得力が格段に上がります。
嘘や誇張をしない
ES「挑戦したこと」で最も避けるべきことの一つが、実際よりも大きく見せようとした誇張表現です。
面接で深掘りされた際に矛盾が生じると、信頼を一気に失うことになります。
採用担当者が見ているのは成果の大きさではなく、課題をどう分析し、どのように行動したかというプロセスです。
「小さくても自分なりに工夫した」「失敗したが乗り越えた」という誠実なエピソードの方が、長期的な信頼を生みます。
数字・役職・成果は面接で具体的に話せる範囲に留め、等身大の挑戦を語りましょう。
等身大の経験こそが、あなたの成長と信頼を最も伝える武器になります。
他責や環境のせいにはしない
ES「挑戦したこと」で「周囲が協力してくれなかった」「環境が悪かった」といった他責的な表現は厳禁です。
企業は困難に直面したときの姿勢を見ています。外部のせいにする言葉が入ると、主体性と前向きさに欠ける印象を与えます。
どんな状況でも「その中で自分にできることを探した」「改善するために工夫した」という視点で書きましょう。
逆境を自分ごととして引き受ける姿勢が、採用担当者の信頼を勝ち取るポイントです。
ES「挑戦したこと」とは、逆境の中でどう考え、どう動いたかを示す場面です。
困難を自分ごととして考える姿勢が、採用担当者の信頼を得る最大のポイントです。
専門用語は避ける
研究・サークル・インターンなど、専門的な活動を題材にする際は、専門用語の使いすぎに注意しましょう。
技術用語を並べると「難しいことをしている」と思われそうですが、読み手に伝わらなければ魅力は半減します。
採用担当者がその分野の専門家とは限りません。「誰が読んでも理解できるか」を基準に表現を選びましょう。
「Pythonで自動化」→「プログラムを使って作業を自動化し、業務効率を上げた」のように言い換えるだけで伝わり方が変わります。
ES「挑戦したこと」は知識を誇示する場ではなく、あなたの思考力と伝達力を評価する場だと意識しましょう。
【ES 挑戦したこと】まとめ
ES「挑戦したこと」の本質は、エピソードの華やかさではなく、あなたが「何を変えようとしたか」という意志と行動の質にあります。
慣習を打ち破り、停滞した組織を動かし、自分自身の固定観念を壊そうとした——そのすべてのプロセスが、あなたの価値を証明するエントリーシートになります。
大切なのは結果の大きさではなく、なぜ変化が必要だと考え、どのように周囲を巻き込んで動いたかを誠実に伝えることです。
本記事で紹介した書き方・構成・例文を活用することで、あなたの経験は「組織を変える力を持つ人材」の証拠として正当に評価されます。
自信を持って自分の過去を振り返り、「今の自分だからこそ語れる挑戦の物語」を、ESにぶつけてください。
現状に甘んじず、一歩を踏み出したあなたの挑戦が、志望企業の内定へと繋がることを心から応援しています。
就活コンサルタント木下より
この例文の問題は、「何に挑戦したのか」「どんな困難があったのか」が曖昧な点です。
挑戦のテーマが抽象的すぎるため、採用担当者は状況をイメージできません。
改善するには、「目的・行動・結果」を明確にすることが重要です。
たとえば「アルバイトで来店数減少を改善した」「ゼミ発表で代表として運営を担った」など、具体的な行動を中心に書くことで説得力が増します。
また、「努力した」「成長した」といった抽象的な表現は、数字や成果を交えて具体化すると評価が上がります。
読み手に「あなたがどんな行動を取ったのか」を一文で伝える意識を持ちましょう。