HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
建物の造形や構造を見るのが好きで、「建築業界に興味を持っているけど、向いていなかったらどうしよう」と不安を感じていませんか?
そして、インターンシップに参加し自分に向いているかを確認したいと考えているのではないでしょうか。
その際必要になってくるのがエントリーシートで、その中でも難しいと感じる学生が多いのが「志望動機」です。
この記事では「建築業界と建設業界は違う」ことや「建築業界について」「建築業界の職種について」などの業界研究をした後、「建築業界に向いている人」「建築業界のインターンシップ」「インターンシップに参加する前に準備すること」などを説明します。
それに加えて「本選考とインターンシップの志望動機の違い」や「志望動機を書く際のコツ」「志望動機の書き方」を順番に説明し、最後に「志望動機例文のご紹介」をします。
【建築インターンシップ志望動機】建築業界と建設業界は違う
まず初めに業界研究として、「建築業界と建設業界は違う」ということから説明していきます。
よく頭の中でごちゃごちゃになり、どっちも同じと認識している学生も多くいますが、建築業界は建設業界の一種であるということを覚えておいて下さい。
その大前提を踏まえてそれぞれを詳しく説明していきますと、建設業界とは家屋やビルだけではなく、道路やダムなどの公共施設を含む構造物を作る業界のことを言います。
そして建築業界とはその建設業界の一種であり、主に家屋やマンションなどの建物の建設に関わる業界であり、そこでは建設に関わる技術や技法を持った人などが働いています。
建築業界で働く上では、建物で暮らす人や働く人のことを考え建設を行い、安心してすごせる環境を構築することが求められます。
【建築インターンシップ志望動機】建築業界について
建設業界と建築業界の違いが分かったところで、次は「建築業界について」深掘りしていきましょう。
ここでは建築業界の「現状」を説明した後に、「将来性」と建築業界の「特徴」を順番に説明していきます。
業界についての知識を深めることは、より良い志望動機に欠かすことのできない要素の一つです。
しっかりと内容を理解するようにして下さいね。
現状
最初に建築業界の「現状」について説明していきます。
建築業界はかなり景気に左右されやすい業界で、新型コロナウイルスの影響を少なからず受けてしまい、状態は決して良いと言えません。
その理由は、家屋やマンション、商業ビルなどを建てる際には大きな資金が必要になりますが、新型コロナウイルスのせいでどこも不景気で、資金を設備投資に回す余裕がないためです。
それに加え、かつて「キツイ」「汚い」「危険」の3Kと呼ばれていた影響もあり、若者の建設業界離れが近年顕著に現れており、人手不足が深刻化しています。
そのため、1人における仕事量が多くなってしまい、そのことがかなり問題視されています。
現状、建設業界は多くの課題を抱えており、若い世代の担い手を確保することや、労働環境の改善が大きな課題となっています。
将来性
建築業界の厳しい現状とは裏腹に、建築業界の「将来性」は明るい兆しが見えてきています。
その中でも特に顕著なのが労働環境の改善です。
建築業界では古い時代のやり方から脱却するべくDX化が進んでおり、図面の管理や施工管理をスマートフォンやPC、タブレットで行うことで業務の共有がしやすくなり、作業スピードが向上しています。
それに加え、建築現場以外の仕事をテレワークや在宅勤務に切り替えることで、労働環境の改善や円滑な教務体制を整える仕組みが整備されつつあります。
また、建設の需要というのは基本的になくなることがないため、安定した将来性のある仕事であると言えます。
新しいビルなどの建設がなくても、建物の老朽化対策や復興建設など、建設業が必要になる建築は多いため、将来的に仕事がなくなるという事は考えにくい業界です。
特徴
最後に建築業界の「特徴」を説明していきます。
建築業界の特徴としては、他社との協力が必要不可欠であるため、下請け構造であることが多いことが挙げられます。
そのため、自社で請け負った建築の案件であっても、見えない部分で作業が行われていることが多く、建物が完成するまで関わらない企業もあります。
そのため、「建物が完成するまで見届けるぞ!」と意気込んで建築業界に飛び込む場合は、勤める企業がどこまで建物に関わる仕事をしているのかを確認しておく必要があります。
もう一つの特徴としては、比較的収入が高いことが挙げられます。
建築業界は、収入が低くて労働時間が長いといったイメージを持たれがちですが、実際はそんなことはなく、実は他の業界よりも平均収入は高くなっています。
将来的には職場の労働環境も良く、高収入の業界と言われる可能性が大いにある業界と言えるでしょう。
【建築インターンシップ志望動機】建築業界の職種について
建築業界の現状や将来性、特徴などが分かったところで、より深い業界研究として「建築業界の職種について」見ていきましょう。
ここでは代表的な「施工管理職」「設計」「営業」の3つの職種を順番に詳しく説明していきます。
志望動機を組み立てる際に、この職種についての知識は必須になるので、あなた自身にはどの職種が向いているかを考えながら、確認するように意識するとより理解が深まりますよ。
施工管理職
まずは建築業界で一番イメージがしやすい「施工管理職」の説明をしていきます。
この施工管理職とは、あなたも一度は耳にしたことがあると思いますが現場監督のことです。
この施工管理職になるには施工管理技士の資格を保有している必要があり、資格を保有している人が、現場の様々なことを監督として管理や改善を行うことが主な業務です。
その様々なことには、建築工事全体のスケジュール管理から建物の品質管理、建築現場で働く従業員の安全管理まで含まれており、その業務内容は幅広く難しい職種であることは間違いありません。
設計
次に説明するのは「設計」の業務内容です。
設計とはその名の通り、設計図の作成や施主のオーダー内容から建物の外観や構造などをイメージし、それを図面に書くことが主な業務内容になります。
自分が描いた設計図や図面の通りに建物が完成した時の感動は、何にも変えられない感情になること間違いなしの、まさに建築業界の花形仕事と言えるでしょう。
その設計には「意匠設計」「設備設計」「構造設計」という3種類の設計に分けることができます。
意匠設計とは外観の設計を担当するので、高いデザイン能力やトレンドに対する知識などが求められます。
設備設計は電気や水道、ガスなどのライフラインを建物に住む人や、そこで働く人が使いやすいように設計するので、思いやりや使う人の立場で考える能力が必要になります。
構造設計は建物の耐震構造など、安全に建物で生活や仕事ができるようにするための設計で、正しい知識や経験が求められます。
営業
建築業界で「営業」とは少しイメージがしにくいかと思います。
しかし建築業界にも営業という職種はあり、主に民間営業と官庁営業の2つに分類されることが多いです。
民間営業とは、広い土地を保有している個人や一般企業に対して、「マンションや商業施設などの建物を設計計画しませんか?」と提案することが主な業務内容です。
土地を有効活用し収益に繋がるような具体案を提示することで、そこに新たな建物を建て、それを自社で請け負い売上に繋げるということです。
一方官庁営業とは、公共工事を受注するための営業になり、ダムや道路などがその代表例となります。
こうした公共工事は入札にて仕事が発注されるため、業界内の同業他社の情報や入札に出される仕事内容などに対して、常にアンテナを張っておく必要があります。
【建築インターンシップ志望動機】建築業に向いている人
建築業界のことが少しずつ理解できてきて、具体的な職種についてもイメージできたところで、次は「建築業に向いている人」を詳しく見ていきましょう。
ここでは特に建築業界に向いていると言われる「体力がある人」「責任感・危機管理能力がある人」「コミュニケーション能力がある人」の3パターンを深掘りして説明していきます。
今のあなたにある要素や、当てはまる点があれば自信に繋げて、どれも当てはまらなかった場合は、普段の生活から3点を意識してみることから初めてみましょう!
体力がある人
この「体力がある人」に関しては、あなたからしてもイメージ通りではないでしょうか。
建築業界では体力勝負になる場面も多く、体力があることは必須能力とも言えます。
施工管理の職種に就いた場合、建築現場で実際働くことになり、体力がないと勤まりません。
多少の無理がきくような体力と体の強さがなければ、実際の現場では働けないということが多く、体力に自信がない場合は鍛える方が良さそうです。
また、日中長時間屋外での作業を任されるため、自分の体調管理や体を動かすことが好きな人でないと仕事を長く続けることは難しいと言えます。
責任感・危機管理能力がある人
建築現場では常に危険と隣り合わせであるため、「責任感・危機管理能力がある人」でないと勤まらない仕事と言えます。
建築業界は一つのミスが大きな事故に繋がる可能性が高く、年に数回程度、建築現場でのミスから大きな事故になってしまい負傷者が出たというニュースを見かけます。
そのため、「この作業の安全性は大丈夫なのか」「周りに危険なものはないか」「本当にこの工程に進んで大丈夫なのか」と常に危機感と責任感を持ち仕事をする必要があります。
また、それを建築現場では自分だけが意識するだけではなく、施工管理職であれば責任を持ちそこで働く人全員に伝えることや、常に周りに気を張って危機管理できる人材であることが求められます。
コミュニケーション能力がある人
建築業界は社内外問わず、様々な人と関わる仕事であるため「コミュニケーション能力がある人」の方が向いていると言えます。
施工管理職であれば、建築現場で働く現場作業員の方々に作業の構成を説明する際や、設計の職種であれば、依頼主から必要な情報やニーズを聞き出す場面でコミュニケーション能力が発揮できます。
一つの伝達ミスが、構造のミス、デザインの意図が違うことなどに繋がってしまうため、建築業界では意思疎通がとても重要になってきます。
また、建築現場でコミュニケーションが円滑に取れていないと、作業工程に遅れが発生したり、本来の目的と違った作業をしてしまったりと様々な問題が発生します。
そうならないためにも、密なコミュニケーションを意識し、日々の業務に取り組む資質が必要になります。
【建築インターンシップ志望動機】建築業界のインターンシップ
建築業界の業界研究や向いている人の特徴が分かったところで、ここからは建築業界のインターンシップについて詳しくみていくことにしましょう。
まずは「建築業界のインターンシップ」の「特徴」と実施される「時期」の2つのポイントを詳しく説明していきます。
どちらもインターンシップに参加するのであれば、事前に知っておきたいポイントですので、しっかりと確認して下さいね。
特徴
建築業界のインターンシップの「特徴」としては、職種によって色々選ぶことができることです。
建築業界のインターンシップの代表的な例としては、実際の建築現場の見学や自社で建築した建物の内見、業務内容を詳しく説明してくれるセミナーへの参加などがあります。
これら様々なコースが用意されているので、どのインターンシップに参加するか悩みどころですが、コースを決める際はあなたが将来行いたい業務によって決めるようにしましょう。
例えば、施工管理職を目指すなら現場見学、設計職を希望するなら内見、営業職であればセミナーといったイメージです。
どの職種に進みたいのかは、事前に自己分析や企業研究をすることで見えてくるはずなので、事前に済ませておくようにしておくとスムーズです。
時期
建築業界のインターンシップが行われる時期は、他の業界と同じで夏季休暇中であることが多いです。
理由としては、学業に影響が出ないこと、大学が休みのためまとまった時間を確保することができることなどが挙げられます。
就職活動が始まるよりもかなり早いタイミングになるので、他の同級生が全く準備していない時期から準備をする必要があり、少し孤独に感じるかもしれません。
しかし、このインターンシップに参加することは就職活動において、かなりのアドバンテージになることは間違いないので、必ず参加できるようにしっかりと準備しておきましょう。
【建築インターンシップ志望動機】インターンシップに参加する前に準備すること
建築業界のインターンシップの特徴や時期などが理解できたところで、次は「インターンシップに参加する前に準備すること」を説明していきます。
インターンシップに参加するために選考がある企業もあり、大手企業になればその選考の難易度も当然高くなります。
そのため事前に「志望動機を明確にする」ことや「業界・企業研究をする」ことなどの、事前準備が大切になります。
この2つのポイントは非常に重要なので、しっかりとその意味を理解し取り組むようにしましょう。
志望動機を明確にする
インターンシップに参加するための選考があれば、志望動機は必ず聞かれるので「志望動機を明確にする」必要があります。
また、選考がないインターンシップであっても聞かれることがあるので、必ず準備するようにして下さい。
志望動機を明確に持っていないと人事担当者に「この学生を参加させてもな〜」「なんとなく受けにきたのかな」と思われてしまいます。
そうならないためにも、自己分析をしっかりして、建築業界に興味を持った理由、建築業界で成し遂げたい目標やそれの元になったエピソードを掘り起こしておきましょう。
ここでしっかりと自己分析をすることで、あなたの就職活動の軸が見つかる可能性もあるので、しっかりと時間をかけて行うようにして下さいね。
業界・企業研究をする
建築業界のインターンシップに参加するのであれば、最低限「業界・企業研究をする」ことは必須です。
建築業界の現状や将来性などの情報や業界内での売上順位、業界内での住み分けや企業によっての特徴などは最低限把握しておく必要があります。
また、その業界研究で気になった企業やインターンシップに参加する企業のことは、できるだけ深掘りして、具体的な事業内容や企業理念も頭に入れておくようにしましょう。
このことは、せっかくインターンシップに参加することになっても、企業のことを調べておらず、全く興味のない工程の下請け企業であったなどの時間の無駄を防ぐことにも繋がります。
業界・企業研究は企業の公式ホームページや就職活動のマイページ、就活サイトなどを活用し行うようにしましょう。
【建築インターンシップ志望動機】本選考とインターンシップの志望動機の違い
建築業界だけでなく、他の業界のインターンシップや就職活動での選考を受ける際にも必要になってくる志望動機ですが「本選考とインターンシップの志望動機の違い」を把握していかないと、上手くアピールすることができません。
この二つの最も大きな違いは、目的がインターンシップに参加することなのか入社することなのかです。
インターンシップの志望動機は、インターンシップに参加する目的を聞かれることが多く、「業界のことを知りたかった」「実際の現場を体験してみたかった」などが主な理由です。
その目的を深掘りすることで、建築業界への興味や学生の就職活動の軸が明確になり、そこから学生のポテンシャルや自社への志望度を見ています。
一方本選考では、自社とマッチする人材であるかどうかを重要視される傾向にあり、そこに加え企業研究が良くされているかも判断材料の一つになります。
【建築インターンシップ志望動機】志望動機を書く際のコツ
ここからは建築業界のインターンシップの「志望動機を書く際のコツ」を説明していきます。
このコツを知っているだけで、志望動機の内容に説得力が増し、人事担当者にアピールできる確率が高まります。
ここでは特に重要な「その企業・業界を志望した理由」「自分の強み」「入社後に成し遂げたいこと」の3つを順番に説明していきます。
どれも大切な要素になるので、しっかりと確認するようにして下さいね。
その企業・業界を志望した理由
一言で建築業界と言っても、その中には多くの大手や中小などの様々な企業や業種があります。
その中で「なぜうちの会社のインターンシップを受けたいのか」という人事担当者の疑問に的確に答える必要があります。
そのためには、受ける企業のインターンシップを受けたいと思った理由と、そもそもなぜ建築業界を目指しているのかを具体的かつ簡潔に書く必要があります。
その際、企業・業界研究をよくしていると思ってもらいやすい方法が、同業他社と比較して明確に理由を書くことです。
それぞれの企業の特徴を把握している上で、受けたいことをアピールすることで、大きなプラス評価に繋がる可能性が高まります。
自分の強み
志望動機の欄に、あなたが建築業界で貢献できることや、内面での「自分の強み」を盛り込んで書くことは、プラス評価に繋がりやすい傾向にあります。
例えば、コミュニケーション能力があるので意思疎通をスムーズにできることや、周りに気を配ることができることなどを志望動機に組み込んでいく方法です。
これをすることで、人事担当者にインターンシップで一緒に働くイメージを持ってもらいやすくすることができ、好印象を与えることができます。
しかしこの方法には注意点があり、それは自己PRの欄ではないのであまり自分の強みばかりをアピールしすぎないようにすることです。
志望動機での自分の強みのアピールは、できるだけ簡潔に書くようにしましょう。
入社後に成し遂げたいこと
志望動機にこの「入社後に成し遂げたいこと」を書くことで、インターンシップだけでなく、その先の実際に働くことへのイメージができていることをアピールすることができます。
インターンシップも長期インターンシップであれば、1ヶ月以上同じ環境下で働くことになります。
そのため、具体的な目標設定ができる程に志望度が高くないと、厳しい環境での労働に耐えることは難しいのではないかと人事担当者は考えます。
しかし、将来の目標が具体的に設定されていると「インターンシップの中で辛いことがあっても乗り越えてくれるのでは」「途中で投げ出さないだろう」と期待をしてくれます。
この期待感は同時に、一緒に働いてみたいという興味に変わるので、インターンシップの選考を通過できる可能性は一気に上がります。
何か一つでもいいので、具体的な大きな目標を志望動機でアピールするようにしましょう。
【建築インターンシップ志望動機】志望動機の書き方
建築業界のインターンシップを組み立てる上でのコツが分かったら、次はより具体的な「志望動機の書き方」について見ていきましょう。
ここでは特に重要な「始めに結論」「具体的なエピソード」「自分が将来成し遂げたいこと」の3つを順番に深掘りし詳しく説明していきます。
これらのテクニックは他の項目でも活用できますので、覚えておいて損はないはずです。
始めに結論
志望動機を書く際は「始めに結論」を書くようにしましょう。
始めに結論、つまりあなたの志望理由の軸を簡潔に書くことで、人事担当者がその後の展開を多少イメージすることができるので、頭に内容が入ってきやすくなります。
また、結論から書くことで、あなたが一番伝えたいことが明確に分かり、「この学生は結局何を伝えたかったんだろう」という現象を防ぐことができます。
志望動機は簡潔に伝える必要があり、始めに結論を書くことで文章がダラダラと長くなることを防ぐことができます。
このテクニックは自己PRやガクチカでも応用ができますので、これを期に習得できるように練習しておきましょう。
具体的なエピソード
始めに結論を書いた後は、その結論を補足するための「具体的なエピソード」を書くようにしましょう。
あなたがなぜ建築業界を志望しているのか、なぜ建築業界に興味があるのかの理由を書き、その理由を実体験に基づくエピソードで補強するイメージです。
そのエピソードを書く際に意識したいことが、できるだけ具体的に書くということです。
その際は5W1Hを意識することで、自然と具体的なエピソードを組み立てることができるはずです。
そしてそのエピソードに先ほどの、自分の強みを盛り込むことで自己PRにも繋がります。
具体的なエピソードは志望動機の信憑性を高めるための大切な要素で、人事担当者にあなたの熱意が伝わりやすくなる効果もあります。
そのため、自己分析をしっかり行い、具体的なエピソードをいくつか用意しておきましょう。
自分が将来成し遂げたいこと
志望動機の最後にはこの「自分が将来成し遂げたいこと」を書いてまとめるようにして下さい。
この将来成し遂げたいことの記載があることで、業界への志望度、深い企業研究をアピールすることができます。
また、人事担当者に将来同じ職場で働いているイメージを持ってもらいやすくなるため、インターンシップの選考でもプラス評価に繋がる傾向にあります。
それに加え、企業が目指している目標や将来のビジョンにマッチした目標を書くことで、企業にマッチしている人材であることもアピールすることができます。
そのため、志望動機には必ずこの自分が将来成し遂げたいことを書くことを忘れず、最後までしっかりとアピールできる志望動機を組み立てていきましょう!
【建築インターンシップ志望動機】志望動機例文をご紹介
ここまで建築業界の現状や将来性、向いている人の特徴や職種別の業務内容などを説明した後、インターンシップの志望動機のコツや書き方を説明していきました。
少しは理解が進み、あなたが今にでも志望動機が書きたい状態になっているのではないでしょうか?
しかし、そうは言っても簡単に書けるものではありません。
そこで最後に2つのパターンで「志望動機例文をご紹介」していきます。
そのまま使うのではなく、あなたの内容に置き換えて書くようにして下さいね。
志望動機例文1
私が貴社のインターンシップを志望した理由は、貴社の強みである地球にやさしい建物の建築設計に興味があり、もっと知りたいと思ったためです。
私は建造物に元々興味があり、大学で建築学を専攻し学んでおります。
将来的には設計士を目指したいと考えていた時に、貴社はエネルギー消費の少ない設計や自然を壊さない設計をしていることを知り、とても魅力的だと感じました。
私には大学で学んだ建築学の知識を活かし、日本の資源廃棄物を減らしたいという目標があります。
そのために貴社のインターンシップで、地球にやさしい建物の設計やデザインを学び、実際の現場の経験などもしてみたいと思うようになりました。
将来はこのインターンシップを通じて学んだことを活かし、資源廃棄物をできるだけ出さない建物の設計をし、様々な世代の人が住む家屋を建設したいと考えております。
志望動機例文2
私は貴社の「住む人も住んでいない人も安心して生活できる家に」という企業理念に共感したため、インターンシップを志望しました。
私は最先端技術に興味があり、貴社は積極的に最先端技術を駆使し、災害や老朽化に強い住宅を建設されている点に、同業他社にはない魅力を感じました。
建築業界の仕事は大変だとよく耳にしますが、私は野球部の主将を務めており、リーダーシップやプレッシャーに強いメンタルに自信があります。
それらの強みを活かし、インターンシップではより多くの方々に、貴社の最先端技術が詰まった素晴らしい住宅を提案し、一件成約することにチャレンジしたいと考えております。
そのためには日々の勉強を怠らずに、お客様と粘り強く交渉をしたいと思っています。
将来的には貴社に入社し、最先端技術が詰まったこの住宅をもっと広め、多くの方々に安心して住んで欲しいと考えています。
まとめ
建築業界のインターンシップに参加するためには、まず事前の準備をしっかり行う必要があります。
それは職種や具体的な業務内容を知ること、業界の現状や今後の展望を把握することなどの業界・企業研究から始まり、自己分析なども必要になってきます。
それらの準備が整えば、後は志望動機のコツと書き方を意識し、例文を参考にしながらあなた自身のエピソードに置き換え組み立てていきましょう。
インターンシップに参加することは、他の就活生と大きな差を生むチャンスですので、積極的にチャレンジしていきましょう!