
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就職活動において自己PRというのは避けては通れない道です。
全ての企業が実施している就活生を選別するための通過儀礼のようなものですし、的確に自分の魅力をアピールする必要があります。
今回は自己PRにおいてマネジメント力をアピールしたいと考えている就活生の方向けに、作成するポイントや例文を紹介していきたいと思います。
ぜひ本記事を参考に、あなたのマネジメント力をふんだんにアピールして、採用担当者に良い印象を与えられるようにしましょう。
マネジメント力で自己PRを作成したい人
自己PRに自信がない人
書類選考を本気で突破したい人
自己PRでマネジメント力をアピールするコツ
マネジメント力で自己PRを作成する際の注意点
マネジメント力を用いた自己PRの例文
マネジメント力で自己PRを作成しても良いのか?
新卒の人がマネジメント力をアピールして良いのかという疑問についてですが、まず結論から述べるならば、全く問題ありません。
将来的にマネジメント職を務める可能性が非常に高い、ベンチャー企業やチーム単位で稼働するプロジェクトを抱えた企業においてはかなり評価されやすい傾向にあります。
むしろ、これらの企業では積極的にアピールしていくようにしましょう。
また、部活動やアルバイト、インターンなどでリーダー的なポジションを任されていた人はアピールしやすい強みでもあるので、これまでそうした経験がある人は積極的にアピールしたいところです。
【マネジメント力】自己PRとは
就職活動の自己PRとは、自分の持つスキルや強みを企業に伝え、採用担当者に「一緒に働きたい」と思ってもらうための重要な要素です。
企業は採用活動を通じて、自社に適した人材を求めており、自己PRはその判断材料の一つとなります。
そのため、単なる自己紹介ではなく、自分の強みがどのように企業に貢献できるのかを明確に示すことが求められます。 また、他の志望者との差別化も重要なポイントです。
同じスキルや経験を持つ人がいたとしても、どのような背景や考え方のもとでそれを身につけたのか、どのように活かせるのかを具体的に示すことで、より説得力が増します。
長所との違い
自己PRと長所の違いは、考える視点にあります。
長所は、自分の特性や強みを述べるものであり、「自分は何が得意なのか」「どの点で他者より優れているのか」といった自己評価が中心となります。
一方、自己PRでは、企業の立場に立ち、「自分を採用するとどのような活躍が期待できるか」を伝えることが目的となります。 そのため、長所は比較的抽象的な表現になりやすいですが、自己PRでは具体的なエピソードを交え、企業が求める人物像に合致していることを示す必要があります。
【自己PR】マネジメント力とは
マネジメント力とは、目標を達成するために、人や時間、リソースを適切に管理し、円滑に業務を進める能力のことを指します。
組織やチームで活動を行う際には、個々のメンバーが最大限の力を発揮できる環境を整え、役割分担やスケジュール管理を行うことが求められます。 そのため、単なる指示や管理ではなく、チームの状況を的確に把握し、柔軟に対応する力が必要です。
マネジメント力の高い人材は、チーム内の調整役として機能し、目標に向けた戦略の立案や進行管理を担います。 また、チームメンバーのモチベーションを維持し、個々の能力を最大限に活かすことも重要な役割の一つです。
【マネジメント力】自己PRで企業が見ているポイント
まず、自己PRを読むことを通して企業は就活生のどのようなポイントを見ているのでしょうか。
大きく分けて3つあるので、しっかりと確認し、意識した上で自己PRを作成できるようにしましょう。
志望度
企業は自己PRにおいて就活生がどれだけ自社を志望しているのかについて深く知りたいと考えています。
自己PRでは企業の求めるものに合うアピールをどれだけできるかが大切になってくるのです。
よって、企業研究が十分にできていることが必要最低限の条件であり、それができているかどうかで志望度を判断しているのです。
特に企業の理念や考え方やミッションなど、公式サイトに掲載されているところなどについて触れることができれば、企業研究をしっかりしている就活生であると判断してもらえることでしょう。
応募者の人柄
応募者の人柄についても企業は自己PRを通して知りたいと考えています。
残念ながら就活において、一人ひとりに対して5回も10回も面談を行うことはありませんし、一度や二度の面接では人となりを把握することはできません。
その面接ですら時間が限られていることも多いです。
そうなってくると自己PRや志望動機などで応募者の人柄を判断しなければなりません。
自己PRでは主に応募者の強みや考え方、価値観などを見ることができるので、一緒に働いていける人物かどうか確認しているのです。
入社後活躍できそうか
企業は当然ながら入社後に活躍してくれる人材を求めています。
ただ出社時間、デスクに座っているだけの人材は求めていません。
応募者がどのような強みを持っていて、どのように会社に活かせるのかを自己PRを通して確認したいと考えています。
よって、自己PRの中に自分の強みを生かして入社後活躍できるということを論理的にアピールしている部分があれば、非常に魅力的な人材であると映るでしょう。
【自己PR】マネジメント力が高い人の魅力
マネジメント力が高い人は企業にとってどのような魅力があると映るのでしょうか。
大きく分けて2つのポイントがあるので、それぞれ一緒に確認していきましょう。
チーム力を向上させられる
「チーム力を向上させられる」というのは、マネジメント力が高い人の大きな魅力の一つであるので、積極的にアピールしていきたいところです。
チーム単位で稼働する場合、結果を出すためには個人とチームの2つにアプローチする必要が出てきます。
つまり、マネジメント力が高い人であれば個人のモチベーションを上げて能力を成長させつつ、チームワークを高めるためにさまざまな工夫を凝らすことができるということです。
マネジメント力が高い人は「チーム力を向上させられる」というところも積極的にアピールしていくことができれば、より企業にとって魅力的な人材としてアピールできることでしょう。
献身性・協調性が高い
マネジメント力が高い人材は基本的に献身性や協調性が高いという点も見逃せないポイントの一つです。
マネジメント力が高い人は常にチームやメンバーのことを考えて行動することができます。
つまり、チームのために働くことができる献身性と協調性のある人物であるとみなされる可能性が高いです。
これにより将来的にマネージャーになる、ならないは置いておいて、企業のメンバーの一人として非常に積極的に貢献してくれる人材であると考えられる可能性が高いです。
【自己PR】企業が求めるマネジメント力とは
企業が求めるマネジメント力にはどのようなものがあるのでしょうか。
マネジメント力とひとくちに言っても様々な意味合いを持つので、ここからは企業が求めるマネジメント力の種類を4つ紹介していきたいと思います。
業務遂行力
まず企業が求めているマネジメント力の言い換えとして、業務遂行力が挙げられます。
組織をマネジメントするにあたっては、まず自分が絶対に業務を遂行しなければなりません。
なぜならば自分の業務すらこなせない人は説得力がありませんし、周りの人もついてこないからです。
よって、自分に与えられた仕事をきちんとこなすことのできる、適切に業務を遂行できる能力もマネジメント力の1つに入ると言って良いでしょう。
状況を把握する力
状況を把握する力はマネジメント力と言い換えることができます。
企業も非常に求めている能力の1つです。
企業の業務を行うにあたって、常に組織が円滑に進むには、業務の進捗を把握する必要があります。
状況を把握するにはどうすれば良いのかというと、コミュニケーション能力を存分に発揮する必要があります。
そのため良好な人間関係の構築から伝達、報告、システムの構築を行う力などが求められます。
つまり、ただ状況を把握するだけでなく、周囲に伝達し、組織全体で最新の情報を共有し合うような仕組みを作る人物こそマネジメント能力があると言って良いでしょう。
目標設定力
目標を設定する能力もマネジメント力に上げられます。
なぜならば、組織を円滑に運営していく上で短期の目標は当然ながら必要なのですが、中・長期的な目標の設定は必須であると言えます。
組織を発展させていくためには組織の状態を常に確認し適切な目標を設定しなければなりません。
フルマラソンを走るに至っても、いくつか中継地点があるように短期もしくは中期的な目標がなければ中だるみしてしまいます。
かと言って、最終的な目標がうまく設定されていないと、それに対するモチベーションも高まりません。
目標を的確に設定し、取り組んでいける人材こそマネジメント力があると言えます。
コーチング能力
新卒の段階で身につけていることはなかなか難しいかもしれませんが、コーチング能力もマネジメント力に含まれる能力の1つです。
特に組織のプロジェクトのリーダーなどを務めるにあたっては人や資源を管理・把握する力は当然のことながら、それぞれのメンバーの力を引き出すコーチング能力も非常に強く求められているのです。
一人ひとりの能力を底上げしつつ、全体の成果を最大化することもできるため、人材を育てられるコーチング能力は重要なマネジメントスキルの1つであると言えるでしょう。
【自己PR】マネジメント力とリーダーシップの違い
マネジメント力とリーダーシップの違いとはどのようなものなのでしょうか。
同じような言葉なので混同してしまう方も多いでしょうが、就活において間違えないためにも、違いを明確にしておきたいところです。
リーダーシップとは統率力や指導力とも言われ、組織のメンバーを引っ張っていくリーダーとしてのスキルを指す言葉です。
一方でマネジメント力は対人関係だけでなく、資金や施設商品など全ての資源を総合的に管理や運営していくスキルを指すので、マネジメント力の方がより広い意味であると言えるでしょう。
【自己PR】マネジメント力をアピールしやすい経験
マネジメント力をアピールするにあたっては、経験やエピソードを用いることも非常に重要です。
マネジメント力をアピールしやすい経験には下記のようなものがあるので、一緒に確認していきましょう。
バイトリーダー
まず1つ目はバイトリーダーです。
特に飲食店などにおいて長く勤め上げバイトリーダーを任されたことがある人もいるのではないでしょうか。
バイトリーダーはその名の通り、リーダーとしてバイトのアルバイトのメンバーをまとめ上げ適切に業務を進めるためにマネジメントをすることが必要です。
これらの経験があれば、マネジメントスキルを適切にアピールすることができるでしょう。
ゼミ長
大学のゼミでゼミ長を務めたことがある方は是非ともアピールしたいところです。
マネジメントスキルを示すために非常に重要な経験です。
ゼミ長はゼミのメンバーをまとめ、討論会や学会普段のゼミの進行をマネジメントしなければならないので、自然とマネジメントの力が身につきます。
インターンでのマネジメント職
インターンでマネジメント職を務めたことがある人はこの3つの中でも、特にマネジメント力をアピールしやすいでしょう。
インターンでリーダーやマネジメント業務を任されている人は人的資源の管理だけでなく資金や商品のマネジメントも行っているからです。
インターンという就職後の環境に限りなく近い環境でマネジメントを務めたという経験は非常に重要なアピールになり得ます。
部活のキャプテン・コーチ・マネージャー
部活のキャプテンやコーチ・マネージャーを務めていた経験があれば積極的にアピールしていきたいところです。
部活動のキャプテンは採用担当者もマネジメント力をイメージしやすく、「メンバーのモチベーションを向上させた」などさまざまなアピール方法があるからです。
学生のコーチなどにおいては戦術面やチーム練習の管理などが挙げられます。
また、マネージャーはチームの運営、サポート力などを合わせてアピールすることができるので、全般的に部活の経験はアピールしておきたいところの一つと言えるでしょう。
【自己PR】マネジメント力が評価されやすい業界・企業
ここからはマネジメント力が評価されやすい企業や業界などについても確認しておきます。
大きく分けて2つあるので、それぞれ確認していきましょう。
SIer業界
SIer業界のプロジェクトはチーム単位で働くことが非常に多いです。
むしろ一人で仕事をすることはほとんどないと言っても良いでしょう。
さらに、社外の協力会社を巻き込むこともかなり多いです。
プロジェクトの元請け企業になればなるほど規模が大きくなっていきます。
そこでマネジメント力は非常に評価されやすいので、積極的にアピールしていきたいポイントの一つです。
ベンチャー企業
これは皆さんイメージがつくことかもしれませんが、ベンチャー企業こそマネジメント力を求めている企業の代表例といえるでしょう。
ベンチャー企業では将来的にマネジメント層になれる人物を求めています。
そこで学生のうちからリーダー的なポジションをこなしてきたマネジメント経験のある人材は非常に評価されやすい傾向にあります。
あなたがマネジメント経験を持っている場合は、ベンチャー企業に積極的にアピールしていきたいところです。
【マネジメント力】自己PR作成のポイント
ここからは自己PRを作成する際のポイントについても一緒に確認していきましょう。
下記の4点を抑えることで、より企業の採用担当者に良い印象を与えられる文章を作成できます。
求められる人物像から考える
求められる人物像から考えるというのも非常に重要なことです。
もちろん企業が求めている人物像に無理やり寄せていく必要はないのですが、可能な限り寄せられると良いでしょう。
企業がどのような人物を求めていて、どのようなスキルがある人物を採用したいと考えているのかを考えるのは非常に重要なことです。
募集要項はもちろんのこと、公式サイトに掲載されている企業の目標やビジョン、ミッションなどについて詳しく調べることで、どのような人材を採用し、今後企業として成長していきたいのかの考えが伝わります。
是非確認するようにしましょう。
結果よりも過程を重視する
確かに、会社員として働くにあたって結果を出すことは非常に重要です。
最終的に企業は結果を出せる人物を求めていることは間違いありません。
しかし、自己PRのエピソードにおいては出した結果よりもどのように取り組んだのかについて過程を重視して述べることが大切です。
過程を通して応募者がどのようなところに目をつけ、どのように考え、どのようなモチベーションで取り組んだのかを企業が確認しているからです。
自分の考え方や人柄がどのような過程で培われたのかなどについて詳しく述べられると非常に良いでしょう。
エピソードの中に数字を入れる
可能であればエピソードの中に数字を入れるようにしましょう。
例えば
・部活の大会でベスト8になりました
・コンテストで2位になりました
・営業のチームで一番の営業成績を出しました
など分かりやすく数字が述べられると説得力が伴います。
これはビジネスの現場においては非常に重要なことであり、自分のスキルや相手に対する相手に与えられるメリットなどについても数字を用いて解説することで、より納得してもらいやすくなります。
ぜひ自己PRにおいても数字を用いて説得力のある文章を作成するようにしましょう。
エピソードを1つに絞る
エピソードを1つに絞るのは非常に重要なポイントであると言えます。
「複数のエピソードを用いるべき」と主張するサイトもかなり多くありますが、これは大きな間違いです。
エピソードを複数述べてしまったら、何をアピールしたいのか全くわからなくなってしまいます。
文字数も足りなくなることがほとんどですし、それぞれのエピソードが薄まってしまい、深堀りが全くできなくなってしまうため、絶対にエピソードは一つに絞るようにしましょう。
一文を短くする
一つの文章を短くするというのもマネジメント力を自己PRでアピールする際に非常に重要なポイントの一つであると言えるでしょう。
採用担当者は1日に何本も、就活の時期になると自己PRや志望動機、ガクチカなどといったESを読みます。
つまり、あまりにも忙しい場合は読みやすさで合否がつけられることがあります。
一文が長くなってしまうと構成が全く理解できなくなってしまい、落とされる可能性もあります。
そこで、一つの文章を50文字から70文字程度に収めておくことで腑に落ちるイメージを持たせ、読みやすくすることができます。
【自己PR】マネジメント力をアピールするときの注意点
続いてあなたのマネジメント力をアピールする際の注意点についても確認しておきましょう。
就活は総合点で判断されるので、マイナスの評価を与えないような工夫も重要になってくるのです。
マネジメントした人数を述べる
あなたが何人をマネジメントしてきたのかについても詳しく述べていく必要があると言えるでしょう。
同じマネジメントでも規模によって印象が大きく変わるため、マネジメントした人数は必ず述べるようにしましょう。
なお、企業側としては将来的に大人数を束ねる人材になってほしいと考えられていることが非常に多いため、マネジメントした人数が多い経験ほど多少なりとも評価されやすい傾向にあるでしょう。
どのようにマネジメントしたかを説明する
当然ながら具体例の無いエピソードはマイナスなイメージを与えてしまうため、どのようにマネジメントしたのかについては詳しく、そして分かりやすく説明する必要があると言えるでしょう。
「マネジメント」とひとくちに言ってもいくつかタイプがあります。
例えば「トップダウン」型のマネジメントではリーダーが明確に指示を伝えます。
一方で「ボトムアップ」ではメンバーの意見を集めた上でリーダーが判断するという形になっています。
「マネジメント」という話をするだけでは、「どのように」の部分が非常に曖昧になってしまうため、詳しく述べるようにしましょう。
専門用語を使わない
就活において専門用語を使いすぎると、マイナスなイメージを与えてしまう可能性が非常に高いです。
バイトリーダーやインターンなど、マネジメント力をアピールする題材では業務上の専門用語が関わってくる場合がかなり多いです。
自己PRで専門用語を乱用してしまうと、採用担当者が内容を理解できない文章になってしまいます。
当然ながらそのような文章内容が理解できないだけでなく、「客観性が無い人材である」とみなされることもあるので、「マネジメント力が本当にあるのか?」と疑われてしまいます。
そのため、文字数に余裕がある場合は解説、無い場合は言い換えなど、工夫をするようにしましょう。
【マネジメント力】自己PRのおすすめ構成
ここからは自己PRの構成についても考えていきましょう。
しっかりと構成について理論を把握した上で作成することでよりスムーズに作成できますし、読む側にも伝わりやすい文章を作成できます。
結論
まず最初に「私の強みは〇〇です。」とはっきり結論を持ってくるようにしましょう。
今回であれば「マネジメント力です。」と結論を述べるようにしましょう。
そうすることで、採用側は「これから強みの話があるんだな」と想像をすることができ、自己PRの内容を理解しやすくなります。
特に企業の採用担当者は複数の自己PRを読んでいるので、はっきりと先に結論が述べられることで文章が差別化され、頭に入ってきやすくなるという点もあります。
具体的なエピソード
この部分ではその強みを身につけたエピソードはもちろんのこと、強みが活きたエピソードなどを入れることができると、より魅力が伝わります。
エピソードがなければ説得力の欠ける自己PRになってしまうので、必ず述べることが大切です。
今回であればマネジメント力が生きたエピソードや経験などについて詳しく述べるようにしましょう。
ここのエピソードをどれだけ深掘りすることができるかによって、自己PRのクオリティは大きく異なってくるので時間をかけても良い部分です。
どう貢献するか
最後にその強みを生かしてどのように会社に貢献していくかを述べることも非常に大切です。
企業は会社で活躍してくれる人物を欲しいと思っているので、どのように活躍してくれるかがイメージできなければ、採用から遠のいてしまいます。
是非、活躍や貢献しているイメージを持ってもらえるような文章を作成しましょう。
そのためには企業研究を進め、どのような強みを求めているのか、どのような業務があるのかなどをチェックしておくことが大切です。
企業研究の方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、時間のある方は是非チェックしてみてください。
【マネジメント力】自己PRの高評価例文
ここからはマネジメント力をアピールする際の自己PRの例文について詳しく紹介していきます。
ここまで紹介してきたポイントや注意点などについて踏まえた上で作成しているので、是非参考にしてみてください。
マネジメント力を用いた自己PRの例文1: アルバイト経験
マネジメント力を用いた自己PRの例文2: ゼミ活動経験
マネジメント力を用いた自己PRの例文3: インターン経験
マネジメント力を用いた自己PRの例文4: サークル運営経験
マネジメント力を用いた自己PRの例文5: 部長経験
マネジメント力を用いた自己PRの例文6: 留学経験
マネジメント力を用いた自己PRの例文7: 学園祭の運営経験
マネジメント力を用いた自己PRの例文8: ボランティア活動経験
マネジメント力を用いた自己PRの例文1: アルバイト経験
大学時代、飲食店でアルバイトリーダーを務めていた際にこの能力を駆使し、店舗運営の質の向上に大きく貢献しました。
当時の店舗はピークタイムには客席が満席になり、従業員たちは常に忙しく動いていました。
しかし、明確な業務配分がなく、効率が極めて低い状態でした。
この問題を解決するため、私は積極的に業務の効率化に取り組みました。
まず、私は業務の流れを分析し、それぞれのスタッフの得意分野と改善点を把握しました。これに基づき、毎日の担当業務をより効率的に割り振るシステムを導入しました。
例えば、レジ担当、案内担当、接客エリア担当を明確にし、スタッフがスムーズに動けるようにしました。
この変更により、それぞれが責任を持って業務を遂行できるようになり、作業の無駄が大幅に削減されました。
これらの取り組みは、店舗全体のサービス品質を大幅に向上させ、従業員からもポジティブなフィードバックを得ることができました。
これらの経験を活かし、私は入社後、業務プロセスの改善、新人教育のシステム化などを通じて、会社の成長と効率化に貢献していきたいと考えています。
マネジメント力を用いた自己PRの例文2: ゼミ活動経験
その力を示すエピソードが、大学時代に経験したことです。
私が所属していた研究ゼミでは、他校を含む大規模な研究発表会へ向けてプロジェクトが進行していましたが、多くのメンバーが就職活動で手一杯という状況でした。
研究の進行が停滞し、誰もが緊張感を持っていないことに焦りを感じていた私は、メンバー全員のスケジュールを把握することを心がけました。
そして、それぞれが対応可能な時間帯にタスクを割り振り、定期的な進捗確認を行いました。このプロセスにより、研究活動と資料作成を無理なく進めることができたのです。
また、役割分担を明確にし、個々の強みを生かした担当分野を設定することで、メンバー一人ひとりのモチベーションと責任感を高めました。
貴社のネジメント職に就いた際には、この能力を活かして、チームのポテンシャルを最大限に引き出し、組織としての目標達成に向けて最高の業績を上げることを約束します。
マネジメント力を用いた自己PRの例文3: インターン経験
その力を発揮したのは、営業の長期インターンでの経験です。そこでは20人のインターン生がいる中で、私がリーダーを務めていました。
当初の状況は、1人当たり月8件のアポイント獲得に留まっていましたが、この数字を増やすために、私は月12件のアポイント獲得を新たな目標に設定しました。
目標達成のため、各インターン生に対して個別の架電数目標を設けさせ、日々その進捗を確認し、課題があれば直ちに対策を講じました。
さらに、ロープレの量を増やすことで、アポイントの獲得率を向上させるよう導いたのです。
そして、モチベーションの維持と向上のため、3ヶ月連続で目標を達成したメンバーを表彰するシステムを導入しました。
これらの経験を活かし、貴社の営業チームにおけるマネジメントポジションで大きく貢献していきたいと考えています。
マネジメント力を用いた自己PRの例文4: サークル運営経験
サークルには30名以上のメンバーが所属しており、イベントの方針を決める際には多くの意見が交わされました。 意見が対立する場面もありましたが、それぞれの考えを整理し、共通の方向性を見つけることを意識しました。
具体的には、メンバーが納得できる決定をするために、全員が意見を出しやすい環境を整え、話し合いの場を設けました。 さらに、イベントの準備では、予算やスケジュールを管理しながら、スムーズに進行できるよう調整を行いました。
結果として、参加者の満足度は高く、前年を上回る評価を得ることができました。 この経験を通じて、多様な意見をまとめ、チームとして最善の決定を導く力を身につけました。
今後は、このスキルを活かし、組織の円滑な運営やプロジェクトの成功に貢献していきたいと考えています。
マネジメント力を用いた自己PRの例文5: 部長経験
部員は実力の差が大きく、目標に対する意識の違いもありました。 そのため、チームとしての一体感を強めることが必要でした。
私は、全員が同じ方向を向いて努力できるようにするため、練習計画を見直し、個々の成長を実感できる機会を増やしました。 また、部員が主体的に意見を出せる環境を整えることで、チーム内の雰囲気を良くする工夫をしました。
大会に向けて取り組んだ結果、チームの士気は向上し、準優勝という成果を収めました。 この経験を通じて、組織の目標に向かってメンバーをまとめ、力を引き出す大切さを学びました。
今後、貴社に入社してもこの力を活かし、組織の成果を最大化できるように努めていきたいと考えています。
マネジメント力を用いた自己PRの例文6: 留学経験
留学中、さまざまな国の学生と共同でイベントの企画を担当しましたが、進め方の違いから意見がまとまらず、作業が停滞する場面が多くありました。 そこで、相手の価値観を尊重しながら、全員が納得できる方法を探ることが重要だと考えました。
私は、各メンバーの意見を整理し、共通点を見つけることで話し合いを円滑に進める工夫をしました。 その結果、イベントの準備がスムーズに進み、当日は多くの参加者に楽しんでもらうことができました。
この経験を通じて、多様なバックグラウンドを持つ人々と協力しながら、調整力を発揮する大切さを学びました。
今後は、国際的な環境でも適応しながら、異なる価値観を尊重しつつ組織の目標達成に貢献したいと考えています。
マネジメント力を用いた自己PRの例文7: 学園祭の運営経験
イベントの成功には、多くの関係者との連携が不可欠であり、限られた予算と時間の中で成果を最大化することが求められました。 そのため、運営チーム内で情報共有を徹底し、全体の進行状況を管理する役割を担いました。
特に、予算内で最大限の効果を出せる企画を考え、スポンサー企業との交渉にも取り組みました。 結果として、売上目標を大きく上回る成果を達成し、前年と比べて来場者数の増加にもつながりました。
この経験を通じて、計画を立て、それを確実に実行することの重要性を実感しました。 社会人になって業務に当たる際も、このマネジメントする力と実行力を活かし、企業のサービスや商品の価値を高めるプロジェクトに携わりたいと考えています。
マネジメント力を用いた自己PRの例文8: ボランティア活動経験
活動では、複数の団体や地域の方々と連携しながら、イベントを運営する機会がありました。 しかし、当日の天候不良や急な変更により、予定通りに進めることが難しい状況が発生することもありました。
私は、その都度メンバーと情報共有を行い、迅速に代替案を考えることで、円滑な運営を実現しました。 また、参加者の意見を積極的に聞き入れ、改善策を反映することで、次回以降のイベントの質を高める工夫も行いました。
その結果、関係者からも高い評価を受け、継続的な活動につながりました。 この経験を通じて、計画を立てつつ、柔軟に対応する力の重要性を学びました。
今後は、変化の多い環境でも冷静に判断し、最適な解決策を導き出せる人材を目指していきたいと考えています。
その他の強み別自己pr例文集
粘り強さ | 柔軟性 |
傾聴力 | 適応力 |
状況把握力 | 好奇心旺盛 |
体力 | コミュニケーション能力 |
語学力 | 主体性 |
交渉力 | 責任感 |
臨機応変さ | 集中力 |
正確性 | チームワーク |
サポート力 | 創造力 |
情報収集力 | 誠実さ |
几帳面 | 気配り |
洞察力 | 課題解決力 |
向上心 | 計画力 |
負けず嫌い | 協調性 |
観察力 | 継続力 |
当事者意識 | 分析力 |
【マネジメント力で自己PR】評価されにくいNG例文集
自己PRでは、自分の強みを正しく伝えることが重要ですが、書き方によっては企業に評価されにくくなる場合があります。 ここでは、マネジメント力をアピールする際に評価されにくいNG例文を紹介するので、同じミスをしないよう注意してください。
マネジメント力を用いた自己PRのNG例文1: 内容に具体性が無い文章
マネジメント力を用いた自己PRのNG例文2: 結果が盛り込まれていない文章
マネジメント力を用いた自己PRのNG例文1: 内容に具体性が無い文章
私は学祭のイベントでチームワークを大切にしながら、役割分担を考え、メンバーと協力して活動しました。
作業を進める中で、一部のメンバーが忙しくなり、十分な時間を確保できない状況が発生しました。 そのため、負担が集中しないように作業を調整し、できる範囲でサポートしながら進めました。
特に、イベントの準備期間中はスケジュールがタイトで、一部の作業が遅れそうな状況になりました。 私は、遅れが出ないように、他のメンバーに作業の一部を引き継ぎ、分担を最適化しました。
また、進捗を確認し、必要に応じて調整を行いながら、スムーズに進行するよう意識しました。 結果として、無事に計画通りに進行し、問題なく作業を終えることができました。
最終的に、全員が協力しながら作業を進めたことで、チームの結束力も高まりました。 今後も、メンバー同士で支え合いながら、チームの成果を最大化できるよう努めていきたいと考えています。
マネジメント力を用いた自己PRのNG例文2: 結果が盛り込まれていない文章
私は学生時代、スケジュール調整の重要性を意識しながら、ゼミの研究チームの進行管理を担当しました。
プロジェクトを進める中で、メンバーの体調不良により予定通りに作業が進まなくなる場面がありました。
そのため、各メンバーの作業負担を考えながら、スケジュールを見直し、調整を行いました。 特に、短期間で作業を終える必要があったため、作業の優先順位を見直し、効率的に進める体制を整えました。
また、メンバー間の連携を強化するため、オンラインツールを活用し、進捗状況を共有しました。 結果として、作業の遅れを最小限に抑えることができ、当初の納期内にプロジェクトを完了させることができました。
さらに、チームメンバーの負担を均等にすることで、作業効率が向上し、チームの士気も高まりました。 この経験を通じて、状況に応じた柔軟な対応が、チームの成功につながることを実感しました。
今後も、状況に応じて柔軟に対応しながら、チームの成功に貢献したいと考えています。
就活コンサルタント木下より

この例文は、スケジュール調整を行ったものの、その結果が明確に示されていません。
「調整を行った」とあるものの、プロジェクトが成功したのか、どのような成果が得られたのかが伝わりません。 単に「無理なく作業を続けられた」だけでは、企業にとって採用の判断材料になりにくいです。
スケジュールを調整したことで、どのような効果があり、どのような評価を得たのかを具体的に記載することで、より良い自己PRになります。
マネジメント力を用いた自己PRのNG例文3: 内容が一般的すぎる文章
私は学生時代、フィールドワークメンバーの意見をまとめ、役割を分担することで、円滑な進行を目指しました。
プロジェクトを進める上で、全員が意見を出し合い、調整しながら進めることが重要だと考えました。 そのため、全メンバーの意見を公平に取り入れながら、それぞれの得意分野に応じた役割を割り振りました。
また、スムーズに作業が進むように、チーム内で定期的に意見交換を行いました。 しかし、意見が多岐にわたるため、なかなか方向性が定まらず、作業の進行が遅れる場面がありました。
そのため、私はメンバーの意見を整理し、優先順位を明確にすることで、議論を効率的に進める工夫をしました。 また、役割分担の見直しを行い、作業の負担を均等に調整することで、全員がスムーズに作業を進められるようにしました。
結果として、当初予定していたスケジュールよりも早く作業を完了させることができました。 今後も、チームの意見を尊重しながら、より良い進行を意識して活動していきたいと考えています。
就活コンサルタント木下より

この文は、どのような役割を担当し、どのような成果を出したのかが伝わりません。
「意見を取り入れた」「役割を分担した」というだけでは、具体的なエピソードとして弱く、誰がどのように活躍したのかが分かりません。 自己PRでは、実際にどのような行動をとり、それがどのような成果につながったのかを示すことが重要です。
また、単に「意見をまとめた」とするのではなく、「どのように整理し、最終的にどう決定したのか」を示すことで、より実践的なマネジメント力が伝わります。
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マネジメント力は自己PR以外でもアピールできるものです。
マネジメント力に自信のある人は、ガクチカなどの題材にしても良いでしょう。
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部活でマネジメントを経験し、部活を題材にガクチカを書きたい人はこちらの記事を、インターンでマネジメントを経験し、インターンを題材にガクチカを書きたい人を、ぜひ併せて確認してみてください。
【マネジメント力で自己PR】この記事のまとめ
今回はマネジメント力を自己PRとしてアピールする際のポイントや注意点構成の方法などについて詳しく紹介してきました。
マネジメント力は多くの企業に求められる、魅力的なスキルです。
よって、是非ともアピールしたいところですが、適切なアピール方法を学ぶことでより良い印象を与えることができるはずです。
是非本記事を参考に、企業の採用担当者の目に止まるような魅力にあふれた自己PRを作成してください。
就活コンサルタント木下より
この文の問題点は、チームワークの重要性を述べているものの、具体的な行動が示されていない点です。
リーダーとしてどのようにメンバーの状況を把握し、業務を分担したのか、また効率的に進めるために何をしたのかが不明瞭です。 「忙しいメンバーを支えた」だけではなく、具体的にどのような調整を行い、どのような工夫があったのかを明確にすることで、説得力が増します。