【例文付き】インターンは自己PRで決まる?ウケのいい作成方法を紹介!

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はじめに

「インターンの自己PRの書き方がわからない」 「自分のアピールポイントが見つからない」 「エントリーシートがなかなか通らない」

このように、インターン参加を希望する学生のみなさんは自己PR文の作成に悩んでいるのではないでしょうか。

本記事では、インターンの自己PRの書き方のコツやエントリーシート作成にあたってのポイントに加え、作成時に気をつけるべきことや例文を紹介しています。

この記事を読むことで、企業がインターン選考でチェックしているところがわかり、企業に自分の強みをアピールできる自己PR文の書き方が理解できます。その知識をもとに自分の魅力が伝わる自己PRを完成させれば、インターン合格への近道となるでしょう。

インターンへの参加で夢を叶えたいと考えている方は、是非この記事をチェックしてみてください。

インターンの自己PRはどんなことを書けばいいの?

インターンの選考で合格を勝ち取りたいときは、自己PRの効果的な書き方を学ぶことが大事です。

自己PRですべてが決まるわけではありませんが、自己PRは合否につながる重要なポイントであることは確かです。

まず、インターン(インターンシップ)とは、就活を控える学生が企業で働いたりセミナーに参加したりする就業体験イベントを指します。

インターンは企業や実施タイミングによって期間や内容が異なり、会社によっては実際に社員のように業務をおこなうことも珍しくありません。

インターンでは就業することについて総合的に理解を深めやすく、さらには企業・業界研究にもつながります。

そのため通常の大学生であれば3年生の夏休みあたりを機に、インターンに参加し、働くことへの関心を深めていくのが特徴です。

一方で、自己PRとは、自分の良さをアピールすることを指します。

インターンでは募集にあたって選考がおこなわれる場合があるため、ESや面接では、自分自身の魅力を自己PRでしっかりとアピールすることが重要です。

インターンと自己PRについては、以下の項目でもより詳しく触れていきます。

インターンシップとは

インターンシップとは、学生のうちに企業に何らかのかたちで所属し、社員とともに業務をおこなう職業体験ともいえるイベントです。

なお、業界や企業研究の一環でよく実践されるものの一つに、OB・OG訪問が挙げられます。

OB・OG訪問も企業の中身を知るという意味では非常に有効ですが、インターンではOB・OGを通さず直接的に企業・業界を知ることができます。

そのためよりリアルに企業のことを知りたい、もっと理解度を高めて就活に活かしたい、適性を判断したいというときは、インターンは効果的です。

インターンは、アルバイトで経験しやすいBtoCビジネスのみでなく、BtoBビジネスに積極的にかかわれることも多いです。

BtoBビジネスに触れたことがない学生は多いため、インターンを経験すれば、社会で働くことをよりリアルに実感できることでしょう。

また、インターンの期間は企業によってさまざまなパターンが見受けられます。

1日で終わる短期のものから数か月に及ぶ長期のものまであるため、インターン参加の際は、自分に合ったインターンを選ぶことが大事です。

ちなみに長期インターンはアルバイトや派遣などで働くようなかたちと似ているため、給料を出す企業も少なくありません。

企業がインターンを行う理由

インターンが実施される理由を、企業側の視点で考えてみましょう。

学生としての立場でなく企業の立場に立ってインターン実施の意図を考えることは、魅力的な自己PRを書くためのヒントになります。

業務や雰囲気を知ってほしい

1つめの理由は、インターンを通じて学生に実際の業務内容や雰囲気を知ってもらい、入社後のミスマッチを防ぐためです。

新卒採用は、企業と学生の双方にとってリスクがあります。

業務内容や社風を知らずに入社すると、入社前後のギャップで辞めてしまうケースがあるためです。そうなると、学生にとっても企業にとっても大きな損失となります。

インターンを実施することで学生が入社後の仕事をイメージしやすくなり、ミスマッチによる離職の防止につながります。

企業について知ってほしい

もう1つの理由は、インターンをきっかけにできるだけ多くの学生に企業のことを知ってもらい、採用試験の応募者を増やすためです。

中小企業庁の「中小企業・小規模事業者の数」(2016年)によると、日本の事業者のうち99.7%が中小企業となっています。

広報活動に予算を割ける大企業と違い、多くの中小企業は学生に存在を知ってもらうのが難しく、応募者を確保するのが困難な状況にあります。

インターンを募集することで認知度を高め、多くの学生に応募してもらいたいという狙いがあります。

出典:「中小企業・小規模事業者の数」(2016年)|中小企業庁 参照:https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/chu_kigyocnt/2018/181130chukigyocnt.html

自己PRとは

自己PRは、簡単にいうと、自分の良いところや魅力をアピールすることを指しています。

混同されやすいものの一つに、長所があります。

まず長所は、自分でわかっている自分の強みを全般的に指しているのが特徴です。

企業が選考の際に長所を尋ねるのは、自己分析の正確さや深さを知るため、そして自社に合う人柄の学生を見つけるためです。

一方で自己PRは、厳密にいうと志望先で活かせる自分自身の強みを指しています。

自己PRでは自分をPR(=プロモーション)するわけですから、企業には「私を採用すればこんな良いことがあります」とメリットやベネフィットを示し、自分を売り込む必要があります。

実際に企業は、採用後の活躍の可能性や社風とのマッチ度を、自己PRの質問を通じて測っています。

このように長所と自己PRは、似ているようでさまざまな点で異なるのが特徴です。

違いを理解したうえで、インターンシップにおける自己PRを考えていきましょう。

インターン選考で人事担当者が見ているところ

面接官の評価基準がどこにあるかを考えて自己PRを構築するのは、審査を通過するためのテクニックのひとつです。

企業人事がインターンで何を見極めようとしているのかを考えてみましょう。

企業によって実にたくさんのチェックポイントがありますが、一般的に人事が見るのはインターンへの参加目的や意欲、人となりなどです。

もちろん言葉だけでなく、行動との齟齬がないかもしっかり見ています。

熱意があるかどうかを見る

インターンシップに対してどれくらい熱意があるかを見るために、志望度や企業の理解度は間違いなく見ています。

とりあえず応募して、選考に通ればラッキーくらいの考えが透けて見えるようではアウトと言えます。

逆に熱意の意味を勘違いし、その企業の大ファンだとアピールしようとするケースもありますが、仕事に取り組むことと単に消費者として好きでいることとは別です。

そのインターンシッププログラムで得たい何かがある、経験したいことがあるという熱意だと理解しましょう。

企業に合っているかどうかを見る

人事としては企業とのマッチングを見るという使命がありますので、性格や考え方が企業のビジョンにマッチしているかどうかを慎重に見極めようとしています。

常に学生の人間性や価値観を知りたいと考えていますので、一見フレンドリーな会話に思えても油断はできません。

あらかじめ相手企業がどのような人物像を求めているかを十分に理解し、自分がそれに応えられる人材であることを自己アピールしてください。

企業の理解度が高いかどうか見る

人事担当者は、学生が自社の事業内容や企業理念を本当に理解しているかどうかをチェックし、他の企業と比べてどのくらい自社の優先度が高いかを見極めています。

企業が求めているのは、理念に共感して業務に取り組める人材やその企業のビジネスモデルに沿って利益を生み出す人材です。高いスキルを持っている学生であったとしても、それが企業の求める人材とは限りません。

また、応募者は複数のインターン先を検討しますが、企業にとっては自社を優先してくれる学生に好印象を持ちます。企業への理解の高さは、その企業の優先度の高さにもなるのです。

企業の基本情報や事業内容、業界での立ち位置などの企業研究を丁寧に行い、企業の求める人材に合致した自己PRでその企業への理解度の高さをアピールしてください。

人柄を見る

インターン生といっても、特に中~長期インターンの場合は、ある程度の期間一緒に働く仲間です。

人柄が社風的にマッチしなければ、現場の社員とも折り合いをつけるのは難しい可能性があります。

そのためインターンシップの選考では、一緒に働きたいと思える人柄の持ち主なのかは、十分に見られているでしょう。

また、会社の業務を協力しておこなうわけですから、責任感があることも大事なポイントです。

「どうせインターンシップだから」「まだ学生だから」という考え方は、当然NGです。

与えられた仕事を最後までしっかりおこなう責任感を持ち、そのことも積極的にアピールしていきましょう。

論理的な文章か

自己PRを書く際、論理的な文章構成になっているかは十分に確認したいところです。

論理的な文章は根拠・理由がはっきりしているため説得力があり、内容はより具体的です。

そのためインターンシップの選考では、企業は自己PRを見る際に論理的な文章かどうかよくチェックしているといえるでしょう。

人間性や強みなど、人事担当者が知りたい点も伝わりやすくなります。

また、論理的な説明スキルが備わっていると、インターンシップのなかでコミュニケーションをとるうえで役立つ可能性があります。

そのため論理的思考力や説明スキル、文章構成は磨いておいて損はありません。

インターンシップ応募にあたって自己PRを作成するときは、論理的な文章になっているか冷静にチェックしてみてください。

文章力だけでもほかの学生に差をつけることができたら、本選考でも有利に働く可能性もあります。

本選考の自己PRとの違い

自己PRは本選考でも作成するため、本選考との違いが理解できず困っている人も多いでしょう。

本選考では、実際にその企業に入って働く人材を見つけていくのが特徴です。

そのため多くの企業は、インターンシップよりも自社とのマッチ度を重視する傾向にあると言ってよいでしょう。

インターンシップは前述のとおり「企業を知ってもらいたい」「本選考を受けてもらいたい」という狙いがあります。 したがって企業とのマッチ度と比べると、優秀な人材かどうかという点に重きを置かれる傾向です。

インターンシップの選考を突破するには、優秀なポテンシャルを持った人材であることをアピールするのが望ましいといえます。

コミュニケーション能力や状況把握力、柔軟性など、業務で活かせるスキルを強く伝えるのがおすすめです。

企業とのマッチ度ももちろん重要ですが、インターンシップの自己PRでは、優秀なスキルに重きを置いたアピールを考えてみましょう。

エントリーシートを作成するまえにしておく3つのポイント

エントリーシート(ES)は、企業にとって自分は魅力的な人材だと知ってもらうための判断材料になります。自分自身や企業のことをよく知らないまま作成すると評価されず、エントリーシートはなかなか通りません。

これから解説する3つのことを実行してからエントリシートを作成し、インターン合格を目指しましょう。

 
  • 自己分析をする
  • 企業がどんな人材が欲しいか考えてみる
  • 自分が企業にどのような貢献ができるか考えてみる

1:自己分析をする

自分が企業の社風に合う人柄だと知ってもらうためには、しっかりと自己分析して自分の長所や短所を理解しておきましょう。

先述したように、人事担当者は学生の人柄や企業の雰囲気に合うかどうかを見極めたいと考えています。チームで一緒に仕事ができるかどうかは、学生個人の人柄と関わっているからです。

まず、自分の性格を理解するために、自分の長所と短所をできるだけ多く紙に書き出し、それに付随するエピソードを思い出します。長所によってどんな結果が得られたかや、短所をどうやって克服したかを振り返ってみてください。

2:企業がどんな人材が欲しいか考えてみる

自己分析と企業研究をもとに、企業の欲しい人材を考えてみましょう。

優しくて人に好かれる学生や多くの資格を持った向上心のある学生であっても、企業が欲しい人物像と合致していなければ評価されません。自己分析で見えた自分の性格と企業研究からわかる理想の人材を比較し、マッチする部分を見つけることが大切です。

自己分析で書き出した長所の項目を全て使うのではなく、企業の理念や業務に合いそうなものを吟味してください。

3:自分が企業にどのような貢献ができるか考えてみる

企業は会社にとって利益をもたらす人材を欲しいと考えているため、自分の強みがどのように貢献できるかを考えましょう。

自己分析を経て、企業の求める人物像に合致する長所やスキルがわかっても、それがどのように役立つかが伝わらなければアピールにはなりません。自分の性格や能力が、業務に活かせると思ってもらえることが大切です。

長所やスキルが具体的にどのように役立つかについて、企業の業務内容やビジネスモデルに当てはめて考えてみてください。

インターンの自己PRを書く6つのコツ

自己PRは人間が一人ひとり違うように、出来上がるものも千差万別で絶対の正解というものはありません。ただ、ビジネスの場で通用するスタイルには一定のルールがありますので、それを踏襲することは重要です。

決まりきった構成になるため他者と差別化しにくいと感じるかもしれませんが、相手に要点を的確に伝えるため効率化された文章スタイルですので、覚えておくと後々まで役に立ちます。

基本が守られていればある程度崩しても問題はありませんが、まずはセオリーを身につけておきましょう。

 
  • ロジカルで伝わりやすい文章構成にする
  • 具体的なエピソードを盛り込む
  • 参加する目的を明確にする
  • インターンをどう活かしたいのかを文章に盛り込む
  • 自分らしさを伝える

1:ロジカルで伝わりやすい文章構成にする

就活生になれば何度も耳にすることになる文章構成として、PREP法があります。すでにマスターしている人もいるでしょうが、おさらいしておきましょう。

PREP法は、結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論(Point)の順番で文章を展開する方法です。非常にロジカルで伝わりやすい文章が作れるため、就活だけでなくビジネスの現場でも活用できます。

PREP法のメリットは説得力があることで、特に結論を先に書くと力強く語ることができます。相手が意図をよく理解してくれるため、短時間で伝わるのもメリットです。

また自分自身が文章を書きやすくなることも大きなメリットです。伝わる文章を簡単に書ける方程式であり、書き進めるスピードを速くできます。

2:具体的なエピソードを盛り込む

自己PRは自己申告ですので、勝手なことを言っても成り立ってしまうのは事実です。それが本当のことであるかどうか確認する方法はありませんが、それだけに説得力を持たせることが重要になってきます。

ここで有効なのが、具体的なエピソードを盛り込むことです。どういう経験をしたから自分の強みが生まれて、どうして強みを活かせたのか詳細を伝えることで、言っていることが真実であろうと人事が受け止めることができます。

社会で通用する人の強みはそう多くはありませんので、主張する強み自体はほかの学生と同じになることは避けられません。ただその人の体験はその人だけのものであり、それを盛り込むことで自己PRを唯一無二のものにできます。

3:参加する目的を明確にする

明確な目的があって参加したいと伝わるような書き方をして、インターンへの熱意をアピールしましょう。

漠然とした理由で参加する学生よりも、具体的な理由で参加する学生の方がやる気のある人物と見なされます。理由を明記し、しっかりとした目的意識を持って業務に取り組めるということを伝えてください。

4:自分らしさを伝える

自分らしさをアピールし、企業に人間性を知ってもらうことで信用してもらいましょう。

社風に合う人材やチームで協力できる人材を探すために、企業は学生の人柄や性格を知りたいと考えています。コピーしたような文章や自己分析が不十分なアピールでは、学生の人となりがわからず、不信感を感じさせます。また、他の候補者との区別も困難になります。

自身と企業をよく理解し、自分の言葉で自分にしかない魅力をアピールしましょう。

5:インターンに強みをどう生かせるか

自己PRでアピールすべき強みやスキルは、前述のとおり応募先企業で活かせるものが良いでしょう。

あまり関係のない強みやスキルをアピールしてしまうと、「じゃあなんでうちなの?」という話になってしまいます。

選考を突破したあとに業務をおこなうときの、イメージもつきやすいでしょう。

「こういうプラスの要素を持っている人なら、インターン中はたくさん活躍してくれそうだ」 「在学中にこれだけ優秀な成果を出している学生には、実際に働いてもらってどうなるのか見てみたい」 といったように人事担当者に魅力を感じてもらえれば、選考に通る確率はアップするでしょう。

また、熱意や志望度の高さも伝わりやすいため、担当者には総合的に好印象を持ってもらえます。

こんな優秀な人材と一緒に働いてみたいと思ってもらえるように、アピールすることが重要です。

6:インターン経験をどう今後に活かしたいのかを文章に盛り込む

自己PRをしてくださいと言われても、インターンの選考ですので単に自慢話で終わらせてしまってよいわけはありません。自己PRでアピールした強みをインターンでどう活かしたいのか、それによって自分が何をしたいのかを盛り込みましょう。

インターンを通して何を得たいかを伝えるためには、インターンをした後、自分がどうなっていたいかビジョンを提示するのがよい方法です。ただし当然インターンをしたくらいで企業で活躍できる人材になれるはずはありませんので、根拠のない大風呂敷を広げるのはやめておきましょう。

キーワードは成長、学び、スキルアップなどです。インターンによって自分はどう変わりたいかを考えるのがおすすめです。

自己PRを作成したら第三者に確認してもらう方法とは?

家族や友人など親しい間柄の人や、学校のキャリアアドバイザーなど第三者に自己PRを読んでもらい、客観的視点を入れて再分析しましょう。

第三者に性格や強みを分析してもらうことを他己分析と言います。自分では気付かない長所や短所がわかり、客観的な視点により説得力が増すことがメリットです。自分はこう思うと伝えるよりも、先輩からこう評価されたと伝えるほうが信憑性の増す内容になります

他己分析で優先して依頼すべきは、家族や友人など自分のことをよく知っている第三者です。長い付き合いがあれば、単なる知り合いよりも自分が成長する姿や変化を見てきたことでしょう。

その上で、学校のキャリアアドバイザーや先生にチェックしてもらいます。友人や家族よりも付き合いが長くないからこそ見えてくることがあり、自己PRをより深みのある内容にブラッシュアップできるでしょう。

インターンの自己PRの例文5選

それではインターンの自己PRの例文を紹介しましょう。あくまで例ですので、自身のエピソードを踏まえて自分らしさのある自己PRを作成してください。

自己分析を行いPREP法を用いて作成すれば、おのずと相手に伝わりやすい文章になります。なかなかうまく考えがまとまらない場合でも、頭の中だけでぐるぐる思考するだけでなく、実際に文字に書き出していってください。

文字にしたものを例文を参考に整えていくことで、自分だけの自己PRが作れるはずです。

1:ポジティブに挑戦を続けることを書いた例文

私の強みは、何度失敗してもあきらめず、ポジティブに挑戦を続ける強さがあることです。

子供のころから海外に興味があり、国際人として活躍する夢を抱き続けてきました。高校に入る際、語学力だけではない力を身につけるため留学にチャレンジしましたがテストに落ち、大きな挫折を経験しました。

それでも夢をあきらめずに勉強を続け、大学1年の夏に再度留学にチャレンジし、結果的に希望先のアメリカの大学に留学できることになりました。その大学はサポート企業の斡旋先ではなかったため、交渉はすべて自分が大学側と行いました。

毎日大学側とメールや電話で話し合い、ついに半年後、前例のない留学許可を獲得することができました。現地で日本国内では経験できなかった文化や民族ごとの考え方を肌で学び、国際人として自分に必要な視野を広げることができたのは大きな財産です。

貴社は多くの海外拠点を持ちグローバルな事業展開をしておられますので、貴社のインターン経験を通じ、学生としてではなくビジネスパーソンとしての視野を学びたいと考えております。

2:行動力と柔軟な発想力があることを書いた例文

私は、主体性ある行動力と柔軟な発想力が強みです。

大学2年から2年間、中学生を対象とする学習塾で講師のアルバイトを勤めましたが、そこは成果に乏しく生徒在籍数も減少し、経営が思わしくない状況でした。講師陣のモチベーションまで下がっていることに疑問と憤りを感じた私は、状況を打開すべく全員を巻き込んだ改革に乗り出しました。

その塾は大手の系列でしたが、本社からのおざなりのカリキュラムは独自に変更し、生徒一人ひとりの実力に合わせたカスタマイズを実施しました。

生徒が徐々に変わって来るのを機に講師陣も生徒の成績アップを自分のこととして考えるようになり、同系列の塾を敵に据えて打倒目標を掲げ、一致団結の空気を生むことに成功しました。生徒の成績が目に見えて上がったことで新規生徒が20名増加し、業績も上がる結果になったことは自信です。

御社は社員育成に注力することで業界内でシェアを伸ばしておられますので、御社のインターンでは人の実力を伸ばす教育のノウハウを学びたいと考えております。

3:結果を分析し問題解決の手段を見つけて実行したことを書いた例文

私の強みは、結果を分析し問題解決の手段を見つけ実行する力があることです。

大学時代は陸上部に所属し、選手兼主務として役割を果たしました。自身が選手として活動している分、ほかの選手が何を求めているかを肌で理解できます。

多くの場合、欲しい情報がない、自分のデータがわかりにくいといった歯がゆさが原因であったため、結果がよくても悪くても常に分析を行うことに力を入れました。そこから見えてくる一人ひとりの問題、チーム全体の問題を解決する方法を探し、実際にやってみることはとても有効に働いたと自負しています。

二足のわらじを履くのは厳しかったですが、選手としても主務としても仲間を支えられた経験は大きな喜びです。

貴社はひとつの業務だけでなく、マルチに働ける人材を求めておられると伺っております。貴社のインターンを通じ、ビジネスの場で自分が培ってきた経験がどれくらい活かせるか、ぜひチャレンジしたいと考えております。

4:学生団体での経験をもとに書いた例文

私の強みは、責任感を持って取り組み、目標達成に向けて尽力できることです。

大学では、教育を受けられない発展途上国の子供たちを支援する協力団体に入っています。昨年、大学生に教科書を寄付してもらい、それらを販売して得た利益を寄付するプロジェクトのリーダーを務めました。

その年の目標寄付金額は100万円で、半年後も目標の半分に至らず、メンバーの間では諦める雰囲気が漂っていました。しかし、私は自分の役割を全うすべく、問題点を洗い出し、メンバーと共に改善策を打ち出しました。

ネット通話を使って全国の大学にある同様の学生団体と連携し、教科書販売の仕組みや広報の方法をシェアしました。認知度が高まることで徐々に売上が伸びていき、最終的には目標金額を達成しました。

貴社は新しい取り組みで業績を伸ばしてきたと伺っていますので、困難な状況でも役割を全うする自分の強みを活かし、スキルを磨きたいと考えております。

5:アルバイト経験をもとに書いた例文

私の強みは、継続力を発揮して粘り強く取り組めることです。

私は高校時代から今まで4年間、データ入力のアルバイトを続けています。企業からのデータをマニュアルに沿って入力する仕事で、正確さやタイピングの速さが求められます。最初はミスが多く、同僚に迷惑をかけて自分を責めることもありました。

しかし、どんなことも継続して極めればスキルアップになると考え、タイピングソフトを使った練習でスピードアップし、自分のミスを分析することで失敗を防げるようになりました。今ではチームのリーダーとして、新人スタッフの教育も担当しています。

貴社は地道にコツコツと業績を伸ばしてきたと伺っております。何事も前向きに続けていく私の強みを活かし、未経験の仕事にも継続して積極的に取り組むことで、自分ができることを増やしていきたいと考えております。

インターン選考の自己PRを作成する時に気を付けること

自己PR作成が苦手という学生からは、企業に言えるほどの結果を出せていないという声がとても多いです。人に言えるほどの実績がないというのがその理由ですが、企業の人事が学生に求めるものは社員に求めるものとは異なります。

ビジネスは確かに成果主義ですが、企業が就活生に求めるものはインターンに対する熱意や学ぶ意欲です。自己PRだからといって優秀さばかりをアピールするよりも、業界や企業のことを知りたい、学びたいという真摯な気持ちのほうが評価されることは知っておきましょう。

実績ではなく過程を伝える

前述の評価点を踏まえ、自己PRでは経験したことの結果よりも、成果を上げるためにどのような策を講じてきたのかを伝えることが最重要だと認識してください。

社会人になったら、過程でどれだけ頑張っても成果がなければ評価されにくいのは事実です。ただ学生であれば、これまで収めた優秀な成績ではなく、どのような努力ができる人間であるかのほうが高く評価されます。

逆にいえば、受賞した、大会で優勝したという実績があっても、それがそのまま高い評価につながらないケースもあるのが注意点です。

もちろんよい結果が残せれば一番ですが、たとえ成績はかぐわしくなかったとしても、何かに向かって努力した、創意工夫した過程を詳しく伝えましょう。

自分を盛らない

採用のミスマッチを防ぐために、話を盛るのは避けましょう。

実際にはできないことまでできると言ってしまうと、インターンとして業務に取り組んだ際に悪い印象を与えます。学生自身も働きづらくなり、継続することは困難でしょう。

お互いに不利益を被らないためには、スキルを誇張することなく正直に伝えることが大切です。インターンに採用されるかどうかだけでなく、採用後に継続できるかどうかも考えましょう。

エントリーシート全体を見て一貫性があるか確認する

最後にエントリーシートを読み返し、全体に一貫性があるかどうかをチェックしましょう。

採用担当者は、たくさんの応募者のエントリーシートに目を通します。たとえ経歴が優秀な学生でも、一貫性のないエントリーシートは主張したいことがわかりづらく、印象に残りません。

書き出し文から締めまでに一貫性と整合性があるかをチェックし、伝えたいことが明確にわかるかどうかを判断しましょう。

就活生はインターンに選ばれる自己PRを作成しよう

インターンの自己PRでは、自分の強みを、エピソードを交えてアピールしましょう。ただ、企業人事が学生に求めるのは単なる成果ではなく、その過程においてどのようなことにチャレンジし、困難を乗り越えて来たかということです。

もちろん優秀な成績が収められれば一番ですが、たとえそうした実績がなかったとしてもあきらめる必要はありません。むしろ優秀な成績を収めた組織にいたとしても、ただ所属していたというだけでは魅力のない人材と評価されてしまう場合もあります。

自分らしさをわかりやすく伝え、それをインターンでどう活かしたいかを整理しましょう。自己分析の長所をまとめ、ビジネス文書の形に整えることで魅力的な自己PRが作成できます。

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