HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
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洞察力の自己PRが企業に与える印象
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洞察力を自己PRでアピールする際のポイント
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洞察力を用いた自己PR例文
日常生活を過ごす中で、いつも「相手からどう思われているんだろう?」「相手に嫌な思いをさせていないかな」と気になる人は、洞察力があると言えるでしょう。
この記事では洞察力を自己PRとして伝えて良いのか、伝える際のポイントや注意点などを紹介します。
最後には洞察力をアピールする例文を10個用意しているので、参考にしてみて下さい。
【自己PRに洞察力】洞察力を強みにしても大丈夫?
まず企業に対する自己PRにおいて、洞察力があることは使えるものなのでしょうか?
結論からいうと、十分に自己PRとして成立するアピールポイントです。
洞察力がある人は、どんな状況に置かれても適切な判断や行動ができますし、何より人の考えを読み取った上でコミュニケーションができる性質があるため、どんな企業にとってもメリットしかありません。
そのため、洞察力があることは積極的に伝えていきましょう。
【自己PRに洞察力】洞察力とは
まずはじめに自己PRで洞察力をアピールするために、「洞察力とは」そもそもどのようなスキルなのかを説明していきます。
洞察力とは、物事の本質や現状を見抜く能力のことを言います。
例えば「今日は寒いですね」という発言から、普通の視点であれば「気温が低い」という情報しか得られませんが、洞察力がある人であれば「何か羽織るものが必要かも」といったように、その情報から次の行動を考えることができる人が多い傾向にあります。
このように、相手のことを考え「寒いですね」という発言の本質を見抜き、よく考えることができるスキルを洞察力と言います。
洞察力と観察力の違い
洞察力と観察力は似ているようで異なる概念です。
これらの違いを正しく理解することは、自己PRで洞察力をアピールする上で非常に重要です。
観察力とは、目に見える事実や表面に現れているものを注意深く観察し、それに気づく能力を指します。
観察力が優れている人は、細かな変化や周囲の状況に敏感であり、視覚的な情報を的確に捉えることができます。
一方、洞察力とは、観察を基にして、物事の本質や背後にある意味を見抜く能力を指します。
洞察力を持つ人は、見えていない部分や隠れた要因を見抜き、状況をより深く理解することができます。
観察から得た情報を基に、さらに深い意味を見出す洞察力が求められるのです。
洞察力をアピールする際には、この違いをしっかりと理解し、具体的なエピソードを通じてどのようにこれらの能力を活用したかを示すことが重要です。
企業の採用担当者に対して、自己分析が十分にできていることをアピールするためにも、この違いを意識した自己PRを作成しましょう。
【自己PRは洞察力】企業が自己PRを求める理由
では企業は、なぜ就活生に対して自己PRを聞こうとするのでしょうか。
もちろんそこには、さまざまな理由があります。
ここからは、その理由を2つに分けて紹介しますので、よく覚えておいてください。
求める能力とマッチしているか確認するため
入社後のミスマッチを防ぐため
まずどんな企業も、人材採用の際には何かしら求めている能力があります。
つまり、その能力とうまくマッチしている人を、自己PRを通じて確認するのです。
必要としている能力と一致しない人を採用してもお互いに良い結果にはならないため、その企業がどんな人を欲しがっているのかは必ず調べるようにしてください。
例えば会社のホームページを見てみるだけでも、そのヒントが何かしら得られるはずです。
採用活動において企業がもっとも恐れているのが、採用の際にミスマッチが起きないかどうかです。
だからこそ事前に自己PRを通じて、その人がどのような人間なのかをきちんと把握しようとします。
採用のミスマッチは早期退職につながってしまうため、時間と手間、そして費用を無駄にしないようにするために注意する企業は少なくないでしょう。
【自己PRに洞察力】企業に与える印象
洞察力についての基本的なことが理解できたところで、次は洞察力を自己PRとしてアピールした場合の「企業に与える印象」について説明していきます。
ここでは洞察力をアピールした際に、特に印象付けることができる「相手の気持ちを理解して動くことができる」「状況を理解して動くことができる」「本質を見抜いて行動ができる」の3点を順番に説明していきます。
どの印象も仕事をする上で、とても大切な要素になるため、事前にしっかりと把握しておきましょう。
相手の気持ちを理解して動くことができる
洞察力がある就活生は、普段の生活から相手にどう思われているのかを考えているので、「相手の気持ちを理解して動くことができる」人材であると印象付けることができます。
社会人として働いていく中で、この相手の気持ちを理解することは、とても大切な要素の1つで、チームやグループでの作業を円滑に行うためには必須の能力と言えます。
また、この相手とは同じ会社で働く同僚や先輩、上司だけではなく、職種によってはお客様や取引先、クライアントとなり、相手の立場になって考えることができることは、仕事全体を円滑に進めるために必要不可欠な能力になります。
相手の立場になって、目に見えない部分に気がつける能力は、あなたが思っているよりも貴重な能力であり、企業の採用担当者からしても魅力的な能力であることに間違いありません。
状況を理解して動くことができる
洞察力がある就活生は、あらゆる場面で視野が広く、「状況を理解して動くことができる」人材であると印象付けることができます。
ゼミのチームや、研究室においても、あなたは今必要なことは何か、この場面では何をするべきなのかをしっかりと把握し、チームに貢献してきたはずです。
そのため、洞察力があることをアピールすることで、入社し働く中でも、今の状況であれば何をするべきなのか、今しないといけないことは何かを正しく理解し行動できる人材である、という印象を抱かせることができます。
やる気が凄くあっていつも仕事に猪突猛進するタイプも決して悪くはないですが、会社が置かれている状況や、部署の現状などを正しく理解し仕事に取り組むことができる人材も、貴重な戦力になれると認識しておきましょう。
本質を見抜いて行動ができる
洞察力があることを自己PRでアピールすると「本質を見抜いて行動ができる」という印象を与えることができます。
この本質を見抜くことは、社会人として仕事をする上でとても大切な能力で、その理由は先輩社員から掛けられる言葉や、得意先やクライアントからの要望などの本当の意味を考える必要があるためです。
言葉の表面に出ていない意味を考えることで、相手が本当に伝えたいことや意図を見抜くことができ、それを汲み取った行動を起こすことで、大きな成果を出すことができるはずです。
大事なのは、物事の本質を見抜いた上で行動することです。
このことは、あなたにとっては普通でも、意外と多くの就活生や社会人ができていないことなので、アピールすることで大きなプラス評価に繋がるに違いありません。
【自己PRに洞察力】洞察力がある人の特徴
では洞察力がある人には、具体的にどのような特徴があるのでしょうか?
ここからは、洞察力を持つ人によくあるポイントを、大きく分けて2つ紹介します。
もしこの中で当てはまるものがある場合は、あなたも洞察力が備わっていると考えてOKです。
- 現状把握が得意
- 知識が豊富
現状把握が得意
まず洞察力が高い人は、何事に対しても本質を見抜く力があります。
なぜなら、目の前に映る情報に加えて、さまざまな視点から物事を考えられる力もあるからです。
何か課題にぶつかったり、何かを議論したりしている時に、いつも自分の発言や行動で解決することがあるなら、間違いなく現状把握が得意なタイプです。
知識が豊富
洞察力が鋭い人ほど、ジャンル問わずさまざまな知識を持っている傾向があります。
知識が豊富だとそれだけ解決できることは多くなるため、誰かが困っている時にも必ず役に立てる存在になるでしょう。
普段から何事に対しても興味を持ったり、積極的に勉強したりできるタイプの人は、洞察力の鋭い人になりやすいといえます。
【自己PRに洞察力】洞察力がある人が求められる仕事
洞察力を自己PRでアピールすることで与えられる印象が分かったら、次は「洞察力がある人が求められる仕事」について説明していきます。
洞察力があるあなたは、相手の気持ちに寄り添い、相手の立場に立って物事を考えることができるため、「営業職」や「コンサルタント」「カウンセラー」などの業界から求められる傾向にあります。
ここの項目で、なぜ洞察力がある就活生が求められるのか、理由を詳しく説明していきます。
営業職
洞察力がある就活生が求められる仕事の代表格としては「営業職」があります。
この営業職とは、就活生の中には「物を売る仕事」「汗水流し、お願いして物を買ってもらう仕事」という印象を持っている人も多いと思いますが、実際はそうではありません。
営業職とは、得意先やクライアント、顧客が何を求めているのか、どのような商品やサービスを必要としているのかを理解し、提案することが主な仕事内容です。
そのため、得意先やクライアントのニーズを把握する必要があり、商談などでコミュニケーションを取る中でそのニーズを汲み取る必要があり、洞察力が必要となる訳です。
洞察力は営業職として働く上で、コミュニケーション能力、行動力と並んで必須の能力になるため、アピールすることで選考を有利に進めることができるはずです。
コンサルタント
この「コンサルタント」という職種は、洞察力なくしてはできない仕事と言えます。
まずコンサルと言われることが多い、コンサルタントの仕事ですが、どのような仕事かご存じでしょうか。
簡潔に説明すると、企業や個人の今困っていることや、伸ばしたい事業、立て直したい事業などをヒアリングし、それに対する解決策やアドバイスをする仕事です。
企業や個人のクライアントとコミュニケーションを取る中で、相手の表面的な問題や課題ではなく、もっと本質的な問題・課題を発見し、それに対して現状から考えられるベストの提案をする必要があります。
そのため、コンサルタントとして仕事をするためには、洞察力が必要不可欠な能力であり、逆にいうと、洞察力がなければコンサルタントの仕事は向いていないと断言できます。
カウンセラー
次に紹介するのは「カウンセラー」です。
心理カウンセラーはその人が抱える悩みや苦しみを聞き、相談にのることで少しでも不安を和らげることが仕事になります。
そのため、相談されることについてしっかりと理解し、的確に相手が欲しい言葉をかけてあげる必要があります。
ここで大切なのはもちろん洞察力になり、相手の本質を見抜くことで、相手が欲しい言葉をかけてあげることができます。
カウンセラーに大切なのは、正解を教えてあげることではなく、相手が欲しい言葉をかけてあげることなので、洞察力がなければ務まらない仕事と言えるでしょう。
看護師
最後に紹介するのは「看護師」です。
洞察力が求められる職種といえば、看護師も忘れてはいけません。
看護師は患者さんの状態を何度も観察することになるため、その時に応じた対応ができなければいけません。
些細な変化でも見逃さない自信がある人は、きっと向いている職種になるでしょう。
【自己PRに洞察力】洞察力をアピールする際のポイント
この項目では「洞察力をアピールする際のポイント」を2つに絞って説明していきます。
このポイントを抑えることで、あなたの洞察力をアピールする自己PRに幅と深みを出すことができ、企業の採用担当者にも刺さる自己PRにすることができます。
そのポイントとは「他者評価を加える」と「エピソードを1つに絞る」ことです。
順番にそれぞれを詳しく説明していきますので、しっかりと確認して下さいね。
他者評価を加える
あなたの自己PRに深みや説得力を加えたい場合は、この「他者評価を加える」ことを意識してみましょう。
主観的に洞察力があると考えている自己PRよりも、客観的に周りの友人や家族などに洞察力を褒められたエピソードの方が、説得力があるためプラス評価になりやすい傾向にあります。
客観的な第三者の意見を聞くことで、自己分析だけでなく他己分析も進んでいることを合わせてアピールすることができるため、より視野の広い人材であるという印象も与えることができます。
それに加え、チームで何かを成し遂げた経験や、チーム内でのあなたの役割などをエピソードに盛り込むことで、より具体的なエピソードになり、自己PRの完成度が飛躍的に上がります。
エピソードを1つに絞る
これから洞察力をアピールする際に、人によってはたくさん伝えたいエピソードを持っているかもしれません。
しかし、そのすべてを自己PRに詰め込むのはやめておきましょう。
なぜなら、まとまりのない自己PRになってしまうおそれがあるからです。
特にESの場合は書けるスペースに制限がある上、企業によっては字数まで指定してくることも珍しくありません。
だからこそ、数あるエピソードの中でも、自分がもっとも伝えたいものだけに絞るようにしてみてください。
洞察力を自己PRでアピールする際には、主にどんなことを伝えるのが良いのでしょうか。
今から紹介する2つのパターンで、エピソードを考えてみるのがおすすめです。
リーダーとしてまとめていた経験
これまでの学生生活やアルバイトの中で、リーダーとして人をまとめていたことはありませんか?
リーダーという立場は、自分のことだけではなく、常に周りの人のことを考えながら行動する必要性があります。
そして何か問題が起こった時にも、率先して自分が解決へ導くための方法を考える必要も出てくるでしょう。
だからこそ、リーダー経験をアピールできれば、それだけでも洞察力の鋭い人間だと理解してもらいやすくなります。
とにかくしっかりしている人だと思ってもらえるため、どの企業でアピールすることになっても高く評価されるでしょう。
異なる背景を持つ人と協力した体験
今までに、自分とはまったく異なる文化や背景を持つ人と、接する機会はありましたか?
例えば、海外留学を経験したことがある人なら、現地の人と何かしら交流したことがあるかもしれません。
日本人と海外の人では、同じ人間でも多くの違いがあるため、とても新鮮で貴重な体験になったでしょう。
そして場合によっては、文化や価値観の違いによって、コミュニケーションが難しいと感じたことがある人もいるはずです。
もしそんな人ともうまく寄り添って交流できた経験があるなら、それは洞察力の高い人だといえます。
伝えたいことを明確にする
自己PRをESに書く時に、気づいたら何を伝えたいのかよくわからない状況になってしまうケースも珍しくありません。
特に文章が長くなればなるほど、そのような経験をすることがあるでしょう。
だからこそ、まずは本当に伝えたいことを明確にしてみてください。
あとはその結論となる部分を、自己PRの最初に持ってくることが大切です。
そうすれば、読み手に対してわかりやすく情報を伝えられるようになります。
一文を短くする
文章を書く際には、読み手のことも考えながら書くことが大切です。
つまり、自分の言いたいことをただ連ねているだけでは、読み手に対して何も伝わらずに終わってしまうこともあります。
そのため、常に意識してほしいのが一文を短くすることです。
一文で伝えたいことを2つ以上詰め込んでしまうと、何を言いたいのかわからないと思われてしまうおそれがあります。
一文につき伝える内容を1つに絞って伝えましょう。
大体50~70文字程度になるように意識すると、綺麗にまとまった文章で読みやすくなります。
【自己PRに洞察力】洞察力をアピールする際の注意点
ここまで、自己PRで洞察力をアピールすることのメリットばかりを説明していきましたが、「洞察力をアピールする際の注意点」ももちろんあります。
この項目では、洞察力をアピールすることで、思われてしまう可能性のあることを「行動スピードがないと思われる」「コミュニケーションが受動的と思われる」「勘違いをしやすいと思われる」の3つに絞って説明していきます。
この3つに関しては、言い換えることで長所にもなり得ることなので、しっかりと内容を把握しておきましょう。
行動スピードがないと思われる
注意点の1つ目は洞察力があるが故に、深く考えてしまい「行動スピードがないと思われる」可能性があることです。
企業の採用担当者によっては、洞察力=深く考えてから行動する、という印象を持っている場合もあり、即行動が求められる業界や職種の場合、知らないところでマイナス評価になっている場合があります。
そのため、自己PRで洞察力をアピールする際は、先ほどの言い換える言葉の「直感的な思考力」という言葉を使うことをおすすめします。
この直感的な思考力と書くことで、瞬時に相手の言葉や行動を深読みし、現状把握し理解することで、行動に移すことができると印象付けることができます。
この行動スピードは社会人として必要な能力であり、ないと大きなマイナスポイントになるため、言葉を工夫しながら洞察力をアピールする必要があると言えます。
コミュニケーションが受動的と思われる
注意点の2つ目は、相手の気持ちを考えすぎるために「コミュニケーションが受動的と思われる」ことです。
洞察力が高いからこそ、「今話しかけてもいいのかな?」「今、忙しそうだな」「これは言わない方がいいのかな」と考えすぎてしまうのではないかと思われがちです。
そのため、コミュニケーションを取ることに対して積極的ではなく、控えめで、自分の意見を言えないのではないかとの印象を与える場合があり、注意が必要です。
しかし、このことは「相手の気持ちを考える」「相手の状況を理解できる」「状況によって判断を変えることができる」と言い換えることが可能であり、プラス評価に繋げることができます。
仕事場の状況や雰囲気に合わせて上手く行動できることは、社会人として必須の能力ですので、学生時代にグループで何かを達成したエピソードなどを用意し、コミュニケーション能力も持ち合わせていることをアピールしましょう。
勘違いをしやすいと思われる
洞察力があるということは、物事の本質を見抜き行動することですが、場合によっては「勘違いをしやすいと思われる」こともあり、この点は注意が必要です。
あなたがアピールする洞察力とは、他の人からするとただの個人の解釈と捉えられることもあり、自分の考えに固執してしまう人なのではないかと思われることもあります。
例えば、仮に先輩社員の方から「いつも頑張っているね」と声を掛けられた場合、この先輩社員の方は本心で言っているにも関わらず、「もっと頑張れってこと?」「プレッシャーをかけられている?」と深読みしすぎて、しんどくなってしまうことがあります。
このような勘違いから、社員同士の関係が上手く行かなくなり、仕事が上手く回らなくなってしまう可能性があると勘違いされる場合もあるため、洞察力のアピールの仕方には注意が必要です。
【自己PRに洞察力】洞察力をアピールする伝え方
ここまで、洞察力が自己PRとしてアピールできることや企業に与える印象、アピールする際の注意点などを説明していきました。
この項目ではより具体的な「洞察力をアピールする伝え方」について説明していきます。
この伝え方は「洞察力があることを伝える」「洞察力が伝えられるエピソードを伝える」「洞察力をどのように活かすのか伝える」の3つに分けることができ、構成もこの順番でしていきましょう。
洞察力があることを伝える
自己PRで洞察力をアピールするには、最初に「洞察力があることを伝える」ことから始めてください。
例えば、「私の強みは洞察力があることです」「私の強みは部活動で培われた洞察力です」など、自己PRであなたが1番伝えたい結論を最初に述べるようにしましょう。
この結論を最初に述べることで、企業の採用担当者にあなたの強みが分かりやすく伝わり、その後のエピソードが頭に入ってきやすい状態を作ることができます。
それに加え、結論から述べることで、論理的に話を組み立てることができるという印象も与えることができ、プラス評価に繋がるはずです。
この結論から述べるテクニックは、志望動機やガクチカでも使うことができるので、早めに習得しておくことをおすすめします。
洞察力が伝えられるエピソードを伝える
結論を述べた後は、その結論を裏付けるための「洞察力が伝えられるエピソードを伝える」ことが必要になります。
ここのエピソードは先ほどの「洞察力をアピールする際の注意点」を気にしながら選ぶようにすると、より企業の採用担当者に刺さるエピソードを選ぶことができるはずです。
このエピソードを書く際は、具体的かつ端的、定量的に書くようにして下さい。
エピソードの内容がふわっとアバウトな場合、説得力がなく、信憑性に欠けるエピソードになってしまい、最悪の場合「この学生、嘘ついていないか?」と疑われてしまいます。
そうならないためにも、具体的かつ端的に、定量的に書くようにしましょう。
洞察力をどのように活かすのか伝える
自己PRの最後には必ず「洞察力をどのように活かすのか伝える」ようにして下さい。
企業の採用担当者は自己PRから、あなたの人柄や能力、会社とのマッチ度を推察しているため、強みを発揮して会社で活躍できることをアピールする必要があります。
この入社後に洞察力を活かす部分は、受ける企業や職種によって変える必要があり、あらかじめ受ける企業の職種や実際の業務内容を確認しておく必要があります。
また、企業の求める人材なども確認し、それに合ったエピソードを選ぶようにすると、このどのように入社後強みを活かすのか、についても書きやすくなるはずです。
洞察力の活かし方
ちなみに洞察力の活かし方についても、ここで紹介しておきましょう。
例えば、洞察力がある人になるためには、何事においても本質を見抜けなければいけません。
そのため、目の前で起こっている出来事だけで物事を判断するのではなく、さまざまな視点から考えるクセをつけてみてください。
意識しておいてほしいのが、相手の立場になって考えられるようになることです。
これは社内の人と接する時だけではなく、お客様やクライアントと接する際にも、重要なポイントになります。
相手の立場になれない人は自分勝手な印象を与えてしまうおそれがあるため、これは大人として最低限身に着けておかなければいけないことです。
【自己PRに洞察力】洞察力をアピールする例文
自己PRにて洞察力は大きなアピールポイントになり得ることが分かり、すぐにでも自分で書いてみようかなと思っている頃ではないでしょうか。
しかし、意外と1から組み立てるとなると大変で、なかなか進まず途中で投げ出してしまう就活生が多いのも事実です。
この記事では、「洞察力をアピールする例文」を10文も用意しましたので、あなたのエピソードに合う例文がきっと見つかるはずです。
例文はそのまま使うのではなく、きちんとあなたのエピソードに置き換えて組み立てるようにして下さいね。
学業の経験1
私は大学3年生の時から今所属している研究室に席を置き、勉強を続けております。
特に印象に残っているのが、大学3年生の10月から取り組んだプロジェクトで、地元の商店街の市場調査のプロジェクトがあり、チームを組んで取り組みました。
当初は従来のようなデータ分析だけで調査を進めようとしましたが、真新しい情報やデータを集めることができず、苦心しました。
そんな時、私は自分が消費者であればどのような商店街だったらいいのかを考えるようになった結果、直接商店街を利用している方に直接聞くことで、消費者の隠れたニーズやトレンド、行動パターンを見つけることに成功しました。
このことを発表した結果、全10チームの中で最優秀賞を獲得することができました。
私はこの経験を活かし、ビジネスの現場においても新しい視点を大切にし、相手の立場に立って考えることができる人材として活躍していきたいと考えております。
学業の経験2
私は大学3年生の時から専攻ゼミで深いテーマ研究に取り組んできました。
多くの文献やそれにまつわるデータを通して、見えない背景や要因を探る作業は、知らないうちに私の洞察力を鍛え、今では長所にすることができました。
ある文献のテーマで主流とされている意見や結論があったとしても、それに私は全く違うアングルからアプローチし、多角的な視点から多くの情報を解釈することで、新たな発見や全く違う仮説を提案することができました。
このゼミでの経験で、表面的な情報だけでなく、その背後に潜む真実や要因を読み解く洞察力が身についたと感じましたし、他の人より鍛えられたと自負しております。
私はこの強みを活かし、表面的なことだけでなく、言葉や行動を深く考察し、多角的な視点で見ることで本質を見抜き、それに対して行動することで多くの成果を上げていきたいと考えております。
サークル活動1
私は大学1年生の時から現在までテニスサークルに所属しており、3年生の時からサークルの幹部として活動しております。
そのサークル活動では、所属している人数が多いため、大会に出られない人や運営方法に不満を持つ人も出てくるため、メンバー1人1人に声をかけ、モチベーションの悩みや不満などを誰よりも早く察知し、その人に合った言葉をかけることで、サポートしていました。
私が特に気にしていたのが、新しくサークルに入る新メンバーが、上手く馴染んでくれるかどうかで、以前はよく入っては辞めていくという流れがありました。
私は、新メンバーと会話する中で、どの人と仲良くなれそうか、どんな言葉をかけるべきなのかを深く考え、それを行動に移していくと、サークルの雰囲気全体が良くなり、辞める人もいなくなりました。
私はこの高い考察力という強みを活かし、入社後はチームのモチベーションを上げることで、大きな成果に繋げていきたいと考えております。
サークル活動2
私は大学3年生の時に学祭の実行委員になり、イベント企画や運営を行い、学祭を成功させるために奔走していました。
学祭の実行委員のメンバーだけでも50人を超える人数がおり、意見をまとめるだけでも一苦労でしたが、そんな中でもメンバーの感じている雰囲気などにアンテナを張り、誰よりもメンバー全体を見るように心掛けておりました。
作業は上手く進み、学祭前日を迎えた時、前日のリハーサルを行った際、当日スムーズに動けないのではと予測し、すぐにメンバーを集め打ち合わせし、直前でしたが改善した結果、学祭当日は何も問題なく運営でき、大成功を収めることができました。
私はこの経験から、多角的な視点から見て深く考察できることが身につき、さらにその考えをすぐに行動に移すことができるようになりました。
この強みを活かし貴社に入社してからも、相手のニーズを汲み取り、すぐに行動することで、成果に繋げることができると考えております。
アルバイト1
私は高校3年生の時からチェーンの居酒屋でアルバイトを続けており、今も同じ店舗でバイトリーダーを任されております。
始めた当初はなれない接客業に苦戦しましたが、様々なお客様と接することで接客はもちろんのこと、お客様が今どうゆう気持ちなのかを察知できるようになりました。
例えば、メニューを長く見つめているお客様は注文がしたいが、メニューを決めかねているので、今日のおすすめのメニューを提案してみることや、日本酒や焼酎の銘柄に悩まれているお客様であれば、食べ物からおすすめの銘柄を提案することができるようになりました。
このようにお客様のニーズを自然と汲み取り、最適な提案をすることで、お客様の満足度は上がり、店舗での最優秀接客賞を獲得することができました。
私はこの強みを活かし、貴社に入社後も顧客やクライアントの本当のニーズを汲み取り、適切なアクションを起こすことで、大きな成果を出したいと考えております。
アルバイト2
私は大学1年生の時から現在まで、個人経営の塾で塾講師をしており、多くの中高生に授業をしてきました。
私が講師として教える時に心掛けていることは、生徒の心情に寄り添って授業をすることです。
それは教える内容だけでなく、それぞれの生徒の表情や態度、筆記の仕方など微細な変化から、この授業の内容を理解しているのか、きちんとついてこれているかを察し、難しそうな生徒がいれば少しレベルを下げ、逆に理解ができていそうな時はレベルを上げました。
また、ある生徒が特定の計算過程で毎回ペンが止まるので、その生徒はその部分で躓いているのだと気づき、個別にフォローアップすることで、理解を深めることができ、成績も向上させることに成功しました。
私はこの塾講師の経験を通じて、高い考察力と行動力を身につけ鍛えることができました。
この強みを活かし貴社に入社後も、相手のニーズを汲み取り、適切な行動を心掛けることで、いち早く成果に繋げることが可能だと自負しております。
部活動1
私は中学・高校の6年間サッカー部に所属しており、ムードメーカーとしてチームの士気を高めることに注力しておりました。
試合中はもちろんのこと、練習中から誰よりも積極的に声を出し、誰よりも体を張ったプレーをすることを心掛けていました。
その中でも特に心掛けていたのが、チームメイトの表情やプレーからメンタルの状態を察知し、適切な声がけやプレーをすることでした。
試合中にミスが続き自信を失っているチームメイトや、いつもより消極的なプレーが多いチームメイトには積極的に声をかけ、士気を高めることでパフォーマンスが向上し、試合後声をかけてくれてありがとうと言ってもらえることもあり、とてもやりがいを感じました。
私はこの経験から、入社後もこの洞察力を活かし、社内の現状を素早く察知し適切な行動を取ることで、多くの成果を上げて、貴社に貢献していきたいと考えております。
部活動2
私は中学・高校と野球部に所属しており、ポジションはキャッチャーでした。
キャッチャーの役割は、ピッチャーから投げられたボールを受けることはもちろんですが、相手打者の打撃傾向の把握や、守備位置の調整、声をかけることでチームの士気を高めること、監督からの指示を伝達することなど多く、大変なポジションでした。私はその役割の中でも特に配球には高い洞察力が求められると感じており、打者の打撃傾向だけでなく、打席に入る時の表情や投げられたボールへの反応の仕方、構えの仕方などから苦手なコースを推測し、ミットを構えます。
ピンチの場面ではより深く考え、ゴロを打たせるのかフライを打たせるのかでも配球は変わるので、私の洞察力を最大限活かし、多くのチャンスを潜り抜けることができ、高校2年生の時には甲子園に出場することができました。
私はこの強みを活かし、貴社に入社後も物事の本質を見抜くことで、本当の課題や問題点を汲み取り、適切な行動を選択できると自負しております。
部活動3
私は中学・高校の6年間バスケットボール部に所属しており、ポジションはポイントガードをしておりました。
このポイントガードのポジションの役割としては、チームの攻撃を組み立てることなので、常にコート上の動きを把握し、相手チームのディフェンスの弱点や、自分のチームメイトの特徴をどう活かすのかを考える洞察力が必要でした。
特に接戦の場合は、コートの中の選手だけでなく、途中から入ってくる選手の特徴なども瞬時にプレーから読み取り、それに合わせた組み立てをする必要があり、短い時間でも多くの情報を頭で処理し、プレーに繋げる必要があり、洞察力が特に鍛えられたと実感しています。
この部活動を通じて培った洞察力は、多くの情報から本質的なポイントを見抜く能力として、日々の学業や日常生活を効率的に過ごすという点で役に立っております。
この強みを活かし、貴社に入社後も、複雑な状況下でも迅速な判断を必要とする業務でも誰よりも早く成果を上げることができると考えております。
留学経験1
私は大学で英語を専攻しており、大学2年生の夏休みにアメリカに短期留学をしました。
その留学している期間中は、多くの国から集まったメンバーを通して多様な文化や価値観に触れることができ、人々の文化的背景や動機など会話する中で深く考えることで、高い洞察力が身につきました。
容姿や言動などの表面的な情報だけでなく、その文化的背景や行動の本当の意味を多角的に捉え、考えることが現地の人とコミュニケーションを取るには必須で、自分と異なるバッググラウンドを持つ人々への理解がとても深まりました。
私はこの経験から、表面的なことではなく、その人の本質を多角的な視点で考えることの重要性を学び、今まで以上に深く物事を考え行動できるようになりました。
この洞察力という強みは、貴社に入社してからも社内外問わず、多くの人と接する中で活かすことができると確信しております。
【自己PRに洞察力】洞察力を鍛える方法
洞察力は、鍛えることで向上させることができます。
まず、幅広い知識や経験を積むことが大切なのでさまざまな分野に触れ、物事の本質を見抜く力を養いましょう。
また、観察力を磨くことも重要です。
日常の変化や人の動きを観察する習慣をつけることで、洞察力が高まり、固定観念にとらわれず、柔軟な思考を持つことも必要です。
新しい視点を取り入れることで、より深い理解が得られます。
最後に、自己分析を深めることも忘れずにし、自分の強みや弱みを理解し、洞察力をさらに磨きましょう。
【自己PRに洞察力】洞察力を高評価に繋げるためのコツ
洞察力をアピールするには、具体的な行動に結びついたエピソードを伝えると効果的です。
また、他者からの評価を加えることで、信頼性が高まるので仕事での活かし方も明確に示しましょう。
最後に、簡潔でわかりやすい表現を心がけ、印象に残る自己PRを作りましょう。
まとめ
あなたが普段、相手にどう思われているのか、相手がどう思っているのかを考えることができているということは、洞察力があると言えるため、自己PRでアピールすることができます。
しかし、洞察力はアピールの仕方を間違えると、消極的、内向的、受動的と捉えられることになり、マイナス評価に繋がってしまい勿体無いことになります。
この記事で説明した、ポイントと注意点をしっかりと把握してから、あなた自身のエピソードを選んでいくようにして下さい。
1から組み立てるのが難しい場合は、最後の例文の中からあなたのエピソードに似ている例文を選び、置き換えて組み立てるようにしましょう。
くれぐれもそのまま使うことがないようにして下さいね!
就活コンサルタント木下より
洞察力を身に付けたい人はとにかく物事に主体的に取り組み、自ら情報をキャッチアップしにいきましょう!洞察力がある人と時間を過ごし、常にコミュニケーションをとることで考え方が身についていきます!