【例文7選】200字程度で志望動機を書く方法!200字特有のポイントや業界別例文を紹介!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

就活の度にESで志望動機を書くことになりますが、場合によっては企業から200字で志望動機を書いてほしいと指定されるケースもあります。

とはいえ、文字数を制限されると、どうしても難しいと感じてしまう人も少なくないでしょう。

本記事では、どうすれば志望動機を200字にまとめられるのかを、詳しく解説します。

【200字の志望動機】志望動機の評価ポイント

どんな企業も、志望動機からその人がどういう人間なのかを判断します。

だからこそ、志望動機はできる限り丁寧に書かなければいけません。

ここでは具体的な評価ポイントになる要素を、3つ紹介しましょう。

志望度の高さ

まず企業は、志望動機を見た上でどれくらい自社に対する興味があるのかを判断します。

そもそも興味関心がない人を採用しても活躍してくれる可能性は低くなってしまうため、ここは必ずといっても良いほど評価ポイントになるでしょう。

だからこそ、志望動機を書く時はできる限り細かく理由を書かなければいけません。

ただし、気をつけてほしいのは、どの企業にも当てはまるようなことを志望理由にしないこと。

あくまでも応募する企業だからこそ、当てはまる内容でなければいけません。

でないと、本気で入社したい熱意が伝わりづらくなってしまうでしょう。

ビジョンが一致しているか

会社は就活生が目標を達成するための最適な環境であり、就活生は会社に貢献するための人材だと考える企業は少なくありません。

そのため、志望動機を書く時は、企業が目指しているゴールと就活生自身が思い描いている未来が、きちんと一致している必要があります。

そこにズレがあると、それだけでどんな企業も採用しようとは思わなくなってしまうでしょう。

これから入社したいと思っている企業がある人は、その企業がどんなビジョンを持っているのかを、あらかじめリサーチしておいてください。

人柄・価値観

人材採用において、過去の実績を重視するのはもちろんですが、最近では人柄も同様に重視する企業が増えてきています。

場合によっては、むしろ人柄を何よりも大切に考えて採用していることもあるでしょう。

だからこそ、志望動機を書く時は、自分の人柄がわかるような文章もあると、それが採用の決め手になる可能性があります。

自分がどんな性格の人間なのか?どのような価値観を持っているのか?などを、書ける範囲で書いてみることを意識してみてください。

【200字の志望動機】志望動機の作り方

志望動機は、そもそもどんなことを考えて作れば良いのでしょうか?

ここでは、志望動機を作る上でもっとも大事なポイントをまとめましたので、すべて頭に入れておいてください。

どんなことを成し遂げたいか

志望動機では、自分がこれから成し遂げたいことを明確にするのがポイントです。

例えば仕事でこんなことがやりたい、と伝えるだけではなく、その仕事を通じて最終的に何を達成したのかまで考えてから、書くようにしましょう。

なぜなら、そこまで明確に未来を描いていることによって、本気度が伝わりやすくなるからです。

これだけで合否が左右されるといっても過言ではないため、最初に自分が成し遂げたいことを必ずピックアップしておいてください。

成し遂げたいことが見つからない場合は?

とはいっても、人によっては自分が将来的に、何を成し遂げたいのかわからないというパターンもあるかもしれません。

そんな人は、自分が入りたいと思っている企業が目指しているゴールを、詳しく調べてみるのが良いでしょう。

どんな企業であろうと、必ず将来的なビジョンを描いているものです。

例えば企業のホームページやSNSを、一度見てみてください。

そこから参考にできる内容があれば、自分の成し遂げたいことを考えやすくなるでしょう。

自然と企業が描くビジョンとも一致させやすくなるため、熱意があることも伝わりやすくなります。

なぜ成し遂げたいのか

何を成し遂げたいのかを書いたとしても、それだけで終わってしまってはいけません。

なぜなら、そこにどんな動機があるのかを、企業は知りたいと思うからです。

物事には何でも根拠がなければ成立しませんので、具体的な理由まできちんと書くようにしましょう。

例えば、過去の経験を振り返ってみるのもおすすめです。

そこに動機とつながる要素が、何かしら見つかる可能性があります。

なぜその企業が最適なのか

成し遂げたいことと、その理由を詳しく書いたあとは、そもそもなぜその企業じゃなければいけないのか?といった部分まで、書くようにしてみてください。

企業は数ある企業の中でも、なぜ自社のことを選んでくれたのかまで、聞いてくる傾向があります。

その時にスムーズに答えられるようにするためにも、ESにもその内容は明確に書いておく方が良いでしょう。

企業によっては、むしろここを最重要視する場合もあるため、できるだけ時間をかけて考えるようにしてみてください。

【200字の志望動機】志望動機の構成

志望動機をESに書く時に、常に意識しなければいけないのが文章の構成です。

きちんと構成された文章であれば、それだけでも採用担当に高く評価してもらいやすくなるでしょう。

ここで基本的な構成の仕方を解説しますので、ぜひマスターしておいてください。

結論

どんな文章を書く時も、出だしは非常に重要なポイントの1つです。

そこで覚えておいてほしいのが、必ず結論から書き始めるようにすること。

実は人に何かを伝える際には、最初と最後に要点をはっきりさせておいた方が、相手に話の内容を理解してもらいやすくなります。

これはESで志望動機を書く時だけではなく、さまざまなシーンでも活用できる方法です。

そのため、どんな時でも意識しておいた方が良いといえるでしょう。

もし人に何かを伝えることに苦手意識がある人は、このことに注意するだけでも大幅に改善できるはずです。

根拠

最初に結論を伝えたあとは、その具体的な理由を詳しく話していきましょう。

この時に意識してほしいのは、できるだけ細かくその内容を書いていくことです。

その際には、何か数字を入れながら説明すると、説得力が生まれやすくなります。

例えば過去に頑張っていた経験を伝える場合は、具体的に何年間頑張っていたのかまで、詳しく書きましょう。

これだけで真実味が出てきますし、ポジティブな内容であれば実績のあるすごい人材と思ってもらえる可能性もあります。

企業を選んだ理由

志望動機では、自分のやりたいことだけを伝えるのではなく、なぜその企業でやりたいと思っているのかまで伝えることが大切です。

だからこそ、その具体的な理由まで、明確にしておきましょう。

しかし、人によってはなかなか思いつかないかもしれません。

そんな時は、自分が応募する企業がどんな企業理念を持っているのか?どんな事業を展開しているのか?などを、詳しく調べるようにしてください。

また、記事や動画などで社員の人柄がわかるようであれば、そこからヒントを得る方法もあります。

【200字の志望動機】志望動機を200字で書くときのポイント

志望動機を200字でうまく収めたくても、なかなか思うようにいかない人もいるでしょう。

そんな時は、ここから紹介する3つのポイントを覚えておけば、文字数を整えやすくなります。

200字以上で志望動機を書いてみる

最初から文字数を意識するのも良いですが、それで書けない場合は下手に意識しない方が良いケースもあります。

なぜなら、手が動かなくなって時間だけが経ってしまうからです。

だからこそ、一旦200文字以上書いてみることを考えてみてください。

少ない文字数を増やすのは大変ですが、長い文章から文字を削って調節するのは、そこまで難しいことではありません。

だ・である調を使う

ESを書く時に、つい「です・ます調」で書いてしまう人もいるでしょう。

もちろん問題はありませんが、厳密にいえば必ずしも「です・ます調」である必要はありません。

そのため、もし長文を書きがちな人は「だ・である調」を使ってみるのがおすすめです。

これだけでも、ある程度全体の文字数は減らしやすくなります。

接続詞をなくす

志望動機を200字で簡潔に書く際には、不必要な接続詞の使用を避けることがポイントです。

「また」「以上のことから」「そんな時」など、情報のつながりを示すために使われる接続詞は不要なことも多く、文字数を節約するためにも見直すべきです。

文章をコンパクトにすることで、メッセージが直接的かつ明瞭に伝わりやすくなるので、文字数制限がある場合は特に接続詞を見直し、必要最小限の言葉で伝えることを心がけましょう。

必要のない情報は削る

文字数が増えすぎてしまう人は、全体を見直した上で本当に必要な部分はどこなのかを、見定めるようにしてみてください。

すると、逆に必要のない部分も見えてくるはずです。

あとはそこを削りつつ、全体の文脈が通るように修正すれば、最終的に200字で収めることができるでしょう。

200字に指定された場合の許容範囲

文字数が200字に指定されている場合、実際に許容される範囲はそのあとにどんな言葉が使われているかということによって異なります。

例えば、「200字以内」であれば、200字までが上限となりますが、「約200字」という表現であれば、若干の前後は許容される可能性があるということです。

指示されている文章のニュアンスを正確に理解し、可能な限り正確な範囲内で答えることを意識することが大切です。

200字以内と指定された場合

200字「以内」に指定された場合、最大限許容されるのは正確にちょうど200字までであり、それを超えると指示に従っていないと見なされてしまうことがあります。

しかし、あまりにも文字数が少ないと、志望度が低いと受け取られる可能性があるため、180字から200字の範囲内でバランスよく収めることを意識しましょう。

この範囲内であれば、熱意や具体性をしっかりと伝えつつ、指定された条件にも適切に対応しているとみなされます。

志望動機を書く際は、簡潔かつ明瞭に自分の考えを表現し、指定された文字数内で最大限の情報を盛り込むことが重要だと覚えておきましょう。

このように限られた文字数の中でも、工夫次第で自己の意欲と企業への貢献意欲を効果的に伝えることができます。

200字程度と指定された場合

200字「程度」という指定がある場合、この表現は「以内」に比べてある程度ずれても許容してくれると思っていいでしょう。

そのため、200字を少し超えるか、少し下回る程度であれば問題ありませんが、理想的な範囲としては、180字から220字の間に収めることが望ましいです。

この範囲内であれば、指定された「程度」という言葉の意味合いに合致しつつ、同時に必要な情報を抑えながらも、余計な部分を省くことが可能です。

ただ220字程度を超えると、指示の「程度」を超えた長さと見なされる恐れがあるため、避けるべきでしょう。

逆に、180字未満では内容が薄いと感じられる可能性があるので、この範囲内でバランスよく情報を整理し、簡潔かつ具体的に自分の志望動機を表現することが重要です。

【200字の志望動機】志望動機の注意点

志望動機は自由に書いてもOKですが、あくまでも相手にうまく伝えられている文章になっていることが前提です。

そのため、今から紹介する4つの注意点を、必ず頭に入れておいてください。

業界・企業を選んだ理由は具体的に

自分がなぜその業界を選んだのか?なぜその企業を選んだのか?を書く際には、必ず具体的な内容を書くことを意識しなければいけません。

その理由は、企業から「他の企業でも良いんじゃないかな?」と思われてしまうおそれがあるからです。

あくまでも自分が志望する企業にしか当てはまらないことを、志望動機の中に入れる必要があるのを忘れないようにしましょう。

伝えたい内容を明確にする

志望動機を書いている最中に、いつの間にか何を伝えなければいけないのかがわからなくなってしまう人もいます。

そのまま書いていても無駄な文章が増えてしまうだけになるおそれがあるため、常に伝えたい内容は明確にしておかなければいけません。

最終的には結論になる部分につながる文章にしなければいけないため、そこは最低限注意した方が良いでしょう。

一文を短くする

文章を書きなれていない人ほど、一文が長くなりがちになる傾向があります。

長くなることで伝えたいことがぼやけてしまうおそれがあるため、常に短く収めることも意識してみてください。

イメージとしては、一文につき50~70字くらいでOKです。

多少前後しても問題はありませんので、これくらいの一文を書くようにすれば、誰にでも読みやすい志望動機になるでしょう。

【200字の志望動機】志望動機の例文

では最後に、これから初めて志望動機をESに書く人に向けて、業界別の例文を紹介します。

もし文章が頭に思い浮かばない人は、こちらもぜひ参考にしてみてください。

SIerの志望動機の例文

貴社を志望する理由は、世の中の企業のDX化を推進して、より利便性の高い社会を形にしたいからである。

例えば私は、以前初めてタッチ決済を利用して、サービスを受ける機会があった。

それまでは現金払いしかやったことがなかったので、その便利さに思わず感動した記憶があった。

だからこそ、貴社を通じてSler業界に飛び込み、まだデジタル技術に触れていないような人たちにも、もっとこの便利さを実感してもらえるようなサービスを作っていきたいと思っている。

EC業界の志望動機の例文

私が貴社を志望する理由は、ECを通じてもっと人々の生活を便利にしたいと思ったからである。

私は数年前まであまりECを利用したことがなかったのですが、コロナ禍に入ったのがきっかけで、積極的に利用するようになった。

その時の便利さに感銘を受けたため、もっと何かできるのではないかと思ったのが志望する主な理由である。

特に貴社は最先端技術を取り入れて常に新しいサービスを展開しているため、そんな貴社ならもっと社会に貢献できそうだなと思った。

食品商社の志望動機の例文

私が貴社を志望する理由は、日本食をもっと海外で広めていきたいと思ったからである。

以前海外留学をした際に、たまたま持って行ったカップラーメンを1つ作ってあげたところ、とてもハマッてくれたのを覚えている。

そこで私は、日本食にはポテンシャルがあるなと実感した。

特に私は貴社が取り扱う商品が大好きなので、そんな貴社に入社してもっと日本食の良さを、世界中に届けたいと考えている。

素材メーカーの志望動機の例文

私が貴社を志望する理由は、空を飛ぶ車を実際に実現したいと思っているからである。

なぜそう思っているのかというと、空を飛ぶ車があれば、単なるドライブだけではなく、病院への搬送や物資の輸送においても、必ず役立つものだと感じているからである。

貴社は特に炭素繊維に関する研究が進んでいる企業であることを理解しているため、貴社の技術力さえあれば、そんな未来を実現することも不可能ではないと思ったからだ。

医療機器メーカーの志望動機の例文

私が貴社を志望する理由は、世界中の人が少ない負担でも、十分な医療を受けられるようにしたいと思っているからだ。

私の母は昔、がんの病を患った。

その際にお金の都合がどうしてもつかなかったので、それでも自宅療養をするしかない状態だった。

そんな苦い思い出があったからこそ、もっと誰もが気軽に高度な医療を受けられる世の中にしたいと思った。

貴社は他社と比べてコストを抑えつつ素晴らしい医療機器を作っているため、貴社なら夢を実現できると確信している。

デジタルマーケティングの志望動機の例文

私が貴社を志望する理由は、マーケティングの手法1つでどんな物でも売ることはできると思っているからだ。

私は以前、大学で「アメリカは物の品質以外にマーケティングで物を売る」という文化を教わった。

これは海外じゃなくて日本でも、同じ文化を生み出せると自分は考えている。

貴社はすでにデジタルマーケティングを駆使したビジネスに取り組んでいるのを知っているため、貴社でさまざまな勉強をしつつ、日本でもマーケティングで物を売るのが当たり前な世の中にしていきたい。

通信業界の志望動機の例文

私が貴社を志望する理由は、IoT環境の整備に関わって、多用なデータを用いた意思決定ができる世界を形にしたいからだ。

大学で経営工学を勉強していくなかで、データに基づいた戦略策定や課題解決に関する大事さを、私は強く理解した。

貴社はさまざまなデータを資産として活用しつつ、新しい価値を創造しているのをいつも見ているため、貴社でなら間違いなく世の中を良い方向に変えられるのを感じた。

広告業界の志望動機の例文

私は就職活動を通じて、多くの企業が魅力的な商品を持ちながら、それが十分に世に広まっていない現実を知った。

そこで、日本経済を支える中小企業の割合が多い中で、インターネットの力を活用し、広告を通じてこれら企業の商品を広めることに貢献したいと思っている。

貴社を志望するのは、貴社が中小企業のクライアントに特化している点に大きな魅力を感じ、私の意欲とスキルを活かせる場だと感じた。

まとめ

今回は志望動機を200字で書くための方法や注意点、例文などを詳しく紹介しました。

200字と聞くと、人によっては難しいと感じてしまうことがあるかもしれません。

しかし、最初は文字数を気にせず書いてから削るようにすれば、誰でも簡単に200字の志望動機が完成します。

ここまでの内容を参考に、ぜひチャレンジしてみてください。

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