【例文20選】志望動機を400字でまとめるコツから書き方を新卒就活生向けに解説!文字数別の構成も紹介

【例文20選】志望動機を400字でまとめるコツから書き方を新卒就活生向けに解説!文字数別の構成も紹介

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

「志望動機が400字も書けない」
「志望理由がそもそもない」
「志望動機がわからない」

新卒の就活生であれば、就職活動を始めてみてこのように悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

この記事では初めて志望動機を書く方も魅力的な文章を作成できるように、書き方やコツを紹介しています。

ぜひご活用ください。

目次目次を全て表示する

【志望動機が400字】対策が必須な理由3選

そもそもなぜ400字で対策する必要があるのでしょうか。

志望動機は、ES(エントリーシート)・履歴書や面接において、自分の志望度や企業のどこに魅力をもっているのかを伝えるために非常に重要な項目です。

文字数が指定されることは多くありますが、その中でも400字の対策が必要な理由を紐解いてみましょう。

①400字と指定されることが多い

ESで求められる志望動機は、400字で求められることが非常に多いです。

志望動機を評価する上で、長すぎず短すぎず、読み手側(人事)が読みやすい分量が400字といわれているため、400字で指定されることが多いです。

②意外と長いため事前準備が必要

400字の志望動機であれば、あまり削らずに自分の思いをありのまま書けそうと思う方もいるのではないでしょうか。

400字の志望動機は実際に書いてみると、「意外と長いな」と感じる方が多いです。

文字数が多いからこそ、何を伝えたいのか途中で分からなくなったり、まとまりのない文章になってしまう可能性が高いです。

そのため、直前に焦って書くのではなく事前に伝えたい内容やこれだけは盛り込みたいエピソードなど、絞っておく必要があります。

③言語化能力を鍛える

思うままに400文字の文章を書くのではなく、企業が求めている内容と、自分が伝えたい内容を順序立てて、400字で伝えるためには適切な言語化が必要です。

この「思いを言語化する」ためにも400字で志望動機を書く前の対策が大切です。

起承転結、文章構成を意識して書いてみる必要があります。

400字の志望動機を書くときには、その文字数内で自分の思いを伝えきること、志望動機として必要不必要な部分を見極めて作成していくのがポイントになります。

400字の志望動機は、面接で話すときにもちょうどいい文章量となりますので、エピソード選定から何回も添削をしてブラッシュアップしていきましょう。

【400字の志望動機】企業側が知りたいこと

まずそもそも、ESや面接の志望動機では「どこが見られているの?」「評価基準って何?」と思っている人もいるでしょう。

どんな企業も400字の志望動機からさまざまな評価をすることになるため、ここでは一般的な評価ポイントを3つ紹介します。

人事の評価ポイント

①志望度は高いか
②自社とマッチしているか
③人柄や価値観はどうか

①志望度の高さ

志望動機とは、文字通り「企業を志望している理由」に関することです。

つまり、そこからどれくらい志望度が高いのかを、企業は見定めています。

企業は本気で自社を通じて頑張りたいと思っている人に来てもらいたいと考えています。

文章や話し方から熱意が伝わってこなかったり、企業分析をしていない、と見破られてしまうと、入社してもミスマッチが原因の早期離職につながると判断されます。

だからこそ、自分の熱意入社意欲をわかりやすく伝えることが重要になります。

②ビジョンがマッチしているか

企業には、必ず長期的な目標に向けてのビジョンがあります。

つまり、目指しているゴールが何かしらあるのです。

そこに対して、一緒に向かって突き進んでくれそうなのかどうかを、企業は志望動機を通じて確認します。

このビジョンへの向き合い方や動き方が企業が求める人材と一致していないと、ミスマッチと見なされ、選考通過が難しくなります。

③人柄・価値観

現代では、学歴や職歴(学歴フィルター)、過去の実績だけではなく、人柄を重視した採用も行われるようになりました。

その理由は、どんなに優秀な人材でも、価値観の相違があるとそれだけでコミュニケーションエラーやトラブルが生じてしまう可能性があるためです。

企業が掲げる目標や業務内容に対して、モチベーション高く一緒に働けそうかはどの企業でも評価されています。

400字の志望動機を書く際には、自分の人柄や価値観が、志望企業の価値観や求める人物像と一致しているかも意識しましょう。

インターンの志望動機との違い

本選考ではなく、サマーインターンや1dayインターンなどの「インターンシップ」に応募する際も志望動機の提出が必須な企業があります。

その場合も同様に提出先の企業のインターンに志望する理由を書いていきますが、インターンの段階ではまだ明確に社員として入社を希望してはいない方もいるでしょう。

そのため、インターンの志望動機を書く時は、あくまでもインターンに応募した理由を書くことを意識してみてください。

そうすれば、あまり悩むことなく、400字の志望動機をスムーズに書き続けられるはずです。

【志望動機が400字】必要な事前準備

効率的に魅力的な400字の志望動機を作るために、事前にやっておくべきことがあります。

どのような企業においても活用できる準備は下記の2つがあるのでそれぞれ一緒に確認していきましょう。

必要な準備

・自己分析で就活の軸を決定
・応募する企業の研究

自己分析で就活の軸を決定

志望動機を作成する前に、自己分析は必須です。

自己分析では自分の過去経験を振り返り、どんな取り組みをしていた時にやりがいを感じたのか、を明らかにしましょう。

過去経験の振り返りは「自分史」「マインドマップ」を作成してみると可視化できます。

その中で「どんな仕事をしたいのか」「仕事においてこれだけは譲れない条件」という就活の軸を見出しましょう。

就活の軸と志望動機に一貫性があると説得力が増します。

例えば・・・

【自己分析】
成長を実感した時にやりがいを感じた

【就活の軸】
自己成長ができる職場環境がある

【志望動機】
成長を後押しする制度

上記のように、就活の軸就活の軸と志望動機の一貫性を考えると魅力的な志望動機を作成できます。

応募する企業の研究

企業分析も志望動機作成には欠かせない準備です。

企業分析が浅いと、志望動機が「それうちじゃなくてもできるよね?」という状態になってしまいます。

「なぜ他社じゃなくてうちなの?」と聞かれないためにも、企業研究にも力を入れておきましょう。

企業研究のポイントは他社と比較した強みを見つけることです。

差別化のポイントはそのまま企業を選んだ理由となる可能性が非常に高いからです。

しっかりと企業について調べており、モチベーションが高いということをアピールするためにも、しっかりと企業について研究をしておく必要があると言えるでしょう。

企業研究項目

・基本情報
・MVV
(ミッション・ビジョン・バリュー)
・事業内容
・業界内の立ち位置(競合会社)
・企業文化
・企業制度(福利厚生)

最低限「どんな商材/サービス」「どこで」「誰に」「どんな想いを込めて」提供しているのか、は頭に入れた状態で選考に臨みましょう。

【志望動機が400字】例文20選

ではここで、志望動機を400字で書く際の例文の一覧も紹介します。

もしどうしても志望動機の文章が頭に浮かばない人は、職種や業界別での例文になりますので、この内容を参考に自分なりの文章を作ってみてください。

もちろんコピペはNGです!

例文1. IT志望

1. 400字の志望動機:SIer

私が貴社を志望する理由は、最先端のIT技術を駆使して、社会課題を解決したいと思っているからです。

私はもともと新しいもの好きで、特にIT分野に関してはいつも自分から積極的に知識や情報を求める傾向があります。
そしてただ知るだけではなく、実際に自分がそのIT技術に触れることで、今までさまざまなことに感動してきました。
現代であればIT技術さえあれば、どんなことでも解決できると確信していますので、これからは自分の力で世の中を変えていけたら、それ以上嬉しいことはありません。

また貴社は他社と違い、メーカー系と独立系の両方の側面があるため、業界や顧客の規模に一切縛られないサービスが提供できると考えております。
これは大きな強みだと認識しているので、貴社であれば大きな社会課題に対しても、きっと立ち向かっていけると思っています。

今までの経験や知識をもとに、これから貴社で結果を残していければ幸いです。

IT技術への関心と社会課題解決への意欲を示し、貴社(志望企業)の独自性を理解した上で貢献したいという姿勢が明確です。

例文2. EC業界志望

2. 400字の志望動機:EC業界

私が貴社を志望する理由は、ECを通じてさまざまな人の生活を、もっと豊かにしたいと思ったからです。

私自身がそう思うようになったのは、世の中がコロナ禍になったことが大きなきっかけです。
実はそれまでは、ECを使わずに直接現地で買い物をすることばかりでした。
でもコロナ禍に入ってからは、それがどうしても難しくなり、気づいたらECを通じて買い物をするのが、むしろ当たり前になっていました。
最初はネットで物を買うことに対して少し躊躇していましたが、実際に買ってみるとあまりの便利さに感動したのを覚えています。

まだまだ世の中にはネットで物を買うことに対する興味がない人や、不安を抱いている人もいると思いますので、貴社を通じてそんな課題を解決できればなと思っています。
特に貴社は他にはない最先端技術を取り入れたビジネスを展開されているため、他社よりもはるかに質の良いEC事業を実現していけるのではないかと考えています。

ECの便利さに感動した経験から貴社の技術で社会貢献したいという、過去経験と志望理由をしっかり結びつけられています

例文3. 食品商社志望

3. 400字の志望動機:食品業界

私が貴社を志望する理由は、素晴らしい日本食を世界中に広げたいと思ったからです。

そう思うようになったきっかけは、以前海外留学をした際に、現地の人から日本食を褒めてもらえた経緯があったからです。
最初はカップラーメンを1つ食べてもらったのですが、その時の笑顔が今でも忘れられません。
そして私に「こんなものが気軽に食べられるのは素敵ね」と言ってくれました。

だからこそ、私は現代の日本食に対して、まだまだポテンシャルを秘めていると思っています。
また、貴社でよく取り扱っている食品も、海外の知り合いに食べてもらったことがあります。
その時はいくつかの食品を用意してあげたのですが、そのすべてを好きになってもらうことができたため、今では定期的に海外へ送るようにもなりました。

これからは自分が貴社に入社して、まだ見ぬ海外のお客様にもしっかり日本食の存在を認知させて、日本は素晴らしい国だと思ってもらえるように頑張っていきたいです。

留学経験から日本食の魅力を広めたいという意欲を示し、貴社(志望企業)食品への信頼と貢献意識が表れています

例文4. 素材メーカー志望

4. 400字の志望動機:素材メーカー

私が貴社を志望する理由は、空を飛ぶ車を現実にしたいと考えているからです。

そのきっかけとなったものは、大きく分けて2つあります。
1つは、昔見た映画に強く影響されたことです。
そのSF映画では、街中を当たり前のように空を飛ぶ車が走っていました。
その未来的な光景を見て、本当にこんな未来が日本にも来たら良いのになと思ったのを覚えています。

そして2つ目は、社会に良い影響をたくさん及ぼすと考えているからです。
例えば空を飛ぶ車があれば、救急車で病院へ搬送する際にも、きっと今以上にスムーズになるでしょう。
また人間だけではなく、物を運ぶ際にも必ず必要不可欠なものになるはずです。

貴社は特に炭素繊維に関する研究をしているとのことですので、そんな貴社に入社すれば必ず空を飛ぶ車も実現できるだろうと、個人的に確信しています。
だからこそ、貴社で働くことになった際には、空を飛ぶ車の実現に全力を尽くしたいと思っている所存です。

この志望動機は、空飛ぶ車の夢と貴社の研究を結び付け、未来への希望と情熱を具体的に表現しています。

革新と未来に対する希望が伝わる内容です。以下の記事も参考にしてみてください。

例文5. 医療機器メーカー志望

5. 400字の志望動機:医療機器メーカー

私が貴社を志望する理由は、世界中で病に困っている人が、1人残らず十分な医療を受けられるようにしたいと思っているからです。

というのも、数年前に母親ががんを患いました。
しかし私の家庭は、あまり裕福ではなかったため、きちんと病院で診てもらうことができなかったのが現実です。
そのため、私はずっとそんな母親を自宅で看病していました。

おそらく私以外にも、お金の都合がつかずに病気で苦しんでいる人はいっぱいいるはずです。
そんな人でも、気軽に高度な医療が受けられる世の中に、私はしていきたいと考えています。

そこで私が注目したのが、貴社が開発している医療機器です。
貴社は他社とは違って、コストを抑えながらも品質の良い医療機器を作っていることを以前知りました。
これは将来的に多くの人が、少ない負担でも医療を受けられる可能性があることになります。
だからこそ、私はそんな貴社で積極的に頑張りたいと思いました。

この志望動機は、医療体験から貴社の取り組みに共感し、社会貢献への使命感を強く示しています。

例文6. デジタルマーケティング志望

6. 400字の志望動機:
デジタルマーケティング

私が貴社を志望する理由は、マーケティングには無限の可能性を秘めていると思っているからです。

というのも、以前私が通っている大学で「アメリカは物の品質以外に、マーケティングの力で売る」という文化があるのを学びました。
私はこれまで商品の品質が良くなければ物は売れないだろうと思い込んでいたので、そこにすごく驚いたことを覚えています。
そして私自身も、世の中でどんな物がマーケティングの力で売れているのかを探してみることにしました。
すると私が思っていた以上にそういう商品があるのを知り、それぞれの商品ごとに異なるマーケティング手法が使われていたことにも気づくことができました。

貴社でもマーケティング事業を通じてさまざまな企業に貢献しているのを知ったので、私もそんな貴社に入り、どんな物であろうと売れる商品やサービスにしていきたいと考えています。
特にSEOやSNSを活用したデジタルマーケティングには可能性を感じているため、必ず貴社なら大きな結果を残せると思っています。

この志望動機は、マーケティングへの関心と貴社への共感を示し、SEOやSNSを活用した貢献意識が伝わります。

例文7. 通信業界志望

7. 400字の志望動機:通信業界

私が貴社を志望する理由は、学生時代に世の中の通信技術に支えられていることを、身をもって痛感したからです。

というのも、ある日に大規模な通信障害が発生しました。
その際に、私を含めて周りの人も全員コミュニケーションに困っていたのを鮮明に覚えています。
普段の何気ない会話ができないだけではなく、仕事で必要なコミュニケーションまで完全に遮断された状態になっていたので、その現状にすごくショックを受けました。
そんな経験があったからこそ、自分自身もそんな通信インフラを何とか支えていける存在になれれば良いなと思いました。

特に貴社は数ある企業の中でも、安定した通信環境を提供していると考えています。
だからこそ、貴社の技術があればきっと通信インフラは常に安定させることができるはずです。
もちろん既存のインフラ部分だけではなく、ありとあらゆる新しいサービスを提供して、より良い社会作りができれば良いなとも考えています。

この志望動機は、通信障害の経験から通信技術への意識を高め、貴社技術で社会貢献したい意欲を示しています

例文8. 広告業界志望

8. 400字の志望動機:広告業界

私が貴社を志望する理由は、埋もれた魅力に光を当て、それを多くの人に伝えたいという強い思いがあるからです。

この思いは、私の祖母が経営していた地域で愛されている食品店の経験から生まれました。
祖母の店は知名度は決して高くないものの、地域の人々には10年以上愛され続けてきました。
しかし、経営難に陥り、その魅力を十分に伝える機会を逸してしまいました。
この経験から、どんなに素晴らしい商品やサービスも、適切に伝えられなければ多くの人の手に届かないと痛感しました。

貴社は幅広い業界のクライアントに対して一貫した広告戦略を提供し、その魅力を最大限に引き出すことで知られています。
このような環境であれば、私の持つ「埋もれた魅力に光を当てる」という情熱を存分に発揮できると考えます。
私は、貴社での経験を通じて、消費者の心を捉える独創的な広告戦略を学び、それを実践することで、多くの企業や商品の魅力を世に広めることができると信じています。

この志望動機は、家族の経験から広告の重要性に気づき、貴社でその思いを実現したいという情熱が伝わります。

例文9. 出版業界志望

9. 400字の志望動機:出版業界

私が貴社を志望する理由は、先進的なビジネスモデルの開発に挑み、書籍を通じて人と人をつなぐ橋渡し役を担いたいという強い願望があるからです。

文学部に所属していた大学時代、書籍が時代や言語を超えて知識や情報、感動を伝える重要な役割を果たしていることを深く学びました。
特に、デジタル化が進む現代において、伝統的な出版業界に新しい息吹をもたらすことの重要性を感じています。
この考えを深めたのは、大学でのあるプロジェクトでした。
我々は、古典文学作品を現代の若者にも魅力的に伝えるためのデジタルプラットフォームを企画しました。

この経験から、革新的なアプローチを取り入れることで、更に多くの人々に書籍の価値を伝えることができると実感しました。
貴社が新しい技術やアイデアを積極的に取り入れ、多様なビジネスモデルを展開していることは、私の志向と完全に一致しています。
貴社であれば、私の学んだ知識と情熱を活かし、時代や言語の壁を超えて人々をつなぐ革新的なプロジェクトに貢献できると確信しています。

この志望動機は、書籍と人々をつなぐ願望と革新への挑戦を示し、貴社で知識と情熱を活かしたい意欲が伝わります

例文10. 人材業界志望

10. 400字の志望動機:人材業界

私が人材業界を志望する理由は、個人と企業の架け橋となり、双方の成長に貢献できるからです。

大学時代、キャリアセンターでのインターンシップを通じて、多くの学生が自分に適した職場を見つける手助けをしました。
その経験から、個々のスキルや志向に合った職業を提案し、彼らが自分の可能性を引き出す手助けに大きなやりがいを感じました。
また、企業側が求める人材を的確にマッチングさせることで、企業の成長にも貢献できる点に意義を感じました。

人材業界は常に変化し続ける市場であり、新しい採用方法や技術を導入することで自分も成長できると考えています。
時代のニーズに合わせた提案方法を常に模索し続けたりそれらをブラッシュアップすることで課題解決に繋がると思います。
これらの理由から自分自身の人として自立するための成長と、求職者や企業の抱える課題を解決できそれがやりがいにつながる人材業界を志望しました。

人材業界は、求職者と企業の間に入る役割が多いです。

お互いの課題を理解したうえで、改善策を提案する難しさに対して自分の成長したい気持ちを結びつけることができれば問題ありません。

例文11. 建築業界志望

11. 400字の志望動機:建築業界

私が建築業界を志望する理由は、創造力と技術を融合させて人々の生活を豊かにする建築物を作りたいと感じたからです。

大学で建築学を学ぶ中で、設計の楽しさと建築が持つ社会的影響力の大きさを実感しました。
特に、公共施設の設計プロジェクトに参加した際、建築が地域社会に与える影響に感銘を受けました。
また、インターンシップでの現場経験を通じて、設計図が実際の建物として形になる過程を目の当たりにしたことも心に残っています。
多くの専門家と協力し、一つのプロジェクトを成功に導くためのコミュニケーション能力や問題解決力の重要性を学びました。
これらの経験から、建築業界で働くことで自分の成長と社会貢献ができます。

さらに、持続可能な社会の実現に向けた環境配慮型の建築やリノベーションの重要性を強く認識しています。私の知識と技術を活かし、エコフレンドリーな建築物を創造することで未来の世代に貢献したいと考えています。

建設業界の志望動機は、やはり学生時代に建築に関わったことがあるかどうかが問われます。

「憧れているから」という理由では説得力に欠けるでしょう。こちらの記事も参考にしてみてください。

例文12. コンサル業界志望

12. 400字の志望動機:コンサル業界

私がコンサル業界を志望する理由は、企業の課題解決に貢献し、幅広い業界で多様な経験を積むことができるからです。

大学で経営学を専攻し、経営戦略やマーケティング、財務分析を学ぶ中で、理論的な知識を実際のビジネスに適用し具体的な成果を生み出すことに魅力を感じました。
特に、ケーススタディを通じて複雑な問題に多角的にアプローチし、解決策を導き出すプロセスに興味を持ちました。
特にクライアントの経営課題を深く理解し、最適な解決策を提供することで企業の成長と成功に貢献できる点に惹かれました。
また、様々な業界のプロジェクトに関わることで、知識とスキルを広げ成長できると考えています。

自分の強みである分析力とコミュニケーション能力を活かし、クライアントのニーズに応え課題解決に貢献したいと思います。
多くの企業の成長を支援し、自分も専門家として成長し続けたく志望しました。

幅広い業界で経験を積むことができること、そして分析力とコミュニケーション能力をアピールしている点が高評価です。

コンサル業界は、激務なことでも知られているので成長意欲は必須項目です。

例文13. 小売業界志望

13. 400字の志望動機:小売業界

私が小売業界を志望する理由は、消費者と直接関わりながら、そのニーズに応える商品やサービスを提供し、日常生活を豊かにすることに大きな魅力を感じるからです。

大学時代にマーケティングを専攻し、消費者行動や市場分析の重要性を学びました。
その中で、消費者の嗜好やトレンドを的確に捉え、商品を提供する小売業に興味をもちました。
また、アルバイトでの接客では顧客満足のためのサービス提供の重要性を実感しました。

お客様の声を直接聞くことで、より良いサービスや商品提案ができる点にやりがいを感じます。
小売業界では、現場での経験を通じて顧客との信頼関係を築きながら、自分自身のスキルも磨くことができると考えています。
私のマーケティング知識と顧客対応経験を活かし、御社の成長と発展に貢献したいと考えています。
多くの消費者に喜ばれる商品やサービスを提供し、社会全体の生活を向上させたいと思っています。

マーケティングを経験したうえで、小売業を志望している点が評価ポイントです。

アルバイトの接客経験も消費者の意見を参考にできるので400字で志望動機を書く要素として適してるといえます。

例文14. 不動産業界志望

14. 400字の志望動機:不動産業界

私が不動産業界を志望する理由は、人々の生活の基盤である「住まい」を提供し、地域社会の発展に貢献したいからです。

大学で都市計画を学び、住宅や商業施設の設計・運営に関する知識を得る中で、不動産業が都市や地域の成長に果たす役割の重要性を強く認識しました。
特に、インターンシップにて、不動産開発プロジェクト参画経験がきっかけです。
プロジェクトを通じて、多くの専門家と協力しながら、地域のニーズに応じた最適な土地利用計画を策定する過程に大きなやりがいを感じました。

さらに、顧客のライフスタイルやビジネスニーズに合った物件を提案しお客様の満足された顔を見ることが非常にやりがいだったのを覚えています。
また、不動産業界は市場動向や経済情勢に敏感であり、常に新しい知識やスキルを学び続ける必要があります。
私はこのような挑戦的な環境で、自身の成長とともに柔軟な対応で貢献できると考えています。

インターンシップで不動産開発のプロジェクトに参加したことを踏まえて志望動機を書けているのが高評価です。

こちらの記事も参考にしてみてください。

例文15. web広告業界志望

15. 400字の志望動機:web広告業界

貴社を志望する理由は、データを活用した広告戦略とクリエイティブの融合に強みを持ち、クライアントの課題解決に貢献できる環境があると考えたからです。

特に、消費者心理を捉えた独自の広告手法に魅力を感じ、自らもその一員として成長したいと考えています。
大学ではマーケティングを学び、ゼミ活動でデジタル広告の効果測定を研究しました。
特にSNS広告の分析を通じて、ターゲティングやクリエイティブの工夫が成果に直結することを実感しました。

また、インターンシップでは広告運用を経験し、データを活用した改善提案の重要性を学びました。
貴社の実績を拝見し、戦略的な運用と創造的なアプローチを両立している点に強く惹かれました。
入社後は広告運用の基礎を身につけ、データ分析を活かした効果的な施策を提案できる人材を目指します。

将来的にはクリエイティブとデータの相乗効果を最大化し、クライアントの課題解決に貢献できる広告戦略を立案したいと考えています。

Web広告業界では、データ分析やクリエイティブを活用し、最適な情報を必要な人に届けることが求められます。

志望動機では、デジタル広告の影響力や成長性に関心を持った理由、自身の強み(分析力・発想力など)を活かしてどのように貢献したいかを示すことが重要です。

例文16. ゲーム業界志望

16. 400字の志望動機:ゲーム業界

貴社を志望する理由は、私自身が貴社のゲームを通じて辛い時期を乗り越え、楽しい記憶を得られた経験から、その魅力をより多くの人々に広めたいと強く願っているためです。

私の強みはコミュニケーション能力です。
大学時代には学生団体での活動を通じ、イベントの企画やプレゼンテーション、チームメンバーとの協力を経験し、人を惹きつける伝え方を磨きました。
組織の人を、まとめる難しさを痛感しそれを解決するためにコミュニケーションを増やすとは必須だと思いました。

これらの経験を活かし、入社後は貴社商品の魅力を広く発信し、より多くの人々に手に取っていただけるよう尽力したいと考えています。
顧客のサポートやSNSでの情報発信を通じて、自社製品が世の中により広まるように貢献したいと考えています。
そして、自身の将来ビジョンでもある「影響力の高い人材」を実現するためにも成長環境に身を置き能力も高めていきます。

ただゲームが好きというだけを推す志望動機にならないように気を付けましょう。

ゲーム業界について詳しい記事は以下をご覧ください。

例文17. 鉄道会社志望

17. 400字の志望動機:鉄道会社

私は、貴社を通じて、幅広い年齢層のお客様に安全かつ快適な鉄道サービスを提供し、地域社会をより豊かにしたいと考えています。

学生時代から鉄道を利用し、旅行で新たな土地を訪れる際には、いつも喜びを感じていました。
貴社は、首都圏だけでなく地方路線も運営し、観光資源開発や旅行商品の開発など、多くのお客様に鉄道を利用してもらう取り組みを行っています。
特にコロナ禍の影響下において、駅が地域の魅力を発信し、人々に旅行を促す役割は重要だと考えます。
お客様のニーズを理解し、寄り添うためには、相手の立場に立ち、自分の強みを活かして尽力することが必要です。

アルバイト経験を通じて、私は常に相手に寄り添い、貢献できることを考え、行動することの重要性を学びました。
これらの経験を活かし、地域住民の隠れたニーズを把握し、最適な提案をすることで、地域社会への貢献だけでなく、組織全体の成果と発展に寄与したいと考えています。

鉄道会社は社会貢献性が高いことでよく知られています。

一般的な志望動機としてよく使われるフレーズを使わないように意識できるといいです。

くわしい書き方については以下をご覧ください。

例文18. 化粧品業界志望

18. 400字の志望動機:化粧品業界

私が貴社を志望する理由は、「お客様が安心して使用できる商品を企画し、提供したい」という強い願望からです。

私自身もかつて肌のトラブルに悩んでいましたが、貴社の化粧品を利用し、劇的に肌質が改善された経験があるからです。
そのような商品は、安全性と品質に対する徹底したこだわりがある貴社でなければ企画・開発できないと確信しています。

貴社に入社した暁には、実体験、そして大学時代に学んだマーケティングの技術を活かし、市場調査やデータ分析を通じて消費者のニーズを的確に捉え、それに応える製品開発に貢献できると確信しています。
そして、大学のゼミで培ったデータの分析力やデータ処理能力でより正確な情報から的確な製品開発に努めます。
私の分析力と経験を活かして貴社の製品開発チームに貢献し、多くのお客様に喜びと安心を提供できるよう尽力したいと考えています。

化粧品業界では、「美と健康を通じて人々の生活を豊かにする」という価値観への共感が重要です。

志望動機では、化粧品への興味を持った具体的な経験や、自社ブランドの魅力に共感した理由を示し、マーケティングや商品開発などでどのように貢献したいかを明確にするとよいでしょう。

例文19:国家公務員志望

19. 400字の志望動機:国家公務員

私が国家公務員を志望する理由は、日本社会の発展に直接貢献し、多くの人々の暮らしを支える仕事をしたいと考えたからです。

その思いを強くしたきっかけは、大学時代に地方創生に関するゼミ活動に参加した経験です。
地域の課題を調査し、住民の方々と対話を重ねる中で、政策が人々の生活に与える影響の大きさを実感しました。
特に、制度や仕組みが整えば地域が活性化し、多くの人が恩恵を受けられることを学び、公的な立場から社会に貢献したいと考えるようになりました。

また、貴庁の取り組みの中で特に関心を持っているのが○○政策(具体的な政策を記載)です。
この施策を通じて、より多くの人が安心して暮らせる社会を実現できると考えています。

これからは貴庁の一員として、政策の立案・運営を通じて社会課題を解決し、日本の未来をより良いものにするために尽力していきたいです。

公務員は社会全体の利益のために働く職業であり、「公共性」や「社会貢献」の視点が重要です。

志望動機では、具体的な経験を通じて公務への関心を持った理由と、興味のある政策分野を示すことで説得力を持たせることが大切です。

例文20:マスコミ業界志望

20. 400字の志望動機:マスコミ業界

私がマスコミ業界を志望する理由は、社会に影響を与える情報を発信し、人々の考えや行動に変化をもたらす仕事に魅力を感じたからです。

そのきっかけとなったのは、学生時代にSNSを通じて社会問題について発信した際、予想以上に多くの反響をいただいた経験でした。
情報が正しく伝わることで人々の意識が変わり、社会が動いていく様子を目の当たりにし、メディアの持つ力の大きさを実感しました。

また、貴社の番組(または記事・コンテンツ)が社会に与えてきた影響にも共感しています。
特に○○の特集(具体的な番組や記事)では、問題提起だけでなく解決策の提示も行っており、その姿勢に強く惹かれました。

今後は、自分自身も取材や制作の現場で経験を積み、より多くの人に価値のある情報を届けられるように努力していきたいです。

マスコミ業界では、情報発信の影響力を理解し、「なぜメディアの仕事をしたいのか」を明確にすることが重要です。

自身の経験を交えながら、志望先の企業・コンテンツに共感した理由と、入社後にどのような貢献をしたいかを示すとよいでしょう。

【400字の志望動機】魅力的な構成例

就活の志望動機を書く際、400文字程度の文章は「簡潔さ」と「具体性」のバランスが求められます。

この構成は、採用担当者が短時間で要点を理解できるように設計されており、論理的で読みやすい文章になるのが特徴です。

それぞれのパートの役割と書き方のポイントを詳しく解説します。

400字で志望動機を書く際の構成

①志望動機の軸(50~60文字)
「なぜこの業界・企業を志望するのか」

②端的な理由(80~90文字)
「具体的にどのような点に惹かれたのか」

③根拠となるエピソード(190~200文字)
「実体験を通じて、志望理由の必然性」

④入社後のビジョン(80~90文字)
「どのように企業に貢献したいか」

①志望動機の軸(50~60文字)

なぜこの業界・企業を志望するのかを、一言で簡潔に述べます。

志望動機の最初の書き出しに「結論」を持ってくることで、採用担当者が文章の方向性を瞬時に理解できます。

ここでは、自分の価値観や目指すことと企業の方向性がマッチしていることを端的に示しましょう。

具体的にどのような点に惹かれたのかを説明する

【例文】
「私は、データ活用を通じて最適なマーケティングを実現し、企業と消費者の橋渡しをしたいと考え、貴社を志望しました。」

②端的な理由(80~90文字)

具体的にどのような点に惹かれたのかを説明します。

ここでは、業界全体の魅力と志望企業ならではの強みに触れ、「なぜこの企業でなければならないのか」を示すのがポイントです。

採用担当者は「どの企業にも当てはまりそうな志望動機」を嫌うため、企業研究をもとにした具体的な要素を盛り込みましょう。

「業界の魅力」+「企業独自の強み」の2つを盛り込む

【例文】
「デジタル広告はデータを活用し、より効果的なマーケティングができる点に魅力を感じています。その中でも貴社は〇〇な手法を用いた広告戦略に強みがあり、業界をリードする姿勢に共感しました。」

③根拠となるエピソード(190~200文字)

実体験を通じて、志望理由の必然性を示します。

ここが最も重要なパートで、志望動機に説得力を持たせるための「個人的な経験」を書く部分です。

「なぜその業界や企業に興味を持ったのか?」という背景を説明することで、自分の熱意や適性を伝えることができます。

エピソードは「課題→行動→学び」の流れで書くと説得力UP

【例文】
「大学時代にSNSマーケティングのプロジェクトに参加し、企業の広告運用を手伝いました。当初は広告の効果が出ず悩みましたが、データ分析をもとにターゲットを見直したところ、CTR(クリック率)が向上しました。この経験から、データを活用した広告の可能性を実感し、より多くの企業のマーケティングを支援したいと考えるようになりました。」

④入社後のビジョン(80~90文字)

最後の締めくくりでは、どのように企業に貢献したいかを明確にします。

採用担当者が重視するのは、「この人が入社後に活躍できるかどうか」です。

そのため、「自分の強みをどう活かし、会社に貢献できるか」を明確に伝えることが重要です。

「自分の強み」+「企業での活かし方」を具体的に書く

【例文】
「貴社のデータ分析技術を活かし、より精度の高い広告運用を実現したいと考えています。特に、SNS広告の効果測定に関心があり、データを基に戦略を立案し、より多くの企業の課題解決に貢献したいです。」

【志望動機が400時】志望理由がない場合

志望動機400字の作成のコツ

ESや面接準備において、志望動機を準備するときに「そもそも志望理由がわからない」「志望動機自体がわからない」と、なる就活生の方も多いはずです。

企業のネームバリュー家族からのすすめでエントリーする場合はなおさら、「正直、絶対この会社が良いから志望するという理由がないな」と、困ってしまいますよね。

そんな方に向けて、志望動機を深堀する方法(作り方・考え方)3Stepをご紹介します。

Step①どんなことを成し遂げたいか

400字の志望動機で大事なのは、そもそもその企業を通じて自分が何を成し遂げたいのかを伝えることです。

そこが明確になっていないと、志望動機として成立しないといえるでしょう。

注意

人によっては「単純に給料が良いから」や「有名な企業だから」などのシンプルな理由を持っているかもしれませんが、このような内容を志望動機に入れるのはあまりよくありません。

なぜなら、何も良い印象を残せないからです。

だからこそ、自分が将来的に達成したい未来を、志望動機で書くようにしてください。

成し遂げたいことが見つからない場合は?

しかし、人によっては、なかなか成し遂げたいことがわからないケースもあるでしょう。

そんな時は、一旦企業のホームページをじっくり見るのをおすすめします。

その理由は、ホームページにさまざまなヒントが隠されているからです。

例えば・・・

どんな企業も、ホームページ上に企業理念を書いています。

つまり、そこから自分の成し遂げたいことに、うまくつながるような内容にすれば何も問題ありません。

これなら400字の志望動機をまとめるうえで必然的に相手に良い印象を残せるのでぜひ試してみると良いでしょう。

志望動機を400字で書くにあたり重要なポイントになります。

Step②なぜ成し遂げたいのか

最初に自分が成し遂げたいことを伝えたあとは、なぜそんな未来を実現したいのかも、できるだけ詳しく書くようにしてください。

企業はその人が考えていることを深く掘り下げて、できるだけ何でも知りたいと考えるため、あまり抽象的なことだけを書いてしまうのは良くありません。

だからこそ、自分の経験談価値観についても、きちんと書いておくことが大切です。

そうすれば相手にわかりやすく伝わるだけではなく、志望動機の信憑性も高まるため、常に意識しておきましょう。

Step③なぜその企業が最適なのか

400字の志望動機の最後には、なぜその企業が最適なのかも、きちんと明記してください。

その理由は、どんな企業も自社を選んだ理由を把握しておきたいと思っているからです。

これはごく自然なことですので、あらかじめ考えておかなければいけないポイントだといえるでしょう。

どうしても思いつかない人は

その企業がどんな事業をしているのか?どんな人が働いているのか?などを、徹底的にリサーチしてください。

すると、その企業じゃなければいけない具体的な理由がひらめくはずです。

【志望動機が400字】指定文字数で書くコツ

志望動機を書く際に、自分が応募する企業によっては、字数まで指定してくるケースがあります。

400字の志望動機は、非常に多く求められるのでよく確認しておきましょう。

指定文字数で書くコツ

①字数を気にせずに書いてみる
②必要のない情報を削る
③企業を選んだ理由に文字数を割く

①字数を気にせずに書いてみる

まず志望動機を400字で書かなければと指定された文字数を意識しすぎると、逆にまったく手が動かなくなってしまう人も少なくありません。

だからこそ、最初は一旦400字ということを気にせずに書き始めてみてください。

ただし、大前提として400字以上になるように書くこと。

なぜなら、少ない文字数を増やすのは大変ですが、たくさんある文字数を削るのはそこまで大変なことではないからです。

②必要のない情報を削る

400字以上で志望動機を書き終えたら、次はどこが必要でどこが不要なのかを、細かく選定していきましょう。

すべて必要だと思って書いていたとしても、いざ読み返してみると意外と不要な部分が出てくるものです。

志望動機ではいかにわかりやすく、かつ密度の高い情報を伝えられるのかが重要になるため、不要な部分は少しでも多く削るようにしてください。

そうすれば、自然と400字ほどに収まるはずです。

③企業を選んだ理由に文字数を割く

志望動機の文字数がどうしても400字に満たない場合は、なぜその企業を選んだのか?という部分に、たくさん文字数を割くようにしてみてください。

なぜなら、その部分こそ自分の熱意を伝えるのに最適なポイントになるからです。

ここでその企業だからこそ当てはまることを詳しく伝えるようにすれば、自然と文字数は400字に達成するでしょう。

また、最近は志望動機をAIで作成する就活生も増えています。

AIをうまく活用して、文字数内でおさまるように工夫してみましょう。

志望動機作成を簡単にAIで行う場合は以下の記事も参考にしてみてください。

【志望動機が400字】注意点

400字の志望動機を書く時には、もちろん注意しなければいけないことが色々あります。

ここからは、主にどんなことに対して気をつけないといけないのかを、詳しく説明しましょう。

注意点

①360字から440字以内で書く
②業界・企業を選んだ理由は具体的に
③伝えたい内容を明確にする
④一文を短くする
⑤改行・1マスはどちらでもいい

①360字から440字以内で書く

まず志望動機を400字と指定された場合は、大体360字~440字くらいでまとめるようにしてください。

つまり、少なすぎてもいけませんし、逆に多すぎてもいけません。

あくまでも400字前後であることが大切ですので、そこは常に意識しながら書くようにしましょう。

逆にいえば400字きっちりにする必要はないため、400文字の程度と意識するだけで、その点は心配する必要ありません。

②業界・企業を選んだ理由は具体的に

「なぜその業界に飛び込もうと思ったのか?」

「なぜその企業を選んだのか?」

上記については、必ず具体的に書き記すことが大切です。

そこが曖昧になってしまうと、どんな企業も志望度が低いとみなしてしまうおそれがあります。

つまりその時点で不採用が確定することもありうるため、決して適当に書かないようにしなければいけません。

だからこそ、あらかじめ業界のことや企業のことなどを、きちんと調べておくことが大切なのです。

③伝えたい内容を明確にする

志望動機を書き慣れていない人ほど、途中で自分が何を伝えたいのかがわからなくなることもあります。

そうなると、せっかく時間をかけて書いても、結局無駄になってしまうかもしれません。

書きなれてないうえに400字の志望動機と指定されると余計に難しくとらえてしまう人も多いです。

だからこそ、あらかじめ伝えたい内容の軸を明確にしておいてください。

例えば結論を常に意識しながら書くだけでも、途中で話が脱線することなく最後まで志望動機を書き切ることができるでしょう。

④一文を短くする

400字の志望動機となると、普段から文章を書かない人にとっては、少し長く感じてしまうかもしれません。

そのため、できるだけ一文で文字数を稼ごうと考える人もいるでしょう。

しかし、一文が長すぎると、単純に読みにくくなってしまうだけではなく、何を伝えたいのかがわからないと思われてしまうおそれがあります。

志望動機を400字で指定されている場合はマイナス評価につながってしまうため、一文は大体50~70字ほどに収めるようにしてください。

⑤改行・1マスはどちらでもいい

文章構成を気にする際に、改行をしたり1マス空けたりすることも、読みやすさを向上させる際に大切なポイントです。

ただし、必ずしも改行や1マス空ける行為をする必要はありません。

あくまでも余裕がある時だけで良いので、文字数的に難しい場合は気にしなくてもOKです。

【志望動機が400字】文字数を増やす方法

400字と言われると、なかなかそこまで書くのは難しいと考えてしまう人もいるかもしれません。

そんな人のために、文字数を増やす際に使えるテクニックを3つまとめて紹介します。

①成し遂げたいことを具体的にする

まず自分が書いた400字の志望動機を見直した際に、どこか抽象的なところがないかどうかを探してみてください。

文字数が400字まで足りなくなりがちな人ほど、意外とたくさん見当たるはずです。

あとはその抽象的な部分を、できる限り深く掘り下げていくだけで、次第に文章を伸ばしやすくなります。

特に自分が将来的に成し遂げたいことは、誰もが熱く語れる部分になるでしょう。

企業はそこについても詳しく知りたいと思っているため、ぜひ遠慮せずにたくさん書き記すようにしてみてください。

そうすれば、400字の志望動機としてあなたの熱意がよりいっそう伝わりやすくなります。

②どのように貢献するかを付け加える

企業は自社で働きたいと思っている人材に対して、どのように貢献してくれるのかを知りたがっています。

なぜなら、その内容次第では積極的に採用したいと思うからです。

だからこそ、志望動機を400字で書く際には、必ず自分が企業に対して「どんなことができるのか?」「どのように貢献したいと考えているのか?」を、明確に書くようにしましょう。

そこまで深く伝えることができれば、どんな企業も採用する価値の高い人材だと思ってくれる可能性が上がります。

③です・ます調を使う

志望動機は、基本的に丁寧な言葉遣いを使って書くのがポイントです。

またその際には「です・ます調」を意識して書くのが良いでしょう。

「です・ます調」の良いところは、丁寧な印象を与えられるだけではなく、文字数も稼ぎやすくなることです。

そのため「です・ます調」の言葉を使うことに関しては、メリットしかありません。

【志望動機が400字】文字数を減らす方法

逆にたくさん書いてしまって400字をオーバーしがちな人も、きっといるでしょう。

そんな人に向けて、どのようにして400字まで削れば良いのかも、ここでアドバイスします。

①重複した表現を削る

普段から文章を書きなれていない人が意外とやりがちなのが、同じような意味の文章を2回書いてしまうパターンです。

このような部分は、もちろんどちらか1つだけあれば問題ないですし、何より読み手にとっても煩わしい部分になってしまうため、すぐに削るべきでしょう。

②無駄な接続詞を削る

文章をできるだけ丁寧に書こうとすると、自然と接続詞も増えがちになるかもしれません。

よくあるのが「つまり」や「しかし」「そして」のような接続詞を、多用してしまうことです。

もちろん意味が通じれば何も問題ないですが、なくても通じそうな部分に関しては、すべて削った方が良いでしょう。

これだけでも、人によってはかなりの文字数を削ることができるはずです。

③冗長表現を削る

いつも文章が長くなりがちな人は、無意識に冗長表現を用いていることも珍しくありません。

冗長表現とは、短く収まる文章を長々と書いてしまうことをいいます。

例えば「大学時代は○○というものをずっと勉強していました」のような文章は「大学では○○を勉強していました」と、書き換えることができるはずです。

このように不要な部分を消していくことで、400字の志望動機に近づくだけではなく、読みやすい文章にも仕上がります

【志望動機が400字】差別化するには?

差別化された志望動機を400字で作成するためには、他の応募者との差別化を図り、自分自身をより効果的にアピールすることが重要です。

以下に、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

①自分の強みを志望動機に盛り込む

400字の志望動機に自分の強みを盛り込むことで、面接官に自分がどのような人材であるかを効果的にアピールすることができます。

志望動機を通じて、企業が求める人材像に自分がどれだけ適しているかを示すことが重要です。

例えば

チームワーク」を強みとしている場合、それを活かしてどのように企業の目標達成に貢献できるかを具体的に述べると良いでしょう。

自分の強みを志望動機に反映させることで、一貫性のあるメッセージを伝えられ、面接官に強い印象を残すことができます。

②企業とのつながりをアピール

企業との個人的なつながりや実際に製品やサービスを利用した経験を志望動機に盛り込むことで、
他の応募者とは異なる視点から企業への思い入れを伝えることができます。

例えば

企業の製品を使って感動した経験や、企業のサービスが自分の生活を大きく変えたエピソードがある場合, それを具体的に述べることで、企業に対する強い興味や共感を示すことができます。

こうした個人的なつながりをアピールすることで、「なぜこの企業を選んだのか」という質問に対して説得力のある回答ができ、他の応募者との差別化が図れます。

③志望動機を裏付けるエピソードを盛り込む

400字の志望動機に自身の人生経験や価値観に基づいたエピソードを取り入れることで、志望動機に深みを持たせることができます。

具体的なエピソードを盛り込むことで、なぜその企業を選んだのかを明確に伝え、面接官に共感を与えることができます。

例えば・・・

学生時代の経験やボランティア活動を通じて感じたことが、その企業の理念や事業内容と一致している場合、それを志望動機として述べると効果的です。

④根拠には「やりがいを感じた経験」を使う

志望動機の根拠においては、やりがいを感じた経験について話すことができれば、非常に良い印象を与える可能性が高まってくるでしょう。

根拠のエピソードがなかなか書けない就活生も多いですが、そこで成し遂げたい根拠として似たような経験を例に挙げられると良いでしょう。

体験が終了した時の変化に対しやりがいを感じたという流れだと、学生時代のやりがいが仕事になる可能性が非常に高い、つまり志望度が高いと判断されやすい傾向にあります。

⑤将来のビジョンを盛り込む

400字の志望動機には、自分がその企業で何を成し遂げたいのか、将来的なビジョンを具体的に示すことが大切です。

企業が求めるのは、短期的に働くだけではなく、長期的に企業の成長に貢献できる人材です。

例文

例えば、「入社後に新しいプロジェクトを立ち上げ、企業のさらなる発展に貢献したい」
というように、具体的な目標を持っていることを示すと良いでしょう。

また、企業の成長や社会への貢献に対するビジョンを持っていることを伝えることで、採用担当者にも好印象を持ってもらいやすくなります。

⑥志望動機を深掘りする

志望動機を差別化するには、「なぜその会社でなければならないのか」深掘りすることが重要です。

業界の魅力を語るだけでは他の企業にも当てはまるため、企業の特徴や強みと自身の経験や価値観を結びつけましょう。

例えば、「デジタル広告に興味がある」ではなく、「貴社の○○という手法に共感し、○○の経験を活かしたい」と具体化すると、説得力が増します。

企業研究を深め、自分との接点を見つけることで、オリジナリティのある志望動機になります。

【志望動機が400字】よくある質問

ここまでたくさんのことを解説しまったので、振り返りとして、就活生からよく質問される内容をまとめました。

本記事のおさらいとして確認してみてください。

400字の志望動機は長すぎる?短すぎる?

400字は適切な長さですが、簡潔に伝えられるように工夫が必要です。
長すぎると要点がぼやけ、短すぎると説得力が欠けるので、文字数の配分を意識しましょう。

400字の中で「企業への熱意」をしっかり伝えるには?

企業の特徴や強みと自分の経験を結びつけることが大切です。
単に「御社の理念に共感しました」ではなく、「自身の経験を活かして、企業の成長に貢献できる点」を具体的に述べましょう。

「入社後のビジョン」には何を書けばいい?

「◯◯のスキルを活かして、△△の分野で活躍したい」といった形で、企業での成長イメージを伝えましょう。
漠然とした表現よりも、具体的な業務や職種に言及すると説得力が増します。

「志望動機の軸」が定まらないときは?

自己分析と企業研究が不十分な可能性があります。
・自己分析:自分の価値観・経験・スキルを整理する
・企業研究:企業の事業内容・求める人物像を深掘りする
「なぜその企業でなければならないのか?」を明確にすることで、軸が定まりやすくなります。

企業ごとに志望動機を変えるべき?

必ず変えるべきです。
志望動機は企業ごとの特徴に合わせてカスタマイズしましょう。
「どの企業にも当てはまるような内容」になってしまうと、熱意が伝わりにくくなります。

文字数が400字を超えてしまいます。どうすればいい?

不要な言葉を削り、簡潔な表現に変えることが重要です。
例えば、
×「私は学生時代にアルバイトを通して多くのことを学びました。」
⚪︎「学生時代のアルバイト経験から◯◯を学びました。」
このように、冗長な表現を削ることで、スッキリまとまります。

まとめ

今回は志望動機を400字で書く際の書き方や、例文などを詳しく紹介しました。

志望動機を400字でうまくまとめるのは、なかなか大変だと思ってしまう人もいるでしょう。

しかし、本記事の内容を参考にするだけで、どんな人でもスムーズに良い志望動機をまとめられるはずです。

これから就活やインターンを控えている人は、さっそく実践してみてくださいね。

また、志望動機の文字数制限は400文字より少ないものもあれば、多いものもあります。

そこで400字の制限以外の志望動機の書き方について以下の記事でそれぞれ詳しく解説しているので、もし興味があれば参考にしてみてください。

150文字の志望動機

200文字の志望動機

300文字の志望動機

500文字の志望動機

800文字の志望動機

1000文字の志望動機

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