
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
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志望動機作成ツールの特徴
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志望動機作成ツールの活用法
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実際に作成した志望動機
就職活動で避けては通れないのが志望動機です。
しかし、正直なところ企業ごとに志望動機を考えることはとても手間ですし、そもそも志望動機を思いつきませんよね。
この記事では志望動機が全く思い浮かばないというあなたのために、志望動機の評価ポイントから説明し、志望動機作成ツールというものを紹介します。
実際の使い方や、志望動機作成ツールで作った例文、使う時のポイントなどをまとめていますので、是非参考にしてみて下さい。
目次[目次を全て表示する]
【志望動機作成ツール】志望動機が全く思い浮かばない...
「志望動機が全く思い浮かばない...」と多くの就活生が悩んでおり、あなただけではないので安心して下さい。
就職活動に絶対的な軸を持っているような、意識の高い就活生でもこの志望動機には頭を抱えるものです。
一部上場の有名企業だから、CMもやっていて知ってる企業だから、製品を使っているからなどの理由であれば思い浮かびますが、これらの理由だと他の就活生との差別化は図れません。
【志望動機作成ツール】おすすめのツールランキング
志望動機を書かなければいけないけど、なかなかまとまらない人はツールを利用するのをおすすめします。
自分の考え方を少し入力するだけで志望動機の作成を助けてくれる便利なツールです。
すべて無料で利用でき、就活生のあなたにぴったりですので以下に紹介していきます。
Digmedia:志望動機作成ツール
就活サイトである「Digmedia」では様々な情報を発信しています。
その中にある志望動機作成ツールが第1位です
志望動機をどのように書けばいいのかわからない、思いつかないという方でも
いくつかの質問に答えるだけであなただけの志望動機をプレゼントします。
また、添削や就活相談も行っています。
気軽に始められるため、これまでに1000名以上の就活生が活用しています。
気になる方は以下のボタンから作成してみましょう。
ジェイック:就活AI
ジェイックが提供する志望動機作成ツールは、キーワードを送信するだけで文章を作ってくれます。
しかし、キーワードを入力するだけなのでそれをそのまま使うのではなく参考程度に取り入れることをおすすめします。
「まずどんな文章にするか流れをつくりたい」など志望動機を作る最初の段階で使用してみるのがいいでしょう。
HIROSHI APP:志望動機作成アプリ
こちらはアプリになります。
無料で利用できるのと、志望動機以外のコンテンツにも対応しています。
就活コンテンツはもちろん、年収計算なども行っているのでこちらに興味がある人は登録することをおすすめします。
キャリアパーク:志望動機作成ツール
最後にキャリアパークの志望動機作成ツールです。
1番のポイントは時短です。
さまざまな企業や職種に対応しているのと、例文の掲載もあるので情報を取り入れるにはぴったりです。
【志望動機作成ツール】志望動機の評価ポイント
志望動機作成ツールというものがあるらしいと分かったところですが、まずは「志望動機の評価ポイント」を説明していきます。
評価のポイントとしてよく見られているのが「志望度の高さ」「ビジョンが一致しているか」「人柄・価値観」の3つです。
この評価ポイントを事前に把握しておくことで、選ぶエピソードも変わってくるはずなので、しっかりと確認しておきましょう。
・志望度の高さ
・ビジョンが一致しているか
・人柄・価値観
志望度の高さ
志望動機の評価ポイントの1つ目は「志望度の高さ」です。
企業の採用担当者は当然ですが、熱意のある就活生を求めており、その熱意はこの志望度の高さから判断していると言えます。
入社してから長く活躍してくれそうな人材、本当に入社したいとの想いを持った人材であることをアピールする必要があり、それは思っている以上に難しいことです。
単に「貴社に入社したい思いは誰にも負けません!」という文章だけでは伝わりませんので、しっかりと業界・企業研究を深くし、同業他社との違いを明確にしておきましょう。
ビジョンが一致しているか
志望動機の評価ポイントの2つ目は「ビジョンが一致しているか」です。
ここで言うビジョンとは、企業の中長期的な経営ビジョンや企業理念などのことを指しながらも、就活生の将来何を成し遂げたいかのビジョンという意味も含みます。
この企業側のビジョンとあなたのビジョンが一致している場合、企業とのマッチ度が高いと判断され、入社へ一歩近づくことができると言えます。
あなたのビジョンをより鮮明に企業の採用担当者にイメージしてもらうためには、入社後に成し遂げたいことを明確に伝えることが必要になってきます。
そのため、企業研究を通して先輩社員が普段どのような仕事をしているのか、どのような考えを持って仕事に取り組んでいるのかを事前に把握しておく必要があります。
人柄・価値観
志望動機の評価ポイントの3つ目は「人柄・価値観」です。
企業の採用担当者が就職活動で一番重視しているのが、企業とのマッチ度の高さです。
そのため今の就活市場では人柄採用があるように、あなたの人柄や価値観が企業にマッチしていれば、大きなプラス評価に繋がる可能性が高いと言えます。
どんなに高学歴で偏差値が高くても、どんな凄いスキルを持っていても、どんなに凄い経歴を持っていても、企業の社風に合わなければ入社しても活躍することは難しいです。
志望動機だけでなく、自己PRやガクチカなどからも、あなたの人柄や価値観が企業に合っているかが特に見られていると意識し、文章を組み立てていきましょう。
インターンの志望動機との違い
ここで押さえておきたいポイントとして「インターンの志望動機との違い」を説明しておきます。
一見すると同じ志望動機ではないかと感じる就活生が多く、インターンの志望動機をそのまま使えると思っている人も多いのではないでしょうか。
結論から言うとこの2つは別物です。
インターンシップの志望動機は、まだ業界・企業研究なども行っておらず、その内容を勉強したいという向上心や参加する目的などが評価ポイントのメインになります。
しかし、就職活動の志望動機では志望度の高さやビジョンなども含めた評価ポイントになるため、人柄だけで勝負することは難しいと言えます。
【志望動機作成ツール】志望動機作成ツールとは?
志望動機の評価ポイントが分かったところで、次はあなたも気になっていることだと思う「志望動機作成ツールとは?」について説明をしていきます。
この志望動機作成ツールとは、その名の通り志望動機を作成できるツールで、なんと無料で使用できます。
必要な項目を入力するだけで自動で文章化してくれ、あなたの志望動機が出来上がります。
ここの項目では、志望動機作成ツールのポイントを「10,000人以上の就活生が利用」「手軽に作成できる」「ES添削や面接対策も併せて可能!』の3つに絞って説明していきます。
・10,000人以上の就活生が利用
・手軽に作成できる
・ES添削や面接対策も併せて可能
10,000人以上の就活生が利用
志望動機作成ツールの凄いポイント1つ目は「10,000人以上の就活生が利用」していることです。
10,000人もの就活生をサポートしてきた実績があるツールですので、様々な業界や企業に対応しており、職種に関しても幅広くカバーしています。
手軽に作成できる
志望動機作成ツールの凄いポイント2つ目は「手軽に作成できる」ことです。
この志望動機作成ツールはLINE上で完結するため、通学中の電車やバスなどの移動時間を有効活用でき、就職活動が本格化して時間が取りづらくなっても手軽に使うことができます。
その上、必要項目を記入すると10分程度で文章化してくれるため、今日締め切りの志望動機があってもギリギリ間に合わせることができ、とても便利です。
ES添削や面接対策も併せて可能!
志望動機作成ツールの凄いポイント3つ目は「ES添削や面接対策も併せて可能!」なことです。
このツールを使用し志望動機を作成しただけでは終わらず、他の自己PRやガクチカなどの項目も添削してくれたり、それらの情報を元に面接対策を行うこともできます。
その添削や対策は就職活動のプロであるキャリアアドバイザーがするため、競争率の高い人気企業を志望している就活生でも安心して使うことができると言えます。
志望動機作成については、こちらの記事も併せてご覧ください。
志望動機作成ツールはバレる?!
志望動機作成ツールを使ったことは面接官にばれてしまうのでしょうか?
結論、志望動機作成ツールを使用したことがバレる可能性はかなり低いです。
100%バレないと言い切れない理由は、志望動機作成ツールをうまく使用できているのかが関与します。
志望動機作成ツールの使い方によっては、志望動機の内容が薄いものになってしまったり、ありきたりな内容となってしまいます。
このことにより、志望動機中の誠実さの欠如や意欲の低さが目立ち面接官にマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
作成ツールを効果的に使用するには、使い方に留意して使用するようにしましょう。
うまく作成ツールを作成する方法は次に紹介しますね。
【志望動機作成ツール】志望動機作成ツールで作った例文
志望動機作成ツールの凄いポイントが伝わっていると思いますが、「本当にそんないい文章が出来上がってくるのか?」と疑っていませんか?
正直私が逆の立場であれば疑ってしまいますし、そんな上手い話があるとは思えません。
そこで実際に「志望動機作成ツールで作った例文」を2つ紹介します。
ここでは「Sler志望の志望動機」と「医療機器メーカーの志望動機」の2つを志望動機作成ツールで作成しましたので、そのクオリティを確認してみて下さい。
SIer志望の志望動機
DX化推進を通じて「利便性の高い社会」を実現したいという志向から、貴社を志望した。
自身のIT技術に対する興味から、タッチ決済などの便益を認識し、ITを駆使して社会に貢献したいと考えている。
この目標を実現するためには、複数の企業が競争力を向上させる必要がある。
SIerの立場からDX化をサポートし、デジタル技術を活用して企業の競争力を高める手伝いをしたいと考える。
貴社は製鉄プロセスをIT化し、今後はDX上流・開発人材の育成に取り組み、ファーストDXパートナーを目指している。
私は「ユーザー目線で考える力」を強みとし、提案から開発まで幅広く対応できるDX人材として、利便性の高い社会の実現に貢献したいと考える。
医療機器メーカーの志望動機
私は世界中に安価で高品質な医療機器を提供したいという考えから貴社を志望した。
私は大学生のときに、NGO団体に所属し、発展途上国の支援という経験をした。
その中で、医者も少なければ設備も充実していない環境で、多くの人が命を落としていた現状を知った。
この経験から、貧困国にも高品質な医療機器が行き届く世界を実現したいと考え、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げている貴社を志望した。
貴社に入社後、私の強みである「発信力」を活かし、いずれは自身が訪れた国でも安価で高品質な医療機器を提供したいと考える。
商社の志望動機
私が貴社を志望する理由は、資源エネルギー分野におけるリーディングカンパニーとして、世界のエネルギー安定供給に貢献されている事業内容と、その実現に向けた貴社の戦略に共感するからです。
大学時代のオーストラリアでの留学経験を通じて培った語学力や分析力は、特に貴社が注力されているオセアニアでの事業展開において、現地パートナーとの関係構築や市場分析に活かせると考えております。
将来的には、自身のスキルをさらに高め、エネルギー資源の安定確保と持続可能な社会の実現という貴社の目標達成に貢献したいです。
貴社の一員として、これまでの学びを実践し、具体的な成果を生み出すことに挑戦したいです。
広告業界の志望動機
私が貴社を志望する理由は、デジタル領域におけるデータに基づいた課題解決力と、それを実現するクリエイティブなアプローチにあります。
特にSNSを利用した広告運用で示された、ターゲットインサイトの的確な分析と、それに基づく斬新なコミュニケーション戦略は、私が大学のゼミでマーケティング分析や消費者行動論を通じて学んできたことの重要性を裏付けるものでした。
企画ゼミで培った企画力とデータ分析スキルを活かし、貴社の一員としてクライアントのビジネス成長に貢献したいと考えております。
将来的には、戦略立案から効果測定まで一貫して携わり、データとクリエイティビティを融合させた新しい価値を提供できる人材になりたいです。
公務員の志望動機
私が市役所を志望する理由は、地域住民一人ひとりに寄り添い、より良い社会づくりに貢献したいという強い思いがあるからです。
大学時代に地域のボランティア活動に参加し、地域が抱える高齢化、子育てひっ迫の現状を目の当たりにしました。
その経験から、行政の立場でこれらの課題解決に直接携わりたいと考えるようになりました。
特に貴市が推進されている少子高齢化対策は、私の問題意識と合致しており、ぜひその一翼を担いたいと考えております。
学生時代に培った傾聴力や協調性を活かし、多様な立場の方々の声に耳を傾け、公平・公正な視点から地域社会の発展に貢献していきたいです。
【志望動機作成ツール】志望動機作成ツールの使い方
志望動機作成ツールのクオリティの高さが確認できたところで、次は「志望動機作成ツールの使い方」を詳しく説明していきます。
ここでは入力が必要な「企業の志望理由」「いつ・どんな経験をしたか」「印象に残ったこと・その中の行動」「経験を通じて生じた変化」の4つを順番に説明していきます。
- 企業の志望理由
- いつ・どんな経験をしたか
- 印象に残ったこと・その中の行動
- 経験を通じて生じた変化
企業の志望理由
志望動機作成ツールに入力するポイント1つ目は「企業の志望理由」です。
一見すると「志望動機をやっぱり作らないといけないじゃん」と感じる就活生もいるかもしれませんが、この志望理由はもっとラフな内容です。
この志望理由とは企業の魅力に感じたポイントや、その中であなたが成し遂げてみたいと感じたことを入力していきます。
例としては、「風通しの良い社風とその環境の中で成長できると感じたため。」などです。
いつ・どんな経験をしたか
志望動機作成ツールに入力するポイント2つ目は「いつ・どんな経験をしたか」です。
このいつ・どんな経験をしたかについては、先ほどの志望理由にリンクさせる必要があります。
そのリンクの方法としては、志望理由を感じたきっかけの経験をした時の状況とリンクさせることです。
例えば、大学のサークル長をしていた時やゼミ活動でグループ作業をしていた時などです。
ここの項目はできるだけ簡潔に入力しましょう。
印象に残ったこと・その中の行動
志望動機作成ツールに入力するポイント3つ目は「印象に残ったこと・その中の行動」です。
ここでは具体的に先ほどリンクさせたエピソードを入力していきます。
そのエピソードにあなたの行動も併せて入力していきましょう。
例えば、「サークル活動では年功序列に意見が通るため、新入生の意見は受け入れられない場合が多く、私はそれが嫌だったのでサークル長になった時にその制度を廃止し、皆で話し合うようにした。」などです。
経験を通して生じた変化
志望動機作成ツールに入力するポイント4つ目は「経験を通じて生じた変化」です。
先ほど入力した印象に残ったこと・その中の行動の経験を通じてあなたに起こった変化を入力していきます。
例えば、「チームの団結力が増し成果が出たので、入社後もチームワークを大切にしていきたい。」などです。
志望企業の理念と成し遂げたいこと
志望動機作成ツールに入力するポイント5つ目は「志望企業の理念と成し遂げたいこと」です。
最後の入力ポイントは企業研究が必要になってくるポイントですが、そこまできっちりした文章でなくても問題ありません。
例えば、「チームとして力を最大限発揮し、今までになかった価値を創造したい。」などです。
【志望動機作成ツール】志望動機作成ツールを上手に使うためのポイント
志望動機作成ツールで入力する項目が分かったところで、次はより具体的に「志望動機作成ツールを上手に使うためのポイント」を説明していきます。
ここでは意識するべきポイントである「企業の志望理由と経験をマッチさせる」「企業研究で理念をはっきりさせる」「必ず添削する」の3つに絞って深掘りしていきます。
- 企業の志望理由と経験をマッチさせる
- 企業研究で理念をはっきりさせる
- 必ず添削する
業界研究をする
志望動機を作成する前や志望動機作成ツールを使用する前に必ず業界研究をするようにしましょう。
業界研究は志望動機を作成する準備として必ず必要な工程です。
業界研究をすることで、なぜ自分がその業界を志望したのかが明確になります。
そして、業界全体を理解していることで志望する企業の業界での立ち位置や強み、その企業独自のことが分かりやすくなります。
業界を深くまで分析し、志望動機作成に繋げることが大切です。
企業の志望理由と経験をマッチさせる
上手に使うためのポイント1つ目は「企業の志望理由と経験をマッチさせる」ことです。
あなたの企業の志望理由に対しての経験は、志望理由の根拠になる部分であり、この2つはマッチさせておく必要があります。
ここがマッチしていないと、あなたの志望動機の説得力が薄れてしまい、上手く企業の採用担当者に伝わらなくなってしまいます。
それに加え、論理的に話を組み立てることができないと判断される可能性もあるため、志望理由と経験がマッチしているのか、事前にきちんと確認しておきましょう。
企業研究で理念をはっきりさせる
上手に使うためのポイント2つ目は「企業研究で理念をはっきりさせる」ことです。
志望動機はあなたと企業のマッチ度を判断する材料になっているため、できるだけ事前に企業研究をして、企業理念や中長期的なビジョンを把握しておきましょう。
また、企業の代表がインタビューに答えている記事や動画があれば、その内容から社風や企業の特色を確認でき、その内容を志望動機に反映できれば志望度の高さをアピールできます。
必ず添削する
上手に使うためのポイント3つ目は「必ず添削する」ことです。
志望動機作成ツールで作った志望動機は少し日本語が変だったり、違和感のある繋ぎ方になっていたりする場合があるため、そのまま使うのではなく必ず添削するようにしましょう。
そこでおすすめなのがLINEでES添削ができるツールです。
LINEに入力するだけで簡単、手軽に添削ができるため、通学中の隙間時間でも活用することができます。
【志望動機作成ツール】AIを使ってもいいのか
近年、AIを活用した志望動機作成ツールも登場しています。
AIツールは、文章構成の提案や表現のヒントを得る上で非常に役立ちます。
特に、文章を書くのが苦手な人にとっては、最初のたたき台を作る強力な味方となるでしょう。
しかし、AIが生成した文章をそのまま使うことには注意が必要です。
AIは一般的な情報に基づいて文章を作成するため、あなた自身の個性や具体的な経験、企業への熱意といった「あなたらしさ」を十分に反映できない可能性があります。
採用担当者は、多くの応募書類を読む中で、定型的な文章や他の応募者と似通った内容に気づきやすいものです。
AIツールはあくまで「壁打ち相手」や「アイデアの源泉」として活用し、最終的には必ず自分の言葉で、自分の思いを込めて仕上げることが重要です。
【志望動機作成ツール】ツールで作成するときの注意点
志望動機作成ツールは便利な反面、使い方を誤ると逆効果になることもあります。
ツールを活用する際は、以下の点に注意し、より効果的な志望動機を作成しましょう。
完全頼りにしない
志望動機作成ツールは、あくまで文章作成の「補助」として捉えることが重要です。
ツールが提案する構成や表現は参考になりますが、それを鵜呑みにしてはいけません。
生成された文章をそのままコピー&ペーストするのではなく、「なぜこの構成なのか」「この表現は本当に自分の言葉として適切か」を常に考えましょう。
ツールは、あなたの経験や考え、企業への熱意までは汲み取れません。
あなた自身の言葉で語られてこそ、志望動機は説得力を持ちます。
企業研究や自己分析で得た情報を基に、ツールで得たヒントを肉付けし、オリジナリティのある内容に昇華させることが不可欠です。
あくまで主体はあなた自身であり、ツールはそのサポート役であるという意識を持ちましょう。
具体的なエピソードがあるか確認
ツールで作成された志望動機は、抽象的な表現に偏りがちです。
「社会に貢献したい」「貴社の理念に共感した」といった言葉だけでは、採用担当者の心には響きません。
必ず、その言葉を裏付けるあなた自身の「具体的なエピソード」を盛り込みましょう。
例えば、「社会貢献」であれば、どのような経験(ボランティア、アルバイト、学業など)を通じてそう考えるようになったのか、具体的にどのような形で貢献したいのかを明確にします。
「企業理念への共感」であれば、理念のどの部分に、なぜ共感したのか、自身の価値観や経験とどう結びつくのかを具体的に説明する必要があります。
エピソードによって、あなたの人物像や価値観が伝わり、志望動機の説得力が増します。
文字数は適切か
ツールによっては、指定した文字数ぴったり、あるいはそれに近い文字数で文章を生成してくれるものもあります。
しかし、生成された文章が、応募先企業が指定する文字数制限に合っているか、必ず確認が必要です。
文字数が大幅に不足している場合は、内容をさらに深掘りし、具体的なエピソードや自己PRを加えて調整する必要があります。
逆に、文字数がオーバーしている場合は、冗長な表現を削ったり、最も伝えたいポイントを絞り込んだりして、簡潔にまとめる工夫が求められます。
単に文字数を合わせるだけでなく、内容の密度や論理的な構成も意識しましょう。
指定文字数内で、あなたの魅力と熱意を最大限に伝えることが重要です。
提出前に必ず読み返し、推敲を重ねましょう。
【志望動機作成ツール】避けるべき内容3つ
志望動機作成ツールは便利ですが、頼りすぎると評価を下げかねない内容になってしまうこともあります。
特に以下の3つのような内容は、ツールで生成されやすい傾向にありますが、避けるべきです。
興味関心で構成されている
「貴社の〇〇事業に興味があります」「△△という分野に関心があります」といった、単なる興味関心だけで志望動機を構成するのは避けましょう。
企業は、あなたが何に興味を持っているかだけでなく、「入社後にどのように貢献してくれるのか」を知りたいと考えています。
ツールは興味関心を起点に文章を生成することがありますが、それだけでは不十分です。
なぜその分野に興味を持ったのか、具体的なきっかけとなる経験やエピソードを交えましょう。
そして、その興味関心をどのように仕事に活かし、企業の成長や課題解決に貢献できるのかを明確に示す必要があります。
「学びたい」「成長したい」という受け身な姿勢ではなく、主体的に貢献する意欲を伝えることが重要です。
どの企業にも当てはまる
「社会貢献性の高さに魅力を感じた」「業界の将来性に惹かれた」「人々の生活を豊かにしたい」といった理由は、多くの企業に当てはまる可能性があり、具体性に欠けます。
志望動機作成ツールは、こうした一般的で聞こえの良い表現を生成しがちです。
しかし、採用担当者は「なぜ他の企業ではなく、うちの会社を選んだのか」を知りたいのです。
その企業ならではの事業内容、独自の強み、企業文化、具体的な取り組みなどを深く調べましょう。
そして、それらの要素と自身の経験や価値観を結びつけ、「貴社の〇〇という点に共感し、私の△△という経験を活かして貢献したい」という、その企業でなければならない理由を明確に述べることが不可欠です。
ツールで得た文章を、企業研究に基づいて具体化しましょう。
福利厚生や給与メイン
給与、福利厚生、勤務地、残業時間といった待遇面は、働く上で確かに重要な要素です。
しかし、これらを志望動機の中心に据えるのは避けるべきです。
志望動機作成ツールが待遇面の情報を組み込むことは少ないかもしれませんが、自分で加筆する際に注意が必要です。
待遇面ばかりをアピールすると、「仕事内容や企業理念には興味がないのか」「条件が悪くなったら辞めてしまうのではないか」と採用担当者に懸念を抱かせる可能性があります。
あくまで、仕事内容への意欲、企業の事業やビジョンへの共感、入社後に成し遂げたいことなどを主軸に据えましょう。
待遇面については、質問された際に正直に答える程度に留め、志望動機では前面に出さないのが賢明です。
熱意と貢献意欲を伝えることを最優先しましょう。
【志望動機作成ツール】志望動機が見つからない人は?
志望動機作成ツールがとても魅力的なのは分かったけど、「そもそも志望理由すら見つからない」「企業の魅力が分からない」「入社後に成し遂げたいことがない」と悩んでいる就活生も多くいます。
そんな時は、一人で悩まずに就職活動のプロに相談してみましょう。
キャリアアドバイザーは志望動機などのESだけでなく、その先の面接対策や受ける企業の選定などもサポートしてくれます。
まとめ
志望動機は企業によって内容を変える必要があり、ESの中でも苦戦する就活生がとても多い項目となっています。
その上、0から文章を組み立てる必要があり、そこも就活生の頭を悩ませているポイントです
しかし、志望動機作成ツールを使うことで、要点だけを入力すれば自動で文章化してくれるため、時間があまり取れない時に役に立ってくれるはずです。
注意点は文章が少し変だったり、日本語として違和感のある表現になってしまうことなので、必ず添削してから提出するようにしましょう。