HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
インターンシップの志望動機は、応募者の意欲や企業理解を伝える重要な要素です。
しかし、内容が曖昧であったり、自分本位な理由が含まれている場合、志望動機が弱くなり、選考を通過できない可能性があります。
この記事では、インターン志望動機の悪い例やNGポイント、そして含めるべき内容について詳しく説明します。
目次[目次を全て表示する]
【インターン志望動機の悪い例】志望動機の内容に自信がない…
インターンシップの志望動機を作成している際に、自信が持てないことはよくある悩みです。
しかし、志望動機が曖昧であったり、自分本位な理由を含めると、選考を通過できる可能性が低くなります。
良い例と悪い例を比較し、自身の志望動機を再確認し、より強い内容に仕上げましょう。
志望動機つくるのが難しいという方は添削ツールがおすすめ
志望動機をどうやって書けばいいか分からない...
志望動機の内容に自身が持てない...
就職活動をするうえで、志望動機に関する悩みは多くあると思います。
志望動機を作成するときには、面接官の好印象にのこる内容にするのが選考通過のカギになります。
志望動機添削ツールでは、あなたの強みやエピソードを最大限に引き出し、あなただけの志望動機にすることが可能です。
志望動機添削ツールを活用して選考通過率を上げましょう!!
【インターン志望動機の悪い例】NGポイントとは
ここからはインターンの志望動機でどういったことがNGにあたるのかということを解説します。
すでに志望動機を作成している人は、以下に挙げる点が当てはまっていないか確認しておきましょう。
・曖昧な志望理由
・自分本位な理由
・企業研究不足
・他社でも当てはまる内容
・自己アピールに終始している
曖昧な志望理由
「成長したい」「貴社のビジョンに共感しました」といった曖昧な志望理由は、面接官に強い印象を与えることが難しい志望動機の一例です。
成長意欲は重要ですが、具体的にどのように成長したいのかを述べることが必要です。
例えば、どのスキルを磨きたいのか、どのような知識を得たいのか、またなぜそのスキルや知識が必要と感じたのかを説明することで、面接官に対して説得力のある動機を伝えることができます。
同様に、企業のビジョンに共感した場合も、具体的にどの部分に共感し、それが自分の価値観やキャリアビジョンにどのように結びつくのかを述べることが重要です。
志望動機に具体性を欠いてしまうと、応募者が本当にその企業を選んだ理由が曖昧に映ってしまい、他の候補者との差別化が難しくなります。
自分本位な理由
「インターンを通じて将来の就職に有利になると思ったから」というように、自分の利益にフォーカスしすぎた志望動機は、企業側からの評価を下げる原因になります。
確かにインターンは自身のキャリア形成にとって重要なステップですが、企業もインターン生に期待するものがあります。
自分本位な動機では、企業への貢献や自分がそのインターンでどう役立てるかを示すことができないため、面接官に良い印象を与えません。
志望動機を作成する際には、自分がインターンを通してどのようなスキルを学び、それをどう企業に還元できるかを具体的に述べることが重要です。
例えば、「貴社でインターンを経験することで、〇〇のスキルを習得し、それを活かして〇〇プロジェクトで貢献したい」といった形が効果的です。
企業研究不足
「有名な企業だから」「業界大手だから」といった表面的な理由は、面接官に企業研究不足を感じさせる典型的な例です。
企業は、自社の理念や事業内容を理解し、共感を持って応募している人材を重視しています。
また、企業のインターンシップの形式に合った志望動機を伝えることも大切です。
短期インターンに対して「長期的に関わりたい」と述べたり、逆に長期インターンに対して表面的な動機を述べると、インターンの目的に対する理解が不足していると判断される場合があります。
志望動機を作成する前には、企業の公式サイトやニュースを通じて、最新の事業内容や業界動向をしっかりと調査し、自分がその企業で何を学び、どう成長したいのかを明確にしましょう。
他社でも当てはまる内容
志望動機に「スキルを磨きたい」「多くの人と協力したい」といった、他社でも通用するような汎用的な内容を盛り込んでしまうと、企業に対する熱意や独自性が欠けた印象を与えてしまいます。
面接官は、その企業だからこそ応募した理由や、他の企業ではなくその企業で得られる経験に対する興味を知りたいと考えています。
具体的な業界の特徴や、志望する企業ならではの魅力を理解し、なぜその企業に応募するのかを明確に示す必要があります。
例えば「御社の〇〇プロジェクトでの取り組みに感銘を受け、自分の〇〇の経験を活かして貢献したい」と述べることで、その企業だからこその志望理由が伝わります。
自己アピールに終始している
「私は〇〇のスキルがあるので、貴社でもすぐに活躍できると思います」といった、自己アピールに終始する志望動機は避けるべきです。
確かに、自分のスキルをアピールすることは重要ですが、面接官が見ているのは、それがどのように企業に役立つかです。
自己アピールに偏りすぎると、応募者が企業にどのように貢献できるかが伝わらず、自己中心的な印象を与える可能性があります。
志望動機では、自己アピールをする際にも、それが具体的に企業のニーズやプロジェクトにどう活かせるかを説明することが重要です。
例えば「私の〇〇スキルを活かして、貴社の〇〇プロジェクトに貢献したい」という形で、自分のスキルと企業のニーズを結び付けることで、説得力のあるアピールができます。
【インターン志望動機の悪い例】含めるべき内容とは?
ここからは、逆にインターンの志望動機に含めるべき内容について解説します。
以下の要素がしっかりと組み込まれている志望動機は他の就活生と差別化もでき、企業に刺さる内容になることが多いので是非参考にしてください。
・学びたいことの内容
・インターンの参加目的
・企業理解と共感ポイント
・自身の強み/p>
学びたいことの内容
インターンシップで何を学びたいのか、どのようなスキルを身に着けたいのかを明確にすることは、志望動機において最も重要な要素の一つです。
面接官は、インターン生が成長意欲を持っているか、また企業が提供する機会をどのように活用しようとしているのかを見ています。
そのため、学びたいことを具体的に述べることで、志望動機の説得力が増します。
例えば、「〇〇のスキルを身につけることで、将来〇〇の分野で活躍したい」といった形で、自身のキャリアビジョンと結びつけると良いでしょう。
インターンの参加目的
インターンシップに参加する目的を具体的に示すことも大切です。
参加目的が曖昧であったり、具体性が欠けていると、インターンシップをどのように活用しようとしているのかが不明瞭に映ってしまいます。
企業は、自社でのインターンシップを通じて、どのような成長を期待しているのか、具体的な目標を持って参加する学生を評価します。
また、インターンシップが自分のキャリアビジョンにどのように結びつくのかを具体的に説明することで、面接官に自分の目的意識を伝えることができます。
企業理解と共感ポイント
志望動機には、応募企業に対する理解を示すとともに、その企業のどの部分に共感したのかを具体的に伝えることが重要です。
例えば、企業のビジョン、理念、事業内容などに対してどのように感じたか、その共感ポイントを明確にすることで、企業への熱意が伝わりやすくなります。
多くの学生が、企業理解を表面的なものに留めてしまいがちですが、具体的な事業やプロジェクトに関する知識を盛り込むことで、深い理解をアピールできます。
自身の強み
自分が企業にどう貢献できるかを伝えるために、自分の強みをアピールすることも不可欠です。
インターン生として参加する以上、単に学ぶだけでなく、何らかの形で企業に貢献できるスキルや経験を持っていることを示す必要があります。
また、自分がこれまでの経験を通じて培ったスキルが、企業の課題解決にどのように役立つかを具体的に述べることで、面接官に対してアピール効果が高まります。
志望動機の締めくくりがカギ!?
志望動機は締めくくりが大切です。
志望動機の最後をしっかりとまとめることで面接官に伝えたい要点や、自身のがどのように働いていきたいかが明確になり印象に残りやすくなります。
インターンの志望動機の締めくくりに関しては以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
【インターン志望動機の悪い例】志望動機の書き方とは?
志望動機の基本的な書き方を抑えておくことで、企業の採用担当に対して魅力的な文章をつくることができます。
文章の構成順に詳しく解説するので、是非参考にしてください。
結論
志望動機の文章は、最初に結論を述べることで、なぜその企業のインターンシップに応募したのかを簡潔に伝えることが重要です。
結論が明確でないと、読み手の企業にとって主張が曖昧になり、何を訴えたいのかが伝わりづらくなります。
たとえば、「私は〇〇分野での経験を積みたいと考え、貴社のインターンシップに応募しました」といった形で、なぜその企業を選んだのか、どのような理由でインターンに参加したいのかを明確にします。
根拠
志望動機における結論の後には、その結論に至った理由や根拠を説明する段階が必要です。
ここでは、なぜその企業や業界を選んだのか、その具体的な理由を示すことが求められます。
企業の理念や事業内容に共感したエピソードや、自分のキャリアビジョンと企業の事業がどのように結びついているのかを伝えると効果的です。
根拠をしっかりと示すことで、なぜその企業でなければならないのかを明確に伝えることができ、志望動機全体に説得力を持たせることができます。
展望
インターンシップに参加してどのような経験を積み、どのようなスキルを身につけたいのか、またその経験を将来どのように活かしたいのかを述べる展望を示すことも大切です。
また、この展望を述べる際には、自分のスキルや経験が企業にとってどのように貢献できるかを明確にすることも重要です。
展望を示すことで、面接官に対して自分が長期的に成長し、企業に貢献していく姿を想像させることができます。
【インターン志望動機】良い例文5選
ここからはインターンの志望動機の例文を5つ紹介します。
業界別でポイントの解説も含めて紹介するので、自分の志望先と近しいものがあれば是非参考にしてみてください。
食品業界のインターンの志望動機
私が貴社のインターンシップを志望する理由は、食品業界での製品開発に関心があり、特に消費者ニーズに応える商品の企画や開発に携わりたいと考えているからです。
もともと大学で栄養学を専攻しており、それがきっかけで健康や栄養バランスを考慮した商品作りに興味を持ちました。
また、日常的に消費者が直接手にする商品が人々の健康や生活の質に大きな影響を与えることに感銘を受けたことも大きいです。
私が参加したゼミのプロジェクトでは、健康志向の食品開発に取り組み、市場調査や試作品の評価を行うことで、消費者の嗜好やニーズを反映させることの難しさと同時にやりがいを感じました。
貴社のインターンシップでは、商品開発プロセスをさらに深く学びたいと考えています。
消費者の声を反映した商品の企画から開発、そしてマーケティングに至るまでの一連の流れを実際に経験し、消費者に喜ばれる商品を提供できる人材に成長したいと考えています。
金融業界のインターンの志望動機
私は、金融業界でのインターンシップを通じて、資産運用に関する知識を深め、実際の業務経験を積みたいと考えております。
貴社は、顧客に寄り添いながら信頼を得て長期的な関係を築いている点に強く共感し、その中で自身のスキルを磨きたいと思い、志望しました。
私が金融業界に興味を持ったのは、大学2年生の時に家計の資産運用を家族と共に見直した経験がきっかけです。
父の退職を控えた際、資産をどう管理し、将来に備えるかという問題に直面しました。
そこで私が主導して投資信託や保険商品を調べ、家族とともにプランを作成したことが、金融の面白さを実感する大きなきっかけとなりました。
貴社のインターンシップでは、具体的な資産運用の提案やリスクマネジメントを学びながら、実際に顧客のニーズに合った金融商品を提供できるスキルを身につけたいです。
また、貴社の高い専門性と顧客志向のサービスを学ぶことで、将来は顧客に寄り添いながら、安心して資産を託せる信頼のパートナーとなることが目標です。
就活コンサルタント木下より
この志望動機では、金融業界を志望する理由として、家計の資産運用を見直した具体的なエピソードが盛り込まれています。
この体験の話で、金融の重要性や魅力を実感し、資産運用に関心を持ったことが分かりやすく理解できます。
また、自らリーダーシップを発揮して家族とプランを作成した点が独自性もあり、単に業界に興味を持っているだけではなく、実際の経験を通じて興味を深めたことがアピールされています。
IT業界のインターンの志望動機
私はIT業界での問題解決力を磨き、技術革新を通じて社会に貢献したいと考え、貴社のインターンシップに応募いたしました。
大学でプログラミングを学び、特にチームで行ったシステム開発プロジェクトでは、問題発見と解決に携わることにやりがいを感じました。
リーダーとしてプロジェクトを管理し、技術的な問題に直面した際も、冷静に分析し、最適な解決策を提案できたことでチームの信頼を得ることができました。
また、個人でもアプリ開発に取り組んでおり、UI/UXの改善やユーザーの利便性を追求する姿勢を大切にしています。
これらの経験から、IT技術を通じて、実際の問題に対処する力を強化したいと考えています。
貴社のインターンでは、私の強みである問題解決力とプログラミングスキルを活かし、より複雑な課題に取り組みたいと考えています。
最新の技術や開発手法を学びながら、実際のビジネス課題に対する具体的なソリューションを提案しつつ、将来のキャリアに役立つ知識と経験を得たいです。
就活コンサルタント木下より
この志望動機は、IT業界を志望した具体的なエピソードとして、大学でのプログラミングやチームでのシステム開発プロジェクトの経験が述べられています。
問題発見と解決にやりがいを感じたことや、アプリ開発でのユーザー利便性を追求する姿勢など、IT技術に対する熱意が具体的に示されています。
また、自身の長所である問題解決力をインターンでどのように活かし、複雑な課題に取り組みたいかが明確に伝わっており、目指す成長もはっきりしています。
広告業界のインターンの志望動機
貴社のインターンシップに応募した理由は、貴社の強みであるデジタルマーケティング分野での先進的な取り組みに魅力を感じたためです。
特に、最新の技術を駆使し、データを活用して消費者のニーズを的確に捉える手法に大きな関心を抱いております。
大学ではマーケティングを専攻し、広告戦略や消費者行動の研究を行ってきました。
他の広告会社にも興味を持ち、調査を進めましたが、貴社は単に広告を提供するだけでなく、クライアントの成長をデータに基づき長期的に支えることに力を入れていると感じました。
他社に比べ、貴社はデジタル領域において圧倒的な強みを持ち、ターゲティング精度の高さや分析力は業界内でも一歩先を進んでいる印象を受けました。
私は、大学で培ったマーケティング理論を基に、デジタルマーケティングの実務を通じてさらに深い理解を得たいと考えています。
インターンシップでは、データを基にした消費者インサイトの分析を学び、それを活かした広告戦略立案に挑戦したいです。
就活コンサルタント木下より
この志望動機では、まず結論として企業の強みに触れ、特にデジタルマーケティング分野での先進的な取り組みが志望理由であることを明確に述べています。
次に、他社の広告会社との比較を交えつつ、この会社がデータを基にした長期的なクライアント支援に強みを持っている点を強調しています。
最後に、自身の学びと会社の強みを結びつけ、インターンで具体的にどのように貢献したいかを述べており、企業に対する強い動機と具体性が感じられる内容となっています。
公務員のインターンの志望動機
私が公務員のインターンシップを志望する理由は、大学で学んできた地域社会の発展に関する知識を、実際の行政の現場で活かしたいと考えているからです。
私は大学で都市計画や地域政策を専攻し、地域社会が抱える課題を解決するための理論を学んできました。
特に、少子高齢化や都市部と地方の経済格差の問題に対して強い関心を持ち、地域活性化のための具体的なアプローチを研究しています。
また、ゼミでは地方自治体と連携したフィールドワークに参加し、地域の声を聞きながら政策提案を行った経験があります。
インターンシップでは、大学で得た理論的な知識を現実の行政運営に活かし、具体的な課題解決に向けたプロセスを学びたいと考えています。
さらに、現場での経験を通じて、地域の課題に対してどのような施策が有効であるかを体感し、将来的には自分自身が地域社会の発展に貢献できる行政職員として働くためのスキルを身につけたいです。
就活コンサルタント木下より
この志望動機では、大学で学んだ「地域社会の発展に関する知識」をインターンシップで実際に活かしたいという意欲が明確に示されています。
特に、学んだ理論を具体的な行政の現場で実践し、地域活性化に貢献したいという目標が具体的です。
また、フィールドワークの経験を踏まえ、現実的な課題解決に取り組む姿勢が伝わるため、インターンに対する積極性や将来的なビジョンがしっかりと表現されています。
【インターン志望動機の悪い例】文字数別志望動機の書き方
インターンの志望動機では文字数を課せられることが多くあります。
文字数別に志望動機のポイントは異なるためポイントを確認しながら志望動機を作成しましょう。
文字数別の志望動機の書き方は以下の記事で説明しているので参考してみてください。
【インターン志望動機の悪い例】志望動機を作成した後は?
志望動機を作成した後は、必ず第三者の添削を受けることをおすすめします。
自己評価だけでは気づかない誤りや改善点が残っている可能性があるため、添削を通じて内容の完成度を高めることが重要です。
特に、先輩やキャリアセンター、就活エージェントを活用すると効果的です。
就職活動の経験やサポートの経験が豊富なので、的確なフィードバックを提供してくれる可能性が非常に高いです。
また、異なる視点からのアドバイスは、志望動機の説得力や具体性を強めてくれます。
【インターン志望動機の悪い例】まとめ
インターンの志望動機はほぼ必ずあるものなので、「どんな志望動機がNGか」という視点を持っておくことは非常に重要です。
どの会社でも当てはまってしまったり、曖昧な内容だとすぐに企業は気付きます。
したがって、事前の徹底した企業研究と自己分析をした上で、「自分がその企業でどう貢献できるか」「インターンで何を学びたいか」という点を明らかにすることがポイントです。
就活コンサルタント木下より
この志望動機では、まず「食品業界での製品開発」という明確に学びたいことが述べられています。
さらに、大学での栄養学の専攻やゼミでのプロジェクト経験を通じて、消費者ニーズに応える商品作りへの興味が具体的に示されており、インターンで何を得たいかがはっきりと伝わっています。
加えて、消費者の健康や生活に貢献したいという目的が明確で、インターンで学びたい内容と将来の展望が一致している点が好印象です。