
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就職活動で一番最初に乗り越えるべき関門として立ち塞がるのがエントリーシートです。
その中でも多くの就活生が「何を書けばいいのか分からない!」「文章が上手くまとまらない!」と頭を抱える項目が自己PRです。
この記事ではそもそも自己PRとは何かを説明した後、自己PRの提出が求められる理由や自己PRを書く前にしておくことを順番に深掘りしていきます。
その後、具体的な自己PRを書く際のポイントと自己PRの構成の仕方を説明し、最後に自己PRの例文を紹介していきます。
志望企業で400字の自己PRを求められている人
自己PRに自信がない人
書類選考を本気で突破したい人
完成している自己PRの文字数を調節する方法
自己PRを作成する際の注意点と高評価のコツ
400字制限の自己PR例文
目次[目次を全て表示する]
【400字の自己PR】自己PRを企業が求める理由
自己PRの意味が正しく理解できたところで、次は「なぜ自己PRの提出が求められるのか」について説明していきます。
ここでは特に企業の採用担当者が知りたいと思っている「就活生の入社意欲を確かめるため」「入社後のミスマッチを防ぐため」の2つのポイントに絞って詳しく説明していきます。
就活生の入社意欲を確かめるため
自己PRの提出が求められる理由の1つ目は「就活生の入社意欲を確かめるため」です。
ここで多くの就活生は「入社意欲を確かめるなら志望動機じゃないの?」と感じているかもしれませんが、自己PRからも入社意欲があるかを判断しています。
その理由は、自己PRでどんなに素晴らしい強みや長所、持っているスキルをアピールできたとしても、そもそもそれらの特徴を企業側が求めていない可能性があるためです。
そのため、自己PRの内容は受ける企業に合わせて変えていく必要があり、このひと手間を惜しまずにやっているかで、企業の採用担当者からの評価は大きく変わります。
入社後のミスマッチを防ぐため
自己PRの提出が求められる理由の2つ目は「入社後のミスマッチを防ぐため」です。
自己PRでは強みや長所、持っているスキルをアピールすることはもちろんのこと、根拠としているエピソードからあなたの人柄も見られています。
「部活動に取り組んでいたなら活発そうだな」「研究に打ち込んでいたなら仕事にも真面目に取り組んでくれそうだな」と選ぶエピソードから企業の採用担当者は想像します。
あなたがどんなに優れたスキルや能力を有していても、企業の価値観や社風に合わなければ最大限力を発揮することは難しく、最悪の場合早期退職することに直結してしまいます。
そうならないためにも、あなたと企業のミスマッチをできるだけなくせるように、自己PRからあなたの人柄を判断しています。
【400字の自己PR】おすすめの構成方法と文字数
自己PRを400字にまとめる際は、適切な構成と文字数の配分が重要です。
限られた文字数の中でも説得力を高めるためには、論理的に展開できるフレームワークを活用することが効果的です。
おすすめは「PREP法」で、結論から始まり、理由や具体例を示した上で再度結論に戻る流れです。
この形式を取り入れることで、無駄を省きつつ内容を充実させ、採用担当者に伝わる自己PRを完成させることができます。
また、400字に抑えるためにどのくらいの文字数でかけばいいのかの目安も紹介します。
PREP法を用いる
PREP法は「Point・Reason・Example・Point」の頭文字を取った構成方法です。
まずPoint(結論)で「私の強みは○○です」と明確に示します。
次にReason(理由)で、その強みを持っている根拠を簡潔に説明します。
続いてExample(具体例)で、アルバイトや部活動などの経験を用いて裏付けを行います。
最後にPoint(再結論)として「この強みを御社で活かして貢献したい」と締めくくります。
この流れに従うことで、限られた400字の中でも読みやすく、論理的で説得力のある自己PRを作成することができます。
自分の強みを述べる(20〜30字程度)
冒頭は「私の強みは○○です」と端的に表現しましょう。
文字数は20〜30字程度が理想で、簡潔で具体的に伝えることが大切です。
「頑張り屋です」といった抽象的な表現ではなく「粘り強く課題に取り組む継続力」のように明確に書くと効果的です。
冒頭で強みをはっきり示すことで、採用担当者が文章全体の軸をつかみやすくなり、自己PR全体に一貫性が生まれます。
短い部分ですが、この最初の一文が読み手の印象を左右するため、しっかりと考えて設定する必要があります。
具体的なエピソードで裏付ける(280〜300字程度)
自己PRの中心となるのは具体的なエピソードです。
「状況→課題→行動→結果」の流れで書くと、自然に説得力が増し、ボリュームも出ます。
例えば「アルバイトで新人教育を任され、指導方法に悩んだが、自作マニュアルを導入した結果、定着率を向上させた」といった形です。
このとき、成果を数字で表すとより信頼性が高まります。
また、自分がどのように工夫し、どんな学びを得たのかも加えると、単なる事実の羅列ではなく成長を示す文章になります。
エピソードは一つに絞り、細部にこだわりすぎず要点を伝えることで、文字数内に収めつつ内容を充実させることが可能です。
会社での活かし方を明確にする(60〜80字程度)
最後の締めくくりでは、自分の強みや経験をどのように入社後の業務に活かすのかを明確に伝えることが重要です。
ここで企業との接点を示すことで、単なる自己紹介ではなく、入社後に具体的な活躍が期待できる人材であると印象づけられます。
例えば「課題解決力を活かして顧客の課題に寄り添い、成果を最大化する」といった形です。
このように自分の強みと職種の業務内容を結びつけると、企業側は再現性のある能力として評価しやすくなります。
また、成長意欲や将来的なキャリアビジョンを一言添えると、長期的な貢献につながる姿勢を示せます。
【400字の自己PR】ES通過するためのポイント
ESで通過するためには、自己PRをしっかりと練り上げることが重要です。
企業は限られた時間で多くの応募者を評価するため、自己PRが他の応募者と差別化され、印象に残るものとなることが求められます。
以下では、自己PRをストーリー化するためのポイントを紹介します。
ストーリー化されているか
自己PRは、起承転結のあるストーリーとして書かれていると、読み手である採用担当者の印象に残りやすくなります。
特に、人柄を重視する企業は、応募者の性格や考え方を知りたがっています。
具体的な経験を通して自分の成長や成果をストーリー化することで、どのような人間であるかを伝えることができます。
例えば、課題に直面した時の行動や解決策、そこから学んだことを描写し、自分の強みを証明し、「この人と一緒に働きたい」と思わせることが重要です。
心情が書かれているか
自己PRにおいて、自身の心情や感情を記述することも大切です。
具体的な経験やエピソードを述べる際に、どのように感じたかを表現することで、読者にリアルな印象を与え、共感を呼ぶことができます。
特に、困難な状況を乗り越えた経験などでは、自分がどのように感じ、どう行動したのかを描写することが効果的です。
心情を織り交ぜることで、自己PRに深みを持たせ、他の応募者との差別化を図ることが効果的です。
文章同士の関係を明らかにすること
自己PRを書く際には、文章の論理構造を明確にすることが重要です。
理由と結果の因果関係を示す、話の流れを変えるための逆説、あるいは対比や転換を使用することで、文章のつながりを強化します。
例えば、「Aという課題に直面したが、Bという方法で克服した結果、Cという成果を得た」というように、論理的な流れを意識します。
こうすることで、採用担当者に自分の考えや行動をより理解してもらいやすくなります。
具体的なエピソードを書く
400字の自己PRを書く際のポイント2つ目は「具体的なエピソードを書く」ことです。
自己PRだけではなく、志望動機やガクチカにも共通して言えることですが、結論の根拠となるエピソードはできるだけ具体的に書くように心掛けましょう。
そうすることで、あなたのエピソードの信憑性を一気に上げることができ、説得力のある内容に仕上げることができます。
具体的に書くためのコツとしては、数字で表せるものは全て定量的に数字で書くことです。
例えば「すごく勉強を頑張った」と「10時間勉強を頑張った」では後者の方がその頑張りが伝わりやすいはずです。
それに加え、その当時の心境や周りの状況なども書いておくことで、企業の採用担当者がイメージしやすくなるため、余裕があれば付け足しておくと良いでしょう。
800字ほど書いて重要な箇所を抜き出す
400字の自己PRを書く際のポイント3つ目は「800字ほど書いて重要な箇所を抜き出す」ことです。
800字と聞くと「ちょっと長いし書けるかな?」と不安になるかもしれませんが、まずは思いついたままにとりあえず書いた内容をざっくり800字程度にまとめてみましょう。
このざっくりまとめた800字の自己PRの内容には、恐らくあなたが伝えたい内容が全て収まっていると思います。
その内容から本当に必要な箇所はどこなのかを精査していき、最終的に400字程度にまとめていきましょう。
この800字というのは企業によっては実際に提出を求められる長さなので、その練習にもなるため一石二鳥の方法とも言えます。
【400字の自己PR】自己PRを書く前にしておくこと
自己PRの提出を求められる理由が分かったところで、次は「自己PRを書く前にしておくこと」を説明していきます。
なんの準備もせずに自己PRを書くことはできないため、ここでは特に大切な「自己分析をする」と「志望する業界や企業の特徴を理解する」の2つのポイントを深掘りして説明していきます。
自己分析をする
自己PRを書く前にしておくこと1つ目は「自己分析をする」ことです。
恐らく就職活動を始める際、何度もこの自己分析という言葉を聞いたことだと思います。
しかし「自分のことは自分が一番分かっている」「今更やっても意味がない」と思っている就活生が多く、実際に自己分析をきちんとやっている就活生はとても少ないです。
ここで全就活生に伝えたいことは、自己分析は想像しているよりも重要であり、きちんと取り組まないと後で後悔することになるということです。
自分のことを振り返るきっかけはあまりないため、本当の自分の強みや本当にやりたいことを再発見するためにも自己分析はしっかりと取り組むべきだと断言できます。
志望する業界や企業の特徴を理解する
自己PRを書く前にしておくこと2つ目は「志望する業界や企業の特徴を理解する」ことです。
自己PRでは入社意思の高さもアピールする必要があり、そのためには業界・企業に合わせた内容で自己PRを組み立てることが求められます。
そのためにはまず業界・企業に関する正しい理解を深める必要があります。
この理解が浅いままに自己PRを組み立ててしまうと、軽くて信憑性の低い内容になってしまうため、マイナス評価に繋がってしまう可能性もあります。
そうならないために、効率的に深く業界・企業研究する方法がインターンシップに参加するという方法です。
他にも企業の公式ホームページや採用ページをしっかりと確認するなどの方法があるため、自分のやりやすい方法で業界・企業研究を事前にしておきましょう。
【400字の自己PR】指定の文字数に抑えるコツ
就活において、自己PRを指定の文字数に収めることは重要なポイントです。
文字数が多すぎると指定の範囲を超え、短すぎるとアピールが不十分になる可能性があります。
そのため、内容を簡潔にまとめつつ、効果的に伝える工夫が必要です。
ここでは、自己PRを400字に抑えるための3つのコツを紹介します。
適切な文字数に調整することで、伝えたいことを明確にし、より完成度の高い自己PRを作成しましょう。
文字数をカウントするアプリを使う
自己PRを書いていると、「この表現のほうが良いかもしれない」と何度も書き直すうちに、文字数が増えすぎたり、逆に足りなくなったりすることがあります。
そのため、文字数カウントアプリやワードの文字数カウント機能を活用しながら書くことで、目標文字数を意識しながら進めることができます。
例えば、最初に大まかに書いたものを確認し、文字数が多すぎる場合は不要な言葉を削り、逆に少なすぎる場合は具体例を加えるなどして調整します。
特にエントリーシートの場合、最終的に文字数を合わせる作業が発生しやすいため、初めから適切な範囲で書く意識を持つことが大切です。
また、文章を推敲する際も、一文ごとの文字数を確認しながら修正することで、より簡潔で伝わりやすい自己PRに仕上げることができます。
修飾語句を削る
文章の文字数を調整するためには、形容詞や副詞などの修飾語を見直すことが有効です。
たとえば、「とても頑張りました」は「努力しました」、「しっかりと対応しました」は「対応しました」とすることで、文字数を削減しながらも意味を損なわずに表現できます。
また、「貴重な経験になりました」という表現を「学びの多い経験でした」と言い換えることで、簡潔にしつつ伝わりやすくなります。
特に、自己PRでは、自分の強みや経験を伝えることが目的であり、過度な修飾語は不要です。
文章が冗長になってしまうと、採用担当者が重要なポイントを理解しにくくなるため、端的な表現を意識しましょう。
推敲の際には、「この言葉がなくても意味が通じるか?」を意識し、無駄を省くことで、より洗練された自己PRになります。
キャッチコピーを用いてアピールする
自己PRを簡潔にしつつインパクトを強めるためには、キャッチコピーを活用するのも有効な手段です。
例えば、「私の強みは最後まで諦めない粘り強さです」と冒頭で伝えれば、その後の説明を短くしながらも、印象に残るようになります。
キャッチコピーを活用することで、企業の担当者が一目であなたの強みを把握できるため、他の就活生と差別化しやすくなります。
また、「人を巻き込む力があります」よりも「私はチームを動かす推進力があります」と表現することで、より具体的で魅力的に伝えることができます。
短いフレーズで自分の強みを端的に伝え、その後の文章で具体的なエピソードを交えることで、全体の文章量を抑えつつも、説得力のある自己PRにすることができます。
さらに、キャッチコピーには、リズムや響きを工夫することで印象を強める効果もあります。
例えば、「私は挑戦を恐れないチャレンジャーです」や「課題解決のスペシャリストです」といった表現を使うことで、採用担当者の記憶に残りやすくなります。
【400字の自己PR】文字数別の違い・書き分け方
自己PRの文字数は企業によって異なり、200字や600字などさまざまです。
中でも400字は、情報量と簡潔さのバランスが求められる文字数であり、書き分け方にポイントがあります。
ここでは、他の文字数との違いや、400字ならではの構成の工夫について解説します。
200字の自己PRとの違い
200字の自己PRは非常に文字数が少なく、強みと簡単なエピソードだけで完結させる必要があります。
主に「印象づけ」や「要点の把握力」を見られる形式で、文章に深みを持たせるのは難しい側面があります。
一方、400字の自己PRでは、構成に広がりを持たせられます。
例えば、結論・理由・エピソード・結論といった「PREP法」に則った文章構成も可能です。
200字よりも深く自己理解をアピールできるため、「なぜその強みがあるのか」「どのように活かしたいのか」といった説明を入れる余裕が生まれます。
400字ならではの利点を活かし、200字とは違う視点で構成しましょう。
600字の自己PRとの違い
600字の自己PRは情報量を多く盛り込むことができ、複数のエピソードや強みの背景まで詳しく伝えられます。
しかし、それだけに文章の構成が複雑になりがちで、読みにくくなるリスクもあります。
一方、400字では一つのエピソードや強みに絞って、明快に伝えることが求められます。
よって、取捨選択のスキルや優先順位を見極める力が試されるのです。
600字で説明するのが前提の内容を無理に詰め込もうとせず、400字ならではの伝え方を意識する必要があります。
情報量を絞るぶん、読み手に印象が残る工夫や、言葉選びの精度がより重要になります。
400字ならではの構成の工夫
400字の自己PRでは、限られた字数の中で最大限に自分をアピールするための構成力が問われます。
効果的な方法としては、「PREP法(結論→理由→具体例→結論)」を用いた構成が基本です。
この順序で書くと、読み手にとって自然な流れとなり、内容が頭に残りやすくなります。
また、一文は40文字以内を意識し、接続詞や段落分けを使って読みやすさにも配慮しましょう。
さらに、数字や成果などの具体性を盛り込むことで、説得力を高めることができます。
抽象的な表現を避け、実際の経験に基づいた話を展開することで、読み手に「この人と一緒に働きたい」と思わせる文章に仕上げることができます。
【400字の自己PR】強み別の例文集
自己PRを書くイメージが具体的に湧いてきている頃ではないでしょうか?
しかし、0から自分で組み立てるのは思っているよりも難しいため、30通りの「400字の自己PRの例文」を用意しました。
そのまま使うのではなく、以下を参考にしてオリジナリティのある自己PRを作成しましょう。
強み別例文1: 協調性
私の強みは広い視野と協調性です。
私が所属している経済活動のゼミではプレゼンテーションを行う機会がとても多いため、その都度チームのメンバーで意見を出し合って案をまとめる必要がありました。
大学3年生の時にチーム全員が忙しく、意見がなかなかまとまらず衝突してしまった時がありました。
その時私は、全員の意見を一旦聞き取りし、主張したいことの要点をまとめることにしました。
そうして全員の意見をまとめることで、意見が思っているよりも食い違っていないことが判明したため、上手く調整しチームメンバーに共有しました。
その結果、チーム全員が納得する案を作ることができ、プレゼンテーションも上手く行うことができました。
この経験からチーム全体を見る広い視野と、状況に合わせて行動できる協調性があると確信いたしました。
貴社に入社後もこの強みを活かし、今自分に何ができるのかをしっかり判断し行動していきたいと考えております。(398字)
以下の記事では、協調性をアピールするコツや例文をさらに詳しく紹介しています。
協調性を強みに自己PRを作成したい人はぜひ参考にしてみてください!
強み別例文2: リーダーシップ
私の強みは高いリーダーシップ能力です。
私は大学1年生の時からチェーンの居酒屋でアルバイトをしており、今はバイトリーダーを任せてもらっています。
居酒屋では年末年始などの繁忙期の時期は、シフトの人数を多くしたり、作業をいつも以上に効率化する必要があるのですが、今の店舗では上手くそれが機能していませんでした。
この問題にいつも悩まされていたので、一度私に任せてもらえないかと店長に相談して、了承がもらえたため、事前の準備からシフトの調整まで一貫して管理しました。
その結果、店舗をいつも以上に上手く回すことができ、売上も昨年比の130%を記録することができました。
私はこの経験から、何か問題があった場合でも周囲を上手く巻き込みながら、物事の解決に導くことができるリーダーシップがあると確信しました。
このスキルを活かして、直面する壁を次々と乗り越えていきたいと考えております。(383字)
以下の記事では、リーダーシップをアピールするコツや例文をさらに詳しく紹介しています。
リーダーシップを強みに自己PRを作成したい人はぜひ参考にしてみてください!
強み別例文3: 責任感
私の強みは強い責任感があることです。
私は高校1年生の時から大学生になった現在までサッカー部に所属しており、高校・大学時代共にキャプテンを務めていました。
大学のサッカー部ではキャプテン就任当初はチームがなかなか勝てない時期であり、チームの雰囲気も悪く、何から手をつけたら良いのか分からないくらいでした。
しかし、私は諦めることなく積極的にチームメイトを声だけでなくプレーで鼓舞し続け、チームに一体感をもたらすことが次第にできるようになってきました。
その結果、キャプテンとして初めて挑んだ夏の県大会で3位入賞することができ、チームに自信をもたらすことができました。
この経験から私は、責任感を持ち行動することでチームを勝利に導くことができ、チームに貢献できたと確信しております。
この強みを活かし貴社に入社後も、どんな仕事であっても責任感を持ち最後までやり通すことができると考えております。(390字)
以下の記事では、責任感をアピールするコツや例文をさらに詳しく紹介しています。
責任感を強みに自己PRを作成したい人はぜひ参考にしてみてください!
強み別例文4: 柔軟性
私の強みは状況に合った柔軟な対応力です。
私は大学1年生の時からコンビニエンスストアでアルバイトをしており、時間帯などによっては様々な年齢層や注文に上手く対応する必要がありました。
アルバイトを始めた当初は夕方の時間が中心だったため問題なく対応できていました。
しかし、朝方の時間に入った時にそのスピード感と、常連さんの注文の仕方に苦戦し、レジに長蛇の列ができてしまうこともありました。
その原因は、全員に同じ対応をしてしまい、違うことがあると焦ってしまうことが問題だと考えました。
そこから私は焦らないために、常連さんの購入する商品を覚えることや、話す内容も柔軟に変えていくようにしました。
その結果、レジで待たせてしまうことも減らすことができました。
この経験から柔軟に対応する大切さを学んだので、貴社に入社後も状況に合わせて柔軟に行動することを心掛け、いち早く成果を出したいと考えております。(392字)
以下の記事では、柔軟性をアピールするコツや例文をさらに詳しく紹介しています。
柔軟性を強みに自己PRを作成したい人はぜひ参考にしてみてください!
強み別例文5: 向上心
私の強みは現状に満足しない向上心があることです。
私は中学・高校・大学とずっと野球部に所属しており、大学生の時には大学野球の選抜メンバーに選んでもらった経験があります。
私は高校・大学共に推薦で入学しており、ある程度レギュラーを保証されたような状態で入部しているような状態でした。
しかし、私は試合に出ることではなく、そこで活躍し結果を残すことに一番注力しており、現状に満足することなく、毎日一番に練習場に行き一番最後まで練習しました。
その結果、大学では試合で結果を出し続けることができたため、大学野球の選抜メンバーに選出してもらうことができ、国際大会に出場することができました。
私はこの経験から、現状に満足することなく常に向上心を持ち行動できるという強みがあると確信しております。
貴社に入社後も、持ち前の向上心を発揮して常に学び成長し続けたいと考えております。(378字)
以下の記事では、向上心をアピールするコツや例文をさらに詳しく紹介しています。
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強み別例文6: 思いやり
私の強みは、相手の立場に立って最適な提案ができる思いやりです。
この力は、大学のテニスサークルにおいて発揮されました。
当時サークルには、内向的で人と交流するのが苦手なメンバーが何人かいたので、全員が楽しめるイベントを企画することが課題でした。
そこで、私は彼らに合ったイベントを考え、みんなで参加できる交流会を提案しました。
このイベントでは、少人数のグループでのアクティビティを中心にし、自然にコミュニケーションが生まれるように工夫しました。
実際に参加したメンバーからは「安心して参加できた」という声が多く、アンケート結果でも満足度が高かったです。
この経験から、相手のニーズを汲み取り、満足度の高い提案ができることの重要性を学びました。
貴社においても、お客様や同僚のニーズをしっかりと理解し、相手に寄り添った提案を行うことで、組織全体の成長に貢献したいと考えております。(383字)
強み別例文7: 適応力
私は、環境の変化に柔軟に対応できる適応力を強みとしています。
大学3年次に海外留学を経験した際、言語や生活習慣が異なる環境で多くの課題に直面しました。 特に、現地の学生と共同で進めるプロジェクトでは、議論の進め方や価値観の違いから戸惑う場面がありました。
そこで私は、まず現地の文化や価値観を理解するために、積極的に相手の話を聞き、信頼関係を構築しました。 また、プロジェクトの進行をスムーズにするため、タスクの進捗状況を可視化するツールを提案し、全員で情報を共有できる仕組みを整えました。
その結果、チーム内での連携が強化され、期限内に質の高い成果物を提出することができました。 この経験を通じて、適応力が新しい環境での課題解決や信頼構築に直結することを学びました。
職場でもこの柔軟性を活かし、どのような環境でも成果を上げられる人材として貢献していきたいと考えています。(380字)
以下の記事では、適応力をアピールするコツや例文をさらに詳しく紹介しています。
適応力を強みに自己PRを作成したい人はぜひ参考にしてみてください!
強み別例文8: 独創性
私の強みは、新しい発想で課題に取り組む独創性です。
ゼミ活動では、地域活性化をテーマにした研究プロジェクトに参加しましたが、従来のデータ分析では成果が得られず、新たなアプローチが求められる状況でした。 私は観光業界の動向を調査し、独自の視点で地域特有の魅力をデータ化する方法を提案しました。
具体的には、訪問者の口コミデータをAI分析することで、現地住民が気づいていない観光資源を可視化しました。この取り組みによって、地域の観光促進に役立つ提案を行うことができ、研究は地元自治体からも評価を受けました。
また、プロジェクトメンバーからも「従来にない発想でプロジェクトが進んだ」と高く評価されました。 この経験を通じて、独創性が新たな価値を生み出し、多くの人々に貢献できる可能性を秘めていることを学びました。
私は職場でも、この独自の視点を活かして課題解決に取り組みたいと考えています。(386字)
強み別例文9: 忍耐力
私の強みは、困難な状況でも目標達成に向けて粘り強く努力を続ける忍耐力です。
大学院での研究活動では、データ収集が思うように進まず、何度も実験結果が失敗に終わることがありました。 最初は自分の手法に問題があると感じ、資料を読み直し、教授や他の研究者に相談を重ねました。
さらに、深夜まで研究室に残り実験を繰り返すことで、原因を少しずつ特定していきました。 結果的に、試行錯誤の末に最適な手法を見つけ、学会での発表にこぎつけることができました。
発表後には専門家からも高い評価を得ることができ、努力が実を結んだ達成感を味わいました。 この経験から、困難な状況でも諦めずに取り組む姿勢が成果を生むことを学びました。
職場でもこの忍耐力を活かし、長期的なプロジェクトや困難な課題にも積極的に挑戦していきたいと考えています。(350字)
以下の記事では、粘り強さをアピールするコツや例文をさらに詳しく紹介しています。
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強み別例文10: 分析力
私の強みは、データを活用して課題を客観的に分析し、解決策を導き出す能力です。
学生時代、アルバイト先の小売店で売上が低迷していることが問題となりました。 私はデータ分析のスキルを活かし、売上データや顧客の購買傾向を調査しました。
その結果、特定の商品が在庫切れになりやすいことや、ピークタイムにレジ待ちが発生していることが判明しました。 これらの課題を基に、発注プロセスの見直しとレジスタッフの配置変更を提案しました。
その結果、売上が20%向上し、店舗全体の業務効率も改善しました。 この経験を通じて、データに基づく分析がいかに問題解決に寄与するかを実感しました。
私は、この分析力を活かして、職場でも課題を明確化し、効率的な解決策を提案していきたいと考えています。(327字)
以下の記事では、分析力をアピールするコツや例文をさらに詳しく紹介しています。
分析力を強みに自己PRを作成したい人はぜひ参考にしてみてください!
強み別例文11: 実行力
私の強みは、計画を実行に移し、確実に目標を達成する実行力です。
大学時代、資格取得を目指して3か月間の学習計画を立て、日々のスケジュールに基づいて勉強を進めました。 特に、毎日の学習時間を固定し、進捗状況を記録することで、モチベーションを維持する工夫を行いました。
また、苦手な分野を重点的に学習するため、過去問分析を活用し、効率的に弱点を克服しました。 その結果、予定通り資格試験に合格し、同じ資格を目指していた友人からも「どうやって短期間で合格したのか教えてほしい」と言われることが増えました。
この経験を通じて、明確な目標を持ち、それに向けて計画的に行動することで成果を出せることを学びました。
職場でも、この実行力を活かし、新たな課題に挑戦しながら確実に成果を出していきたいと考えています。(343字)
以下の記事では、実行力をアピールするコツや例文をさらに詳しく紹介しています。
実行力を強みに自己PRを作成したい人はぜひ参考にしてみてください!
強み別例文12: 課題解決力
私の強みは、問題が発生した際に冷静に原因を分析し、解決策を導き出す課題解決力です。
大学時代、ゼミ活動で行ったプロジェクトがスケジュール通りに進まず、納期が迫る状況に直面しました。 私はまず、遅延の原因をメンバー全員で洗い出し、タスクが偏っていることや進捗管理が不十分である点を特定しました。
その上で、タスクを再割り振りし、進捗を可視化するツールを導入して進行状況を共有する仕組みを作りました。 その結果、プロジェクトは予定より2週間早く完了し、最終的な成果物も高く評価されました。
この経験を通じて、課題解決には冷静な分析とチーム全体の協力が必要であることを実感しました。
職場でもこの力を活かし、複雑な課題にも柔軟に対応し、組織の成果向上に貢献したいと考えています。(330字)
以下の記事では、課題解決力をアピールするコツや例文をさらに詳しく紹介しています。
課題解決力を強みに自己PRを作成したい人はぜひ参考にしてみてください!
強み別例文13: 傾聴力
私の強みは、相手の意見や感情をしっかりと受け止める傾聴力です。
大学時代、サークルのリーダーとして活動していた際、メンバー同士の意見の対立が原因で進行が滞ることがありました。 私は、まず全員から意見を聞き出し、それぞれの主張や背景を整理して共有しました。
その後、全員が納得できる解決策を模索するため、話し合いを重ねる場を設けました。 結果、メンバー間の信頼関係が深まり、サークル活動全体の雰囲気も向上しました。
特に、全国大会への出場を果たした際には、「リーダーが私たちの意見を大切にしてくれたから成功した」と感謝されました。 この経験を通じて、傾聴が相手の強みを引き出し、チーム全体の成功につながることを学びました。
職場でもこのスキルを活かし、信頼関係を築きながら成果を上げていきたいと考えています。(346字)
以下の記事では、傾聴力をアピールするコツや例文をさらに詳しく紹介しています。
傾聴力を強みに自己PRを作成したい人はぜひ参考にしてみてください!
強み別例文14: 積極性
私の強みは、自己成長を目指し積極的に挑戦する姿勢です。
大学3年次に未経験のプログラミングに興味を持ち、独学で学び始めました。 最初は基礎的な知識すらなかったため、オンライン講座や書籍を活用して学習を進めました。
また、学んだスキルを実践するため、学内のプログラムコンテストに参加し、短期間でアプリを開発しました。 結果的に、コンテストでは特別賞を受賞することができ、審査員からも「初めての挑戦とは思えない」と評価されました。
さらに、プログラミングを学んだことで、自分のアイデアを形にする楽しさと成長の実感を得ることができました。 この経験を通じて、挑戦することで新しいスキルを身につけ、自信を深めることができると学びました。
職場でも積極的に新しい分野に挑戦し、自己成長を通じて会社に貢献したいと考えています。(350字)
強み別例文15: コミュニケーション能力
私の強みは高いコミュニケーション能力です。
私は大学3年生の時から所属しているゼミで地方創生の勉強の一環として、地域の人と手を組み商店街を活性化させるプロジェクトを行った経験があります。
プロジェクト発足当初は商店街への理解も浅く、地域の方々が何を望んでいるのかが分からずとても苦戦しました。
しかし、粘り強く聞き込みを続け地域の方々とコミュニケーションを取り続けることで、次第に信頼してもらえるようになり、悩み事を相談してくれるようになりました。
そこから具体的な政策を立て実行することで、商店街の来るお客さんを昨年比で130%に引き上げることができ、地方創生のプロジェクトを無事成功で終えることができました。
私はこのゼミのプロジェクトを通して多くの地域の方々と接することで、コミュニケーション能力を磨くことができ、この能力は貴社に入社後も活かせると確信しております。(381字)
以下の記事では、コミュニケーション能力をアピールするコツや例文をさらに詳しく紹介しています。
コミュニケーション能力を強みに自己PRを作成したい人はぜひ参考にしてみてください!
【400字の自己PR】志望職種別の自己PR例文集
企業から「400文字以内で自己PRを提出してください」と指定されるケースは多く、文章構成や表現力に悩む就活生も少なくありません。
ここからは、営業職・事務職・マーケティング職・エンジニア職・サービス職の5つの職種に分けて、実際に使える自己PRの例文を400文字前後で実際に紹介します。
自分の経験と照らし合わせながら読み進めることで、説得力ある自己PRのヒントが得られるので、ぜひ参考にしてください。
志望職種別例文1: 営業職
私の強みは「相手のニーズを捉える提案力」と「行動力」です。
大学時代、アパレルショップでの接客販売アルバイトを2年間継続し、ただ商品を売るのではなく、お客様の表情や話し方から要望を丁寧に引き出し、それに合った提案を心がけてきました。
明確な購入目的がないお客様に対して雑談を交えながらや用途を探り、着回しやすい商品を紹介した結果、高価格帯のセット購入につながりました。
また、接客後には感謝の言葉をいただくことも多く、お客様との信頼関係が築けていると実感しました。
この経験から、相手の立場に立って話を聞き、信頼を得たうえで提案を行うことが成果につながると深く学びました。
営業職においても、相手の課題や本音を丁寧に引き出しながら、長期的に選ばれる営業を目指したいと考えています。
顧客満足を最優先に考え、継続的な関係構築に努める姿勢を大切にし、自ら行動し成果に結びつけられるように実践していきたいです。
志望職種別例文2: 事務職
私の強みは「正確さと継続力」です。
大学では学部の事務補佐として、出欠管理や資料作成など、幅広い業務を1年間継続して担当しました。
中でも200名以上が参加する講演会では、名簿と資料を照合し、配布リストを作成してダブルチェック体制を整備しました。
さらに、当日の急な資料修正や出席者の変更、教員からの依頼にも冷静に対応し、関係者と連携しながらスムーズな運営活動を実現しました。
作業は多岐にわたり、細部まで注意を払う力と、複数業務を同時に管理する調整力が求められましたが、日々工夫しながら取り組むことで、安定した業務遂行ができました。
業務後には教員から「正確で丁寧な仕事ぶりに助けられた」と感謝され、強い達成感を得ました。
この経験を通じ、一つひとつの積み重ねが信頼を生み、組織全体の支えとなることを実感しました。
事務職でも責任感を持って取り組み、組織を陰から支える存在として貢献したいと考えています。
志望職種別例文3: マーケティング職
私の強みは「ユーザー目線で考え抜く力」と「データを活用して行動する力」です。
大学では所属するサークルで集客担当を務め、イベントの告知や宣伝をSNSを用いて行っていました。
初めは写真中心の投稿を行っていましたが、フォロワーの反応が伸び悩んでいたため、アンケートや投稿データを分析し、ユーザーが共感しやすい「体験談」や「参加者の声」に焦点を当てた投稿に変更しました。
結果、イベント予約数は前年比で約1.5倍に増加し、フォロワー数も大幅に伸びました。
また、定量的なデータだけでなく、コメント欄などから得た定性的な反応にも注目し、改善につなげたことで、参加者満足度の向上にも貢献できました。
この経験から、感覚に頼らず仮説とデータをもとに改善を繰り返すことが、結果につながると実感しました。
マーケティング職でも、ユーザー目線を持ちながらロジカルにブランドの認知拡大と価値向上に貢献していきたいと考えています。
志望職種別例文4: エンジニア職
私の強みは「粘り強く課題に取り組む力」と「論理的に考える力」です。
大学では情報工学を専攻し、Pythonを用いた画像認識システムの開発に取り組みました。
研究の中で、ある処理の精度が想定より低く、原因の特定と改善に多くの時間を要しましたが、アルゴリズムの再設計、文献調査、検証を繰り返すことで、精度を80%から92%に向上させることに成功しました。
その過程では、数多くのエラーや想定外の動作に直面しましたが、原因を一つずつ切り分け、検証と修正を積み重ねました。
粘り強く取り組んだことで、開発を完了できたことに大きな達成感を得ました。
この経験から、失敗や壁に直面しても冷静に状況を分析し、着実に乗り越えていく姿勢が成果につながると実感しました。
エンジニア職においても、課題を前向きに捉え、論理的思考と探究心を持って問題解決に取り組み、チームの中で信頼される存在として貢献したいと考えています。
志望職種別例文5: サービス業
私の強みは「相手に寄り添う接客力」と「気配りを形にする行動力」です。
大学時代、カフェでの接客アルバイトを2年間経験し、リピーターづくりに注力してきました。
来店されたお客様の表情や雰囲気からその日の気分を想像し、声のトーンや会話の内容を工夫するなど、目に見えない部分で快適な空間づくりを心がけました。
特に、名前や好みを覚えてお声がけしたことで「あなたに会いに来た」と言っていただけたときは、接客が単なるサービスを超えて信頼関係を築けるものだと実感しました。
また、混雑時には周囲のスタッフと積極的に声をかけ合い、スムーズな接客を維持することができました。
忙しい状況でもお客様一人ひとりを大切にし、チームワークを活かしながら店舗全体の雰囲気づくりに貢献したことが自信につながっています。
お客様の立場に立ち、細やかな気配りと迅速な行動で「また来たい」と思っていただける空間を提供したいと考えています。
【400字の自己PR】実際に書く際のNGポイント
自己PRを作成する際、文字数を守るだけでなく、文章の書き方や構成にも注意が必要です。
特に、書き方が統一されていなかったり、指定された文字数の範囲を大きく外れてしまったりすると、企業からの評価が下がる可能性があります。
読みやすく、簡潔にまとめることが求められるため、適切な文章表現を意識することが大切です。
ここでは、400字の自己PRを書く際に陥りがちなNGポイントを2つ紹介します。
「だ・である調」と「です・ます調」が混ざってしまう
自己PRを書く際には、「だ・である調」または「です・ます調」のどちらかに統一することが重要です。
「だ・である調」は簡潔で論理的な印象を与えやすく、短い文字数で端的に伝えられるため、指定文字数が少ない場合に適しています。
一方、「です・ます調」は丁寧で親しみやすい印象を与え、文章の柔らかさを出したいときに効果的です。
どちらを選ぶかは自由ですが、文章内で混在してしまうと読みづらくなり、「一貫性がない」「文章の整理ができていない」と判断されてしまいます。
そのため、書き始める前にどちらの文体を使うかを決め、統一感を持たせることが大切です。
また、エントリーシートの他の記述部分と調和するように文体を統一することで、より自然な文章に仕上がります。
適切な文章量ではなくなってしまう
自己PRには指定された文字数があるため、それに合わせた適切な文章量で書くことが重要です。
例えば、「400字以内」と指定された場合、最低でも8割程度にあたる320字以上は書かないと、内容が薄く、消極的な印象を与えてしまう可能性があります。
逆に、「400字前後」と指定された場合、上下10%程度の範囲(360字~440字)に収めるのが理想的です。
文字数が極端に少ないと「伝えたいことが明確でない」と判断される一方、多すぎると「要点を整理できない」と見なされてしまいます。
そのため、最初に大まかに構成を考え、適切な文字数になるよう調整しながら書くことが大切です。
適切な文章量を意識し、簡潔にまとめることで、より効果的な自己PRを作成できます。
【400字の自己PR】自己PRの評価されにくいNG例文集
自己PRは就職活動において、自分の強みを企業に伝えるための重要な場面です。
しかし、内容が抽象的で具体性に欠ける、一貫性がない、あるいは企業との関連性が薄いといった問題がある場合、評価が下がることがあります。
ここでは、評価されにくい例文を具体的に紹介し、改善策をわかりやすく解説します。
400時制限の自己PRのNG例文1: 内容が抽象的な文章
400字制限の自己PRのNG例文2: 内容に一貫性がない文章
400字制限の自己PRのNG例文3: 企業と関連性の低い文章
400字制限の自己PRのNG例文4: 誇張した文章
400字制限の自己PRのNG例文5: 自己中心的な文章
400字制限の自己PRのNG例文6: 言葉遣いが適切でない文章
NG例文1: 内容が抽象的な文章
私は「努力する姿勢」を自分の強みとしています。
学生時代、学業とアルバイトの両立を目指しながら、結果を出すために常に努力を続けてきました。
例えば、英語の成績を向上させたいと思い、毎日学習に取り組みましたが、具体的な学習内容を明確にしないまま進めた結果、最初の半年間はスコアがほとんど変わりませんでした。
また、アルバイトでは売上を伸ばすために工夫をしましたが、目標を具体化せずに「お客様にもっと丁寧に接する」という漠然とした方針で取り組んだため、十分な成果を得られませんでした。
一方で、学業やアルバイトに取り組む中で、漠然と努力を続けるだけでは目標達成が難しいと痛感しました。
この経験を通じて、努力をするだけでなく、その内容を具体化し、成果を数値として明確にすることの重要性を感じました。
今後は、これまでの経験を糧に、具体的な目標を立てながら努力を継続し、御社の業務でも結果を出せる人材になりたいと考えています。
自己PRのNG例文2: 内容に一貫性がない文章
私は「協調性」と「個人の成果を追求する姿勢」の両方を強みとしています。
大学のゼミでは地域活性化プロジェクトに参加し、10人のチームでイベントの企画を進めました。
メンバー全員の意見を聞き、できるだけ全員が納得する形で方針を決めようとしましたが、全体のスケジュールを見据えずに進めたため、作業が滞ることがありました。
また、個人としても企画書の作成を担当しましたが、他のメンバーとの連携が不足し、全体の方向性とずれた内容になってしまいました。
イベント当日の進行ではチームとしての協力が得られず、私自身も役割を明確にすることができずに混乱を招いてしまいました。
結果として、プロジェクト全体は何とか形になりましたが、チームとしての成果と個人の努力を十分に結びつけることができなかったと感じています。
今後は、チーム全体の目標を見据えながら、個人の役割を最大限に活かす方法を模索していきたいと考えています。
就活コンサルタント木下より

協調性と個人の成果がどのように連携したか具体的に説明しましょう。
内容に一貫性がない場合、採用担当者が文章の意図を掴みにくくなります。
そのため、協調性と個人の成果がどのように結びついて目標を達成したのかを明確に記述しましょう。
特に、チームへの貢献と個人の努力がどのように関連したかを具体的なエピソードで示すと、一貫性が高まり評価されやすくなります。
NG例文3: 企業と関連性の低い文章
私は大学時代、作曲スキルを活かしバンド活動をしてきました。
軽音サークルに所属し、オリジナル曲を作成してライブで披露しましたが、その過程でメンバー全員の意見を取り入れることに注力しすぎたため、曲作りに時間がかかりすぎることがありました。
また、ライブパフォーマンスを成功させるための工夫として観客の反応を調査しましたが、結果を具体的に分析せず「感覚的に良さそうだ」と判断して曲を変更したため、十分な成果を得られませんでした。
さらに、他のバンドの成功事例を参考にしようとしましたが、具体的にどう応用すべきかを考えることなく進めたため、自分たちの強みを十分に活かせませんでした。
この経験を通じて、自分のスキルをさらに磨くことや、それをどのように他者と結びつけて成果を出すかを学ぶ必要があると感じました。
御社での業務においても、今後はより目標に直結した行動を意識し、成果を上げられる人材を目指したいと考えています。
就活コンサルタント木下より

企業や職種に関連する経験やスキルをアピールしましょう。
企業と関連性の低い内容では、採用担当者に自分の強みが伝わりにくくなります。
直接的に関連するスキルがない場合でも、どのようにその経験を業務に活かせるかを具体的に述べることが重要です。
また、関連性が低い場合でも、応用可能な能力や成果にフォーカスすることで説得力を高められます。
さらに、具体的なエピソードに職種への関連性を加えると、より強い印象を与えられるでしょう。
NG例文4: 誇張した文章
私はアルバイト経験を通じて売上向上に貢献する力を身につけました。
アパレルショップでの勤務では、店舗の売上がなかなか伸びないという課題がありました。
私はその解決に向けて、自ら接客方法を工夫し、「お客様のニーズを汲み取る接客」に取り組みました。
具体的には、商品の説明をより詳しく行ったり、新作商品を積極的に提案したりしました。
その結果、「売上が以前より良くなった」と店長から言われましたが、実際のデータを確認せず「売上を3倍に伸ばした」と主張してしまいました。
また、私一人でこれを成し遂げたと考えていましたが、実際には他のスタッフの努力やタイミングの良いキャンペーンも売上に貢献していたことを後になって知りました。
この経験を通じて、成果を正確に把握し、それを適切にアピールする重要性を学びました。
今後はデータを活用し、根拠を持って物事を伝える力を養いたいと考えています。
就活コンサルタント木下より

実際のデータや具体的な手法を提示し、過大表現を避けましょう。
誇張した内容は採用担当者に信頼感を与えられないため、数字やデータを現実的な範囲で示すことが重要です。
さらに、成果に至る具体的なプロセスや手法を記述することで、より説得力のある自己PRに仕上げることができます。
数字を活用する場合、他のスタッフや環境要因の影響を適切に説明することも信頼感を高めるポイントです。
NG例文5: 自己中心的な文章
私はアルバイト経験を通じて、売上向上に貢献するためのスキルを身につけました。
カフェで働いていた際、月間売上が目標に届かないという課題があり、まずは自分の接客力を高めることが最優先だと考えました。
そのため、お客様への声掛け方法やおすすめ商品の伝え方を独学で学び、積極的に実践しました。 結果として売上が向上し、店長から感謝の言葉をいただきました。
しかし、売上向上が自分一人の成長によるものだと考え、他のスタッフやチームの協力について意識することはあまりありませんでした。
実際には、スタッフ全員の連携やキャンペーンの効果も大きな役割を果たしていたことを後から振り返り、気づきました。
この経験を通じて、個人の成長だけでなく、チーム全体で目標を達成する重要性を学びました。
今後は、自己成長を大切にしながら、他者との協力も意識して成果を上げられるよう努力していきたいと考えています。p>
就活コンサルタント木下より

チームや他者の貢献も含めて、協働した成果を強調する方がいいでしょう。
自己中心的な表現は採用担当者に悪い印象を与える可能性があるため、他者と協力したエピソードを必ず盛り込むようにしましょう。
特に、チームでの成果を自分の努力と結びつけて記述することで、協調性や柔軟性をアピールできます。
また、自分の役割だけでなく、全体での成果やプロセスを詳しく説明することで、チームワークの重要性を伝えられます。
NG例文6: 言葉遣いが適切でない文章
私は大学時代、ゼミ活動でリーダーとして地域課題について調査を行うプロジェクトに取り組みました。
リーダーとしてメンバー全員が発言しやすい環境を作ろうと努めましたが、最初の段階で十分な計画を立てられなかったため、進行が遅れてしまう場面が多々ありました。
「各自でやりやすいように進めてください」という曖昧な指示をしてしまい、効率よく進めることができませんでした。
また、話し合いの場では、具体的な計画を示すことなく「この方針でとりあえず進めてみよう」と決めることがありました。
これにより、メンバー同士でやり方に対する認識がずれ、結果的に作業が重複したり抜け落ちたりする場面が発生しました。
最終的にプロジェクトは完了しましたが、メンバーの努力に頼る部分が多く、リーダーとして十分な役割を果たせたとは言えませんでした。
この経験を通じて、計画性と具体的な指示の重要性を痛感し、次回はもっと適切な進行ができるよう成長したいと考えています。
就活コンサルタント木下より

誤字脱字や表現を見直すべきです。
言葉遣いが適切でないと、採用担当者に「配慮が足りない」あるいは「未熟」という印象を与える可能性があります。
表現に注意し、フォーマルかつ簡潔に伝える工夫をすることが重要です。
例えば、例文内の「とりあえず」といった曖昧で軽い表現は改善の余地があります。
敬語や丁寧な語調を意識し、不必要な砕けた表現を避けることで、信頼感を高める文章に仕上げましょう。
さらに、校正を徹底して行い、誤字脱字をなくすことも大切です。
【自己PRで400字】よくある質問
400字の自己PRは、限られた文字数の中で自分を的確に表現する必要があり、多くの就活生が悩むポイントです。
特に「字数が収まらない」「200字や600字のときとどう違う?」「面接では同じ内容でいいの?」といった疑問はよく挙がります。
この章では、よくある悩みを整理しながら、文字数調整や書き分け、面接での活かし方を具体的に解説します。
文章の長さにとらわれず、あなたの強みを最も伝わる形で表現できるようにしていきましょう。
Q:400字に収まらないときは?
400字を超えてしまう場合は、まず「1文の長さ」を見直しましょう。
長い文を2〜3文に分けるだけでも、自然に文字数を減らせます。
修飾語や言い換え表現を整理して、意味が重複している箇所を削ることも効果的です。
また、「〜しました」「〜することができました」といった冗長な語尾を「〜した」と短くするだけでも数文字ずつ減ります。
削る意識ではなく、「伝える要点を残す意識」で調整すると、印象が落ちずに読みやすい自己PRになります。
Q:200字や600字と書き分けるべき?
はい、それぞれに目的が異なるため、構成や情報量を変えるのが理想です。
200字では、「結論重視」で強みと成果を端的に伝えることを意識しましょう。
600字の場合は、行動過程や気づきなどを具体的に掘り下げ、ストーリー性を持たせるのが効果的です。
400字はその中間で、「要点と人柄の両立」を意識するのがポイントです。
PREP法を使い、冒頭と末尾で強みを繰り返し、真ん中に1つのエピソードを置く構成がバランス良く仕上がります。
Q:面接でも同じ自己PRを使える?
基本的な構成やエピソードは同じで問題ありません。
ただし、面接では「話すテンポ」と「表情」で伝える場」なので、文章そのままでは長すぎることがあります。
ポイントは、「文章の骨格を残して口語化する」ことです。
たとえば、ESで書いた「〜を通じて学びました」を「〜を通して感じたことは〜です」と言い換えると自然です。
面接では、ESと内容を一貫させながらも“熱量と表情”で差をつける意識を持つと印象が強まります。
まとめ
自己PRとはあなたの強みや長所、持っているスキルをアピールする項目でありながら、入社意欲を見られたり、マッチ度を判断されたりと難しい要素が組み込まれています。
そのため、自己PRで書くべきポイントや企業の求める人物像を事前に把握しておくことがとても重要です。
自己PRの構成はPREP法を参考に組み立てると相手に伝わりやすい文章に仕上げることができます。
実際に組み立てる際は、事前に取り組んだ自己分析の情報を上手く活用するようにしましょう。

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就活コンサルタント木下より
努力した具体的な内容や結果、数字を入れて説得力を持たせる必要があります。
抽象的な表現では採用担当者に強い印象を与えにくいため、具体的な行動や成果を加えることが重要です。
例えば、「努力を続けた」だけでなく、「毎日〇時間勉強した」や「売上を〇%向上させた」といった数値を示すことで、文章全体の説得力が向上します。
また、過程や具体的な方法を明確に記述することで、信頼感を得やすくなります。