HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
記憶力を自己PRにおいてアピールしたいと考えているものの、なかなかどのように表現すれば良いのか頭を抱えている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、記憶力を伝える際のポイントや注意点などについて紹介しつつ、例文などについても紹介していきます。
記憶力を自己PRにしたいと考えている方はぜひ、参考にしてみてください。
【記憶力を自己PRにする】自己PRとは
自己PRを作成する前に、そもそも自己PRとはどのようなものを指すのかについて簡単におさらいしていきましょう。
もしかすると、あなたの解釈が少し間違っており、質の高いものを作成できないかもしれません。
自己PRとは、自分のことをアピールするものであり、ESや面接など就活においては必ず聞かれる問題です。
自己PRを元に企業は就活生の人柄やマッチ度などについて確認しているので、質の高いものを作成する必要があると言えるでしょう。
【記憶力を自己PRにする】記憶力が企業に与える印象
続いて、記憶力という能力が企業に対してどのような印象を与えるのかについても一緒に確認していきましょう。
記憶力をアピールしてくる就活生に対して企業が抱く印象には下記のようなものが挙げられます。
真面目
記憶力をアピールしてくる就活生に対して多くの企業は真面目であると考えることでしょう。
真面目な人材は成長意欲が高く、業務に熱心に取り組む傾向があるので、採用したいと考える企業が多いです。
一度見たことをしっかりと理解しているケースが多いので、記憶力がある人に対して真面目であると思う可能性があります。
特に、本人では記憶力があると思っているだけであったとしても、しっかりと話を聞いている、しっかりと文章を読んでいるという真面目さが原因であることもあるからです。
集中力がある
記憶力があるとアピールしてくる就活生に対しては、多くの企業の採用担当者は集中力がある人材であるとも考えてくれることでしょう。
一度見たことや聞いたことに対して一度で理解する能力があるからです。
集中力があり、話をしっかり聞いている、物事に対して一生懸命取り組んでいる人材であるとみなされる可能性があるからです。
場合によっては、集中力と記憶力、そして熱心に取り組むモチベーションの高さ、全てを合わせてアピールできることもあるでしょう。
効率的
記憶力がある人材に対しては、効率的であると考える企業の採用担当者も非常に多いことでしょう。
自分が理解できるように物事を捉えているから、記憶力が良いという人も多いからです。
記憶をするために無意識下で効率的な工夫を行っており、常に最適な回答を導き出すために考え続けている人材であると考えられることも多いでしょう。
【記憶力を自己PRにする】記憶力を持つ人が向いている仕事
記憶力がある人に向いている仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。
様々な種類がありますが、それぞれのトピックに合わせて紹介していくので確認してみてください。
資格が必要な職
記憶力がある人は資格を取得するためにも記憶力を活かして様々なことを学ぶことができるため、資格が必要な職が非常におすすめであると言えるでしょう。
資格試験は非常に覚えることが多いですが、記憶力のある人ならばそれを普通に感じることはあまり多くないでしょう。
おすすめ一覧
資格が必要な職業の中でもおすすめなものには公認会計士や税理士、不動産鑑定士や社会保険労務士などが挙げられます。
これらの試験はいずれも難しいですが、記憶力を活用すれば合格も夢ではないので、気になるものがあればぜひ調べてみてください。
・公認会計士
・税理士
・不動産鑑定士
・社会保険労務士
記憶した知識が活きる職
記憶した知識自体が生きる仕事も、記憶力のある人にはぴったりであると言えるでしょう。
資格職と同様に専門的な知識を覚えて活用する職業だからです。
記憶力に自信のある人は下記のような仕事を選択してみても良いのではないでしょうか。
おすすめ一覧
記憶した知識が生きる職業には翻訳や通訳、学芸員や図書館の司書、IT系の職業などが挙げられます。
いずれも知識について深い理解を持っており、記憶力を生かして働くことができる仕事であると言えます。
・翻訳
・通訳
・学芸員
・図書館の司書
・IT系
人とのコミュニケーションが鍵になる職
人とのコミュニケーションが鍵になる職業も、記憶力がある人に向いていると言えます。
一見関係がないように思うかもしれませんが、一度会ったお客様やクライアントなどについて、コミュニケーションの内容などを覚えていると、関係を構築されてファンになってもらいやすいからです。
よって、コミュニケーション能力に自信のある方は下記のような職業を目指してみても良いでしょう。
おすすめ一覧
記憶力に自信のある人の中で、コミュニケーションが鍵になる職業には接客業やケアマネージャーなどが挙げられます。
介護士や看護師などの職業もおすすめですが、専門の学校を卒業しないとなることが難しいので新卒の方にはおすすめできません。
・接客業
・ケアマネージャー
【記憶力を自己PRにする】記憶力をアピールする際のポイント
続いて、記憶力をアピールする際のポイントについても詳しく紹介していきます。
以下の2点は、あなたの記憶力という特徴をアピールする際に非常に重要なものなので、念頭において自己PRを作成すると良いでしょう。
即戦力になれることを伝える
記憶力を活かして、即戦力として働くことができるということを積極的にアピールすると良いでしょう。
記憶力があるからこそ、新しいことでもすぐにどんどん覚えることができ、すぐに実践できることを伝えておくことが重要です。
これにより、あなたが活躍するイメージを伝えることができ、企業の採用担当者もあなたに対して良い印象を抱く可能性が高まります。
記憶力が役に立った経験を伝える
記憶力が実際に役に立った経験を伝えることも非常に重要です。
なぜなら、あなたが自分で記憶力が良いと言っているだけでは相手がいまいち理解できないからです。
もしかしたら、あなたが記憶力が良いと錯覚しているだけかもしれません。
そこで、実際に記憶力を生かして活躍したエピソードなどがあれば、積極的に説明することができれば良いでしょう。
【記憶力を自己PRにする】記憶力をアピールする際の注意点
続いて、記憶力をアピールする際の注意点についても紹介していきます。
就活は総合点で判断されるものなので、マイナスな印象を与えないことも重要です。
以下の2点を意識した上で、記憶力をアピールする際の注意点について考えて、自己PRを作成することが非常に重要です。
企業のことを一通り確認する
記憶力についてアピールする際は、企業のことを一通り確認することが非常に重要です。
記憶力があるということは、一度見たことはほとんど覚えているとアピールしていることとほとんど変わりません。
つまり、企業の理念や社長の名前などについて、掘り下げて聞かれてしまう可能性もあります。
これに一つぐらいは答えられなくても問題ないかもしれませんが、あまりにも答えられないと、本当に記憶力がある人材なのか信頼してもらえなくなってしまうので、しっかりと企業の情報を確認しておく必要があります。
嘘をつかない
記憶力がある人は、覚えていないことについて突っ込まれた際に、正直に覚えていないと認めることが難しいこともあるかもしれません。
しかし、嘘はつかないようにしましょう。
なぜなら、記憶にないことを覚えているふりをしたり、記憶力がないのにあると嘘をつくと、話をしていく中で矛盾を感じられてしまう可能性が高いからです。
嘘をつく就活生であると思われてしまった時点で、ほとんど内定の可能性はなくなってしまうため、嘘をつかないことが重要です。
【記憶力を自己PRにする】記憶力を用いた自己PRの構成
続いては、ここまで紹介してきた内容を元に、記憶力を用いた自己PRの構成についても詳しく紹介していきます。
記憶力を用いた自己PRの構成は、説明してはいますが、この構成はいずれの能力をアピールする際にも活用できるものなので、他の能力をアピールする際もぜひ活用してみてください。
記憶力が自己PRの結論
まずは自己PRの結論について一言で説明していく必要があります。
自分の長所が記憶力であることを一言で説明していきましょう。
先に結論を述べることで、企業の採用担当者はあなたの長所が記憶力であるということを念頭に置いた状態で話を聞くことができます。
反対に、結論を先に述べなければ、何が言いたいのかわからない文章になってしまうため、先に記憶力が自己PRであると結論から述べていきましょう。
記憶力に関する具体的なエピソード
記憶力に関する具体的なエピソードを話すのも、自己PRにおいて非常に重要なポイントです。
企業の採用担当者はその日初めてあなたに会う人なので、あなたの人となりを知りませんし、記憶力をアピールできるエピソードについても知りません。
そこで、誰が聞いても納得できる、わかりやすいエピソードを用いて、企業の採用担当者があなたの能力についてイメージしやすいようにしましょう。
エピソードは文字数調節もしやすいので、複数の企業に応募する際、文字数の指定が異なってもエピソードの部分を増やしたり減らしたりすることで調節することができるのも魅力です。
記憶力を今後どのように活かすのか
あなたの記憶力という素晴らしい能力を今後どのように活かすのかについても、分かりやすく説明していく必要があります。
なぜなら、どのような企業においても、就職後に活躍してくれる人材を採用したいと考えているからです。
あなたの記憶力をどのように活かすことができるのか、どのような成長を遂げていきたいのかについて詳しく説明していきましょう。
この部分を分かりやすく説明できるということは、企業についてしっかりとリサーチを行っている、モチベーションの高い人材であるということも併せてアピールすることができます。
【記憶力を自己PRにする】記憶力をアピールする例文
記憶力をアピールする方法やポイントなどについて詳しく紹介してきました。
ここからは、記憶力をアピールする例文を実際に紹介していきます。
下記の3つの例文を踏まえた上で、ぜひ、企業の採用担当者に良い印象を与えられる、記憶力をアピールできる例文を確認していきましょう。
記憶力の自己pr例文1
私が特に自信を持っている能力は記憶力です。
居酒屋でのアルバイト経験中に多くのお客様の顔と好みを覚え、それに基づいたパーソナライズされた接客を提供してきました。
ある常連のお客様がお好きな料理と酒を覚えておき、次回来店時に提案したところ、非常に喜ばれました。
このように、私の記憶力は単なる数字や事実を覚えるだけでなく、人との関係構築においても大きな強みとなっています。
今後、この能力をビジネスの場で生かしていきたいと考えています。
私の記憶力を活かして、顧客一人ひとりに合わせた丁寧な対応を行い、顧客満足度の向上や長期的な関係構築に貢献できると自負しています。
記憶力の自己pr例文2
私が自信を持っている能力は記憶力です。
具体例として、大学での経験が挙げられます。
期末試験においても私は自分の記憶力を最大限に活用しました。
膨大な量の情報を効率的に記憶し整理するために、効率的な暗記法を考え、それを実践しました。
その結果、クラスで1位の成績を取ることができました。
この経験から、単に情報を記憶するだけでなく、それを活用して成果を出すことの重要性を学びました。
今後、貴社においてもデータ分析や市場調査などの情報が多い業務において膨大なデータや情報を効率的に処理し、有用なインサイトを導き出すことに貢献できると考えています。
記憶力の自己pr例文3
私が特に自信を持っている能力は優れた記憶力です。
具体的な例として、大学で参加したあるプロジェクトチームでの経験が挙げられます。
このプロジェクトでは多岐にわたるデータを分析し、その結果を基に次のアクションプランを立てる必要がありました。
そこで過去の事例や重要な統計データを正確に記憶し、情報を活用してプロジェクト会議で共有することができました。
この能力により、チームは迅速かつ効果的にプロジェクトを進めることができ、最終的には期待以上の成果を達成することができました。
貴社においても、データ分析や市場調査、さらには戦略立案のプロセスを効率化し、より良い意思決定をサポートすることで貢献したいと考えています。
まとめ
今回は記憶力を自己PRでアピールしたい人向けに、注意点やおすすめの対策、例文などについて詳しく紹介してきました。
多くの就活生がアピールする記憶力という能力ですが、うまく差別化を図ることができれば十分に企業の採用担当者に良い印象を与えることはできます。
ぜひ、本記事を参考に、質の高い自己PRを作成し、第一志望への合格を目指してください。