料理経験を自己PR!人事から高評価を得ることができるコツを例文4選とともに徹底解説!!

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はじめに

自己PRを作成しなければならないことは多くの就活生が理解していることでしょうが、なかなか、そもそも題材が見つからずに頭を抱えている人も多いでしょう。

しかし、自己PRの題材は実はそこまで壮大なものでなくても良いのです。

例えば、部活において全国大会で優勝した経験がある、英検1級を取得したなどの素晴らしい成績をアピールすることができれば確かに良い印象を与えることはできます。

しかし、企業が求めているのは就職した後に活躍してくれる人材なので、企業が求める人物像とマッチしている、やる気がある人であるということを伝えられれば十分なのです。

そこで今回は、あなたが取り組んできた料理という経験を自己PRにする際のポイントについて紹介していきます。

人事がどのような点を重視して自己PRを読んでいるかについても詳しく紹介していくので、例文などと共にぜひ、参考にしてみてください。

【料理の自己PR】趣味や特技との違い

就活において趣味や特技について聞かれることは多いですが、そもそも趣味と特技の違いにはどのようなものがあるのかについて一緒に考えていきましょう。

趣味は個人が楽しみとして行う活動であり、必ずしも特定のスキルレベルを示すものではありません。

一方で、特技は、その人が他の多くの人よりも上手にできる具体的な技能や能力のことを指しています。

趣味は、個人の興味や性格を反映するものである一方、面接などの場で個人のパーソナリティや価値観、生活態度を伝えるために使われるものです。

もう一方で、特技は、その人の取得した技術や知識のレベルについて示しており、企業での具体的な業務遂行能力や問題解決能力の証となることが多いです。

それぞれの違いについて、把握した上で話をするようにしましょう。

【料理の自己PR】料理経験で得られる強み

続いて、あなたがこれまで取り組んできた料理経験を通じてどのような強みを得られたのかについて考えていきましょう。

自分では大したことないと思っているものもあるかもしれませんが、料理を通じて得られる能力には、仕事に役立つものも非常に多いのです。

ぜひ、下記の4つの中からあなたがアピールできる能力はないか一緒に考えていきましょう。

段取り力

料理をするにあたっては段取りをしなければならないので、段取り力を身につけている人は多いのではないでしょうか。

複数の工程を同時に管理し、各工程を適切なタイミングで実行しなければ料理は完成しません。

事前に必要な食材を準備し、どのくらい時間がかかるのか見積もった上で最も効率的な手順を計画する能力が求められます。

また、食材を買い忘れていた、調味料が足りない、料理を焦がしてしまったなど、想定外の問題が発生した際にも、迅速に対処して、料理の完成を目指す柔軟性も身につけている可能性があります。

このような能力は、仕事におけるプロジェクト管理やタスクの進行管理に直接的に影響するものであり、マルチタスクをこなせるような仕事のできる人材であるということを積極的にアピールできるものでもあるのです。

物事を多面的に見る力

料理を通じて、物事を多面的に見る力を養うことができた人も多いのではないでしょうか。

同じ材料であっても、調理方法や調味料の使い方、切り方一つを変えるだけで全く異なる料理を作り出すことができるのは皆さんご存知でしょう。

例えば、魚一つとっても、焼き魚、煮魚、南蛮漬けなどといったさまざまな料理を作ることが可能です。

料理は、材料や調理法、味付けの組み合わせによって無限の可能性を秘めており、これには柔軟な発想力や想像力が必要です。

このようなスキルは、ビジネスの世界においても非常に重要なものであり、一つの解決策に固執するのではなく、複数の角度からアプローチを試みることで、より効果的かつ創造的な解決策を見つけることが可能になるのです。

マルチタスク能力

先ほども少し触れた部分ではありますが、料理経験を通じてマルチタスク能力を身につけることができた人も多いのではないでしょうか。

複数の作業を同時に管理しながら進めることが求められる料理という作業は、例えば魚を焼きながら野菜を切る、肉を煮込みながら洗い物をするなどといったさまざまなマルチタスクを行うことが重要です。

さまざまな作業を並行して進める必要があり、時間を有効に使いながら複数のタスクを短時間でこなすことができる人材に、気がつかないうちに成長できている可能性があります。

忙しい職場においては、マルチタスク能力がある人物を求めている傾向にあり、自分が料理においてマルチタスクをこなすことができた話をすることができれば、非常に良い印象を与えられる可能性が高いでしょう。

思いやりの力

料理には「胃袋をつかむ」という言葉があるように、思いやりの力が非常に重要です。

相手のことを考えながら、どうしたら美味しく食べてくれるか、どうしたら苦手だけれども栄養価の高い野菜を食べてくれるかなどと考えながら取り組むことが多いです。

相手の立場になって考えるということであり、相手の要望や好みを深く理解してそれに基づいて最適な解決策を提供するという思いやりがあるということです。

相手を深く理解してそのニーズに答える能力は、特に営業やカスタマーサービスなど、顧客と直接関わる職種において極めて重要であり、料理を通じて培われたこの思いやりの力は、顧客の要望を理解し満足度の高いサービスを提供するための基盤となると言えるでしょう。

【料理の自己PR】料理大会などに出ていなくてもいい

己PRにおいては壮大な実績を残していなければならないと思う人も多いかもしれませんが、結論として、華やかな成績は必要ありません。

企業の採用担当者は自己PRから広がりや企業の社風と合っている人物を見極めようとしているだけです。

大会などに出ていた経験がなくても、毎日コツコツ続けていたり、自分の中で強みと感じていたりする部分があるならば、それはありのままに伝えることができれば十分なのです。

【料理の自己PR】効果的な書き方

続いて、料理経験を自己PRで書く際に、どのように書けばより良い印象を与えられるのか、効果的な書き方について一緒に考えていきましょう。

下記の3点を踏まえた上で自己PRを書くことができれば、企業の採用担当者はあなたが仕事のできる人材であるとみなしてくれることでしょう。

時間

料理経験をアピールする際は、時間について触れることが非常に重要なポイントの一つであると言えるでしょう。

効率性と生産性を重視する人物であることを強調する際に素晴らしい方法の一つです。

「初めて料理を始めた時は、3品を仕上げるのに90分かかっていましたが、常に考えながら改善を重ねた結果、半分の45分で完成させられるようになりました」と話すのも良いでしょう。

具体的な記述をすることで、定量的に述べつつ、誰が読んでも分かりやすい文章に仕上げることができます。

改善前後でどのくらいの変化があったのか、時間を用いて説明することができれば、あなたが入社後、トライ&エラーを繰り返して業務を素早くこなせる人材に成長する余地を示すことができるはずです。

期間

料理経験についてアピールする際には、どのくらい取り組んでいるのか、期間について触れることが重要であると言えるでしょう。

例えば「一人暮らしを始めて以来、週6日間は3年間にわたり自炊を続けています」と表現することができれば、あなたが長期間にわたって1つの活動にコミットし、それを生活の一部として定着させることができる人物であると理解してもらえます。

頻度と期間を具体的に示すことで、情熱や継続性を一目で理解してもらえるようになるでしょう。

仕事においても、長期的なプロジェクトに熱心に取り組み、継続的な業務遂行能力がある人物であるとみなしてもらえる可能性が高まります。

ルーティンを確立させられる人材であることをアピールし、あなたが長い期間、情熱を持って働いてくれる人物であると思ってもらえるように工夫しましょう。

仕事での再現性

仕事での再現性について話すことができれば、より企業の採用担当者に良い印象を与えられる可能性が高まります。

自己PRでどのような魅力的な強みが述べられていたとしても、実際に仕事に役立てることができなければ全く意味がありません。

そこで、料理経験で実際に仕事に役立てることがどのようなものがあるのかについて考えていきましょう。

仕事の生産性を高められること、新しい物事を作り出せること、客観的に物事を見ることや生産管理などが挙げられるはずです。

この他にも色々とアピールすることができるので、あなたの料理経験をどのように仕事に活かせるのかについて考えていく必要があります。

この説明をすることができれば、企業研究をしっかり行っているということも併せてアピールできるので、モチベーションが高い人材であることもアピールすることができるでしょう。

【料理の自己PR】書き方

続いて、料理経験をアピールする際の自己PRの書き方についても考えていきましょう。

この書き方を念頭において作成することで、よりスムーズに自己PRを書けますし、何より質の高いものを作成できます。

下記の4点を踏まえた上で、企業の採用担当者に良い印象を与えられるような文章を作成していきましょう。

料理経験で得られた強み

まずは料理経験で得られた強みについてわかりやすく説明していくことが重要です。

就活においては自己PRや志望動機などで先に結論を述べることが重要であるとされているため、まずは一言でどのような強みを持っているのかについて説明していきましょう。

なぜならば、企業の採用担当者はうんざりするほど大量の文章を読むはめになるので、ダラダラ適当に書かれている文章は読み飛ばしてしまうのです。

よって、まずは一言結論を述べて、あなたがどのような強みを持っているのかについて説明していくことが重要であると言えるでしょう。

理由・得意料理に関して言及

続いて、料理経験で得られた強みがなぜ自己PRでアピールすることができるものなのかについて説明していく必要があります。

なんとなくではなく、周りから賞賛された経験などをもとに述べることで説得力を増すことができます。

例えば、「自分の得意料理はピザであり、家族や友人から味について褒められた経験があるから」と説明することができれば良いでしょう。

得意料理を選んだ具体的な理由と、それを裏付ける周囲からの賞賛の経験を説明することができれば、自己PRに説得力を持たせることができるのはもちろんのこと、ポジティブな印象を与えることもできます。

ただ、あなたが自分は料理が上手いと思っているだけでなく、周りからも高く評価されているということを説明することができれば、さらに良い印象を与えられるはずです。

生活で影響を与えた場面

料理について自己PRで話す際は、料理スキルが日常生活にどのように良い影響を与えたかについても説明する必要があります。

例えば、「大学生活で友人の食生活を改善する手助けをし、相手の悩みだった肌荒れを改善することができた」などと話すことができれば良いでしょう。

その他にも、アルバイトなどにおいて料理のスキルを活かして問題解決をした話をするのもおすすめです。

このように、料理をすること自体ではなく、そのスキルがどのように生活に影響を与えることができるのか、そして仕事にも役立てるものなのかについて説明することができれば、さらに良い印象を与えることができるはずです。

周囲にポジティブな影響を与えられる、仕事ができる人材であるということを説明していくことが重要です。

入社後に活かしたいこと

最後に、料理経験を通じて身につけた能力をどのように入社後に活かしていくのかについても分かりやすく説明することができれば、企業の採用担当者に良い印象を与えることができるでしょう。

企業の採用担当者は結局、活躍してくれる人材を採用したいと思っているので、あなたが企業で能力を発揮できるのかについて知りたいと思っています。

そこで、まずはあなたの能力が企業においてどのように活用できるものなのかについて説明していく必要があります。

この説明をすることができれば、企業研究をしっかり行っているということも併せてアピールできるので、モチベーションが高い人材であることもアピールすることができるでしょう。

【料理の自己PR】例文

ここからは、本記事の内容を踏まえた上で、料理経験をアピールする自己PRの例文を紹介していきます。

本記事のおさらいという意味も含め、ぜひ参考にしてみてください。

①飲食店アルバイトでの料理経験

私には高いコミュニケーション能力とチームワークを促進する力があります。

この強みは中華料理屋でのアルバイト経験を通じて培われました。

特に忙しいランチタイムでは、厨房とホールのスタッフ間の正確で迅速な情報伝達が不可欠でした。

ある日、厨房での誤解が原因で誤った注文が出されそうになりましたが、私はすぐに問題に気づき、落ち着いて両方のチーム間での誤解を解消しました。

この経験から、明確なコミュニケーションとチーム内での円滑な協力がいかに重要かを学びました。

今後のキャリアにおいても、このコミュニケーション能力とチームワークを促進する力は、どのような業務においても非常に有効だと考えています。

私はこれらの経験を活かし、貴社のチームの一員としてコミュニケーションを円滑にし、チームワークを強化することでプロジェクトの成功に貢献したいと考えています。

②飲食店アルバイトでの料理経験

私には細かな注意力と迅速な問題解決能力があります。

これらの能力は和食料理屋でのアルバイト経験を通じて身につけました。

ある忙しい土曜日の夜、私たちの店は満席で、注文が立て続けに入りました。

その中で、お客様からアレルギーに対応した注文のご要望がありました。

そこで私は厨房へアレルギーの内容を的確に伝え、お客様が安心して食事を楽しめるようにしました。

この経験から、細かい注意を払いつつ迅速に行動することの重要性を深く理解しました。

今後のキャリアでは、この細かな注意力と迅速な問題解決能力を活かして、どのような状況下でも冷静に対応し、チームの一員として貢献していきたいと考えています。

これらの能力を活用し、貴社の目標達成に向けて積極的に貢献する所存です。

③一人暮らしでの料理経験

私には計画性と自己管理能力があります。

大学入学から独り暮らしを始め、限られた予算と時間の中で健康的な生活を送るため、毎週の食事計画を立て、一度の買い物で全てを購入するようにしています。

ある週、試験勉強とレポート提出で時間がほとんどなかったにもかかわらず、作り置きのおかげで外食に頼ることなく、栄養バランスの取れた食事を続けることができました。

この経験から、計画的に物事を進め、自己管理を徹底することで、どんなに忙しい時期でも自己のパフォーマンスを維持できることを学びました。

今後は、この計画性と自己管理能力を仕事に活かし、効率的なタスク管理や期限内でのプロジェクト完了に貢献していきたいと考えています。

特に貴社は繁忙期に複数のプロジェクトを同時並行する必要があると説明会で伺いました。

私のタスク管理能力を活用して、貢献できれば幸いです。

④一人暮らしでの料理経験

私には創造性と柔軟性があります。

独り暮らしを始めた際、料理のスキルはほとんどありませんでしたが、限られた食材で多様な料理を試みることでこれらの能力を養うことができました。

基本的に買い物に行った際に安い食材を買うことにしていたので、定番の食材の組み合わせが揃うことは多くありませんでした。

しかし、創作料理に取り組み、レシピに囚われずに自分のアイデアで料理をする楽しさと、さまざまな状況に応じて柔軟に対応する方法を学びました。

この経験から、与えられたリソース内で最大限の成果を出すための創造性と柔軟性がどんな環境でも重要であることを理解しました。

将来的には、この創造性と柔軟性を職場で活かし、限られた条件や予期せぬ変更があっても、効率的かつ効果的なソリューションを提供できるようにしたいと考えています。

貴社のチームに新しい視点をもたらし、共に成長していくことを楽しみにしています。

【料理の自己PR】注意点

ここからは料理経験をアピールする際における注意点についても詳しく紹介していきます。

就活は総合点で判断されるので、良い印象を与えることばかりに注力しすぎてしまい、マイナスな印象を与えないための対策をおろそかにしてしまう人が多いです。

せっかく良い文章を書いているのに、一つのミスで大きくマイナスな印象を与えてしまう可能性もあるので、しっかりと確認していきましょう。

一つのエピソードに絞る

あなたがこれまで一生懸命料理に取り組んできた結果、さまざまな人に褒められ、さまざまな人の役に立つことができたと自信を持っていることでしょう。

そんな経験を色々と話したいがために、エピソードを2つも3つも話してしまう人もいるかもしれません。

しかし、文字数の指定が1000文字でもない限り、複数のエピソードを述べてしまっては、一つ一つの説明がおろそかになってしまいます。

そこで、最もあなたの能力が如実に説明できるエピソードが何なのか絞った上で説明していくようにしましょう。

嘘は言ってはいけない

自分が行ったことではなく、親の料理を参考にして述べるような嘘をつくのはよくありません。

就活においては、自己PRなどについて面接で掘り下げられることも多く、どのような工夫をしたのかなどについて説明を求められることも多いでしょう。

そのような場面において嘘をついている場合、しどろもどろになってしまいますし、嘘がばれてしまう可能性が高いです。

料理の経験は嘘をついてまでアピールするものではないですし、マイナスな印象を与える可能性が高いので、等身大の自分で話していくようにしましょう。

企業の求めている人物像とマッチしている強みであるか

料理経験を通じてアピールすることができる能力には段取り力や物事を多面的に見る力、マルチタスク能力や思いやりの力などが挙げられます。

しかしそれが企業の求めているものでない限り、良い印象を与えることができません。

まずはしっかりと企業研究を行った上で、自分が料理を通じて身につけた能力は企業が求めているものなのかについて考えていく必要があると言えるでしょう。

まとめ

今回は自己PRにおいて料理経験を話したい人に向けた文章の構成方法や注意点、コツなどについて詳しく紹介してきました。

料理は自己PRに使えないのではないかと思う人は多いかもしれませんが、重要なのはどのような能力を持っており、どのような取り組みをしてきたかなので、十分にアピールすることが可能です。

ぜひ、本記事を参考に、あなたの料理経験を存分にアピールできる文章を作成してください。

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