
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
新卒の就職活動において、多くの人が悩むポイントの一つが「志望動機」です。
エントリーシートや面接で必ず聞かれる項目ですが、「どう書けばいいかわからない」「本音では特に理由がない」という方も少なくありません。
しかし、志望動機は考え方次第で見つけることができます。
本記事では、志望動機が思いつかない理由や対処法、書き方のコツを詳しく解説します。
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【志望動機思いつかない】そうなる理由とは
自分の強みや価値観が整理されていないと、どの企業が自分に合っているのかが判断しにくくなります。
企業理解が浅い
企業理解が浅いと、志望動機を考えるのが難しくなります。
企業にはそれぞれ独自の文化、価値観、ビジョンがありますが、それらを知らないと、ただ「有名だから」「福利厚生が良いから」といった表面的な理由で志望動機を考えがちです。
しかし、企業研究をしっかりと行うことで、その企業が目指している方向性や価値観に共感できる部分を見つけることができ、自分にとってどんな魅力があるのかが分かります。
例えば、企業のミッションや社会貢献活動に共感し、自分の価値観と合致する点を見つけると、志望動機が明確になります。
就活コンサルタント木下より

また、業界や競合他社との比較をすることも、企業理解を深めるために有効です。
自己分析が不十分
自己分析が不十分だと、志望動機を考える上で自分がどんな人物でどんな強みを持っているのかが分かりません。
自分の価値観や興味を明確にすることが大切です。
たとえば、過去に経験したアルバイトや部活動で「どんなことにやりがいを感じたのか」「どんな場面で成果を出せたのか」を振り返ることで、自分の強みや特性が見えてきます。
自己分析を深めることで、自分に合った職業や業界を絞り込むことができ、どんな企業で自分が活躍できるのかをイメージしやすくなります!
自己分析の過程を踏むことで、自分に合った企業や職務が見つかり、その企業でなぜ働きたいのかが明確になります。
やりたい仕事が明確でない
やりたい仕事が明確でない場合、どの企業や職種が自分に合っているのか分からないため、志望動機を考えるのが難しくなります。
新卒の段階では、実際の業務経験が少ないため、自分がどんな仕事をしたいのかがはっきりしないことも多いです。
そのため、インターンシップやOB訪問を活用し、実際に企業の社員と話すことで、仕事の内容や業務に対する理解を深めることが重要です。
就活コンサルタント木下より

例えば、インターンシップで企業の業務を体験することで、自分が興味を持てる仕事や職種が見つかります。
また、他の業界や職種に触れることで、自分が意外と興味を持っている分野を見つけることもできます。
やりたい仕事が見つかると、それに合った企業で働きたい理由が見つかり、志望動機が具体的になります。
志望度がそこまで高くない
志望動機がうまく書けない理由の一つに、シンプルに「その企業への志望度が、実はそれほど高くない」というケースがあります。
例えば、「なんとなくエントリーした」「合同説明会で少し話を聞いただけ」「親や友人に勧められたから」といった場合、企業への深い理解や「ここで働きたい」という強い熱意が不足している可能性があります。
もちろん、現時点で志望度が高くないこと自体が悪いわけではありません。
しかし、熱意が低い状態では、具体的なエピソードや入社後に貢献したいことなどを明確にイメージしにくく、説得力のある志望動機を言葉にするのは難しいでしょう。
もし心当たりがあれば、無理に理由を探すよりも、一度立ち止まって企業研究を深めたり、自己分析をやり直したりして、「本当にこの企業で働きたいのか」を考えてみることをおすすめします。
志望動機を特別なエピソードだと思っている
「誰もが驚くような特別な経験がないと、志望動機は書けない」と思い込んでいませんか? その考えが、かえって筆を止めてしまう原因かもしれません。
志望動機に必要なのは、必ずしも「特別なエピソード」ではありません。
大切なのは、あなたの「志望理由を具体的に裏付けるエピソード」です。
企業は「なぜ自社を選び、どう貢献してくれるのか」を知りたいのです。
重要なのは、授業やアルバイト、サークル活動といった日常にある自分の小さな経験や気づきを丁寧に振り返ることです。
たとえ「普通」と思える経験でも、深く掘り下げて「なぜこの業界・会社に惹かれるのか」を自分の言葉で説明できれば、それは十分に説得力のある志望動機になります。
特別な経験探しに悩むより、まずは身近な経験と向き合ってみましょう。
【志望動機思いつかない】6つの対処法
それでは、実際に志望動機が思いつかない時はどのように対処すればいいかを解説していきます。
志望動機が思いつかないと悩んでも、焦ることなく落ち着いて作成していきましょう。
自己理解を深める
企業研究を進める
自己分析と企業研究から共通点を
例文を調べてみる
まずは書いてみる
3つの視点から考える
自己分析を深める
自己分析を深めるためには、まず「価値観や強みを整理する」ことが大切です。
自分がどんなときにやりがいを感じたか、どんな場面で一番力を発揮できたかを振り返りましょう。
例えば、「人と関わることに楽しさを感じる」「新しいことに挑戦して学び続けることが好き」など、Mspan class="red">自分の価値観や強みを明確にすることが、どんな職業が自分に合っているかを見つける第一歩です。
次に、「過去の経験から適性を見つける」ことが重要です。
アルバイトやボランティア活動、学校でのプロジェクトなど、過去に経験したさまざまな場面を振り返り、どんな仕事や役割で成果を出せたのかを分析しましょう。
その経験から自分が得意な分野や向いている職種が見えてきます。
そして、どの企業や業界でその強みを活かせるかを考えることで、志望動機をより具体的に形作ることができます。
企業研究を進める
志望動機が思いつかないと悩んでも、企業研究を進めることで「この企業で働きたい」と思えるポイントを見つけやすくなります。
企業研究を進めることで、自分がその企業で働きたい理由を見つけやすくなります。
まず、「企業理念・事業内容をチェック」することが基本です。
企業の公式サイトや説明会で公開されている情報を活用して、企業のビジョンやミッション、提供している製品・サービスを理解すること
これによって、企業が大切にしている価値観や目指している方向性が見えてきます。
次に、自分との共通点を探すことが重要です。
企業の理念や事業内容を踏まえ、自分がどの部分に共感できるかを考えます。
「社会貢献に興味がある」「新しい技術やサービスの開発に魅力を感じる」など、自分の価値観やスキルが企業の活動とどのように一致しているかを見つけることができると、志望動機が具体的になります。
自分の強みや経験をどのように企業に活かせるかを考えると、より説得力のある志望動機が完成します。
自己分析と企業研究から共通点を見つける
志望動機が思いつかない時は、まず基本に立ち返り、「自己分析」と「企業研究」の結果を丁寧に照らし合わせてみましょう。
具体的には、自己分析で見えてきた自分の「大切にしたい価値観」や「興味・関心があること」と、企業研究で深く理解した会社の「事業内容」「社風」「企業理念」などの中から、「共通点」を探します。
例えば、「挑戦できる環境で成長したい(自己分析)」と「若手にも裁量権を与える社風(企業研究)」などが挙げられます。
この共通点が見つかると、「だからこの会社を志望する」という動機に一貫性が生まれ、説得力のある志望理由の核となります。
大切なのは、無理に共通点を作り出すのではなく、あなたと企業の「自然な接点」を見つけることです。
例文を調べてみる
志望動機が思いつかない場合、まずは他の例文を参考にすることをおすすめします。
インターネット上には、企業ごと・業界ごとの志望動機の例文が多数公開されています。
これらを参考にすることで、自分の考えや気持ちを整理しやすくなります。
ただし、例文をそのまま使うのではなく、あくまで参考に留め、自分の言葉で表現することが大切です。
志望動機は、あなたの個性や意欲が伝わる部分ですので、自分の経験や目指すキャリアに合わせてアレンジしましょう。
また、業界や職種ごとに求められる要素が異なることもあるので、その点も踏まえて調整してください。
まずは書いてみる
「しっかりとした志望動機を書かなければ」と考えるあまり、かえって手が止まってしまうことはありませんか?
最初から完璧な文章を目指そうとすると、なかなか書き出せないものです。
そんな時は、まず完成度を気にせず、その企業について「良いな」と感じる点や興味を持ったきっかけなどを、思いつくまま箇条書きで書き出してみましょう。
「社風が好き」「〇〇事業に惹かれる」「説明会での話が印象的だった」など、断片的な言葉やキーワードでも構いません。
次に、書き出した項目一つひとつに対して「なぜそう思ったのか?」「具体的にどの点に魅力を感じたのか?」と問いかけ、理由を深掘りしていきます。
この作業を繰り返すことで、漠然としていた考えが整理され、徐々に志望動機としての形が整っていきます。
まずはとにかく手を動かし、頭の中を整理することから始めてみましょう。
志望動機を3つの視点から考える
志望動機がうまくまとまらない時は、考えを整理するためのフレームワークが役立ちます。
おすすめは、「3つの視点」で志望動機を組み立てる方法です。
(1)なぜ他の業界ではなく「この業界」で働きたいのか
(2)なぜ同業他社が多数ある中で「この会社」を選んだのか
(3)入社後に「この会社で何を成し遂げたいか」
です。
この3つの問いに対して、順番に自分の答えを考えていくことを意識しましょう。
まず業界を選んだ理由、次にその中でも特にこの会社に惹かれた具体的な理由、そして最後に入社後の目標や貢献したいことへと繋げていきます。
このステップで考えることで、それぞれの答えが自然と結びつき、志望動機全体に一貫性と説得力が生まれます。
自己分析や企業研究で得た情報を元に、一つずつ整理してみてください。
【志望動機が思いつかない】NG行動と考え方
志望動機が思いつかないときにやってしまうNG行動や考え方をここでは紹介します。
以下の点に気を付けて志望動機を作成しましょう。
企業HPを読んだだけで満足する
志望動機を考える際に、企業HPをざっと読むだけで「なんとなく理解した」と満足してしまうのは危険です。
HPには良い情報しか載っておらず、企業の本質的な特徴や、あなた自身とのつながりまでは見えてきません。
その結果、「成長できそう」「社会貢献できそう」といった抽象的な動機になり、面接官に刺さらない志望動機になってしまいます。
HPを読んだら、「どのポイントに自分が共感したか」「それが自分の経験や価値観とどうつながるか」を必ず具体的にメモする習慣をつけましょう。
きれいな言葉だけでまとめようとする
「社会貢献」「成長」「グローバル」など耳障りのよいワードだけを並べる志望動機は、面接官からすぐに見抜かれます。
きれいな言葉は一見スマートに聞こえますが、そこにあなたの具体的な経験や想いがないと、心に響きません。
例えば「成長したい」と言うなら、「過去にどんな成長を経験し、次に何を伸ばしたいのか」まで語る必要があります。
キーワードだけでまとめるのではなく、自分の体験や考えをセットで伝える意識を持ちましょう。
興味もないことに関心があると嘘をつく
志望動機を作ろうと焦るあまり、本当は興味がない分野について「関心があります」と嘘をつくのは危険です。
面接で深掘りされたとき、具体的なエピソードや理由を答えられず、話に一貫性がなくなってしまいます。
また、仮に内定しても、入社後にミスマッチが起き、早期離職につながるリスクも高くなります。
就活では「正直に、自分が本当に惹かれた部分」を志望動機にすることが大切です。
無理に格好つけず、たとえ小さなきっかけでも、自分が心から興味を持てる部分を探して伝えることが、結果的に一番強い志望動機になります。
NGパターン診断チェックリスト
以下のチェックに1つでも当てはまったら要注意です。
自然な志望動機作成に向けて、立ち止まって考え直しましょう。
✓自己分析を十分にしないまま志望動機を書こうとしている
✓企業HPを読んだだけで企業理解した気になっている
✓興味がない分野に無理やり「関心がある」と嘘をつこうとしている
✓きれいな言葉(成長・社会貢献など)だけを並べようとしている
✓「この企業じゃないといけない理由」を自分の言葉で説明できない
これらに該当しなければ志望動機を自然と作成することができます。
【志望動機思いつかない】作成するときの構成
志望動機が思いつかないと悩んでいる人には、構成もしっかり押さえておく必要があります。
自分の書きたいことをただ書くのではなく、構成に沿って志望動機を作成していきましょう。
その手順を以下で紹介していきます。
結論
志望動機を構成する際は、まず結論から述べることが重要です。
なぜその企業を志望しているのか、あなたの考えを簡潔に伝えましょう。
結論部分は、企業に対する興味や魅力を感じた理由を明確に示すことがポイントです。
例えば、「貴社の〇〇に魅力を感じ、私のスキルを活かして貢献したい」といった形で、自分の強みを企業の特徴と結びつけると良いでしょう。
エピソード
次に、エピソードを交えることで、あなたの志望動機に説得力を持たせることができます。
具体的な経験や学びを通じて、その企業への志望が強くなった理由を述べると効果的です。
大学でのプロジェクトやアルバイト経験、インターンシップなど、実際のエピソードを通じて自分の成長と企業の魅力をリンクさせましょう。
将来のビジョン
最後に、将来のビジョンを描くことが重要です。
志望動機を述べた後、その企業でどのようなキャリアを築きたいかを伝えることで、長期的な視点を持っていることを示すことができます。
具体的には、入社後に挑戦したいことや、自分が成長していくために必要な環境がその企業にあると感じていることを伝えると、より印象的な志望動機になります。
【志望動機思いつかない】ない場合の例文
価値観別の例文をご紹介していきます。
志望動機が思いつかないと悩んでも、まずは例文を確認して大枠をつかんでいきましょう。
なんとなく興味がある場合
業界へのざっくりとした興味や関心しかない人向けの例文です。
具体的な志望動機が明確でない場合でも、業界への興味・共感ポイントを起点に志望理由を組み立てることができます。
私はもともと〇〇業界に興味があり、貴社の事業内容にも共感を覚えました。
特に貴社が取り組んでいる〇〇のプロジェクトに関心を持っており、その中で自分のスキルを活かせると感じています。
まだ具体的な職務内容は決めていませんが、貴社で働くことで自分自身の成長を実現できると確信しています。
企業の理念に共感した場合
企業の理念やビジョンに心から共感した場合に使える例文です。
特に「どこでも通用する志望動機」にならないよう、具体的にどこに魅力を感じたかを入れるのがポイントです。
「貴社の『〇〇』という理念に深く共感し、その理念を実現するために自分が貢献したいと強く感じました。
特に、社会に対して〇〇を通じてどのような影響を与えるかを大切にしている点に魅力を感じました。
私は〇〇の分野での経験を活かし、貴社の理念を具体的に形にするために努力したいと考えています。」
スキルや経験を活かしたい場合
自身の強みやスキルをもとに「即戦力として貢献できる」ことをアピールする型の例文です。
経験を具体的に述べることで、企業に対してリアリティを持った志望理由を示すことができます。
「私がこれまで培ってきた〇〇のスキルや経験を貴社で活かし、更なる成長を目指したいと考えています。
特に、〇〇という分野での実務経験があり、貴社が展開する〇〇のプロジェクトに貢献できると確信しています。
貴社のチームで働くことで、自分のスキルをより一層高めると共に、会社の発展に貢献できることを目指しています。」
ゼミでの経験を活かしたい場合
ゼミ活動で培った経験を志望動機に結びつける方法もあります。
例えば、グループで一つのテーマに取り組む中で得た「協調性」や「主体性」を企業活動に活かしたい、という流れです。
特に、ゼミのテーマが志望企業の事業内容と少しでも関連していれば、説得力が増します。
私は、ゼミ活動を通じて培った協調性や主体性を活かし、貴社の〇〇事業に貢献したいと考え、志望しました。
ゼミでは〇〇(テーマ)について研究し、チームで課題解決に取り組む中で主体的な行動力を磨きました。
この経験を活かし、貴社の事業でも積極的に課題を発見し、周囲と連携しながら成果に繋げていきたいと考えています。
研究室での学びを活かした場合
研究室で得た知識やスキルをもとに志望動機を作るのも効果的です。
たとえ専門分野が志望企業と直接関係なくても、「課題設定力」「粘り強く取り組む力」などの汎用スキルに言い換えることでアピールできます。
私は、研究室で培った課題解決力を活かし、貴社で実践的な成果を出したいと考え、志望しました。
〇〇(研究テーマ)に取り組む中で、課題設定からデータ分析まで粘り強く取り組む姿勢を身につけました。
この経験を基に、貴社で困難な課題にも真摯に向き合い、着実に成果を出す人材として貢献したいと考えています。
志望動機の例文については以下の記事で多く紹介しています。
あわせてご確認ください。
【志望動機思いつかない】うまく伝わるポイント
志望動機が思いつかず、企業にどう伝えればいいかわからないときもありますよね。
実際にどういうポイントに重視して作成するべきなのかを解説していきます。
熱意よりも納得感を重視する
志望動機を伝える際、単に熱意をアピールするだけではなく、納得感を重視することが重要です。
熱意は大切ですが、それが抽象的すぎると面接官には伝わりづらくなります。
納得感を持たせるためには、なぜその企業で働きたいのか、どのように自分の強みが活かせるのかを明確に伝えることがポイントです。
企業にとっても、あなたがどれだけ具体的な理由を持って志望しているかを理解することが大切です。
自分の考えが企業の価値観や目標とどう結びついているのかを説明すると、より説得力が増します。
エピソードを交えて説得力をもたせる
志望動機を説得力のあるものにするためには、具体的なエピソードを交えることが効果的です。
自分がどのような経験を通じてその企業に興味を持ったのかを話すことで、あなたの意図や思いがより具体的に伝わります。
過去のインターンシップや学外活動、アルバイトの経験を通じて得た知識やスキルが、その企業でどのように活かせるかを説明することで、面接官に強い印象を与えることができます。
自分の体験をもとにした具体的な話は、信憑性が高まり、説得力が増します。
面接官が評価するポイントを意識する
面接官が評価するポイントを意識することも、志望動機を効果的に伝えるためには欠かせません。
面接官は、単に情熱的な志望動機だけでなく、企業の求める人材像に合った意欲や能力を持っているかどうかを見極めています。
例えば、企業のビジョンや戦略に関連する具体的な知識を示したり、自分のスキルがどのように企業の成長に貢献できるかを説明したりすることが大切です。
就活コンサルタント木下より

企業にマッチした志望動機を伝えることで、面接官に「この人ならうちの会社で活躍できそう」と思わせることができます。
【志望動機思いつかない】自信がないときの最終チェックリスト
志望動機をいざ書いてみたけど、「ほんとにこれで合ってるのか」「受かるのか」と不安になる人もいます。
そんなときにこれから紹介するチェックリストを確認して、志望動機作成に自信をつけていきましょう。
誤字脱字がないか
志望動機を提出する前に、必ず誤字脱字がないかを確認しましょう。
些細な誤字や脱字があると、面接官に対して不注意な印象を与えてしまいます。
正しい日本語を使うだけでなく、文章全体が整っているかをチェックすることが大切です。
特に名前や企業名、業界名などの固有名詞には注意を払い、確認作業を怠らないようにしましょう。
こそあど言葉は使わない
志望動機を書く際には、「これ」「それ」「あれ」などの「こそあど言葉」を避けるようにしましょう。
これらの言葉は曖昧な印象を与え、相手に伝わりにくくなります。
例えば、「この企業で働きたいと思います」と言うよりも、「貴社の〇〇の事業に魅力を感じ、その分野で貢献したいと考えています」といった具体的な表現を使うことが重要です。
明確で具体的な表現を心がけることで、より説得力のある志望動機になります。
抽象的な表現になっていないか
志望動機が抽象的すぎると、面接官に具体性が伝わらず、意図が不明確に感じられることがあります。
例えば、「成長したい」という表現は抽象的であり、どのように成長したいのかが伝わりません。
自分がどのようなスキルを活かし、どのように企業に貢献できるのかを具体的に述べるようにしましょう。
「成長したい」ではなく、「〇〇のスキルを活かして〇〇のプロジェクトに貢献したい」といった具体的な目標を伝えることが重要です。
【志望動機思いつかない】志望動機でやってはいけないこと
志望動機を書く際に、やってはいけないポイントを押さえておくことは非常に重要です。
内容次第では、企業にマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
ここでは、特に注意すべき3つのポイントを紹介し、説得力のある志望動機の作り方を解説します。
自分のことしか考えていないと思われる内容
志望動機を書く際に、自分のメリットばかりを強調しすぎると、企業側に「この人は会社のことを考えていない」と思われてしまう可能性があります。
「自分が成長できるから志望しました」や「スキルアップしたいから応募しました」といった表現だけでは、企業への貢献意欲が伝わりにくくなります。
志望動機では、「なぜその企業なのか」「自分の強みをどう活かせるのか」を明確にすることが大切です。
就活コンサルタント木下より

企業の理念や事業内容に触れながら、「自分のスキルを活かして、どのように会社に貢献できるか」を意識した内容にしましょう。
企業と自分の双方にとって良い関係を築けることを伝えると、好印象につながります。
どの企業でもいえるありきたりな内容
志望動機が他の企業でも使い回せるような内容になっていると、熱意が伝わりにくくなります。
例えば、「貴社の成長性に魅力を感じました」「人々の役に立ちたいです」といった表現は、どの企業にも当てはまるため、説得力に欠けてしまいます。
企業は「なぜ自社を選んだのか」を重視しています。
そのため、企業の特徴や事業内容に触れ、自分の経験や価値観と結びつけることが重要です。
「〇〇の事業に共感し、大学での〇〇の経験を活かしたいと考えています」といった具体的な表現を用いることで、説得力のある志望動機になります。
企業に対する理解を深め、オリジナリティのある内容を心がけましょう。
具体的な根拠が述べられていない
志望動機に具体的な根拠がないと、説得力が欠けてしまいます。
例えば、「貴社の社風に魅力を感じました」「〇〇業界に興味があります」といった表現だけでは、なぜその企業を選んだのかが伝わりません。
説得力を持たせるためには、「なぜそう思ったのか」を明確にすることが重要です。
「企業説明会で社員の方々のチームワークの良さを感じ、自分もその環境で働きたいと思いました」
「大学のゼミで〇〇を学び、その経験を活かして貴社の〇〇事業に貢献したいと考えています」
といった形で、具体的なエピソードや経験を交えると良いでしょう。
根拠を示すことで、志望動機に説得力が増し、より印象に残る内容になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
志望動機が思いつかないと感じたときは、まず自分の興味や強みを見つめ直し、企業の特徴や理念と照らし合わせてみましょう。
エピソードを交えて具体的に伝えることが大切です。
また、納得感を持たせることで、熱意だけでなく説得力のある志望動機に仕上がります。
焦らず、時間をかけて自分に合った理由を見つけてみましょう。
就活コンサルタント木下より
さらに、実際の仕事を経験したことがないため、どんな業務に興味があるのかが分からず、志望動機を見つけるのが難しくなるのです。
具体的にどのような点でそうなるのかを解説していきます。