【例文5選】学生時代に力を注いだことってガクチカ?書き方のコツや注意点を紹介!(新卒就活生向け)

【例文5選】学生時代に力を注いだことってガクチカ?書き方のコツや注意点を紹介!(新卒就活生向け)

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

エントリーシートや面接で必ず聞かれる「学生時代に力を注いだこと(ガクチカ)」ですが、何をどう書けば良いのか分からず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ガクチカの意味や評価されるポイント、NG例、具体的な書き方までを丁寧に解説しています。

さらに、実際に使える例文も5つ紹介していますので、自分の経験と照らし合わせながら参考にできます。

この記事を読めば、ガクチカに自信を持ってESや面接に臨めるようになります!

【学生時代に力を注いだこと】ガクチカと同じ意味?

「学生時代に力を注いだこと」は、就活用語でよく使われる「ガクチカ」と本質的に同じ意味を持っています。

「ガクチカ」は「学生時代に力を入れたこと」の略語ですが、「注いだこと」と表現されていても、企業側の意図は変わりません。

新卒採用における「学生時代」とは、大学生や専門学校生の期間を指すのが一般的です。

そのため、高校時代の経験を語ることは基本的に推奨されません。

ただし、コロナ禍などで特筆すべき経験がなかった場合でも、大学生活の中で工夫し、主体的に取り組んだことを探す姿勢が重要です。

企業の担当者は結果よりも取り組みの過程を重視しているため、小さな経験でもしっかり言語化すれば十分に評価されます。

人事は「学生時代に力を注いだこと」でプロセスを評価

「学生時代に力を注いだこと」を聞かれたとき、結果や成果だけを語ってしまうと、採用担当者にとっては情報が不足していると感じられてしまいます。

実際の評価対象は、「なぜそのことに取り組んだのか」「どんな目標を立て、どのように行動したか」「困難や壁をどう乗り越えたか」「その過程で何を学んだのか」などのプロセスにあります。

たとえば、「3ヶ月間アメリカに留学した」という事実だけではなく、そこに至るまでの背景や目的、達成するための工夫や努力を語ることで、主体性や問題解決力が伝わります。

また、「バイトリーダーに昇進した」という事実よりも、「どうしてそのポジションを任されたのか」「他のメンバーとは異なる自分の貢献ポイントは何か」を明確にすることで、より深いアピールが可能になります。

【学生時代に力を注いだこと】人事は何を評価してる?

「学生時代に力を注いだこと」、いわゆるガクチカは、企業側が就活生のどのような資質を見極めるために設けている質問なのでしょうか。

企業によって評価基準は多少異なりますが、一般的には入社後の活躍可能性や人柄、価値観などを把握する目的で用いられます。

ここでは、人事担当者がガクチカから読み取ろうとしている6つの観点について詳しく紹介していきます。

1. 即戦力かどうか

企業が最も注目しているポイントのひとつが「入社後にすぐ活躍できそうか」という観点です。

学生時代の取り組みの中に、PDCAサイクルを回した経験、仮説思考で問題に取り組んだエピソード、課題に対する論理的な思考過程が含まれていれば、職種が異なっても思考のフレームワークは応用可能だと評価されます。

特に専門職の採用においては、学生時代に取り組んだ内容と入社後の業務が重なる場合、業務理解が早く、研修コストを抑えられると判断されることもあります。

このように、ガクチカを通じて培った「思考力」や「経験値」が、社会人としての即戦力の裏付けになるかどうかが見られているのです。

2. 自発性の有無

自発性とは、誰かに言われるのを待つのではなく、自分自身の意思で動ける力を指します。

仕事においては、日々変化する状況に対して、適切に判断して行動する力が欠かせません。

そのため、「学生時代に力を注いだこと」においても、きっかけが外部からの強制ではなく、自分の意志で始めた活動かどうかが注目されます。

たとえば、「友人に誘われたから始めた」活動であっても、その後に主体的な工夫や改善を加えていたのであれば、自発性は十分に評価されます。

重要なのは、自ら考え、行動したプロセスをきちんと伝えることです。

3. モチベーションの源泉

採用担当者は、学生がどのような価値観や目標に突き動かされて行動したのかという動機にも注目しています。

その理由は、過去の行動原理が将来の仕事への取り組み方にもつながると考えられているからです。

たとえば、「人の役に立ちたい」という思いから取り組んだボランティア活動のガクチカは、同じく人の役に立つことを軸とした企業との親和性が高いと判断される可能性があります。

逆に、「自分の成長のため」という動機で挑戦してきた学生は、成長環境を重視する企業とマッチしやすい傾向があります。

4. 目的や課題への姿勢

単に努力した経験ではなく、「なぜその目標を掲げたのか」「どんな工夫をしたのか」「何を大切にしながら取り組んだのか」といった価値観や思考の流れに、企業は注目しています。

たとえ目立った成果がなかったとしても、真摯に課題と向き合った姿勢や、自分なりに考えて行動した経験は大きな評価対象になります。

こうした情報からは、その人の人柄や職場でのふるまい方、組織への貢献の仕方などがイメージできるため、結果や成果以上に「どんな人物か」が見られているのです。

5. 入社意欲の高さ

ガクチカに表れる価値観や行動パターンは、企業との相性を見極めるための重要な判断材料となります。

たとえば、「挑戦する姿勢を大切にする企業」に対して、「現状を維持することに注力した取り組み」を語ってしまうと、求める人物像とのギャップが生まれ、ミスマッチと判断される恐れがあります。

その結果、入社後に活躍できなかったり、早期離職につながったりするリスクが高まるため、企業は慎重に評価を行っています。

だからこそ、ガクチカを作成する際には、企業の理念やビジョン、求める人物像などを十分に理解したうえで、それにマッチした内容を意識することが大切です。

志望度が高い学生ほど企業理解が深く、ガクチカにも説得力や一貫性が表れやすくなります。

6. 伝える力

最後に、エントリーシートや面接を通じて評価されるのが「伝える力」です。

どんなに素晴らしい経験を持っていても、それを相手に分かりやすく、魅力的に伝えられなければ意味がありません。

書類では、誤字脱字がないか、段落構成は適切かといった基本的な文章力が問われます。

面接では、声の大きさや滑舌、表情といった非言語の表現力が重要です。

「学生時代に力を注いだこと」のエピソードを通じて、自分の考えや経験を的確に相手へ届ける能力も、社会人としての大切な資質として評価されています。

【学生時代に力を注いだこと】自己PR・志望動機・強みとは評価ポイントが違う?

「学生時代に力を注いだこと(ガクチカ)」は、自己PRや志望動機、強みと混同されやすいですが、それぞれの設問には企業側の明確な意図があり、評価ポイントも異なります。

自己PR

「強み」はその人が持っている能力や性格的特長を伝えるものであり、「自己PR」はその強みをどのように仕事で活かすかをアピールする場です。

志望動機

「志望動機」は、数ある企業の中でなぜその企業を選んだのか、また入社後にどんなビジョンを持っているのかを伝えるための設問です。

ガクチカ

それに対してガクチカは、過去の経験を通してどんな価値観を持ち、どのような行動を取ってきたのかという人柄を知るための質問です。

それぞれの役割を正しく理解し、設問ごとに内容を使い分けることで、企業に響く説得力のある回答を作成できます。

【学生時代に力を注いだこと】企業ごとに使い回し可能?

複数の企業にエントリーする中で、「学生時代に力を注いだこと(ガクチカ)」をすべての企業で同じ内容にしてよいか悩む就活生は多いでしょう。

しかし、企業ごとに求める人物像や重視する価値観が異なるため、同じ内容をそのまま使い回すのはミスマッチのリスクが高まります。

とはいえ、毎回エピソードを変えるのは負担も大きいため、同じ経験でもアピールする視点や表現を企業ごとに調整することが有効です。

企業研究を行い、それぞれの方針に合った切り口で伝えることが、説得力あるガクチカにつながります。

【学生時代に力を注いだこと】ガクチカの書き方と構成

評価されるガクチカを作成するには、ただエピソードを並べるだけでは不十分です。

話の流れや構成を意識することで、より伝わりやすく、印象的な内容になります。

以下では、基本となる6つの構成要素を順を追って説明します。

この順序に沿って内容を整理していけば、読み手に意図が伝わりやすい論理的なガクチカを作成することができます。

①結論

ガクチカでは、最初に「私は◯◯に力を注ぎました」と結論から伝えることが基本です。

結論ファーストで書くことで、読み手や聞き手は話の方向性を把握しやすくなり、内容への理解も深まりやすくなります。

最初に取り組みの概要を示すことで、その後の背景やエピソードの詳細がより効果的に伝わります。

文章や会話において「何の話をしているのか」が冒頭で明確になることは、安心感や納得感につながる重要なポイントです。

ガクチカの冒頭には必ずテーマを提示しましょう。

②背景

次に、その取り組みを始めたきっかけや、当時の状況を説明します。

同じような題材でも、スタートした理由や動機が異なれば、その人の価値観や個性が伝わります。

たとえば「アルバイトを始めた」という事実であっても、「家庭の事情で生活費を補うため」なのか「将来の接客業に備えて経験を積みたかった」のかでは、伝わる印象がまったく異なります。

この背景部分は、ガクチカに深みを持たせるためにとても重要なパートです。

③目的・目標・課題

次に、その取り組みの中で自分がどんな目的や目標を掲げたのか、あるいは直面した課題は何だったのかを明示します。

②とやや重なる部分もありますが、ここではより具体的に「なぜそれに取り組んだのか」「何を達成したかったのか」「どんな壁があったのか」を伝えることが大切です。

目的と課題を明確にすることで、その後に続く行動や成果の意義がより伝わりやすくなります。

④達成・解決するための過程

ここでは、掲げた目標や課題に対してどのように取り組んだか、その工夫や努力の過程を詳細に説明します。

ガクチカにおいてもっとも評価されるのはこの「プロセス部分」です。

どんな困難に直面し、それをどう乗り越えたのか。

何を考え、どのように行動し、周囲とどのように連携したのかなど、できるだけ具体的に描写しましょう。

過程を丁寧に描くことで、主体性や問題解決力、協調性といった多くの評価ポイントを盛り込むことが可能です。

⑤結果・成果

その結果、どんな成果が得られたのかを簡潔に伝えましょう。

ここでは、必ずしも数字などの実績を出す必要はありませんが、「自分の行動によって何が変わったか」を伝えることが重要です。

たとえば「売上が◯%伸びた」「満足度アンケートで最高評価を得た」などの定量的成果があれば説得力が増しますが、「苦手意識を克服できた」「メンバーと信頼関係を築けた」などの定性的な成果でも問題ありません。

⑥学び・入社後への紐付け

最後に、その経験を通して何を学び、今後にどう活かすかをまとめましょう。

この部分が入社後の活躍や成長をイメージさせるため、選考担当者にとって非常に重要な評価材料となります。

「私はこの経験から○○の重要性を学びました。この学びを活かして、御社でもチームでの協働に貢献したいと考えています」といったように、企業との接続を意識した表現が好まれます。

面接ではPREP法を使用しよう

面接ではその場で考えをまとめ、即興で伝える力が求められます。

その際に役立つのが「PREP法」と呼ばれるフレームワークです。

PREP法は、Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(再主張)の順番で話す構成を指し、論理的かつ分かりやすく伝えるための有効な話法です。

たとえば、「私が力を注いだことは◯◯です(Point)。なぜなら◯◯のような目的があったからです(Reason)。具体的には△△という行動をし、結果□□という成果を得ました(Example)。この経験を活かし、貴社でも貢献したいと考えています(Point)」という形でまとめると、面接官にも理解されやすくなります。

緊張してもブレずに話せるよう、普段からPREP法を使って口頭で練習しておきましょう。

【学生時代に力を注いだこと】魅力的にするポイント

せっかくの経験も、伝え方を間違えると印象に残らず埋もれてしまいます。

「学生時代に力を注いだこと(ガクチカ)」をより魅力的に仕上げるには、評価される視点を押さえた表現や構成が不可欠です。

読み手や面接官の心に響くエピソードに仕上げるためには、単なる思い出話ではなく、具体的な情報や説得力のある描写が求められます。

ここでは、誰でもすぐに実践できるブラッシュアップのコツをご紹介します。

具体的な数字を盛り込む

「学生時代に力を注いだこと(ガクチカ)」を魅力的に伝えるには、具体的な数字を活用することが効果的です。

たとえば、「塾講師として生徒を合格させた」だけでは印象が弱くても、「3年間担当し、平均点を20点上げた結果、志望校に合格させた」といった具体性を持たせることで、努力の成果が明確になります。

また、「20人を担当した」のか「3人を担当した」のかでも、スケール感や責任の重みが異なります。

事実と解釈を分ける

ガクチカを構成する際は、「事実」と「解釈」を意識して分けることで、内容に深みと一貫性が生まれます。

事実とは、実際に行った行動や成果であり、たとえば「文化祭の責任者を務めた」「売上を120%に伸ばした」など、客観的に説明できる内容です。

一方、解釈とはその経験を通して得た気づきや成長のことです。

たとえば「周囲との信頼関係の大切さを学んだ」などが該当します。

この2つを明確に分けて表現することで、読み手に納得感を与えられるだけでなく、自分自身の学びを言語化する力もアピールできます。

【学生時代に力を注いだこと】注意が必要なNGポイント

いくら素晴らしい経験があっても、その伝え方を誤ればマイナス評価につながってしまいます。

「学生時代に力を注いだこと(ガクチカ)」では、表現の仕方や題材の選び方によって印象が大きく変わるため、NGポイントの把握が重要です。

本項では、よくある失敗例や避けるべき表現を紹介しながら、適切な伝え方への改善策を解説します。

評価を下げないために押さえておくべき注意点を確認しておきましょう。

①専門用語の多用

ガクチカで専門用語や業界用語を多用すると、読み手や面接官が内容を理解できず、伝えたいことが正確に届かない可能性があります。

特に、技術職や専門分野のアルバイト経験では、自分にとって当たり前の言葉でも他者には馴染みがないことが多いため注意が必要です。

専門用語を使う際には、簡単な解説を添えたり、一般的な表現に言い換えたりするなど、相手目線での配慮が求められます。

伝わらなければ評価にはつながらないことを意識しましょう。

②情報漏洩

アルバイトやインターンで得た機密情報や内部事情を、選考の場で不用意に話すのは避けなければなりません。

企業は情報管理能力も含めて人材を見ています。

社外秘の情報や具体的な社名、売上数値などを不用意に開示すると、「この人は守秘義務に対して意識が低い」と判断され、信頼を損ねる原因になります。

どれほどの成果があったとしても、企業名や個別の業務内容には十分注意を払い、守秘義務を意識した表現を心がけましょう。

③志望企業と親和性が低い

どれだけ頑張った経験であっても、志望企業の価値観や事業内容と結びつかないガクチカは、説得力に欠けます。

企業は自社で活躍できる人材かどうかを重視するため、理念や求める人物像との共通点が見えない内容は評価されにくくなります。

応募先の企業が何を重視しているのかを理解し、それに合った経験や切り口を選ぶことで、より強いアピールが可能になります。

企業研究をふまえたガクチカ作成が重要です。

④当たり前のことを取り上げる

「レジを担当しました」「商品を陳列しました」など、誰もが行う業務だけを語っても、他の応募者と差別化することはできません。

当たり前の作業でも、そこにどのような工夫や改善を行ったのか、どんな困難に直面しどう乗り越えたのかという点を掘り下げることで、ガクチカとしての価値が生まれます。

大切なのは仕事内容そのものよりも、取り組みに対する姿勢や成長です。

平凡な内容でも深掘り次第で十分に魅力は伝えられます。

⑤継続的でないもの

短期間で辞めたアルバイト経験は、継続力や責任感に欠ける印象を与えるリスクがあります。

特別な事情がない限り、数週間で辞めたような経験はガクチカには向いていません。

ただし、明確な理由がある場合は「他の挑戦のため」など前向きな説明を添えることで、一定の理解は得られます。

継続性のない経験を無理に取り上げるよりも、長く関わった経験や積み重ねのある取り組みを選ぶことをおすすめします。

⑥虚偽を含ませる

成果を大きく見せたいがために、実際には行っていない役割や過大な数字を盛り込んでしまうのは厳禁です。

面接官は多くの学生と対話しているため、嘘や誇張はすぐに見抜かれてしまいます。

また、事実と異なる内容で選考が進むと、後々の面接で矛盾が生じるリスクも高まります。

自信のあるエピソードを、正直かつ丁寧に伝える姿勢が信頼を生みます。

誠実に語ることが、最も評価されるポイントのひとつです。

【学生時代に力を注いだこと】ないと困っている方へ

「学生時代に力を注いだこと(ガクチカ)」が思いつかず、何を書けばいいか分からないと悩む方も多いのではないでしょうか。

しかし実際には、力を注いだ経験がまったくないという人はほとんどいません。

自分では当たり前だと思っていた経験も、視点を変えれば立派なガクチカになります。

そのためには、まず自己分析で経験を掘り起こし、企業がどのような人材を求めているかを理解することが重要です。

本記事では、そうした「ガクチカがない」と感じる方に向けて、具体的な考え方やヒントを紹介しています。

自分らしい経験を見つける一歩として、ぜひ活用してみてください。

【学生時代に力を注いだこと】例文5選

「学生時代に力を注いだこと(ガクチカ)」をどう書けばよいか分からず悩んでいる方も多いと思います。

伝えたい経験はあっても、どのように構成し、どこを強調すれば魅力的に伝えられるかを掴むのは簡単ではありません。

ここでは、異なるテーマで実際に使える例文を5つ紹介します。

表現や切り口の違いにも注目し、自分らしいガクチカ作成のヒントを得てください。

例文1. アルバイトのガクチカ

例文

私は、大学1年から続けた定食屋での接客アルバイトに注力しました。

平日の夕方は常に混雑しており、来店された方を待たせない工夫が必要でした。

私は注文から提供までの動線を見直し、スタッフ間の連携手順も提案して改善を行いました。
特に新人の教育に力を入れ、マニュアルを作成するなどの環境整備を実施しました。

その結果、料理の提供時間が平均3分短縮され、顧客満足度アンケートの「非常に満足」が2割増えました。
経験を通して得た現場の分析力と実行力は、チームで成果を出す力につながっていると感じています。
状況を正確に捉えて、柔軟に行動を変える姿勢を今後も活かしていきたいです。

例文2. ゼミのガクチカ

例文

私は、教育心理を扱うゼミでの研究活動に力を入れて取り組みました。

子どもの非認知能力に関するテーマを扱い、文献調査や現場ヒアリングを通して仮説を立て、論証を進めました。
特にメンバーの進捗管理と役割分担の最適化に注力し、期限を守りながら質の高い内容に仕上げるよう心がけました。
途中、意見の対立や情報の偏りに悩む場面もありましたが、冷静にファシリテーションすることで全体のバランスを保ちました。

最終的に発表では教授陣から「分析の切り口が鋭い」と評価をいただきました。
この経験を通じて、協働における調整力や課題発見の視点が養われたと感じています。
相手の立場を尊重しながら議論を前に進める力を活かしていきます。

例文3. 資格勉強のガクチカ

例文

私は、IT分野への関心からITパスポートの資格取得を目指して学習を継続しました。

当初は専門用語の理解に苦戦し、過去問の正答率も思うように上がらず、独学の限界を感じていました。

そこで学習アプリの活用やSNSでの勉強仲間との交流を通じて、知識の定着を図る方法を模索しました。
1日2時間の学習を3か月継続した結果、模擬試験では80点以上を安定して取れるようになり、本番でも一発合格を達成しました。

この取り組みから、自ら目標を設定し、行動に移す計画力と継続力が身についたと実感しています。
今後も新しい領域に挑戦し、粘り強く取り組む姿勢を仕事でも大切にしていきたいです。

例文4. 部活のガクチカ

例文

私は大学のバスケットボール部に所属し、副キャプテンとしてチーム強化に尽力しました。

練習の質が試合結果に直結していたため、練習内容の見直しと目標管理を担当しました。

特に、守備の強化に焦点を当て、練習後に映像を見ながらフィードバックを共有する仕組みを導入しました。

その結果、県大会では初戦を突破し、部としては5年ぶりのベスト8入りを果たしました。
役割を果たすうえで、周囲との信頼関係や状況に応じたリーダーシップの重要性を強く学びました。
個々の能力だけでなく、組織全体の力を高めることの意義を実感できた経験でした。
この学びを活かし、組織の中で成果を出せる社会人を目指していきます。

例文5. 留学のガクチカ

例文

私は、語学力と異文化理解を深めるため、カナダへ半年間の留学に挑戦しました。

現地では英語に自信が持てず、授業で発言することすら避けていた時期がありました。
このままでは何も得られないと感じ、毎日一言でも質問するという目標を立てました。

授業外でも積極的にイベントに参加し、他国の学生との交流を重ねるうちに自信がつきました。

最終発表では自ら司会を務め、「変化を恐れずに踏み出す力がある」と教員から評価を受けました。
この経験から、新しい環境でも一歩踏み出す勇気と、行動を継続する意志が備わったと感じています。
今後も、挑戦を恐れず行動できる自分でありたいです。

まとめ

「学生時代に力を注いだこと(ガクチカ)」は、就活において自分の価値観や人柄を伝える重要な項目です。

企業が注目しているのは成果だけでなく、その背景や取り組みの過程、そこから得た学びです。

本記事では、評価されるガクチカの書き方や注意点に加え、参考となる具体例も紹介しました。

表現を工夫し、企業ごとに適切なアピールができるよう意識することが、選考通過の鍵となります。

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