はじめに
ガクチカが思い浮かばない人は、一人暮らしをガクチカにしようとしている人もいるかもしれません。
しかし、これはいばらの道になってしまう可能性があるので、よく考えてから選んだほうが良いです。
そこで、一人暮らしをガクチカにした場合、何が難しいと言われる要因なのかを紹介します。
ガクチカとは何か
ガクチカは学生時代に力を入れたことです。
そして、人によってはガクチカに一人暮らしを書きたい人もいるのではないでしょうか。
しかし、 学生時代に一人暮らしを頑張ったエピソードというのは、企業側からすれば、少し弱いエピソードと言えます。
エピソード力という言葉が飛び交うくらいにエピソードの内容は重要になっていますので、あえてガクチカという場で一人暮らしをアピールするかといったところではないでしょうか。
確かに学生時代というのは、一人暮らしが初めてで、学べることがたくさんあります。
しかし、一人暮らしを頑張ったからといって、企業で役立つかといえば疑問です。
ガクチカというのは、あくまでも 学生時代に頑張ったことを通じて、企業へ貢献できる人間かを見る場所なので、一人暮らしをアピールしたところで、相手に刺さらない可能性があります。
中には評価してくれる人もいるかもしれませんが、あえて危険な橋を渡るほどでもないと言えます。
間違いやすいパターン
ガクチカで一人暮らしはエピソード力が弱いことがわかりましたが、間違いやすいパターンとして、学生時代のエピソードを話してしまう場合です。
学生時代のエピソードを話すこと自体は問題ないのですが、 単純に学生時代にあったことを詳細に説明するだけのガクチカを書いてしまう人もいるのです。
これは本当に多い勘違いパターンになっていて、ガクチカの本質を理解していません。
まず、覚えておきたいのが企業側は、あなたの学生時代に何をしたのか、何を思ったのかなど単純なことを聞きたいわけではありません。
特定の出来事に対して何を思ったかのエピソードの延長線上に興味があるのです。
ガクチカの延長線上には、あなたの考え方や人間性、論理的思考などがありますので、そういったものがわかるような組み立てをしなければ、相手に伝わりにくいガクチカとなってしまうのです。
NG例①
ガクチカのNG例をわかりやすく例を挙げて説明すると、 4年間貯金を頑張ったというガクチカです。
これはそもそも学生の本分を理解していないことになり、大学生として学んでいるのは、勉強を頑張るためであって、一人暮らしを頑張るためでも、貯金を頑張るためでもないのです。
貯金を頑張るのは、大学を卒業して、素敵な会社に就職した後でも十分に間に合います。
4年間倹約生活を行ったというのは、あきらかに着眼点を間違っていますので、 物事の本質を読めない人間と思われてしまう可能性もあります。
物事の本質を読めない人間というのは致命的とも言えて、企業側には嫌われてしまうパターンなので、十分に注意しましょう。
また、4年間貯金を頑張ったというエピソードは、あまりにも弱いと言えるでしょう。
NG例②
もう一つのNG例を出すと、健康的な生活を送るために、毎日自炊を頑張ったというガクチカもあります。
これも典型的な失敗例と言えて、毎食自炊をするために頑張ったというのは、企業側からすれば、 それは普通なのではないかという印象しか与えません。
普通のことを普通に語ってしまうというのは、ガクチカで最もやってはいけないパターンとも言えますので、十分に注意してください。
こちらのパターンもガクチカの意味を理解していないと捉えられてしまうので、とてもリスキーな回答と言えるでしょう。
ガクチカで一人暮らしはあり?なし?
ガクチカで一人暮らしはありなのか、なしなのかの結論を考えています。
まずは、ガクチカで一人暮らしを選択する人は、 簡単な質問を難しく捉えてしまう傾向があると言えるでしょう。
なぜならば、ガクチカで一人暮らしをアピールするというのは、相手の理解を得られにくいからです。
完全にはしではありませんが、内容と伝え方が非常に難しくなってくると言えます。
注意点
仮にガクチカで一人暮らしのことを書こうと思っているなら、注意すべき点を紹介します。
ちょっとした注意点を守らないだけで、台無しになってしまう題材なので、十分に注意してください。
まず、一人暮らしをガクチカでアピールするなら、一人暮らしから学んだことを明確にする必要があるでしょう。
さらに、ガクチカの基本として結論ファーストを重視する必要もあります。
また、一人暮らしをガクチカでアピールする場合は、なぜその行動を取ったのかが不明瞭になりやすいので、この点も注意する必要があるでしょう。
①話す内容で学んだことを入れる
まず一人暮らしをガクチカで話すと難しいと言われる内容は生活に関するジャンルであり、エピソード内容がいたって普通のことになってしまいやすいです。
つまり、一人暮らしのガクチカは、エピソード力が弱いとも言えるでしょう。
そこで重要になってくるのは、 一人暮らしから得られた学びを徹底的に抜き出してみることです。
たくさん抜き出して、その中から相手が響くと思われるエピソードを厳選する必要があるでしょう。
ここまでやっても弱い可能性がありますので、慎重に選ぶ必要があります。
また、一人暮らしで学んだことが、社会に出てから役立つという確信につなげられるものであるというのも重要です。
②結論ファーストやなぜその行動をとったのか
一人暮らしをガクチカにする場合は、内容が弱いのはある程度許容する必要があるかもしれません。
そのため、内容以外のなんらかのスペシャルが必要になってくるでしょう。
そして、それがなんなのかを考えてみると、論理性のあるエピソードという部分になります。
ここでも重要になってくるのが 結論ファーストで、結論をしっかりと相手に印象づけたうえでの、論理的な思考で語ってみてください。
そうすることによって、一人暮らしでも得られることがあるという点をアピールすることができます。
むしろ、いたって普通のエピソードを納得のエピソードにしたということが評価されるかもしれません。
まとめ
一人暮らしをガクチカとして採用する際の難しさがわかったのではないでしょうか。
決して、なしと言いきることはできませんが、エピソードとしてはかなり弱くなるという点を理解していなければなりません。
だからこそ、エピソード以外のスペシャルが必要になってきます。
それが何かを捉えるかがこのガクチカのポイントになってくるでしょう。