Webデザイナーの面接はどうしたら受かる?よく聞かれる質問とポイントを解説

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

「Webデザイナーの面接って、いったい何を聞かれるんだろう?」「ポートフォリオ以外に、どんな準備をすればいい?」

Webデザイナーを目指す就活生にとって、面接は大きな不安の一つですよね。

特にデザインという専門職の面接では、一般的な面接対策に加えて、業界特有のポイントがあるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、Webデザイナーの面接を突破するために知っておくべきポイントや、よく聞かれる質問と回答例を徹底的に解説します。

未経験からの挑戦であっても、事前にしっかり準備をしておけば、面接官にあなたの思いやスキルをしっかり伝えることが可能です。

Webデザイナーの面接試験のポイント

Webデザイナーの採用面接は、他の職種と少し異なる特徴があります。

企業が見ているのは、PhotoshopやIllustratorが使えるといった表面的なスキルだけではありません。

それ以上に、「入社後、デザイナーとして活躍し、貢献してくれるか」という可能性を判断しようとしています。

そのためには、単にデザインが「得意」というだけでなく、「なぜ、自社(弊社)のデザインに貢献できると考えたのか」を論理的に説明できるかが重要になります。

面接官は、あなたのポートフォリオという「実績」と、あなたの「人柄や考え方」が、自社のチームやクライアントの課題にどう活かせるかを知りたいと思っています。

的を射た準備が合格への鍵です。

合格するには業務に対する理解が必要

多くの就活生が誤解しやすいのですが、Webデザイナーの仕事は、ただ見た目が「良い」サイトを作ることだけではありません。

実際の業務では、クライアントや自社のサービスが抱える「課題」をデザインの力で解決に導くことが求められます。

例えば、ただデザインを作成するだけでなく、なぜそのデザインにしたのかを説明するコミュニケーション能力や、エンジニアと連携してコーディング(HTML/CSSなど)の対応を行うこともあります。

面接では、「Webデザイナーという職種の業務をどの程度理解しているか」「入社後、チームの一員として具体的にどういった働き方で貢献してくれるか」を確認されます。

企業の求人情報や制作実績をしっかりと見て、その会社で働くことのイメージを具体的に持っておくことが必要です。

予想できる問題はあらかじめ練習する

Webデザイナーの面接で聞かれる質問は、ある程度決まっています。

「志望動機」や「自己PR」はもちろん、「ポートフォリオの説明」は必ず求められると思っておくべきです。

これらの「予想できる質問」に対しては、あらかじめ「自分の言葉」で答えを準備し、声に出して練習しておきましょう。

特にポートフォリオの紹介は、どの制作物について聞かれても、「なぜそのデザインにしたのか(課題と解決策)」「作業の中で何を意識したか」「どのくらいの時間がかかったか」をスムーズに説明できるよう準備することが重要です。

事前に練習をおき、しっかりと準備することで、当日の緊張が和らぎ、面接官にも「ちゃんと対策してきたな」という良い 印象を与えることができます。

Webデザイナー面接のよくある質問と回答例

ここからは、Webデザイナーの面接で実際によく聞かれる質問と、その回答例を紹介します。

ただし、重要なのは回答例を丸暗記することではありません。

面接官が「何を知りたいのか」という質問の意図を理解し、あなた自身の経験や考えを伝えるための「参考」として活用してください。

自分の言葉で語ることが、何よりも相手の心に響きます。

志望動機について

「なぜ、Webデザイナーという職種を目指したのですか?」「多くのWeb制作会社がある中で、なぜ弊社を志望されたのですか?」

これは、あなたの「熱意」と「企業への理解度」を確認するための最重要 質問です。

「Webデザインを勉強したから」だけでは理由になりません。

NG例:「業界が成長していると感じたからです」「御社のサイトがかっこいいと思ったからです」

良い例:「私がWebデザイナーを目指すのは、大学で学んだ情報デザインの力を活かし、情報が伝わり やすい サイト作りで貢献したいと思ったからです。

特に御社を志望したのは、自社 サービスである〇〇の『~という課題を解決する』という考えに深く共感したためです。

私もぜひ、そのプロジェクトの一員として、〇〇の改善に貢献したいと思い、応募いたしました」

→ 企業研究をしっかりと行い、「なぜ、あなたの会社でないといけないのか」を具体的に伝えましょう。

入局後の抱負について

「入社 後、どのようなデザイナーになりたいですか?」「今後、どんな スキルを身につけていきたいですか?」

これは、あなたの「成長意欲」や「キャリアプラン」を知るための質問です。

未経験や新卒の場合、「勉強させていただきたい」という姿勢も大切ですが、それだけでは受け身な印象を与えてしまう 可能性があります。

NG例:「先輩 上司の方々から、多くのことを勉強したいです」

良い例:「はい、まずは御社の業務の流れやデザインの特徴を一日も早く身につけ、戦力になれるよう努力します。

将来的には、デザインスキルだけでなく、マーケティングの情報も勉強し、クライアントの課題をより深く 理解し解決できるデザイナーとして活躍したいと考えています。

特に〇〇(企業の得意分野)のプロジェクトに関わり、貢献したいです」

→ 入社を「ゴール」ではなく「スタート」と捉え、具体的な目標をポジティブな言葉で伝えましょう。

自己PRについて

「あなたの強みや、得意なことを教えてください」「学生時代に力を入れたことは何ですか?」

これは、あなたの「人柄」や「スキル」が、会社の雰囲気や業務にマッチするかを判断するための質問です。

Webデザイナーに求められる能力(例:課題発見力、コミュニケーション 能力、継続して勉強する力)と、自分の経験を関連づけてアピールしましょう。

良い例:「私の強みは、課題 改善に向けて粘り強く 作業を続けられる点です。

学生時代、〇〇の制作において、当初は思うようなデザインができませんでした。

しかし、関連書籍を読み、先輩にアドバイスをもらいながら試行錯誤を続けた結果、〇<wbr/>(具体的な成果)を達成できました。

この経験を活かし、御社でも常に より 良い デザインを目指し、貢献していきたいと思っています」

→ ポートフォリオの制作 実績を見せながら、どのような工夫(例:Photoshopの活用)をしたかを説明するのも良いでしょう。

時事問題について

「最近、気になったWebサイトやサービスはありますか?」「Web業界の最新 トレンドについて、どう 思いますか?」

この質問は、あなたが「Webデザイン 業界のトレンドや情報に常にアンテナを張っているか」「デザインについて自分なりの考えを持っているか」を確認するためのものです。

NG例:「あまり ありません」「特に 意識していません」

良い例:「はい、最近 気になったのは〇〇というサービスです。

特に〇〇のUI(ユーザーインターフェース)が印象的で、なぜ そうしたデザインにしたのかを自分なりに分析してみました。

今後は、AIを活用したデザインがトレンドになると感じており、自分も関連 記事をチェックするなど勉強を続けています」

→ 日頃から情報収集をおき、自分の意見を持つように意識しましょう。

「かっこいい」と感じただけでなく、「なぜ 良いと思ったのか」を説明できると評価が高いです。

基本的な面接突破の方法

Webデザイナーとしてのスキルやポートフォリオの内容も重要ですが、面接は「人と人」のコミュニケーションの場です。

どんなにデザイン スキルが高くても、基本的なマナーや対応ができていないと、「一緒に働きたい」とは思われにくいものです。

技術的なアピールと同じくらい、基本を意識しましょう。

面接官の質問を理解し対応する

面接で一番やってはいけないNG 対応は、「質問の意図を理解せず、自分が言いたいことだけを話してしまうこと」です。

面接官が聞いているポイント(例:スキルについて聞いているのか、経験について聞いているのか)をしっかり 理解し、的を射た回答を心がけましょう。

転職の場合は、前の会社を辞めた理由(退職 理由)を聞かれることも多いですが、ネガティブな言葉は避け、「ポジティブな目標(キャリアアップや成長)のため」という形で伝えるのがおすすめです。

結論から先に話し、その 後で具体的な理由や例を説明すると、相手に伝わり やすくなります。

丁寧にはっきりと声を出す

面接では、丁寧な言葉遣いと、はっきりとした声で回答することを意識しましょう。

自信がないと思っていなくても、声が小さいと「あまり 意欲がないのかな」と思われてしまう 可能性があります。

対面でもオンライン(Web面接)でも、姿勢を良くし、相手の目(カメラ)を見て話すことで、良い 印象を与えることができます。

面接の流れの最初と最後の挨拶(「本日はよろしく お願いします」「ありがとうございました」)も、しっかりと行うことが基本です。

初めての面接で緊張してしまうのは仕方ありませんが、丁寧な対応を心がけましょう。

自分の言葉で回答する

この記事でも回答 例を紹介していますが、それはあくまで「参考」です。

インターネットや書籍に載っている答えをそのまま 言ってしまうと、面接官にはすぐに見抜かれてしまいます。

あなたがなぜWebデザイナーを目指し、どんな 思いで勉強や制作に取り組んできたのか。

それはあなただけの経験です。

未経験であっても、自分の経験に基づいた「自分の言葉」で一生懸命 伝えようとする姿勢こそが、採用 担当 者の心を動かします。

うまく 言わ なくてもいいので、自分の考えをしっかり 伝えることを重視してください。

Webデザイナーの面接試験の注意点

面接では、回答 内容 以外の部分もチェックされています。

「そんな ところを見 て いるの?」と思う ポイントで減点されてしまうのは非常にもったいないです。

Webデザイナー 志望 者が特に 気をつけたい注意 点をまとめました。

事前に確認し、万全の状態で臨みましょう。

服装や髪に気をつける

Web業界やデザイナー 職は、服装が自由な会社も多いため、「面接時の服装」に悩む 人も多いでしょう。

「私服でお越しください」と言われたケースでも、Tシャツやジーンズのようなラフすぎる格好は避けるのが無難です。

新卒の場合は、基本 的にリクルートスーツで問題ありません。

企業の雰囲気に合わせるのが一番ですが、何よりも「清潔感」が重要です。

スーツやシャツのシワ、髪の乱れ、寝癖などがないか、面接の前に必ず チェックしましょう。

デザイン系のポジションであっても、ビジネスの場であるという意識が大切です。

態度と姿勢

面接 中の態度や姿勢は、あなたの熱意や人柄を表します。

椅子に浅く 腰掛けて背筋を伸ばすだけで、ポジティブな印象を与えることができます。

逆に、猫背だったり、貧乏ゆすりをしたり、腕を組んだりする姿勢は、無意識でもNGです。

また、面接の最後に「何か 質問はありませんか?」と聞かれる「逆質問」の時間は、絶好のアピール チャンスです。

「特にありません」と答えるのは、意欲がないと思われてしまうので避けましょう。

求人 情報やサイトを見て気になった点(例:「入社 までに勉強 して おく べき ことはありますか?」「実際のチームの雰囲気を教えてください」)など、最低2~3個は準備 して おくことをおすすめします。

面接練習はAIでするのもあり!

「面接の準備をしたいけど、相手がいない」「いきなり 人に見てもらうのは不安」と思っている方におすすめなのが、AIを活用した面接 練習です。

最近では、AIが面接官 役となり、よく ある 質問を投げかけてくれたり、あなたの回答を録音・分析して改善 点を教えてくれたりするサービスも多くあります。

AI 活用のメリットは、時間や場所を選ばず、何度でも練習できる点です。

自分の回答を客観 的にチェックし、「もっと こう 言ったほうが伝わり やすいかも」と改善を重ねることができます。

初めての面接で緊張 しやすい 人は、ぜひ 活用 してみるといいでしょう。

ただし、AIはあくまで 練習 相手。

最終 的には「人」とのコミュニケーションであることを忘れずに。

おわりに

Webデザイナーの面接 対策について、網羅 的に解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

まとめると、重要なポイントは「業務への理解」「ポートフォリオを通じた実績の説明」「自分の言葉での熱意のアピール」そして「基本的なコミュニケーション 能力」です。

面接は、企業があなたを判断する場であると同時に、あなた 自身が「本当にこの 会社で働きたいか」を見極める場でもあります。

しっかりと準備を行うことで、不安は自信に変わるはずです。

この記事が、Webデザイナーを目指す あなたの力に少しでもなれば幸いです。

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