理系もtoeicを取ると就職活動で有利になる?メリットや注意点を徹底解説!

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はじめに

多くの企業が就活生に英語力を求めています。

社会人になってからも、昇進したり希望の部署に異動したりするために、英語が必要になるときが来る可能性は高いです。

これは文系の学生に限らず、理系の学生にも言えることですが、いくつか注意しなければならない点もあります。

今回は、理系学生がTOEICを受けておくメリットや注意点をご紹介します。

TOEICを受けようか迷っている方や、どれぐらいのスコアを取っておけば就職活動で有利になるか知りたい方はぜひ参考にしてください。

【理系のTOEICは就職に有利?】理系学生でもTOEICは受けるべき

現代はグローバル化が進み、日本の企業に就職しても英語力が必要になる可能性が高い時代です。

そのため、理系学生でも将来仕事で英語が必要になる可能性は十分考えられます。

入社後に一定のスコアをクリアするよう義務付けている、また昇進や昇給の条件にTOEICのスコアも含めているといった企業も少なくありません。

そのため、理系学生もTOEICを受けておくことをおすすめします。

就職活動におけるアピール材料にできるだけでなく、社会人になってからもTOEICのスコアや英語を学んできた経験が役に立つでしょう。

しかし、就職活動や卒業研究などと並行して英語を勉強するのは、相当大変なことです。

できるだけ早いうちから英語を勉強しておき、就活が本格化する前に試験を受けてみてください。

【理系のTOEICは就職に有利?】理系学生がTOEICを受けるメリット

次に、理系学生がTOEICを受けておくメリットを、キャリアの観点から4点ご紹介します。

就職活動で少しでも良い企業から内定をもらいたい方・自分のキャリアについてできるだけ広い可能性を持っておきたい方は、ぜひTOEICを受けておきましょう。

理系企業による評価が高くなる

TOEICのスコアを評価する理系企業は多いです。

特に、全国規模の企業や有名企業であるほど海外に赴任する可能性は高いと言えます。

また、海外の企業と技術提携などをする可能性もあり、社員に高い英語力を求めることも考えられます。

自動車関連の企業などは、その代表的な例でしょう。

そのほかの業界でも、社員の英語力を人事評価の項目に加えている企業は決して珍しくありません。

昇進・昇給時にTOEICのスコアが必要となる企業もあり、そういった企業を志望するなら学生のうちにクリアしておく方が有利です。

社会人になってからも英語の勉強はできますが、残業がある繁忙期はなかなか自分の勉強を進めるのが難しくなってしまうでしょう。

特に将来海外で働く希望のある方は、海外で英語力が通じると判断されるレベルのスコアが必須です。

文系職で有利となる

理系学生でも、必ず理系の職種に就くというものではありません。

文系・理系問わず、幅広い学生を募集している業界もありますし、たとえ文系学生を中心に採用する企業でも、理系の学生をある程度採用しておきたいと考える企業は多いです。

文系の方が多く受ける企業を狙う場合、TOEICを取っていると文系学生より有利に就職活動を進められることがあります。

理系の人材は、特にIT・医療など需要が伸びている業界から熱望されており、さらに英語力があるとなれば注目を浴びやすいです。

理系の学生が持つ強みと英語力を兼ね備えた人材は、市場が高度化・グローバル化している現代社会において貴重な存在と言えます。

しかし、中途半端なスコアだと良いアピール材料にはならないでしょう。

特に語学力を武器に選考に臨む文系学生の場合、学生のうちからビジネスで通用するレベルの英語スキルを持っていることがあります。

理系の方も好スコアを取り、文系学生と比べても遜色ないレベルの英語力を持っていることを示すことが大切です。

エントリー時に応募条件となる企業がある

外資系・商社・大手メーカーなど、海外出張・海外赴任の可能性が高い企業の場合、エントリー時の英語力が勝負を分けることがあります。

人気企業ではすべての学生を面接できず、エントリーシート提出の時点である程度の「足切り」を行わなければなりません。

足切りの基準は企業によって異なりますが、TOEICのスコアで判断する企業も多いです。

具体的には、○点以下の学生はエントリー時点で落とすといったものが考えられるでしょう。

もちろんこうした考え方をする企業は、その後もどの学生を選ぶか迷ったときに英語力を決め手にする可能性があります。

いずれにせよ、TOEICのスコアが高い学生は有利になると言えるでしょう。

海外に活動の幅を広げたいと考えている方は、ぜひTOEICの勉強を進めておくようにしてください。

努力を評価される可能性がある

TOEICのスコアそのものだけでなく、良いスコアを取るために努力してきたこと自体を評価してくれる企業もあります。

留学や将来海外で働くことを目標に一生懸命勉強したこと・工夫してスコアを挙げたことをアピールしましょう。

苦手分野を克服するための努力を、問題解決力や分析力と絡めて自分の強みと話すこともできます。

グローバル化に対応できる人材であることを認めてもらうためには、600点以上のスコアをエントリーシートや履歴書に書きたいところです。

ただし人気企業・英語必須の企業は、もっと高いスコアを書かないと評価されない可能性もあります。

その企業が求めるレベルのスコアを取るために努力してきたのなら、その過程をアピール材料にできないか考えてみてください。

【理系のTOEICは就職に有利?】注意点

次に、理系学生がTOEICを受験して就職活動に挑むうえでの注意点をご紹介します。

TOEICの成績が良いのは強力な武器になりますが、就職活動は総合力が勝負です。

英語力以外の点でもアピールできるよう、充実した学生生活を送り少しでも多くの経験を積みましょう。

TOEICのスコアで内定率が上がるわけではない

TOEICのスコアは英語力を示す指標ではありますが、あくまで書類に書ける数字にすぎません。

いくらスコアが高くても、それだけで内定率が上がるわけではなく、そのほかの能力も見られたうえで総合的に判断されます。

TOEICのみに重点を置き、就職活動を進めていくのは大きなリスクがあるためおすすめできません。

アルバイトや部活動など、さまざまなアピール材料を用意しておくことが大切です。

また、TOEICを武器に就職活動をする場合、留学など英語に関連する経験も話せるようにしておくと良いでしょう。

就職活動のために英語を勉強しているのではなく、「ネイティブの方と実践的な会話がしたい」「海外で仕事をしたい」といった意欲を持っていることを示せます。

TOEICのスコアを重視しない企業もある

すべての企業がTOEICのスコアを重要な評価材料にしているわけではありません。

海外に拠点を持たない企業などは、それほど英語力を重視していない傾向にあります。

そのため、TOEICのスコアが必ずしも評価されるわけではないことを頭に入れておきましょう。

TOEICを武器にするかどうか、応募先企業の業種や海外事業展開の規模によって判断するようにしてください。

ただしTOEICのスコアを重視しない企業に応募する場合も、履歴書・エントリーシートにTOEICのスコアを書いておく意味はあります。

英語の勉強ができること・仕事や勉学に前向きに取り組めること自体を長所としてアピールすることはできるので、好スコアならぜひ書類に書いておきましょう。

もちろん、ほかにその企業で評価される資格があるならそちらも一緒に記載してください。

対策に時間がかかる

TOEICのスコアを伸ばすためには、どうしても一定期間集中して勉強しなくてはなりません。

学業・就活と並行してTOEIC対策を進めるのは大変で、特に卒業研究で時間が取られる理系学生はさらに忙しくなってしまうでしょう。

中途半端な勉強時間しか取れないと、就活で有利になるレベルまでスコアを伸ばせない可能性もあります。

希望する就職先によっては、TOEICのスコアでアピールするのを諦め、ほかの長所で勝負した方が内定に近づくかもしれません。

十分な勉強時間が取れるか不安な方や、TOEICが必要な企業以外を受ける方は、TOEICにかける時間をほかに回すことも検討しましょう。

インターンシップへの参加・PCスキルの向上など、TOEIC以外でも時間をかけて取り組むものは多々あります。

志望業界を考え、どの対策が自分の就活に有利になるか検討してみてください。

【理系のTOEICは就職に有利?】TOEICボーダーライン(理系企業)

実際のところ、どのぐらいのスコアを取っていれば理系企業への就職に有利になるのでしょうか。

以下に、500~800点まで100点刻みで、TOEICのスコアと就職の関連性について詳しく解説していきますので参考にしてみてください。

TOEIC500点は書く必要なし

TOEIC500点は理系学生の平均スコアで、英語が得意というアピール材料にはなりません。

この程度の点数であれば、履歴書に書く必要はないと言えるでしょう。

逆に、外資系企業など英語が得意な方が多く応募する企業の場合、500点代は周りに比べて見劣りする点数になってしまう可能性さえあります。

自信がない場合、無理にTOEICのスコアを履歴書に書かなくても大丈夫です。

英語について面接で聞かれた場合も、「これから勉強します」と正直に答えましょう。

しかし、TOEICのスコアを入社後の昇進の条件にしている企業は多くあります。

入社後に困らないよう、500~550点を目指して勉強しておくのは良いことです。

大学入試をクリアした方なら500点は高すぎる目標ではなく、コツコツ勉強を続ければクリアできるレベルでしょう。

TOEIC600点は履歴書に書ける

600点は、理系学生の中では十分に高いスコアで、履歴書に書くことは一定の英語力を持っているアピールになります。

就活で有利になれるレベルのスコアを目指すなら、600点を第一目標にしてはいかがでしょうか。

しかし、語学力を自分の長所とアピールするにはやや不足する点数です。

将来は海外で働く目標があり、英語を勉強している最中であると話し、今後もさらに上積みできるということを端的に述べましょう。

理系の企業では、課長・部長といった管理職への昇進で600点ほどのスコアを求められることがあります。

600点あれば、ある程度海外の方とも意思疎通を図れるようになるでしょう。

しかし、本格的に海外で働きたい方や、ビジネス英会話をマスターしたい方は、600点以上のスコアを目指し勉強を続ける必要があります。

TOEIC700点はアピールになる

TOEIC700点は、受験者の中で上位30%に入るほど良い成績です。

理系学生であればなおさらアピールできるので、ぜひ履歴書やエントリーシートに記載しましょう。

700点代の点数なら、英語ができるグローバル人材であると評価されやすくなります。

ただし、外資系の商社などビジネス英語が必須の企業では、入社後にスコアの上積みを求められるでしょう。

将来海外勤務の希望があるなら、今後も英語の勉強を続け、ネイティブとビジネス英会話がこなせるレベルに到達する目標も掲げたいところです。

なお、TOEICをいち早く社員にノルマとして課した企業の「楽天」では、内定後入社までに800点を取るよう求めています。

選考時点で700点は十分評価されるスコアですが、さらに勉強が必要な場合もあることを覚えておきましょう。

TOEIC800点は企業からの印象が良くなる

TOEIC800点は、文理問わず非常に高いスコアとして評価されるので、必ず履歴書・エントリーシートに書いておくべきです。

面接の際、海外業務・海外赴任への興味・意欲を問われる可能性も高いでしょう。

一般企業志望であれば、無理に800点を目指す必要はありませんが、外資系企業に行きたい方は800点を目標に勉強することをおすすめします。

しかし、TOEICの満点は990点であり、専門用語も交えた本格的なビジネス英会話・アカデミックな会話をするなら、800点代の方でも苦労することがあるでしょう。

「通じる」レベルで満足するのではなく、英語だけで何不自由なく仕事ができるようになりたい方は、800点を取ってからも勉強を続ける価値があります。

900点以上となれば、めったに見られないレベルの語学力を持つ人材とみなされるほか、将来の転職にも有利です。

まとめ

理系の学生も、TOEICのスコアが高いほど就職活動で有利になることは間違いありません。

しかし、TOEIC対策だけに力を入れるわけにはいかないため、自分が勉強に使える時間を確認し、目標スコアを設定しましょう。

外資系企業・大手商社などを狙うなら、1〜2年生のうちからコツコツ勉強を続け、700〜800点を目標にするのがおすすめです。

高得点を狙う場合は苦手分野があると厳しいので、まずは基礎の勉強から始めてはいかがでしょうか。

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