HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
日頃からネイルにこだわりのある女子学生は少なくないですが、就活中にネイルアートはどうすればよいのでしょうか。
就活中の服装や髪型、メイクにマナーがあるように、就活中のネイルもマナーを守ることが必要です。
今回は就活中のネイルのマナーについてご紹介します。
就活中は手元も見られている
就活中は企業の受付で入館申請書を書いたり、面接で履歴書を出したりするなど、気づかないうちに手を見せる機会があるものです。
就活時の服装やメイクは他の人とそこまで差が出ないため、それ以外の違いが目立つ可能性があります。
例えば、指先や爪もそのひとつです。
就活では清潔感と明るさが好印象を持たれます。
手や指先がひどく荒れていたり爪先に汚れが挟まっていたりすると、清潔感が損なわれるので注意しましょう。
「個性を出すために派手なネイルがよいのではないか」と考える人もいるかもしれませんが、個性的なネイルは就活向きではありません。
就活中は、基本的に自爪の方がよいでしょう。
特にネイルを避けた方がよい業界は下記の3つです。
・食品業界
食品を扱う仕事では衛生管理が欠かせません。
また異物の混入などにも細心の注意を払っています。
食品を扱う仕事に就きたい人は、業界の求める人材として、清潔さを重視して、自爪や指先のケアを行いましょう。
・金融業界
金融関係の仕事では“信頼の持てる人か”が重要になります。
ネイルをしていると信頼できないというわけではありませんが、誠実さや真面目さを示すたしなみとして、就活中からネイルは避けた方がよいでしょう。
・医療・介護業界
医療や介護では、人のケアを行うため清潔さを保つことが重要であることはいうまでもありません。
また人に直接触れる機会が多いため、人を傷つけないように爪の手入れをする配慮も必要です。
医療や介護業界で働きたい人は、ネイルはしないようにしましょう。
ただし、ネイルをした方がよい場合もないわけではありません。
日頃からネイルをしている人は、自爪が脆くなり荒れている場合があります。
自爪の見た目があまりにも気になる場合は、ネイルをすることで自爪の荒れを隠すことができるでしょう。
またファッション業界の中でもファッション誌の編集部では、個性を出せない一般的な就活スタイルの中にも、美に対する意識を見せた方がよいこともあります。
ただしこの場合でも派手なネイルはNGです。
また同じファッション業界であっても、例えば洋服の製造販売を行っている企業とファッション誌編集部では求める人材ニーズが違います。
ファッション業界だからネイルがいいわけではなく、求めるニーズを見極めることが必要です。
就活向きのネイルとは
就活中は基本的には自爪のままでいることをおすすめしますが、手入れの行き届いた爪は“身だしなみのひとつ”として清潔感や健康さといった印象を相手に与えることができるでしょう。
清潔感がある人は、同僚や顧客に好印象を与えます。
また健康さのある人は職場に活気を与え、意欲をもって取り組んでくれるバイタリティを感じさせるのです。
服装や髪型が似通ってしまう就活生だからこそ、爪や指先などの細かな部分に気を使えると、好い印象を残すことができるかもしれません。
OB訪問などでネイルをする際は、最低でも就活向きのネイルにしましょう。
爪の長さ・形のマナー
就活向きネイルの形と長さは、どのようなものが好まれるでしょうか。
爪の長さは、長すぎても短すぎてもよくありません。
理想は指先から1~2mm程度伸びているくらいが理想です。
長すぎる爪は身だしなみが行き届いていない印象になります。
短すぎる爪の場合、本来なら爪の下に隠れている弱い皮膚が露出します。
この端は皮がめくれて白く見えることが多く、清潔感を損なってしまうのです。
爪の形は人によって違いますが、指に沿ったラウンドカット型が美しく見えるのでおすすめです。
先端は尖らせず、丸みを感じさせる程度の方が品があります。
「自然のままが一番」と考えるひともいるかもしれませんが、まったく整えていない爪はガサツな印象を与えてしまうこともあるので注意しましょう。
【就活向きの爪の長さ・形】
・長さは1~2mm程度
・形は指の形に沿ったラウンドカット
・先端は尖らせず丸みを持たせる
爪の色のマナー
就活時にネイルをする場合、色は最も大事な要素になります。
就活向きのメイクはナチュラルメイクですが、就活向きのネイルもベージュや淡いピンクなど肌なじみのナチュラル系カラーがおすすめです。
色は単色で、フレンチやグラデーションなどの装飾はしないようにしてください。
トップコートのみをつけるのもよいでしょう。
【就活向きのネイルの色】
・ベージュや淡いピンクなどナチュラル系カラー
・色は単色で装飾はしない
・トップコートのみでもOK
清潔感のある爪を作るためのネイルケア
清潔感は、ネイル周りのケアをするだけでも生まれます。
白くなった甘皮やささくれをキレイに取り除いたり、指や手肌のキメを整えたりすると、清潔感がアップするでしょう。
甘皮の処理を自分で行うのは難しいものです。
失敗するとかえって見た目が悪くなってしまいます。
専用の器具を使用するか、ネイルサロンで処置してもらうとよいでしょう。
爪の形や長さをキレイに整えたいときは、ネイルを削るためのやすりを使用するとキレイにすることができます。
また爪の表面を磨く際は、専用の爪とぎを使いましょう。
爪とぎは目の粗いものから細かいものへと順番に使っていくと、自爪でもキレイな艶を出すことが可能です。
爪の間の汚れは、専用のブラシを使って取ることができます。
爪と指の間に挟まった汚れを、もう一方の手の爪で取ろうとすると、取った爪に汚れが移動してしまうことがあります。
つまようじや針金などで取ろうとすると、爪の内側に傷がついたり、指から出血してしまったりするかもしれません。
爪の間の汚れ落としには、専用のブラシを使用しましょう。
整えた爪を保持するためには、ネイル専用のオイルで保湿するとよいでしょう。
ネイル専用のオイルがない場合は、保湿系のオイルやクリームを塗っても代用できます。
ハンドケアにも気を配ろう
爪のケアをすると、手にも注目を集める可能性が高まります。
爪をキレイにしたら、同時にハンドケアにも気をつけましょう。
手肌の荒れは1~2日で治るものではありません。
少なくとも1週間前頃から保湿し、マッサージやストレッチをすることで肌荒れを修復し、健康的な肌色を取り戻すことが期待できるでしょう。
また指の毛の処理を前日に行うと、毛穴が赤くなって残ってしまう場合があります。
あまり前に処理しても、新しく毛が生えてきてしまうので、少なくとも2日前から1週間前くらいに行うのが理想です。
また前日に行っておきたいハンドケアとして、ハンド用パックがあります。
特に手荒れが気になる人は、パックをすることで翌日、手肌の保湿効果を保つことができるでしょう。
ひとつ注意したいことはハンドクリームの塗布です。
ハンドクリームの匂いは、人によって不快感を与えてしまうことがあります。
ハンドクリームは面接の直前に塗らず、できれば30分前くらいにするとよいでしょう。
どうしても手肌の荒れが気になる方は、無香料のハンドクリームを選んでください。
就活中はモチベーションを保つことも大切
決まったゴールがない就活は、やる気に満ち溢れていたり不安になったり、メンタルが安定しづらいものです。
就活中だからと自制しすぎると、モチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。
ただし、「自分の目指す企業がどのような人材を求めているのか」をしっかりと見極めた上で、就活向きのネイルをするか判断するとよいでしょう。
また自爪でも磨くだけでかなり美しい爪にすることができます。
就活の基本は自爪なので、ネイルをする前に自爪や手先のセルフケアから行ってみてはいかがでしょうか。