HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
目次[目次を全て表示する]
はじめに
大学生活も3年目になり、インターンという言葉をよく聞くようになったのではないでしょうか?
よく聞くし、先輩からも「行った方がいいよ」と言われるので、参加してみたいなとは思っているがどこに行けばいいのか分からない、どう調べていいか分からないと困っていませんか?
そんなあなたのためにこの記事ではインターンでよく躓く「参加企業・プログラムの探し方」「インターンに参加するための準備」「おすすめ企業一覧」「注意するべきこと」の4つの項目に分けて順番に説明していきます。
是非、最後まで読んでインターンに関する知識を深めて下さいね。
【インターン優良企業】参加企業・プログラムの探し方
まず最初にインターンでの「参加企業・プログラムの探し方」について説明していきます。
ここでは特に重要な「志望している業界・企業・職種から探す」「得たいスキルから探してみる」「大学の就職課に相談する」「興味から探してみる」の4つを説明していきます。
志望している業界・企業・職種から探す
すでにあなたが志望している業界・企業・職種などがある場合はその枠の中からインターンに参加する企業を探してみましょう。
特定の企業を志望している場合は、その企業の公式ホームページやインターン専用ページ、採用ページなどからインターンの実施有無を確認しましょう。
まだ情報がない場合はマイページの登録を済ませ、案内が来るのを待つことにして下さい。
業界のみが決まっている場合は、業界内の有力企業、あなたに合っている企業をいくつかピックアップしておきましょう。
この際、業界全体の企業を満遍なく見ることで後々大事になってくる業界研究も同時に行うことが可能です。
職種のみが決まっている場合は、その希望職種の内容でインターンをやっている企業を検索してみましょう。
例えば「研究職 インターン」「エンジニア インターン」といったように幅広く検索することで、あなたの視野も広げることが可能です。
得たいスキルから探してみる
あなたがインターンに参加し、伸ばしたいことをまず考えてみましょう。
「今研究している分野をより深めたい」「エンジニアの中でもよりフロント領域の知識を深めたい」「プログラミングでもっとAI領域の実践的な活用方法を現場で見てみたい」など人によって様々な得たいスキルがあります。
そのスキルをしっかり伸ばすことができる、もしくは現場で経験を積むことができる内容を実施している企業のインターンに参加するのが良いでしょう。
これはネームバリューがあるからとか、単に人気の企業だからという理由で応募するのとは違い、明確に「〇〇を伸ばしたい」という熱意が元々ある動機になります。
そのため、面接官に「得たいスキル」があったから応募したと伝えると「熱意」は伝わりやすくマッチする可能性も高くなります。
大学の就職課に相談する
もしあなたが「志望している業界・企業・職種がない」「特に得たいスキルがまだ見つかっていない」「しかしインターンには参加したい」と悩んでいるのであれば、大学の就職課に相談するのがおすすめです。
この大学の就職課、別名キャリアセンターと呼ばれる場所には、年間何十何百の学生から相談され、その悩みを解決に導く就活やインターンに関してのプロが常駐しています。
まだ悩み初めのあなたよりもより深い知識、経験があるプロが大学にいるのであれば、活用しない手はありません。
むしろ大学の就職課を活用しないのは勿体無いということです。
相談すると丁寧なカウンセリングから導かれた、あなたの本質的に興味のあることや適性がある職種などを教えてくれるでしょう。
そこで得られた情報を元に業界・企業・職種を選び、インターンの企業に応募してみましょう。
興味からから探してみる
ざっくりした理由ですがこの「興味から探してみる」というのは就活本番でも用いる方法の一つでもあります。
仮にあなたが「ネットで調べ物をするのが好き」「ネットショッピングをよくする」「気がついたらネットを見ている」などインターネットが手放せない生活をしているとします。
そうなれば「なぜこのサイトはよく見られているのだろう」「ネットショッピングを運営するのって大変なのかな」「なぜ人は気がつけばネットを見てしまうのか」など興味が湧いてきませんか?
このようになってくればどんどん「ネット」に対して興味が湧いてきたのではないでしょうか?
そうなればこの「ネット」に関する企業のインターンに応募してみましょう。
仮に参加してみて「やっぱり違うな」となっても、インターンは参加するだけでスキルや経験を得ることができ大きな財産となりますので問題は全くありません。
興味があるものを自分で見つけて、どんどんチャレンジしていきましょう。
【インターン優良企業】インターンに参加するための準備
ここでは「倍率を把握する」「プログラムの内容を理解する」「業界・企業研究をする」「志望動機を書く」「面接の先週をしておく」の5つに絞って説明していきます。
倍率を把握する
インターンにも本選考と同じようにインターン選考のある企業があり、他の学生と一緒にインターンに参加できる枠を獲得するため競争する必要があります。
特に優良企業の場合は「名前を聞いたことがあるから」「なんとなく良さそうだから」という理由で参加を希望する学生は多くなり、それに伴い倍率は高くなります。
それに加え、「インターンできちんと勉強したい」という理由ではなく「就活の練習をしたい」「選考の練習をしたい」という学生も応募してきます。
このことも優良企業や大手企業のインターンの倍率を高める理由の要因となっています。
また企業側も当然時間や労力といったコストをかけ実施するインターシップには「優秀な学生に参加してもらいたい」と思っていますので、選考の準備はできるだけしっかりと入念に行うようにしましょう。
プログラムの内容を理解する
先の「倍率を把握する」でも説明しましたが、インターンの選考倍率はあなたが思うよりも高く、選考を通過できる人はかなり限られることになります。
その厳しい選考を通過し参加する枠を獲得するためにはまず「プログラムの内容を理解する」必要があります。
この「プログラム内容を理解する」には大きな意味を持ち、「自分が参加し得られるスキルや経験を把握する」「プログラム内容を正しく理解していないと選考で質問されても回答ができない」の2つです。
まずこのインターンに参加することで得られるスキルや経験を把握していない場合、何も自分にとってプラスを得られず終わってしまうことに繋がってしまいます。
それに加え選考時に必ずといっていいほどに「今回のインターン内容であなたが学びたいことはなんですか?」と質問されます。
この質問に対してプログラム内容を理解できていないと回答があやふやになり、「この学生は理解が浅いな」と思われ選考通過が難しくなります。
「プログラムの内容を理解する」ことは非常に大切な要素ですので、しっかり理解しておきましょう。
業界・企業研究をする
就活の基本ですが、これはインターンの選考でも必須項目になります。
仮にあなたが「食品業界」に興味が出てきたとします。
この「食品業界」は多くの業界から構成されており、その中でも特に「食用油の業界」に興味を持った場合、その中からあなたが特に気になった企業を選ぶことになります。
しかし、この「食用油の業界」にも多くの企業があり、なぜこの企業なのかを明確にする必要があります。
そのため、この「業界」という括りから「企業」に視点を移し、「企業研究」をすることになります。
「なぜこの企業なのか?」「なぜ他の企業ではないのか?」「この企業にしかない特徴とは何か?」を自分の中で把握することが「業界・企業研究をする」ということになります。
この「業界・企業研究をする」ことで先ほどの「プログラム内容を理解する」と掛け合わせて志望動機が書けるようになるため、早めに取り組むようにして下さい。
志望動機を書く
先ほどまでの「プログラム内容を理解する」「業界・企業研究をする」を掛け合わせて「志望動機を書く」ことはインターンの準備でとても重要なことです。
この志望動機も今までの要素をまず準備し、書く流れになりますがここで気をつけたい書き方のポイントがあります。
それは「結論から書く」ということです。
この「結論から書く」の書き方は、就活やインターンだけでなく、卒論などでも活用できますので、是非普段から意識付けることをおすすめします。
まずあなたの伝えたいこと「結論」を最初に記載することで「この学生は〇〇のことについて話をするのだな」「じゃあ次の展開はこうかな」と聞く側に準備させることで、話が頭に入ってきやすい状態にさせることができます。
文章はできるだけ「結論」→「理由」→「具体的なエピソード」→「結論」の構成で書くことであなたが伝えたいことを正しく相手に伝えることが可能になります。
面接の練習をしておく
インターンの選考だけでなく、就活でも避けては通れない最大の関門がこの「面接」です。
選考時の面接はあなたが想像する何倍も緊張します。
緊張のあまり「しっかりと考えてきた志望理由を飛ばしてしまう」「質問にうまく答えられなくなる」などの可能性は非常に高く、しっかりと練習をして慣れておく必要があります。
まずは自分で考えられる質問を考え、それに対しての回答を用意しておきます。
それを友人や家族などに渡し、本番のように質問をしてもらい回答する練習が一番手軽です。
そこに友人、家族のオリジナルの質問などを加えてもらい、用意していない急な質問対策もできるとより良いでしょう。
また先ほど説明しました大学の就職課にて面接練習を実施している大学もありますので、積極的に活用するようにしましょう。
この面接練習で取り組むのは「内容」だけでなく「話すスピード」「声の大きさ」なども意識することで、より本番で活かせる練習になるはずです。
しっかりと面接の練習をしておくようにしましょう。
【インターン優良企業】おすすめ企業一覧
インターンであなたに特におすすめする企業を紹介していきます。
ここでは「リクルート」「サイバーエージェント」「LINE」「ソフトバンク」「NTTドコモ」の5社を順番に説明していきます。
株式会社リクルート
株式会社リクルートは新卒や中途、アルバイト、パートなどの採用サービスや住まいに関するサービス、自動車販売、旅行や飲食、美容サービスなど幅広く展開している大手企業です。
リクルートでは理系インターンとして「エンジニアリング」「データサイエンス」などのコースが用意されています。
「エンジニアリング」のインターンの内容の一例としては「リクルートが保有する既存サービスのアプリの再開発」「既存アプリのバックグラウンド開発」などをチームの一員となり実際の現場に携わることができます。
この実践的なインターンはあなたの経験、スキルを伸ばせるプログラムとなっており、非常に人気で倍率の高いインターンとなっております。
また「データサイエンス」のインターンの一例としては「外食事業のデータを集約し需要の予想」「データを活用した営業支援システムの構築」など「データのスペシャリスト」に近づくための実践的なプログラム内容となっております。
リクルートは多くのサービスを提供しており、インターンの内容もそれに比例して充実した内容となっており、非常に人気なインターンとなっています。
株式会社サイバーエージェント
株式会社サイバーエージェントはAbemaTVなどのメディア事業だけでなく、インターネット広告事業、ゲーム事業、投資育成事業などを手掛ける大手企業です。
このサイバーエージェントも多くの種類のインターンを実施しており、理系向けとしては「エンジニアコース」が用意されています。
その中でのプログラム内容が細かく設定されており、例えば「3日間でゲームを開発するゲームクライアント向けの開発型インターン」や「2週間でサーバーサイドの開発の基礎知識を学ぶことができるキャンプ形式のインターン」「実際の現場で使われるコーディング手法など実務レベルの開発に触れ成長できる次世代トップエンジニア創出インターン」などて種多様なコースが用意されています。
共通して言えるのは「実践的でより現場を意識したインターン」であることです。
確実にあなたを成長させてくれる充実のプログラム内容となっています。
LINE株式会社
今や生活の一部となったのがLINEです。
このLINE株式会社でのインターンは長期就業型で期間は6週間あります。
この期間中はあるサービスの企画チームのメンバーとして配属され、実際に進行しているプロジェクトの一員として仕事に取り組むといった内容になっています。
サービスが世の中に届くまでの具体的なプロセスや必要になるスキルなどを現場での実業務を通じて学ぶことができ、かなり本格的なプログラム内容となります。
このインターンは6週間の期間中は社員と同様に働きます。
資料を作成したり、ミーティングに参加したりとフルタイムで働くため、相当な覚悟がないと途中で気持ちが折れてしまう可能性もあります。
しかし、実際に社員と同じ目線で同じ時間働くことでしか見えない景色や経験できないことが多くあり、あなたを必ず成長させてくれるに違いありません。
社員交流やフィードバックの機会も多く、その都度自分自身と向き合い必要なスキルや課題を整理しながら進めることができます。
ソフトバンク株式会社
ソフトバンク株式会社は日本国内の電話などのモバイル通信サービスの提供、それに付随する通信端末の販売をメイン事業に、インターネット広告事業やイーコマース事業、さらには金融サービス事業などを行う大手企業です。
このソフトバンクは毎年400人規模でインターンを行っており、多くの学生を毎年受け入れています。
理系のインターンとしてはエンジニアのコースが用意されています。
細かく見ていくと「ネットワークエンジニア」「システムエンジニア」「セキュリティエンジニア」「データエンジニア」など細分化されていることにより、あなたが目指す方向性に近いコースが必ずあるはずです。
また「自律走行ロボット開発」のコースなどもあり、他とは一味違ったインターンになるはずです。
より高いレベルのインターンを求めている学生に対しても課題解決型プロジェクトを行う「TRUE-TECHコース」や新規事業を生み出す「01gatewayコース」なども用意されています。
株式会社NTTドコモ
株式会社NTTドコモの説明はもはや不要かもしれませんが、日本国内の電話などのモバイル通信サービスの提供、光ブロードバンドサービス、衛星電話、国際電話サービスなどの提供をメイン事業としている会社です。
他にも動画配信、音楽配信、金融サービスの提供、イーコマースによるショッピング事業など、その内容は多岐に渡ります。
理系向けのインターンのプログラム内容としては「ドコモハッカソン」と銘打って、短期集中で「世界を変えるサービス開発への挑戦」を行う内容となっております。
実際にプロジェクトの一員となり、「世界を変えるサービス」の開発の一端を任される内容は実際に過去参加した学生の口コミで「かなりキツイ内容」と書かれる程に難しい内容となっています。
しかし、この「ドコモハッカソン」に参加した学生は皆「現場を知ることで成長できた」「社員さんと学生の違いを感じた」「企業の理解が深まった」との口コミが多く、学生にとってはとても成長できる環境が整っているのは間違いありません。
【インターン優良企業】注意すべきこと
インターンはとても意識の高い学生が集まることが多く、特に今回紹介したおすすめ企業の5社に関しては選考通過はかなりの難関となっています。
ここでは選考に通過するために「ミスマッチしないよう気をつける」ことと、選考に通過したのはいいが「インターンの内容に注意する」こと、それに加え「面接の際はNG発言しない」の大きく3つ注意すべきことを説明していきます。
ミスマッチしないよう気をつける
インターンは何度も言いますが「企業は時間や労力などのコストをかけインターンを実施している」ことをよく頭に入れて選考に望んで下さい。
このことを意識するだけで「企業側は何を求めているのか」「どんな学生を求めているのか」が見えてきます。
そうすれば「ミスマッチ」に関しては防ぐことができます。
「ミスマッチ」とは「企業のプログラム内容」とあなたの「学びたいこと」に相違が生まれている状況です。
この状況が生まれていると当然ですが選考を通過することは難しくなります。
よく事前に業界・企業研究、インターンのプログラムの研究をして、この「ミスマッチ」を解消するようにしましょう。
インターンの内容に注意する
インターンと一言に言っても「長期インターン」「短期インターン」「就業型」「オンライン方式」「1Day」など様々な種類が用意されています。
仮にあなたが「インターンに参加して実際の現場を経験し成長するぞ!」と意気込んでいるとします。
その場合は「長期インターン」「就業型」など最低でも1週間以上のプログラムに参加する必要があります。
しかし、プログラム内容をよく見ず大手企業だからと「1Day」に参加すると、「実質会社説明会だった」「簡単なグループワークに参加するだけで終わった」「先輩社員と少し話すだけだった」などあまり収穫なく終わってしまうこともあります。
これでは時間も勿体無いですので、事前にインターンの内容はよく確認するようにして下さい。
面接の際はNG発言をしない
「インターンに参加するための準備」の項目でも説明しましたが、面接は思っているより緊張します。
どんなに練習しても緊張する人はいますし、事前に用意していない質問などで頭が真っ白になり、NG発言をしてしまうかもしれません。
ここでいうNG発言とは「特にありません」と「就活の練習としてインターンに参加しています」の2点です。
「特にありません」はどんな場面でも受け取る側からすれば「この学生は意欲がないな」と思われること間違いありません。
事前に準備していない質問であっても「特にありません」は絶対に言わないようにして下さい。
2つ目の「就活の練習」ですが、これはインターンを実施してくれている企業に対して失礼にあたりますし、この発言をした場合は選考に通過することはないと考えるのが妥当でしょう。
この2つに関してはインターンの面接でNG発言となりますので、必ず覚えておきましょう。
まとめ
ここまでインターンの参加企業の選ぶ時のポイントや事前に準備しておくこと、おすすめの企業、注意するべきことを順番に説明してきましたがいかがでしたでしょうか?
あなたが今、インターンに参加しようとしていることは非常に素晴らしく、確実に他の学生よりも一歩リードしています。
そのリードをインターンに実際参加することでより広げるためにも、この記事を参考に事前準備、企業選定など行動していきましょう。
あなたが納得し成長できるインターンにして下さいね。