HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
第一志望の企業に落ちてしまった......。
ショックで落ち込む出来事ですが、就活はまだまだ続きます。
気持ちをうまく切り替えて、反省を生かしつつ納得のいく内定を得るリカバリー術をお伝えします。
目次[目次を全て表示する]
第一志望の企業に落ちるのはショックが大きい
就活で第一志望の企業に落とされるのは辛いでしょう。
そこで立ち止まって前には進めません。
気持ちを切り替えることも難しいですが、ショックな気持ちを後に引きずると他の企業の選考にも悪影響が出る恐れがあります。
落ちたショックでその後の選考に本来の力を出せなければ本末転倒です。
第一志望への落選を糧として、就活への活力とすることが大切です。
この記事では、就活で第一志望に落ちた場合のリカバリー術を解説していきます。
失敗を引きずらないコツにも触れています。
選考で落ちてしまう原因とは
就活の選考で落ちてしまう原因は、いくつかの理由が考えられます。
自分に心当たりがないか、ひとつひとつ確かめていきましょう。
Webテストの成績不足
書類選考で落ちてしまう最たる要因は、 Webテストの成績不足。
どれほど優秀であろうと、Webテストの偏差値が足りなければ門前払いされてしまいます。
特にGMARCH以上の高学歴層で書類選考がなかなか通らない場合、Webテストの力不足である可能性を考える必要があります。
グループディスカッションの対策不足
グループディスカッション で落ちてしまった場合には、選考対策の不足が原因として考えられます。
GDにおいて最も重要な対策は、 本番を想定した練習をすること。
コツを押さえた上で、回数を重ねることで慣れていきましょう。
面接での基本的な受け答えが不十分
初期の面接選考で落ちてしまった場合は、最低限の受け答えができていない可能性があります。
定番の質問(「ガクチカ 」「強み・弱み」「自己PR」など)をしっかりと筋道立てて答えられるかどうか、何度も壁打ちして準備することが大切です。
業界研究・企業研究が不十分
例えば広告会社の面接で以下の質問をされたとします。
「広告業界にある業種で何を希望していて、それはなぜか」 「どのような広告が今求められているのか」 「最近見た広告でいいと思ったものは?」 これらの質問に全く答えられなかったという場合、業界・企業研究が不十分であることが原因です。
企業HPやOB・OG訪問、就活サイトで最低限の業界・企業知識を身につける必要があります。
会社風土との不一致
たとえ優秀な能力をもつ学生であっても会社風土との不一致を理由に選考から落ちることがあります。
企業は採用計画に則った人材要件に基づいて、採用/不採用を定めており、採用要件に合致した人物が採用されるのです。
また、採用担当者が内定辞退数の増加を防ぐために、他社の内定承諾可能性が高い学生には内定を出さない判断をする場合もあります。
最終面接で落ちてしまった場合には、 会社風土との不一致が不採用理由である可能性が高いといえます。
第一志望の企業に落ちたときにやるべきこと
「第一志望の企業に落ちてしまった」 悲観する気持ちと共に次への切り替えが非常に大事です。
第一志望の企業に落ちてしまったとき、失敗を引きずらないために次の2点にまずは取り組みましょう。
第一志望の選考に落ちた原因を振り返る
第一志望の企業に落ちてしまった 原因を自分なりに分析して改善しましょう。
「なぜ落ちたのか」を明確にしておくことで、次の選考からの内定にグッと近づけます。
まずは先ほど紹介した選考に落ちる原因を見直して、何が原因だったのかを特定します。
その上で次の選考までに行う改善策まで洗い出して、きちんと実行を行いましょう。
志望動機や将来のキャリアビジョンなど就活の方向性を見直す
第一志望に落ちたからといって、就活が終わったわけではありません。
大事なのは「その企業に入社して自分がどうなりたいか」です。
あなたが本当にやりたいこと・目指したいことは第一志望に入社する以外の道でも実現できるのではないでしょうか。
第一志望と近い企業や同業界で実現できないか、あえて別業界・ベンチャーで研鑽を積んでみるのか、 このタイミングで改めて自分のキャリアを広く捉えてみるのもおすすめです。
自分次第で何とでも目標に近づけるため、第一志望の企業に落ちたからと悲観することはありません。
改めて将来のキャリアなどを見つめ直しても良いでしょう。
どうしても諦められない人は?
「第一志望の企業でどうしても働きたい」 もう一度、第一志望の企業を受けたい人は下記を参考にしてみてください。
・複数応募が可能な場合は、夏採用や秋採用など別の機会を目指す 場合によっては、複数の採用ルートを用意している企業もあります。
他の採用ルートがあるかチェックしてみて受けるか検討してみてください。
(ただし、一度落ちた学生は再度受けられない場合もあるため、確認が必要です。
) ・就職浪人する あえて就職浪人をする方法も良いですが、ある程度ハードルが上がるのは確実です。
企業の採用担当者も「他に内定が出なかったのかな?」と不安がることもありますので、 就職浪人をするのであればある程度の覚悟と厳しい道を超えられる精神力が必要です。
以上の2つの方法は、どちらも就職の道としては非常に厳しいです。
後悔のない道を選んでほしいですが、まずは他に内定をもらった企業で働いてみて転職などで再び受けることを考えてみても良いでしょう。
納得いく就職の選択を
いかがだったでしょうか? 大切なのは、自分が納得いくキャリア選択を行うことです。
就活時には第一志望ではない企業に入社したとしても、仕事を覚えていくうちにやりがいを感じていくことも多いでしょう。
本当に第一志望の企業が諦められないのであれば、転職を重ねて自分の希望へと近づくキャリアもあります。
第一志望の企業にいけなくて、落ち込むこともあるでしょう。
しかし、それだけが全てではありません。
キャリア全体を踏まえた新卒のキャリア選択を行ってみてください。