HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
大学3年生や大学院1年生の夏に実施されるインターンに参加する際の服装が「クールビズ」と指定される場合があります。
インターン参加前に、クールあビズの基本と注意点を押さえ、正しい服装とマナーでインターンに臨みましょう。
【インターンでクールビズ指定】サマーインターンの服装ってどうすれば良いの?
企業が採用活動の一環として夏の長期休暇に実施するサマーインターンには、多くの大学3年生、大学院1年生が参加します。
インターンを実施する企業の中には、クールビズが定着している企業も多く、インターン生にも「クールビズでお越しください」などの指示があることは珍しくありません。
この記事では、クールビズの定義や注意点などの基本を解説します。
サマーインターンに参加する就活生は、注意すべき点をチェックして適切な服装でインターンに臨みましょう。
【インターンでクールビズ指定】インターンに参加するための適切な服装とは?
サマーインターンをはじめ、夏に実施されるインターンに参加する時の適切な服装が何かわからず、悩んでいる就活生が多くいます。
「私服参加」などの指定がある場合もありますが、インターンはあくまでビジネスの場です。
基本的には「私服参加」のインターンが多いですが、その場合でもビジネスカジュアルを着て、ジャージ等の私服での参加はしないようにしましょう。
また、営業のインターンなど他社との関わりがあるインターンではスーツ指定のものがあります。
就活のスーツといえば基本的にはリクルートスーツです。
しかし、夏の暑い時期にジャケットやネクタイを着用することは外に立っているだけでも汗だくになってしまいます。
そこで多くの企業が実施し、 定着しているのが「クールビズ」という服装です。
近年は、5月初めから9月末までは軽装のクールビズで仕事をすることが一般的になり、インターン生にも「クールビズでお越しください」と言われることもあります。
【インターンでクールビズ指定】クールビズの基本
それでは、企業からクールビズでインターンに参加するように伝えられた場合、どのような服装が適切かどうかを見ていきましょう。
そもそもクールビズとは、2005年に環境省主導で開始された夏場の軽装による冷房の節約を目的としたキャンペーンです。
職場の冷房の温度設定を28度以上に設定しても快適に過ごせるように、6月から9月末の期間はネクタイやジャケットをなるべく着用しないのがクールビズの考え方です。
今では多くの企業に浸透し、夏場にネクタイやジャケットを着用している服装を見ることが少なくなっています。
就活生が注意すべきポイントは、 クールビズはラフな服装ではないということです。
クールビズという指示があった場合、企業の人事担当者は「ネクタイやジャケットを着用しないスーツ」を想定していることが多く、ビジネスカジュアルとは異なります。
ただし、クールビズの許容範囲は職場によって違っていて、共通の明確な基準がないため、注意することが必要です。
【インターンでクールビズ指定】インターン先の企業がクールビズを指定しているときは
インターン先から「クールビズ」という服装の指示があった場合、具体的にどのような服装で参加すればいいのでしょうか。
インターンへの参加に当たって、 クールビズという指示があった場合は素直にクールビズで参加することが基本です。
あえてリクルートスーツで参加することは、注意事項を確認していないようにも捉えられてしまいます。
一方、クールビズの指示がない場合はリクルートスーツでネクタイとジャケットを着用して参加することが無難です。
クールビズを採用している企業は多いですが、共通のルールはなくそれぞれの企業の規定に従うことが求められます。
それでは、クールビズでのインターン参加の際に注意するべき点を、男女に分けて解説していきましょう。
【インターンでクールビズ指定】男性の服装
インターンの仕事でクールビズを指定されたときは、具体的にどのような服装が望ましいのかチェックしておきましょう。
まずは「男性編」として、次の項目に分けてインターンのクールビズの服装におけるポイントを紹介していきます。
・シャツ
・インナー
・ボトムス
・ベルトと靴
それぞれのアイテムのポイントを理解して、クールビズ指定があっても困らないように備えましょう。
ジャケット・ネクタイ
一般的にクールビズの服装では、ジャケットやネクタイは不要となります。
そのためインターンでクールビズを指定されたときは、少なくともジャケットやネクタイに関しては、涼しげな素材のものやカジュアルなものを用意する必要はありません。
あっても不正解ではありませんが、身だしなみのだらしなさがが伝わるような着崩しは避けましょう。
シャツ
シャツは白または無地のデザインであれば、クールビズ指定のときは長袖でも半袖でも構いません。
しかし半袖はよりカジュアルな印象があると見る人もいるため、無難なほうを選ぶのであれば長袖を着ると良いでしょう。
ただし以下のような着方はNGです。
・長袖シャツを腕まくりする
・第一ボタンを外す
クールビズだからといって上記のような着方をすると、だらしない印象が強くなります。
長袖はそのままで着用し、ボタンは第一ボタンまですべて留めましょう。
また、シワのないようにしっかりクリーニングしてから着ることも、基本マナーとして覚えておきましょう。
インナー
クールビズ指定でも、シャツの下にインナーは必ず着用しましょう。
インナーがないと汗で肌にシャツがべったりとついてしまうため、清潔感に欠ける印象になってしまいます。
色は、ベージュや白を選ぶのが望ましいですが、最もおすすめなのはベージュのインナーです。
白のシャツの下に白のインナーを着用していると、インナーがより目立つ可能性があります。
不自然な印象を与えないためには、ベージュのシンプルなインナーを選ぶようにしましょう。
ボトムス
ボトムスは、クールビズであってもリクルートスーツのパンツを着用するのが望ましいでしょう。
一般的なクールビズにおけるパンツは、涼しげな素材のパンツ・スラックスや、少しカジュアルなチノパンなどが選ばれる傾向にあります。
しかしインターンは、リクルートのパンツをそのまま着用するのが無難です。
また、暑くても、裾のロールアップはやめましょう。
カジュアルすぎる印象が強くなるため、だらしない・清潔感がないという印象につながります。
ベルトと靴
インターンの服装がクールビズだったときでも、ベルトや靴は就活で使用するものと同じで問題ありません。
そのため、あえてクールビズ用にカジュアルなベルトやスニーカーなどを購入する必要はありません。
また、色をそろえておかないと違いが悪目立ちするため注意が必要です。
なお、サマーインターンは暑いなか移動するため、会場まではスニーカーで行ったうえで直前で履き替える方法もおすすめです。
革靴を持っていき、シューズはロッカーに預けるなどして対策すると良いでしょう。
【インターンでクールビズ指定】女性の服装
女性も、インターンがクールビズ指定だったときは服装に困るでしょう。
「そもそもクールビズってどこまでOKなの?」とクールビズ自体がわからず悩んでしまう人も少なくありません。
そのためここからは、「女性編」として、クールビズの服装のポイントを以下の項目に分けて紹介していきます。
・ブラウス
・インナー
・ボトムス
・ベルトと靴
適切な服装を理解して、トラブルなくインターンに望みましょう。
ジャケット
女性の場合も、男性と同様にクールビズ指定のときはジャケットの着用は不要です。
クールビズ用に薄手のジャケットを選ぶ必要はないため、クールビズ指定のサマーインターンにはジャケットなしで参加しましょう。
クールビズ指定のなかでジャケットを着用していると、季節感のなさが非常に目立ってしまう可能性があります。
ブラウス
女性の場合のシャツは、無地または白のものであれば、長袖・半袖・五分袖・七分袖のなかから好きなものを着用できます。
長袖のほうが良いといったマナーもないため、暑くて大変な時期は半袖や五分袖を着用すると良いでしょう。
ただし男性と同様に腕まくりは控える必要があり、ボタンも第一ボタンまでしっかり留めましょう。
なお、女性の場合スキッパーシャツのときは、第一ボタンまで留める必要はありません。
そしてこれも基本マナーの一つですが、シワがないようにすることは忘れないようにしましょう。
インナー
クールビズでノートジャケットの状態でいると、インナーが透ける原因になります。
そのためインナーが透けないようにするには、ベージュの薄手のキャミソールを着用するのがおすすめです。
白でも良いですが、男性と同様に、白のブラウスに対して白のキャミソールは悪目立ちする原因になるため注意が必要です。
できるだけベージュ(肌色)のキャミソールを選び、インナーが透けてだらしなく見えるのを防ぎましょう。
また、デザインもシンプルなものを選ぶのが望ましいです。
ボトムス
インターンがクールビズ指定だったときは、パンツはリクルートスーツのパンツかスカートを選ぶと良いでしょう。
なお、ボトムスに対してストッキングの着用は必須です。
暑いからといって素足のまま過ごすのは避けましょう。
また、ストッキングは電線のないものを選ぶのが望ましいですし、さらにいうと万が一のときのために予備を持っていくのがおすすめです。
パンツを着用する場合は、男性と同様にロールアップなどはしないようにしましょう。
ベルトと靴
ボトムスにパンツを選んだときは、原則としてベルトが必須になります。
ただしベルトは派手なデザインのものではなく、ビジネスシーンに適したシンプルなものを選びましょう。
また、女性の場合、靴はパンプスを着用します。
クールビズ指定だからといって、ミュールやつま先の開いた靴などは履かないように気をつけてください。
【インターンでクールビズ指定】男女共通で注意すること
インターンの服装指定がクールビズだったときは、基本的なマナーとして以下のマナーに注意する必要があります。
・サイズ感
・シワやヨレに注意
上記の注意点は男女共通でチェックしたいことです。
サマーインターン参加前は、必ず確認しておきましょう。
汗対策
サマーインターンに参加するときは、汗対策は忘れないようにしましょう。
サマーインターン中は暑いなか移動するため、汗をたくさんかくことになります。
汗が原因でシャツにシミができていると清潔感に欠けるため、汗対策は必須といえます。
・制汗スプレー
・汗拭きシート
などの汗対策グッズの活用は欠かせません。
ただし、強い匂いの出るものを頻繁に使用するのは避けたいため、汗対策グッズはできる限り無香料のものを選ぶのがおすすめです。
また、必要以上に急いだり焦ったりすると、過剰に汗をかく原因になります。
もちろん緊張で汗をかくのは致し方ありませんが、たとえば「電車に遅れそうになり、走ったので汗だくになった」などの行動は避けたいところです。
必要以上に汗をかかないためにも、インターン参加の際は、時間に余裕をもって行動しましょう。
サイズ感
クールビズ指定だったときも、各アイテムのサイズ感に注意してください。
自分自身の体型に対してサイズが大きかったり小さかったりすると、身だしなみがだらしなく見えてしまいます。
「準備をしっかり整えてきていない人」という印象にもつながるため、全体的にイメージが悪くなります。
そのため、クールビズ用にアイテムをそろえるときは、自分のサイズに合ったものをしっかり選ぶようにしましょう。
基本的には、フォーマルウェアが購入できる実店舗で、試着したうえで購入するのがおすすめです。
ネット通販では試着ができないため、サイズのチョイスに失敗する恐れがあります。
シワやヨレに注意
インターン参加の際は、着用アイテムのシワやヨレに十分に注意しましょう。
特にクールビズの場合は、ジャケットを着用しないため、シャツ・ブラウスのシワ・ヨレは非常に目立ちやすくなります。
クリーニングに出していない・アイロンをかけていない状態で着用すると、シワ・ヨレがあることがわかり、だらしない印象です。
そのためインターン参加の前は、必ずクリーニングに出したり自分でアイロンがけをしたりして、シャツ・ブラウスをきれいに整えましょう。
また、何度も着用したものはヨレが目立つため、基本的には着ていかず新しいものを購入するのが望ましいです。
【インターンでクールビズ指定】人事が想定するクールビズが硬い場合も!?
インターン参加にあたって、 服装の指示がクールビズであっても人事の担当が想定しているクールビズが一般よりも硬い可能性があります。
人事担当者は、オフィスカジュアルは砕けすぎていると捉えており、ネクタイなしのスーツ姿を想定しているケースが多いです。
また、企業によってはノーネクタイでジャケット着用を求められている場合もあります。
インターンに参加する前にインターン先のクールビズの規定がわからない場合は、硬めの基準を想定して「ノーネクタイにジャケット着用」の服装を選ぶことが無難でしょう。
まとめ
夏のインターンへ参加する際の「クールビズ」の基本や注意点についてまとめました。
あくまでビジネスの場だということを忘れず、企業の規定にあった服装でインターンに臨むようにしましょう。
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