SPIとWebテストは何が違う?くわしく解説!

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はじめに

就活で企業から課される選考の1つとして、SPIというテストがあると聞いた人も多いでしょう。

一方、同じように企業から課されるものとしてWebテストという言葉も耳にしたのではないでしょうか。

どちらも就活生が受けるテストではありますが、両者の違いがわからないという場合もあるかもしれません。

この記事では、そんなSPIとWebテストの違いや特徴について解説しています。

SPIやWebテストについて、くわしく知りたい方はぜひ読んでみてください。

SPIとWebテストは違うもの?

職務への適性を診断するテストとして持ち出されるSPIやWebテストですが、そもそも両者は違うものなのでしょうか。

実は、就活におけるこの2つの言葉は同じものを指している場合が多いです。

しかし、わざわざ2つの単語で呼び分けているのにも理由があります。

それは、SPIとWebテストという言葉が指すもののカテゴリーの違いが由来です。

なぜ同じものを指すために2つの言葉が使われているのか、理由とともに両者の違う部分を見てみましょう。

SPIとWebテストの違い

SPIとWebテストの違いは、呼びあらわすもののカテゴリーです。

簡単に述べると、SPIは適性検査そのものの種類の1つ、Webテストは適性検査の受検方法の1つ、ということになります。

就活で使用される適性検査は、SPIが主流です。

そして、その中でもインターネットを通して行われるWebテストが受験方法の大半を占めていることから、両者の単語は「SPI試験のWebテスト」を指すものとしてそれぞれ使われています。

一方で適性検査にはさまざまな種類があり、ほかの検査法を採用している企業も存在するため、受けようとしている企業の言う、適性検査・SPI・Webテストが厳密に何を指しているのかは確認をしておいてください。

Webテストとは?

SPIとWebテストの違いや呼び分ける理由については理解できたでしょう。

Webテストは、SPIの中でもメジャーな受験方法の1つです。

それでは、Webテストの特徴や基本的な受け方とはどのようなものなのでしょうか。

SPIのWebテストはさまざまな企業で採用されているため、なるべく情報は集めておきたいところです。

そこで、Webテストという受験方法についてくわしく解説します。

Webテストの特徴について理解し、実際の受験に備えましょう。

Webテストとは受験方法の種類の1つ

Webテストは、SPIなどの適性検査を受けるための手段、つまり受験方法の1つです。

主に自宅など、インターネットに接続されたパソコンから検査を受ける手法です。

企業の指定でWebテストを受ける場合は、書類選考に通ったあとに受験用URLの記載されたメールが送られてきます。

「○日までに受験すること」という期限が設けられているため、その期限までにURLからページを開いてテストを受験しましょう。

ブラウザの種類や通信速度など、パソコンの環境によっては動作しなかったり、受験に時間がかかったりする場合があります。

直前になってから慌てないように、事前にパソコンの環境がWebテストに対応しているか確認するのが重要です。

また、受験に臨む際も、時間に余裕をもたせましょう。

Webテスト以外の受験方法はあるの?

Webテストが主に自宅で適性検査を受検する方法であることはわかりました。

それでは、Webテスト以外に適性検査を受ける方法はあるのでしょうか。

自宅のパソコンで受けるWebテスト以外の受験方法としては、ペーパーテストとテストセンターでの受験があげられます。

ペーパーテストは、企業が指定する会場へ足を運び、紙媒体で適性検査を受ける方法です。

テストセンターは、企業が指定した期間内に、自宅ではなく、共通会場でパソコンで検査を受ける方法になります。

これらの2つの方法では、受けられる場所や時間が限られているうえ、受験者は人が集まるところまで赴かなければなりません。

密を避けるというコロナ禍の影響と利便性の面から、現在主流として用いられているのはWebテストであると言えます。

SPIとは?

Webテストとは、多くの企業で選考に採用されているSPIのテストを受けるための受験方法です。

そして、SPIにはWebテストのほかにも受験方法があることはわかりました。

それでは、そもそもSPIとはどのようなものなのでしょうか。

多くの企業で就活生の適性検査に用いられているものだからこそ、特徴や内容についてはしっかり確認しておきたいところです。

そんなSPIの試験がどのようなものであるのか、どんな目的で課されるものであるかを見てみましょう。

SPIは適性検査の種類の1つ

SPIは、就職活動において就活生の適性をはかるため実施されるテストの1つです。

もともとは、リクルートマネジメントソリューションズが自社での採用のために開発した適性検査であり、応募者の性格や、持っている能力を測定するものとなっています。

SPIの結果は、応募者がどのような人物であるか理解したり、入社後の配属先を決める際の判断材料としたりするために参照される情報です。

企業によって水準が異なるため、一概に高得点を目指さなければならないものではありません。

SPIは、受験者全体からのランダムなサンプリングと、結果の妥当性の後追いによって膨大なデータを蓄積しており、受験者のレベルに合わせて出題内容が変わる仕組みになっています。

そのため、受験者一人ひとりの個性を深掘りするのに有効な適性検査なのです。

SPIの構成

適性検査と簡単に言うものの、それだけでは何をもって仕事への適性をはかっているのかわかりにくいものです。

SPIの場合は、その人が持っている能力を測定するための2つのテストと、性格をはかるための診断が1つあります。

能力検査は、国語的な問題中心の言語分野、計算などの非言語分野で構成されており、性格診断と合わせて3つの検査を受けることが多いです。

設問で何を聞かれているのか読み取る能力や、それに対して論理的な思考で答えを導き出す能力が問われます。

設問の数が多いため、時間切れに気をつけて解答しましょう。

言語分野

言語分野の検査は、基本的にその人の国語能力を問う設問で構成されています。

他者の書いた文章から正しくその意図を読み取れるか、または他者に自分の考えなどを伝えるために十分な文章力を有しているかが試される試験です。

そのため、言葉の知識や文章読解力を問う問題群が出題されます。

言葉の意味や熟語の成り立ち、簡単な長文読解などの問題が出されることも多いです。

文章の意味が通るように穴埋めする問題や単語の並べ替え、類語や対義語の選択など、日常的に用いる言葉から文書に使う単語まで、バリエーションは豊富にあります。

また、接続詞などの文法に関する問題が出ることも少なくありません。

こうした文章力は、就職したあとに報告書やプレゼンテーションの作成などでも求められるため、一定水準の能力を持っている状態が望ましいです。

非言語分野

非言語分野の検査は、計算を中心とする数的処理の能力を問うような設問で構成されています。

単純な四則計算ではなく、推論や場合の数・集合・確率や損益計算・速度の計算など、論理的な思考能力を必要とする数学的な問題群です。

問題数が多いうえ、やや複雑な問題文になっている場合が多いため、事前に参考書などである程度傾向をつかみ、解答に慣れておいたほうが良いでしょう。

提示されている情報を素早く把握して条件を整理し、聞かれている内容は何か、どのように考えて答えを出せば良いかを迅速に判断することが大切です。

非言語分野で求められる能力は、損益の計算のようにビジネスに直結するものから、マーケティングにおける情報収集や分析に関わるものなどがあります。

性格検査

SPIの性格検査では、就活生の行動指針や性格などを問う検査が行われます。

いわゆる性格診断に近い形式です。

日常的な行動に対する考え方や感情を処理する方法、仕事への取り組み方や人との接し方など、さまざまな性格的特徴を数値化して客観的に評価します。

企業は、この数値化された結果をもとに受験者が自社とマッチしているか判断したり、入社後どの部署に配属される適性があるかを考えたりするのです。

面接での印象との差も加味されるため、良い評価を得たいからと、普段の自分と異なる解答をするのはあまり望ましくありません。

性格検査で自分を取りつくろっていると判断されてしまえば、採用担当者の印象は悪くなってしまいます。

性格診断では、正直にいつも通りの自分の考え方にもとづいた解答を心がけましょう。

多くの企業が選考でSPIをWebテストで取り入れている

SPIの検査では、就活生の能力や性格といった職務に対する適性が数値によって可視化され、企業の求める人材像に合致しているかといった、判断の助けになるような情報が得られます。

そのため、現在多くの企業が採用選考においてSPIの適性検査を課しているのです。

また、定められた期間内であれば受験者側も時と場所を選ばずに受けられるという利便性や、コロナウイルス感染症の影響もあり、現状ほとんどがWebテストでの実施になっています。

就活生にとっては、年齢や学歴を問わずに自身の能力や適性を企業に示すチャンスです。

出題の傾向や解法をつかめらば、そのあとの職務で役立つ技能も身につきます。

言語分野・非言語分野ともに、事前に対策を行い、十分な環境を整えて受験に臨みましょう。

Webテストにはインターネット環境とパソコンが必須

選考において、多くの企業がSPIのWebテストを取り入れていますが、Webテストを受けるためにはパソコンとインターネットが必須です。

Webテストは、スマートフォンから受験することはできません。

したがって、もしも自宅でパソコンを所有していないのであれば、インターネット設備の整った施設に行く必要があります。

インターネットカフェや大学のパソコン室・図書館など、パソコンが使えて通信の設備が整った環境は身近にあるか、事前に確認しておきましょう。

また、Webテストが正常に動作するブラウザは限られています。

途中でエラーが起きたり、読み込みが止まってしまって受験不可能な状況に陥ったりしないよう、ブラウザの種類やバージョンなども確認しておくことが重要です。

一部の無線LANなど、通信状況が不安定な回線での受験もおすすめできません。

安定した回線で落ち着いて受験ができ、ブラウザなどの環境も整ったパソコンで受けられるようにしておきましょう。

まとめ

ここまで、SPIとWebテストの違いやそれぞれの特徴、適性検査の構成などについて解説してきました。

SPIは、多くの企業で用いられている就活生向けの適性検査の1つです。

そして、WebテストはSPIを受けるための受験方法であり、自宅などインターネット環境の整った場所からパソコンで受ける手法になります。

SPIには言語分野・非言語分野・性格検査といった3つのテストがあり、受験者の能力や性格が数値として可視化されるのが特徴です。

SPIやWebテストについて理解を深め、受験に向けて準備をしましょう。

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