
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
面接で「あなたの得意科目は何ですか?」と聞かれ、「歴史」と答えたいけれど、どう伝えれば良いか悩んでいませんか。
歴史と答えると、単なる暗記が得意なだけだと思われないか、面接官にどうアピールすれば響くのか、不安を感じる就活生は少なくありません。
しかし、歴史はあなたの思考の深さや視野の広さをアピールできる非常に強力な武器です。
この記事では、面接官がなぜ得意科目を聞くのかという理由から、歴史をアピールする際の具体的なポイント、そのまま使える回答例文、注意点までを網羅的に解説します。
この記事を読めば、自信を持って面接で「得意科目は歴史です」と答えられるようになりますよ。
面接で得意科目が聞かれる理由
面接官が「得意科目は何ですか?」と質問するのには、単にあなたの成績を知りたいわけではありません。
この質問には、あなたの人柄や潜在能力を見極めるための、いくつかの大切な意図が隠されています。
この理由をしっかり理解しておくことが、的を射た回答をするための第一歩です。
面接官がこの質問を通して本当に知りたいこと、それはあなたの「内面」なのです。
得意科目という切り口から、面接官が何を見ているのか、その背景にある3つの理由を詳しく見ていきましょう。
強みが知りたい
面接官は、あなたが「何を得意としているか」を通して、あなたの思考の特性や強みを知りたいと考えています。
例えば、歴史が得意な人には、物事の背景や因果関係を読み解く力、情報を収集し整理・分析する力、物事を多角的に捉える視点があるのではないかと推測します。
大切なのは、歴史の知識量そのものよりも、その得意な歴史という分野でどのような力を培ってきたのかを具体的に伝えることです。
その強みが、入社後に仕事でどのように活かせるのか、面接官はそこまでイメージしたいのです。
自分の強みをアピールする絶好の機会と捉え、歴史から学んだことを整理しておきましょう。
個性や人柄が知りたい
得意科目に「どのように取り組んできたか」というエピソードは、あなたの個性や人柄を色濃く反映します。
例えば、なぜ数ある科目の中で歴史に惹かれたのか、歴史上の人物のどのような生き方に感銘を受けたのか、あるいは出来事の因果関係を解き明かすプロセスに面白さを感じたのか。
そうした理由や物事への向き合い方、価値観を知りたいのです。
あなたの探究心や、物事を深く掘り下げて考える姿勢、何に心を動かされるのかといった人柄が伝わります。
学業に対する姿勢は、そのまま仕事への姿勢にも通じると考えられています。
企業との相性を知りたい
企業にはそれぞれ求める人物像や社風があります。
面接官は、あなたの得意科目から見える強みや人柄が、自社の文化や業務内容とマッチしているか、つまり「企業との相性」を見ています。
例えば、過去の事例を分析して未来を予測する力、物事の背景を理解して本質を見抜く力は、マーケティングや企画、営業など多くの職種で求められます。
歴史から学んだ教訓を現代の課題にどう活かそうと考えているか、その考え方が自社のビジネスに貢献できそうかを面接官は見ています。
自分が培ってきた視点や分析力が、その企業でどう活かせるかをアピールしましょう。
面接で歴史を得意科目と答える際のポイント
面接で「歴史」を得意科目として答えることは、非常に知的なアピールになります。
ただし、「なぜ得意なのか」「歴史から何を学んだのか」を明確に伝えられなければ、その魅力は半減してしまいます。
「年号を覚えるのが得意です」といったアピールだけでは不十分です。
大切なのは、歴史の学習プロセスを通して培った能力が、ビジネスの現場でも役立つ「ポータブルスキル」であることを面接官に理解してもらうことです。
ここでは、ライバルと差をつけるための2つの重要なポイントを解説します。
社会的関心を強調する
歴史を学ぶことは、単に過去の出来事を知ることではありません。
それは、現代の社会や文化、国際関係がどのようにして形作られてきたのか、その背景や文脈を理解することにつながります。
この視点は、あなたの社会的な関心の高さや広い視野を示す強力なアピールポイントになります。
「なぜ今この問題が起きているのか」を歴史的な背景から考察できる力は、物事の本質を捉える上で不可欠です。
自分が歴史を学ぶことを通じて、いかに現代社会への理解を深めているか、その知的な探究心をアピールしましょう。
歴史の学びがどのように役立つか説明する
歴史は「温故知新」という言葉の通り、過去から学び、現在そして未来に活かすための知恵の宝庫です。
歴史上の出来事の因果関係を分析する力、異なる立場や視点から物事を多角的に考察する力、そして過去の失敗や成功から教訓を導き出す力。
これらはすべて、ビジネスにおける問題解決や意思決定のプロセスで直接的に役立つ能力です。
自分が歴史から学んだ具体的な教訓や思考方法が、実生活やアルバールの経験でどのように役立ったか、そして入社後どのように貢献できるかを具体的に説明することが重要です。
面接の得意科目で歴史を答える際の回答例文
ここでは、面接で歴史を得意科目としてアピールするための具体的な回答例文を3つ紹介します。
これらの例文はあくまで「型」です。
大切なのは、例文を丸暗記することではなく、あなた自身の実体験や考えを盛り込み、オリジナルの回答にブラッシュアップすることです。
自分の言葉で語ることで、熱意と人柄がより深く伝わります。
自分がアピールしたい強みに合わせて、参考にしてみてください。
例文1:多角的な視点をアピールする回答
私の得意科目は歴史です。
理由は、一つの出来事であっても、立場や国が違えば全く異なる解釈が生まれる点に奥深さを感じるからです。
歴史を学ぶ際は、一つの資料だけでなく、異なる視点で書かれた複数の文献を読み比べ、なぜそのような解釈の違いが生まれたのか、その背景まで考察するようにしていました。
この経験から、物事を多角的に捉え、表面的な情報に流されずに本質を見極めようとする姿勢が身につきました。
御社の業務においても、この多角的な視点を活かし、お客様や市場の多様なニーズを正確に把握し、最適な提案に繋げていきたいと考えております。
例文2:因果関係の分析力をアピールする回答
私の得意科目は歴史です。
特に、ある歴史的な出来事が「なぜ」起きたのか、その背景にある社会情勢や人々の考えといった因果関係を分析することに面白さを感じます。
単に出来事を暗記するのではなく、その前後のつながりを理解することで、現代社会にも通じる教訓やパターンが見えてくると考えています。
この分析力は、ゼミ活動でアンケート結果を分析する際にも役立ちました。
御社に入社後も、この物事の背景を深く掘り下げて分析する力を活かし、課題の本質的な原因を突き止め、的確な解決策を導き出したいです。
例文3:現代への応用力・教訓をアピールする回答
私の得意科目は歴史です。
なぜなら、歴史は過去の成功と失敗の膨大なデータベースであり、現代を生きる私たちに多くの教訓を与えてくれると考えるからです。
私は歴史上の人物の意思決定プロセスや、組織の盛衰を学ぶことを通じて、「どのような状況で人は誤った判断を下しやすいか」を自分なりに分析してきました。
この学びは、サークル活動でリーダーを務めた際、チームの意見が対立した時に、冷静に状況を判断し、合意形成を図る上で役立ちました。
この歴史から学んだ教訓を活かし、御社でも常に客観的な視点を持ち、組織に貢献していきたいです。
面接の得意科目で歴史を答える際の注意点
歴史を得意科目と答える際は、いくつか注意が必要です。
まず、特定の歴史観や思想に偏った意見を強く主張するのは避けるべきです。
面接官と議論をする場ではありません。
また、あまりにマニアックな知識や専門用語を多用し、知識量をひけらかすような話し方にならないよう注意しましょう。
面接官が知りたいのは、あなたの知識ではなく、あなたの思考プロセスや人柄です。
「暗記が得意だった」という一点張りのアピールも、思考の深さを示せないため避けるべきです。
あくまで歴史から何を学んだかを軸に答えましょう。
面接で歴史を得意科目と答えることに関するよくある質問
面接で得意科目を歴史と答えることについて、多くの就活生が疑問や不安を抱えています。
例えば、「理系学部なのに歴史と答えても大丈夫か?」「歴史のどの時代が好きかまで聞かれたらどうしよう?」といった質問です。
得意科目は、あくまであなたの人柄や強みを知るための切り口の一つに過ぎません。
大切なのは、その科目を通して何を学んだかを自分の言葉で語れることです。
ここでは、そうしたよくある質問に具体的に答え、面接本番で慌てないための準備をサポートします。
あなたの不安を解消し、自信を持って答えるためのヒントにしてください。
苦手な科目についても触れるべきか
面接で「得意科目」について答えた後、流れで「苦手な科目は何ですか?」と聞かれるケースは珍しくありません。
この質問が来ても、慌てる必要はありません。
面接官は、あなたの弱みそのものを知りたいのではなく、自分の苦手なことにどう向き合い、どう克服しようと努力したかというプロセスを知りたいのです。
苦手な科目を答える際は、単に「数学が苦手です」と答えるだけでは不十分です。
「苦手だった」という事実と、それに対して「どのように改善しようと行動したか」をセットで伝えましょう。
例えば、「計算自体は苦手意識がありましたが、論理的なプロセスを学ぶことは重要だと考え、最低限必要な統計学の基礎は参考書で勉強しました」といった答え方です。
失敗や苦手を認め、それを乗り越えようとする姿勢は、むしろ好印象につながります。
得意科目に歴史を選んで大丈夫か
結論から言えば、文系・理系を問わず、得意科目に歴史を選んで全く問題ありません。
むしろ、理系学生が歴史を得意と答えることは、「視野の広さ」や「文理両方の素養」を持つ人材として、非常に魅力的に映る可能性があります。
大切なのは学部ではなく、あなたが歴史という科目から何を学び、どのような強み、例えば「物事の背景を分析する力」や「多角的な視点」を身につけたかを、自分自身の言葉で具体的に説明できることです。
理系分野の研究においても、過去の研究の積み重ねを理解し、その上で新しい仮説を立てるプロセスは重要です。
自信を持って、歴史から得た自分の強みをアピールしてください。
おわりに
面接で得意科目を歴史と答えるための準備は整いましたか。
大切なのは、歴史という科目を通じて、あなたがどのような思考プロセスを身につけ、どのような広い視野を持っているかを、具体的なエピソードと共に自分の言葉で伝えることです。
歴史は決して「暗記科目」ではなく、あなたの知性や思考の深さをアピールする絶好の材料です。
この記事で紹介したポイントや例文を参考に、あなただけのオリジナルな回答を準備してみてください。
面接は自分をアピールする場です。
歴史から学んだ分析力と多角的な視点を武器に、自信を持って面接に臨んでください。
あなたの就職活動が成功することを心から応援しています。