【例文5選】ゲーム業界のガクチカってどんなものが評価される?書き方からポイントまで徹底解説

【例文5選】ゲーム業界のガクチカってどんなものが評価される?書き方からポイントまで徹底解説

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録
伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

【ゲーム業界のガクチカ】はじめに

ゲーム企業の人事にウケるガクチカを書くには、まずゲーム業界を正しく理解することが大切です。

単に「ゲームが好きだから」という理由だけでは、数多くのライバルの中で埋もれてしまいます。

大切なのは、業界が求めている人物像と、あなた自身の経験や強みがどう重なるかを見つけることです。

まずは徹底した自己分析を行い、その上で業界分析を重ねてください。

本当に自分にゲーム業界が合っているのか、自分のどの経験がアピール材料になるのかを擦り合わせる作業が必要です。

このプロセスを経ることで、根拠のある自信を持ってガクチカを伝えることができるようになります。

また、業界特有の働き方やカルチャーを理解していることをアピールできれば、志望度の高さや適性の高さも同時に伝えることができ、一石二鳥の効果が期待できます。

【ゲーム業界のガクチカ】ゲーム業界に向いてる人の特徴

ゲーム業界と一口に言っても多種多様な職種がありますが、業界全体として共通して求められる資質や、活躍している人には一定の共通点があります。

ここでは、どのような特徴を持つ人がゲーム業界に向いているのか、そしてそれがガクチカでどのように評価されるのかについて解説していきます。

これから紹介する5つの特徴を自身の経験と照らし合わせ、アピールポイントを探ってみてください。

クリエイター視点を持っている人

ゲーム業界を目指す上で最も重要なのは、ユーザーとして楽しむだけでなく、作り手としての視点を持てるかどうかです。

「このゲームはなぜ面白いのか」「ここをこうすればもっと良くなるのではないか」といった分析的な思考が常に求められます。

ガクチカにおいても、単に与えられた課題をこなすだけでなく、自ら課題を発見し改善策を提案した経験は高く評価されます。

例えば、サークル活動やアルバイト先で、現状のシステムに疑問を持ち、より良くするための具体的なアイデアを出して実行に移したエピソードなどは、クリエイター視点があることの証明になります。

常により良いものを生み出そうとする姿勢は、どの職種についても必須の能力と言えるでしょう。

チームワークを重視できる人

ゲーム制作は、プランナー、プログラマー、デザイナー、サウンドなど、多くの専門職が協力して一つの作品を作り上げる巨大なプロジェクトです。

そのため、個人のスキルもさることながら、チーム全体で成果を出すことに喜びを感じられる人が向いています。

ガクチカでは、自分一人の成果を誇るのではなく、周囲と協力して困難を乗り越えた経験を具体的に語ることが重要です。

意見が対立した際にどのように調整を図ったか、チームのモチベーションをどうやって維持したかなど、組織の中での振る舞いや貢献度に焦点を当ててください。

他者の意見を尊重し、共通のゴールに向かって協働できる力は、ゲーム開発の現場で最も信頼される要素の一つです。

論理的思考力がある人

「面白い」という感覚的な要素を、他者に伝わる言葉や仕様に落とし込むためには、高い論理的思考力が不可欠です。

感情や直感だけで物事を進めるのではなく、なぜそれが必要なのか、どのような効果が期待できるのかを論理的に説明できる人が重宝されます。

ガクチカを書く際も、課題に対するアプローチが論理的であることが求められます。

なぜその課題に取り組もうと思ったのか、原因をどう分析し、その解決策がなぜ有効だと考えたのかというプロセスを明示してください。

筋道を立てて物事を考え、解決に導く力を示せれば、実務においても仕様書作成やプログラミング、マーケティング戦略などで再現性のある活躍ができると判断してもらえるでしょう。

変化や新しい技術への好奇心が強い人

ゲーム業界は技術の進化が非常に速く、トレンドも目まぐるしく変化します。

そのため、現状維持を好む人よりも、新しいことに挑戦することにワクワクできる知的好奇心の旺盛な人が向いています。

ガクチカでは、既存のやり方に固執せず、新しいツールや手法を積極的に取り入れた経験などをアピールすると効果的です。

また、ゲーム以外の分野、例えば映画、音楽、アート、最新のテクノロジーなど、幅広い分野からインプットを得て、それを自分の活動に活かそうとする姿勢も評価されます。

変化を恐れずに学び続ける姿勢を示すことで、入社後も成長し続けられる人材であるという印象を与えることができます。

地道な作業をやり抜く忍耐力がある人

華やかに見えるゲーム業界ですが、実際の制作現場は地道な作業の連続です。

バグの修正、パラメータの微調整、素材の量産など、細かい作業をコツコツと積み重ねることでしか、素晴らしい作品は生まれません。

そのため、困難な状況でも逃げ出さずに最後までやり抜くグリット(やり抜く力)が求められます。

ガクチカでは、一見地味に見える活動や、長期間にわたって粘り強く取り組んだ経験を語ることも有効です。

困難に直面しても諦めずに継続した実績は、開発の最終局面などの厳しい状況でも力を発揮できるという信頼に繋がります。

目標達成への執着心と責任感は、どのようなスキルの高さよりも評価されることがあります。

【ゲーム業界のガクチカ】学生時代に力を入れたこと

ゲーム業界についての認識が深まり、求める人物像が見えてきたところで、次は「ガクチカ」そのものの考え方について整理していきましょう。

就活市場において「ガクチカ」は頻出の質問ですが、言葉の定義や範囲を正しく理解していないと、的外れな回答をしてしまう可能性があります。

ここでは、いつの時代のことを書くべきかという基本的な定義から、よく混同されがちな自己PRとの違いについて、採用担当者の視点を交えて詳しく解説していきます。

ガクチカの定義

「ガクチカ」とは文字通り「学生時代に力を入れたこと」を指しますが、就職活動の文脈においては、原則として「大学時代(または専門学校時代)」の経験を書くことが求められます。

高校時代の部活動などの実績は、あくまで過去の栄光であり、直近のあなたの能力や人柄を表すものではないと判断されることが多いからです。

もちろん、高校から現在まで継続している活動であれば問題ありませんが、基本的には最終学歴となる学校生活でのエピソードを選んでください。

コロナ禍などの影響で大きなイベントがなかったとしても心配はいりません。

企業が見たいのは派手な実績ではなく、日常の中でどのように考え、行動したかというプロセスです。

小さな工夫や努力でも、十分に魅力的なガクチカになります。

自己PRとの違い

ガクチカと自己PRは似て非なるものです。

この二つの違いを明確に理解することで、エントリーシート全体の質がぐっと高まります。

まず、自己PRは「あなたの強みは何か、その強みで会社にどう貢献できるか」という「能力」のアピールです。

対してガクチカは、「あなたがどのような価値観を持ち、物事にどう取り組む人間か」という「人柄やプロセス」を見るための質問です。

つまり、ガクチカでは結果の凄さよりも、困難に対してどう向き合い、何を学んだかという過程が重要視されます。

自己PRで提示した強みが、ガクチカのエピソードの中で発揮されているという構成にすることで、人物像に深みと説得力を持たせることができます。

両者を混同せず、それぞれの役割を意識して書き分けましょう。

【ゲーム業界のガクチカ】ゲーム企業のガクチカ評価ポイント

ゲーム企業のエントリーシートや面接において、採用担当者はガクチカを通して応募者のどのような点を見ているのでしょうか。

単に「頑張った経験」を羅列するだけでは不十分です。

彼らは、あなたが将来プロのクリエイターやビジネスパーソンとして活躍できるポテンシャルを持っているかを探っています。

ここでは、ゲーム業界特有の視点も含め、企業が特に注目して評価している5つのポイントについて具体的に解説します。

これらを意識して文章を構成することで、評価されるガクチカに近づきます。

課題解決能力の高さ

ゲーム制作の現場は、予期せぬトラブルや技術的な課題の連続です。

そのため、採用担当者はガクチカを通じて「直面した課題に対して、どのようにアプローチし、解決に導いたか」を重点的に見ています。

単に「頑張って乗り越えました」という精神論ではなく、現状を分析し、原因を特定し、具体的な解決策を実行したプロセスを詳しく記述してください。

例えば、「イベントの集客が伸び悩んだ」という課題に対し、「前年度のデータを分析してターゲットを絞り直し、SNSでの広報戦略を変更した」といった具体的な施策があれば、入社後も論理的に業務上の問題を解決できる人材であると期待されます。

周囲を巻き込むコミュニケーション力

前述の通り、ゲーム業界はチームでのモノづくりが基本です。

そのため、一人で完結する作業よりも、周囲と協力して成果を出した経験が高く評価されます。

ガクチカでは、自分と異なる意見を持つメンバーとどのように合意形成を図ったか、チーム全体の士気を高めるためにどのような働きかけをしたかなど、対人関係における具体的な行動を示しましょう。

リーダーという役職に就いていなくても構いません。

メンバーのサポートに回ったり、潤滑油として機能したりした経験も立派なコミュニケーション力です。

組織の中で自分がどのような役割を果たし、チームに貢献できるかをイメージさせることが大切です。

ユーザー目線での価値提供

ゲームはエンターテインメントであり、常に「ユーザーを楽しませる」「顧客を満足させる」ことが最終目的です。

そのため、ガクチカのエピソードの中に「相手(利用者、顧客、部員など)のために何ができるかを考えた」という視点が含まれていると好印象です。

例えば、接客のアルバイトでお客様の潜在的なニーズを汲み取って提案をした話や、サークル運営でメンバーが楽しみやすい環境作りをした話などが該当します。

自分本位ではなく、他者の満足を追求した経験は、ゲーム開発におけるユーザーファーストの精神に通じる重要な資質として評価されます。

PDCAサイクルを回した経験

一度の成功や失敗で終わるのではなく、結果を振り返り、次に活かす姿勢も重要です。

ゲーム開発では、リリース後もユーザーの反応を見ながら運営やアップデートを繰り返すことが一般的だからです。

ガクチカでは、取り組みの結果がどうであれ、そこから何を学び、次の行動にどう活かしたかという「改善のプロセス」を盛り込みましょう。

「計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Action)」の流れが意識されている文章は、説得力があります。

失敗を糧にして成長できる修正能力があることを示せれば、変化の激しい業界でも柔軟に対応し、成果を出し続けられると判断されます。

ゲーム業界への熱意と適性

最後に、エピソード全体から滲み出る「熱量」や「こだわり」も評価ポイントです。

ゲーム業界は「好き」を仕事にする人が多いため、何かに没頭して突き詰めた経験を持つ人は親和性が高いとされます。

それがゲーム制作そのものでなくても、スポーツ、研究、趣味など、対象は何でも構いません。

重要なのは、どれだけの熱量を持って取り組み、どこまで深く掘り下げたかという深さです。

中途半端にこなした経験よりも、泥臭くこだわり抜いた経験の方が、クリエイターとしての魂を感じさせます。

妥協せずにクオリティや成果を追い求める姿勢は、プロとして働く上での最強の武器になります。

【ゲーム業界のガクチカ】評価されにくいガクチカ

せっかく良い経験をしていても、伝え方を間違えると評価を下げてしまうことがあります。

特にゲーム業界では、チームワークや論理性を重視する傾向が強いため、独りよがりな内容や具体性に欠ける内容は敬遠されがちです。

ここでは、一般的にゲーム業界でウケが悪いとされているガクチカのパターンを紹介します。

自分の書いた原稿がこれらに当てはまっていないかを確認し、マイナスの印象を事前に払拭しておきましょう。

成果や結果のみを強調

「全国大会で優勝しました」「売上を2倍にしました」といった輝かしい結果は素晴らしいですが、それだけを強調しても評価には繋がりません。

採用担当者が知りたいのは「結果」そのものではなく、「なぜその結果を出せたのか」という「要因」です。

結果に至るまでの苦労、工夫、判断のプロセスが抜け落ちていると、再現性があるのかどうかが判断できないのです。

「たまたま運が良かっただけではないか」と思われないよう、泥臭い過程や思考のプロセスをしっかりと記述し、あなたの実力が伝わるように整理しましょう。

個人プレーの話ばかり

「自分一人の力で成功させた」というような書き方は、協調性がないと判断されるリスクがあります。

もちろん、個人のスキルを高める努力は大切ですが、ゲーム業界は集団制作が基本です。

「周りは関係なく、自分だけで黙々と作業をした」というエピソードばかりだと、チームで働く際の懸念材料になりかねません。

個人での取り組みであっても、指導者や仲間からのアドバイスをどう受け止めたか、その成果が周囲にどのような影響を与えたかなど、他者との関わりを少しでも盛り込むことで、独りよがりな印象を避けることができます。

一貫性のない内容

「なぜそれに取り組んだのか」という動機や、「課題に対してなぜその解決策を選んだのか」という理由が曖昧だと、説得力が著しく低下します。

「なんとなく頑張りました」「先輩に言われたのでやりました」という受動的な姿勢では、主体性がないと評価されてしまいます

取り組みの目的、直面した課題、実行した施策、得られた結果のすべてに一貫したロジックが必要です。

読み手が「なるほど、だからその行動をとったのか」と納得できるように、行動の背景にある意図や目的意識を明確に言語化してください。

他の項目とずれている

選考において、ガクチカは単独で評価されるわけではありません。

自己PR、志望動機、長所・短所など、エントリーシート全体の整合性が見られています。

例えば、自己PRで「慎重に計画を立てるのが強み」と言っているのに、ガクチカで「計画なしにとにかく行動して失敗から学んだ」と書いていると、人物像がブレて見えます。

ガクチカの内容が自己PRや志望動機と矛盾していないかを必ず確認してください。

全ての項目を通して一貫した人物像が浮かび上がるようにすることで、自己分析ができているという評価にもつながり、あなたの魅力がより深く伝わります。

【ゲーム業界のガクチカ】基本的な構成

どんなに素晴らしいエピソードを持っていても、構成がバラバラでは読み手に伝わりません。

特に論理的思考力が求められるゲーム業界では、わかりやすく整理された文章を書けること自体がアピールになります。

ここでは、誰が読んでも理解しやすく、あなたの魅力が最大限に伝わる基本的な文章構成を解説します。

この型に沿って書くことで、話の要点がブレるのを防ぐことができます。

1. 結論

まずは結論ファーストです。

「私が学生時代に力を入れたことは、〇〇です」と一言で言い切ってください。

採用担当者は大量のエントリーシートを読みます。

冒頭で何の話をするのかを明示しないと、その後の文章が頭に入ってきません。

インパクトを狙って奇をてらう必要はありません。

読み手の負担を減らすために、まずは主題を明確に提示することから始めましょう。

2. 背景

次に、その活動に取り組むことになった背景や動機を説明します。

「なぜそれに力を入れようと思ったのか」という部分です。

同じアルバイトやサークル活動を題材にしていても、力を入れようと思った動機は人それぞれ異なるはずです。

ここにはあなたの価値観や人柄が色濃く反映されます。

「チームの現状を変えたかった」「自分の技術力を試したかった」など、行動の原動力となった想いを記すことで、エピソードにあなただけのオリジナリティが生まれます。

3. 目的

その活動の中で、どのような目標を掲げ、そこにはどんな課題があったのかを具体的にします。

「売上を前年比〇%にする」「コンテストで入賞する」といった定量的な目標や、「部員の定着率を上げる」といった定性的な目標を示します。

そして、その目標を達成する上でどのような壁(課題)が立ちはだかっていたのかを記述します。

課題の難易度が伝わるように書くことで、後に続く解決策の価値が高まります。

4. 具体的な取り組み

ここがガクチカの核となる部分です。

課題を乗り越えるために、あなた自身が「何を考え、どう行動したか」を具体的に書きます。

単に「頑張った」ではなく、「〇〇という問題に対し、××という分析を行い、△△という施策を実行した」というように記述します。

ここでは、あなたの強みや能力が発揮された場面を描写することがポイントです。

あなたならではの工夫や思考プロセスを盛り込み、採用担当者に「この子なら仕事でも活躍できそうだ」と思わせる内容に仕上げましょう。

5. 結果

取り組みの結果、どうなったのかを記します。

可能であれば数値を用いて客観的に示すのがベストですが、数値化できない場合でも、周囲の変化や自身の成長などを具体的に伝えます。

成功した場合はもちろん、失敗した場合でも構いません。

重要なのは、立てた目標に対してどのような成果が得られたかという事実です。

結果を曖昧にせず、取り組みの結末をしっかりと報告してください。

6. 学びと入社後の結び付け

最後に、その経験を通じて何を得たのか、そしてそれを入社後にどう活かしたいかで締めくくります。

「この経験から〇〇の大切さを学びました。

貴社においても、この強みを活かして××に貢献したいです」といった流れです。

単なる思い出話で終わらせず、ビジネスの場での再現性をアピールします。

あなたの経験が企業の利益にどうつながるのかを言語化することで、採用担当者に「採用するメリット」を感じさせることができます。

PREP法は面接でも有効!

ここで紹介した構成は、PREP法(Point:結論、Reason:理由、Example:具体例、Point:結論)の応用です。

この論理構成は、エントリーシートなどの文章提出時だけでなく、面接で話す際にも非常に有効です。

文章であれば推敲や添削が可能ですが、面接の場では即興で答える必要があります。

PREP法の思考回路を頭に入れておくことで、緊張する場面でも話が脱線せず、焦らずに伝えたいことを論理的に伝えることができます。

普段からこの構成で話す練習をしておきましょう。

【ゲーム業界のガクチカ】職種別例文

それでは、実際にゲーム業界で評価されやすいガクチカの例文を職種別に紹介します。

もちろん、これをそのままコピーするのではなく、構成や表現の仕方を参考に、あなただけのエピソードに書き換えてください。

それぞれの職種で求められる資質(プランナーなら企画力・調整力、エンジニアなら技術力・探究心など)が、エピソードの中に自然と盛り込まれている点に注目してみましょう。

例文1. ゲームプランナー志望

私が学生時代に力を入れたのは、学園祭実行委員として来場者参加型の謎解きイベントを企画・運営したことです。

例年、参加者の満足度が低いという課題があったため、私はアンケート結果を分析しました。

その結果、「難易度が高すぎて途中で飽きる」という声が多いことが判明しました。

そこで私は「誰でもクリアできる達成感」と「程よい難しさ」の両立を目標に掲げました。

具体的には、謎解きの動線を整理し、難易度を段階的に設定するようチームに提案しました。

また、ヒントを出すNPC役のスタッフを配置し、詰まっている参加者をサポートする仕組みを導入しました。

その結果、クリア率は前年の30%から80%に向上し、アンケートでも「楽しかった」という声が9割を超えました。

この経験から、ユーザーの視点に立ってレベルデザインを調整する重要性と、チームで課題を解決する面白さを学びました。

入社後は、この分析力と調整力を活かし、多くの人に愛されるゲーム企画を生み出したいです。

例文2. ゲームプログラマー志望

私は大学時代、個人でのゲームアプリ開発に注力しました。

「自分の技術で遊んだ人を驚かせたい」という思いから、物理演算を用いたパズルゲームの開発に着手しました。

しかし、開発当初は処理落ちが頻発し、快適に遊べる状態ではありませんでした。

そこで私は、処理負荷の原因を特定するため、プロファイリングツールを用いてコードを徹底的に解析しました。

その結果、特定の計算処理に無駄があることが分かったため、アルゴリズムの見直しと、メモリ管理の最適化を行いました。

また、先輩やネットの技術コミュニティで助言を求め、最新の描画技術も取り入れました。

3ヶ月間の試行錯誤の末、スムーズな動作を実現し、アプリストアでリリースすることができました。

結果として1万ダウンロードを達成し、ユーザーから高評価のレビューを頂きました。

この経験で培った、困難なバグや課題に対して粘り強く原因を究明し解決する技術力と探究心は、貴社の開発現場でも必ず活かせると確信しています。

例文3. ゲームデザイナー(2D/3D)志望

私が学生時代に最も力を入れたのは、美術大学でのグループ制作における背景デザインです。

5人のチームで短編アニメーションを制作する際、私は世界観を決定づける背景美術を担当しました。

当初、キャラクターと背景のテイストが噛み合わず、画面全体が散漫な印象になるという課題が発生しました。

私は、チーム全員のイメージを統一するために、ムードボードを作成し、色彩設計やタッチの方向性を言語化して共有することを提案しました。

また、キャラクター担当者と密に連携を取り、キャラクターが映えるライティングや構図を何度も修正・提案しました。

その結果、世界観に深みのある映像作品が完成し、学内の展示会で優秀賞を受賞することができました。

この経験から、自分の描きたい絵を描くだけでなく、作品全体のクオリティを上げるために周囲と協調し、調整する大切さを学びました。

貴社でも、チーム制作の中で魅力を最大化するデザインを提供していきたいです。

例文4. サウンドクリエイター志望

私は軽音サークルの活動において、オリジナル楽曲の制作とバンドのアンサンブル向上に尽力しました。

私たちのバンドは個々の技術はあるものの、音がまとまらず、観客に曲の良さが伝わらないという課題がありました。

私は、各楽器が主張しすぎており、全体のバランスが欠けていることが原因だと考えました。

そこで私は、DTMを用いて練習の録音を波形レベルで可視化し、メンバーに提示しました。

感覚的な指摘ではなく、客観的なデータに基づいて「この帯域がぶつかっている」「ここのリズムが走っている」と具体的にフィードバックを行いました。

また、パートごとの役割を再定義し、引き算のアレンジを提案しました。

地道な調整を続けた結果、ライブでは一体感のある演奏ができ、観客投票で1位を獲得することができました。

この経験から、音を客観的に分析し、全体最適を図る重要さを学びました。

貴社でも、ゲームの世界観を支え、没入感を高めるサウンド制作に貢献したいです。

例文5. ゲーム運営・マーケティング志望

私はカフェのアルバイトで、時間帯責任者として売上向上に取り組んだ経験があります。

私が働いていた店舗では、平日のアイドルタイムの客足が鈍く、売上が伸び悩んでいました。

私は、常連のお客様との会話から、近隣のオフィスワーカーが「短時間で気分転換したい」というニーズを持っていることに気づきました。

そこで店長に提案し、14時から17時限定の「クイック・スイーツセット」を考案しました。

提供時間を短縮できるメニュー構成にし、SNSで「仕事の合間に15分でリフレッシュ」という訴求を行いました。

また、スタッフ全員にオペレーションの効率化を共有し、提供スピードを徹底しました。

その結果、平日午後の来店者数が前年比120%に増加し、店舗の月間売上目標を半年連続で達成しました。

この経験から、顧客の潜在ニーズを汲み取り、適切な企画とオペレーションで解決する力を身につけました。

貴社のゲーム運営においても、ユーザーの声に耳を傾け、長く愛されるサービス作りに貢献したいです。

【ゲーム業界のガクチカ】まとめ

ゲーム業界に向けたガクチカの書き方について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

特別な実績がなくても、プロセスや考え方を工夫して伝えることで、あなたの魅力は十分に伝わります。

大切なのは、ゲーム業界が求める人物像を理解し、自分の経験を「再現性のある能力」として翻訳することです。

自己分析と業界研究をしっかりと行い、論理的な構成であなたの熱意を伝えてください。

この記事が、あなたの就職活動の助けとなり、夢のゲーム業界への一歩となることを応援しています。

自信を持って、あなたらしいガクチカを書き上げてください!

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます