HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
今回の記事では、旧帝大の就活生にも関わらずなかなか就活が上手くいっていないA君と、同じ大学の同級生で日系メーカーや大手ベンチャー企業など内定を5社獲得しているBさんの二人の間で、一体何が異なっているのかに迫ります。
就職活動は進め方で分かれる
同じ大学・学部で、同じ業界を志望していても、就活の進め方で結果は大きく異なるため、就活の進め方の違いは把握しておきましょう。
<就活に失敗したA君と内定5社獲得したBさん> A君とBさんは同じ旧帝大の経済学部です。
A君とBさん、両者とも明るい人柄で、コミュニケーションも問題なく取れるタイプ。
しかし、就活の結果は大きく異なりました。
結果として、大学4年生の6月になっても内定ゼロ。
一方で、
同じ大学の二人にどんな違いがあったのでしょうか。
まずは、二人の就活のスケジュールを見てみましょう。
A君の就職活動スケジュール
大学3年生3月:説明会応募
さて、今日から就活解禁だな! とりあえず大手の就活サイトから説明会を申し込もう! まだ志望業界も決まってないから、幅広い業界を見て行きたいな。
あれ、今週・来週の説明会の日程は、だいぶ埋まっているぞ...。
まあ、エントリー締め切りにはまだ余裕があるし、大丈夫かな。
大学4年生4月:企業エントリー・ES記入
説明会を終えて、そろそろ志望業界が絞れてきた。
志望する企業のエントリーシートを書こう! 質問は、志望動機、今までに頑張ってきたこと、自分の長所・短所か。
こんなこと、今まであまり深く考えてこなかったよ。
企業の選考に通るためには、どうやって書けばいいんだろう?
大学4年生5月:面接
いよいよ面接の時期だ。
GD(グループディスカッション)や個人面接が続くぞ。
今までESを書くのに必死で、あまり対策ができてないな。
1日に数社面接を受けることもあるから、準備が追いつかないよ。
大学4年生6月
内定解禁されたけど、今まで受けた企業は全滅だった。
2次選考や最終選考で落とされてしまう。
このままじゃダメだから、新しいエントリーも増やさないと。
3月から就活はそれなりに頑張ってたつもりだけど、どうすれば良かったんだ?
A君の失敗ポイントとは?
就活解禁の3月から動き始めたA君。
しかし、十分な対策ができないまま選考本番を迎えた結果、上手く行かなかったようです。
一方、5社から内定を獲得したB君の就職活動はどうだったのでしょうか。
Bさんの就職活動スケジュール
大学3年生7月:サマーインターン参加・自己分析
サマーインターンに参加しよう。
新規事業立案や実際の業務に近い経験をさせてもらって、ビジネスのことを知りつつ、自分が働くイメージがついてきた!
大学3年生9月:業界研究・企業分析
そろそろ業界研究や企業分析に入ろう! 今までは名の知れた企業しか目に入っていなかったけれど、意外と知らないところに面白そうな業界や会社があるんだなあ。
大学3年生12月:冬期インターン参加
企業分析もおおかた出来て、志望度の高い企業の冬期インターンに参加してみよう。
ここでしっかり自分の力をアピールしておこう!
大学3年生1~2月:ES・GD対策・ベンチャー企業選考
いよいよ就活本番!志望企業に特化した対策をしっかり準備しておこう。
志望業界でトップのベンチャー企業にもエントリーして、選考慣れしよう。
Bさんの成功ポイントは?
過ごしてきた学生生活に大きな差はないA君とBさん。
しかし、就職活動においては、A君とBさんには大きな差がついていました。
成功と失敗の分かれ目となったのは、 就活開始のタイミングです。
就活解禁と言われる3月に開始したA君は、対策を十分に行うことができないまま、選考に突入し、失敗してしまいました。
一方、就活解禁半年前からインターン参加や自己分析・企業研究を進めてきたBさんは、アドバンテージを活かして、複数内定をゲットできています。
成功の決め手は、就活開始のタイミング
就職活動は、いかに準備に時間をかけるかが重要です。
しっかりと対策を行い、納得のいく企業へ進みたいなら、 就活解禁前年の夏にはすでに動き始めることが理想です。
特にサマーインターン、冬期インターンの参加は働くイメージをつけ、志望企業の選考を有利に進めるために必須といえます。
就活のスタートダッシュを決めて、志望企業の内定をゲットしましょう。