HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
いよいよ就活本番。
何から始めればいいのかわからない就活生も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、就活の全体像をお伝えし、どのように進めればよいかをお伝えします。
就活全体の流れ
これから就活の準備を始めるつもりの就活生のみなさん。
就活の全体の流れは把握できていますか?
何から始めてどのように進んでいくのか、就活の流れを把握しておくことは大切です。
いま自分がどの位置にいるのか、何をすれば良いのかがわからないままやみくもに就職活動をしても上手く進められません。
そうはいっても、初めての就職活動。
今回は、就活のスケジュールと必要な準備についてお伝えします。
就活の流れを理解することで、必要な準備とタイミングが分かるはずです。
この記事を読んで、自信を持って就活の準備に取りかかりましょう。
就活は次のような流れで進んでいきます。
これからは就活の流れに沿って解説をしていきます。
自己分析・仕事研究
就活を始めるにあたって重要なのは「自分を知る」と「仕事を知る」です。
二つを押さえておくことで、就活を進める途中で方向性に迷う事態を避けられます。
自分と仕事を知るために有効なのが「自己分析」と「仕事研究」です。
名前だけでも聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。
まずは「自己分析」と「仕事研究」の進め方を解説していきます。
・自己分析
自己分析は、自分の長所や強みを明らかにすることだけではありません。
もちろんそれも重要なのですが、本当の目的は自分の興味・関心のあることを理解したり、大切にしたい価値観を確認するために行う作業です。
特に自己分析は、自分の人生で大切にしていることを明確にする効果があります。
自分では「変わらない日常が好き」と思っていても、本心では「どんどん活躍して人を動かしたい」と思っているかもしれません。
表面で思っていることだけで判断すると、実は好きではないことを仕事にしてしまう危険があります。
自分が心の奥でどのように考えているのかを認識するためにも、自己分析は必ずやっておきましょう。
・仕事研究
仕事研究は、自己分析で見つけた自分の興味・関心や価値観に合った仕事を調べることです。
世の中には知らない仕事が山のようにあります。
その中から自分に合った就職先を見つけるために、まずは世の中の仕事について調べていきましょう。
仕事研究は、業界研究・職種研究・企業研究に分かれます。
すべての業界を調べていては時間が足りなくなってしまいますので、まずは興味のある業界から調べ始めましょう。
調べていくうちに、自分に合った業界や職種が見えてくるはずです。
目指すべき業界や職種が見えてきたら、志望する企業をリスト化していきましょう。
できあがったリストが、あなたの応募するべき企業の一覧です。
自己PRと志望動機の作成・エントリー
自己分析と業界研究が終わったら、次にエントリーシート(ES)を作成していきます。
自己分析の結果を活かして自己PRを作成し、志望する企業に「どうして入りたいのか」を言語化します。
志望動機はエントリーシートの中でも比率が大きく、重要になってくる項目です。
自己分析と企業研究が中途半端だと説得力のある自己PRと志望動機は書けません。
エントリーシートに取り掛かる前に、準備しておきましょう。
それでは自己PRと志望動機の書き方について、見ていきましょう。
・自己PR
自己PRは、自分の長所や強みを踏まえて、その企業に入った時にどのように活躍できるのかを売り込むための欄です。
どうしてそのポイントを長所だと思ったのか、長所や強みの背景や具体的なエピソードを記載すると説得力が増します。
また入社後に長所や強みが活かされそうな場面を想定し、「この場面で活かせます」と具体的に伝えましょう。
あなたが実際に働いている姿を採用担当者がイメージできれば、書類通過の可能性が高まります。
・志望動機
志望動機は、なぜその企業に入りたいのか、自分の価値観とどのように一致しているのかを説明しましょう。
志望動機の内容によって、業界全体の動向や企業のことをどこまで理解しているのかが浮き彫りになります。
インターネットで調べた内容の志望動機や、どの企業でも使っていそうな志望動機は、絶対に避けましょう。
すぐにバレてしまいますし、志望度が低いと思われ、採用されない可能性が高まります。
選考・内定
完成したエントリーシートを提出すると、次は実際に選考のフローに進んでいきます。
選考にもさまざまな種類が存在するので、順に見ていきましょう。
・適性検査や筆記試験
書類審査に通過すると、適性検査や筆記試験が行われます。
ある一定の成績が残せなかった就活生を一律で不合格にする「足切り」に使われることが多いです。
言語、非言語、性格適性の大きく3つのカテゴリから成り立っている試験で、会社によっては別途、英語などの試験がある場合もあります。
対策本なども多く出版されていますので、きちんと勉強しておけば安心です。
・グループディスカッション
グループディスカッション(GD)とは、学生同士があるテーマに対して自由に議論して、制限時間内に発表をするというものです。
ここでは協調性やコミュニケーション能力、議論に対する積極性などを見られています。
初対面の相手とどのように作業を進めていくのかはもちろん、担当する役割によって、適性などを判断するための選考です。
・個別面接
個別面接では、エントリーシートに記入した自己PRや志望動機をもとに面接をおこないます。
一度で終わることもあれば、人事担当→配属部署の部長→社長→役員のように、複数回の面接が設定されることも。
エントリーシートに記載した内容をより深掘りする質問や、事前には準備のできないような質問まで、さまざまな質問が飛んできます。
あらかじめ想定質問集などを使って練習をしておきましょう。
面接の最後には「逆質問」という、就活生が面接官に質問をする時間が設けられているケースが多いです。
「何か質問はありますか?」という逆質問に対して、「何もありません」という回答は、企業に興味がないと受け取られかねません。
自分のことを知ってもらうことだけでなく、その企業に対する認識と現実が離れていないかを確認しておきましょう。
押さえておきたいポイント
最後に、就活を進めていく上で特に押さえておいてほしいポイントについて説明します。
就活の流れを頭に入れても、実際に行動を起こさないと何も生まれません。
自己分析や企業研究を効率よく行うため、以下の項目に気をつけてください。
・各種セミナーへの参加
自己分析セミナーやグループディスカッションセミナーに足を運んでみましょう。
就活の仲間を見つけることができますし、1人では不安な自己分析の対策を効果的に行うことができます。
・インターンシップへの参加
実際に自分の働いているイメージを持つためにも、インターンシップは有効です。
就活仲間とグループワークを行なったり、企業で活躍する社会人の方から直々にフィードバックをいただきながら成長することができます。
・OBOG訪問の活用
企業で活躍する社会人の方から話を聞く貴重な機会であるOBOG訪問。
OBOG訪問をすると選考に有利になるだけでなく、働いている自分のイメージをつけることができます。
実際に働いている人から聞いた生の情報は、ネットでは得られない貴重な情報です。
・合同説明会の活用
合同説明会では、一度にたくさんの業界の企業の説明を聞くことができます。
自分が興味のある企業だけでなく、今はあまり関心のない企業の説明にも足を運んでみましょう。
知らなかった魅力に気がつくなど、新たな発見があるかもしれません。
就活を迎えるにあたって
これから就活を始める就活生のみなさんへ、就活の全体の流れをご紹介しました。
記事を読んで、今あなたが何を準備するべきか、理解できましたか。
まずは自己分析と企業研究を始めましょう。
就活が上手くいく人ほどスタートダッシュが早く、実際に企業や説明会、セミナーに足を運ぶ回数も多いです。
周りの就活生が本気を出してない時期から動き出せば、その分周りと差をつけられます。
自己分析や企業研究がすでに終わっていれば、時間にも余裕ができるため、企業の説明会や各種セミナーにも参加しやすくなります。
希望する企業への内定を勝ち取るためにも、ぜひ今から動き始めてください。
参考文献
https://job.mynavi.jp/conts/2020/susumekata/ https://job.mynavi.jp/conts/2020/schedule/ https://01intern.com/magazine/archives/12194