HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
「どうして就活で自己分析が必要なんだろう？」
「自己分析の方法が知りたい。」
「自己分析するときに注意することはあるの？」
このように、就活で自己分析を行おうとしている方のなかには、そもそも自己分析する目的が分からない、どのような方法で行えばよいか分からないという人もいるでしょう。
この記事では、就活における自己分析の目的や方法を中心に解説しています。また、自己分析する際の注意点も詳しく説明しており、これから就活を控えている方には事前に役立つ内容といえるでしょう。
記事を読み進めていくことで、就活に活かせる自己分析が身につき、エントリーシート作成や面接の際に十分に活かすことができます。これから自己分析を行おうと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
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就活における自己分析の目的
「就活では自己分析が大切だ」といわれますが、そもそもどうしてそれほど自己分析が重視されているのでしょうか。
さまざまな目的が考えられますが、ここでは就活における自己分析の目的を3つに絞って紹介します。これから就活を始める方には大切な内容です。ぜひ参考にしてみてください。
自分の魅力を伝えるため
選考におけるエントリーシートや面接で「自己PR」「学生時代頑張ったこと」「志望動機」が必須といっていいほど聞かれます。それらの問いに答えるためには 自分自身の理解が必要になります。当たり前ですが就活では採用か不採用かの合否が出ます。
自己分析を通して 自分は学生時代何をやって、どのようなことにモチベーションを感じているのかといったことを整理して、自分自身を最大限伝えられるようにしましょう。
自分に合う企業を見つけるため
就職活動の最終目標は 自分に合った企業に入社することだといえます。
そのため自己分析の段階で、
・自分はどんな企業に合うのか
・どんな職種(仕事内容)が合うのか
・どんな社員さんが働いている企業が良いのか
などを知っておくべきだといえます。
譲れない条件を明確にするため
自己分析を行うことで、やりがい・給料・職場環境・福利厚生といったさまざまな面での自身の希望が明らかになってくるでしょう。
そのなかから「どうしても譲れない条件」を明確化することで、企業選びの軸が構築されます。この軸によって、就職後のミスマッチのリスクを下げることができ、面接の際にも堂々と自分の意見を伝えられるようになるでしょう。
おすすめの自己分析の方法
自己分析の方法は人それぞれです。自身に合ったやり方で自己分析を行っても問題ありません。
しかし、自己分析に慣れていない方は、これから紹介するおすすめの自己分析の方法を、ぜひ参考にしてみてください。自身にもできそうな方法があれば、積極的に取り入れてみましょう。
自分の年表を作る
自分の年表とは「自分史」のようなものです。これまで生きてきた過程とそのときの思考や感情、学んだことを共に書き出していきます。小学校、中学校、高校、大学で分類して、書き出してみましょう。
年表にすることで自分の人生を客観視することができ、自分自身を捉えやすくなります。
幼少期の体験を参考にする
幼少期の体験は人格形成に影響しやすいため、自分がどのような性格か、どのようなことに喜びややりがいを感じやすいかといった、自分本来の感情や感覚が捉えやすくなります。
自分年表では、小学校、中学校、高校、大学のように分類して各項目に書き出し作業を行いますが、特に小学校の体験はできるだけ思い出して書いていきましょう。
モチベーションをグラフ化する
2つの軸を使ってモチベーションをグラフ化しましょう。縦軸にはモチベーションの高・低を、横軸には時間の流れを小学生から現在まで記していきます。
そして、2軸を使って人生の分岐ポイントを追加します。この際、何が起きたのかをポイントの横にくわえます。こうすることで、困難や障害をどう乗り越えてきたか、どのようなことでモチベーションが上がりやすいのかなどが、グラフの上下で把握しやすくなるでしょう。
長所短所を洗い出す
長所や短所をできるだけ洗い出し、自己分析につなげましょう。
長所と短所は表裏一体で解釈できるため、片方が見つかれば、もう片方も見つかりやすいと言われています。たとえば、長所が「芯が強い」であれば、短所は「頑固」と言い換えることができます。
このように、視点を変えながら長所から短所、あるいは短所から長所を導き出すことで自己分析が行えるでしょう。
自己分析ツールを活用する
Webサイトやアプリなどの自己分析ツールを活用しましょう。
自己分析ツールには有料版もありますが、無料版も数多く提供されています。就活・転職に特化したものから心理学を用いたものまでさまざまあるため、いくつかのツールを活用して自己分析を行うのもおすすめです。
家族や友人に聞いてみる
家族や友人といった、第三者から見た自分を通して自己分析する方法もあります。これを他己分析と言いますが、自己分析と他己分析の両方を行うことで、自身をより把握することができます。
第三者に質問する際は、性格や長所・短所、出会ったときの第一印象などを中心に確認してみましょう。自分では気づかなかった一面を発見できる場合があります。
セミナーに参加する
自分ひとりでは自己分析しにくいという場合には、セミナーに参加しても良いでしょう。
内容はセミナーにもよりますが、一般的なセミナーでは、経験豊かな講師の指導を受けながら自己分析を行うスタイルが多く、自分の長所・短所、適職、好きなことや嫌いなことなどを見つけ出していきます。
また、セミナーの利点を生かし、参加者同士で発表を行う場合もあり、フィードバックをもらうことで客観的な自己分析を行うことができるでしょう。
Webや書籍を参考にする
Webサイトの記事やコラム、書籍を参考に自己分析を進める方法もあります。
特に、書籍は就職のための自己分析が行えるものが多数販売されているため、読書形式・ワークシート形式のなかから読みやすいものを選んでみると良いでしょう。
自己分析をする際の3つの注意点
自己分析は、アプローチの方法を間違えてしまうと、適切な効果が得られない場合もあります。内定獲得に一歩近づくためにも、自己分析における注意点を確認しておきましょう。
最後に、自己分析をする際の3つの注意点を紹介します。
1：何度も自己分析をする
自己分析は何度も行うようにしましょう。1度やって終わりにするのではなく、定期的に行うことで、新たな自己発見の可能性があります。
就活の最中には、企業説明会や実際に志望する企業の社員との会話を通して、考え方に変化が生まれていくこともあるでしょう。志望条件の優先度が変わり、就活の方針に大きく影響を与えることもあるため、自己分析後は見直しも含め、繰り返し行うようにしてください。
2：思い込みを捨てる
思い込みを捨てて、じっくりと自己分析を行いましょう。
たとえば、「アルバイトを4年間続けられたから、私は飽きっぽい性格ではないはずだ」と思い込みだけで結論づけてしまうのは避けたほうが良いでしょう。
すぐに答えを出すのではなく、アルバイトを続けられた理由や秘訣、同じように長く継続させることができた経験はほかにないかなど、一切の思い込みを捨て、自己を存分に掘り下げていくことが大切です。
3：企業が求める人物像に合わせない
すでに志望する企業が決まっている方にありがちなのが、企業が求める人物像に合わせて自己分析をすることです。
たとえば、「志望が営業職だからバイタリティが高い人物像が求められるだろう」と、その理想に寄せながら分析してしまうことがあります。
このようなアプローチでは適切な結果が得にくくなるため、自己分析の際には、「企業が求める人物像」と「自分自身」は、しっかり切り分けて検討するよう注意してください。
自己分析をする目的をしっかり把握しよう
いかがだったでしょうか。この記事では、就活における自己分析の目的や方法、またその際の注意点について紹介しました。
しっかりと適切に行った自己分析は、履歴書やエントリーシートを作成するときに十分に活用できます。また、面接時に1つのことを深く質問をされても、すでに自己を把握しているため、焦ることなく堂々と回答することもできるでしょう。
自身の希望に合った企業探しでも効果が発揮されやすいため、紹介した内容を参考に、ぜひ丁寧な自己分析にチャレンジしてみてください。
