
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
外資系投資銀行は、グローバルに活躍するビジネスパーソンを目指す学生にとって、非常に魅力的な就職先です。
年収の高さや専門性の高さに加え、スピード感のあるキャリアアップが期待できる点でも人気を集めています。
【外資系投資銀行ランキング】外資系投資銀行とは
外資系投資銀行は、外国資本によって運営される銀行であり、日本の証券会社と同様の役割を果たしています。
株式や債券の発行、M&Aのアドバイザリーなどを通じて企業の資金調達や戦略実行を支援する業務を行っています。
日本に拠点を置く多くの外資系投資銀行は、欧米の金融大手の一部門として、東京市場でも重要な役割を担っています。
そのため、グローバルな案件に関わるチャンスが多く、語学力やビジネススキルが求められる環境です。
【外資系投資銀行ランキング】外資系投資銀行の特徴
代表的な5社の特徴を解説します。
外資系投資銀行と一口にいっても、その組織体制や得意分野、文化にはそれぞれの違いがあります。
企業ごとに強みとする業務領域や人材育成の方針も異なるため、志望先を選ぶ際には、自分の志向性と照らし合わせることが重要です。
また、どの企業もグローバル市場での競争力を維持するために、高い専門性と成果主義に基づく評価体制を整えており、個々の能力が問われる環境です。
ここでは、業界を代表する企業の特徴を通じて、共通する文化や働き方の傾向について詳しく解説していきます。
理解を深めることで、自分に合ったキャリアパスを見極めるヒントが得られるはずです。
ゴールドマン・サックス(GS)
ゴールドマン・サックスは、 アメリカの有名なニューヨークのウォール街に本社がある金融グループです。
日本への進出は1974年。
日本進出から30年以上が経つ、歴史ある銀行です。
1869年にドイツ出身のユダヤ系移民マーカス・ゴールドマンがニューヨークで手形仲介業を起こしたのが始まりとされており、100年以上の歴史のある老舗銀行です。
また、日本支社のトップである持田昌典氏はゴールドマン・サックスの経営メンバーも兼務しており、 日本のM&Aの第一人者としても有名です。
持田昌典氏に強い影響力を受けているゴールドマン・サックス。
そのため、 持田昌典氏の考え方の理解は選考において非常に重要といえるでしょう。
持田氏の考え方を把握するためには同氏の著書「ラグビー元日本代表ヘッドコーチとゴールドマン・サックス社長が教える 勝つための準備」がおすすめです。
同行の志望者は一読しておくとよいでしょう。
それでは、次に実際に外資系投資銀行を受けた就活生にインタビューを行った情報となります。
*あくまで一個人の感想のため、参考情報としてご覧ください。
(digmedia編集部:三宅 就活生:A君)
【ゴールドマンサックス(GS)の選考を受けた就活生インタビュー】
ゴールドマンサックス(GS)の社風は、他の外資系投資銀行と比べてどうでしょうか?
社長をはじめとして、シニアバンカーの人たちの強力なリーダーシップが特徴的でした。
かなり体育会系の社風という印象があります。
他の外資系投資銀行の方から聞いた話ですが、ゴールドマン・サックスの社風は「軍隊」と言われることもあるそうです。
ハイリスク・ハイリターンな戦略を好むアグレッシブな会社です。
なるほど。
それでは実際に働いている人の雰囲気はどうでしょうか?
外銀の中でもネームバリューやプレゼンスは随一で、 愛社精神の強い社員が多いイメージがあります。
GSから他社投資銀行に転職するシニアバンカーは少ない印象がありますね。
GSは業界では非常に高いネームバリューを誇るので、わざわざ他社に転職する意義を感じないのだと思います。
ただし、逆を言えばなかなか人が辞めにくいため、 若手や新入社員が昇進しづらい組織体制になっているともいえます。
その他、何かあれば教えてください。
19卒までは経団連の就活スケジュールを守った時期(3月~)に選考を行っていましたが、 20卒では他社と同様に1月中に内定を出しているみたいです。
あと、個人的にはオフィスが六本木ヒルズの48階にあるので、オフィス環境もすごくいい印象がありますね。
モルガン・スタンレー(モルスタ)
モルガン・スタンレーはゴールドマン・サックスと同様にアメリカに本社のある金融グループになります。
日本に事務所を開設したのは、1970年。
こちらも日本における歴史の長い企業です。
モルガン・スタンレーは、 1935年にグラス・スティーガル法の施行により、モルガン商会より債券引受部門が独立。
その後、モルガン・スタンレー・アンド・カンパニーを設立したことが背景となっています。
また、モルガン・スタンレーは MUFG(三菱東京UFJフィナンシャルグループ)との関係性も非常に深い企業となっています。
実際に三菱UFJモルガン・スタンレー証券やモルガン・スタンレーMUFG証券などのジョイントベンチャーを設立するなど、様々な連携を行っています。
それでは、実際に外資系投資銀行を受けた就活生へのインタビューになります。
*あくまで一個人の感想のため、参考情報としてご覧ください。
【モルガン・スタンレーを受けた人へのインタビュー】
モルガン・スタンレーの社風は、他の外資系投資銀行と比べてどうでしょうか?
三菱UFJ銀行とのジョイントベンチャーを組んでいるため、 半分は外資系、半分は日系というカルチャーな印象です。
そのため、外資特有のアップ・オア・アウト(昇進か退職か)のようなドライな環境は薄く、日系企業の良いところと外資の良いところが合わさった社風となっています。
その影響か、最近は働き方改革が特に進んでいて、 20時ごろには帰れることも多いらしいですが真偽は不明です。
また、日系投資銀行同様、社内で部門別に組織が分かれているのが他の外資系投資銀行とは異なる点です。
上下関係が明確な、官僚的な組織である印象です。
それでは、次にモルガン・スタンレーで働く人の雰囲気はいかがでしょう?
優秀な能力を持ち、人間的にも優れている優等生タイプの社員さんが多い印象です。
他社投資銀行部門と比べて圧倒的に人数が多いので、投資銀行部門内のセクターごとにかなりカルチャーが異なります。
全体的に、外資系のフラットな雰囲気というよりは、 上下関係がはっきりした日系企業の雰囲気に近いです。
それでは、最後にその他、何かあれば情報を教えてください。
先ほどの内容と重複しますが、 三菱UFJ銀行とジョイントベンチャーを組んでいることが、モルスタの最大の特徴であり、最大の強みです。
国内トップのメガバンクである三菱UFJ銀行が強大な顧客基盤を持っているため、案件数が特に多いです。
国内の投資銀行部門の案件数はモルスタがトップです(グローバルだとGS、JPモルガンも強いけど、国内だとモルスタが一番です)。
モルスタは本選考でジョブを実施しない点が他社と異なるみたいです。
(サマージョブは実施されますが、表向きには内定に直結しません。)
JPモルガン
「JPモルガン」は米国ニューヨークに本拠地を持つ投資銀行になります。
グループ全体としては、 「JPモルガン・チェース」となっており「JPモルガン」は子会社(投資銀行)の位置付けとなっています。
JPモルガンは外資系金融機関としても、世界でもトップレベルとなっています。
また、日本では1947年にチェース・ナショナル銀行が東京に支店を開設したことがスタートとなります。
外国銀行としては戦後初めて東京に支店を開設しており、非常に早いタイミングです。
【JPモルガンを受けた就活生へインタビュー】
JPモルガンの社風は他の外資系投資銀行と比べてどうでしょうか?
そうですね。
他の投資銀行と比べて、少人数の組織体制というのが大きいかもしれません。
そのため、 上下関係なく比較的フラットな社風で若手にも裁量権が与えられるチャレンジングな社風な印象です。
モルガン・スタンレーのように投資銀行部門内で分業体制が敷かれているわけではなく、カバレッジ(いわゆる営業)からM&Aまで投資銀行の業務を一気通貫して担える点が売りらしいです。
そのため、色々とやりたい人には向いていると思います。
逆に一つのことを専門的にやったり、効率的にやりたい人には向かないんじゃないかと思います。
また、 社員の数の少なさに対して案件数が非常に多いため、おそらく社員一人あたりの業務量が他社と比べて多いと思います。
働くとしたら、かなりの激務なんじゃないでしょうか。
JPモルガンは「グローバルで最大級のメガバンクである」という資本基盤を持っているため、負債調達に強みがあり、比較的保守的な戦略を好むそうです。
それでは、同社で働く人の雰囲気はどうでしょう?
勝手な印象ですが、真面目で比較的地味な社員さんが多い印象です。
(GS、メリルリンチは派手。)
モルスタの社員の人となんとなく雰囲気が似ていて、優秀で穏やかなタイプの人が多いです。
あと、就活サイトにはよく「優雅」な雰囲気と書かれていますが、それはよくわかりません。
少人数の組織ということで、 上下関係なく仲が良い社員さんが多い印象を受けました。
それでは最後にJPモルガンについて何かあれば教えてください。
最近は特に案件数が増えているらしく「新卒の採用人数を増やしたい」と社員の人が言っていました。
昨年、武田薬品がシャイアーを買収した案件がありました。
武田薬品は国内歴代最大規模の社債発行をしたのですが、それを担当していたのがJPモルガンです。
DCM(デッドキャピタルマーケット、資本市場部の負債部門)が特に強い金融機関です。
Pモルガンで最も収益を上げているDCM部門の社員数はたったの6人と知って、少数精鋭の組織体制の片鱗が伺えましたね。
UBS
UBSはスイスのチューリッヒおよびバーゼルに本拠を置く、世界トップクラスの金融グループとなっています。
1998年の スイス銀行コーポレーションとスイス・ユニオン銀行と合併し現在の社名である「UBS」となっています。
(ちなみに「UBS」は略称ではなく、正式名称です。)
UBSの歴史はとても古く、前身を遡ると150年以上の歴史を持つ企業です。
本拠地はスイスであり、スイス・欧州で強みを持っている金融機関となっています。
日本への進出は1966年に東京駐在員事務所を開設しており、50年以上の歴史を有しています。
また、 スポーツへのスポンサーや芸術作品への支援・所有を行っていることでも有名です。
【UBSを受けた就活生へのインタビュー】
UBSの社風は、他の外資系投資銀行と比べてどうでしょうか?
GS、モルスタ、JPモルガン、シティバンク、メリルリンチが米国系であるのに対して、UBSはスイスに本社を持つ欧州系の会社であるため、かなり社風や雰囲気が異なる印象でした。
人数はおそらく最も少なく、新卒採用は毎年2~4人程度です。
(他社は10人前後)
米国系の投資銀行は、「年次を上がる際に何人かがクビになる、もしくは次のタイトルに上がれない」というかなりアグレッシブな社風なのですが、UBSは 同期全員が揃って昇進できるように、育てる文化が根付いているそうです。
米国系の投資銀行は、米国本社の力が強く、東京オフィスは支社の色が強い一面があるそうですが、UBSはスイス本社が強大ということはなく、 フラットな組織体制だそうです。
少人数の組織のため、一案件につきシニア1人、ジュニア1~2人という少数精鋭で挑むため、若手のうちから投資銀行の業務に主体的に携わることができるそうです。
それでは、UBSの雰囲気はいかがでしょう?
他社投資銀行の中でも特に穏やかで地味めな社員さんが多いです。
ジョブ中には常に複数人の社員さんが議論を見ていて質問できるようになっているなど、面倒見の良い社風を体現している優しい雰囲気の会社です。
一方で、部門のトップがGSから転職してきた方で、シニアバンカーはその人が引っ張ってきた人が多いので、ガツガツした外銀っぽい人は多いです。
それでは、最後にUBSについてその他に、何かあれば教えてください。
欧州系投資銀行は、米国系や日系と比べて業績が振るわず、UBSでは数年前に DCM(資金調達を行う専門部門)が日本から撤退しています(そのため、社債発行ができません)。
UBSはリーグテーブル(投資銀行の案件数などから算出されたランキング)の順位を気にしていなくて、それは案件数をこなすことよりも多くのフィーが稼げる大規模な案件を着実にこなすことを優先しているからだそうです。
シティグループ
シティグループは、マンハッタンに本社を置く金融事業の持株会社です。
商業銀行が母体となっているため、投資銀行に特化せず、 幅広い業務を行っている点が大きな特徴です。
日本では、シティバンクの前身であるインターナショナル・バンキング・コーポレーションが1902年に横浜支店を開設してスタートしています。
その後は第二次世界大戦によって事業閉鎖に追い込まれてしまいますが、 1973年に東京証券取引所に株式上場するなど、日本での展開も積極的に行っています。
【シティグループの選考を受けた就活生へのインタビュー】
シティグループの社風は他の外資系投資銀行と比べてどうでしょうか?
他社投資銀行と比べて社内政治や足の引っ張り合いがない、 最もフェアな社風だそうです(GS→リーマン・ブラザーズ・ホールディングス→シティバンクに転職してきたマネージング・ディレクター談)。
「フェア」とは評価に加えて、案件に取り組む際も 「正しいことを行う、せこいことはしない」といったポリシーがあるそうです。
過去に日興証券とジョイントベンチャーを組んでいたため、シニアの中には日系っぽいおじさんも多かった気がします。
働いている社員さんの雰囲気はいかがでしょう?
フェアな社風を体現するような、公正で真面目な社員さんが多かったです。
落ち着いた雰囲気ですが、UBSのアットホーム感や、モルスタやJPモルガンの優等生的な雰囲気とはまた違った印象でした。
【外資系投資銀行ランキング】主なランキング
外資系投資銀行に就職を考えるうえで、多くの学生が注目するのが「年収」や「働きやすさ」といった要素です。
年収は仕事の成果に対して正当に評価される実力主義の表れでもあり、高水準の報酬が用意されている点で大きな魅力となっています。
一方で、激務というイメージを持たれやすい業界でもあるため、企業ごとの労働環境やカルチャーを把握することも重要です。
このセクションでは、外資系投資銀行における年収ランキングとホワイト企業ランキングを通じて、企業選びの視点を深めていきます。
年収ランキング
年収ランキング
・1位 ゴールドマンサックス 約1,200万円
・2位 J.P.モルガン証券 約1,100万円
・3位 UBSグループ 約1,100万円
・4位 モルガン・スタンレー 約1,000万円
・5位 メルリンチ日本証券 約900万円
外資系投資銀行の年収は、他業界と比較しても非常に高い水準にあります。
新卒であっても年収1,000万円を超えることが珍しくなく、成果を上げれば若いうちから昇給やボーナスが期待できます。
ランキングを見ると、トップは約1,200万円で、次いで1,100万円台が複数社並んでおり、業界全体としての報酬の高さが際立っています。
また、成果報酬の割合が大きいため、個人の実力や配属先によって年収に差が出やすいのも特徴です。
高年収を目指すのであれば、実力を発揮できる環境と自分の適性を見極めることが大切です。
さらに、グローバル案件に関わる機会が多く、その分高い語学力や分析力が求められる傾向にあります。
ホワイト企業ランキング
ホワイト企業ランキング
・1位 モルガン・スタンレー
・2位 バークレイズ
・3位 ドイツ銀行
・4位 クレディ・スイス証券
・5位 シティグループ
外資系投資銀行といえば激務というイメージがありますが、企業によって働き方や社風は大きく異なります。
ホワイト企業ランキングでは、働きやすさやワークライフバランス、人間関係の良好さといった要素が重視されています。
上位にランクインしている企業は、柔軟な勤務制度や研修制度の充実、明確な評価制度など、従業員の満足度を高める取り組みが進んでいます。
また、働く人の多様性を尊重する風土があり、自分らしくキャリアを築けると感じる社員が多いことも特徴です。
激務だけでなく、成長と働きやすさを両立したい人にとって、企業文化を知ることは非常に重要な判断材料になります。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、こうした社風の違いを理解することは欠かせません。
【外資系投資銀行ランキング】働くメリット
外資系投資銀行は、高収入だけでなく、実力が正当に評価される環境や、自分らしい働き方を実現しやすい点でも注目を集めています。
特にグローバルな舞台でキャリアを積みたい人にとっては、大きな成長機会とチャレンジが詰まった職場といえるでしょう。
このセクションでは、外資系投資銀行で働くことによる代表的なメリットについて紹介します。
自分の価値観や働き方に合うかどうかを見極めるうえで、ぜひ参考にしてください。
年収が高い
外資系投資銀行の大きな魅力のひとつが、非常に高い年収水準です。
インセンティブを含めた平均年収が1,000万円を超えることは珍しくなく、入社数年で日本企業の管理職以上の報酬を得るケースもあります。
この高年収は、個人の成果に対して正当な評価が下される成果主義によるものであり、業績や役割に応じて報酬が変動します。
また、賞与の比率が高く、年間報酬に大きな差が出ることも多いため、目標に対する意識が自然と高まります。
実力で勝負したい人にとっては、大きなやりがいにつながる待遇といえるでしょう。
金融リテラシーが高い環境で働くことにより、お金に関する知識も自然と身につけられる点も見逃せません。
給料が上がりやすい
外資系投資銀行では、アメリカなど海外の文化を色濃く反映した成果主義が導入されています。
そのため、年齢や性別、社歴といった形式的な要素ではなく、業務への貢献度や成果によって評価される仕組みが整っています。
若手であっても結果を出せば昇給や昇格が可能で、早い段階からプロジェクトの中心メンバーとして活躍することもあります。
実績がダイレクトにキャリアや給与に反映されるため、向上心を持って仕事に取り組める環境が魅力です。
こうした制度により、短期間でのキャリアアップを目指すことも十分に現実的となっています。
長期的に見ても、自身のスキルと成果が昇給につながる安心感があるため、努力の方向性が明確になります。
ワークライフバランスの充実
かつては長時間労働が当たり前とされていた外資系投資銀行ですが、近年は働き方改革が進み、平均残業時間は着実に減少しています。
また、業務外の付き合いや飲み会などの参加が少ない文化も根付いており、勤務時間とプライベートをしっかり分けやすい傾向があります。
在宅勤務やフレックス制度なども柔軟に取り入れられており、自分のペースで働ける環境が整いつつあります。
成果を重視する文化だからこそ、無駄な拘束が少なく、時間の使い方にも裁量が与えられています。
自分の生活を大切にしながら、仕事に集中したい人にはぴったりの環境といえるでしょう。
さらに、育児や介護といったライフステージの変化にも対応しやすい制度設計が進んでいる点も安心材料です。
【外資系投資銀行ランキング】選考対策方法は?
外資系投資銀行の選考は、国内企業とは異なるアプローチや視点が求められるため、十分な準備が必要です。
エントリーシートの段階から論理性や英語力が見られるほか、面接では厳しい質問を通じて思考力や適応力が試されます。
そのため、業界への理解を深めることや、的確なアドバイスを受けることが内定への近道になります。
ここでは、選考を突破するために押さえておきたい基本的な対策方法を2つ紹介します。
業界研究をする
外資系投資銀行の選考対策において、業界研究は欠かせないステップです。
各社がどのような業務を展開しているのか、どの分野に強みがあるのかといった情報を調べることで、志望動機や自己PRに具体性が生まれます。
また、グローバル展開や成果主義の文化、社内の雰囲気などについても把握しておくことで、面接時の受け答えに深みが出ます。
単なる憧れや年収への関心ではなく、なぜその業界なのかを自分の経験と結びつけて語れるように準備することが大切です。
OB・OG訪問や業界レポートを活用しながら、現場のリアルな情報を得ていく姿勢が求められます。
さらに、競合他社との違いや、自分がどの企業で活躍できそうかといった視点で比較分析を行うことも効果的です。
就活エージェントを利用する
外資系投資銀行の選考を突破するには、就活エージェントの活用も非常に有効です。
専門的な知識を持つアドバイザーが、ESの添削から面接対策まで一貫してサポートしてくれるため、選考準備の質が格段に向上します。
特に、志望動機のブラッシュアップやケース面接の練習、英語面接のフィードバックなど、個人では対応が難しい対策もカバーできます。
また、非公開求人の紹介や企業ごとの傾向の共有など、エージェントならではの情報を得られる点も大きなメリットです。
時間を有効に使いながら、効率的に選考対策を進めたい人には心強い存在となるでしょう。
自分一人では気づきにくい改善点を指摘してもらえるため、早い段階から活用することをおすすめします。
まとめ
それでは、ここまででは、外資系投資銀行の代表的な企業を編集部の分析、そして実際に応募した学生へのインタビューなどを行ってきました。
ここまでみてきたポイントを以下にまとめましたので、ぜひ外資系投資銀行を比較したい人はチェックしましょう。
就活コンサルタント木下より
本記事では、外資系投資銀行とは何かという基本的な説明から、代表的な企業の紹介、さらに各社の平均年収まで詳しく解説していきます。
外資系金融に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。