選考を通過するテストセンターの使い回し術を詳しく解説!

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就活生であれば誰しもが一度は受験することになるであろうテストセンター。

自宅のパソコンから受けるWebテストではなく、実際に足を運んで受験しなければなりません。

今回はそんなテストセンターについて徹底解説していきます。

そもそもテストセンターとは?

テストセンターは企業が選考の際に課す適性検査の一種です。

就活にて企業が行なう適性検査の実施方法には「テストセンター」「Webテスト」「企業独自の筆記試験」3つの種類があります。

その中でもテストセンターは受験企業の用意した会場でも、自分のパソコンの前でもないテストセンターと呼ばれる会場に行き、適性検査を受験するものです。

テストセンターは多くの企業で導入されており、対策を怠ると選考突破が難しくなります。

きちんと対策した上で適性検査に臨みましょう。

テストセンターのうまい使い方も記事の最後の方で紹介していますので、そちらも読んでください。

【テストセンターの使い回し】Webテストとの違い

それでは、具体的にテストセンターと他の適性検査とは何が違うのでしょうか?

適性検査の方式と場所等の特徴をまとめたのが下図になります。

適性検査の方式まとめ

多くの人が受験するであろうWebテストと違い、テストセンターは自分が受験する日時と場所を予約する必要があります。

また出題内容が受験生に応じて異なります。

当日のテストの出来具合に応じて、問題数や問題の内容が変化します。

同じ会場でテストセンターを受けている受験生同士でも全く違う内容のテストを行なっているのです。

さらに一番大きな違いとしてあげられるのが、他の企業への使い回しができるということです。

一度テストセンターを受験しておけば自分の適性検査の結果が保存され、次にテストセンターを受けるように言われて企業に対して過去に受けた結果をそのまま送信することができます。

【テストセンターは使いまわせる?】テストセンターで出題されるテストの種類

テストセンターで出題されるテストの種類について紹介します。

SPI

言語・非言語・英語・構造把握・性格の5つが出題されるテストです。

企業によって英語と構造把握がない場合もありますが、テストセンターで出題されるテストの中でも最もポピュラーなテストといえます。

Web版と出題範囲の違いに注意

テストセンターの言語では二語の関係・熟語の意味・語句の用法、非言語では推論・図表の読み取り・集合・確率が頻出です。

事前に参考書を用いて対策をしておきましょう。

C-GAB

玉手箱と同じ出題内容ですが、科目構成は計数・言語・英語・性格です。

SPIに比べて出題する企業は限定的なため、自身が受ける企業のテスト形式をしっかり確認しておきましょう。

SCOA

性格テストと能力テストで構成されたテストです。

大学生が受けるもので言語・数理・論理・英語・常識(社会・理科)が出題されます。

【テストセンターの使い回し】SPIテストセンターを使い回す際の注意点

SPIテストセンターを使いまわしていいのかどうか判断がつかない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな方のために、SPIテストセンターを使い回す際の判断基準がいくつかあるので、それぞれ解説していきます。

・その1|試験の種類は同様か

・その2|有効期限内であるか

・その3|正答率が高いか

・その4|1企業につき1回きり

上記の判断基準それぞれについて、詳細を分けて説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

その1|試験の種類は同様か

自分が受験したSPIテストセンターの試験結果は、試験の種類が同じであれば、複数の企業に対して使い回しが可能なケースが存在します。

しかし、重要なのは「SPI 3 テストセンター」「C-GAB」「SCOA」といった、それぞれ異なる特性を持つ複数のテスト種類がある点を理解することです。

これらは各々が異なる能力やスキルを測定するために設計されており、応募先の企業によって求められるテストが異なります。

そのため、自分が受験したテストの種類が応募企業の要求と一致しているかを確認することが非常に重要です。

異なるテスト結果を提出してしまうと、たとえ高いスコアを得ていてもエントリーシート(ES)選考を通過することはできません。

その2|有効期限内であるか

就職活動においてSPIテストセンターの結果を利用する際、その有効期限の確認は非常に基本的ながら重要なステップです。

SPIテストの成績は、通常、受験日から1年間の有効期限が設けられています。

この有効期限を過ぎたテスト結果は、どれだけ良くても、企業への再提出は認められません。

従って、計画的にテスト受験を行い、希望する企業への応募期間内に有効なテストスコアを保持しておくことが不可欠です。

期限が切れた結果を提出してしまうと、せっかくの応募機会を無駄にしてしまうことになりかねません。

なので受験したテストの有効期限は念入りにチェックし、管理しましょう。

その3|正答率が高いか

SPIテストセンターの結果を他の企業に使い回す際には、自己の正答率が高いかどうかを確認することが極めて重要です。

実際にテストの結果は、受験者本人には直接通知されないため、自己採点を通じて得点が高得点かどうかを自己評価する必要があります。

この過程で、自分の強みや改善点を把握することができます。

また、高い正答率を目指して、同じ種類のテストを複数回受験し、繰り返し練習することは非常に効果的です。

繰り返しの練習を通じて、問題点の理解を深め、テストに対する対策を磨き上げることができます。

こうした努力は、より良いテスト結果を得るためには欠かせないものであり、その結果、企業へ提出するテストスコアの質を向上させることにつながります。

その4|1企業につき1回きり

就職活動においてSPIテストセンターの結果を活用する際は、各企業への提出が1回限りであるという基本ルールを念頭に置くことが重要です。

このルールは、1つの企業に対してテスト結果を複数回提出することを防ぐために設けられており、応募者にとっては提出するテスト結果がその企業への唯一のチャンスとなります。

そのため、テスト受験の際には、徹底的な準備と万全の状態で挑むことが不可欠となります。

万全の態勢で臨むことで、最も良い結果を出し、希望する企業への採用に有利に働く可能性を高めることができます。

この点を理解し、一度の機会を最大限に生かすための準備をしっかりとしておきましょう。

【テストセンターの使い回し】予約方法と当日の受験の流れ

ここからはテストセンターの予約方法と当日の受験の流れを説明していきます。

企業にエントリーをするとテストセンターを受験するようにという旨の書かれたメールが届きます。

そのメールにはテストセンターの予約に必要なIDやパスワードが書かれている場合もありますので、消去してしまわないようにしましょう。

ログインして、自分の都合のいい場所を日時を選択します。

テストセンターは締め切りまでであればどのタイミングでも受験は可能です。

ただ同じタイミングで他の就活生が予約を入れている可能性もありますので、スケジュールをよく確認して、早めに予約をしてしまいましょう。

会場と日時を選択したら、性格検査を受ける必要があります。

性格検査を受験することで予約が完了となります。

性格検査は予約をした翌日の午前3時まで有効となりますので、時間に余裕のあるときにテストセンターの予約をすることをおすすめします。

予約が完了したら、予約票を印刷しておきましょう。

テストセンター受験当日には予約画面の提示が求められることがあります。

その時に万が一スマートフォンが使えなくなるなどの可能性も考えられますので、印刷して持っていくことがよいでしょう。

身分証を持っていくのも忘れずにしてください。

受験当日は受験に必要な物を持って受付に向かいます。

15~20分前には到着しておくことをおすすめします。

多くの就活生が受験する時期であれば受付に時間がかかる可能性があるため、早めの到着を心がけましょう。

受付を済ませたら、あとはテストセンターを受験するだけです。

【テストセンターは使いまわせる?】テストセンターをうまく使い回す技

自ら会場に出向いて受験する必要がある、テストセンター。

何度も足を運ぶのは面倒ですよね。

やはりテストセンターの一番の特徴は「使い回しができること」をうまく使っていきたいところです。

早めから就活を始めている人たちは、テストセンターでの合格ボーダーが高い企業(外資系の企業やコンサル、銀行)でテストセンターを受けておき、その企業に受かったテストセンターの結果を使い回ししています。

ある一定以上の高い点数を獲得できたという保証の下、使い回すことができます。

そのためには、合格ラインの高い企業のテストセンターに受かるくらいには勉強する必要がありますが、一度受かってしまえばあとは使い回すだけでいいと言えるでしょう。

しかし、企業によっては適性検査の中でも重視する点が違っていたりするため、難関企業に受かったテストセンターというのを使っていれば必ず通るわけではないというのは心に留めておく必要があります。

実際、外資系戦略コンサルに通ったテストセンターの結果を日系の総合コンサルに使いまわしたところ、落とされたなんて話もあります。

対策1|SPIやWebテスト頻出問題集を押さえる

テストセンターの結果を効率的に使い回すための一つの戦略として、「SPIやWebテストでよく出る問題集に取り組む」ことがあります。

SPIテストや玉手箱、その他のWebテストにおいては、類似する問題が頻繁に出題される傾向にあります。

このため、これらのテストで頻出する問題を事前に特定し、それらに焦点を当てて準備を行うことで、効率的に正答率を向上させることが可能です。

頻出問題に慣れることで、テストの際に迅速かつ正確に回答する能力が養われ、結果的に全体のスコア向上に繋がります。

この手法は、限られた時間の中で最大の効果を得るための賢い方法と言えるので是非実践しましょう。

対策2|性格テストの練習をする

テストセンターの成績を効果的に使い回す際に、よく見落とされがちながら重要なのが「性格テストの練習」です。

多くの就活生が意外と知らないことですが、性格テストの結果がエントリーシート(ES)選考の通過に大きく影響を与えています。

性格テストは、応募者の性格や適性、働き方の傾向を測るもので、企業によってはこの結果を重視する場合があります。

そのため、性格テストにも事前に対策を行うことが、選考を有利に進めるためには不可欠です。

事前に模擬テストを利用したり、自己分析を深めたりすることで、テストにおける自己の回答をより適切に反映させることができます。

このように性格テストへの適切な準備をすることで、ES選考をスムーズに通過できる可能性も高まります。

対策3|SPI対策本を購入する

テストセンターでの成績を最大限に活かすためには、SPI対策本の購入をすることが重要となってきます。

特に自分の苦手とする分野に焦点を当てた対策本を選ぶことで、効率的に学習を進めることが可能です。

対策本を選ぶ際のポイントとして、表紙の魅力に惑わされず、実際に中身を確認し、「この内容なら自分でも理解できる」と感じるものを選ぶことが重要です。

理解しやすい構成や例題が豊富に含まれているか、自分の学習スタイルに合っているかを見極めることが、効果的な学習につながります。

こうした慎重な選択を通じて、苦手分野を克服し、SPIテストで高い成績を目指すための基盤を築くことができるというわけです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

多くの就活生が受験することになるテストセンター。

今回は初級編ということで、テストセンターの概要と特徴をお伝えしました。

下記も確認し、テストセンターについてきちんと理解して、次の選考に備えましょう。

 

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